JP2010147687A - 通信制御システム、通信制御装置、通信制御方法および通信制御プログラム - Google Patents

通信制御システム、通信制御装置、通信制御方法および通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信路を選択可能なネットワーク形態において、より高速な通信環境をユーザに提供する。
【解決手段】通信制御システム10は、通信制御装置20およびLAC30を備える。通信制御装置20は、それぞれのLNS13毎に、当該LNS13を介して通信した場合に実現される通信速度の予想値をデータベースとして保持する。そして、ユーザのコンピュータ11から接続要求があった場合に、最も通信速度の予想値が高いLNS13を当該ユーザに割り当てる通信路の経由先として選択する。LAC30は、選択されたLNS13との間で、接続要求のあったユーザ用の通信路を確立する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信制御システム、通信制御装置、通信制御方法および通信制御プログラムに関する。特に、ネットワーク上にトンネリングにより確立される通信路を選択するための通信制御システム、通信制御装置、通信制御方法および通信制御プログラムに関する。
ユーザにインターネットへの接続環境を提供する形態として、例えば、次に示す形態がある。すなわち、アクセスIP網内にLAC(L2TP Access Concentrator)が設置される。LACは、アクセス回線を介してユーザ端末と接続される。また、アクセスIP網と、複数のISP(Internet Service Provider)によりそれぞれ管理される複数のIP網との間に、各ISPにより管理されるLNS(L2TP Network Server)が設置される。各ISPは、多数のユーザにインターネットサービスを提供するため、一または複数のLNSを管理している。
上記の形態において、LACは、ユーザからの接続要求を受け付けると、ユーザを認証し、ユーザが加入しているISPを特定し、当該ISPが管理するLNSとの間に通信路を確立する。当該通信路を介して、ユーザ端末はインターネットと接続され、様々なサービスが提供される。
ここで、通信路が1台のLNSに集中した場合、当該LNSの負荷が増加する。そして、当該LNSがボトルネックとなり、ユーザに十分な通信速度の通信環境を提供できなくなることがある。
上記のような状況を回避するため、例えば、特許文献1では、LACは、LNSそれぞれから負荷状況を示す情報を定期的に収集し、ユーザから接続要求があった場合に、当該ユーザに割り当て可能なLNSを1つ選択し、選択したLNSの負荷状況が所定の閾値以下である場合に、選択したLNSとの間に通信路を確立する。
2005−228036号公報
上記の特許文献1の技術によれば、負荷状況が高いLNSとの間に新たな通信路が確立されることは回避できる。
しかしながら、選択したLNSの負荷状況が所定の閾値以下であれば、選択したLNSよりも負荷が低い他のLNSが存在していても、選択したLNSとの間に通信路が確立されてしまう。すなわち、選択したLNSとの間に確立された通信路を介した通信の速度は、より負荷が低い他のLNSとの間に確立される通信路を介した通信の速度よりも低くなる。
本発明は、トンネリングにより確立される通信路を選択可能なネットワーク形態において、より高速な通信環境をユーザに提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の第1の態様は、複数のユーザ端末と複数のサーバとにそれぞれ異なるネットワークを介して接続され、前記ユーザ端末からの接続要求に応じて、前記サーバのいずれかを選択し、選択したサーバとの間に前記接続要求を行ったユーザ端末のユーザ用の通信路を確立する通信制御システムであって、サーバID毎に、当該サーバIDに対応するサーバとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する通信情報格納手段と、ユーザを識別するユーザIDを含む接続要求を前記ユーザ端末から受け付ける、接続要求受付手段と、前記接続要求を受け取った場合に、前記通信情報格納手段を参照して、前記通信速度の予想値が最も高いサーバのサーバIDを抽出するサーバID抽出手段と、前記サーバID抽出手段により抽出されたサーバIDおよび前記接続要求に含まれるユーザIDを含むサーバ指定情報を生成する指定情報生成手段と、前記サーバ指定情報に含まれるサーバIDに対応するサーバとの間で、前記サーバ指定情報に含まれるユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する通信路確立手段と、を有する。
また、本発明の第2の態様は、複数のユーザ端末と複数のサーバとにそれぞれ異なるネットワークを介して接続され、前記ユーザ端末からの接続要求に応じて、前記サーバのいずれかを選択し、選択したサーバとの間に前記接続要求を行ったユーザ端末のユーザ用の通信路を確立する通信制御システム、における通信制御方法であって、前記通信制御システムは、サーバID毎に、当該サーバIDに対応するサーバとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する記憶装置を有し、ユーザを識別するユーザIDを含む接続要求を前記ユーザ端末から受け付ける、接続要求受付ステップと、前記接続要求を受け取った場合に、前記記憶装置を参照して、前記通信速度の予想値が最も高いサーバのサーバIDを抽出するサーバID抽出ステップと、前記サーバID抽出ステップで抽出されたサーバIDおよび前記接続要求に含まれるユーザIDを含むサーバ指定情報を生成する指定情報生成ステップと、前記サーバ指定情報に含まれるサーバIDに対応するサーバとの間で、前記サーバ指定情報に含まれるユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する通信路確立ステップと、を行う。
また、本発明の第3の態様は、上記の第1の態様の各手段としてコンピュータを機能させる通信制御プログラムである。
本発明によれば、より高速な通信環境をユーザに提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信制御システム10の構成の一例を示すシステム構成図である。通信制御システム10は、通信制御装置20およびLAC30を有する。
LAC30は、地域IP網などのアクセスIP網12に接続され、アクセスIP網12内に設けられたLNS13と通信を行う。そして、LNS13との間で、L2TPを用いた通信路を確立する。また、LAC30は、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や電話回線などのアクセス回線に接続され、ユーザの端末であるコンピュータ11と通信を行う。
LNS13は、LAC30との間にL2TPを用いた通信路を確立し、確立した通信路を介して受信する通信データを、ISP網14に中継する。また、ISP網14を介して受信した通信データを、確立した通信路によりアクセスIP網12に中継する。
ここで、ISP網14は、ISPごとに複数存在する。また、各ISPは、アクセスIP網12内に複数のLNS13を設置し、管理している。そして、各ISPは、自ISPと契約したユーザのコンピュータ11が、自ISPが管理するLNS13のいずれか1つとの間に確立された通信路を介して、インターネットに接続されることにより、各種サービスをユーザに提供することができる。
通信制御装置20は、LAC30と通信回線を介して接続され、確立する通信路の選択を行う。すなわち、通信制御装置20は、ユーザのコンピュータ11からLAC30を介してインターネットへの接続要求を受け付けた場合、当該ユーザが契約しているISPが管理するLNS13の中から、通信路を確立するLNS13を所定の手順により選択する。そして、選択したLNS13との間にL2TPによる通信路を確立するようにLAC30に指示する。
もちろん、通信制御システム10の構成は上記に限られない。例えば、通信制御システム10は、複数のLAC30を有していてもよい。この場合も、それぞれのLAC30は、通信制御装置20から指示されたLNS13との間で通信路を確立する。
図2は、LAC30の機能構成の一例を示すブロック図である。LAC30は、接続要求受付部31と、通信路確立部32と、試験データ送受信部33とを有する。
接続要求受付部31は、コンピュータ11から、ユーザを識別するユーザIDと、当該ユーザIDに対応するユーザの認証情報(例えば、パスワードや生体情報等)と、を含む接続要求を受信した場合に、受信した接続要求を通信制御装置20へ送信する。
通信路確立部32は、通信制御装置20から、LNS13を識別するLNS_IDと、ユーザIDと、を含むLNS指定情報を受信した場合に、受信したLNS指定情報に含まれているLNS_IDに対応するLNS13との間で、受信したLNS指定情報に含まれているユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する。
なお、通信路確立部32は、LNS13毎に、当該LNSのアドレス情報(例えばIPアドレス等)を保持している。そして、当該アドレス情報に基づいて、LNS指定情報で指定されたLNS13との間にL2TPによる通信路を確立する。また、通信路確立部32は、LNS12毎に、既に確立されている通信路の数(既存接続数)を保持している。そして、通信制御装置20の要求に応じて、指定されたLNS13の既存接続数を送信する。もちろん、所定のタイミングで、例えば、後述する測定結果の送信とともに、既存接続数が通信制御装置20に送信されるようにしてもよい。
試験データ送受信部33は、通信制御装置20から、LNS_IDと、予め定められた試験データと、受信したデータを当該データの送信元へ送信する機能を有するWebサーバのアドレス情報(例えばURL)と、を含む通信速度測定指示を受け付けた場合に、当該LNS_IDに対応するLNS13との間で通信路を確立する。そして、試験データ送受信部33は、確立した通信路を介して当該試験データを当該Webサーバへ送信すると共に、当該試験データの送信を開始した時刻を記録する。
それから、試験データ送受信部33は、通信速度測定指示に含まれるLNS_IDに対応するLNS13との間で確立した通信路を介して、試験データを受信した場合に、当該試験データの受信が終了した時刻を記録する。そして、試験データ送受信部33は、当該試験データの送信開始から受信終了までにかかった時間を測定時間として算出し、算出した測定時間と、当該試験データの送受信において経由したLNS13のLNS_IDと、を含む測定結果を、通信制御装置20へ送信する。
図3は、通信制御装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。通信制御装置20は、使用可能LNS情報格納部21と、通信速度情報格納部22と、指定情報送信部23と、LNS_ID抽出部24、通信速度測定指示部25と、通信速度算出部26と有する。
使用可能LNS情報格納部21は、図4に示すような、使用可能LNS情報テーブル210を有する。使用可能LNS情報テーブル210には、ユーザが接続可能なLNS13を特定する情報が格納される。
具体的には、使用可能LNS情報テーブル210には、ユーザIDと、認証情報と、LNS_IDとを対応付けたエントリが複数格納される。そのため、使用可能LNS情報テーブル210は、ユーザID欄211と、認証情報欄212と、LNS_ID欄213とを有する。
ユーザID欄211には、ユーザIDが格納される。認証情報欄212には、ユーザIDに対応するユーザの認証情報(例えばパスワードや生体情報等)が格納される。LNS_ID欄213には、ユーザIDに対応するユーザが契約しているISPが管理しているLNS13のLNS_ID、すなわち、ユーザによる通信に使用が許可されているLNS13のLNS_IDが格納される。
なお、使用可能LNS情報テーブル210のエントリは、ユーザとISPとの契約内容に応じて、例えば、管理者等により追加、削除、更新等される。
図3に戻って、通信速度情報格納部22は、図5に示すような、通信速度情報テーブル220を有する。通信速度情報テーブル220には、LAC30とLNS13との間に確立される通信路の速度に関する情報格納される。
具体的には、通信速度情報テーブル220には、エントリ番号と、LNS_IDと、測定通信速度と、Webサイト情報と、既存接続数と、新規接続数と、使用可能帯域と、理論通信速度とを対応付けたエントリが複数格納される。そのため、通信速度情報テーブル220は、エントリ番号欄221と、LNS_ID欄222と、測定通信速度欄223と、Webサイト情報欄224と、既存接続数欄225と、新規接続数欄226と、使用可能帯域欄227と、理論通信速度欄228とを有する。
エントリ番号欄221には、エントリを特定する番号が格納される。LNS_ID欄222には、LAC30と通信路を確立可能なLNS13のLNS_IDが格納される。
測定通信速度欄223には、LAC30とLNS_IDに対応するLNS13との間に確立された1つの通信路において測定された通信速度が格納される。測定通信速度は、式:(測定通信速度)=(所定の試験データのデータ量)/(LAC30から送信された測定結果に含まれる測定時間)、により算出される。
Webサイト情報欄224には、受信したデータを当該データの送信元へ送信する機能を有するWebサーバを特定するアドレス情報が格納される。
なお、Webサイト情報欄224には、LNS_IDに対応するLNS13の近くにあるWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)が格納されることが好ましい。例えば、Webサイト情報欄224には、LNS_IDに対応するLNS13を管理しているISPのISP網14内に設けられたWebサーバであって、受信したデータを当該データの送信元へ送信する機能を有するWebサーバのURLが格納される。もちろん、Webサーバ以外のコンピュータのアドレス情報、例えば、データベースサーバのアドレス情報が格納されるようにしてもよい。
既存接続数欄225には、通信速度の測定結果が受信されたタイミングに、LAC30とLNS_IDに対応するLNS13との間で既に確立されている通信路の数が格納される。新規接続数欄226には、通信速度の測定タイミングの合間に、LAC30とLNS_IDに対応するLNS13との間で新たに確立された通信路の数が格納される。
使用可能帯域欄227には、LNS_IDに対応するLNS13において使用可能な帯域を示す値が格納される。使用可能帯域は、式:(使用可能帯域)=(測定通信速度)×(既存接続数)、により算出される。
理論通信速度欄228には、LAC30とLNS_IDに対応するLNS13との間に通信路が新たに確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値(理論通信速度)が格納される。理論通信速度は、式:(理論通信速度)=(使用可能帯域)/(既存接続数+新規接続数)、により算出される。
なお、通信速度情報テーブル220のエントリは、ISPの管理するLNS13の設置状況に応じて、例えば、管理者等により追加、削除、更新等される。なお、エントリが追加された場合、通信制御装置20およびLAC30により通信速度の測定が行われ、測定通信速度、既存接続数、新規接続数、使用可能帯域、理論通信速度の初期値が設定されるようにすればよい。
図3に戻って、LNS_ID抽出部24は、LAC30から接続要求を受信した場合に、受信した接続要求に含まれるユーザIDに対応する認証情報を、使用可能LNS情報テーブル210から抽出する。そして、抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれる認証情報とを比較することにより、当該接続要求の送信元のユーザを認証する。
抽出した認証情報と受信した接続要求に含まれる認証情報とが一致した場合、すなわち認証に成功した場合、LNS_ID抽出部24は、受信した接続要求に含まれているユーザIDに対応するユーザに使用が許可されているLNS13のLNS_IDを、使用可能LNS情報テーブル210から抽出する。そして、抽出したLNS_IDに基づいて通信速度情報テーブル220を参照し、抽出したLNS_IDの中で、最も高い理論通信速度が対応付けられているLNS_IDを特定する。
抽出したLNS_IDの中で、最も高い理論通信速度が対応付けられているLNS_IDが複数存在する場合、LNS_ID抽出部24は、新規接続数が最も少ないのLNS_IDを、最も高い理論通信速度が対応付けられているLNS_IDとして特定する。これにより、特定のLNS13に選択が集中して負荷が高まるリスクを分散することができる。
そして、LNS_ID抽出部24は、特定したLNS_ID、および、当該LNS_IDを特定する契機となった接続要求に含まれているユーザIDを指定情報送信部23に通知する。
指定情報送信部23は、LNS_ID抽出部24からLNS_IDおよびユーザIDを通知された場合に、当該LNS_IDおよびユーザIDを含むLNS指定情報をLAC30へ送信する。
通信速度測定指示部25は、所定のタイミングで(例えば1秒毎に)通信速度情報テーブル220を参照し、エントリ番号順にエントリを1つずつ選択する。そして、選択したエントリのLNS_IDおよびWebサイト情報と、予め定められた試験データと、を含む通信速度測定指示をLAC30へ送信する。本実施形態において、試験データとは、例えば、50Mビットのデータ量を有する所定のビットパターンのデータである。もちろん、試験データはこれに限られない。通信速度測定指示部25は、エントリ番号順に最後のエントリまで選択した場合、再び1番目のエントリから順にエントリの選択を開始する。
通信速度算出部26は、LAC30から測定結果を受信した場合に、測定通信速度を算出する。すなわち、試験データのデータ量(本例では50Mビット)を、受信した測定結果に含まれる測定時間で割って、測定通信速度を算出する。
そして、通信速度算出部26は、算出した測定通信速度で、通信速度情報テーブル220の、受信した測定結果に含まれるLNS_IDに対応する測定通信速度を更新する。また、受信した測定結果に含まれるLNS_IDに対応する既存接続数をLAC30から取得して更新するとともに、新規接続数を0に更新する。また、更新後の測定通信速度と、既存接続数との積を算出し、使用可能帯域を更新する。また、使用可能帯域を、既存接続数および新規接続数の和で割ることにより理論通信速度を算出し、更新する。
また、通信速度算出部26は、指定情報送信部23によりLNS指定情報が通信制御装置20へ送信された場合に、当該LNS指定情報に含まれるLNS_IDに対応する理論通信速度を算出し、更新する。
以上のような各種機能を有するLAC30および通信制御装置20のそれぞれは、例えば、図8に示すようなコンピュータ50により実現される。
コンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52と、ROM(Read Only Memory)53と、HDD(Hard Disk Drive)54と、通信インタフェース(I/F)55と、入出力インタフェース(I/F)56と、メディアインタフェース(I/F)57とを備える。
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53には、コンピュータ50の起動時にCPU51が実行するブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等が格納される。HDD54には、CPU51によって実行されるプログラム等が格納される。通信インタフェース55は、通信回線を介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送ると共に、CPU51が生成したデータを、通信回線を介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インタフェース56を介して、モニタやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インタフェース56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インタフェース56を介して出力装置へ出力する。
メディアインタフェース57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52に提供する。RAM52を介してCPU51に提供されるプログラムは、記録媒体58に格納されている。当該プログラムは、記録媒体58から読み出されて、RAM52を介してコンピュータ50にインストールされ、CPU51によって実行される。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ50が通信制御装置20として機能する場合、コンピュータ50にインストールされて実行されるプログラムは、コンピュータ50を、使用可能LNS情報格納部21、通信速度情報格納部22、指定情報送信部23、LNS_ID抽出部24、通信速度測定指示部25、および通信速度算出部26として機能させる。
コンピュータ50がLAC30として機能する場合、コンピュータ50にインストールされて実行されるプログラムは、コンピュータ50を、接続要求受付部31、通信路確立部32、および試験データ送受信部33として機能させる。
コンピュータ50は、これらのプログラムを、記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信媒体を介してこれらのプログラムを取得してもよい。通信媒体とは、通信回線、または、当該通信回線を伝搬するディジタル信号もしくは搬送波を指す。
次に、上記の通信制御システム10(LAC30、通信制御装置20)により実現される特徴的な通信制御処理について説明する。
図6は、LAC30の通信制御処理の一例を示すフローチャートである。LAC30は、例えば、電源がONにされる等の所定のタイミングで、本フローに示す処理を開始する。
まず、接続要求受付部31は、ユーザのコンピュータ11から接続要求を受信したか否かを判定する(S100)。接続要求を受信した場合(S100:Yes)、接続要求受付部31は、受信した接続要求を通信制御装置20へ転送し(S101)、処理をS100に戻す。一方、接続要求を受信していない場合(S100:No)、処理をS102に進める。
接続要求が受信されなかった場合(S100:No)、通信路確立部32は、通信制御装置20からLNS指定情報を受信したか否かを判定する(S102)。LNS指定情報を受信した場合(S102:Yes)、通信路確立部32は、受信したLNS指定情報に含まれるLNS_IDに対応するLNS13との間で、当該LNS指定情報に含まれているユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する(S103)。そして、処理をS100に戻す。一方、LNS指定情報を受信していない場合(S102:No)、処理をS104に進める。
なお、LNS指定情報により指定されたLNS13との間で通信路を確立する手順や、通信が終了した場合に確立した通信路を解除する手順等は、通常のL2TPを用いた通信手順に従うため、ここでの詳細な説明は省略する。
LNS指定情報が受信されなかった場合(S102:No)、試験データ送受信部33は、通信制御装置20から通信速度測定指示を受信したか否かを判定する(S104)。通信速度測定指示を受信していない場合(S104:No)、処理をS100に戻す。
一方、通信速度測定指示を受信した場合(S104:Yes)、試験データ送受信部33は、受信した通信速度測定指示に含まれているLNS_IDに対応するLNS13との間で通信路を確立する。そして、確立した通信路を介して、受信した通信速度測定指示に含まれているアドレス情報に対応するWebサーバ宛に試験データを送信する。また、試験データを送信した時刻を記録する(S105)。
その後、試験データ送受信部33は、S105において確立した通信路を介して試験データを受信した場合、受信時刻を記録する。そして、送信時刻と受信時刻から、試験データが送信されてから受信されるまでの時間を測定時間として算出し、算出した測定時間および当該試験データの送受信において経由したLNS13のLNS_IDを含む測定結果を作成する(S106)。そして、試験データ送受信部33は、作成した測定結果を通信制御装置20へ送信し(S107)、処理をS100に戻す。
図7は、通信制御装置20の通信制御処理の一例を示すフローチャートである。通信制御装置20は、例えば、電源がONにされる等の所定のタイミングで、本フロー示す処理を開始する。
まず、LNS_ID抽出部24は、LAC30から接続要求を受信したか否かを判定する(S200)。接続要求を受信した場合(S200:Yes)、LNS_ID抽出部2
4は、処理をS201に進める。一方、接続要求を受信していない場合(S200:No)、処理をS209に進める。
接続要求を受信した場合(S200:Yes)、LNS_ID抽出部24は、使用可能LNS情報テーブル210から、受信した接続要求に含まれているユーザIDに対応する認証情報を抽出する(S201)。そして、LNS_ID抽出部24は、抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とが一致するか否かを判定する(S202)。
抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とが異なる場合(S202:No)、LNS_ID抽出部24は、処理をS200に戻す。なお、LNS_ID抽出部24は、抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とが異なる場合に、認証が失敗した旨を示すエラー通知を、LAC30を介して、当該接続要求の送信元のユーザのコンピュータ11へ送信してもよい。
抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とが一致する場合(S202:Yes)、LNS_ID抽出部24は、受信した接続要求に含まれているユーザIDに対応するユーザに使用が許可されているLNS13のLNS_IDを、使用可能LNS情報テーブル210から抽出する(S203)。
そして、LNS_ID抽出部24は、抽出したLNS_IDに基づいて通信速度情報テーブル220を参照し、抽出したLNS_IDの中で、最も高い理論通信速度が対応付けられているLNS_IDを特定する。なお、既存接続数および新規接続数がともに0の場合、使用可能帯域および理論通信速度は0もしくは不定であるので、測定通信速度を理論通信速度として扱ってもよい。また、LNS_ID抽出部24は、特定したLNS_ID、および、当該LNS_IDを特定する契機となった接続要求に含まれているユーザIDを、指定情報送信部23に通知する(S204)。
なお、抽出したLNS_IDの中で、最も高い理論通信速度が対応付けられているLNS_IDが複数存在する場合、LNS_ID抽出部24は、新規接続数が最も少ないのLNS_IDを、最も高い理論通信速度が対応付けられているLNS_IDとして特定する。
LNS_ID抽出部24から通知を受け付けると、指定情報送信部23は、通知されたLNS_IDおよびユーザIDを含むLNS指定情報をLAC30へ送信する(S205)。そして、LNS_ID抽出部24は、通信速度情報テーブル220に格納されている、指定情報送信部23へ通知したLNS_IDに対応するエントリの新規接続数を1増やす(S206)。
その後、通信速度算出部26は、理論通信速度の更新を行う(S207)。具体的には、通信速度情報テーブル220に格納されている、指定情報送信部23へ通知されたLNS_IDに対応するエントリの、使用可能帯域と既存接続数と新規接続数とを読み出し、1つの通信路当たりの理論通信速度を算出する。そして、算出した理論通信速度を、通信速度情報テーブル220の対応するエントリに設定する。
理論通信速度を更新後、通信速度算出部26は、通信速度情報テーブル220に格納されている各エントリを、理論通信速度の高い順に並び替える(S208)。そして、処理をS200に戻す。
一方、接続要求が受信されていない場合(S200:No)、通信速度測定指示部25は、通信速度の測定タイミングか否かを判定する(S209)。通信速度の測定タイミングである場合(S209:Yes)、処理をS210に進める。一方、通信速度の測定タイミングでない場合(S209:No)、処理をS212に進める。
通信速度の測定タイミングである場合(S209:Yes)、通信速度測定指示部25は、測定対象の通信路についての通信速度測定指示を、LAC30へ送信する(S210)。具体的には、通信速度測定指示部25は、通信速度情報テーブル220を参照して、測定対象のエントリ番号のエントリを1つ選択する。そして、選択したエントリのLNS_IDおよびWebサイト情報と、予め定められた試験データと、を含む通信速度測定指示をLAC30へ送信する。そして、通信速度測定指示部25は、測定対象のエントリ番号を1増やし(S211)、処理をS200に戻す。
一方、通信速度の測定タイミングではない場合(S209:No)、通信速度算出部26は、LAC30から測定結果を受信したか否かを判定する(S212)。LAC30から測定結果を受信した場合(S212:Yes)、処理をS213に進める。一方、LAC30から測定結果を受信していない場合(S212:No)、処理をS200に戻す。
LAC30から測定結果を受信した場合(S212:Yes)、通信速度算出部26は、測定通信速度を更新する(S213)。具体的には、通信速度算出部26は、試験データのデータ量(本例では50Mビット)を、受信した測定結果に含まれる測定時間で割って、測定通信速度を算出する。そして、算出した予想値で、通信速度情報テーブル220の、受信した測定結果に含まれるLNS_IDに対応する測定通信速度を更新する。
また、通信速度算出部26は、既存接続数を更新する(S214)。具体的には、通信速度算出部26は、受信した測定結果に含まれるLNS_IDに対応する既存接続数をLAC30から取得し、当該既存接続数で、通信速度情報テーブル220の、当該LNS_IDに対応する既存接続数を更新する。また、通信速度算出部26は、既存接続数の更新とともに、新規接続数を0に更新する。なお、既存接続数には、取得した既存接続数に、通信速度の測定に用いた通信路の数(例えば、1)を加えるようにしてもよい。
また、通信速度算出部26は、使用可能帯域を更新する(S215)。具体的には、通信速度算出部26は、受信した測定結果に含まれるLNS_IDに対応する測定通信速度と、既存接続数とを掛け合わせ、使用可能帯域を算出する。そして、算出した使用可能帯域で、通信速度情報テーブル220の、受信した測定結果に含まれるLNS_IDに対応する使用可能帯域を更新する。
また、通信速度算出部26は、理論通信速度を更新する(S216)。具体的には、通信速度情報テーブル220に格納されている、受信した測定結果に含まれるLNS_IDに対応する、使用可能帯域と既存接続数と新規接続数(0)とを用いて、1通信路当りの理論通信速度を算出する。そして、算出した理論通信速度で、通信速度情報テーブル220の、受信した測定結果に含まれるLNS_IDに対応する理論通信速度を更新する。それから、通信速度算出部26は、処理をS200に戻す。
なお、上記のフローでは、通信路ごとに、通信速度測定指示を送信し、測定結果を受信して通信速度情報テーブル220の更新を行っているが、所定のタイミングで、全ての通信路について、通信速度測定指示を送信し、測定結果を受信して通信速度情報テーブル220を更新するようにしてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本実施形態の通信制御システム10によれば、ユーザにより高速な通信環境を提供することができる。
具体的には、本実施形態の通信制御システム10によれば、最も高い理論通信速度のLNSが通信路の確立先として選択される。そのため、選択したLNSとの間に確立された通信路を介した通信の速度が、他のLNSとの間に確立される通信路を介した通信の速度よりも低い、という状況を回避することができる。
また、本実施形態によれば、通信速度の測定タイミングの合間に、新規接続がされる度に理論通信速度が更新される。そのため、通信速度の測定タイミングの合間に、複数のユーザから大量の接続要求があった場合でも、実際の通信速度により近い速度を通信路の選択条件とすることができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
上記した実施形態において、通信制御装置20は、接続を要求したユーザが契約しているISPのLNS13の中から、通信路の確立対象となるLNS13を選択したが、例えば、通信制御装置20は、ユーザのコンピュータ11から接続要求を受信した場合に、アクセスIP網12内の全てのLNS13を通信路の確立対象のLNS13としてもよい。そして、アクセスIP網12内の全てのLNS13の中から、理論通信速度が最も高いLNS13を特定し、特定したLNS13との間に通信路を確立するようLAC30に指示するようにしてもよい。
上記の場合、LNS13の選択範囲が広がるため、1つのLNS13とLAC30の間に確立される通信路の数を少なくすることができ、より高速な通信環境を提供することができる。これは、それぞれのユーザが、複数のISPと契約を結ぶことによっても実現することができる。
また、上記の実施形態において、通信制御装置20とLAC30とは別々の装置で構成されているが、例えば、通信制御装置20とLAC30とは1つの装置として構成されていてもよい。また、通信制御装置20またはLAC30の機能は、図8に示すようなコンピュータ50に限られず、例えば、ルータやスイッチなどのネットワーク機器により実現されてもよい。
本発明の一実施形態に係る通信制御システム10の構成の一例を示すシステム構成図。 LAC30の機能構成の一例を示すブロック図。 通信制御装置20の機能構成の一例を示すブロック図。 使用可能LNS情報テーブル210の構成の一例を示す図。 通信速度情報テーブル220の構成の一例を示す図。 LAC30の通信制御処理の一例を示すフローチャート。 通信制御装置20の通信制御処理の一例を示すフローチャート。 通信制御装置20またはLAC30の機能を実現するコンピュータ50の一例を示すハードウェア構成図。
符号の説明
10:通信制御システム、11:コンピュータ、12:アクセスIP網、14:ISP網、20:通信制御装置、21:使用可能LNS情報格納部、22:通信速度情報格納部、23:指定情報送信部、24:LNS_ID抽出部、25:通信速度測定指示部、26:通信速度算出部、30:LAC、31:接続要求受付部、32:通信路確立部、33:試験データ送受信部、210:使用可能LNS情報テーブル、211:ユーザID欄、212:認証情報欄、213:LNS_ID欄、220:通信速度情報テーブル、221:エントリ番号欄、222:LNS_ID欄、223:測定通信速度欄、224:Webサイト情報欄、225:既存接続数欄、226:新規接続数欄、227:使用可能帯域欄、228:理論通信速度欄

Claims (8)

  1. 複数のユーザ端末と複数のサーバとにそれぞれ異なるネットワークを介して接続され、前記ユーザ端末からの接続要求に応じて、前記サーバのいずれかを選択し、選択したサーバとの間に前記接続要求を行ったユーザ端末のユーザ用の通信路を確立する、通信制御システムであって、
    アクセス制御装置と、通信制御装置とを備え、
    前記アクセス制御装置は、
    ユーザを識別するユーザIDを含む接続要求を前記ユーザ端末から受け付け、受け付けた接続要求を前記通信制御装置へ送る接続要求受付手段と、
    前記通信制御装置から前記サーバを識別するサーバIDおよびユーザIDを含むサーバ指定情報を受け取った場合に、当該サーバIDに対応するサーバとの間で、当該ユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する通信路確立手段と、を有し、
    前記通信制御装置は、
    サーバID毎に、前記アクセス制御装置と当該サーバIDに対応するサーバとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する通信速度情報格納手段と、
    前記アクセス制御装置から前記接続要求を受け取った場合に、前記通信速度情報格納手段を参照して、前記通信速度の予想値が最も高いサーバのサーバIDを抽出するサーバID抽出手段と、
    前記サーバID抽出手段によって抽出されたサーバIDおよび前記接続要求に含まれているユーザIDを含む前記サーバ指定情報を前記アクセス制御装置へ送信する指定情報送信手段と、を有する、
    ことを特徴とする通信制御システム。
  2. 請求項1に記載の通信制御システムであって、
    前記アクセス制御装置は、
    前記通信制御装置から、サーバIDを含む通信速度測定指示を受け付けた場合に、当該サーバIDに対応するサーバとの間で通信路を確立し、当該通信路を介して所定の試験対象サーバとの間で所定の試験データを送受信し、その送受信にかかった時間を測定し、当該測定時間および前記サーバIDを含む測定結果を前記通信制御装置へ送信する、試験データ送受信手段、を有し、
    前記通信情報格納手段は、
    サーバID毎に、当該サーバIDに対応する前記測定結果から算出される測定通信速度と、当該サーバIDに対応するサーバと前記アクセス制御装置との間に前記測定の時点において既に確立されている通信路の数を示す既存接続数と、前記測定の時点の後に新たに確立された通信路の数を示す新規接続数と、当該サーバIDに対応するサーバと前記アクセス制御装置との間の通信に使用可能な使用可能帯域とを、格納し、
    前記通信制御装置は、
    前記通信速度情報格納手段に格納されているサーバID毎に、当該サーバIDを含む前記通信速度測定指示を、所定の時間間隔で前記アクセス制御装置へ送る通信速度測定指示手段と、
    前記アクセス制御装置から前記測定結果を受信した場合に、前記試験データのデータ量を、受信した前記測定結果に含まれる測定時間で割ることにより通信速度を算出し、前記測定結果に含まれるサーバIDに対応する測定通信速度として前記通信速度情報格納手段に格納するとともに、前記通信速度情報格納手段を参照して、前記測定結果に含まれるサーバIDに対応する前記測定通信速度と前記既存接続数とを掛けることにより通信帯域を算出し、前記使用可能帯域として前記通信速度情報格納手段に格納する、通信速度算出手段と、を有し、
    前記通信速度算出手段は、
    前記アクセス制御装置から接続要求がされる度に、前記通信速度情報格納手段を参照し、前記サーバID抽出手段によって抽出されたサーバIDに対応する使用可能帯域を、当該サーバIDに対応する既存接続数および新規接続数の和で割ることにより、1通信路当たりの通信速度を算出し、当該サーバIDに対応する前記通信速度の予想値として、前記通信速度情報格納手段に格納する、
    ことを特徴とする通信制御システム。
  3. 請求項2に記載の通信制御システムであって、
    前記通信制御装置は、
    ユーザID毎に、当該ユーザIDに対応するユーザによる通信への使用が許可されているサーバのサーバIDを格納する使用可能サーバ情報格納手段、を有し、
    前記サーバID抽出手段は、
    前記アクセス制御装置から前記接続要求を受け取った場合に、前記使用可能サーバ情報格納手段を参照して、接続要求に含まれているユーザIDに対応するサーバIDを抽出し、前記通信速度情報格納手段を参照して、抽出したサーバIDのうち、前記通信速度の予想値が最も高いサーバのサーバIDを抽出する、
    ことを特徴とする通信制御システム。
  4. 請求項2または3に記載の通信制御システムであって、
    前記サーバID抽出手段は、
    前記通信速度の予想値が最も高いサーバのサーバIDが複数存在する場合に、これらのサーバの中で、新規接続数が最も少ないサーバのサーバIDを抽出する、
    ことを特徴とする通信制御システム。
  5. 請求項1〜4いずれか一項に記載の通信制御システムであって、
    前記サーバは、LNS(L2TP Network Server)であり、
    前記アクセス制御装置は、LAC(L2TP Access Concentrator)であること、
    を特徴とする通信制御システム。
  6. 複数のユーザ端末と複数のサーバとにそれぞれ異なるネットワークを介して接続されたアクセス制御装置と、前記ユーザ端末からの接続要求に応じて選択したサーバとの間に、前記接続要求を行ったユーザ端末のユーザ用の通信路を確立する、通信制御システムにおいて用いられる通信制御装置であって、
    サーバID毎に、前記アクセス制御装置と当該サーバIDに対応するサーバとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する通信速度情報格納手段と、
    前記アクセス制御装置からユーザを識別するユーザIDを含む接続要求を受け取った場合に、前記通信速度情報格納手段を参照して、前記通信速度の予想値が最も高いサーバのサーバIDを抽出するサーバID抽出手段と、
    前記サーバID抽出手段によって抽出されたサーバIDおよび前記接続要求に含まれているユーザIDを含む前記サーバ指定情報を前記アクセス制御装置へ送信する指定情報送信手段と、
    を有することを特徴とする通信制御装置。
  7. 複数のユーザ端末と複数のサーバとにそれぞれ異なるネットワークを介して接続され、前記ユーザ端末からの接続要求に応じて、前記サーバのいずれかを選択し、選択したサーバとの間に前記接続要求を行ったユーザ端末のユーザ用の通信路を確立する通信制御システム、における通信制御方法であって、
    前記通信制御システムは、
    サーバID毎に、当該サーバIDに対応するサーバとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する記憶装置を有し、
    ユーザを識別するユーザIDを含む接続要求を前記ユーザ端末から受け付ける、接続要求受付ステップと、
    前記接続要求を受け取った場合に、前記記憶装置を参照して、前記通信速度の予想値が最も高いサーバのサーバIDを抽出するサーバID抽出ステップと、
    前記サーバID抽出ステップで抽出されたサーバIDおよび前記接続要求に含まれるユーザIDを含むサーバ指定情報を生成する指定情報生成ステップと、
    前記サーバ指定情報に含まれるサーバIDに対応するサーバとの間で、前記サーバ指定情報に含まれるユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する通信路確立ステップと、を行う、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  8. 複数のユーザ端末と複数のサーバとにそれぞれ異なるネットワークを介して接続され、前記ユーザ端末からの接続要求に応じて、前記サーバのいずれかを選択し、選択したサーバとの間に前記接続要求を行ったユーザ端末のユーザ用の通信路を確立する通信制御システムとして、コンピュータを機能させる通信制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    サーバID毎に、当該サーバIDに対応するサーバとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する通信情報格納手段と、
    ユーザを識別するユーザIDを含む接続要求を前記ユーザ端末から受け付ける、接続要求受付手段と、
    前記接続要求を受け取った場合に、前記通信情報格納手段を参照して、前記通信速度の予想値が最も高いサーバのサーバIDを抽出するサーバID抽出手段と、
    前記サーバID抽出手段により抽出されたサーバIDおよび前記接続要求に含まれるユーザIDを含むサーバ指定情報を生成する指定情報生成手段と、
    前記サーバ指定情報に含まれるサーバIDに対応するサーバとの間で、前記サーバ指定情報に含まれるユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する通信路確立手段、として機能させること、
    を特徴とする通信制御プログラム。
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