JP2010148735A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常遊技状態時に先読み演出を行うと他の予告演出の興趣を阻害する虞があった。逆に高確率遊技中、又は時短遊技中では遊技者は確変図柄で当るかに集中しており、その他の予告演出に対する興味は低下した状態であった。
また、連チャン数により予告態様が変化、又は新たに予告が付加されるも遊技機はなかった。
【解決手段】主制御装置80は、大当り遊技が終了すると、大当り時に確変あるいは時短フラグが1or2である場合に(S123:yes、S124:yes)、所定の大当り遊技の場合は(S126:no、S129:no、S140:yes、S140:no)確変あるいは時短フラグを2に設定(S128、S131、S141、S142)し、それ以後に始動口への入賞があった場合は(S40:yes)、仮当否判定処理(S44)、先読み図柄指定コマンド送信(S45)を行う。
【選択図】 図15

Description

本発明は、先読み演出を搭載した遊技機において、新規な先読み演出の開始契機を備えるぱちんこ遊技機に関するものである。
先読み演出(連続演出、連続予告、先読み連続予告、先読み連続演出、先読み予告などとも呼ぶ)というのがある。例えば特許文献1などでは、始動口へ遊技球が入賞した時に当否判定を行い(先読み)、当たりと判定された場合は続いて連続予告を行うか否かの判定を行い、連続演出を行うと判定された場合は保留記憶1個目〜4個目の変動内容全て連続演出用の変動パターンに変更して連続演出を行うという構成である。当否判定結果により行われるため大当りを予告する属性の強い演出内容となる。
ただ、近年の場合、始動口入賞時に取得した変動パターン乱数値以外にて変動時間を変更することは規則上無理なため、以下のような制御を行う遊技機もある。
始動口へ遊技球が入賞した時に当否判定を行い、当たり(当たり以外も含む場合あり)の場合は演出を司るサブ制御装置に先読み演出許可信号を送信し、サブ制御装置は先読み許可信号を受信すると、連続予告が可能な状況かを判断して、可能な場合に変動時間はそのままで連続予告を行うといったものである。
なお、連続予告とは、例えば保留4個目に当たりが入っているとすると、その保留記憶に達するまでの変動時に共通の演出を行わせることを指す。例えば変動開始時に図柄が一旦振動する演出をおこなってから変動を開始することを計4回連続して行うものや、演出表示上に図柄の保留記憶数を表示するタイプでは、保留記憶数を表す図柄の形状、色を変化させることによりその保留記憶が変動開始された時に期待を持たせるものがある。
一方、近年サブ制御装置のROM容量が飛躍的に拡大したことにより、ぱちんこ遊技機の演出力は向上の一途を辿っている。
中でも確率変動状態や普通電動役物の開放延長機能が作動中に、大当りを発生(いわゆる連チャン)する度に大当り遊技中の演出内容を変更するものや、連チャンが所定回数に達すると演出内容を変更していくものが考えられている(特許文献2)。
ドラマとタイアップした遊技機などでは、連チャン数とドラマでのエピソード数を対応させて、連チャン数が伸びれば伸びるほどドラマのストーリが進行していくものや、ミュージシャンとのタイアップした遊技機などでは連チャン数が伸びる度に大当り遊技中に聞ける楽曲数が増えていくといった演出をおこなうものが実際に販売されて人気を博した例もある。
また、連チャンの回数そのものを表示するものや連チャン数に応じて変化する映像、ランプ点灯、各種の音声を出力するものも考えられている(特許文献3)。
特開2004−057671 特開2006−271670 特開平09−010391
先読み連続演出は、上記に記載したように当否判定を行って判定内容如何により演出が開始されるため、他の予告演出と比べても大当りを予告する属性が高い。他の予告演出がリーチを暗示したり、潜伏状態において現在の遊技状態を暗示したり、この変動で当たると確率変動が作動する確率が高いことを暗示したりなど、多様な予告内容を内包することができるのに対して先読み連続演出は大当りを予告することのみに用いられる事が多いため、どうしても大当り予告としては最も信頼度の高いものとなる。
その辺りの予告演出バランスは設計事項ではあるのだが、先読み連続演出を搭載すると往々にして遊技者は先読み連続演出が発生した時のみ期待を持ち、他の変動時は他の予告演出が出ても醒めた状態で観ていることになりやすい。これでは、どれほど多様な他の予告演出を搭載しても無意味になる虞がある。
一方で確率変動状態、開放延長機能作動状態では、図柄の平均変動時間も短縮されるのが常であり、信頼度の低いリーチなどもカットされた状態となる。そのため、リーチが発生する=大当りの期待が非常に高い。遊技者も確率変動状態、開放延長機能作動状態では単純に当たりが発生するのを待っている状態であり、特に確率変動となる図柄にて当たるのかが興味の対象となっており、演出内容に対する興味は低下した状態である。そのため他のリーチが来ることを示唆する予告などは殆ど必要がない状態といえるし、連チャン数により予告態様が変化、特に先読み予告の態様が変化するもの、または新たに開始される構成の遊技機もなかった。
本発明は連チャンを達成したことにより、新たに予告演出を付与して、遊技者に連チャンの達成感と共に遊技状態にもっとも好適な予告演出を付与することを目的とするものである。
上記課題を解決するための請求項1記載の遊技機は、遊技機全体を制御するための各種指示を行う主制御装置と、
該主制御装置の指示により各種演出を行うサブ制御装置と、
遊技球の通過により第1乱数を取得するとともに普通図柄が変動開始する普通図柄始動口と、
前記第1乱数に基づいて当りとするか否かの判定を行う普通当否判定手段と、
該普通当否判定手段の判定により当りとなった場合は、前記普通図柄を停止させて報知した後に普通電動役物を所定回数開閉する普通当り遊技と、
前記普通電動役物に備えられ、遊技球の通過により第2乱数を取得するとともに特別図柄が変動開始する特別始動口と、
前記第2乱数に基づいて特別当りとするか否かの判定を行う特別当否判定手段と、
前記特別当否判定手段の判定により特別当りとなった場合は、前記特別図柄の変動を停止させて特別当り報知した後に、開閉動作可能な特別電動役物を所定回数開閉することを一ラウンドとして複数ラウンドにて構成される特別当り遊技と、
前記特別始動口を起因とする前記特別図柄が変動中又は確定表示中若しくは前記特別当り遊技中である場合は、前記第2乱数を所定個数に限り記憶保持する特別図柄始動保留手段と、
前記特別当り遊技の終了に基づき開始される、前記普通当り遊技時の前記普通電動役物の開放時間の延長又は開放動作の回数増加を行う開放延長機能と、
前記特別当り遊技の終了に基づき開始される、前記特別当否判定手段の当りとする確率を向上させる確率変動機能と
を備える遊技機において、
前記主制御装置は、
前記第2乱数を仮判定する仮当否判定手段を備え、
該仮当否判定手段は前記遊技球の通過により第2乱数を取得した時に判定を行い、
該判定結果を前記サブ制御装置に指示するための先読み指定コマンドと前記特別図柄始動保留手段が記憶保持している個数を示す保留個数指定コマンドと
を同時期に送信、若しくは1つのコマンドとして前記サブ制御装置へ送信する構成で、
前記確率変動機能または前記開放延長機能が作動している状態において、取得した前記第2乱数にて前記特別当り遊技が行われ、且つ、該特別当り遊技が終了した後に前記確率変動機能または前記開放延長機能が作動する連続大当り状態の発生を要件として、
前記特別当り遊技が終了した後の前記特別始動口への遊技球の通過により前記仮当否判定手段が開始又は有効となる
ことを特徴とする。
第2乱数とは、主に当否判定用乱数値を指すが、他にも大当り図柄決定用乱数値、当否判定によりハズレと判定された場合に変動内容として完全ハズレとするかリーチハズレを行うかを決定するためのリーチ決定用乱数値、当否判定、大当り図柄決定、リーチ決定で大まかな流れを決定した上で変動時間を決定するための変動パターン決定用乱数値をも含む。
なお、変動パターン決定用乱数値は変動時間を決定すると記したが、変動時間を設定することにより、可能な演出内容、演出の組合せが略決まってくるため演出内容設定と表現しても良い。
これら乱数は、図柄組合せゲームを行うにおいては基礎的なものとなってくるため、まとめて基本乱数値とも呼ぶ。
無論、転落抽選機能を搭載した遊技機などは(従来技術のため詳細な説明は省略する)、これら基本乱数値と共に転落判定用乱数値を設けることになる。
前記第2乱数を仮判定する仮当否判定手段とは、特別図柄始動口入賞時に取得する第2乱数をそのまま判定することを指す。
この場合の第2乱数とは、必ずしも当否判定用乱数値のみである必要はなく、基本乱数値全てを仮判定しても良いし、当否判定用乱数値と大当り図柄決定用乱数値により導きだされる図柄データで判定することも考えられる。
また、仮当否判定手段は先読み専用に用いられる判定テーブルであり、例えば仮判定手段で当りの場合で、通常確率用判定テーブル或いは高確率用判定テーブルでも当たりとなるものについてはコマンド1を、各確率用判定テーブルで外れと判断されるものについてはコマンド2を、仮判定手段で外れと判断されるものについてはコマンド0を送信する構成が考えられる。
先読み指定コマンドと保留個数指定コマンドを同時期若しくは1つのコマンドとするとは、どちらも始動口入賞時にサブ制御装置に送信する必要があるためである。1つのコマンドとする場合は、先ほどの仮判定によるコマンド0、1、2と保留個数を合わせたコマンドを送信すれば良い。
仮当否判定手段の開始条件としては、請求項記載の条件に追加して、所定の大当り遊技、例えば所定ラウンド数以上、又は平均獲得出球が所定個数以上の大当り遊技が連続した場合や、高確率用判定テーブルの場合は2回連続することを条件とし、開放延長機能作動の場合は3回連続することを条件とするなど、多様な条件を設定することが考えられる。
上記課題を解決するための請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の構成において、
前記サブ制御装置は、
前記連続大当り状態の継続数と前記保留記憶数手段の個数を対応させ、
該対応した個数内にて前記先読み指定コマンドに対応して先読み演出を行う
ことを特徴とする。
連続大当り状態の継続数と保留記憶数手段の個数を対応させるとは、例えば連続大当り状態が3回継続している場合は、保留1〜3個までの間で先読み演出を行うということである。
先読み演出としては、仮当否判定手段により当りとみなされた保留に対して、保留数を示す図柄(保留図柄とも呼ぶ)の形状を変更してその保留が大当りの可能性が高いことを示唆したり、図柄の変動開始時に演出用役物を可動させたり、液晶表示上で専用の演出を行うものが考えられる。
特に連続大当り状態の継続数と保留記憶数手段の個数を対応させているので保留図柄で行う先読み演出が好適である。
上記課題を解決するための請求項3記載の遊技機は、請求項1又は2記載の構成において、
常時入賞可能な状態で備えられ、遊技球の通過により前記第2乱数を取得するとともに特別図柄が変動開始する第2特別始動口と、
前記第2乱数に基づいて特別当り遊技とするか否かの判定を行う第2特別当否判定手段と
を備え、
前記仮当否判定手段は前記特別始動口が取得した前記第2乱数のみを判定する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための請求項4記載の遊技機は、請求項1〜3記載の構成において、
前記サブ制御装置は、前記連続大当り状態になると、
前記演出表示手段にて、前記連続大当り状態が連続して何回継続しているかを示す、連続大当り状態図柄を表示し、
該連続大当り状態図柄にて前記先読み演出を行う
ことを特徴とする。
連続大当り状態図柄とは、ただ回数を表示するだけでなく、その遊技機のモチーフになっているキャラクタを連続大当り状態の継続回数の数だけ並べて表示したり、大当り遊技を複数持つものであるならば、大当り遊技のパターンに応じたキャラクタを表示して連チャン回数とその大当り遊技の内容を示したり、モチーフとして敵と戦うような演出内容の場合は回数を数字で表す場合でも、「1勝3分け6敗」のような表示方法が考えられる。
例えば2ラウンド大当りのような、遊技者に殆ど賞球を与えないような大当りの場合は、連チャンが継続したとしても「1敗」として表示し、逆に15ラウンド大当りのように遊技者に最も賞球を与える大当り遊技を獲得した場合は「1勝」とし、5ラウンド大当りや1ラウンドに対して開放時間が短いパターンなどの場合は「1分け」と表示するようにすることで、遊技者としてはトータルの連チャン数と共にどの大当り遊技を何回取得しているのか連チャンの内訳を把握することができる。
請求項1記載の発明によれば、連続大当り状態の発生(連チャン発生)を達成することにより新たに先読み演出が付与されるため、遊技者に単に賞球のみを付与するだけでなく、演出力も向上させて、より面白い遊技を行うことができるという特典を与えることができる。
また、変動内容に対して比較的興味が低下している開放延長機能作動中に、大当りを予告する属性の高い先読み演出を行うことにより、遊技者に新たな演出的興味を与えることができる。
請求項2記載の発明によれば、連チャン数に応じて、対象となる保留個数の範囲が変化するため、獲得賞球とともに演出力強化を目指して連チャン数を伸ばす楽しみを与えることができる。
請求項3記載の発明によれば、第2特別始動口のみ先読み演出を行うようにすることにより、開放延長機能が作動している時のみ行われやすくなり、より遊技状態に合わせて先読み演出を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、今までただ連チャン数を表示するだけの図柄に予告機能も搭載したことにより、ただ回数を報知するだけでなく、表示されることにより先読み演出が有効となったことも報知することができるようになる。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[第1実施例]
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。なお、本実施例ではパチンコ機で説明を行うが、スロット遊技機、パロット遊技機、じゃん球遊技機、アレンジボール遊技機などにも実施可能な発明内容である。
外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。
前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右及び外枠下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63の左側には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられており、遊技者が所定期間中に、該演出ボタン67を操作することで後述する演出表示装置6に表示される内容が変化したり、スピーカ66より出力される遊技音が変化したりする。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
図2に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の図示しない遊技釘が打ち付けられている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する。)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
窓5aの上側にはドットマトリクスの普通図柄表示装置7及び7セグメントの特別図柄表示装置9と4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示装置8が設置され、下側には特別図柄保留記憶表示装置10が設置されている。
本実施例では詳細は後述するが第1始動口11に対応する保留記憶表示装置10は向かって左側に配置し、第2始動口12に対応する保留記憶表示装置10は右側に配置される構成である。各々最大4個まで保留記憶が可能であり、合わせて8個まで保留記憶が可能な構成である。
センターケース5の向かって左横には普通図柄作動ゲート17が配置されている。
センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とが配置されている。
第1始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。
第2始動口12は電動チューリップ(以下、普通電動役物とも呼ぶ)であり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
第2始動口12の下方にはアタッカー式の大入賞口13が配置され、その下方にはアウト穴15が設けられている。
また、第1始動口11の左側には、上から第1左入賞口31と第2左入賞口32、第3左入賞口34が、右側には第1右入賞口33がガイドレール2bに沿うように設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口34、第1右入賞口33が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、前述した遊技盤1を脱着可能に取り付ける内枠70が前述した外枠51に収納されている。この内枠70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられている。この構成により、遊技盤1上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。
また、パチンコ機50の裏側には(図4も参照のこと)、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置(サブ制御装置とも呼ぶ)83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85が内枠70に設けられている。なお、図3では、発射制御装置84が描かれていないが、発射制御装置84は払出制御装置81の下に設けられている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、この外部接続端子板78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータ87に送られる。なお、従来はホールコンピュータ87へ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータ87へ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータ87へ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子板78を介してホールコンピュータ87へ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
このパチンコ機50の電気的構成は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には電源回路は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84、電源基板85にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
また、近年では演出図柄制御装置82とサブ統合制御装置83を1つの基板上に設けて、サブ統合制御装置83とする構成も多い。本実施例では分割しているが、一つにしたものでも良いし、サブ統合制御装置を音制御装置、ランプ制御装置と分割する構成でも良い。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口13に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ13a、第1左入賞口31および第2左入賞口32、第3左入賞口34に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a、第1右入賞口33に入球した遊技球を検出する右入賞口スイッチ33aなどの検出信号が遊技盤中継端子板74を介して入力される。
本実施例では向かって左側に配置された普通入賞口が3つの構成(31、32、34)であるが、スイッチは33a1つで検出する構成である。無論、各々に対応したスイッチを設けても良い。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている特別図柄表示装置9及び普通図柄表示装置7の表示、特別図柄保留記憶表示装置10及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、遊技盤中継端子板74を介して大入賞口ソレノイド13bを制御することで大入賞口13の開放を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。なお、普電役物とは普通電動役物(電動チューリップとも記載)を示す。
主制御装置80からの出力信号は、上記のほかにも試験信号端子や、図柄変動や大当たり等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。図4の構成では、払出制御装置81は裏配線中継端子板75と払出中継端子板76を介して払出モータ20を制御する構成である。また、本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
払出制御装置81は満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力される構成で、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24(遊技球等貸出装置接続端子板とも記載する)を介してCRユニット56(遊技球等貸出装置とも記載する)と交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示装置25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸スイッチ57、精算を要求するための返却スイッチ58が接続されている。
払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70、前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止スイッチ信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LEDや各種ランプを制御する。なお、音声出力に関しては、音量調整スイッチ83aにて音量を調節することができる。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。無論、サブ統合制御装置83から演出図柄制御装置82への一方向通信の構成でもよい。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出表示装置6を制御して、疑似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
次に主制御装置80の主制御CPUの電源投入時処理の動作を詳しく説明する。
図5に示すように、図示しないセキュリティーチェックが終了した後に、主制御CPUは先ず電源投入時処理を実行する。
ここでは、RAM初期設定処理(S1)を行ってから、RAMクリア信号が入力されたか否か、すなわちRAM消去か否かを判断(S2)して、肯定判断ならば(S2:yes)RAM消去(S6)を行い、サブ統合制御装置83へ初期画面指定コマンドを送信(S8)する。
否定判断(S2:no)のときは、RAM保証値が1か否かを判断する(S3)。RAM保証値が1でなければ(S3:no)RAM消去(S6)、初期画面指定コマンド送信(S8)を行い、RAM保証値が1なら(S3:yes)、SUM値作成処理(S4)を行い、SUM値が0か否かを判断する(S5)。
SUM値が0でなければ(S5:no)RAM消去(S6)、初期画面指定コマンド送信(S8)を行う。
SUM値が0なら(S5:yes)、電源復帰処理(S7)を行う。
本実施例ではS8またはS7の実行で電源投入時処理が終了し、残余処理が始まる。
続いて残余処理の説明を開始する。
ここでは、割り込みを禁止し(S9)、NMIフラグが0か否かを判断する(S10)。
NMIフラグが0なら(S10:yes)、初期値乱数更新処理1(S11)、初期値乱数更新処理2(S12)、初期値乱数更新処理3(S13)を実行して、割り込み禁止を解除する(S14)。なお、本実施例では、初期値乱数1は第1始動口スイッチ11aで取得する大当り図柄決定用乱数の初期値を更新するための処理であり、初期値乱数2は第2始動口スイッチ12aで取得する大当り図柄決定用乱数の初期値を更新するための処理、初期値乱数3は普通図柄作動スイッチ17aで取得する当り図柄決定用乱数の初期値を更新するための処理である。
この残余処理中にINT割り込みがあると、割り込み禁止が解除(S14)された後に図6に示す割り込み(INT)処理にジャンプして本処理を行う。
この処理では、特別図柄当否判定に使用する各種の乱数値を更新し(S21)、タイマのカウントを更新し(S22)、入賞口等に設置されている検出スイッチからの遊技球検出信号や枠装置に設けられたスイッチ類からの信号等の入力処理を行い(S23)、当否報知および大当たり遊技の実行に関わる特別図柄遊技処理(S24)、普通図柄当否判定および普通電動役物(第2始動口)12の制御に関わる普通図柄遊技処理(S25)、演出画像の表示、電飾、音声出力などを制御するサブ統合装置83への演出制御コマンド送信処理(S26)、特別図柄表示装置9の表示制御や可変入賞口(普通電動役物12、大入賞口14)の開閉制御のためのデータ出力処理(S27)を行う。
そして、割り込み回数カウンタを+1して(S28)、割り込み回数が所定回数を超えたか否かを判断する(S29)。
INT割り込みはタイマによって定期的(2ms毎または4ms毎)に行われるので、その割り込み回数を計数すれば、電源投入時処理(図5参照)が行われた後の経過時間を測定したのと同じことになる。
割り込み回数が所定回数を超えていれば(S29:yes)、すなわち「タイマ手段による計時が所定時間を経過した」ことになる。
この所定時間(所定回数)は、賞球制御CPU31aのセキュリティーチェックに必要な時間から主制御CPUのセキュリティーチェックに必要な時間を減じた時間以上に設定されている。
そして、割り込み回数が所定回数を超えていれば(S29:yes)、払出制御装置81に賞球コマンドを送信する(S30)。
賞球コマンドは、入賞口に設置されている検出スイッチからの遊技球検出信号(S23参照)に基づいて生成されるコマンドであり、払い出し個数(賞球個数)を特定可能なデータ構成になっている。
払出制御装置81の賞球制御CPUは、賞球コマンドが主制御装置80から送られてくると、払出中継端子板76を介して払出モータ20を駆動させて、賞球コマンドで指定された個数の賞球を払い出させる。
割り込み回数が所定回数を超えていないときは(S29:no)、上記のように生成した賞球コマンドを例えばRAMに記憶する(S31)。
なお、ここでは賞球コマンドを記憶する代わりに、賞球個数を記憶してもよく、複数の入賞分の賞球個数を加算記憶しても何ら差し支えない。
S30またはS31を実行すると割り込み(INT)処理から残余処理にリターンする。
一方、電源装置85(図8参照)に設けられる停電検出回路110が停電を検出して停電検出信号111を出力し、この信号が主制御装置80に入力されると、主制御CPUにリセット信号(NMI信号)112が与えられる。なお、本実施例ではリセット信号としてNMI(ノンマスカブルインタラプト)を用いるため、以後リセット信号をNMI信号と記す。
主制御CPUは、NMI信号112があると、残余処理や本処理にかかわらず直ちに現在のプログラムを中断して、図7に示す割り込み(NMI)処理にジャンプ(実行途中の処理は行う構成とし、次のステップへは移行せずに割り込み(NMI)処理にジャンプ)して強制割り込み処理を行う。
この割り込み(NMI)処理では、現在のプログラムのアドレスをレジスタに記憶して(S35)、NMIフラグを1にセットしてから(S36)、レジスタに記憶したアドレスから処理を再開する(S37)。
この処理の再開後の残余処理においてS9を実行すると、NMIフラグが1になっているので(S10:no)、バックアップ処理に移行して、SUM値を作成し(S15)、RAM保証値を1にして(S16)、RAMライトプロテクト処理(S17)によりRAMの書き込みを禁止する。
このようにバックアップ処理が行われた後に復電すれば、電源投入時処理が行われるが、ここではRAM保証値が1であるから(S3:yes)、上述のS4、S5が実行され、またSUM値が0ではないから(S5:yes)電源復帰処理(S7)を行う。
電源投入時処理後に実行される残余処理中にINT割り込みがあると、割り込み禁止が解除(S14)された後に割り込み(INT)処理にジャンプして本処理を行うので、電源投入時処理の終了後に各種入賞口への入賞があった場合には、即座に払い出しはできないものの、入賞があったことを検出して主制御装置80が記憶することができる。
その検出した入賞に関しては、払出制御装置81の賞球制御CPUの立ち上がりに要する時間を経過した後に、賞球コマンドが主制御装置80から払出制御装置81に送信されるので、賞球コマンドを払出制御装置81が取りこぼすことがない。
よって、遊技者は、入賞したのに賞球が払い出されないという不利益を被らない。
図8は電源装置85の電源供給を示すブロック図である。
図8に示すように、電源装置85は電源回路113、停電検出回路110及びバックアップ用電源回路114、受電回路116、電源スイッチ117、RAMクリアスイッチ115を備えている。
電源回路113は、受電回路116を経由して供給される主電源AC24Vを基にして、各制御装置やアクチュエータ等の作動電源を生成して供給する。また、受電回路116には、当該受電回路116から電源回路113への主電源AC24Vの供給を導通/非導通に切り替えられる電源スイッチ117が接続されている。
バックアップ用電源回路114は、電源回路113で生成されたDC5Vを充電し、バックアップ対象にバックアップ用電源(DC5V)として供給する。停電検出回路110は、主電源の電圧(24V)が所定電圧以下に降下すると主制御装置80、払出制御装置81に停電検出信号111とリセット信号(NMI信号)112を出力する。なお、主電源の電圧が所定電圧以上に上昇すると停電検出信号111、リセット信号112ともに出力を停止する。
また、本実施例で停電検出信号111とリセット信号112を主制御装置80と払出制御装置81に送信する構成としたが、必ずしもこの構成である必要はない。主制御装置80のみに送信し、主制御装置80が払出制御装置81に停電用のコマンドを送信しても良いし、その逆の構成なども考えられる。
RAMクリアスイッチ115は操作に応じてRAMクリアスイッチ信号を出力する。なお、RAMクリアスイッチ115の操作によりRAMクリアスイッチ信号を出力するためのRAMクリアスイッチ信号発生用の回路は、必ずしも電源装置85に設ける必要はなく、主制御装置80や払出制御装置81のいずれかに設けることも考えられるし、主制御装置80、払出制御装置81に各々設けることも考えられる。その場合は主制御装置のみをRAMクリアできたり、払出制御装置81のみクリアできる構成とする。
図9に示す始動入賞確認処理1では、主制御装置80は、第1始動口スイッチ11a又は第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S40)。なお、本実施例では特別図柄1、特別図柄2を有する遊技構成であるため、図9に示す始動入賞確認処理を各々が備えていることになる。
肯定判断なら、大当り決定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では各々4個)か否かを判断する(S41)。図2で説明したように特別図柄保留記憶表示装置10は向かって左側の4つが特別図柄1に用いられ、向かって右側の4つが特別図柄2に用いられる。
保留記憶が満杯でなければ(S41:no)、上記の各乱数を特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数を1増加させる(S42)。既に4個の保留記憶があれば(S41:yes)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数も増やさない。
なお、本構成では特別図柄の保留記憶数の増減はサブ統合制御装置83を経由して演出図柄制御装置82に伝えられ、演出表示装置6の画面6aにて、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数と同数の疑似保留表示がなされる。たとえば図20(a)の97が擬似保留表示である。
基本乱数を記憶処理(S42)した後は、本発明の特徴的な制御である、確変フラグが2であるか、又は時短フラグが2であるか判断する(S43)。
確変フラグは遊技球が第1始動口11又は第2始動口12に入球した時の遊技状態を示すもので、確変とは大当り確率が通常遊技状態時よりも高確率に設定されている状態を示す。フラグ2とは、高確率状態でも所定の条件を達成している高確率状態を示すものであり、詳細は後述する。
確変あるいは時短フラグのいずれかが2である場合は(S43:yes)、仮当否判定処理を行う(S44)。
この仮当否判定処理は、いわゆる先読み演出を行うために判定する。先読み演出とは、始動口入賞により基本乱数を取得しても、変動開始の順番が回ってきていないため保留記憶されたものに当りが含まれる場合(または当りの可能性のある場合)に、特別図柄保留記憶表示装置10ならば通常とは異なる発光パターンで該当する保留ランプを点灯させたり、演出表示装置6上でならば、該当する保留記憶が変動開始するまで当りの可能性を示唆するキャラクタを登場させたり、演出表示装置6上にて擬似保留表示97(例えば図20(a)参照)を行う構成ならば、保留記憶数を示す図柄(以下、保留図柄とも呼ぶ)を変更したり、センターケース5上に演出専用に用いられる可動役物を配置している場合は、該当する保留記憶が変動開始す るまで、各変動開始時に可動させたりすることが考えられる。
このように、期待できる変動に対して、変動開始前の状態から予め当りの可能性を示唆する演出を先読み演出、又は該当する変動時まで継続して行われることから連続予告と呼んでいる。
先読み図柄指定コマンドを送信(S45)した後は、保留記憶数指定コマンドを送信する(S46)。
確変あるいは時短フラグが2ではない場合は(S43:no)、仮当否判定は行わずに保留億数指定コマンドを送信する(S46)。
始動口入賞もなく(S40:no)、保留記憶も上限まで記憶している場合は(S41:yes)そのままリターンに抜ける。
なお、本実施例が行う仮当否判定をもう少し詳細に述べると、先読み図柄判定テーブルにて当否判定用乱数値を参照し、先読み図柄判定テーブルに記録されている当り値と照合する。当たりと判断した場合、後述する大当り決定用の通常判定テーブルまたは確変判定テーブル(S56)に記憶されている当り値でも当りと判断される乱数値に対しては先読み図柄指定コマンド2を選択し、確変、通常判定テーブルでは外れと判定されるものに対してはコマンド1を選択する。仮当否判定で外れの場合はコマンド0を選択してサブ統合制御装置83へ送信する(S45)。
無論、仮当否判定にて用いる乱数値は当否判定用乱数値のみでなく、当否判定用乱数値が当りの場合に当り図柄を決定するための大当り図柄決定用乱数値、当否判定用乱数値が外れの場合にリーチ変動を行うか否かを決定するためのリーチ決定用乱数値、上記各乱数値とともに変動パターンを決定するための変動パターン決定用乱数値のいずれか、もしくは全てを用いて仮当否判定を行う構成でも良い。
大当り図柄決定用乱数値も用いる構成ならば、先読み演出として大当りを示唆する以外にも確変図柄で当るか否かも示唆することが可能となるし、リーチ決定用乱数値を用いる構成ならば、先読み演出が開始されると必ず最後はリーチを表示することになり演出力が向上し、変動パターン決定用乱数値を用いるならば、所定の変動内容(所定のリーチの場合のみ等)の時のみ先読み演出を開始させることができるようになる。先読み演出にて行いたい内容に沿った判定を行えば良い。
図10に示す当否判定処理では、主制御装置80は、条件装置の作動中か否かを大当たりフラグに基づいて判断する(S50)。S50の判定が否定判断で、特別図柄が変動中でなく(S51:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S52:no)、特別図柄保留記憶(前記、S42による保留記憶)があるか否かを判断する(S53)。
この保留記憶があれば(S53:no)、特別図柄保留記憶の中で最も古いもの読み込むとともにその特別図柄保留記憶は保留記憶から消去するため保留記憶を1減算し、確変フラグがセットされているか(高確率状態か)否かを判定する(S54)。
肯定判断であれば(S54:yes)、読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合し(S56)、否定判断であれば、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S55)。
本実施例の場合、通常確率状態時には1/350の確率で当選し、高確率遊技状態には1/35の確率で当選する。
S55又はS56の判定で当たりなら(S57:yes)、当たり図柄決定用乱数によって当たり図柄を決定し(S58)、当たりと判定されたときの遊技状態、つまり確変状態であったか開放延長機能が作動状態であったかを記憶し(S59)、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定する(S60)。
また、外れのときは(S57:no)、次に小当たりであるか判断する(S61)。判定で当たりなら(S61:yes)、小当たり図柄を決定し、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定する(S62)。なお、本実施例では小当たり当選時の図柄は1つしか設けていない構成であるため図柄決定処理を行う必要がない構成である。無論、図柄決定処理を行う構成であっても構わない。
小当たりも外れのときは(S61:no)、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S63)。本実施例の場合、外れの場合の特別図柄の表示は「− −」の1種類しかないので、外れ図柄は決定しなくてもよい。
S60又はS62、S63に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には通常大当たり、確変大当たり、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力し、また特別図柄表示装置9を制御して特別図柄の変動表示を開始させる(S64)。
従って、サブ統合制御装置83は変動開始コマンドに基づけば大当たり図柄又は外れ図柄(以下、まとめて確定図柄)、リーチの有無及び変動時間を判別できる。
変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、また演出図柄制御装置82に変動開始コマンドを送る。
主制御装置80は、特別図柄の変動中であれば(S51:yes)、図11に示すように所定の図柄変動時間(S60又はS62、S63の変動パターンに基づく)が経過したか否かを判断する(S70)。
肯定判断(S70:yes)なら図柄停止コマンドをサブ統合制御装置83に出力し(S71)、また特別図柄表示装置9を制御して確定図柄を確定表示させる。
図柄停止コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出を終了させ、また演出図柄制御装置82に図柄停止コマンドを送る。
主制御装置80は、確定表示させた特別図柄が大当たりになる表示であれば(S72:yes)、確定図柄を表示設定(S73)し、条件装置作動開始処理(S74)により、大当たりフラグをセットする。
続いて、確変フラグ1または2がセットされているか否かを判定し(S75)、肯定判断なら確変フラグをクリアする(S76)。フラグ1と2の違いについては後述する。否定判断なら(S75:no)、時短フラグ1または2がセットされているか(時間短縮状態か)否かを判定し(S77)、肯定判断なら時短フラグをクリアする(S78)。時短フラグについても1と2の違いについては後述する。
確定表示させた特別図柄が大当たりにならない表示(つまり外れ)のときは(S72:no)、図12に示すように小当たりになる組合せか判断する(S80)。
小当たりになる場合であれば(S80:yes)、大当たりの時と同様に確定図柄表示設定処理(S82)を行い、次に時短フラグが1または2であるか判定する(S83)。
小当たりではない場合は(S80:no)ハズレであるのでハズレの並びにて確定図柄表示設定処理(S81)を行う。
各々の確定図柄表示設定(S81、S82)を行った後、時短フラグが1または2である場合は(S83:yes)、開放延長作動回数を1減算する(S84)。
1減算したことにより開放延長可能回数が0となる場合は(S85:yes)時短フラグを0にすることにより開放延長機能の作動を終了設定し(S86)、後述する小当たり遊技処理の終了後に開放延長機能の作動を停止させる。なお、本実施例の小当たり遊技は遊技状態を変化させる起因としては扱われない構成のため、小当たりを起因に開放延長可能回数が増減、開始、停止などは行われない。
時短フラグが1ではない場合(S83:no)、開放回数が0ではない場合(S85:no)はそのまま特別遊技処理に移行する。
図10の戻り、確定図柄が表示中である場合は(S52:yes)、図13に示すように確定図柄表示時間が終了したか判断し(S90)、終了した場合は(S90:yes)確定図柄の表示を終了して(S91)、現在の遊技状態を指定するために状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信する(S92)。表示時間が終了していない場合は(S90:no)そのまま特別遊技処理へ移行する。
図14に示す特別遊技処理では、主制御装置80は、条件装置の作動中か否かを大当たりフラグに基づいて判断する(S100)。
条件装置の作動中なら(S100:yes)、大入賞口13が開放中か否かを判断する(S101)。なお、本実施例の遊技構成は特別図柄は2つ備えるが大入賞口は1つで共用する構成で説明を行っている。無論、各々専用の大入賞口を備える構成でも良いし、大当たりの開放数に応じて使い分けても良いし任意である。
大入賞口13の開放中ではない場合は(S101:no)、大当たり遊技開始演出中であるか判断する(S102)。なお、大当たりとは特別当たり、特別図柄の当たりとも記しており、同じものを指す。説明の流れで任意に選んで記載している。
大当たり遊技開始演出中ではない場合(S102:no)、次は大当たりインターバル中により大入賞口13が閉鎖しているのか判断する(S103)。大当たりインターバル中でもない場合は(S103:no)大当たり終了演出中であるか判断する(S104)。
これも否定判断の場合は(S104:no)、今から大当たり遊技を開始する状態であることが判明するため、大当たり図柄及び大当たりした遊技状態を記憶し(S105)、大当たり遊技開始演出処理(S106)により、サブ統合制御装置83に大当たり開始コマンドを送信し、大入賞口13を開放させる。
サブ統合制御装置83は大当たり用の音声及びランプの演出を開始し、また演出図柄制御装置82に大当たり開始コマンドを送る。大当たりコマンドを受信した演出図柄制御装置82は、演出表示装置6を制御して大当たり開始演出(いわゆるファンファーレ画面)を表示させる。上記大入賞口13の開放は、この大当たり開始演出を待って行われる。
条件装置が作動中ではない場合(S100:no)、大当たり開始演出中の場合(S102:yes)、大当たり間インターバル中の場合(S103:yes)、大当たり終了演出中の場合(S104:yes)はそのまま小当たり遊技処理へ移行する。
大入賞口13が開放中である場合は(S101:yes)、大入賞口13に遊技球が10個入賞したか判断する(S107)。なお、本実施例では10個だが、9個、8個でもよく、特に限定するものではない。
大入賞口13に遊技球が10個入賞した場合は(S107:yes)大入賞口閉鎖処理を行う(S109)。
入賞数が10個に満たない場合は(S107:no)、大入賞口の開放時間が終了したか判断する(S108)。本実施例では、15ラウンドでの大当たりの場合は各ラウンドの最大開放時間は28秒に設定し、2ラウンドでの大当りの場合は各ラウンドの最大開放時間は0.8秒に設定している。
また、本実施例では搭載していない構成だが、それ以外にも最初の2ラウンドまで最大0.8秒開放を続けて、3ラウンド以降から開放時間を28秒にする大当り遊技や、一ラウンド中に3回開閉動作をする大当り遊技など、多様な大当りパターンがあり、それらに応じて大入賞口への入賞個数(S107)や開放時間(S108)の数値が変更される。
開放時間が終了している場合は(S108:yes)大入賞口閉鎖処理(S109)を行い、続いて最終ラウンドであったかを判断する(110)。最終ラウンドではない場合は(S110:no)大当たりインターバル処理(S111)により、サブ統合制御装置83にインターバルコマンドを送信し、サブ統合制御装置83からインターバルコマンドを受信した演出図柄制御装置82の制御で演出表示装置6の画面表示が変更されるのを待って、第1大入賞口13を開放させる。
開放時間が終了していない場合は(S108:no)、再度大入賞口13への入賞数を参照する(S107)。
S110で肯定判断のときは大当たり作動は継続しないので、図15に示すように大当たり終了演出処理(S120)を実行してから、条件装置停止処理(S121)により条件装置を停止させる(大当たりフラグをクリアする)。
そしてS59で記憶していた大当り時遊技状態記憶を参照し(S122)、大当り時の遊技状態が確変フラグ2あるいは時短フラグ2であるか判定する(S123)。
確変、時短共にフラグが2ではない場合は(S123:no)、確変フラグ1あるいは時短フラグ1であるかを判定する(S124)。
確変あるいは時短フラグのいずれかが1の場合は(S124:yes)、それが確変フラグであるのか参照する(S125)。肯定判断の場合は次に2ラウンドの大当りであるか判断する(S126)。
2ラウンド大当りの場合は(S126:yes)、確変フラグを1で維持する(S127)。否定判断、2ラウンド大当り以外の場合は(S126:no)、確変フラグを2に変更する(S128)。
確変フラグではなく時短フラグが1だった場合は(S125:no)、2ラウンドの大当りであるか判断し、肯定判断の場合は(S129:yes)、時短フラグ1を維持し(S130)、2ラウンド大当り以外の場合は(S129:no)、時短フラグを2に変更する。
大当り時に確変、時短ともにフラグ1ではない場合は(S124:no)、大当り時の図柄が確変図柄であったか判断する(S132)。この場合の図柄はS73で特別図柄表示装置9に確定表示させS105で記憶したものである。
確変図柄である場合は(S132:yes)、確変フラグ1をセットする。否定判断の場合は(S132:no)、時短フラグ1をセットする。本実施例の構成は確変以外の当たりに確実に時短遊技(開放延長機能作動と特図の平均変動時間短縮機能が作動する遊技)に突入する構成である。無論、開放延長機能が作動しない図柄を設ける場合も考えられる。その場合はフラグを設定しない判断フローを追加する。
S127、S128、S130、S131、S133、S134で各フラグのセットが終了するとサブ統合制御装置83へ大当り遊技が終了したことを指示する大当り終了コマンドを送信する(S135)。
大当り時に確変あるいは時短フラグが2であった場合は(S123)、図16に示すように今回の大当り図柄が確変図柄であるか判断する(S140)。これもS73で特別図柄表示装置9に確定表示させS105で記憶したものを参照する。
肯定判断の場合は(S140)、確変フラグ2をセットする(S141)。否定判断の場合は(S140:no)、時短フラグ2をセットする(S142)。
S141、S142でフラグをセットするとサブ統合制御装置83へ大当り遊技が終了したことを指示する大当り終了コマンドを送信する(S143)。
以上が本発明の特別遊技処理である。
続いて、図17に示す小当たり遊技処理を説明する。
最初に大入賞口13が開放中か判断する(S150)。否定判断の場合は(S150:no)小当たり開始演出中であるか判断し、否定判断の場合は(S151:no)、小当たり遊技間のインターバル中であるか判断する(S152)。
小当たり遊技間のインターバルではなく(S152:no)、小当たり遊技終了演出中でもない場合は(S153:no)、今から小当たり遊技を開始する状態であることが判明するため、小当たり図柄及び小当たりした遊技状態を記憶し(S154)、小当たり遊技開始演出処理(S155)により、サブ統合制御装置83に小当たり開始コマンドを送信し、大入賞口13を開放させる。
サブ統合制御装置83は小当たり用の音声及びランプの演出を開始し、また演出図柄制御装置82に小当たり開始コマンドを送る。小当たりコマンドを受信した演出図柄制御装置82は、演出表示装置6を制御して小当たり開始演出(いわゆるファンファーレ画面)を表示させる。上記大入賞口13の開放は、この小当たり開始演出を待って行われる。
大入賞口13が開放中である場合は(S150:yes)、大入賞口13に遊技球が10個入賞したか判断する(S156)。なお、小当たりの場合は開放時間が非常に短いため最大入賞個数を設定しないことも考えられる。
最大入賞個数である10個に達している場合は(S156:yes)、大入賞口13の閉鎖処理を行う(S158)。
10個に達していない場合は(S156:no)大入賞口13の最大開放時間に達しているか判断する(S157)。本実施例では最大開放時間は0.8秒である。そのため、上記最大入賞個数10個はまず有り得ない数字ではある。主に演出の切り替え契機として用いるため賞球を与える必要はないとの思想からである。
前記したいわゆる潜伏演出を行う場合、2ラウンド大当たり時の開放時間も同一とするので、大入賞口13の開放動作を見ただけでは大当たりなのか小当たりなのか遊技者には判別できないようになっている。
開放時間に達している場合は(S157:yes)大入賞口13の閉鎖処理を行い(S158)、達していない場合は(S157:no)そのままリターンする。
大入賞口13を閉鎖処理したのち、最終ラウンドであったか判断する(S159)本実施例では小当たり遊技は2ラウンドに設定している。特に2ラウンドに限定するものではない。
最終ラウンドであった場合は(S159:yes)小当たり動作は継続しないので、小当たり終了演出処理(S161)を実行してサブ統合制御装置83に小当たり終了コマンドを送信する(S162)。
最終ラウンドではない場合は(S159:no)小当たり遊技間インターバル処理を行い(S160)リターンに抜ける。
以上が小当たり遊技処理である。なお、小当たりの場合は条件装置が作動しないため、確変フラグ、時短フラグ等をセットすることはなく、小当たり時の遊技状態に復帰するのみである。
このように、確変フラグ2あるいは時短フラグ2を設けることにより、所定の大当り遊技が連続して発生したことを示すことが可能になり、図9で示す始動入賞処理1のようにフラグにより処理内容を変更する事が可能となったわけだが、他の方法として、フラグ2を用いなくても良い構成も考えられる。
図9から図17で示した方法は、主制御装置80が所定の大当り遊技が連続して発生(連チャンとも呼ぶ)したことを判定する方法であったが、サブ統合制御装置83が判定する方法も考えられる。その場合、大当り時の遊技状態、大当り遊技パターン、過去の大当り時の図柄、大当り時の図柄等を記憶しておけば、所定の大当り遊技が連続して発生したかは判断ができる。
続いて図9から図17で示した主制御装置80の処理を受けて、サブ統合制御装置83が先読み演出表示を行うところを説明する。
図18に示す処理は、サブ統合制御装置83が先読み演出に関わる表示を設定する処理である。
最初に主制御装置80から先読み図柄指定コマンドを受信したか判定する(S170)。肯定判断の場合は、そのコマンドが1または2であるかを確認する(S171)。本実施例ではコマンドは3種類で説明しているため1または2であるかを判断しているが、コマンド数に応じて適宜変更を行う。
ここでも肯定判断の場合は(S171:yes)、先読みカウンタが0であるか確認する(S172)。先読みカウンタが0以外ということは、既に先読み演出が行われていることになり、その場合はリターンに抜ける。無論、演出構成によっては、複数の先読み演出を同時j期に行うことも考えられる。その場合はS172の判断内容の変更を行うことになる。
先読みカウンタが0の場合(S172:yes)、先読み図柄指定コマンドが対象としている保留記憶の位置を特定するために、最初に対象となる保留記憶数が4個目であるか確認を行う(S173)。肯定判断の場合は先読みカウンタを4にセットする(S174)。
対象となる保留記憶数が4個目ではない場合は3個目であるか判断する(S175)。肯定判断の場合は先読みカウンタを3にセットする(S176)。3個目ではない場合は2個目であるか判断し(S177)、肯定判断の場合は先読みカウンタを2にセットする(S178)。否定判断の場合は保留記憶数1個目であることが確定するので先読みカウンタを1にセットする(S179)。
各自カウンタセットが終了すると(S174、S176、S178、S179)、先読み図柄を表示する(S180)。
本実施例では、図20(a)に示すように、擬似保留図柄97上にその保留記憶に当りの可能性があることを示唆するように星状の図形が表示されており、その図柄を先読み図柄98と呼んでいる。なお、先読み図柄98は、必ずしも擬似保留図柄97上に表示する必要はなく、特別図柄表示記憶表示装置10で通常の発光色と異ならせて示唆するものも含まれるし、演出表示装置上で、擬似保留図柄とことなる位置にて表示しても良く、先読みの仮当否判定の判定結果を基に表示されるものを含む。
続いて、図19に示すように、表示した先読み図柄98の更新処理を説明する。
主制御装置80から変動パターン指定コマンドを受信し(S190:yes)、保留個数指定コマンドを受信すると(S191:yes)、保留個数指定に応じた個数に擬似保留表示97を、更新表示を行う(S192)。
なぜ、保留個数指定コマンドだけを判断せずに変動パターン指定コマンドまで判断するのかは、保留個数指定コマンドは始動口入球時と、図柄の変動開始時の2つのタイミングで送信されるコマンドであり、先読み表示更新処理は図柄の変動開始時に行いためである。なお、ここでの更新とは、変動開始と共に保留記憶数表示を減らすためにシフト表示することを指している。
擬似保留表示更新(S192)を行った後に先読みカウンタを1減算する(S193)。先読みカウンタを1減算した事によりカウンタ値が0になったか判断する(S294)。肯定判断の場合は先読み図柄の表示を終了する(S195)。否定判断の場合は先読み図柄の表示も更新を行う(S196)。
以上が先読み表示更新処理である。
図20は、上記制御により行われる先読み演出の一例である。
図20(a)は、図14、15、16で示した特別遊技処理にて確変あるいは時短フラグが2の状態になり、フラグ2がセットされた状態で図9に示す始動入賞確認処理にて先読み図柄指定コマンド、保留記憶数指定コマンドがサブ統合制御装置83に送信され、サブ統合制御装置83は、図18に示す先読み表示設定処理にて先読みカウンタ3をセット(S176)して先読み図柄98を表示した(S180)例である。
演出表示装置6の画面6aでは演出図柄94が変動中であり、キャラクタ96が表示され、特別図柄保留記憶表示装置10と同期する個数分、保留図柄を並べて表示する擬似保留表示97が表示されている。
このような状態で先ほどの先読み表示設定処理が行われると、擬似保留表示97に星マークを模した先読み図柄97が対象となる保留箇所で表示される。この場合はカウンタ3がセットされているので(S176)3個目の保留表示上に表示されている。
また、先読み図柄97の表示と共に画面6aにて先読み演出の一形態である、連続演出を遊技者に告知するために状態コメント95を表示してわかりやすくすることも考えられる。連続演出とは先読み図柄97が表示された保留が変動表示を開始されるまでの間、変動を跨いで連続的に表示されることから連続演出とここでは呼んでいる。他にも変動開始時に演出図柄94を振動表示を複数変動行わせたり、演出用の可動役物を搭載している場合はその可動役物を当該保留が変動開始されるまで可動させたり、色々考えられる。
続いて図20(b)は、図20(a)で行われていた図柄組合せゲームが終了し、新たな図柄組合せゲームが開始しているところである。
新しい図柄組合せゲームを行うために、保留記憶されていた一番古い記憶を判定するために保留数は1つ減ることになる。そのため、サブ統合制御装置83も図19に示す先読み表示更新処理を行い、擬似保留表示97も先読みカウンタを1減算することにより(S193)、先読み図柄98をシフト表示を行うことになる。状態コメント95もそれに合わせて表示内容を変更する。
図では保留記憶が1つ消化されたことにより先読み図柄98が左の擬似保留表示97の保留図柄上に移動している。
図20(c)では、擬似保留表示97をされていた保留記憶が図柄組合せゲームを行っているところを表す。
状態コメント95にて、現変動が先読み演出にて当りの可能性を示唆されていた変動であることを遊技者に報知している。また、本実施例ではキャラクタ96の表情でも大当りへの期待度を示唆する構成であり、(a)、(b)と比較して機嫌の良い表情をしていることから期待度が向上していることを示している。なお、このキャラクタ96は熊を模したものであり、名前は海吉となっている。
このようにして、変動が行われる前から大当りの期待を報知して遊技者の期待感を盛り上げることが仮当否判定を基に可能となる。
他にも図39に示すように、擬似保留表示97上で行わずにキャラクタ96で先読み演出を行うことが考えられる。
この実施例では、図39(a)の初回の時にキャラクタ96が変動開始時に微動し、図39(b)で示すように次の変動開始時にはキャラクタが2度微動を行う。
連続4回目には図39(c)に示すようにキャラクタが大きく振動する。遊技者は他の予告にも用いられるキャラクタ96の動きで連続的に先読み演出が行われるため、遊技者は演出図柄94とキャラクタ96を注視してれば良い。このように先読み演出方法としては多様に考えられる。
以上が、主制御装置80で連チャンしたことを判断して、連チャンを達成した場合にサブ統合制御装置83に先読み図柄指定コマンドを送信し、サブ統合制御装置83は該コマンドを受信すると、その図柄指定を判断するとともに先読み演出が可能であるか判断を行い、可能と判断されてはじめて先読み演出を行う構成であったが、他の方法として、主制御装置80は常に先読み図柄指定コマンドを送信する構成で、サブ統合制御装置83が連チャンしたか否かを判断し、達成している場合に先読み図柄指定コマンドを参照して、所定のコマンドである場合で、かつ先読み演出が可能な場合に先読み演出を行う構成も考えられる。
その場合の始動入賞確認処理としては、図21に示すように、主制御装置80は、第1始動口スイッチ11a又は第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S200)。肯定判断なら、大当り決定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では各々4個)か否かを判断する(S201)。
保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、上記の各乱数を特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数を1増加させる(S202)。既に4個の保留記憶があれば(S201:yes)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数も増やさない。
基本乱数を記憶処理(S202)した後は、仮当否判定処理を行い(S203)、判定内容に沿った先読み図柄指定コマンドを送信し(S204)、保留記憶数指定コマンドを送信する(S205)。
始動入賞もなく(S200:no)、保留記憶も上限に達していて記憶できない場合は(S201:yes)、そのままリターンに抜ける。
以上が始動入賞確認処理2である。
このように、サブ統合制御装置83が自己で先読み演出を行えるか否かを判断する構成の場合は、主制御装置80としては、保留記憶数の上限に達していない限り、始動口入賞時に仮当否判定を行って、先読み図柄指定コマンドを送信する構成にしておくだけでよく、主制御装置80の負担を軽減することができる。
もう1つの案として、図22に示す構成も考えられる。
主制御装置80は、第1始動口スイッチ11a又は第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S210)。肯定判断なら、大当り決定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では各々4個)か否かを判断する(S211)。
保留記憶が満杯でなければ(S211:no)、上記の各乱数を特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数を1増加させる(S212)。既に4個の保留記憶があれば(S211:yes)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数も増やさない。
基本乱数を記憶処理(S212)した後は、仮当否判定処理を行い(S213)、判定内容に沿った先読み図柄指定と、保留記憶数指定が1つになった、先読み&保留図柄記憶数指定コマンドを送信する(S214)。
始動入賞もなく(S210:no)、保留記憶も上限に達していて記憶できない場合は(S211:yes)、そのままリターンに抜ける。
以上が始動入賞確認処理3である。
先読み図柄も保留記憶数も毎回必ず送信する必要があり、また、組合わせたとしてもそれ程コマンドパターン数が増えるわけではないため、サブ統合制御装置83への指示形態が簡易になる。また、今まで2つのコマンドを送って行ってきたことを1つのコマンドで行うことにより、コマンドの取りこぼし(受信失敗)が発生確率を抑えることができる。
続いて、サブ統合制御装置83が行う連チャンの判定処理を説明する。
図23示すように、最初に大当り終了コマンドを受信したか判断する(S220)。肯定判断の場合は大当り時の遊技状態を参照する(S221)。本実施例では、サブ統合制御装置83は大当り時の遊技状態を参照するために状態指定コマンドを記憶しておき、参照を行う。図24に図柄変動に関わる各種コマンドとそのタイミングを示しているので参照してもらいたい。この図では状態指定コマンドは、図柄が確定停止しているタイミングでサブ統合制御装置83に送信されている。その状態指定コマンドを記憶しておけば、大当り時にどの遊技状態であったかを参照することが可能となる。
なお、遊技状態としては、高確率状態、開放延長機能状態、変動時間短縮状態など、どれが作動しているかを示している。
大当り時の遊技状態を参照した後に(S221)、続いて大当り図柄を参照する(S222)。大当り図柄は図柄指定コマンドを記憶しておくことで参照が可能になる。図24では特別図柄指定と記載され、変動開始時のタイミングで送信がなされている。
大当り時の遊技状態と大当り図柄を参照する事により、今回の大当りが高確率状態あるいは時短状態で発生し、かつ、2ラウンド以外の大当りであるのかを確認することができる。
なお、本実施例の構成では、大当りラウンド、高確率、時短などは図柄とセットに設定されているため、図柄を参照するだけでラウンド数も、高確率となる図柄か時短となる図柄かは分かるようになっている。
肯定判断の場合は(S223:yes)、先読みフラグを1にセットする(S224)。
大当り終了コマンドを受信しておらず(S220:no)、連チャンも達成していないと判断(S223:no)された場合はリターンに抜ける。
続いて上記連チャン判断処理を行う場合の先読み表示設定処理を図25を用いて説明する。
最初に主制御装置80から先読み図柄指定コマンドを受信したか判定する(S230)。肯定判断の場合は、先読み許可フラグが1であるか判断する(S231)。肯定判断の場合は先読み図柄指定コマンドが1または2であるかを確認する(S232)。なお、ここでもコマンドは3種類で説明しているため1または2であるかを判断しているが、コマンド数に応じて適宜変更を行う。
先読み図柄指定コマンドが1か2である場合は(S232:yes)、先読みカウンタが0であるか確認する(S233)。先読みカウンタが0以外ということは、既に先読み演出が行われていることになり、その場合はリターンに抜ける。無論、演出構成によっては、複数の先読み演出を同時j期に行うことも考えられる。その場合はS233の判断内容の変更を行うことになる。
先読みカウンタが0の場合(S233:yes)、先読み図柄指定コマンドが対象としている保留記憶の位置を特定するために、最初に対象となる保留記憶数が4個目であるか確認を行う(S234)。肯定判断の場合は先読みカウンタを4にセットする(S235)。
対象となる保留記憶数が4個目ではない場合は3個目であるか判断する(S236)。肯定判断の場合は先読みカウンタを3にセットする(S237)。3個目ではない場合は2個目であるか判断し(S238)、肯定判断の場合は先読みカウンタを2にセットする(S239)。否定判断の場合は保留記憶数1個目であることが確定するので先読みカウンタを1にセットする(S240)。
各自カウンタセットが終了すると(S235、S237、S239、S240)、先読み図柄を表示する(S241)。
先読み図柄指定コマンドを受信しておらず(S230:no)、先読み許可フラグが0の場合(S231:no)、先読み図柄指定コマンドが0の場合(S232:no)、先読みカウンタが0以外の場合(S233:no)はそのままリターンに抜ける。
以上が連チャン判断処理を行う場合の先読み表示設定処理である。
以上が第1実施例の構成だが、最大2ラウンドの大当り遊技以外の大当り遊技が、高確率状態、もしくは時短状態中に再度取得されると、連チャンを達成したとして以後の図柄組合せゲーム時に先読み演出が追加されることになるため、比較的予告演出の依存度の低い遊技状態においても、変動開始前の保留記憶内に当りを示唆することができ、平均変動時間が短い遊技状態においても好適に演出力を発揮することができる。
また、連チャンすることの特典として、単に賞球のみを付与するだけでなく、連チャンすることにより演出力も向上させて、より面白い遊技を行うことができる。という特典を与えることができる。
[第2実施例]
第2実施例では、ただ連チャンを達成するのではなく、連チャンを所定回数継続することにより条件達成として先読み演出を可能とする構成である。
一例として連チャンを4回継続したら先読み演出を開始可能とする構成で説明を行う。
そのため、主要の制御内容は第1実施例と全く同一であり、同一部品、同一処理内容には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について述べる。
図26は、第1実施例で説明した特別遊技処理(図14〜図16)に則って、4連チャン達成を判断するものであり、図16を改変したものである。
よって、流れとしては第1実施例に則っていただき、第2実施例として、特別遊技処理を行う場合は図14、図15、図26とみて頂きたい。図26のみを説明する。
図15の大当り時に確変あるいは時短フラグが2であった場合に(S123:yes)、大当り時の図柄が確変であったか否か判定する(S250)。肯定判断の場合は大当り遊技が最大2ラウンドであったか否かを判定する(S251)。第2実施例でも2ラウンド大当りは大当りの扱いを行いたくないため他の大当り遊技と分けている。
2ラウンド以外の大当り遊技の場合は(S251:no)、連続大当り状態が1つ継続されたとしてカウントをプラス1する(S252)。連続大当り状態を加算した後に現在の連続大当り状態の継続数が4回以上であるか判断する(S253)。
肯定判断の場合は先読みフラグを1とし(S254)、確変フラグを2とした(S255)後にサブ統合制御装置83へ大当り遊技が終了したことを指示するための大当り終了コマンドを送信する(S261)。大当り遊技が2ラウンドである場合(S251:yes)、連続大当り状態が4回に達していない場合(S253:no)は確変フラグを2にして(S255)大当り終了コマンドを送信する(S261)。
確変図柄ではなく、通常図柄である場合は(S250:no)、大当り遊技の最大ラウンド数が2ラウンドであるか判断する(S256)。2ラウンド以外の大当り遊技の場合は連続大当り状態の回数をプラス1に加算する(S257)。
続いて連続大当り状態の継続数が4回以上であるか判断する(S258)。肯定判断の場合は先読みフラグを1にし(S259)、時短フラグを2とした後に(S260)、大当り終了コマンドを送信する(S261)。大当り遊技が最大2ラウンドであり(S256:yes)、連続大当り状態の継続数が4回に達していない場合は(S258:no)、時短フラグを2にして(S260)大当り終了コマンドを送信する(S261)。
以上、連チャンが所定回数継続することにより先読みが開始される構成であるが、他にも連チャン回数が1回の時は、先読み対象として、始動口入賞時に保留1個目の時のみ先読みを許可せず、連チャン回数が2回になると保留1個目と2個目のみが先読み演出の対象となり、連チャン回数4回になると、全ての保留で先読み演出が行われる構成も考えられる。このようにすれば、連チャン回数が伸びる毎に先読み演出の連続回数も増えていくことになり、連続演出としての演出力が向上していくことになる。
なお、この場合も条件の達成判断(連チャン回数を判断)は、主制御装置80側でおこなう構成も考えられるし、サブ統合制御装置83側でおこなうことも考えられる。主制御装置80側ならば、連チャン数が1回の場合は、始動入賞確認処理時にこの入賞が保留何個目になるかを判断して連チャン数以下なら仮判定を行ってコマンドを送信、もしくは、仮判定は常時行い、コマンド送信のみを上記条件判断をして送る構成としたり、
サブ統合制御装置83ならば、先読み図柄指定コマンドと保留個数指定コマンドとを参照して判断して先読み演出可能か判断して行けば良い。
また、特別図柄を2つ持つ構成ならば、本実施例の場合、最大保留が8個となるため、連チャン回数が8になるまで順次先読み範囲を広げていく事が考えられるが、連チャン中は図柄変動のメインとなる第2始動口12の保留の方から優先して先読みの対象とする構成も考えられるし、連チャン数1回につき、特1、特2の各々の保留が1個対象になっていく構成も考えられる。
このように、連チャン数に応じて多種多様な条件設定が行うことができ、連チャン回数を伸ばしていくことに対する強い目的を与えることができる。
この特別遊技処理を行った上で、図28に示す始動入賞確認処理を行う。
主制御装置80は、第1始動口スイッチ11a又は第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S280)。なお、本実施例では特別図柄1、特別図柄2を有する遊技構成であるため、図28に示す始動入賞確認処理を各々が備えていることになる。
肯定判断なら、大当り決定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では各々4個)か否かを判断する(S281)。図2で説明したように特別図柄保留記憶表示装置10は向かって左側の4つが特別図柄1に用いられ、向かって右側の4つが特別図柄2に用いられる。
保留記憶が満杯でなければ(S281:no)、上記の各乱数を特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数を1増加させる(S282)。既に4個の保留記憶があれば(S281:yes)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数も増やさない。
なお、本構成では特別図柄の保留記憶数の増減はサブ統合制御装置83を経由して演出図柄制御装置82に伝えられ、演出表示装置6の画面6aにて、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数と同数の疑似保留表示がなされる。たとえば図20(a)の97が擬似保留表示である。
基本乱数を記憶処理(S282)した後は、本発明の特徴的な制御である、先読みフラグが1であるか判断する(S283)。先読みフラグ1は図26のS254、S258で付与される。
肯定判断の場合は(S283:yes)、仮当否判定処理を行う(S284)。
この仮当否判定処理(S284)は、いわゆる先読み演出を行うために判定する。判定により先読み図柄を選択したならば先読み図柄指定コマンドをサブ統合制御装置83へ送信する。
先読み図柄指定コマンドを送信(S285)した後は、保留記憶数指定コマンドを送信する(S286)。
先読みフラグが1ではない場合は(S283:no)、仮当否判定は行わずに保留億数指定コマンドを送信する(S286)。
始動口入賞もなく(S280:no)、保留記憶も上限まで記憶している場合は(S281:yes)そのままリターンに抜ける。
以上が第2実施例における始動入賞確認処理である。
続いて、連チャン表示終了と共に先読みの使用を再び禁止する構成を述べる。
なお、先読み終了契機は、必ず持つ必要は無い。一旦、所定回数の連チャンを達成すれば終日先読み演出を堪能できる構成でも良い。
なお、この終了契機を示す図27は、第1実施例で示した当否判定処理(図10〜図13)の図12を改変したものである。よって、第2実施例の当否判定処理は図10、図11、図27、図13の構成である。
当否判定処理にて図柄が変動中である場合(図10、S51:yes)、図12に示すように、図柄変動時間が終了時間に達し(S70:yes)、図柄停止コマンドを送信し(S71)、ハズレの組合せの場合は(S72:no)、図27に示すように、小当たりになる組合せか判断する(S270)。
小当たりになる場合であれば(S270:yes)、大当たりの時と同様に確定図柄表示設定処理(S271)を行い、次に時短フラグが1または2であるか判定する(S273)。
小当たりではない場合は(S270:no)ハズレであるのでハズレの並びにて確定図柄表示設定処理(S272)を行う。
各々の確定図柄表示設定(S271、S272)を行った後、時短フラグが1または2である場合は(S273:yes)、開放延長作動回数を1減算する(S274)。
1減算したことにより開放延長可能回数が0となる場合は(S275:yes)時短フラグを0にすることにより開放延長機能の作動を終了設定し(S276)、先読みフラグも0にする。
時短フラグが1ではない場合(S273:no)、開放回数が0ではない場合(S275:no)はそのまま特別遊技処理に移行する。
なお、本実施例では、確変は次回の大当りまで継続し、確変図柄以外の図柄には全て開放延長機能がついてくる時短図柄であるため、時短フラグが0になるということは通常遊技状態(通常確率、開放延長機能未作動、平均変動時間短縮機能未作動)となることを示し、連チャン状態の継続が途絶えたと判断できるため先読みフラグをこのタイミングで0にしている。
続いてサブ統合制御装置83が行う、先読み演出処理を図29、30を用いて説明する。
最初に先読み図柄指定コマンドを受信したか判断する(S360)。受信した場合は、記憶しておいた主制御装置80が図13で送信してきた状態指定コマンド(S92)を参照し、確変あるいは時短フラグが2であるか判断する(S361)。
肯定判断の場合は続いて先読み演出フラグが0であるか判断する(S362)。0である場合は先読み図柄指定コマンドが示す先読み図柄を参照し(S363)、指定が1あるいは2であるか判断する(S364)。
指定が1あるいは2である場合は保留記憶数が4であるか判断する(S365)。肯定判断の場合は先読みカウンタを4にセットする(S366)。
保留記憶数が4ではない場合は(S365:no)、保留記憶数が3であるか判断する(S367)。肯定判断ならば先読みカウンタを3にセットする(S368)。
保留記憶数が3ではない場合は(S367:no)、保留記憶数が2であるか判断する(S369)。肯定判断の場合は先読みカウンタを2にセットする(S370)。否定判断の場合は(S369:no)、本実施例の場合は保留個数1個の場合は先読み演出を行わない構成であるため、そのままリターンに抜ける。
各カウンタをセット(S366、S368、S370)した後は、先読み演出フラグを1に設定し(S371)、先読み演出表示を開始する(S372)。
先読み図柄指定コマンドを受信しておらず(S360)、確変あるいは時短フラグが2ではなく(S361:no)、先読み図柄指定コマンドが1あるいは2ではない場合は(S364:no)そのままリターンに抜ける。
先読み演出フラグが0以外である場合は(S362:no)、先読み演出中であることが判明するため、図30で示すように先読みカウンタが4であるか判断する(S380)。肯定判断の場合は先読みカウンタを1減算して先読みカウンタ3をセットする(S381)。
先読みカウンタが4ではない場合はカウンタが3であるか判断する(S382)。肯定判断の場合は先読みカウンタを2にセットする(S383)。
先読みカウンタが3ではない場合はカウンタが2であるか判断する(S384)。肯定判断の場合は先読みカウンタを1にセットする(S385)。否定判断の場合は先読みカウンタが1である事が判明するため先読みカウンタを0にし(S386)、先読み演出も終了するため(図20(c)に示す状態であるため先読み図柄98は表示を必要としない)先読み演出フラグを0にする(S387)。
各カウンタ数を更新すると(S381、S383、S385、S386)、更新した状態で先読み演出の表示を行う(S388)。
以上が第2実施例の構成だが、連チャン状態が所定回数連続して継続することにより、先読み演出が可能となることから、遊技者は大当り時に取得できる賞球を連続して得る目的と共に、ある程度連チャンを達成した者のみが新たな予告演出を与えられるという、演出上の目的の達成も目指して遊技を行うことができる。
また、ある一定の賞球がある大当り遊技のみがカウントされるため、単純に連続した大当り回数ではなく、どの大当り遊技を連続して引けるかという、賞球を得る事とは別の興趣も与えられる。
[第3実施例]
第3実施例は、第2実施例と同じように連チャンが所定回数継続すると先読み演出を表示可能とするもので、ただ先読み演出の開始契機を決めるだけでなく、連チャンの継続回数が伸びるにつれて先読み演出の演出内容を変更していくものである。そのため、制御内容については第1実施例、第2実施例と略同一であり、同一部品、同一処理内容には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について述べる。
図31〜図33は、第1実施例で説明した特別遊技処理(図14〜図16)に則って、4連チャン達成を判断するものであり、図16を改変したものである。
よって、流れとしては第1実施例、第2実施例に則っていただき、第3実施例として、特別遊技処理を行う場合は図14、図15、図31、図32、図33とみて頂きたい。
図15の大当り時に確変あるいは時短フラグが2であった場合に(S123:yes)、大当り時の図柄が確変であったか否か判定する(S290)。肯定判断の場合は大当り遊技が最大2ラウンドであったか否かを判定する(S291)。第3実施例でも2ラウンド大当りは大当りの扱いを行いたくないため他の大当り遊技と分けている。
2ラウンド以外の大当り遊技の場合は(S291:no)、連続大当り状態が1つ継続されたとしてカウントをプラス1する(S292)。連続大当り状態を加算した後に現在の連続大当り状態の継続数が4回以上であるか判断する(S293)。
否定判断の場合は確変フラグを2にして(S294)大当り終了コマンドを送信する(S299)。
大当り遊技が最大2ラウンドのパターンである場合も(S291:yes)確変フラグを2にして大当り終了コマンドを送信する(S299)。
大当り時の図柄が通常図柄である場合は(S290:no)、大当り遊技が2ラウンドであるか判断する(S295)。
2ラウンド以外の大当り遊技であった場合は連続大当り状態のカウント数を1加算し(S296)、連続大当り状態が4回以上継続しているか判断する(S297)。
否定判断の場合は時短フラグを2にして大当り終了インターバルを送信する(S299)。
2ラウンドでの大当り遊技であった場合は(S295:yes)時短フラグを2にして大当り終了インターバルを送信する(S299)。
確変図柄であり(S290:yes)、連続大当り状態が4回以上継続している場合は(S293:yes)、図32に示すように、連続大当り遊技状態が10回以上継続しているか判断する(S300)。10回未満の場合は先読みフラグ1をセットして(S304)大当り終了コマンドを送信する(S305)。
連続大当り遊技状態が10回以上の場合は(S300:yes)、次に連続大当り遊技状態が20回以上継続しているか判断する(S301)。20回以上ならば先読みフラグ3をセットし(S302)、大当り終了コマンドを送信する(S305)。20回未満ならば(S301:no)先読みフラグ2をセットして(S303)大当り終了コマンドを送信する(S305)。
通常図柄であり(S290:no)、連続大当り状態が4回以上継続している場合は(S297:yes)、図33に示すように、連続大当り遊技状態が10回以上継続しているか判断する(S310)。10回未満の場合は先読みフラグ1をセットして(S314)大当り終了コマンドを送信する(S315)。
連続大当り遊技状態が10回以上の場合は(S310:yes)、次に連続大当り遊技状態が20回以上継続しているか判断する(S311)。20回以上ならば先読みフラグ3をセットし(S312)、大当り終了コマンドを送信する(S315)。20回未満ならば(S311:no)先読みフラグ2をセットして(S313)大当り終了コマンドを送信する(S315)。
以上が第3実施例の特別遊技処理である。これにより連チャン回数に応じて先読み演出の内容を変更することができる。
続いて、上記特別遊技処理に応じた第3実施例の始動入賞処理の説明を図34を基に説明する。
主制御装置80は、第1始動口スイッチ11a又は第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S320)。なお、本実施例では特別図柄1、特別図柄2を有する遊技構成であるため、図34に示す始動入賞確認処理を各々が備えていることになる。
肯定判断なら、大当り決定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では各々4個)か否かを判断する(S321)。図2で説明したように特別図柄保留記憶表示装置10は向かって左側の4つが特別図柄1に用いられ、向かって右側の4つが特別図柄2に用いられる。
保留記憶が満杯でなければ(S321:no)、上記の各乱数を特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数を1増加させる(S322)。既に4個の保留記憶があれば(S321:yes)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数も増やさない。
なお、本構成では特別図柄の保留記憶数の増減はサブ統合制御装置83を経由して演出図柄制御装置82に伝えられ、演出表示装置6の画面6aにて、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数と同数の疑似保留表示がなされる。たとえば図20(a)の97が擬似保留表示である。
基本乱数を記憶処理(S322)した後は、本発明の特徴的な制御である、先読みフラグが1以上であるか判断する(S323)。先読みフラグ1は図32のS302、S303、S304、図33のS312、S313、S314で付与される。
肯定判断の場合は(S323:yes)、仮当否判定処理を行う(S324)。
この仮当否判定処理(S324)は、いわゆる先読み演出を行うために判定する。判定により先読み図柄を選択したならば先読み図柄指定コマンドをサブ統合制御装置83へ送信する。
先読み図柄指定コマンドを送信(S325)した後は、保留記憶数指定コマンドを送信する(S326)。
先読みフラグが1ではない場合は(S323:no)、仮当否判定は行わずに保留億数指定コマンドを送信する(S326)。
始動口入賞もなく(S320:no)、保留記憶も上限まで記憶している場合は(S321:yes)そのままリターンに抜ける。
以上が第3実施例における始動入賞確認処理である。
先読みフラグによって、どのような先読み演出が行えるか一例を図35、図36にて示す。
図35(a)は、先読みフラグ1で行われる演出で、図20(a)〜(c)と同一の演出を行う。演出表示装置6の画面6aに擬似保留表示97を行い、保留図柄に先読み図柄98を表示することにより連続演出を行う構成である。
図35(b)は先読みフラグ2で行われる演出で、基本的には擬似保留表示97上で先読み図柄98を表示する点で同じであるが、キャラクタ96が「期待できるよ」と助言してくれる状態となる。なお、他にも「熱いよ!」、「まあまあ」、「当るよ」、「・・・・」などがあり、状態コメント95と異なりただチャンスであることを報知するのではなく、複数段階のコメントで助言することにより先読み図柄98が表示されている保留が変動した時の期待度を、ある程度告知してくれることになり遊技者はかなり期待できる先読み演出であるのか、比較的期待度が低い演出であるかを知ることができる。
図35(c)は先読みフラグ3で行われる演出で、フラグ2と同様にキャラクタ96が助言を行う仕様である。ただし、フラグ2の時と異なり、期待度を数値で明確に表している点で異なる。
「期待できるよ」ではなく、「80%」と数値で明確に助言するため遊技者は期待度を具体的に把握することができる。
図36(a)は先読みフラグ4で行われる演出で、擬似保留表示97の保留図柄と先読み図柄98が拡大することにより大当り期待度を表すものである。
先読み図柄98の大きさは複数段階そなえて、大きければ大きいほど、またはそれと共に色が変わる、などにより大当りの期待度を暗に示す。フラグ2、フラグ3と比較してそれほど明確には報知しないが、これはフラグ2、フラグ3が確変図柄により大当りしたことへの特典として正確な期待度を報知するものに対して、フラグ4と後述するフラグ5は通常図柄(時短)により大当りしたことに起因する。このようにただ連チャン数に応じて詳細な告知をするだけでなく、どの図柄で当ったかにより告知の内容を変更させていくことで、遊技者を楽しませることができる。
図36(b)は先読みフラグ5で行われる演出で、1つの保留図柄内で先読み図柄98の数が増えることにより、期待度の高さを示す構成である。この場合は星三つということでフラグ5の表現上では大当りの期待度が最も高いことを示している。
図36(c)は他にも考えられる表現として、基本的にフラグ2、3の表示構成で、図柄組合せゲームの変動が1つ終了する毎に、保留記憶としては1つ消化される毎にキャラクタ96のコメント内容が増えていく構成である。変動が進む毎に先読み図柄98が表示された保留記憶の大当りの期待度、変動内容が解明されていき、遊技者は変動前にある程度分かった状態で図柄組合せゲームに向かうことができる。なお、ミッションタイプにしてもよく、キャラクタ96が示した項目を全てクリアする変動内容である場合は大当りが確定する構成も考えられる。
図35、36で示したフラグにより先読み演出内容を変更する演出について、サブ統合制御装置83の制御内容を説明する。
図37は先読みフラグにより演出内容を変更する先読み表示設定処理である。
最初に先読み図柄指定コマンドを受信したか判断する(S340)。肯定判断の場合はコマンドが1あるいは2であるか判断する(S341)。ここでも肯定判断の場合は先読みカウンタが0であるか判断する(S342)。なお、先読みカウンタが0以外である場合は現在先読み演出中と判断できるため新たな先読み演出は行わない構成である。無論、重複して行う構成でもよい。
先読みカウンタが0である場合は(S342:yes)、対象となる保留記憶数が4個目であるか判断する(S343)。4個目である場合は先読みカウンタを4にセットする(S344)。
対象となる保留記憶数が4個目ではない場合は(S343:no)、対象となる保留記憶数が3個目であるか判断する(S345)。3個目である場合は先読みカウンタを3にセットする(S346)。
3個目でもない場合は次に2個目であるか判断する(S347)。2個目である場合は先読みカウンタ2をセット(S348)を行い、2個目ではない場合は(S347:no)保留記憶数が1個目であることが確定するため先読みカウンタ1をセットする(S349)。なお、本実施例では保留記憶数1個目でも先読み演出を行う構成としたが、保留3個以上の時のみ演出開始する構成にしてもよい。そうすれば、連続演出として最低限3回連続で演出ができるようになり、演出力が向上する。
先読み図柄指定コマンドを受信しておらず(S340:no)、コマンドが0であり(S341:no)、先読みカウンタが0以外の場合は(S342:no)そのままリターンに抜ける。
各先読みカウンタをセットした後は図38に示すように、先読みフラグが1であるか判定する(S350)。肯定判断の場合は先ほど判定したカウンタ数に則りながら先読み図柄表示1(図35(a))にて演出を行う(S351)。
先読みフラグが1ではない場合は次に先読みフラグが2であるか判断する(S352)。肯定判断の場合は先読み図柄表示2(図35(b))にて演出を行う(S353)。
先読みフラグが2ではない場合は次に先読みフラグが3であるか判断する(S354)。肯定判断の場合は先読み図柄表示3(図35(c))にて演出を行う(S355)。
先読みフラグが3ではない場合は次に先読みフラグが4であるか判断する(S356)。肯定判断の場合は先読み図柄表示4(図36(a))にて演出を行う(S357)。否定判断の場合は先読みフラグが5で確定するので先読み図柄表示5(図36(c))にて演出を行う(S358)。
以上が第3実施例の構成だが、連チャン数に応じて、より多様な先読み演出に変更されていくため、連チャンすることにより新たな演出上の特典として与えることが可能となる。
また、遊技者は大当り時に取得できる賞球を連続して得る目的と共に、ある程度連チャンを達成した者のみが新たな予告演出を与えられるという、演出上の目的の達成も目指して遊技を行うことができ、遊技の興趣を向上させる効果がある。
なお、先読みフラグの変更条件についても、色々設定することができ、後述するように、ある特定の大当り遊技パターンの回数のみ換算してフラグを変更させたり、ただ単純に連チャンを伸ばすだけでは達成できない条件を設定すれば、必ずしも連チャンが伸びていなくても大当り遊技の内容が良いので先読み演出が変化したり、またはその逆で変化したりと、多様な方法で遊技者を楽しませていくことが可能になる。
[第4実施例―1]
第4実施例は先読み演出を連チャン図柄上で行う構成である。ただ、その前に高確率状態中または延長開放機能作動中に大当たりすることにより連チャン回数を表示する構成において、連チャン図柄を表示する遊技機について述べる。
近年は大当り遊技の種類が多様化している。たとえば、同じラウンド数の大当りでも、大入賞口の開放時間や、1ラウンドに対する開放回数が異なるものや、小当りと同じ開放時間、開放回数に設定して小当りと区別が付かないようにした、いわゆる突確、突時(従来構成のため詳細は省く)があり、大当り遊技のパターンに応じて獲得できる平均出玉も変わってくる。
また、一方、大当り確率が高確率状態の期間中に再度確変図柄で当った場合に連チャンとして回数表示を行うものがある。
なお、いわゆる突確、突時等の特許文献としては特開2007−75443号があり、連チャン回数を表示する構成の特許文献としては特開平9−10391号がある。
しかし、上記のように多様な大当り遊技パターンを備えた場合、単純に連チャン回数を表示しただけでは、遊技者が比較的有利な大当り遊技をどの程度取得したのか、または比較的不利な大当り遊技をどれぐらい取得したのかが判らず、ただ回数を表示するだけでは上記遊技構成においては連チャン内容の指標には成り得なかった。場合によっては全て突確で賞球を全く得ていない状態で連チャン回数だけが伸びていくケースや、連チャン回数が少ない遊技者の方が連チャン回数の多い遊技者よりも多量の賞球を獲得しているというケースがあるからである。
むしろ、遊技者の心理としては、突確、突時は賞球がほとんどないことから大当たり遊技とは捉えられておらず、また、なかには開放時間も一瞬であるため、大当たりしたことも気付かない場合がある。
遊技機メーカーとしても、突確、突時は大当たり遊技として遊技者に付与しようとする意図ではなく、遊技状態の変更起因、演出の変更起因を目的として搭載させていることが多く、このような大当たり遊技も回数に含めることは、その回数を見ても賞球がどれだけ出たのかの指標にもならないし、実際に得た賞球と大当り回数との遊離に遊技者が不愉快な思いをさせるだけであった。
上記課題を解決するために、構成1として、
遊技球の通過により第1乱数を取得するとともに普通図柄が変動開始する普通図柄始動口と、
前記第1乱数に基づいて当りとするか否かの判定を行う普通当否判定手段と、
該普通当否判定手段の判定により当りとなった場合は、前記普通図柄を停止させて報知した後に、普通電動役物を所定回数開閉する普通当り遊技と、
前記普通電動役物に備えられ、遊技球の通過により第2乱数を取得するとともに特別図柄が変動開始する特別図柄始動口と、
前記第2乱数に基づいて特別当りとするか否かの判定を行う前記特別図柄始動口に対応する特別当否判定手段と、
前記特別当否判定手段の判定により特別当りとなった場合は、前記特別図柄を停止させて報知した後に、開閉動作可能な特別電動役物を所定回数開閉することを一ラウンドとして複数ラウンドにて構成される特別当り遊技と、
前記特別当否判定手段の判定により外れとなった場合は、続いて小当りとするか否かの判定を行う小当り当否判定手段と、
該小当り当否判定手段の判定により小当りとなった場合は、前記特別図柄を停止させて報知した後に、開閉動作可能な前記特別電動役物を所定回数開閉することを一ラウンドとして複数ラウンドにて構成される小当り遊技と、
前記特別始動口を起因とする前記特別図柄が変動中又は確定表示中若しくは前記特別当り遊技中又は前記小当り遊技中である場合は、前記第2乱数を所定個数に限り記憶保持する特別図柄始動保留手段と、
前記特別当り遊技の終了に基づき開始される、前記普通当り遊技時の前記普通電動役物の開放時間の延長又は開放動作の回数増加を行う開放延長機能と、
前記特別当否判定の特別当りとする判定の割合を増加させる確率変動機能と
を備える遊技機において、
前記特別当り遊技は、
前記特別電動役物の第1開放時間と、
該第1開放時間よりも短い第2開放時間と、
前記小当り遊技の開放時間と同一の第3開放時間と
を備えると共に、
第1ラウンド数と、
該第1ラウンド数よりもラウンド数の少ない第2ラウンド数と、
前記小当り遊技の同一の第3ラウンド数と
を少なくとも備えた上で、
前記第1開放時間と前記第1ラウンド数で設定された第1特別当り遊技と、
前記第1開放時間ではあるが前記第1ラウンド数以外で設定、又は、前記第2開放時間といずれかのラウンド数で設定された第2特別当り遊技と、
前記第3開放時間と前記第3ラウンド数で設定された第3特別当り遊技と
が設定されており、
前記特別図柄又は前記普通図柄と同期する演出図柄の演出表示を行う演出表示装置を備え、
前記確率変動機能、又は前記開放延長機能の少なくともいずれかが作動している状態で前記特別当り遊技が発生し、且つ、前記特別当り遊技終了後に前記確率変動機能、又は前記開放延長機能の少なくともいずれかが作動する場合は、
前記第1特別当り遊技が発生した場合は、前記特別当り遊技終了後に前記演出表示装置に第1連続大当り回数図柄を表示し、
前記第2特別当り遊技が発生した場合は、前記特別当り遊技終了後に前記演出表示装置に第2連続大当り回数図柄を表示し、
前記第3特別当り遊技が発生した場合は、前記特別当り遊技終了後に前記演出表示装置に第3連続大当り回数図柄を表示、又は表示を行わない
ことを特徴とする遊技機。
とすることが考えられる。
連続大当り回数図柄とは、いわゆる連チャン回数を報知するもので、数字で表すだけでなく特定のキャラクタを表示することが考えられる。その場合は、キャラクタ図柄を並べていく表示方法が考えられる。
また、連チャン回数が伸びると演出表示装置上で表示しきれなくなる虞があるため、所定回数以上になったら回数単位のことなる図柄を表示することが考えられる。例えば1つの図柄で連チャン5回を表すものとか、10回を表すものに変更すれば連チャン回数が伸びても表示することができる。
なお、連続大当り回数図柄を表示とは、数字のように積算して表示するタイプでは表示内容を更新することを指し、上記のように並べていくものは新たに表示、または回数単位の異なる図柄に更新することを含んだ表現である。
この構成の効果としては、
大当り遊技パターンを複数備える遊技機においても、大当り遊技パターン、特に遊技者の獲得が予想される賞球数に応じて区分して連チャン回数を表示することが可能になり、ただ連チャン回数を表示するのではなく、大当り遊技の内容も同時に示すことが可能となる。
また、小当り遊技と同じ構成の大当り遊技の場合は、その事を示す連続大当り回数図柄は表示を行わないか、小当り遊技と同じ大当り遊技であったことを示すので、実際に賞球があった大当り回数の把握が容易であり、遊技者も実際に得た賞球数と回数が合致しているので不愉快にならない。
上記と異なり、近年は特別図柄を2つ有する構成もある。その場合の構成は、構成2として、
遊技球の通過により第1乱数を取得するとともに普通図柄が変動開始する普通図柄始動口と、
遊技球の通過により第2乱数を取得するとともに特別図柄が変動開始する第1特別図柄始動口と、
前記第1乱数に基づいて当りとするか否かの判定を行う普通当否判定手段と、
該普通当否判定手段の判定により当りとなった場合は、前記普通図柄を停止させて報知した後に、普通電動役物を所定回数開閉する普通当り遊技と、
前記普通電動役物に備えられ、遊技球の通過により第2乱数を取得するとともに特別図柄が変動開始する第2特別図柄始動口と、
前記第2乱数に基づいて特別当りとするか否かの判定を行う前記第1特別図柄始動口に対応する第1特別当否判定手段と、
前記第2特別図柄始動口に対応する第2特別当否判定手段と、
前記第1又は第2特別当否判定手段の判定により特別当りとなった場合は、前記特別図柄を停止させて報知した後に、開閉動作可能な特別電動役物を所定回数開閉することを一ラウンドとして複数ラウンドにて構成される特別当り遊技と、
前記第1又は第2特別当否判定手段の判定により外れとなった場合は、続いて小当りとするか否かの判定を行う小当り当否判定手段と、
該小当り当否判定手段の判定により小当りとなった場合は、前記特別図柄を停止させて報知した後に、開閉動作可能な前記特別電動役物を所定回数開閉することを一ラウンドとして複数ラウンドにて構成される小当り遊技と、
前記第1又は第2特別始動口を起因とする前記特別図柄が変動中又は確定表示中若しくは前記特別当り遊技中又は前記小当り遊技中である場合は、前記第2乱数を所定個数に限り記憶保持する前記第1特別始動口に対応する第1始動保留手段と前記第2特別始動口に対応する第2始動保留手段と、
前記特別当り遊技の終了に基づき開始される、前記普通当り遊技時の前記普通電動役物の開放時間の延長又は開放動作の回数増加を行う開放延長機能と、
前記特別当否判定の特別当りとする判定の割合を増加させる確率変動機能と
を備える遊技機において、
前記特別当り遊技は、
前記特別電動役物の第1開放時間と、
該第1開放時間よりも短い第2開放時間と、
前記小当り遊技の開放時間と同一の第3開放時間と
を備えると共に、
第1ラウンド数と、
該第1ラウンド数よりもラウンド数の少ない第2ラウンド数と、
前記小当り遊技の同一の第3ラウンド数と
を少なくとも備えた上で、
前記第1開放時間と前記第1ラウンド数で設定された第1特別当り遊技と、
前記第1開放時間ではあるが前記第1ラウンド数以外で設定、又は、前記第2開放時間といずれかのラウンド数で設定された第2特別当り遊技と、
前記第3開放時間と前記第3ラウンド数で設定された第3特別当り遊技と
が設定されており、
前記特別図柄又は前記普通図柄と同期する演出図柄の演出表示を行う演出表示装置を備え、
前記確率変動機能、又は前記開放延長機能の少なくともいずれかが作動している状態で前記特別当り遊技が発生し、且つ、前記特別当り遊技終了後に前記確率変動機能、又は前記開放延長機能の少なくともいずれかが作動する場合は、
前記第1特別当り遊技が発生した場合は、前記特別当り遊技終了後に前記演出表示装置に第1連続大当り回数図柄を表示し、
前記第2特別当り遊技が発生した場合は、前記特別当り遊技終了後に前記演出表示装置に第2連続大当り回数図柄を表示し、
前記第3特別当り遊技が発生した場合は、前記特別当り遊技終了後に前記演出表示装置に第3連続大当り回数図柄を表示、又は表示を行わない
ことを特徴とする遊技機。
とすることが考えられる。
さらに、連続大当り回数図柄の示す単位回数が異なる構成については、構成3として、
上記構成1又は2記載の遊技機において、
前記連続大当り回数図柄が所定回数に達した場合は、統合連続大当り回数図柄を表示することを特徴とする遊技機。
とすることが考えられる。
このようにすれば、少ない表示領域スペースでも連続大当り回数に対応して表示することが出来る。また、連チャン回数が伸びるほど連チャン図柄が増えていき、遊技者としては回数を把握するのが困難になっていくのだが、ある所定の回数を統合してくれる連チャン図柄があれば、それだけ把握しやすくなる。
統合連続大当り回数図柄(統合連チャン図柄)は、複数の単位を備える構成が考えられる。例えば1つの統合連チャン図柄で連チャン回数5回を示す図柄、10回を示す図柄、50回を示す図柄、100回を示す図柄など、複数の単位の図柄を用意しておけば、その単位の異なる図柄を見ること自体がプレミアム画像的な喜びを与えることになり、遊技者への遊技の意欲の喚起としての効果を奏することになる。近年の遊技機は1回の大当り遊技における平均獲得出球は少なく設定し、連チャンの継続確率を高めた遊技構成のもあり、そのような遊技構成の場合は、複数の単位を備えておくと、連チャン回数表示、特典画像として非常に好適な構成となる。なお、表示例としては図40を参照のこと。詳細は後述する。
さらに、第3大当り回数図柄を表示する構成の場合は、構成4として、
上記構成1から3のいずれか一項に記載の遊技機において、
前記第1連続大当り回数図柄と、前記第2連続大当り回数図柄と、前記第3連続大当り回数図柄とは、別々の表示領域に表示することを特徴とする遊技機。
とすることが考えられる。
このようにすれば、異なる大当り遊技毎で回数が表示されていくため、遊技履歴参照データとして有効なデータとすることができる。表示例としては図57を参照のこと。
回数の表示領域を異ならせるということで、遊技者にとっては好ましい連チャン中の回数、好ましくない回数を別々に抽出して回数を表すことができ、単純に連チャン中のデータとして有意義なデータとすることができる。
以上のような構成が考えられるが、実施形態を説明する。
第4実施例は、第1〜第3実施例の基本的な制御内容は略同一であり、同一部品、同一処理内容については同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について述べる。
図41に示すフローチャートは、サブ統合制御装置83が行う連続大当り回数図柄(以後、連チャン図柄とも呼ぶ)の表示処理である。
最初に主制御装置80から大当り終了コマンドを受信したか参照する(S390)。肯定判断の場合は、大当り時の遊技状態記憶参照として、記憶していた図13で送信されてきた状態指定コマンド(S92)を参照する(S391)。
参照した結果、確変あるいは時短フラグが1以上である場合は(S392:yes)、大当りとなった図柄を参照する(S393)。これも、図10で主制御装置80が送信してくる変動コマンド(S64)の図柄指定コマンドを記憶している。図柄指定コマンドについては図24に示す特別図柄指定のことである。
本実施例では、大当り図柄により、大当り遊技の最大ラウンド数、各ラウンドでの大入賞口13の開放時間、大当り遊技後に確率変動機能を作動させるか、普通電動役物12の開放延長機能を作動させるかが設定されている構成なので、サブ統合制御装置83は図柄指定のみで大当り遊技のパターンも決定されることになる。
大当り図柄を参照することにより(S393)、今回の大当り遊技が最大2ラウンドの遊技であったか参照する(S394)。
2ラウンド以外の場合は連チャン数のカウントをプラス1して(S395)、連チャン図柄の表示を行う(S396)。
大当り終了コマンドを受信しておらず(S390:no)、確変あるいは時短フラグが0である場合(S392:no)、大当り遊技が最大2ラウンドである場合(S394)はリターンに抜ける。
なお、本実施例では、最大2ラウンドの大当り遊技は、小当り遊技と同じ大入賞口13の開放時間、開放回数で設定されている。そのため、遊技者から見ると大当り遊技なのか小当り遊技なのかは判別が困難な構成となっている。そうすることにより、小当り遊技だったならば小当り遊技終了後も遊技状態に変更がないのに比べて、確変図柄で小当り遊技と同じ大当り遊技を行うと遊技者に判別困難な状態で確率変動機能を作動させることができる。そのため、遊技者に確率変動が作動したか否かを期待させる潜伏演出など今までにない演出が可能となり、演出力を向上させるために設けられている。
図42は、連チャン図柄の表示終了処理を示す。
主制御装置80が図13で送信してくる状態指定コマンド(S92)を受信したか判断する(S400)。その指定が確変あるいは時短フラグが0であるか判断する(S401)。
肯定判断の場合は連チャン数のカウントを0にクリア(S402)するとともに連チャン図柄の表示を終了する(S403)。
状態指定コマンドを受信していない場合(S400:no)、確変あるいは時短フラグが0以外の場合は(S401:no)リターンに抜ける。
このように本実施例では通常遊技状態に復帰すると連チャン図柄の表示を終了させるが、必ずしも表示を終了させる必要はなく、終日表示する構成でもよい。RAMクリアしない限り表示を続ける構成である。
連チャン図柄表示終了処理としてもう1つ考えられる。通常遊技に復帰しても所定回数までは表示を継続するものである。このようにすれば、通常遊技に戻っても何連チャンしたのか把握しやすいし、後述する連チャン図柄で先読み演出を行う際にも演出可能期間が広げることができる効果が生じる。
図43では、最初に主制御装置80から図柄停止指定コマンドを受信したか参照する(S410)。肯定判断の場合は続いて状態指定コマンドを受信したか判断する(S411)。ここも肯定判断の場合は確変あるいは時短フラグが0であるか参照する(S412)。
フラグが0である場合は(S412:yes)、変動回数カウンタをプラス1して(S413)、変動回数カウンタが100に達したか参照する(S414)。
100に達している場合は(S414:yes)、連チャン数カウントを0にクリア(S415)するとともに連チャン図柄の表示を終了する(S416)。なお、本実施例では通常遊技状態時に特図が100回変動すると終了としたが、回数は任意である。また、特図ではなく普図の変動回数をカウントしたり、普通電動役物12への入賞回数をカウントしたりして連チャン図柄の終了契機としてもよい。
図柄停止指定コマンドを受信しておらず(S410:no)、状態指定コマンドを受信しておらず(S411:no)、確変あるいは時短フラグが0以外であり(S412:no)、変動回数カウンタが100に達していない場合は(S414:no)、そのままリターンに抜ける。
以上このように処理することにより、図40(a)のように連チャン図柄99を画面6a上に表示、又は表示終了することができる。
[第4実施例―2]
続いて、図40(b)、(c)に示すように、一つの連チャン図柄99が示す連チャン回数の単位が異なる表示例を説明する。
図40(a)の連チャン図柄(以下、第1連チャン図柄と呼ぶ)99が、1つで連チャン数1回を表しているのに対して、図40(b)では、第1連チャン図柄99よりも大きく表示され、表情も異なる第2連チャン図柄100を表示している。第2連チャン図柄100はキャラクタと共に「×5」と表示されており、この図柄一つで連チャン数5回を表していることを示している。
このことから、図40(a)が第1連チャン図柄99を4つ並べて表示していることから4連チャンを示しているのに対して、図40(b)は第1連チャン図柄99が4つと、第2連チャン図柄100が1つであるため9連チャンを示していることになる。
図40(c)では、第2連チャン図柄100よりも更に大きく、表情も異なる第3連チャン図柄101の表示例である。
キャラクタと共に「×10」と表示されており、この図柄一つで連チャン数10回を表していることを示している。
このように、連チャン数が伸びてくると、画面6aには演出図柄94、擬似保留表示97などもあることから第1連チャン図柄のみでは表示しきれなかったり、増えすぎると遊技者としても連チャン図柄を見て連チャン数を即座に把握することが困難になってしまう虞があるが、連チャン数を示す単位が異なる図柄を複数用意しておけば、限られた表示スペースでも連チャン回数を把握し易く表示することが可能となる。
上記、連チャン図柄99を単位の異なる連チャン図柄に変換する処理を図44のフローチャートで説明する。
最初に大当り終了コマンドを受信したから参照する(S420)。肯定判断の場合は大当り時遊技状態記憶参照を行う(S421)。これは図13に示す、主制御装置80がサブ統合制御装置83へ送信する状態指定コマンド(S92)を記憶しておいて用に応じて参照を行う。
大当り時の遊技状態を判定して確変あるいは時短フラグが0であるか参照する(S422)。フラグが0でない場合は大当りした時の図柄を参照する(S423)。本実施例では図柄をみることにより大当り遊技のパターンも判明するため、最大ラウンド数が2ラウンドであったか参照する(S424)。
本実施例では最大2ラウンドの大当り遊技は、小当り遊技と同じ大入賞口13の開放時間であり、獲得できる賞球も殆ど無い。そのため、2ラウンド以外の大当り遊技だった場合は(S424:no)、
連チャン数をプラス1する(S425)。
連チャン数をプラス1したことにより連チャン数の合計に10の単位があるか判断する(S426)。肯定判断の場合は、連チャン数10回分に応じて第3連チャン図柄101に変換を行う。例えば連チャン数23回ならば、10回分が2つあるため第3連チャン図柄101を2つ表示するように変換する。
第3連チャン図柄への変換、又は連チャン数の合計に10の単位が無い場合は(S426:no)、続いて連チャン数の合計に5の単位が無いか判断する(S428)。なお、先ほど第3連チャン図柄101に変換した回数は除いている。
肯定判断の場合は連チャン数5回分に応じて第2連チャン図柄100に変換を行う(S429)。本実施例の構成上、10回分に対応する第3連チャン図柄101があるので、第2連チャン図柄100が2つ表示されることはない。
第2連チャン図柄に変換、または連チャン回数に5回分が無い場合は(S428)、上記変換に対応した連チャン図柄表示を行う(S430)。
大当り終了コマンドを受信しておらず(S420:no)、確変あるいは時短フラグが0であり(S422:yes)、大当り遊技が最大2ラウンドであった場合は(S424:yes)、そのままリターンに抜ける。
以上が第4実施例―2で示した連チャン図柄の変換処理である。
[第4実施例―3]
以上、連チャン図柄99について説明を行ってきたが、その連チャン図柄を先読み演出に用いる実施例を述べる。
図45では連チャン図柄での先読み演出例として、図45(a)では第1連チャン図柄99での演出例を表している。図では左から3つ目の図柄の表情が変化することにより、保留3つめが先読みの対象になっているのを示している。信頼度を複数持つ構成ならば図柄の表情を複数持たせることが考えられる。
本実施例では、連チャン図柄99は並べて表示していき、擬似保留表示97と同数になると先読み演出を行う構成を考えている。そうすれば、保留個数の位置と連チャン図柄の位置とを合わせることができ、保留個数表示でおこなっていた演出をそのまま連チャン図柄99で行うことが可能となる。
また、ただ連チャンを4回達成したから先読み演出を特典として与えるのではなく、連チャンすることによってはじめて表示される連チャン図柄99を用いるという新しい思想によって先読み演出が行われるため遊技者に新規な楽しみを与えることができる。なお、連チャン図柄99で先読み演出を行いながら、擬似保留表示97でも先読み演出を行う構成も考えられる。その場合は、お互い異なる箇所を対象としたり、お互いが異なる演出方法を採ることにより遊技性を高める事が考えられる。
図45(b)では、第2連チャン図柄100が表示されている時の先読み演出例である。
この図では連チャンを9回達成しており、第1連チャン図柄99が4つ、第2連チャン図柄100が1つ画面6aに表示されている。
第1連チャン図柄99では、図45(a)と同様に対象となる保留個数の位置と同じ連チャン図柄99の表情が変化して演出を行っている。対して第2連チャン図柄100は、第1連チャン図柄が示している対象となる保留記憶がどれほど期待できるかをコメントするという役割を与えられている。この場合、対象となる保留表示が移動する度にコメント内容を変えていくことが考えられる。変動までのカウント数が減るにつれ、どのリーチが発生するか、何パーセントで当るのかなど、保留消化が進む毎に教えてくれる内容が変化していくので遊技者としても当該保留が変動されるまで楽しんで待つ事ができる。
図45(c)は、第3連チャン図柄101が表示されている時の先読み表示例である。
この図では連チャンを40連チャン達成しており、第3連チャン図柄101が4つ表示されている。
そのため、第3連チャン図柄が図45(a)の第1連チャン図柄99のように保留個数と対応した箇所の図柄の表情を変化させて先読み演出を行っている。また、第2連チャン図柄100のようにコメントも表示する。本実施例では第2連チャン図柄100と比べて、より詳細にコメントをしてくれるようになる。例えば確変図柄で当るとか、このリーチが発生したら確定であるとかを表示する。
このように、ただ先読み演出を表示するだけでなく、連チャン回数に応じて表示する図柄が変化したり、先読み演出の内容が変化したりするので、遊技者は連チャンにより賞球を獲得する喜びとともに、より演出度の高い先読み演出を手に入れるために連チャンを継続させることに強い意欲をもって遊技することができる。
続いて連チャン図柄を用いた先読み演出の開始例を説明する。
図46に示すフローチャートは、連チャン図柄が保留記憶数と同数以上になることを起因に連チャン図柄で先読み演出を開始する例である。
最初に先読み図柄指定コマンドを受信したか参照する(S440)。肯定判断の場合は先読み図柄指定コマンドが1あるいは2であるか判断する(S441)。
ここでも肯定判断の場合は保留記憶数を参照する(S442)。対象となる保留の位置と、その位置に対応する数の連チャン図柄が表示されているか参照する(S443)。なお、保留の位置とは、例えば保留3個目が先読み対象とした場合、連チャン図柄が3個以上表示されているか参照する。ということである。また、連チャン図柄は並べて表示するタイプで説明を行っている。
対象となる保留位置と対応する数の連チャン図柄がある場合は(S443:yes)、先読み演出開始設定処理を行う(S444)。
先読み図柄指定コマンドを受信しておらず(S440:no)、コマンドが0である場合(S441:no)、対象となる保留位置に対応する数の連チャン図柄が表示されていない場合は(S443:no)、そのままリターンに抜ける。
図47〜図51は、図46の先読み演出開始設定処理(S444)の処理内容を示す。
先読みカウンタが0であるか判断する(S450)。先読みカウンタが0以外であるということは既に先読み演出が実行中であるということを示す。本実施例では先読み演出が開始されているときは新規の先読み演出は行わない構成である。無論、複合する形を実施しても良い。
先読みカウンタが0である場合は(S450:yes)、対象となる保留記憶数は4個目であるか参照する(S451)。
肯定判断の場合は先読みカウンタを4にセットする(S452)。セットした後に第3連チャン図柄が表示されているか判断する(S453)。
肯定判断の場合は続いて第3連チャン図柄が4個以上表示されているか判断する(S454)。肯定判断の場合は第3連チャン図柄での先読み表示を設定し(S455)、否定判断の場合は第3連チャン図柄予告表示を設定する(S456)。
先読みカウンタが0以外である場合は(S450:no)、そのままリターンに抜ける。
第3連チャン図柄先読み表示設定(S455)とは、例えば図45(c)のように第3連チャン図柄101が対象となる保留個数を表示し、かつ変動内容を予告する演出を指す。
対して第3連チャン図柄予告表示設定(S456)とは、例えば図45(b)のように対象となる保留個数を表示するのは他の第1連チャン図柄99に任せて、第3連チャン図柄101は図の第2連チャン図柄100のように変動内容の予告のみを担当するものを指している。
このように第3連チャン図柄の表示個数によっても演出内容を変更していく。
対象となる保留記憶数が4個以外である場合は(S451:no)、図48に進んで対象となる保留記憶数が3個であるか判断する(S460)。
肯定判断の場合は先読みカウンタを3にセットし(S461)、第3連チャン図柄が表示されているか判断する(S462)。肯定判断の場合は第3連チャン図柄が保留記憶数と同数以上である3個以上表示されているか参照する(S463)。
肯定判断の場合は第3連チャン図柄での先読み表示を設定し(S464)、否定判断の場合、つまり第3連チャン図柄が3個未満の場合は第3連チャン図柄で予告表示することを設定する(S465)。
第3連チャン図柄が表示されていない場合は(S462:no)、図49に示すように、対象となる保留記憶数が2個目であるか判断する(S470)。
記憶数が2個である場合は先読みカウンタを2にセットし(S471)、第3連チャン図柄が表示されているか判断する(S472)。
第3連チャン図柄が表示されている場合は、第3連チャン図柄が保留記憶数と同数である2個以上表示されているか判断する(S473)。
肯定判断の場合は第3連チャン図柄で先読み表示を設定し(S474)、否定判断の場合は第3連チャン図柄で予告表示の設定を行う(S475)。
対象となる保留記憶数が2個目ではない場合は(S470:no)、保留1個目であることが判明するため、先読みカウンタを1にセットし(S476)、第3連チャン図柄が表示されているか判断する。
第3連チャン図柄が表示されている場合は第3連チャン図柄で予告表示を設定する(S478)。
本実施例の場合、保留が1個のときは連続的な演出が行えないため予告表示のみを行うようにする構成である。無論、1変動でも演出可能な先読み演出を用意しておき設定する構成でも良い。
先読みカウンタ2をセットし(S471)、第3連チャン図柄が表示されていない場合は、図51(a)に示すように、第2連チャン図柄が表示されているか判断する(S500)。肯定判断の場合は第2連チャン図柄が保留記憶数と同数である2個以上表示されているか判断する(S501)。
肯定判断の場合は第2連チャン図柄で先読み表示を設定し(S502)、否定判断の場合は第2連チャン図柄で予告表示を設定する(S503)。第2連チャン図柄で先読み表示は、図45(a)で第1連チャン図柄99が行っているように第2連チャン図柄100で行うことを指す。ただし、本実施例の場合、第2連チャン図柄100は連チャン数5回を示す図柄であり、2つ並んで表示されることは無い構成である。よって、基本的にはS502の設定は選ばれない。他の単位に設定された時はこの判断が必要になってくる。
第2連チャン図柄で予告表示を行うとは、図45(b)の表示例が示すように第2連チャン図柄100が変動内容について予告したり、大当りへの期待度を報知する演出である。
第2連チャン図柄が表示されていない場合は(S500:no)、第1連チャン図柄のみが表示されていることが確定するため、第1連チャン図柄で先読み表示を設定する(S504)。
図45(a)に示すように対象となる保留の位置を示す演出を行うのみであり、第2、第3連チャン図柄のように具体的な予告演出は伴わない。
図49に戻り、先読みカウンタに1がセットされて(S476)、第3連チャン図柄が表示されていない場合は(S477:no)、図51(b)に示すように第2連チャン図柄が表示されているか判断する(S510)。
肯定判断の場合は第2連チャン図柄にて予告表示を設定する(S511)。否定判断の場合は第1連チャン図柄にて先読み表示を設定する(S512)。ここでも、第2連チャン図柄100は保留1個では先読み演出は行わずに予告演出を行う構成である。
どの連チャン図柄で保留記憶数はどれだけあるかで先読み演出が開始する。等の条件設定は設計変更事項であり、あえて詳細に示さないが色々考えられる。
図47に戻って、先読みカウンタに4をセットした後(S452)、第3連チャン図柄が表示されていない場合は(S453:no)、図50(a)に示すように、第2連チャン図柄が表示されているか判断する(S480)。
肯定判断の場合は、第2連チャン図柄が保留記憶数となる4個以上表示されているか判断する(S481)。肯定判断の場合は第2連チャン図柄で先読み表示を設定し(S482)、否定判断の場合は第2連チャン図柄で予告表示を設定する(S483)。
第2連チャン図柄が表示されていない場合は(S480:no)、第1連チャン図柄で先読み表示を設定する(S484)。
図48に戻り、先読みカウンタ3をセットし(S461)、第3連チャン図柄が表示されていない場合は(S462:no)、図50(b)に示すように、
第2連チャン図柄が表示されているか判断し(S490)、肯定判断の場合は第2連チャン図柄が保留記憶数と同数である3個以上表示されているか判断する(S491)。
肯定判断の場合は第2連チャン図柄で先読み表示を行うように設定し(S492)、否定判断の場合は第2連チャン図柄にて予告に関する表示を設定する(S493)。
第2連チャン図柄が表示されていない場合は(S490:no)、第1連チャン図柄のみが表示されていることが確定することから、第1連チャン図柄で先読み演出表示を行うように設定する(S494)。
以上が、図46で示した連チャン図柄先読み処理の先読み演出開始設定処理の詳細である。
続いて、連チャン図柄で行われる先読み演出の表示内容更新処理を、図52を用いて説明を行う。
変動コマンドを受信したか判断する(S520)。
肯定判断の場合は先読みカウンタが0であるか判断する(S521)。カウンタが0以外である場合は先読みカウンタをマイナス1して(S522)、先読み演出開始設定処理を参照し(S253)、先読みカウンタ数を参照し(S524)、先読み演出内容を更新する(S525)。
先読みコマンドを受信しておらず(S520:no)、先読みカウンタが0である場合は(S521:yes)、そのままリターンに抜ける。
以上が第4実施例―3であるが、連チャン回数を表示す連チャン図柄を先読み演出に用いる事で、連チャンによってはじめて表示される図柄が、ただ大当りの回数を表示するだけでなく演出にも深く関与する事から、連チャンが進む毎に遊技者は現在の連チャン回数を把握しつつ、先読み演出を堪能することができる。
また、連チャン回数によって演出内容が変更していくことから、遊技者は大当りで得られる賞球以外にも連チャンを目指す目的を持つことができ、遊技の興趣が向上する。
[第4実施例―4]
第4実施例―4は、大当り遊技のパターンによって表示される連チャン図柄が異なる構成で先読み演出を行う例を示す。
最初に本実施例では、大当り遊技として以下に示す4つのパターンを備えていることを前提とする。
(パターン1)ラウンド数:15、大入賞口開放時間:28秒×1
(パターン2)ラウンド数:5、大入賞口開放時間:28秒×1
(パターン3)ラウンド数:15、大入賞口開放時間:6秒×3
(パターン4)ラウンド数:2、大入賞口開放時間:0.8秒×1
ちなみに小当り遊技は、
(小当り)ラウンド数:2、大入賞口開放時間:0.8秒×1
パターン1は、ラウンド数も最大で、大入賞口の開放時間も最長であるため最も獲得賞球数が多くなるパターンである。本実施例では平均1600個獲得できるものとする。
パターン2は、ラウンド数が5までなのでパターン1と比較して獲得できる賞球数が少ないパターンである。本実施例では平均550個獲得できるものとする。
パターン3は、ラウンド数こそ最大であるが、大入賞口の開放時間が、6秒であり、一ラウンド中に3回開放してくれるが合計時間を考えてもパターン1より入賞数は少なくなる。本実施例では平均1000個獲得できるものとする。
パターン4は、小当りと同一のラウンド数、開放時間である。本実施例では獲得賞球は0個とする。
上記のような大当り遊技パターンを備えた場合、遊技者にとってはどの大当り遊技パターンで当るかが非常に重要になってくる。
仮に5連チャンしたとしても、全てがパターン1ならば8000個、全てがパターン2ならば2750個、全てがパターン3ならば5000個、全てがパターン4ならば0個となる。全ての組合せで考えると5連チャンで得られる獲得賞球数は0〜8000個となる。
これほど獲得賞球数に開きが出るのに、全てを大当り回数としてカウントして表示を行っても、パターン1が何回だったのか、獲得賞球数はどれだけだったのかが判明せず、あまり有効な指標にならない。
そこで本実施例では、連チャン回数は回数として表示するが、大当り遊技のパターンも判明可能に表示するものである。
図53(a)が本実施例の表示例であり、画面6aに演出図柄94、擬似保留表示97と共に連チャン図柄が表示されている。
図では連チャン図柄が4つ並んでいることから4連チャンしていることを示しているが、連チャン図柄の表情が複数ある。左端と右端に表示されているものは連チャン図柄A102であり、大当り遊技パターン2(5ラウンド、28秒×1)に対応している。
左から2番目に表示されているものは連チャン図柄B103であり、大当り遊技パターン3(ラウンド15、6秒×3)に対応している。
左から3番目に表示されているものは連チャン図柄C104であり、大当り遊技パターン1(ランド15、28秒×1)に対応している。
なお、本実施例では、小当り遊技と同じ動作のパターン4(2ラウンド、0.8秒×1)については大当りとはみなさず、連チャン回数には含まれない構成である。無論、任意であり、連チャン図柄Dというのを新たに設けて表示してもよい。大当り遊技パターンの数だけ対応する図柄が必要になる可能性があり、連チャン図柄の数については限定しないことは言うまでもない。
また、左から3番目の連チャン図柄C104の背景のみ色が変化している。これは先読み演出として、保留3個目が対象となっていることを示している。
このように表示することにより、4連チャンしていることを報知しつつ、その4回がどの大当り遊技パターンを取得して来たのかが判明する。その上で先読み演出が行われることから、遊技者にとっては重要な情報源となりうる。
上記の表示例の具体的な制御例を図55にて説明する。
最初に大当り終了コマンドを受信したか判断する(S530)。肯定判断の場合は大当り時遊技状態記憶を参照する(S531)。これは主制御装置80が図13に示すように図柄停止時に状態指定コマンドを送信(S92)してくるため、サブ統合制御装置83はそれを記憶しておき、必要に応じて参照する。
参照した結果、確変あるいは時短フラグが1もしくは2であるかを判断する(S532)。先の実施例を踏襲して説明しているのでフラグ1と2があるが、フラグ1しか備えていない場合はフラグ1であるかどうかを参照すればよい。
フラグが1か2である場合は(S532:yes)、続いて大当り時の図柄を参照する(S533)。本実施例では図柄と大当り遊技パターンはセットになっているため、大当り図柄を記憶しておけば大当り遊技パターンも判明するようになっている。
大当り図柄を参照して大当り遊技パターン1である場合は(S534:yes)、連チャン図柄Cをセットして(S535)、連チャン数をプラス1する(S540)。
大当り遊技パターンが1ではない場合は(S534:no)、次に大当り遊技パターン3であるか参照する(S536)。肯定判断の場合は連チャン図柄Bをセットして(S537)連チャン数をプラス1する(S540)。
大当り遊技パターンが3ではない場合は(S536:no)、次に大当り遊技パターン2であるか参照する(S538)。肯定判断の場合は連チャン図柄Aをセットして(S539)連チャン数をプラス1する(S540)。
大当り遊技パターンが2でない場合は(S538:no)、小当り遊技と同じである大当り遊技パターンが4であることが確定するのでそのままリターンに抜ける。
大当り終了コマンドを受信しておらず(S530:no)、確変あるいは時短フラグが0の場合も(S532:no)そのままリターンに抜ける。
以上のように制御を行うことにより、表示する連チャン図柄を選択していくことができる。
なお、上記説明では連チャン図柄のキャラクタの表情で識別させていたが、他にも図57のように表示することが考えられる。
画面6aに演出図柄94と擬似保留表示97と共に「3勝4分1負」という構成で連チャン数を表示している。
「3勝」とは連チャン図柄Cを指しており、大当り遊技パターン1の数を示す。
「4分」とは連チャン図柄Bを指しており、先の実施例とは異なり、大当り遊技パターン2、3の数を示す。
「1負」とは連チャン図柄Aを指しており、先の実施例とは異なり、大当り遊技パターン4の数を示す。なお、パターン4は小当り遊技と同じ構成のため、小当りの数を含めて表示することも考えられる。
このような表示方法にすれば、最も賞球が得られる大当り回数と、中途半端な大当りパターンの回数と、賞球が得られない大当りの回数が区別して表示されるため、大当り遊技パターン4も大当り数にカウントして連チャン数を表したい時に好適である。
なお、この表示形態で先読み演出を行う場合は、図57(b)のように演出することが考えられる。
この図では「3勝」である連チャン図柄C104が拡大して表示されている。これは保留内に先読み対象のものがあることを示すと共に、連チャン図柄C104で、大当り遊技パターン1での大当りが期待できることを示している。このように、保留個数の位置を表すのは困難だが、どの大当り遊技パターンで当る可能性があるかを示すことは可能であり、先読み演出として劣ることはない。
以上が第4実施例―4の構成だが、このようにすれば遊技者は連チャン回数を連チャン図柄の数で把握すると共に、連チャン図柄の種類によって大当り遊技パターンも把握することができ、且つ条件が達成されれば先読み演出も行うことから、遊技履歴機能と演出機能を同時に達成する事ができる。2つの機能を連チャン図柄で行っているので遊技者は連チャン図柄を見るだけで遊技履歴(連チャンの履歴)と演出の2つを享受することができる。
[第4実施例―5]
上記実施例では、連チャン図柄で先読み演出、予告演出を行うことを開示してきたが、第4実施例―5は、擬似保留表示97と異なり、保留個数に関係なく表示され続ける連チャン図柄の特性を生かした表示例である。
連チャン図柄で対象となる保留個数を示すのだが、変動回数が進むにつれて対象となる位置は左に移動する。
その対象位置がずれた後の連チャン図柄の位置で予告用図柄を表示するというのが本実施例である。
図53(b)は、1変動が終了して新たな変動が開始されると共に対象となる連チャン図柄が左から3個目に移行したところを示す。
1変動前では対象となっていた連チャン図柄のところには元のキャラクタ表示ではなく、連チャン図柄用予告図柄105が表示されている。ここでは「あ」という文字が表示されているだけであり、何をしめしているのかは判断ができない。
もう1変動進んだ状態が図53(c)である。連チャン図柄用予告図柄105が1つ増え、「あ」、「た」と文字が続いて表示されている。
まだこの地点では何を示しているのかは明確に判明しないのだが、漠然と「あたり」に関する文字が予告表示されている可能性があることを、勘の良い遊技者なら感じるかもしれない。
もう1変動進んだのが図54(a)もしくは(b)である。
図54(a)の場合は、連チャン図柄用予告図柄105が3個並び、「あ」、「た」、「れ」と文字が並んで表示されている。遊技者の願いが表示されている感じであり、本実施例ではそれ程期待度の高くない予告結果となった。
図54(b)の場合は、連チャン図柄用予告図柄105が3個並び、「あ」、「た」、「り」と文字が並んで表示されている。本実施例では当りが確定する予告表示であり、遊技者が待ち望む予告表示となる。
上記の地点で予告表示を終わらせる構成もあるが、他にも先読みの対象となっていた保留記憶により変動が開始されたあとも予告する構成として、図54(c)の表示例がある。
図54(b)から1変動進んだ時に連チャン図柄用予告図柄105が「あ」、「た」、「り」、「?」と文字が並んだ状態を示す。「あ」、「た」、「り」の地点までは非常に大当りの可能性が高かったのだが、最後の「?」と表示されることにより期待度が低下したことを示す。
図では示していないが、この構成での最も良い表示結果は「あ」、「た」、「り」、「!」である。
このように、保留表示と異なり、保留が消化されても表示が終了しない連チャン図柄を用いて多様な予告表示を行うことができる。
上記予告演出のフローチャートを図56にて説明する。
最初に変動コマンドを受信したか参照する(S550)。肯定判断の場合は先読みカウンタが0であるか判断する(S551)。
先読みカウンタが0ではない場合は先読みカウンタをマイナス1し(S552)、先読み演出内容を更新する(S553)。先読み演出内容を更新するとは、対象となる連チャン図柄を左にシフトすることを指す。
続いて連チャン図柄が4個以上表示されているか判断する(S554)。肯定判断の場合は先読みカウンタが3であるか判断する(S555)。カウンタ3である場合は、連チャン図柄4個中3個目が先読みの対象となっているため、連チャン図柄用予告図柄は1個表示する(S556)。図53(b)の状態である。
カウンタ3ではない場合は(S555:no)、カウンタ2であるか判断する(S557)。肯定判断の場合は連チャン図柄用予告図柄を2個表示する(S558)。図53(c)が示す状態である。
カウンタ2ではない場合は(S557:no)、カウンタ1であるか判断する(S559)。肯定判断の場合は連チャン図柄用予告図柄を3個表示する(S560)。図54(a)又は(b)が示す状態である。
カウンタ1ではない場合は(S559:no)、4図柄全てで連チャン図柄用予告図柄を表示することが確定するため、予告図柄4個を表示する(S561)。図54(c)が示す状態である。
以上が第4実施例―5の構成だが、このようにすることにより、保留状態で常には表示されない保留表示ではできない、新しい予告表示が可能となる。
[第4実施例―6]
第4実施例−6は、上記各実施例において、特別図柄1、特別図柄2を備えた遊技構成とし、特2だけが先読み演出を行うという構成である。
それ以外は全くの同一構成であるため、特徴点である始動入賞確認処理のみを説明する。
図58に示す始動確認処理では、最初に始動口に入賞したか判断する(S570)。肯定判断の場合は保留記憶数が上限に達していないか判断する(S571)。上限に達していない場合は(S571:no)、始動口入賞時に取得した基本乱数値を記憶する(S572)。
記憶した後に特図2のほうであるか判断する(S573)。本実施例の構成では、第1始動口11は特別図柄1用始動口であり、第2始動口12が特別図柄2用始動口である。詳細は従来技術であるため省く。
特図2である場合は(S573:yes)、仮当否判定を実行し(S574)、仮当否判定の判定結果をサブ統合制御装置83へ送るために先読み図柄指定コマンドを送信する(S575)とともに保留記憶数指定コマンドを送信する(S576)。
特図2ではない場合は(S573:no)、そのまま保留記憶数指定コマンドを送信する(S576)。
始動口入賞が無く(S570:no)、保留記憶数も上限に達している場合は(S571:yes)、そのままリターンに抜ける。
以上が第4実施例―6の構成であるが、連チャン中に作動する開放延長機能を備えた普通電動役物に第2始動口12は設けられていることから、連チャン中の図柄変動は入球率の差から殆どが第2始動口12による変動となる。そのため、連チャン中に先読み演出を特典として与える場合に第2始動口12のみを対象としても何ら問題なく演出を行うことが可能となる。また、どのような遊技状態においても第1始動口11では先読み演出を行わない構成ならば、主制御装置80は第1始動口11に対しては連チャン中であるかの判断を必要とせず、制御の負担を軽減することが可能となる。
なお、第2特別図柄の保留記憶を優先して消化する優先変動機能(従来技術のため詳細は省く)を搭載すれば、より連チャン中の第2特別図柄での変動表示を高くすることができ、好適である。
パチンコ遊技機50の正面図 遊技盤1の正面図 パチンコ遊技機50の裏面図 パチンコ遊技機50の電気的構成を示すブロック図 主制御装置80が実行する起動処理のフローチャート 主制御装置80が実行する割込み(INT)処理のフローチャート 主制御装置80が実行する割込み(NMI)処理のフローチャート 電源装置85の電気的構成を示すブロック図 主制御装置80が実行する始動入賞確認処理1のフローチャート 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート1 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート2 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート3 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート4 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート1 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート2 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート3 主制御装置80が実行する小当り遊技処理のフローチャート サブ統合制御装置83が実行する先読表示設定処理のフローチャート サブ統合制御装置83が実行する先読表示更新処理のフローチャート 演出表示装置6が行う先読み連続演出例1〜3 主制御装置80が実行する始動入賞確認処理2のフローチャート 主制御装置80が実行する始動入賞確認処理3のフローチャート サブ統合制御装置83が実行する連チャン判断処理のフローチャート 主制御装置80がサブ統合制御装置83へ送信する各コマンドの送信タイミングチャート サブ統合制御装置83が実行する先読表示設定処理2のフローチャート 第2実施例の主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート3(図16の改変) 第2実施例の主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート3(図12の改変) 主制御装置80が実行する始動入賞確認処理4のフローチャート サブ統合制御装置83が実行する先読み演出処理のフローチャート1 サブ統合制御装置83が実行する先読み演出処理のフローチャート2 サブ統合制御装置83が実行する先読み演出処理のフローチャート3 サブ統合制御装置83が実行する先読み演出処理のフローチャート4 サブ統合制御装置83が実行する先読み演出処理のフローチャート5 主制御装置80が実行する始動入賞確認処理5のフローチャート 演出表示装置6が行う先読みフラグに対応する演出例1〜3 演出表示装置6が行う先読みフラグに対応する演出例4〜6 サブ統合制御装置83が実行する先読表示設定処理3のフローチャート1 サブ統合制御装置83が実行する先読表示設定処理3のフローチャート2 演出表示装置6が行う先読み演出の連続例1〜3 演出表示装置6が行う連チャン図柄の表示例1〜3 サブ統合制御装置83が実行する連チャン図柄表示設定処理のフローチャート サブ統合制御装置83が実行する連チャン図柄終了処理1のフローチャート サブ統合制御装置83が実行する連チャン図柄終了処理2のフローチャート サブ統合制御装置83が実行する連チャン図柄変換処理のフローチャート 演出表示装置6が行う連チャン図柄での先読み演出例1〜3 サブ統合制御装置83が実行する連チャン図柄先読処理のフローチャート サブ統合制御装置83が実行する先読演出開始設定処理のフローチャート1 サブ統合制御装置83が実行する先読演出開始設定処理のフローチャート2 サブ統合制御装置83が実行する先読演出開始設定処理のフローチャート3 サブ統合制御装置83が実行する先読演出開始設定処理のフローチャート4、5 サブ統合制御装置83が実行する先読演出開始設定処理のフローチャート5、6 サブ統合制御装置83が実行する連チャン図柄先読更新処理のフローチャート 演出表示装置6が行う大当り遊技パターンに応じた連チャン図柄の表示例1〜3 演出表示装置6が行う大当り遊技パターンに応じた連チャン図柄の表示例4〜6 サブ統合制御装置83が実行する連チャン図柄表示処理のフローチャート サブ統合制御装置83が実行する先読演出信頼度報知処理のフローチャート 演出表示装置6が行うその他の連チャン図柄表示例1、2 主制御装置80が実行する始動入賞確認処理6のフローチャート
符号の説明
1 : 遊技盤 、 6 : 演出表示装置
6a : 画面 、 11 : 第1始動口
12 : 第2始動口 、 13 : 大入賞口
50 : ぱちんこ機 、 80 : 主制御装置
82 : 演出表示装置 、 83 : サブ統合制御装置
94 : 演出図柄 、 95 : 状態コメント
96 : キャラクタ 、 97 : 擬似保留表示
98 : 先読み図柄 、 99 : (第1)連チャン図柄(連続大当り状態図柄)
100 : 第2連チャン図柄 、 101 : 第3連チャン図柄
102 : 連続大当り状態図柄A 、 103 : 連続大当り状態図柄B
104 : 連続大当り状態図柄C 、 105 : 連続大当り状態図柄用予告図柄

Claims (4)

  1. 遊技機全体を制御するための各種指示を行う主制御装置と、
    該主制御装置の指示により各種演出を行うサブ制御装置と、
    遊技球の通過により第1乱数を取得するとともに普通図柄が変動開始する普通図柄始動口と、
    前記第1乱数に基づいて当りとするか否かの判定を行う普通当否判定手段と、
    該普通当否判定手段の判定により当りとなった場合は、前記普通図柄を停止させて報知した後に普通電動役物を所定回数開閉する普通当り遊技と、
    前記普通電動役物に備えられ、遊技球の通過により第2乱数を取得するとともに特別図柄が変動開始する特別始動口と、
    前記第2乱数に基づいて特別当りとするか否かの判定を行う特別当否判定手段と、
    前記特別当否判定手段の判定により特別当りとなった場合は、前記特別図柄の変動を停止させて特別当り報知した後に、開閉動作可能な特別電動役物を所定回数開閉することを一ラウンドとして複数ラウンドにて構成される特別当り遊技と、
    前記特別始動口を起因とする前記特別図柄が変動中又は確定表示中若しくは前記特別当り遊技中である場合は、前記第2乱数を所定個数に限り記憶保持する特別図柄始動保留手段と、
    前記特別当り遊技の終了に基づき開始される、前記普通当り遊技時の前記普通電動役物の開放時間の延長又は開放動作の回数増加を行う開放延長機能と、
    前記特別当り遊技の終了に基づき開始される、前記特別当否判定手段の当りとする確率を向上させる確率変動機能と
    を備える遊技機において、
    前記主制御装置は、
    前記第2乱数を仮判定する仮当否判定手段を備え、
    該仮当否判定手段は前記遊技球の通過により第2乱数を取得した時に判定を行い、
    該判定結果を前記サブ制御装置に指示するための先読み指定コマンドと前記特別図柄始動保留手段が記憶保持している個数を示す保留個数指定コマンドと
    を同時期に送信、若しくは1つのコマンドとして前記サブ制御装置へ送信する構成で、
    前記確率変動機能または前記開放延長機能が作動している状態において、取得した前記第2乱数にて前記特別当り遊技が行われ、且つ、該特別当り遊技が終了した後に前記確率変動機能または前記開放延長機能が作動する連続大当り状態の発生を要件として、
    前記特別当り遊技が終了した後の前記特別始動口への遊技球の通過により前記仮当否判定手段が開始又は有効となる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1記載の構成において、
    前記サブ制御装置は、
    前記連続大当り状態の継続数と前記保留記憶数手段の個数を対応させ、
    該対応した個数内にて前記先読み指定コマンドに対応して先読み演出を行う
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2記載の構成において、
    常時入賞可能な状態で備えられ、遊技球の通過により前記第2乱数を取得するとともに特別図柄が変動開始する第2特別始動口と、
    前記第2乱数に基づいて特別当り遊技とするか否かの判定を行う第2特別当否判定手段と
    を備え、
    前記仮当否判定手段は前記特別始動口が取得した前記第2乱数のみを判定する
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1〜3記載の構成において、
    前記サブ制御装置は、前記連続大当り状態になると、
    前記演出表示手段にて、前記連続大当り状態が連続して何回継続しているかを示す、連続大当り状態図柄を表示し、
    該連続大当り状態図柄にて前記先読み演出を行う
    ことを特徴とする遊技機。
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