JP2010151559A - プローブカード - Google Patents
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Abstract
【課題】高速化が可能なプローブカードを提供する。
【解決手段】テスタに接続される外部端子と内部配線を有するメイン基板と、樹脂によって固定された複数の信号用プローブおよびグランド用プローブと、上記樹脂を支えるリングとを備えるプローブカードであって、上記信号用プローブおよびグランド用プローブは、平行線フィーダーによって、上記メイン基板の内部配線と接続され、上記平行線フィーダーは上記樹脂内で上記プローブと接続されている。
【選択図】 図1
【解決手段】テスタに接続される外部端子と内部配線を有するメイン基板と、樹脂によって固定された複数の信号用プローブおよびグランド用プローブと、上記樹脂を支えるリングとを備えるプローブカードであって、上記信号用プローブおよびグランド用プローブは、平行線フィーダーによって、上記メイン基板の内部配線と接続され、上記平行線フィーダーは上記樹脂内で上記プローブと接続されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、高周波帯域での測定が可能なプローブカードに関する。
LSIチップなどの半導体の電気的諸特性の測定に用いるプローブカードに搭載されるプローブとして、カンチレバー形状のプローブや垂直型プローブなどが用いられている。
最近は、半導体デバイスの動作速度が高速化しており、例えば、シリアルATA(Advanced Technology Attachment)やPCI(Peripheral Component Interconnect)−Expressといった高速インターフェース対応IC向けに、プローブカードで高速試験を行う必要がある。
しかしながら、前記カンチレバー形状のプローブは、一般的にアームが長い形状で、GND(GROUND)シールドからの距離が遠くなるために、高周波伝送、例えば500MHzから1GHz以上では、損失が大きく性能を十分に発揮できないことが多い。
そこで、高周波伝送に対応するために、従来のプローブでは、アームを短い形状とする方法や、プローブの針元に同軸ケーブルを用いる方法(特許文献1参照)が用いられている。例えば、同軸ケーブルを用いた場合、同軸ケーブル長を約15mmとし、プローブの針長を約15mmとして、同軸ケーブルにて特性インピーダンスを50Ωに維持し、不整合針長を上述のように短くすることで、約1.1GHzの周波数帯域を実現している。
特開2008−45950号公報
しかしながら、このような同軸ケーブルを用いたプローブカードでは、高速化に限界があり、さらなる高速化に対応することができない。
そこで、本発明はこのような従来の課題を解決するために、さらに高速化が可能なプローブカードを提供することを目的とする。
本発明のプローブカードは、テスタに接続される外部端子と内部配線を有するメイン基板と、樹脂によって固定された複数の信号用プローブおよびグランド用プローブと、上記樹脂を支えるリングとを備えるプローブカードであって、上記信号用プローブおよびグランド用プローブは、平行線フィーダーによって、上記メイン基板の内部配線と接続され、上記平行線フィーダーは上記樹脂内で上記プローブと接続されていることを特徴とする。
さらに、2つのグランド用プローブと2つの信号用プローブを一組として、上記樹脂内で縦方向に配列し、平行線フィーダーで上記メイン基板の内部配線と接続する。
本発明のプローブカードは、テスタに接続される外部端子と内部配線を有するメイン基板と、樹脂によって固定された複数の信号用プローブおよびグランド用プローブと、上記樹脂を支えるリングとを備えるプローブカードであって、上記信号用プローブおよびグランド用プローブは、平行線フィーダーによって、上記メイン基板の内部配線と接続され、上記平行線フィーダーは上記樹脂内で上記プローブと接続されていることにより、周波数帯域を3Gbps以上とすることが可能となり、シリアルATAやPCI−Expressといった高速インターフェース対応IC向けに、プローブカードで高速試験を行うことができるようになる。
本発明のプローブカードについて図面を用いて以下に詳細に説明する。図1に示すのが本発明のプローブカード1の概略断面図である。
図1に示すように、本発明のプローブカード1は、テスタ11に接続され外部信号が入力される外部端子6と内部配線5が設けられたメイン基板4と、樹脂7によって固定された複数のカンチレバー型の信号用プローブ2およびグランド用プローブ3と、上記樹脂7を支え、例えばメイン基板4に固定されるリング8とを備える。テスタ11とプローブカード1は、図1の状態では離れているが、測定時にはテスタ11が降下して、ポゴピン12に外部端子6が接触する。
上記信号用プローブ2および上記グランド用プローブ3は、上記メイン基板4の内部配線5と接続されている。接続方法は、同軸ケーブル9あるいは平行線フィーダー10を用いる。同軸ケーブル9を用いる場合は、上記信号用プローブ2およびグランド用プローブ3の針長を約15mm、同軸ケーブル9の長さを同じく約15mmとし、上記プローブ2,3の端部と上記同軸ケーブル9を空中接続する。
この時、隣接する信号用プローブ2とグランド用プローブ3を一組とし、1本の同軸ケーブル9を用いる。上記同軸ケーブル9は内側導体を取り囲むように外側導体が配置されており、上記外側導体と上記グランド用プローブ3と接続し、上記内側導体を上記信号用プローブ2と接続する。
上記信号用プローブ2およびグランド用プローブ3は、プローブカード1において、図2に示すように、4辺に配置している。プローブ2,3の針先は横方向から見ると一列に揃って見える。この時、例えば、1辺100本の内、数本のプローブ2,3を上記平行線フィーダー10を用いて接続する。上記平行線フィーダー10のフィーダー線の間隔は70μm程度である。
上記平行線フィーダー10を用いる場合、2本の信号用プローブ2と2本のグランド用プローブ3を、図3に示すように、互いに接触しないように、上記樹脂7内で縦方向に高さを違えて配置し、上記樹脂7内で上記平行線フィーダー10と上記プローブ2,3とを接続する。これにより、上記プローブ2,3の針長は約10mmと短くすることができる。
上記プローブ2,3は、針径70μmで、50μmピッチで4段に配置する。この時、図3に示すように、下から順に、1段目にグランド用プローブ3、2段目に信号用プローブ2、3段目に信号用プローブ2、4段目にグランド用プローブ3を配置し、4段構成とする。上記平行線フィーダー10と上記プローブ2,3を、はんだにて接合した後、樹脂7でモールドする。上記樹脂7はリング8に固定される。上記樹脂7と上記リング8の膨張係数は等しいことが好ましい。
4段に配置したプローブ2,3の針先の配置は、図3に示すように、手前から順番に4段目のグランド用プローブ3、2段目の信号用プローブ2、3段目の信号用プローブ2、1段目のグランド用プローブ3となるようにする。
このようにして、上記プローブ2,3を平行線フィーダー10を用いて接続することによって、樹脂7内から針元であるメイン基板4と平行線フィーダー10の接続部までの差動インピーダンスを100Ωとすることができる。これによって、周波数帯域を3Gbps以上とすることが可能となる。
このように、プローブの接続に平行線フィーダーを用いることで、シリアルATAやPCI−Expressといった高速インターフェース対応IC向けに、プローブカードで高速試験を行うことができるようになる。
1 プローブカード
2 信号用プローブ
3 グランド用プローブ
4 メイン基板
5 内部配線
6 外部端子
7 樹脂
8 リング
9 同軸ケーブル
10 平行線フィーダー
11 テスタ
12 ポゴピン
2 信号用プローブ
3 グランド用プローブ
4 メイン基板
5 内部配線
6 外部端子
7 樹脂
8 リング
9 同軸ケーブル
10 平行線フィーダー
11 テスタ
12 ポゴピン
Claims (2)
- テスタに接続される外部端子と内部配線を有するメイン基板と、樹脂によって固定された複数の信号用プローブおよびグランド用プローブと、上記樹脂を支えるリングとを備えるプローブカードであって、
上記信号用プローブおよびグランド用プローブは、平行線フィーダーによって、上記メイン基板の内部配線と接続され、上記平行線フィーダーは上記樹脂内で上記プローブと接続されていることを特徴とするプローブカード。 - 2つのグランド用プローブと2つの信号用プローブを一組として、上記樹脂内で縦方向に配列し、平行線フィーダーで上記メイン基板の内部配線と接続することを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008328935A JP2010151559A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | プローブカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008328935A JP2010151559A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | プローブカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010151559A true JP2010151559A (ja) | 2010-07-08 |
Family
ID=42570835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008328935A Pending JP2010151559A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | プローブカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010151559A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112462108A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-03-09 | 上海华岭集成电路技术股份有限公司 | 一种新型探针卡装置 |
-
2008
- 2008-12-25 JP JP2008328935A patent/JP2010151559A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112462108A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-03-09 | 上海华岭集成电路技术股份有限公司 | 一种新型探针卡装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110928 |
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A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20130205 |