JP2010151616A - 光測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 狭い範囲に多数の測定部位を設定することができ、さらに正確な受光量情報を得ることができる光測定装置を提供すること。
【解決手段】 光伝送路13の他端部と接続されるとともに、発光部2と光検出部3と接続される光路切替部5を備え、光路切替部5は、発光部2から出射された光を光伝送路13の他端部に入射させるか、或いは、光伝送路13の他端部から出射された光を光検出部4に入射させるかのいずれかとなるように光路を切り替えることが可能となっており、送受光部制御部4は、複数個のプローブ12のうちから選択される少なくとも1個のプローブ12に発光部2から光伝送路13を介して光を送光するとともに、光を送光したプローブ12以外の全てのプローブ12からの光を光伝送路13を介して光検出部3で受光するように、光路切替部5を制御することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光を用いて被検体の内部における複数箇所の測定部位に関する受光量情報を得る光測定装置に関し、さらに詳細には、非侵襲で脳活動を測定する光脳機能イメージング装置に関する。
近年、脳の活動状況を観察するために、光を用いて簡便に非侵襲で測定する光脳機能イメージング装置が開発されている。このような光脳機能イメージング装置では、送光プローブと受光プローブとを備える。これにより、光脳機能イメージング装置では、被検者の頭皮表面上に配置した送光プローブにより、異なる2種類の波長λ、λ(例えば、780nmと830nm)の近赤外光を脳に照射するとともに、頭皮表面上に配置した受光プローブにより、脳から放出された各波長の近赤外光の強度(受光量情報)A(λ)、A(λ)をそれぞれ検出する。
なお、各波長λ、λの近赤外光は、頭皮組織や骨組織を透過し、かつ、オキシヘモグロビンとデオキシヘモグロビンとが可視光から近赤外領域にかけて異なる分光吸収スペクトル特性を有するので、血液中のオキシヘモグロビン或いはデオキシヘモグロビンのいずれかに特に吸収される。
そして、このようにして得られた受光量情報A(λ)、A(λ)から、脳血流中のオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]と、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]とを求めるために、例えば、Modified Beer Lambert則を用いて関係式(1)(2)に示す連立方程式を作成して、この連立方程式を解いている(例えば、非特許文献1参照)。さらには、オキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]と、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]とから総ヘモグロビンの濃度・光路長積([oxyHb]+[deoxyHb])を算出している。
A(λ)=E(λ)×[oxyHb]+E(λ)×[deoxyHb]・・・(1)
A(λ)=E(λ)×[oxyHb]+E(λ)×[deoxyHb]・・・(2)
なお、E(λm)は、波長λmの光におけるオキシヘモグロビンの吸光度係数であり、E(λm)は、波長λmの光におけるデオキシヘモグロビンの吸光度係数である。
ここで、送光プローブと受光プローブとの間の距離(チャンネル)と、測定部位との関係について説明する。図4(a)は、一対の送光プローブ及び受光プローブと、測定部位との関係を示す断面図であり、図4(b)は、図4(a)の平面図である。
送光プローブ61が被検者の頭皮表面の送光点Tに押し当てられるとともに、受光プローブ62が被検者の頭皮表面の受光点Rに押し当てられる。そして、送光プローブ61から光を照射させるとともに、受光プローブ62に頭皮表面から放出される光を入射させる。このとき、光は、頭皮表面の送光点Tから照射された光のうちで、バナナ形状(測定領域)を通過した光が、頭皮表面の受光点Rに到達する。これにより、測定領域の中でも、特に送光点Tと受光点Rとを被検者の頭皮表面に沿って最短距離で結んだ線Lの中点Mから、送光点Tと受光点Rとを被検者の頭皮表面に沿って最短距離で結んだ線の距離の半分の深さL/2である被検者の部位Sに関する受光量情報A(λ)、A(λ)が得られる。
また、光脳機能イメージング装置では、脳の複数箇所の測定部位に関するオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]及び総ヘモグロビンの濃度・光路長積([oxyHb]+[deoxyHb])をそれぞれ測定するために、例えば、近赤外分光分析計(以下、NIRSと略す)等が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
このような光脳機能イメージング装置では、複数個の送光プローブと、複数個の受光プローブとを所定の配列で被検者の頭皮表面に密着させるために、ホルダが使用される。このようなホルダとしては、例えば、頭皮表面の形状に合わせて椀形状に成型された成型ホルダが使用される。成型ホルダには貫通孔が(S+T)個設けられ、S個の送光プローブとT個の受光プローブとがそれらの貫通孔に挿入される。
図5は、4個の送光プローブと5個の受光プローブとの位置関係と発光部と光検出部との一例を示す図である。送受光部60は、送光プローブ61a〜61dと受光プローブ62a〜62eとが行方向及び列方向に交互となるように正方格子状に配置された半球状のものである。そして、送受光部60は、被検者の頭部に装着されることになる。
送光プローブ61a〜61dと受光プローブ62a〜62eとは、細長い直径約1.5mmの円柱形状の光ファイバー(光伝送路)13と接続されており、光ファイバー13の一端部を、被検者の頭皮表面に接触することができるようになっている。
送光プローブ61a〜61dと接続された光ファイバー13の他端部は、発光部2に接続される。発光部2は、近赤外光を出射するものである。これにより、発光部2から出射した近赤外光が、光ファイバー13のいずれかの他端部に入射する。そして、光ファイバー13の他端部から入射した近赤外光が、光ファイバー13の内部を通過して光ファイバー13の一端部から出射するようになっている。
また、受光プローブ62a〜62eと接続された光ファイバー13の他端部は、光検出部3に接続されている。光検出部3は、近赤外光の強度A(λ)、A(λ)を検出するものである。これにより、光ファイバー13の一端部から入射した近赤外光が、光ファイバー13の内部を通過して光ファイバー13の他端部から出射する。そして、光ファイバー13の他端部から出射した近赤外光が、光検出部3で検出されるようになっている。
このような送受光部60を用いて、順番に1個ずつ送光プローブから光を照射させるとともに、5個の受光プローブ62a〜62eに頭皮表面から放出される光を入射させることによって、20箇所の測定部位に関する受光量情報A(λ)、A(λ)(n=1,2,・・,20)を得ている。さらに、20箇所の測定部位における受光量情報A(λ)、A(λ)から、上述したような連立方程式を作成して、オキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]と、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]とを算出している。
しかしながら、上述したような送受光部60では、20箇所の測定部位に関する受光量情報A(λ)、A(λ)(n=1,2,・・,20)を得るためには、4個の送光プローブ61a〜61dと5個の受光プローブ62a〜62eとの合計9個のプローブを頭皮表面に配置する必要があるため、頭皮表面中の狭い範囲に9個のプローブを配置しようとしても配置することが困難となるので、狭い範囲に多数の測定部位を設定することができないという問題点があった。
そこで、光を出射する機能は送光プローブ61a〜61dに持たせ、光を入射する機能は受光プローブ62a〜62eに持たせるというように、光を出射する機能と光を入射する機能とを別々のプローブに持たせずに、光を出射する機能と光を入射する機能との両方の機能を持つプローブを備える光脳機能イメージング装置が開発されている(例えば、特許文献2参照)。
図6は、光を出射する機能と光を入射する機能との両方の機能を持つプローブの位置関係と発光部と光検出部との一例を示す図である。図7は、一対のプローブと、測定部位との関係を示す断面図である。
送受光部70は、プローブ71a〜71iが行方向と列方向とに配置された半球状のものである。プローブ71は、細長い直径約3mmの円柱形状の光ファイバー(光伝送路)72と接続されており、光ファイバー72の一端部を、被検者の頭皮表面に接触することができるようになっている。
光ファイバー72は、直径約1.5mmの石英単芯ファイバー72aと、石英単芯ファイバー72aの外周面を覆う多成分バンドルファイバー72bと、多成分バンドルファイバー72bの外周面を覆う被覆部(図示せず)とを有する。そして、石英単芯ファイバー72aと多成分バンドルファイバー72bとは、図8に示すように途中で分岐されており、石英単芯ファイバー72aの他端部は発光部2と接続されるともに、多成分バンドルファイバー72bの他端部は光検出部3と接続されている。
石英単芯ファイバー72aは、近赤外光を軸方向に伝達することができ、他端部から入射した近赤外光が、石英単芯ファイバー72aの内部を通過して一端部から出射するようになっている。また、多成分バンドルファイバー72bは、近赤外光を軸方向に伝達することができ、一端部から入射した近赤外光が、多成分バンドルファイバー72bの内部を通過して他端部から出射するようになっている。
このような送受光部70を用いて、順番に1個ずつプローブから光を照射させるとともに、近赤外光を照射したプローブ以外の8個のプローブに頭皮表面から放出される光を入射させることによって、合計(9×8)/2箇所の測定部位に関する受光量情報A(λ)、A(λ)(n=1,2,・・,36)を得ている。つまり、送受光部60と同様に9個のプローブを用いても、36箇所の測定部位を設定することができる。
特開2006−109964号公報 特開平10−148611号公報 Factors affecting the accuracy of near-infrared spectroscopy concentration calculations for focal changes in oxygenation parameters, NeuroImage 18, 865-879, 2003
しかしながら、送受光部70では、オキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]等を算出する際に、光ファイバー72の一端部の中心が、送光点Tとして扱われるだけでなく、受光点Rとしても扱われるが、実際には多成分バンドルファイバー72bの一端部は、直径約1.5mmの内周円と直径約3mmの外周円との間に形成される円筒形状となっており、受光点Rから近赤外光を全く入射させていないという問題点がある。特に、狭い範囲に多数の測定部位を設定するために、プローブとプローブとの間の間隔を小さくしたときには、円筒形状の多成分バンドルファイバー72bの一端部において、近赤外光を照射したプローブ側である近方で入射された受光量情報と、近赤外光を照射したプローブ側と反対側である遠方とで入射された受光量情報とでは、約3mmの誤差が生じるが、受光点Rで入射されたものとして平均化処理が実行されて扱われることになっていた。
また、光ファイバー72は、石英単芯ファイバー72aの外周面を覆うように多成分バンドルファイバー72bが形成されているため、光ファイバー72の直径約3mmが大きくなるという問題点もある。このときには、狭い範囲に多数の測定部位を設定するために、プローブとプローブとの間の間隔を小さくしようとしても、直径約3mmが大きいので限界があった。
そこで、本発明は、狭い範囲に多数の測定部位を設定することができる上に、正確な受光量情報を得ることができる光測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の光測定装置は、被検体の表面上に配置される複数個のプローブを有する送受光部と、光を出射する発光部と、光を検出する光検出部と、1個のプローブと1本の光伝送路の一端部とがそれぞれ接続される光伝送路群と、前記発光部からプローブに光伝送路を介して光を送光するとともに、前記光検出部でプローブから光伝送路を介して光を受光するように制御することで、前記被検体の内部における複数箇所の測定部位に関する受光量情報を得る送受光部制御部とを備える光測定装置であって、前記光伝送路の他端部と接続されるとともに、前記発光部と光検出部と接続される光路切替部を備え、前記光路切替部は、前記発光部から出射された光を光伝送路の他端部に入射させるか、或いは、前記光伝送路の他端部から出射された光を光検出部に入射させるかのいずれかとなるように光路を切り替えることが可能となっており、前記送受光部制御部は、複数個のプローブのうちから選択される少なくとも1個のプローブに発光部から光伝送路を介して光を送光するとともに、光を送光したプローブ以外の全てのプローブからの光を光伝送路を介して光検出部で受光するように、前記光路切替部を制御するようにしている。
本発明の光測定装置によれば、光路切替部は、光伝送路の他端部と接続されるとともに、発光部と光検出部と接続される。そして、光路切替部は、発光部から出射された光を光伝送路の他端部に入射させるか、或いは、光伝送路の他端部から出射された光を光検出部に入射させるかのいずれかとなるように光路を切り替えることが可能となっている。これにより、光伝送路の一端部は、光を出射する機能を持つものの外周面を覆うように、光を入射する機能をもつものが形成されているものではなく、時間によって、光を出射する機能を持ったり、光を入射する機能を持ったりするように変化するようになっている。つまり、光伝送路の一端部の直径を小さくできる上に、光伝送路の一端部の中心が正確に送光点と受光点となる。
そして、送受光部制御部は、複数個のプローブのうちから選択される少なくとも1個のプローブに発光部から光伝送路を介して光を送光するとともに、光を送光したプローブ以外の全てのプローブからの光を光伝送路を介して光検出部で受光するように、光路切替部を制御する。例えば、9個のプローブを配置して、順番に1個ずつプローブから光を照射させるとともに、近赤外光を照射したプローブ以外の8個のプローブに頭皮表面から放出される光を入射させることによって、合計(9×8)/2箇所の測定部位に関する受光量情報を得ることができる。
以上のように、本発明の光測定装置によれば、狭い範囲に多数の測定部位を設定することができる上に、正確な受光量情報を得ることができる。
(その他の課題を解決するための手段及び効果)
また、本発明の光測定装置は、前記光路切替部は、1個のオプティカルスイッチと1本の光伝送路の他端部とそれぞれ接続されるオプティカルスイッチ群であるようにしてもよい。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
図1は、本発明の一実施形態である光脳機能イメージング装置の構成を示すブロック図である。図2は、プローブの位置関係と発光部と光検出部との一例を示す図である。
光脳機能イメージング装置1は、送受光部11と、発光部2と、光検出部3と、光路切替部5と、光ファイバー(光伝送路)群14と、光脳機能イメージング装置1全体の制御を行う制御部(コンピュータ)20とにより構成される。
送受光部11は、9個のプローブ12a〜12iを有し、9個のプローブ12a〜12iが行方向と列方向とに配置された半球状のものである。なお、プローブとプローブとの間の最短の間隔は、30mmとなっている。
プローブ12a〜12iは、細長い直径約1.5mmの円柱形状の光ファイバー(光伝送路)13と接続されており、光ファイバー13の一端部を、被検者の頭皮表面に接触することができるようになっている。
光ファイバー13は、多成分バンドルファイバー13aと、多成分バンドルファイバー13aの外周面を覆う被覆部(図示せず)とを有する。多成分バンドルファイバー13aは、近赤外光を軸方向に伝達することができ、一端部から入射した近赤外光が内部を通過して他端部から出射したり、他端部から入射した近赤外光が内部を通過して一端部から出射したりするようになっている。
発光部2は、コンピュータ20から入力された駆動信号により2種類の設定波長のうちから選択される1種類の設定波長の近赤外光を出射する。上記設定波長としては、例えば、780nm(λ)と850nm(λ)とが用いられる。
光検出部3は、近赤外光の強度を検出することにより、受光量情報A(λ)をコンピュータ20に出力する。
光路切替部(オプティカルスイッチ群)5は、9個のオプティカルスイッチ(例えば、商品名:IOTech社:NIRモデル等)5a〜5iを有する。
オプティカルスイッチ5aは、プローブ12aに接続された光ファイバー13の他端部と接続されるとともに、発光部2と接続され、光検出部3と接続される。そして、オプティカルスイッチ5aは、例えばミラー(図示せず)等を備え、ミラー等によって発光部2から出射された近赤外光を光ファイバー13の他端部に入射させるか、或いは、光ファイバー13の他端部から出射された近赤外光を光検出部3に入射させるかのいずれかとなるように切り替えることができるようになっている。このようなミラー等の制御は、コンピュータ20から入力された駆動信号により行われる。
また、オプティカルスイッチ5b〜5iも、オプティカルスイッチ5aと同様に、それぞれプローブ12b〜12iに接続された光ファイバー13の他端部と接続されるとともに、発光部2と接続され、光検出部3と接続される。そして、オプティカルスイッチ5b〜5iも、発光部2から出射された近赤外光を光ファイバー13の他端部に入射させるか、或いは、光ファイバー13の他端部から出射された近赤外光を光検出部3に入射させるかのいずれかとなるように切り替えることができるようになっている。このようなミラー等の制御も、コンピュータ20から入力された駆動信号により行われる。
コンピュータ20においては、CPU21を備え、さらにメモリ25と、モニタ画面23a等を有する表示装置23と、入力装置22であるキーボード22aやマウス22bとが連結されている。
また、CPU21が処理する機能をブロック化して説明すると、発光部2、光検出部3及び光路切替部5を制御する送受光部制御部4と、脳活動算出部31とを有する。さらに、メモリ25は、受光量情報A(λ)を記憶する受光量情報記憶領域51と、光路を切り替えるタイミングを示す光路切替タイミング表を記憶する光路切替タイミング記憶領域52とを有する。
送受光部制御部4は、発光部2に駆動信号を出力する発光制御部42と、光検出部3から受光量情報A(λ)を受信することにより、受光量情報A(λ)を受光量情報記憶領域51に記憶させる光検出制御部43と、光路切替部5に駆動信号を出力する光路切替制御部44とを有する。
発光制御部42は、光路切替タイミング記憶領域52に記憶された光路切替タイミング表に基づいて、2種類の設定波長のうちから選択される1種類の設定波長の近赤外光を出射させる駆動信号を発光部2に出力する制御を行う。例えば、まず、780nmの近赤外光を出射させ、次に、850nmの近赤外光を出射させるということを所定の間隔で繰り返すような駆動信号を発光部2に出力する。
光路切替制御部44は、光路切替タイミング記憶領域52に記憶された光路切替タイミング表に基づいて、9個のオプティカルスイッチ5a〜5iに駆動信号をそれぞれ出力する制御を行う。例えば、まず、オプティカルスイッチ5aに、発光部2から出射された近赤外光を光ファイバー13の他端部に入射させるような駆動信号を出力するとともに、オプティカルスイッチ5b〜5iに、光ファイバー13の他端部から出射された近赤外光を光検出部3に入射させるような駆動信号を出力する。つまり、1個のプローブ12aに近赤外光を送光するとともに、近赤外光を送光したプローブ12a以外の8個のプローブ12b〜12iから受光する。
次に、オプティカルスイッチ5bに、発光部2から出射された近赤外光を光ファイバー13の他端部に入射させるような駆動信号を出力するとともに、オプティカルスイッチ5aに、光ファイバー13の他端部から出射された近赤外光を光検出部3に入射させるような駆動信号を出力する。つまり、1個のプローブ12bに近赤外光を送光するとともに、近赤外光を送光したプローブ12b以外の8個のプローブ12a、12c〜12iから受光する。
このようにして、順番に1個ずつプローブから近赤外光を照射させるとともに、近赤外光を照射したプローブ以外の8個のプローブに頭皮表面から放出される近赤外光を入射させる。
光検出制御部43は、光検出部3から受光量情報A(λ)を受信することにより、受光量情報A(λ)を受光量情報記憶領域51に記憶させる制御を行う。例えば、オプティカルスイッチ5aに、発光部2から出射された近赤外光を光ファイバー13の他端部に入射させるような駆動信号を出力したときには、光検出部3から8個の受光量情報A(λ)を受信することになるので、8個の受光量情報A(λ)を受光量情報記憶領域51に記憶させる。次に、オプティカルスイッチ5bに、発光部2から出射された近赤外光を光ファイバー13の他端部に入射させるような駆動信号を出力したときには、光検出部3から8個の受光量情報A(λ)を受信することになるので、8個の受光量情報A(λ)を受光量情報記憶領域51に記憶させる。そして、9個全てのプローブ12a〜12iに近赤外光が送光された後には、合計(9×8)/2箇所の測定部位に関する受光量情報A(λ)、A(λ)(n=1,2,・・,36)が得られる。
脳活動算出部31は、受光量情報記憶領域51に記憶された受光量情報A(λ)、A(λ)(n=1,2,・・,36)に基づいて、上述したように連立方程式を作成して、オキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]と、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]とを算出する制御を行う。
次に、光脳機能イメージング装置1による測定方法について説明する。図3は、光脳機能イメージング装置1による測定方法の一例について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS101の処理において、被検者の頭皮表面に送受光部11を配置する。
次に、ステップS102の処理において、近赤外光を照射するプローブを示すプローブ番号パラメータn=0とする。
次に、ステップS103の処理において、光路切替制御部44は、光路切替タイミング表に基づいて、9個のオプティカルスイッチ5a〜5iに駆動信号をそれぞれ出力する。具体的には、n=0のプローブに対応するオプティカルスイッチ5aに、発光部2から出射された近赤外光を光ファイバー13の他端部に入射させるような駆動信号を出力するとともに、オプティカルスイッチ5b〜5iに、光ファイバー13の他端部から出射された近赤外光を光検出部3に入射させるような駆動信号を出力する。
次に、ステップS104の処理において、発光制御部42は、光路切替タイミング表に基づいて、発光部2に駆動信号を出力するとともに、光検出制御部43は、光検出部3から受光量情報A(λ)を受信することにより、受光量情報A(λ)を受光量情報記憶領域51に記憶させる。
次に、ステップS105の処理において、プローブ番号パラメータn=8であるか否かを判定する。プローブ番号パラメータn=8でないと判定したときには、ステップS106の処理において、n=n+1とする。
次に、ステップS107の処理において、光路切替制御部44は、光路切替タイミング表に基づいて、オプティカルスイッチ5a〜5iに駆動信号を出力する。具体的には、n=nのプローブに対応するオプティカルスイッチに、発光部2から出射された近赤外光を光ファイバー13の他端部に入射させるような駆動信号を出力するとともに、n=n−1のプローブに対応するオプティカルスイッチに、光ファイバー13の他端部から出射された近赤外光を光検出部3に入射させるような駆動信号を出力する。
そして、ステップS107の処理が終了したときには、ステップS104の処理に戻る。
一方、ステップS105の処理において、プローブ番号パラメータn=8であると判定したときには、ステップS108の処理において、脳活動算出部31は、受光量情報A(λ)、A(λ)(n=1,2,・・,36)に基づいて、上述したような連立方程式を作成して、オキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]と、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]とを算出する。
次に、ステップS109の処理において、測定を終了するか否かを判断する。測定を終了しないと判断したときには、ステップS102の処理に戻る。
一方、測定を終了すると判断したときには、本フローチャートを終了させる。
以上のように、光脳機能イメージング装置1によれば、狭い範囲に36箇所の測定部位を設定することができる上に、正確な受光量情報A(λ)、A(λ)(n=1,2,・・,36)を得ることができる。
(他の実施形態)
上述した光脳機能イメージング装置1では、9個のプローブ12a〜12iを有する送受光部11を示したが、異なる数、例えば18個のプローブを有する送受光部としてもよい。
本発明は、非侵襲で脳活動を測定する光脳機能イメージング装置等に利用することができる。
本発明の一実施形態である光脳機能イメージング装置の構成を示すブロック図である。 プローブの位置関係と発光部と光検出部との一例を示す図である。 光脳機能イメージング装置による測定方法の一例について説明するためのフローチャートである。 一対の送光プローブ及び受光プローブと、測定部位との関係を示す図である。 4個の送光プローブと5個の受光プローブとの位置関係と発光部と光検出部との一例を示す図である。 従来のプローブの位置関係と発光部と光検出部との一例を示す図である。 一対のプローブと、測定部位との関係を示す図である。 従来の光ファイバーの一例を示す斜視図である。
符号の説明
1:光脳機能イメージング装置(光測定装置)
2:発光部
3:光検出部
4:送受光部制御部
5:光路切替部
11、60、70:送受光部
12、71:プローブ
13、72:光ファイバー(光伝送路)
14:光ファイバー(光伝送路)群
20:制御部(コンピュータ)

Claims (2)

  1. 被検体の表面上に配置される複数個のプローブを有する送受光部と、
    光を出射する発光部と、
    光を検出する光検出部と、
    1個のプローブと1本の光伝送路の一端部とがそれぞれ接続される光伝送路群と、
    前記発光部からプローブに光伝送路を介して光を送光するとともに、前記光検出部でプローブから光伝送路を介して光を受光するように制御することで、前記被検体の内部における複数箇所の測定部位に関する受光量情報を得る送受光部制御部とを備える光測定装置であって、
    前記光伝送路の他端部と接続されるとともに、前記発光部と光検出部と接続される光路切替部を備え、
    前記光路切替部は、前記発光部から出射された光を光伝送路の他端部に入射させるか、或いは、前記光伝送路の他端部から出射された光を光検出部に入射させるかのいずれかとなるように光路を切り替えることが可能となっており、
    前記送受光部制御部は、複数個のプローブのうちから選択される少なくとも1個のプローブに発光部から光伝送路を介して光を送光するとともに、光を送光したプローブ以外の全てのプローブからの光を光伝送路を介して光検出部で受光するように、前記光路切替部を制御することを特徴とする光測定装置。
  2. 前記光路切替部は、1個のオプティカルスイッチと1本の光伝送路の他端部とそれぞれ接続されるオプティカルスイッチ群であることを特徴とする請求項1に記載の光測定装置。
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