JP2010147707A - 伝送線路 - Google Patents

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幸司 澁谷
Hidemasa Ohashi
英征 大橋
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Abstract

【課題】信号線の近傍にGNDビア列を伴う伝送線路構造において、高周波特性が良く、高密度実装可能な伝送線路を得る。
【解決手段】誘電体基板1と、誘電体基板1内部に設けられた信号線2と、誘電体基板の上面及び下面に設けられた接地導体3a,3bと、誘電体基板を貫通するように設けられ、接地導体間を電気的に接続するGNDビア4とを備え、GNDビア4は、信号線と等距離の位置に当該信号線の長手方向に沿って複数配置され、GNDビア間距離が、信号線とGNDビアとの結合によって生じる各反射波が伝送される信号の第一の周波数で打ち消し合うように調整されてなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、高速の信号を伝送させるための伝送線路に関する。
高速の信号を伝送させる伝送線路では、ストリップ線路や下部に接地導体を有するコプレーナ線路が使用されている。信号線間の不要干渉の抑制及び上下接地導体間の平行平板モード発生抑制のため、上下接地導体間を接続するGNDビアを信号線に沿って等間隔に配置する構造がよく用いられている。信号線とGNDビアが結合すると伝送特性が劣化するため、従来の伝送線路では、信号線とGNDビアをある距離以上離すことで、信号線とGNDビアの結合を小さくし、伝送特性の劣化を抑制していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−252505号公報
従来の伝送線路においては、高密度化のために線路・GNDビア間の距離を狭くすると、線路・GNDビア間が結合し、それが一定周期ごとに繰り返されることにより、GNDビア間隔をλ/2とする周波数及びその整数倍の周波数で反射が大きくなり、伝送特性が大きく劣化するため、高密度配線ができないという問題点があった。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、信号線の近傍にGNDビア列を伴う伝送線路構造において、高周波特性が良く、高密度実装可能な伝送線路を得ることを目的としている。
この発明に係る伝送線路は、誘電体基板と、前記誘電体基板内部に設けられた信号線と、前記誘電体基板の上面及び下面に設けられた接地導体と、前記誘電体基板を貫通するように設けられ、前記接地導体間を電気的に接続するGNDビアとを備え、前記GNDビアは、前記信号線と等距離の位置に当該信号線の長手方向に沿って複数配置され、GNDビア間距離が、前記信号線と前記GNDビアとの結合によって生じる各反射波が伝送される信号の第一の周波数で打ち消し合うように調整されてなることを特徴とする。
また、誘電体基板と、前記誘電体基板上面に設けられた信号線と、前記誘電体基板の下面に設けられた接地導体と、前記信号線と同一平面に等間隔に設けられた接地導体と、前記誘電体基板を貫通するように設けられ、前記接地導体間を電気的に接続するGNDビアとを備え、前記GNDビアは、前記信号線と等距離の位置に当該信号線に長手方向に沿って複数配置され、GNDビア間距離が、前記信号線と前記GNDビアとの結合によって生じる各反射波が伝送される信号の第一の周波数で打ち消し合うように調整されてなることを特徴とする。
この発明によれば、GNDビアと信号線が結合するような高密度実装においても、GNDビアの配置が任意の周波数で無反射となるようにしているので、無反射となる周波数を伝送信号の主要周波数成分に形成することで、伝送特性が改善され、信号線の近傍にGNDビア列を伴う伝送線路構造において、高周波特性が良く、高密度実装可能な伝送線路を得ることができる。
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態1を示す鳥瞰図及び平面図である。図1及び図2に示される伝送線路は、誘電体基板1と、誘電体基板1の内部に設けられた信号線2と、誘電体基板1の上面及び下面に設けられて、ストリップ線路を構成する地導体3a,3bと、誘電体基板1を貫通するように設けられ、地導体3aと地導体3b間を電気的に接続するGNDビア4とを備えている。GNDビア4は、信号線2と等距離な位置に信号線2の長手方向に沿って両側に複数配置されている。このGNDビア4は、不要結合抑制や平行平板モード発生の抑制等を目的として配置される。なお、5a〜5gはGNDビア4間の距離で、以下に述べる方法によって定められた配置となる。
図3、図4、図5は、図1及び図2の等価回路である。図3において、3はGNDビア4を含む地導体を表す。信号線2と地導体3はGNDビア4の位置で結合する。その結合を6a、6b、6cで表す。また、7a、7b、7cはそれぞれ結合6a、6b、6cによって生じた反射波を表すとする。反射波7a、7b、7cは大きさが等しく位相が異なっている。また、5aは結合6aと6bの距離、5bは結合6bと6cの距離である。5a、5bはGNDビア間距離も意味する。GNDビア間距離5a、5bは、ある周波数f1で反射波7a、7b、7cが打ち消し合うように定める。これにより、周波数f1で無反射となる。
また、図4において、8a、8bはGNDビア4をグループ化したもので、グループ内のGNDビア4の相対位置は図3と同じとする。つまり、GNDビア間距離5d、5eは、それぞれGNDビア間距離5a、5bと等しい。図3で無反射となるようにした周波数f1以外の周波数では、GNDビアグループ8a及び8bから反射波が発生する。GNDビアグループ8aからの反射波を9a、GNDビアグループ8bからの反射波を9bで表す。また、5cはGNDビアグループ8aと8bの間の距離である。GNDビアグループ間距離5cは、周波数f1とは異なるある周波数f2で反射波9a、9bが打ち消し合うように定める。これにより、周波数f1に加えて周波数f2でも無反射となる。
さらに、図5において、10a、10bはGNDビアグループをさらにグループ化したもので、グループ内のGNDビア4の相対位置は図4と同じとする。つまり、GNDビア間距離5g〜5kは、それぞれGNDビア間距離5a、5eと等しい。図4で無反射となるようにした周波数f1及びf2以外の周波数では、GNDビアグループ10a及び10bから反射波が発生する。GNDビアグループ10aからの反射波を11a、GNDビアグループ10bからの反射波を11bで表す。また、5fはGNDビアグループ10aと10bの間の距離である。GNDビアグループ間距離5fは、周波数f1、f2とは異なるある周波数f3で反射波11a、11bが打ち消し合うように定める。これにより、周波数f1、f2に加えてf3でも無反射となる。
ビア数がさらに多い場合も、以降同様の手順で、全てのGNDビアを定める。以上の手順により、GNDビア位置を定めた伝送路は、最大でビア数を因数分解した因数の個数だけ無反射となる周波数を任意に形成できる。
以上のように、GNDビア4と信号線2が結合するような高密度実装においても、GNDビア4を順次グループ化していき、その配置が任意の周波数で無反射となるようにしているので、無反射となる周波数を伝送信号の主要周波数成分に形成することで、伝送特性が改善される。
また、複数の無反射周波数を形成できるので、同じ伝送線路で複数種類の伝送信号に対応でき、広帯域な信号にも対応可能である。
なお、実施の形態1では、グループ化の個数を具体的な数字で説明したが、グループ化の個数はGNDビア数の因数であれば任意であることは言うまでも無い。また、GNDビア間が信号線と同層のGNDパターンで接続されている構造も同様に適用可能である。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2を示す平面図である。実施の形態1のGNDビア4を信号線の片側にのみ配置している。すなわち、GNDビア4を信号線2の長手方向に沿って信号線2の片側に複数配置している。不要結合抑制を目的としてGNDビア列を配置する場合、不要結合を抑制したい対象と信号線の配置によっては、GNDビア列を両側に配置する必要は無い。
以上のように、不要結合抑制を目的として、実施の形態1のGNDビア4を、配置を信号線2の片側だけにしたことにより、実施の形態1の効果に加えて、GNDビア4の数を減らすことができ他層の信号配線をしやすくなるという利点がある。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3を示す平面図である。実施の形態1の信号線を2本とし、GNDビア4は、2本の信号線2a,2bからなるペア配線の両側に対称に配置している。
以上のように、ペア配線2a,2bの両側に対称にGNDビア4を配置しているので、実施の形態1の効果に加えて、高速信号で用いられる差動伝送路にも対応できる。
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4を示す鳥瞰図である。実施の形態1〜3はストリップ線路で説明したが、図8のような下面に接地導体をともなうコプレーナ線路にも適用可能である。すなわち、図8に示されるコプレーナ線路は、誘電体基板1と、誘電体基板1の上面に設けられた信号線2と、誘電体基板1の下面に設けられた接地導体3aと、信号線2と同一平面に等間隔に設けられた接地導体3bと、誘電体基板1を貫通するように設けられ、接地導体3a,3b間を電気的に接続するGNDビア4とを備え、前述した実施の形態1と同様に、GNDビア4を、信号線2と等距離の位置に当該信号線2の長手方向に沿って複数配置し、GNDビア間距離を、信号線2とGNDビア4との結合によって生じる各反射波が伝送される信号の周波数f1、f2、f3で打ち消し合うように調整することで無反射となる。
また、図8から信号線2と同層(同一平面)のGNDパターン(接地導体3b)を取り除くと、マイクロストリップ線路となるが、この様な構造にも適用可能であるのは言うまでも無い。また、この実施の形態4においても実施の形態2及び3を適用できるのは勿論である。
この発明の実施の形態1を示す鳥瞰図である。 この発明の実施の形態1を示す平面図である。 図1の等価回路である。 GNDビア4をグループ化した場合を示す図1の等価回路である。 GNDビアグループをさらにグループ化した場合を示す図1の等価回路である。 この発明の実施の形態2を示す平面図である。 この発明の実施の形態3を示す平面図である。 この発明の実施の形態4を示す鳥瞰図である。
符号の説明
1 誘電体基板、2 信号線、3,3a,3b 地導体、4 GNDビア、5a〜5g GNDビア間距離、6a〜6c 結合、7a〜7c 反射波、8a,8b GNDビアグループ、9a,9b 反射波、10a,10b GNDビアグループ、11a,11b 反射波。

Claims (8)

  1. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板内部に設けられた信号線と、
    前記誘電体基板の上面及び下面に設けられた接地導体と、
    前記誘電体基板を貫通するように設けられ、前記接地導体間を電気的に接続するGNDビアと
    を備え、
    前記GNDビアは、前記信号線と等距離の位置に当該信号線の長手方向に沿って複数配置され、GNDビア間距離が、前記信号線と前記GNDビアとの結合によって生じる各反射波が伝送される信号の第一の周波数で打ち消し合うように調整されてなる
    ことを特徴とする伝送線路。
  2. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板上面に設けられた信号線と、
    前記誘電体基板の下面に設けられた接地導体と、
    前記信号線と同一平面に等間隔に設けられた接地導体と、
    前記誘電体基板を貫通するように設けられ、前記接地導体間を電気的に接続するGNDビアと
    を備え、
    前記GNDビアは、前記信号線と等距離の位置に当該信号線に長手方向に沿って複数配置され、GNDビア間距離が、前記信号線と前記GNDビアとの結合によって生じる各反射波が伝送される信号の第一の周波数で打ち消し合うように調整されてなる
    ことを特徴とする伝送線路。
  3. 請求項1または2に記載の伝送線路において、
    前記GNDビアを複数個ずつ集めてグループ化し、グループ化されたGNDビアグループのグループ間距離を、各グループで発生する反射波が、伝送される信号の前記第一の周波数とは異なる第二の周波数で打ち消し合うように調整する
    ことを特徴とする伝送線路。
  4. 請求項3に記載の伝送線路において、
    前記GNDビアグループを集めてさらにグループ化することを繰り返し、さらにN回目のグループ化においてグループ化されたGNDビアグループのグループ間距離を、各グループで発生する反射波が、伝送される信号の前記第一の周波数及び前記第二の周波数及びN−1回目のグループ化までで打ち消し合うようにした周波数とは異なる第Nの周波数で打ち消し合うように調整する
    ことを特徴とする伝送線路。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の伝送線路において、
    前記GNDビアは、前記信号線の長手方向に沿って当該信号線の両側に複数配置される
    ことを特徴とする伝送線路。
  6. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の伝送線路において、
    前記GNDビアは、前記信号線の長手方向に沿って当該信号線の片側に複数配置される
    ことを特徴とする伝送線路。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項に記載の伝送線路において、
    前記信号線を差動線路とした
    ことを特徴とする伝送線路。
  8. 請求項2の信号線と同一平面の接地導体を無くした
    ことを特徴とする伝送線路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111970823A (zh) * 2020-07-17 2020-11-20 苏州浪潮智能科技有限公司 电路板以及服务器

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