JP2010151106A - エンジンの冷却水回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン1の冷却水回路10を、ウォータポンプ6から圧送された冷却水をエンジン1の内部、サーモスタットバルブ9、およびラジエータ30の順で循環させる主回路11と、この主回路11中のウォータポンプ6およびサーモスタットバルブ9との間の位置から分岐したターボ過給機3冷却用の分岐回路12とで構成し、この分岐回路12を、主回路11およびターボ過給機3を連通させるターボ流入流路22と、当該ターボ過給機3およびラジエータ30のアッパータンク31を連通させるアッパータンク戻し流路23とで構成し、ターボ流入流路22には絞り230を設けた。
【選択図】図1
Description
冷却水回路中の冷却水は、ウォータポンプにて加圧されてシリンダブロック内のウォータジャケットに流入し、各シリンダのライナ周りを冷却した後にシリンダヘッドに流入する。シリンダヘッド内でインジェクタ周りを冷却した冷却水は、サーモスタットバルブを介してラジエータのアッパータンクに流入し、冷却空気との熱交換により冷却される。冷却された冷却水は、ロアータンクから流出してウォータポンプに戻る。
また、シリンダヘッドから流出した冷却水は、その一部が分岐してターボ過給機のウォータジャケットに流入し、ターボ過給機を冷却した後にウォータポンプの吸込側に戻る。
さらに、バイパス流路に絞りが設けられていることで、冷却回路中を冷却水が流れる時には、バイパス流路側への流れを実質的に制限するようになっている。このことにより、暖機運転時にターボ過給機側へ流入した冷却水は、サーモスタットをバイパスしてラジエータに流入することがなく、暖機運転を良好に行える。
また、ターボ過給機を冷却した冷却水は常時、ラジエータで熱交換されることなくウォータポンプの吸込側に戻るため、ラジエータで十分に冷却されない冷却水がエンジンに流入することになり、冷却効率が悪いという問題がある。
また、絞りは、水蒸気通過専用の従来のバイパス流路に設ける訳ではないので、そのようなバイパス流路を不要にでき、構造を簡素化できる。
しかも、ターボ過給機の冷却に用いられた冷却水は、アッパータンク戻し流路を通してラジエータに流入し、ラジエータによって冷却された後にポンプに戻るため、ラジエータを介さずにポンプに戻していた従来と比較し、冷却水の温度を低下させることができ、エンジンの冷却効率を向上させることができる。
図1は、本実施形態に係る冷却水回路10を示す回路図である。冷却水回路10は、エンジン1を冷却水にて冷却するとともに、該冷却水を用いてエンジン1に搭載されたオイルクーラ2、排気ターボ過給機3、EGRクーラ4、および図示しない排気ガス浄化装置用のドージング燃料噴射装置5を冷却するものである。
なお、本実施形態でのターボ過給機3としては、排気タービン側のノズル開度を調整できるようにした可変ターボ過給機が採用されている。
一方、スーツフィルタで捕捉されたパーティキュレート・マターは、再生温度まで高温となった排気ガスの熱により燃焼除去され、無害化されて排気ガスと共に外部に排出される。このことによりスーツフィルタが再生され、パーティキュレート・マターによるスーツフィルタの目詰まりを防止できる。
なお、絞り230を設けない場合には、測温Aよりもさらに下回る結果が得られるが、ターボ過給機3側に流れる冷却水の流量が増し、ラジエータ30側に流れ込む流量が多くなるので、暖機性能が低下する。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- エンジンの冷却水回路において、
ウォータポンプから圧送された冷却水を前記エンジンの内部、サーモスタットバルブ、およびラジエータの順で循環させる主回路と、
この主回路中の前記ウォータポンプおよび前記サーモスタットバルブとの間の位置から分岐したターボ過給機冷却用の分岐回路とを備え、
この分岐回路は、前記主回路および前記ターボ過給機を連通させるターボ流入流路と、当該ターボ過給機および前記ラジエータのアッパータンクを連通させるアッパータンク戻し流路とを備え、
前記ターボ流入流路には絞りが設けられている
ことを特徴とするエンジンの冷却水回路。 - 請求項1に記載のエンジンの冷却水回路において、
前記エンジン内部での前記主回路の冷却水は、シリンダブロックのシリンダライナ周りを通ってシリンダヘッドに流入した後、前記シリンダブロックの水マニホールドを通過して前記サーモスタットバルブに至るようになっており、
前記ターボ流入流路は、前記水マニホールドよりも上流側で前記主回路から分岐している
ことを特徴とするエンジンの冷却水回路。 - 請求項1または請求項2に記載のエンジンの冷却水回路において、
前記絞りは、前記ターボ流入流路の流路部材を前記主回路側に接続するための継手部材に設けられている
ことを特徴とするエンジンの冷却水回路。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のエンジンの冷却水回路において、
配置位置の低い方から前記ウォータポンプ、前記サーモスタットバルブ、前記ターボ過給機、前記アッパータンクの順で配置されている
ことを特徴とするエンジンの冷却水回路。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエンジンの冷却水回路において、
前記エンジンには、排気ガス浄化装置に燃料を供給するドージング燃料噴射装置が搭載されているとともに、
前記主回路中の前記ウォータポンプおよび前記サーモスタットバルブとの間の位置から分岐した噴射装置冷却用の別の分岐回路を備え、
この別の分岐回路は、前記主回路および前記噴射装置を連通させる噴射装置流入流路と、当該噴射装置および前記ラジエータのアッパータンクを連通させる連通流路とを備え、
前記噴射装置流入流路には別の絞りが設けられている
ことを特徴とするエンジンの冷却水回路。
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- 2008-12-26 JP JP2008333057A patent/JP5276975B2/ja active Active
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