JP5549728B2 - ホルダ及びそれを用いた光計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホルダ及びそれを用いた光計測装置に関する。特に、生体に光を照射するための送光点、生体から出射する光を受光するための受光点をそれぞれ複数個有し、1つの送光点と1つの受光点との組ごとに定まる複数のチャンネルについての生体内部情報を測定するためのホルダ及びそれを用いた光計測装置に関する。
近年、脳の活動状況を観察するために、光を用いて簡便に非侵襲で測定する光脳機能イメージング装置(光計測装置)が開発されている。このような光脳機能イメージング装置では、被検者の頭部表面上に配置した送光プローブにより、異なる3種類の波長λ、λ、λ(例えば、780nmと805nmと830nm)の近赤外光を脳に照射するとともに、頭部表面上に配置した受光プローブにより、脳から放出された各波長λ、λ、λの近赤外光の強度(受光量情報)A(λ)、A(λ)、A(λ)をそれぞれ検出する。
そして、このようにして得られた受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)から、脳血流中のオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]と、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]とを求めるために、例えば、Modified Beer Lambert則を用いて関係式(1)(2)(3)に示す連立方程式を作成して、この連立方程式を解いている(例えば、非特許文献1参照)。さらには、オキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]と、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]とから総ヘモグロビンの濃度・光路長積([oxyHb]+[deoxyHb])を算出している。
A(λ)=E(λ)×[oxyHb]+E(λ)×[deoxyHb]・・・(1)
A(λ)=E(λ)×[oxyHb]+E(λ)×[deoxyHb]・・・(2)
A(λ)=E(λ)×[oxyHb]+E(λ)×[deoxyHb]・・・(3)
なお、E(λm)は、波長λmの光におけるオキシヘモグロビンの吸光度係数であり、E(λm)は、波長λmの光におけるデオキシヘモグロビンの吸光度係数である。
ここで、送光プローブと受光プローブとの間の距離(チャンネル)と、測定部位との関係について説明する。図7(a)は、一対の送光プローブ及び受光プローブと、測定部位との関係を示す断面図であり、図7(b)は、図7(a)の平面図である。
送光プローブ12が被検者の頭部表面の送光点Tに押し当てられるとともに、受光プローブ13が被検者の頭部表面の受光点Rに押し当てられる。そして、送光プローブ12から光を照射させるとともに、受光プローブ13に頭部表面から放出される光を入射させる。このとき、光は、頭部表面の送光点Tから照射された光のうちで、バナナ形状(測定領域)を通過した光が、頭部表面の受光点Rに到達する。これにより、測定領域の中でも、特に送光点Tと受光点Rとを被検者の頭部表面に沿って最短距離で結んだ線Lの中点Mから、送光点Tと受光点Rとを被検者の頭部表面に沿って最短距離で結んだ線の距離の半分の深さL/2である被検者の測定部位Sに関する受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)が得られるとしている。
また、光脳機能イメージング装置では、脳の複数箇所の測定部位に関するオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]及び総ヘモグロビンの濃度・光路長積([oxyHb]+[deoxyHb])をそれぞれ測定するために、例えば、近赤外分光分析計等が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、従来の近赤外分光分析計の概略構成の一例を示すブロック図である。なお、見やすくするために、数本の送光用光ファイバや数本の受光用光ファイバ等を省略している。
近赤外分光分析計201は、直方体形状(例えば、70cm×100cm×120cm)の筐体11を有する。
筐体11の内部には、光を出射する光源2と、光源2を駆動する光源駆動機構4と、光を検出する光検出器3と、A/D(A/Dコンバータ)5と、送受光用制御部21と、解析用制御部22と、メモリ23とを備えるとともに、筐体11の外部には、64個の送光プローブ(送光手段)12と、64個の受光プローブ(受光手段)13と、64本の送光用光ファイバ14と、64本の受光用光ファイバ15と、モニタ画面26a等を有する表示装置26と、キーボード(入力装置)27とを備える。
光源駆動機構4は、送受光用制御部21から入力された駆動信号により光源2を駆動する。光源2は、例えば、異なる3種類の波長λ、λ、λの近赤外光を出射することができる半導体レーザLD1、LD2、LD3等である。
光検出器3は、近赤外光をそれぞれ検出することにより、受光信号(受光量情報)A(λ)、A(λ)、A(λ)をA/D5を介して送受光用制御部21に出力する検出器であり、例えば、光電子増倍管等である。
送光用光ファイバ14と受光用光ファイバ15とは、直径2mm、長さ2m〜10mの管状であり、近赤外光を軸方向に伝達することができ、一端部から入射した近赤外光が、内部を通過して他端部から出射したり、他端部から入射した近赤外光が、内部を通過して一端部から出射したりするようになっている。
1本の送光用光ファイバ14は、1個の送光用プローブ12と、光源2の1個の半導体レーザLD1、LD2、LD3とを設定長さ(2m〜10m)で離れるように両端部に接続されている。
1本の受光用光ファイバ15は、1個の受光用プローブ13と、光検出器3の1個の光電子増倍管とを設定長さ(2m〜10m)で離れるように両端部に接続されている。
このような近赤外分光分析計201においては、64個の送光プローブ12と64個の受光プローブ13とを所定の配列で被検者の頭部表面に接触させるために、ホルダ30が使用される。図9は、64個の送光プローブと64個の受光プローブとが挿入されるホルダ30の一例を示す平面図である。
送光プローブ12T1〜12T64と受光プローブ13R1〜13R64とは、縦方向に16個と横方向に16個とに交互となるように配置されることになる。これにより、送光プローブ12と受光プローブ13とのプローブ間隔が一定となり、頭部表面から特定の深度となる受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)を得ている。なお、一般的にチャンネルを30mmとしたものが用いられ、チャンネルが30mmである場合には、チャンネルの中点からの深度15mm〜20mmの受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)が得られると考えられている。すなわち、頭部表面から深度15mm〜20mmの位置は脳表部位にほぼ対応し、脳活動に関係した受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)を得ている。
ところで、頭部表面の曲率は、男女差、年齢差、個人差によって異なるので、頭部表面の曲率の差異があっても容易に装着可能にするものとして、送光プローブ12及び受光プローブ13が保持される保持部を頭部表面に正方格子状に配置するとともに、保持部を伸縮性を示さない設定距離(例えば、30mm)の接続部で連結し、さらに、頭部表面の当接面内において保持部を回転軸として所定の角度内で接続部の回転可変性を有するホルダが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このようなホルダ30は、送光プローブ12や受光プローブ13を固定する128個のソケット部品33と、232個の接続部品31と、128個のナット部品32とを備える。
なお、図10は、送光プローブ12とナット部品32と2個の接続部品31とソケット部品33とを示す分解斜視図であり、図11は、組み立てた後の送光プローブ12とナット部品32と2個の接続部品31とソケット部品33とを示す図である。
接続部品31は、一の字形状の板状体である。そして、接続部品31は、両端に円環形状の挿入部31aと、両端の挿入部31aを設定距離で連結する連結部31bとを有する。各挿入部31aの中央には、ソケット部品33が挿入されるための円形状の貫通孔がそれぞれ開けられている。また、連結部31bは、幅10mm、厚さ0.1mmであり、かつ、貫通孔の中心と貫通孔の中心との間の距離が設定距離31.5mmとなるように形成されており、厚さ方向にだけ可撓性を有する。つまり、両端の挿入部31aは、常にチャンネル長さXで保持されるようになっている。
ソケット部品33は、円筒形状の本体部33aと、円環形状の顎部33bと、円環形状の底部33cとを有し、その内側に送光プローブ12や受光プローブ13を挿入可能とするとともに、本体部33aの外周面にナット部品32が螺合されるネジが形成されている。
ナット部品32は、円形状の貫通孔を有する円環形状であり、その内周面にソケット部品33の本体部33aに螺合されるメスネジが形成されている。なお、貫通孔の大きさは、上方から見ると、ソケット部品33の本体部33aの大きさよりも大きく、ソケット部品33の顎部33bよりも小さくなっている。
これにより、ナット部品32の内側にソケット部品33の本体部33aをネジ機構を用いて挿入することにより、ソケット部品33の顎部33bとナット部品32との間に接続部品31の挿入部31aを挟み込んで固定することができる。このとき、1個の接続部品31を固定するときには、ソケット部品33の顎部33bとナット部品32との間に1個の接続部品31の挿入部31aを挟み込むことになる。一方、4個の接続部品31を固定するときには、ソケット部品33の顎部33bとナット部品32との間に4個の接続部品31の挿入部31aを挟み込むことになる。すなわち、任意の数の接続部品31を固定することができるようになっている。
送光プローブ12は、ソケット部品33と固定することが可能となっている円柱形状(例えば、直径5mm)をしている。そして、送光プローブ12の内部には、光源2と接続された送光用光ファイバ14(例えば、直径1mm)がバネ等を介して固定されており、送光用光ファイバ14の先端から光が照射されるようになっている。
また、受光プローブ13も、送光プローブ12と同様な構造となっており、ソケット部品33と固定することが可能となっている円柱形状(例えば、直径5mm)をしている。そして、受光プローブ13の内部には、光検出器3と接続された受光用光ファイバ15(例えば、直径1mm)がバネ等を介して固定されており、受光用光ファイバ15の先端から光を受光するようになっている。
そして、例えば、128個のソケット部品33と232個の接続部品31と128個のナット部品32とを用いて、図9に示すホルダ30を作製する。このようなホルダ30によれば、頭部表面に密着するように装着するために、医師等の測定者は、ソケット部品33の顎部33bとナット部品32との間のネジ機構を少し緩めることで、図11(a)に示すように一の接続部品31と他の接続部品31とは、上方から見てソケット部品33を軸として所望角度を形成するように固定するとともに、図11(b)に示すように接続部品31の連結部31bは可撓性を有するので、頭部表面と一致するような曲率を有する面となるように変形することができる。このように変形が加えられた状態で、医師等は、ソケット部品33の顎部33bとナット部品32との間のネジ機構を、しっかり固定する。すると、ホルダ30は、もはや平面には戻れず、その曲率が保持される結果となる。最後に、医師等は、ソケット部品33の内側に、送光プローブ12や受光プローブ13を所定の配列で挿入する。
ところで、このような64個の送光プローブ12T1〜12T64と64個の受光プローブ13R1〜13R64との位置関係では、1個の受光プローブ13で、複数個の送光プローブ12から照射された光を同時に受光しないで、1個の送光プローブ12から照射された光のみを受光するように、送光プローブ12から光を照射するタイミングと、受光プローブ13で光を受光するタイミングとを調整する必要がある。このため、メモリ23には、光源2で光を出射するタイミングと光検出器3で光を検出するタイミングとを示す制御テーブルが記憶されている。
このような制御テーブルがメモリ23に記憶された送受光用制御部21は、所定の時間に、1個の送光プローブ12に光を送光する駆動信号を光源駆動機構4に出力するとともに、受光プローブ13で受光された受光信号(受光量情報)を光検出器3で検出する。
その結果、図9に示すように平面視すると、合計232個(S1〜S232)の受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)の収集が行われる。
そして、解析用制御部22は、合計232個の受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)に基づいて、関係式(1)(2)(3)を用いて、各波長(オキシヘモグロビンの吸収波長及びデオキシヘモグロビンの吸収波長)の通過光強度から、オキシヘモグロビンの濃度・光路長積[oxyHb]、デオキシヘモグロビンの濃度・光路長積[deoxyHb]及び総ヘモグロビンの濃度・光路長積([oxyHb]+[deoxyHb])を求めている。
特開2001−337033号公報 特開2009−077841号公報
Factors affecting the accuracy of near-infrared spectroscopy concentration calculations for focal changes in oxygenation parameters, NeuroImage 18, 865-879, 2003
ところで、上述したようなホルダ30を、被検者の頭部表面に密着させるには、医師等は、一の接続部品31と他の接続部品31とで、ソケット部品33を回転軸として所望角度を形成しながら、頭部表面と一致するような曲率を有する面となるように変形するようにした上で、ソケット部品33の顎部33bとナット部品32との間のネジ機構を、しっかり固定する必要がある。
よって、上述したようなホルダ30を被検者の頭部表面に密着させる場合には、多数(128箇所)のソケット部品33の顎部33bとナット部品32との間のネジ機構を、しっかり固定することになり、医師等にとっては非常に手間がかかり、被検者にとっては長い時間拘束されるため非常にストレスがかかるものであった。
さらに、ホルダ30を被検者の頭部表面に密着させた後にも、送光プローブ12T1〜12T64や受光プローブ13R1〜13R64をホルダ30に取り付けることになるが、人体の頭部表面には毛髪が存在するので、毛髪を避けて送光プローブ12T1〜12T64や受光プローブ13R1〜13R64の先端を頭部表面に接触させなければならないため、毛髪を掻き分けながら送光プローブ12T1〜12T64や受光プローブ13R1〜13R64を取り付けるという作業が発生する。
よって、送光プローブ12T1〜12T64や受光プローブ13R1〜13R64をホルダ30に取り付ける場合にも、毛髪を掻き分けることになり、医師等にとっては非常に手間がかかり、被検者にとっては長い時間拘束されるため非常にストレスがかかっていた。
なお、被検者がリハビリ等の運動を行っている際の被検者の脳内各部の血流の経時変化を測定する場合には、232箇所(S1〜S232)の測定部位における受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)の収集を行う必要がなく、測定を行いたい例えば8箇所の測定部位における受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)の収集を行えばよいので、64個の送光プローブ12T1〜12T64のうちの4個の送光プローブ12T1〜12T4と、64個の受光プローブ13R1〜13R64のうちの4個の受光プローブ13R1〜13R4とを取り付ければよくなるが、それでも被検者がリハビリ等の運動を行う時間は、1時間程度であるのに、医師等が被検者の頭部にホルダ30を取り付け、そして、送光プローブ12T1〜12T4や受光プローブ13R1〜13R4をホルダ30に取り付ける時間も、1時間程度かかっていた。つまり、被検者がリハビリ等の運動を行う時間に対して、被検者の頭部にホルダ30や送光プローブ12T1〜12T4や受光プローブ13R1〜13R4を装着する準備時間が非常に長かった。
さらに、このようなリハビリ等の運動を被検者は毎日行うこともあり、その場合、被検者はリハビリ等の運動を行う場所は、被検者の家等であることもあり、家族等が被検者の頭部にホルダ30や送光プローブ12T1〜12T4や受光プローブ13R1〜13R4を取り付けるには非常に手間がかかっていた。
そこで、被検者一人でも自分自身の頭部に短時間で正確に装着することができるホルダについて検討を行った。上述したようなホルダ30では、送光プローブ12T1〜12T4や受光プローブ13R1〜13R4の先端を頭部表面と接触させる際には、毛髪を掻き分ける必要がある。よって、ホルダを頭部に装着する際に、ホルダ自体が毛髪を掻き分けるようにすることを見出した。つまり、ホルダを櫛型形状にした。
また、上述したようなホルダ30では、医師等が被検者の頭部にホルダ30を取り付けるホルダ取付作業と、送光プローブ12T1〜12T4や受光プローブ13R1〜13R4をホルダ30に取り付けるプローブ取付作業とを、この順で実行していたが、ホルダ自体が毛髪を掻き分けるため、送光プローブ12T1〜12T4や受光プローブ13R1〜13R4をホルダに取り付けてから、被検者の頭部にホルダを取り付けることが可能になった。
したがって、毛髪を掻き分ける作業がなくなるだけでなく、プローブ取付作業とホルダ取付作業とをこの順で実行してもよくなるので、被検者一人でも自分自身の頭部にホルダや送光プローブ12T1〜12T4や受光プローブ13R1〜13R4を装着することができるようになった。
しかし、被検者一人では、自分自身の頭部の正確な位置にホルダを装着することができないという問題点がある。そこで、人体の頭部表面に設定された基準点として、国際10−20法が発表されている。ここで、国際10−20法について説明する。図12は、国際10−20法を説明するための図である。国際10−20法では、まず、鼻根(NASION)と後頭極(INION)とを結ぶ矢状中央線を引き、矢状中央線を10等分する。なお、矢状中央線の中点を頭頂(vetex)とする。また、鼻根から左の耳介前点を通り後頭極まで頭部周線を引くとともに、鼻根から右の耳介前点を通り後頭極まで頭部周線を引き、それぞれ両側の頭部周線を10等分する。続いて、頭頂を中心とし、半径が矢状中央線の1/10ずつ小さくなる同心円を4個描く。さらに、頭部周線を10等分した各点と頭頂とを結ぶ線分を引くことにより、国際10−20法に係る座標を作成している。
よって、ホルダには、例えば第一特定点は頭頂やCzであることを予め設定しておき、頭頂やCzと一致するように配置される配置基準点を設けることを見出した。
すなわち、本発明のホルダは、少なくとも2個のプローブ装着部を有し、当該プローブ装着部に先端から光を照射する送光プローブ、又は、先端から光を受光する受光プローブが挿入されて、被検者の頭部に装着されるホルダであって、第一方向に伸びた基幹部と、前記第一方向と異なる第二方向に伸びた少なくとも2本の枝部とを備え、前記枝部の一端が、前記基幹部に支持されることにより、櫛形形状をなすようにしている。
また、本発明のホルダは、少なくとも2個のプローブ装着部を有し、当該プローブ装着部に先端から光を照射する送光プローブ、又は、先端から光を受光する受光プローブが挿入されて、被検者の頭部に装着されるホルダであって、第一方向に伸びた基幹部と、前記第一方向と異なる第二方向に伸びた少なくとも2本の枝部とを備え、前記枝部が、前記基幹部に支持され、前記枝部の片側の端部にのみ、前記枝部の端部同士を連結する連結部を有することにより、櫛形形状をなすようにしている。
また、本発明のホルダは、前記被検者の頭部に予め設定された第一特定点と一致するように配置される配置基準点を備えるようにしてもよい。
ここで、「第一特定点」とは、ホルダの設計者等によって予め決められた任意の一点であり、例えば、認識の容易な頭頂や耳や鼻根や国際10−20法におけるCz等となる。
また、「第一方向」や「第二方向」とは、ホルダの設計者等によって予め決められた任意の方向であり、例えば、第二方向は毛髪を掻き分けながらホルダを挿入しやすくなる前後方向等となる。
また、「配置基準点」とは、視認可能なものや指の触覚により認識可能なものであればよく、例えば、突起物や貫通孔やマーク等が挙げられる。
本発明のホルダは、第一方向に伸びた直線状の基幹部と、第二方向に伸びた少なくとも2個の直線状の枝部とを備える。つまり、ホルダは櫛型形状をしている。そして、本発明のホルダは、配置基準点を備える。よって、被検者は、ホルダを第二方向から毛髪を掻き分けながら挿入していき、鏡等を見たり指で触ったりしながら第一特定点と配置基準点とを一致するようにすることで、頭部にホルダを装着する。
以上のように、本発明のホルダによれば、被検者一人でも自分自身の頭部に短時間で正確に装着することができる。
(その他の課題を解決するための手段及び効果)
また、本発明のホルダは、前記第一特定点を、前記被検者の頭頂又は国際10−20法におけるCzを示す点とし、前記配置基準点は、円形状のマーク、突起物、又は、貫通孔であるようにしてもよい。
このようにした本発明のホルダは、正確に装着しやすくなる。
また、本発明のホルダは、前記被検者の頭部に第一特定点と異なる第二特定点が予め設定され、前記第一特定点と第二特定点とを結んだ線上に配置される配置基準線を備えるようにしてもよい。
ここで、「第二特定点」とは、ホルダの設計者等によって予め決められた任意の一点であり、例えば、認識の容易な頭頂や耳や鼻根等となる。
また、「配置基準線」とは、視認可能なものや指の触覚により認識可能なものであればよく、例えば、突起物や貫通孔やマーク等が挙げられる。
このようにした本発明のホルダは、正確に装着しやすくなる。
また、本発明のホルダは、前記第二特定点は、前記被検者の鼻根又は耳を示す点であり、前記配置基準線は、直線状のマーク、突起物、又は、貫通孔であるようにしてもよい。
また、本発明のホルダは、前記枝部は、前記基幹部に対して第一方向及び/又は第二方向に移動可能となるように形成されているようにしてもよい。
本発明のホルダによれば、1つのホルダで頭部の大きい成人にも頭部の小さい成人にも子供にも使用することができる。
そして、本発明の光計測装置は、上述したようなホルダと、前記被検者に光を照射する送光プローブと、前記被検者から放出される光を受光する受光プローブと、前記送光プローブ及び受光プローブを制御することで、前記被検者の脳活動に関する測定データを得る制御部とを備えるようにしている。
本発明の一実施形態である光計測装置の概略構成を示すブロック図である。 ホルダの一例を示す図である。 本発明の一実施形態である光計測装置の概略構成を示すブロック図である。 ホルダの一例を示す図である。 ホルダの一例を示す図である。 送光プローブの一例を示す図である。 一対の送光プローブ及び受光プローブと、測定部位との関係を示す図である。 従来の近赤外分光分析計の概略構成の一例を示すブロック図である。 ホルダの一例を示す平面図である。 送光プローブとナット部品と2個の接続部品とソケット部品とを示す分解斜視図である。 組み立てた後の送光プローブとナット部品と2個の接続部品とソケット部品とを示す図である。 国際10−20法を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
<第一の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態である光計測装置の概略構成を示すブロック図である。また、図2は、ホルダの一例を示す図である。なお、近赤外分光分析計201と同様のものについては、同じ符号を付している。また、光計測装置1は、病院に配置されるものとする。
光計測装置1は、直方体形状(例えば、70cm×100cm×120cm)の筐体11を有する。
筐体11の内部には、光を出射する光源2と、光源2を駆動する光源駆動機構4と、光を検出する光検出器3と、A/D5と、送受光用制御部21と、解析用制御部22と、メモリ23とを備えるとともに、筐体11の外部には、64個の送光プローブ(送光手段)12と、64個の受光プローブ(受光手段)13と、64本の送光用光ファイバ14と、64本の受光用光ファイバ15と、モニタ画面26a等を有する表示装置26と、キーボード(入力装置)27とを備える。
ホルダ60について説明する。図2(a)は、ホルダの平面図であり、図2(b)は、図2(a)に示すホルダの斜視図である。
ホルダ60は、1本の直線状の基幹部62と、4本の直線状の第一枝部61と、1本の直線状の第二枝部63と、右耳にかけられる右端部64と、左耳にかけられる左端部65と、ホルダ60自体を頭部に固定するためのバンド66とを備える。
基幹部62は、平面視でX方向(第一方向)に伸びており、前方から見ると円弧状となっている。基幹部62は、例えば、幅15mm、厚さ0.1mm、長さ120mmとなっている。
第二枝部63は、X方向と垂直なY方向(第二方向)に伸びており、例えば、幅15mm、厚さ0.1mm、長さ60mmとなっている。そして、第二枝部63の一端部が基幹部62の中央部に接続されている。また、第二枝部63の他端部は、毛髪を掻き分けるために先細り形状となっている。
さらに、第二枝部63の一端部から他端部に向かって45mmの位置に、円形状(例えば、直径7mm)の貫通孔である配置基準点63aが形成されている。
なお、ホルダ60には、第一特定点は頭頂であることが予め設定されており、これにより、ホルダ60を頭部に装着する際には、頭頂と配置基準点63aとを一致するようにして配置することになる。また、ホルダ60を頭部に装着する際には、頭頂と鼻根とを結んだ線上に第二枝部63がくるようにして配置することになる。
第一枝部61は、X方向と垂直なY方向(第二方向)に伸びており、例えば、幅15mm、厚さ0.1mm、長さ90mmとなっている。そして、基幹部62の中央部から右方向に30mmの位置と61.5mmの位置とに、第一枝部61の一端部が接続されるとともに、基幹部62の中央部から左方向に30mmの位置と61.5mmの位置とに、第一枝部61の一端部が接続されている。また、第一枝部61の他端部は、毛髪を掻き分けるために先細り形状となっている。
さらに、各第一枝部61の一端部から他端部に向かって30mmの位置と61.5mmの位置とに、円形状(直径7mm)の貫通孔(プローブ装着部)61aが形成されている。これにより、配置基準点63aの右方と左方とに、貫通孔61aで一辺が31.5mmとなる正方形が形成されることになる。
貫通孔61aの内側には、送光プローブ12や受光プローブ13が挿入可能となっている。これにより、対応する番号の貫通孔61aに送光プローブ12T1〜12T4と受光プローブ13R1〜13R4とを挿入すれば、図2(a)に示すように平面視すると、合計8個(S1〜S8)の受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)の収集を行うことができる。
右端部64は、基幹部62の左端部に接続されており、右耳にかけることが可能となっている。また、左端部65は、基幹部62の右端部に接続されており、左耳にかけることが可能となっている。
このような基幹部62と第一枝部61と第二枝部63と右端部64と左端部65とを構成する材質としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、金属等が挙げられる。
バンド66は、基幹部62の右端部と左端部とを結ぶように形成されている。
このようなバンド66を構成する材質としては、特に限定されるものではないが、例えば、伸縮性を有するゴム等が挙げられる。
このような光計測装置1によれば、まず、被検者は、送光プローブ12T1〜12T4と受光プローブ13R1〜13R4とをホルダ60の貫通孔61aに所定の配列で挿入する。つまり、被検者自身が、ホルダ60の貫通孔61aに送光プローブ12T1〜12T4と受光プローブ13R1〜13R4とを取り付けることができる。
次に、被検者は、ホルダ60を頭部の前方から頭部の後方へ向かって、毛髪を掻き分けながら挿入するように頭部に配置していく。
そして、被検者は、例えば鏡等を見ながら、頭頂と配置基準点63aとを一致するようにして配置するとともに、頭頂と鼻根とを結んだ線上に第二枝部63がくるようにして配置する。
さらに、右端部64と左端部65とバンド66とで頭部にホルダ60を固定する。
以上のように、本発明の光計測システム1によれば、被検者一人でも自分自身の頭部に短時間で正確にホルダ60を装着することができる。
<第二の実施形態>
図3は、本発明の一実施形態である光計測装置の概略構成を示すブロック図である。また、図4は、ホルダの一例を示す図である。なお、光計測装置1と同様のものについては、同じ符号を付している。また、光計測装置101は、被検者の家に配置されるものとする。
光計測装置101は、直方体形状(例えば、70cm×100cm×120cm)の筐体11を有する。
筐体11の内部には、光源を駆動する光源駆動機構4と、A/D5と、送受光用制御部21と、解析用制御部22と、メモリ23とを備えるとともに、筐体11の外部には、4個の送光プローブ(送光手段)112と、4個の受光プローブ(受光手段)113と、4本の電線114と、4本の電線115と、モニタ画面26a等を有する表示装置26と、キーボード(入力装置)27とを備える。
送光プローブ112の先端部は、ホルダ160と固定することが可能となっている凹部を有する楕円柱形状をしている(図6(a)参照)。そして、送光プローブ112の内部には、光源が固定されており、送光プローブ112の先端から光が照射されるようになっている。光源は、例えば、異なる3種類の波長λ、λ、λの近赤外光を出射することができる発光ダイオードLED1、LED2、LED3等である。
また、受光プローブ113の先端部は、ホルダ160と固定することが可能となっている凹部を有する楕円柱形状をしている。そして、受光プローブ113の内部には、光検出器が固定されており、受光プローブ113の先端から光を受光するようになっている。光検出器は、受光信号(受光量情報)A(λ)、A(λ)、A(λ)をA/D5を介して送受光用制御部21に出力する検出器であり、例えば、フォトダイオード等である。
ホルダ160について説明する。図4(a)は、ホルダの平面図であり、図4(b)は、図4(a)に示すホルダの斜視図である。
ホルダ160は、直線状の基幹部162と、4本の直線状の第一枝部161と、2本の連結部166と、右耳にかけられる右端部64と、左耳にかけられる左端部65とを備える。
基幹部162は、右側部162aと中央部162bと左側部162cとに三分割されており、右側部162aと中央部162bとの間及び中央部162bと左側部162cと間に空間をあけてX方向(第一方向)に伸びており、前方から見ると円弧状となっている。そして、右側部162aと中央部162bと左側部162cとは、例えば、幅15mm、厚さ0.1mmとなっている。
中央部162bの中央には、円形状(例えば、直径7mm)の貫通孔である配置基準点163が形成されている。また、右側部162aには、X方向に伸びた直線状のマークである配置基準線169が形成されている。
なお、ホルダ160には、第一特定点は頭頂であることが予め設定されており、これにより、ホルダ160を頭部に装着する際には、頭頂と配置基準点163とを一致するようにして配置することになる。また、ホルダ160を頭部に装着する際には、頭頂と右耳とを結んだ線上に配置基準線169がくるようにして配置することになる。
第一枝部161は、X方向と垂直なY方向(第二方向)に伸びており、例えば、幅15mm、厚さ0.1mm、長さ90mmとなっている。さらに、第一枝部161の一端部から他端部に向かって30mmの位置と61.5mmの位置とに、X方向に長い楕円形状の貫通孔(プローブ装着部)161aが形成されている。
そして、第一の第一枝部161の一端部と、第二の第一枝部161の一端部とをX方向に31.5mmの間隔をあけて連結するように、連結部163が形成されている。つまり、第一のコの字体が形成されている。これにより、貫通孔161aで一辺が31.5mmとなる第一の正方形が常に形成されることになる。
また、第三の第一枝部161の一端部と、第四の第一枝部161の一端部とをX方向に31.5mmの間隔をあけて連結するように、連結部163が形成されている。つまり、第二のコの字体が形成されている。これにより、貫通孔161aで一辺が31.5mmとなる第二の正方形が常に形成されることになる。
貫通孔161aの内側に、送光プローブ112や受光プローブ113を挿入して固定することが可能となっている(図6(b)参照)。これにより、対応する番号の貫通孔161aに送光プローブ112T1〜112T4と受光プローブ113R1〜113R4とを挿入すれば、図4(a)に示すように平面視すると、合計8個(S1〜S8)の受光量情報A(λ)、A(λ)、A(λ)の収集を行うことができる。
また、第一枝部161の他端部は、毛髪を掻き分けるために先細り形状となっている。
ところで、第一のコの字体における第一の第一枝部161の中央の左側には、左側部162aが接続されるとともに、第二の第一枝部161の中央の右側には、右方に所定の距離で伸びた挿入板167が形成されている。一方、中央部162bの左側面には、右方に所定の距離で伸びた挿入穴162dが形成されている(図5参照)。なお、挿入板167と挿入穴162dとの表面は、ギザギザに加工されている。
これにより、図5(a)と図5(b)とに示すように挿入穴162dに挿入板167を挿入することができ、さらに挿入穴162dに挿入板167を所望の距離L1、L2で挿入することができる。つまり、中央部162bに対して、第一のコの字体がX方向に移動可能となっている。
また、第二のコの字体における第四の第一枝部161の中央の右側には、右側部162cが接続されるとともに、第三の第一枝部161の中央の左側には、左方に所定の距離で伸びた挿入板(図示せず)が形成されている。一方、中央部162bの右側面には、左方に所定の距離で伸びた挿入穴(図示せず)が形成されている。なお、挿入板と挿入穴との表面は、ギザギザに加工されている。
これにより、挿入穴に挿入板を挿入することができ、さらに挿入穴に挿入板を所望の距離で挿入することができる。つまり、中央部162bに対して、第二のコの字体がX方向に移動可能となっている。
このような光計測装置101によれば、まず、被検者は、送光プローブ112T1〜112T4と受光プローブ113R1〜113R4とをホルダ160の貫通孔161aに所定の配列で挿入する。つまり、被検者自身がホルダ160の貫通孔161aに送光プローブ112T1〜112T4と受光プローブ113R1〜113R4とを取り付けることができる。
次に、被検者は、ホルダ160を頭部の前方から頭部の後方へ向かって、毛髪を掻き分けながら挿入するように頭部に配置していく。
そして、被検者は、配置基準点163と配置基準線169とを指で確認しながら、頭頂と配置基準点163とを一致するようにして配置するとともに、頭頂と右耳とを結んだ線上に配置基準線169がくるようにして配置する。
さらに、右端部64と左端部65とで頭部にホルダ160を固定する。
以上のように、本発明の光計測装置101によれば、被検者一人でも自分自身の頭部に短時間で正確にホルダ160を装着することができる。また、ホルダ160を頭部の大きい成人にも頭部の小さい成人にも子供にも使用することができる。
<他の実施形態>
(1)上述した光計測装置1では、ホルダ60を頭部の前方から頭部の後方に向かって頭部に装着していくような構成としたが、ホルダを頭部の右方から頭部の左方に向かって頭部に装着していくような構成としてもよい。
(2)上述した光計測装置1では、ホルダ60に4個の送光プローブ12T1〜12T4と受光プローブ13R1〜13R4とを取り付けるような構成としたが、ホルダに8個の送光プローブと8個の受光プローブとを取り付けるような構成としてもよく、ホルダに2個の送光プローブと2個の受光プローブとを取り付けるような構成としてもよい。
(3)上述した光計測装置101では、中央部162bに対して、第一のコの字体と第二のコの字体とがX方向に移動可能となっているような構成としたが、第一のコの字体と第二のコの字体とがY方向に移動可能となっているような構成としてもよい。
本発明は、生体内部に光を照射して生体内部情報を取得する光計測装置等に利用することができる。
1:光計測装置
11:筐体
12:送光プローブ(送光手段)
13:受光プローブ(受光手段)
14:送光用光ファイバ
15:受光用光ファイバ
22:解析用制御部
26:表示装置
27:キーボード(入力装置)
60:ホルダ
61:枝部
61a:貫通孔(プローブ装着部)
62:基幹部
63a:配置基準点

Claims (8)

  1. 少なくとも2個のプローブ装着部を有し、当該プローブ装着部に先端から光を照射する送光プローブ、又は、先端から光を受光する受光プローブが挿入されて、被検者の頭部に装着されるホルダであって、
    第一方向に伸びた基幹部と、
    前記第一方向と異なる第二方向に伸びた少なくとも2本の枝部とを備え
    前記枝部の一端が、前記基幹部に支持されることにより、櫛形形状をなすことを特徴とするホルダ。
  2. 少なくとも2個のプローブ装着部を有し、当該プローブ装着部に先端から光を照射する送光プローブ、又は、先端から光を受光する受光プローブが挿入されて、被検者の頭部に装着されるホルダであって、
    第一方向に伸びた基幹部と、
    前記第一方向と異なる第二方向に伸びた少なくとも2本の枝部とを備え、
    前記枝部が、前記基幹部に支持され、
    前記枝部の片側の端部にのみ、前記枝部の端部同士を連結する連結部を有することにより、櫛形形状をなすことを特徴とするホルダ。
  3. 前記被検者の頭部に予め設定された第一特定点と一致するように配置される配置基準点を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホルダ。
  4. 前記第一特定点は、前記被検者の頭頂又は国際10−20法におけるCzを示す点であり、
    前記配置基準点は、円形状のマーク、突起物、又は、貫通孔であることを特徴とする請求項に記載のホルダ。
  5. 前記被検者の頭部に第一特定点と異なる第二特定点が予め設定され、前記第一特定点と第二特定点とを結んだ線上に配置される配置基準線を備えることを特徴とする請求項又は請求項に記載のホルダ。
  6. 前記第二特定点は、前記被検者の鼻根又は耳を示す点であり、
    前記配置基準線は、直線状のマーク、突起物、又は、貫通孔であることを特徴とする請求項5に記載のホルダ。
  7. 前記枝部は、前記基幹部に対して第一方向及び/又は第二方向に移動可能となるように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載のホルダ。
  8. 請求項1〜請求項のいずれかに記載のホルダと、
    前記被検者に光を照射する送光プローブと、
    前記被検者から放出される光を受光する受光プローブと、
    前記送光プローブ及び受光プローブを制御することで、前記被検者の脳活動に関する測定データを得る制御部とを備えることを特徴とする光計測装置。
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