JP2005228036A - 負荷分散装置、その制御方法、その制御プログラム、及びクライアントサーバシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 加入者端末装置と複数のサーバとを介する仮想ネットワーク上にトンネリングにより確立される通信経路を選択し、サーバ負荷を分散させることにより、各サーバを均等な負荷状態で動作させ、信頼性の高いサービスを実現する。
【解決手段】 サーバ20から定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する負荷分散制御手段12と、負荷分散制御手段12により取得された稼動情報を、その稼動情報元のサーバ20への通信経路100と関連付けて管理する稼動状態管理手段14と、稼動状態管理手段14で管理されている各サーバ20の稼動情報に基づいて加入者端末装置10と接続するサーバ20への通信経路100を選択する通信経路選択手段15とを備え、負荷分散制御手段12が、加入者端末装置30からの接続要求に応じて、通信経路選択手段15により選択された通信経路100を用いて加入者端末装置30をサーバ接続する。
【選択図】 図2
【解決手段】 サーバ20から定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する負荷分散制御手段12と、負荷分散制御手段12により取得された稼動情報を、その稼動情報元のサーバ20への通信経路100と関連付けて管理する稼動状態管理手段14と、稼動状態管理手段14で管理されている各サーバ20の稼動情報に基づいて加入者端末装置10と接続するサーバ20への通信経路100を選択する通信経路選択手段15とを備え、負荷分散制御手段12が、加入者端末装置30からの接続要求に応じて、通信経路選択手段15により選択された通信経路100を用いて加入者端末装置30をサーバ接続する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、負荷分散装置、その制御方法、その制御プログラム、及びクライアントサーバシステムに関し、より詳しくは、加入者端末装置と複数のサーバとを介する仮想ネットワーク上にトンネリングにより確立される通信経路を選択することによりサーバの負荷分散を実現する負荷分散装置、その制御方法、その制御プログラム、及びクライアントサーバシステムに関する。
インターネットなど誰もが利用可能な公共のネットワークを利用してプライベートなネットワークを作ることはVPN(Virtual Private Network)と呼ばれている。VPNを利用することによって、従来のフレームリレーや専用線を用いて行ってきたことを低廉なコストで実現することができる。
VPNの実現方法には幾つかの種類があるが、L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)が一般的である。ここで、「L2TP」とは、データリンク層であるPPPのパケットを、その1つ上のレイヤー、ネットワーク層のプロトコルであるIPでカプセル化して通信させる技術である。なお、L2TPは、IETF(Internet Engineering Task Force)により標準化されており、RFC2661として制定されている。
このL2TPによりVPNを実現する従来のクライアントサーバシステムにおいては、リモートユーザが加入者端末装置からアクセスポイントにダイアルアップPPP接続を行うと、着信を受けたLAC装置(LAC:L2TP Access Concentrator)がPAPやCHAPなどのPPPのユーザ認証によって、代理的に正当なユーザであることを確認した後、アクセス側のLNS装置と通信して一又は二以上のトンネルを生成する。トンネルが確立された後は、ダイヤルインした社内の認証サーバ(RADIUSなど)による正式な認証を経て、PPPのネゴシエーションを行うことにより、加入者側端末装置側からインターネットへのPPPパスを接続させていた(例えば、特許文献1参照。)。
また、このような従来のクライアントサーバシステムが、複数のLNS装置を有する場合には、LAC装置は、その複数のLNS装置に対して同時に複数のトンネルを生成することができるので、これら複数のLNS装置から選択したLNS装置により加入者側端末装置側からインターネットへのPPPパスを接続させていた。
特開2003−244188号公報(第3頁、第3図)
しかしながら、以上のような従来のクライアントサーバシステムによれば、LNS装置の選択は、LAC装置がLNS装置を選択するために参照する情報のやり取りができなかった(情報をやり取りするパケットが定義されていなかった)ため、LNS装置の状態にかかわりなくLAC装置側で独自に予め決定された1つのLNS装置を選択するか、複数のLNS装置を順番に選択していた。このため、LNS装置が過負荷状態である場合にも、PPPパスを接続してしまうといった問題があった。
また、LAC装置が、過負荷状態のLNS装置に接続されることにより、接続されたLNS装置は更なる過負荷状態に陥り、的確なサービスを提供できなくなるといった問題もあった。
また、LAC装置が、過負荷状態のLNS装置に接続されることにより、接続されたLNS装置は更なる過負荷状態に陥り、的確なサービスを提供できなくなるといった問題もあった。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、加入者端末装置と複数のサーバ(LNS装置)とを介する仮想ネットワーク上にトンネリングにより確立される通信経路を各サーバの稼動状態に応じて選択し、複数のサーバの負荷を分散させることにより、各サーバを均等な負荷状態で動作させ、信頼性の高いサービスを実現することのできる負荷分散装置、その制御方法、その制御プログラム、及びクライアントサーバシステムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の負荷分散装置は、加入者端末装置からの接続要求に応じて、この加入者端末装置と仮想ネットワークを介して接続される複数のサーバに対してトンネリングによる通信経路を確立し、該通信経路のいずれかを選択することにより複数のサーバの負荷を分散させる負荷分散装置であって、各サーバから定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する負荷分散制御手段と、負荷分散制御手段により取得された稼動情報を、その稼動情報元のサーバへの通信経路と関連付けて管理する稼動状態管理手段と、稼動状態管理手段で管理されている各サーバの稼動情報に基づいて加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択する通信経路選択手段とを備え、負荷分散制御手段が、加入者端末装置からの接続要求に応じて、通信経路選択手段により選択された通信経路を用いて加入者端末装置をサーバ接続する構成としてある。
負荷分散装置をこのような構成にすれば、負荷分散制御手段は、サーバから送信されてくる稼動情報を取得し、これを稼動状態管理手段に通信経路と関連付けて管理させることができる。また、通信経路選択手段は、加入者端末装置からの接続要求を受けて、各サーバの稼動情報に基づいて加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択することができる。このため、通信経路選択手段は、稼動情報をもとに最も稼働率の低いサーバとの接続を提供することができる。
このように、稼働率の低いサーバへ加入者端末装置を接続し、稼働率の高いサーバへの加入者端末装置の接続を避けることで、各サーバ間の稼働率を均等化することができ、サーバ間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
このように、稼働率の低いサーバへ加入者端末装置を接続し、稼働率の高いサーバへの加入者端末装置の接続を避けることで、各サーバ間の稼働率を均等化することができ、サーバ間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
また、本発明の負荷分散装置は、通信経路選択手段は、稼動情報の各種別ごとの閾値を保持する閾値保持部を有し、稼動状態管理手段で管理されている各サーバの稼動情報のうち、すべての種別が閾値に収まる稼動情報を有するサーバとの通信経路を選択する構成としてある。
負荷分散装置をこのような構成にすれば、通信経路選択手段は、すべての種別が閾値に収まる稼動情報を有するサーバとの通信経路を選択することができる。
このため、閾値を一つでも越えてしまう稼動情報の種別がある場合には接続対象のサーバとされることはなく、閾値によりサーバとの接続を制限することができる。したがって、いずれのサーバも閾値の設定次第で所定の稼動率以上にならないように稼動させることができるので、信頼性の高いサービスを提供することができる。
このため、閾値を一つでも越えてしまう稼動情報の種別がある場合には接続対象のサーバとされることはなく、閾値によりサーバとの接続を制限することができる。したがって、いずれのサーバも閾値の設定次第で所定の稼動率以上にならないように稼動させることができるので、信頼性の高いサービスを提供することができる。
また、本発明の負荷分散装置は、通信経路選択手段が、稼動状態管理手段で管理されている各サーバの稼動情報の中に、すべての種別が閾値に収まる稼動情報が存在しない場合に、閾値に収まる種別をより多く含む稼動情報を有するサーバとの通信経路を選択する構成としてある。
負荷分散装置をこのような構成にすれば、通信経路選択手段は、各サーバの稼動情報の中に、すべての種別が閾値に収まる稼動情報が存在しない場合に、閾値に収まる種別をより多く含む稼動情報を有するサーバとの通信経路を選択するため、たとえすべての種別が閾値に収まる稼動情報が存在しなかったとしても、より稼動情報に余裕のあるサーバへの通信経路を確立させることができる。
また、本発明の負荷分散装置は、加入者端末装置が使用することのできる通信経路を予め記憶したマッピング記憶手段を備え、通信経路選択手段は、加入者端末装置からの接続要求を受けて、その加入者端末装置の使用できる通信経路をマッピング記憶手段から読み取り、この読み取った通信経路により接続されるサーバの稼動情報に基づいて通信経路を選択する構成としてある。
負荷分散装置をこのような構成にすれば、加入者端末装置単位で使用することのできる通信経路を定めることができるので、接続先となるサーバを制限することができる。このように、加入者端末装置ごとに接続先が制限されて、接続可能なサーバが異なる場合であっても、稼動情報に余裕のあるサーバへの通信経路を確立させることができる。
また、本発明の負荷分散装置は、稼動情報の種別が、各サーバにおけるCPU使用率,各サーバと接続される回線仕様率,メモリ使用率のうちいずれか一又は二以上の種別を含む構成としてある。
負荷分散装置をこのような構成にすれば、稼動情報の種別にCPU使用率,回線仕様率,メモリ使用率が含まれるので、各サーバの処理時間や情報伝送速度等を所定レベル以上に維持するようにサーバの負荷を分散させることができる。
また、本発明の負荷分散装置は、加入者端末装置と複数のサーバ間における通信を、L2TPによるものとした構成としてある。
負荷分散装置をこのような構成にすれば、加入者端末装置から負荷端末装置へのダイアルアップ接続が行え、着信を受けた負荷分散装置は、PAPやCHAPなどのPPPのユーザ認証により、代理的に正当なユーザであることを確認した後、アクセス側のサーバと通信してトンネルを確立することができる。トンネルが確立された後は、ダイヤルインした社内の認証サーバ(RADIUS)などによる正式な認証を経て、PPPのネゴシエーションを行うことができる。
また、本発明の負荷分散装置の制御方法は、加入者端末装置からの接続要求に応じて、この加入者端末装置と仮想ネットワークを介して接続される複数のサーバに対してトンネリングによる通信経路を確立し、該通信経路のいずれかを選択することにより複数のサーバの負荷を分散させる負荷分散装置の制御方法であって、各サーバから定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する稼動情報取得ステップと、稼動情報取得ステップで取得された稼動情報を、その稼動情報元のサーバへの通信経路と関連付けて管理する稼動状態管理ステップと、稼動状態管理ステップで管理されている各サーバの稼動情報に基づいて加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択する通信経路選択ステップと、加入者端末装置からの接続要求に応じて、通信経路選択ステップで選択された通信経路を用いて加入者端末装置をサーバ接続する接続ステップとを含む方法としてある。
負荷分散装置の制御方法をこのような方法にすれば、稼動情報取得ステップで、サーバから通知された稼動情報を取得することができ、これを稼動状態管理ステップにより通信経路と関連付けて管理することができる。さらに、通信経路選択ステップでは、加入者端末装置からの接続要求を受けて、各サーバの稼動情報に基づいて加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択することができる。このため、通信経路選択ステップでは、稼動情報をもとに最も稼働率の低いサーバとの接続を提供することができる。
このように、稼働率の低いサーバへ加入者端末装置を接続し、稼働率の高いサーバへの加入者端末装置の接続を避けることで、各サーバ間の稼働率を均等化することができ、サーバ間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
このように、稼働率の低いサーバへ加入者端末装置を接続し、稼働率の高いサーバへの加入者端末装置の接続を避けることで、各サーバ間の稼働率を均等化することができ、サーバ間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
また、本発明の負荷分散装置の制御プログラムは、加入者端末装置からの接続要求に応じて、複数のサーバとの各通信経路のうちいずれかを選択することにより、サーバの負荷を分散させる負荷分散装置の制御プログラムであって、各サーバから定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する稼動情報取得ステップと、稼動情報取得ステップで取得された稼動情報を、その稼動情報元のサーバへの通信経路と関連付けて管理する稼動状態管理ステップと、稼動状態管理ステップで管理されている各サーバの稼動情報に基づいて加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択する通信経路選択ステップと、加入者端末装置からの接続要求に応じて、通信経路選択ステップで選択された通信経路を用いて加入者端末装置をサーバ接続する接続ステップとを負荷分散装置に実行させる制御プログラムとしてある。
負荷分散装置の制御プログラムをこのようなプログラムにすれば、例えば、制御プログラムを記憶させた記録媒体をコンピュータを搭載した負荷分散装置に直接装着して当該コンピュータに読み込ませることにより、稼動情報取得ステップで、サーバから通知された稼動情報を取得し、これを稼動状態管理ステップにより通信経路と関連付けて管理させることができる。さらに、通信経路選択ステップで、加入者端末装置からの接続要求を受けて、各サーバの稼動情報に基づいて加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択させることができる。このため、負荷分散装置に通信経路選択ステップを実行させることにより、稼動情報をもとに最も稼働率の低いサーバとの接続を提供することができる。
このように、負荷分散装置の制御プログラムを読み込ませて当該制御プログラムを負荷分散装置のCPUにより実行させれば、稼働率の低いサーバへ加入者端末装置を接続し、稼働率の高いサーバへの加入者端末装置の接続を避けることで、各サーバ間の稼働率を均等化することができ、サーバ間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
このように、負荷分散装置の制御プログラムを読み込ませて当該制御プログラムを負荷分散装置のCPUにより実行させれば、稼働率の低いサーバへ加入者端末装置を接続し、稼働率の高いサーバへの加入者端末装置の接続を避けることで、各サーバ間の稼働率を均等化することができ、サーバ間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
また、本発明のクライアントサーバシステムは、サーバへの接続要求を出力する加入者端末装置と、加入者端末装置と仮想ネットワークを介して接続される複数のサーバと、加入者端末装置からの接続要求に応じて、仮想ネットワーク上にトンネリングによる通信経路を確立し、該通信経路のいずれかを選択することにより複数のサーバの負荷を分散させる負荷分散装置とを備えるクライアントサーバシステムであって、負荷分散装置は、各サーバから定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する負荷分散制御手段と、負荷分散制御手段により取得された稼動情報を、その稼動情報元のサーバへの通信経路と関連付けて管理する稼動状態管理手段と、稼動状態管理手段で管理されている各サーバの稼動情報に基づいて加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択する通信経路選択手段とを備え、各サーバは、自装置の一又は二以上からなる種別の稼動情報を監視する稼動状態監視手段と、稼動状態監視手段により監視されている稼動情報を負荷分散制御手段へ定期的に送信するサーバ制御手段とを備え、負荷分散制御手段が、加入者端末装置からの接続要求に応じて、通信経路選択手段により選択された通信経路を用いて加入者端末装置をサーバ接続する構成としてある。
クライアントサーバシステムをこのような構成にすれば、負荷分散装置の負荷分散制御手段と、サーバのサーバ制御手段との間で稼動情報の通信をさせることにより、稼動状態管理手段では、各サーバの稼動情報を通信経路と関連付けて管理することができる。また、通信経路選択手段は、加入者端末装置からの接続要求を受けて、各サーバの稼動情報に基づいて加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択することができる。このため、通信経路選択手段は、稼動情報をもとに最も稼働率の低いサーバへ加入者端末装置を接続し、稼働率の高いサーバへの加入者端末装置の接続を避けることで、各サーバ間の稼働率を均等化することができ、サーバ間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
本発明によれば、加入者端末装置と複数のサーバとを介する仮想ネットワーク上にトンネリングにより確立される通信経路を各サーバから定期的に取得した稼動情報に基づいて選択するため、最も稼働率の低いサーバと接続させる通信経路を選択することができる。
したがって、稼働率の低いサーバへ加入者端末装置を接続し、稼働率の高いサーバへの加入者端末装置の接続を避けることができるので、各サーバ間の稼働率を均等化することができ、サーバ間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
したがって、稼働率の低いサーバへ加入者端末装置を接続し、稼働率の高いサーバへの加入者端末装置の接続を避けることができるので、各サーバ間の稼働率を均等化することができ、サーバ間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施形態に係る負荷分散装置及びこの負荷分散装置を含んだクライアントサーバシステムについて、図1を参照して説明する。
なお、本実施形態においては、加入者端末装置からの接続要求に応じて、この加入者端末装置と仮想ネットワークを介して接続される複数のサーバに対してトンネリングによる通信経路を確立し、この通信経路のいずれかを選択することにより複数のサーバの負荷を分散させる負荷分散装置を対象とする。
本発明の実施形態に係る負荷分散装置及びこの負荷分散装置を含んだクライアントサーバシステムについて、図1を参照して説明する。
なお、本実施形態においては、加入者端末装置からの接続要求に応じて、この加入者端末装置と仮想ネットワークを介して接続される複数のサーバに対してトンネリングによる通信経路を確立し、この通信経路のいずれかを選択することにより複数のサーバの負荷を分散させる負荷分散装置を対象とする。
図1は、本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムの全体構成図である。
ただし、図1に示すクライアントサーバシステムは、具体例としてL2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)をトンネルプロトコルに使用してVPN(Virtual Private Network)を実現する構成を示しているものの、本実施形態のクライアントサーバシステムにおけるトンネルプロトコルはL2TPに限られるものではなく、例えば、PPTP(Point to Point Tunneling Protocol),L2F(Layer 2 Forwarding),MPLS(Multi Protocol Label Switching)などを含む。
ただし、図1に示すクライアントサーバシステムは、具体例としてL2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)をトンネルプロトコルに使用してVPN(Virtual Private Network)を実現する構成を示しているものの、本実施形態のクライアントサーバシステムにおけるトンネルプロトコルはL2TPに限られるものではなく、例えば、PPTP(Point to Point Tunneling Protocol),L2F(Layer 2 Forwarding),MPLS(Multi Protocol Label Switching)などを含む。
図1に示すように、クライアントサーバシステムは、LAC装置(負荷分散装置)10と、LNS装置(サーバ)20(20a,20b,・・・,20n)と、加入者端末装置30(30a,30b,・・・,30n)と、PSTN(Public Switched Telephone Network)40と、地域IP網(仮想ネットワーク)50と、インターネット網60と、L2TPトンネル100(100a,100b,・・・100n)とを備えている。
なお、L2TPトンネル100は、地域IP網50上に仮想的に確立される通信経路であり、本実施形態においては、このときに使用するプロトコルとしてL2TPを用いている。
なお、L2TPトンネル100は、地域IP網50上に仮想的に確立される通信経路であり、本実施形態においては、このときに使用するプロトコルとしてL2TPを用いている。
図2は、図1に示す本実施形態に係るクライアントサーバシステムにおけるLAC装置(負荷分散装置)の内部構成図である。
図2において、LAC装置10は、地域IP網50内のアクセスポイントとなるVPN装置であり、汎用のパーソナルコンピュータ等からなる加入者端末装置30とPSTN40を介して接続されている。
LAC装置10は、LAC−PPP制御部11と、LAC−L2TP制御部(負荷分散制御手段)12と、Helloパケット解析部13と、LNS稼動状態管理部(稼動状態管理手段)14と、L2TPトンネル選択制御部(通信経路選択手段)15と、L2TPトンネルマッピング部(マッピング記憶手段)16とを有する。
図2において、LAC装置10は、地域IP網50内のアクセスポイントとなるVPN装置であり、汎用のパーソナルコンピュータ等からなる加入者端末装置30とPSTN40を介して接続されている。
LAC装置10は、LAC−PPP制御部11と、LAC−L2TP制御部(負荷分散制御手段)12と、Helloパケット解析部13と、LNS稼動状態管理部(稼動状態管理手段)14と、L2TPトンネル選択制御部(通信経路選択手段)15と、L2TPトンネルマッピング部(マッピング記憶手段)16とを有する。
LAC−PPP制御部11は、PPPプロトコルの一部を制御しており、例えば、加入者端末装置30からPSTN40を介して送信されてきた接続要求を認識して、LAC装置10と加入者端末30とをダイアルアップ接続したり、加入者端末装置30からの着信があると簡単なユーザ認証を行う。
LAC−L2TP制御部(負荷分散制御手段)12は、複数のLNS装置(サーバ)20から送信されてくるHelloパケットを取得する。このHelloパケットには、CPU使用率,回線使用率,メモリ使用率等の一又は二以上のLNS稼動情報(稼動情報)が含まれている。また、LAC−L2TP制御部12は、加入者端末装置30からの接続要求に応じて、後述するL2TPトンネル選択制御部15により選択された通信経路を用いて加入者端末装置30と接続対象となるLNS装置20とのサーバ接続を行う。
Helloパケット解析部13は、LAC−L2TP制御部12により取得されたHelloパケットを解析し、LNS稼動情報を取り出す。
LAC−L2TP制御部(負荷分散制御手段)12は、複数のLNS装置(サーバ)20から送信されてくるHelloパケットを取得する。このHelloパケットには、CPU使用率,回線使用率,メモリ使用率等の一又は二以上のLNS稼動情報(稼動情報)が含まれている。また、LAC−L2TP制御部12は、加入者端末装置30からの接続要求に応じて、後述するL2TPトンネル選択制御部15により選択された通信経路を用いて加入者端末装置30と接続対象となるLNS装置20とのサーバ接続を行う。
Helloパケット解析部13は、LAC−L2TP制御部12により取得されたHelloパケットを解析し、LNS稼動情報を取り出す。
LNS稼動状態管理部(稼動状態管理手段)14は、LAC−L2TP制御部12により取得されたHelloパケットに含まれ、Helloパケット解析部13により取り出されたLNS稼動情報をL2TPトンネル100のトンネルIDと関連付けてトンネル単位で記憶管理する。すなわち、LNS稼動状態管理部14には、各L2TPトンネル別に、そのL2TPトンネルにより接続されるLNS装置20のLNS稼動情報が記憶管理される。
なお、本実施形態において「トンネルID」とは、ユーザにより任意に割り付けられたトンネルを識別するための識別番号である。
なお、本実施形態において「トンネルID」とは、ユーザにより任意に割り付けられたトンネルを識別するための識別番号である。
L2TPトンネル選択制御部(通信経路選択手段)15は、内部に閾値保持部(図示せず)を有している。閾値保持部は、LNS稼動情報の各種別ごとの閾値を保持している。なお、この閾値はユーザにより所望の値に予め設定しておくことができる。
また、L2TPトンネル選択制御部15は、LNS稼動状態管理部14で管理されている各LNS装置20のLNS稼動情報のうち、すべての種別(CPU使用率、回線(インターネット60からの受信回線,インターネット60への送信回線,地域IP網50からの受信回線,地域IP網50への送信回線)の使用率、メモリ使用率)がそれぞれの閾値に収まるLNS稼動情報を有するLNS装置20へのL2TPトンネル(通信経路)100を選択する。
また、L2TPトンネル選択制御部15は、LNS稼動状態管理部14で管理されている各LNS装置20のLNS稼動情報のうち、すべての種別(CPU使用率、回線(インターネット60からの受信回線,インターネット60への送信回線,地域IP網50からの受信回線,地域IP網50への送信回線)の使用率、メモリ使用率)がそれぞれの閾値に収まるLNS稼動情報を有するLNS装置20へのL2TPトンネル(通信経路)100を選択する。
また、L2TPトンネル選択制御部15は、LNS稼動状態管理部14で管理されている各LNS装置20のLNS稼動情報の中に、すべての種別がそれぞれの閾値に収まる稼動情報が存在しない場合に、閾値に収まる種別をより多く含む稼動情報を有するLNS装置20とのL2TPトンネル100を選択する。
さらに、L2TPトンネル選択制御部15は、条件に当てはまるL2TPトンネルが複数存在する場合には、それら複数のL2TPトンネルに割り振られたトンネルIDの若い方を優先的に選択する。これにより、複数の競合するL2TPトンネル100が存在する場合には、その中からいずれか単一のL2TPトンネル100を選択決定することが可能となる。
なお、上記では、L2TPトンネル選択制御部15は、条件に当てはまるL2TPトンネルが複数存在する場合に、トンネルIDの若い方を優先的に選択するものとしたが、これに限るものではなく、所定の方法により単一のL2TPトンネルが選択できれば、いずれの方法を用いても構わない。
さらに、L2TPトンネル選択制御部15は、条件に当てはまるL2TPトンネルが複数存在する場合には、それら複数のL2TPトンネルに割り振られたトンネルIDの若い方を優先的に選択する。これにより、複数の競合するL2TPトンネル100が存在する場合には、その中からいずれか単一のL2TPトンネル100を選択決定することが可能となる。
なお、上記では、L2TPトンネル選択制御部15は、条件に当てはまるL2TPトンネルが複数存在する場合に、トンネルIDの若い方を優先的に選択するものとしたが、これに限るものではなく、所定の方法により単一のL2TPトンネルが選択できれば、いずれの方法を用いても構わない。
L2TPトンネル選択制御部15は、LAC装置10内に後述するL2TPトンネルマッピング部16を有している場合には、加入者端末装置30から接続要求を受けると、その加入者端末装置30の加入者識別IDをもとに使用できるL2TPトンネル100のトンネルIDをL2TPトンネルマッピング部16から読み取る。そして、この読み取ったトンネルIDにより一又は二以上の通信経路に特定され、L2TPトンネル選択制御部15は、これらの特定された一又は二以上の通信経路により接続されるLNS装置20の稼動情報に基づいて、L2TPトンネル100を選択する。
L2TPトンネルマッピング部(マッピング記憶手段)16は、ハードディスク等の記憶手段からなり、各加入者端末装置30が使用することのできる一又は二以上のL2TPトンネル(通信経路)を予め記憶している。すなわち、L2TPトンネルマッピング部16は、各加入者端末装置30が使用することのできるトンネルIDを、その加入者端末装置30を識別する加入者端末識別IDと対応付けて記憶されている。なお、この記憶情報は、ユーザにより任意に設定可能である。
図3は、図1に示す本実施形態に係るクライアントサーバシステムにおけるLNS装置の内部構成図である。
図3において、LNS装置20は、地域IP網50を介してLAC装置10と接続され、企業内などに設置される仮想アクセスポイントであり、LNS−PPP制御部21と、LNS−L2TP制御部(サーバ制御手段)22と、LNS稼動状態監視部(稼動状態監視手段)23と、Helloパケット作成部24とを有する。
図3において、LNS装置20は、地域IP網50を介してLAC装置10と接続され、企業内などに設置される仮想アクセスポイントであり、LNS−PPP制御部21と、LNS−L2TP制御部(サーバ制御手段)22と、LNS稼動状態監視部(稼動状態監視手段)23と、Helloパケット作成部24とを有する。
LNS−PPP制御部21は、PPPプロトコルの一部を制御しており、例えば、LNS装置20のインターネット60との接続を制御している。
LNS−L2TP制御部(サーバ制御手段)22は、定期的に自装置20のLNS稼動情報を含むHelloパケットをLAC−L2TP制御部12へ送信する。すなわち、LNS−L2TP制御部22は、Helloパケット送出時に、Helloパケット作成部24にパケット作成要求を出力し、これに応じて作成されたHelloパケットをLAC−L2TP制御部12へ送信している。
LNS−L2TP制御部(サーバ制御手段)22は、定期的に自装置20のLNS稼動情報を含むHelloパケットをLAC−L2TP制御部12へ送信する。すなわち、LNS−L2TP制御部22は、Helloパケット送出時に、Helloパケット作成部24にパケット作成要求を出力し、これに応じて作成されたHelloパケットをLAC−L2TP制御部12へ送信している。
LNS稼動状態監視部(稼動状態監視手段)23は、自装置20の一又は二以上の種別からなるLNS稼動情報を定期的に監視する。
Helloパケット作成部24は、LNS−L2TP制御部22からのパケット作成要求に応じて、LNS稼動状態監視部23により監視され、取得された自装置20のLNS稼動情報を含ませたHelloパケットを作成するとともに、作成されたHelloパケットをLNS−L2TP制御部22を通知する。
Helloパケット作成部24は、LNS−L2TP制御部22からのパケット作成要求に応じて、LNS稼動状態監視部23により監視され、取得された自装置20のLNS稼動情報を含ませたHelloパケットを作成するとともに、作成されたHelloパケットをLNS−L2TP制御部22を通知する。
次に、本実施形態におけるクライアントサーバシステムにおける、LAC装置10とLNS装置20との間の定期的なLNS稼動情報通知について説明する。
LNS装置20は、LAC装置10への定期的な自装置20のLNS稼動情報通知に、L2TPプロトコルのHelloメッセージを使用する。したがって、LNS−L2TP制御部22は、Helloパケット送出時にHelloパケット作成部24にパケット生成要求を通知する。パケット生成要求を受信したHelloパケット作成部24は、LNS稼動状態監視部23からCPU使用率(%)、メモリ使用率(%)、地域IP網50からの送受信パケットレート(bps)、インターネット60からの送受信パケットレート(bps)を取得し、Helloパケットに取得した情報を設定し、LNS−L2TP制御部22に通知する。そして、LNS−L2TP制御部22は、通知されたHelloパケットをLAC装置10に送信する。
以上の本実施形態に係るクライアントサーバシステムにおけるHelloパケットの送受信シーケンスを図4に示す。
なお、図4中の「ZLB(Zero Length Body)」は、制御メッセージであるHelloメッセージに対する応答を示している。
LNS装置20は、LAC装置10への定期的な自装置20のLNS稼動情報通知に、L2TPプロトコルのHelloメッセージを使用する。したがって、LNS−L2TP制御部22は、Helloパケット送出時にHelloパケット作成部24にパケット生成要求を通知する。パケット生成要求を受信したHelloパケット作成部24は、LNS稼動状態監視部23からCPU使用率(%)、メモリ使用率(%)、地域IP網50からの送受信パケットレート(bps)、インターネット60からの送受信パケットレート(bps)を取得し、Helloパケットに取得した情報を設定し、LNS−L2TP制御部22に通知する。そして、LNS−L2TP制御部22は、通知されたHelloパケットをLAC装置10に送信する。
以上の本実施形態に係るクライアントサーバシステムにおけるHelloパケットの送受信シーケンスを図4に示す。
なお、図4中の「ZLB(Zero Length Body)」は、制御メッセージであるHelloメッセージに対する応答を示している。
また、図5は、図4に示したシーケンスに基づいて送受信されるHelloパケットフォーマットの一例を示したものである。
図5(a)は、本実施形態に係るクライアントサーバシステムにおいて、LNS装置からLAC装置に送信されるHelloパケットフォーマットである。
図5(b)は、図3(a)との比較のために示した従来のクライアントサーバシステムにおけるHelloパケットフォーマットである。
図5(a),(b)を比較して分かるように、本実施形態に係るHelloパケットフォーマットは、従来のHelloパケット中には含まれていなかったCPU使用率や回線使用率等のLNS稼動情報が含まれている。
図5(a)は、本実施形態に係るクライアントサーバシステムにおいて、LNS装置からLAC装置に送信されるHelloパケットフォーマットである。
図5(b)は、図3(a)との比較のために示した従来のクライアントサーバシステムにおけるHelloパケットフォーマットである。
図5(a),(b)を比較して分かるように、本実施形態に係るHelloパケットフォーマットは、従来のHelloパケット中には含まれていなかったCPU使用率や回線使用率等のLNS稼動情報が含まれている。
次に、本実施形態に係るクライアントサーバシステムにおける加入者端末装置とLNS装置とのPPPパス接続処理について、図6を参照しながら説明する。
図6は、本実施形態に係るクライアントサーバシステムのPPPパス接続の動作を示したフローチャートである。
図6において、LAC装置10のLAC−L2TP制御部12は、LNS装置20から定期的に送信されてくるLNS稼動情報を含んだHelloパケットを受信する(ステップS601(稼動情報手段ステップ))。
LAC−L2TP制御部12は、受信したHelloパケットをHelloパケット解析部13へ出力し、Helloパケット解析部13によりLNS稼動情報を解析させる。そして、LNS稼動状態管理部14は、Helloパケット解析部13により解析されたLNS稼動情報を記憶管理する(ステップS602(稼動情報管理ステップ))。
図6は、本実施形態に係るクライアントサーバシステムのPPPパス接続の動作を示したフローチャートである。
図6において、LAC装置10のLAC−L2TP制御部12は、LNS装置20から定期的に送信されてくるLNS稼動情報を含んだHelloパケットを受信する(ステップS601(稼動情報手段ステップ))。
LAC−L2TP制御部12は、受信したHelloパケットをHelloパケット解析部13へ出力し、Helloパケット解析部13によりLNS稼動情報を解析させる。そして、LNS稼動状態管理部14は、Helloパケット解析部13により解析されたLNS稼動情報を記憶管理する(ステップS602(稼動情報管理ステップ))。
LAC−PPP制御部11は、加入者端末装置30からの接続要求があったか否かを判断する(ステップS603)。
ステップS603で接続要求があったことを読み取ると、LAC−PPP制御部11は、予めL2TPトンネルマッピング部16に記憶されている、接続要求のあった加入者端末装置30が使用することのできるL2TPトンネル100のトンネルIDリストを取得し(ステップS604)、このトンネルIDリストをL2TPトンネル選択制御部15へ出力する。
なお、L2TPトンネルマッピング部16は、加入者識別IDとトンネルIDを関連付けて記憶させてあるため、加入者端末装置からの接続要求とともに送信されてきた加入者識別IDをもとに、トンネルIDを検索することができる。また、このトンネルIDリストは、トンネルIDの数値が若い方から順に配列されたものとする。
ステップS603で接続要求があったことを読み取ると、LAC−PPP制御部11は、予めL2TPトンネルマッピング部16に記憶されている、接続要求のあった加入者端末装置30が使用することのできるL2TPトンネル100のトンネルIDリストを取得し(ステップS604)、このトンネルIDリストをL2TPトンネル選択制御部15へ出力する。
なお、L2TPトンネルマッピング部16は、加入者識別IDとトンネルIDを関連付けて記憶させてあるため、加入者端末装置からの接続要求とともに送信されてきた加入者識別IDをもとに、トンネルIDを検索することができる。また、このトンネルIDリストは、トンネルIDの数値が若い方から順に配列されたものとする。
次いで、L2TPトンネル選択制御部15、取得したトンネルIDリストから先頭(最も若いトンネルID)のトンネルIDを取得する(ステップS605)。
そして、L2TPトンネル選択制御部15は、LNS稼動状態管理部14にトンネル単位で記憶管理されているLNS稼動情報を、ステップS605で取得したトンネルIDをもとに取得するとともに、このLNS稼動情報を各種別ごとに、閾値保持部に保持されている閾値に収まるか否かを判断し、さらにすべての種別に関して閾値に収まるか否かを判断する(ステップS606)。
そして、L2TPトンネル選択制御部15は、LNS稼動状態管理部14にトンネル単位で記憶管理されているLNS稼動情報を、ステップS605で取得したトンネルIDをもとに取得するとともに、このLNS稼動情報を各種別ごとに、閾値保持部に保持されている閾値に収まるか否かを判断し、さらにすべての種別に関して閾値に収まるか否かを判断する(ステップS606)。
ステップS606の判断の結果、LNS稼動情報のすべての種別について閾値に収まると判断された場合には、そのトンネルIDの示すLNSトンネルを接続要求のあった加入者端末装置30のLNS装置20への通信経路として選択する(ステップS607(通信経路選択ステップ))。
そして、L2TPトンネル選択制御部15は、選択したトンネルIDをLAC−L2TP制御部12へ出力し、LAC−L2TP制御部12は、これを受けてLAC装置10とLNS装置20との間の地域IP網50上に仮想的な通信経路であるL2TPトンネル100を確立させて、加入者端末装置30とLNS装置20とのサーバ接続を提供する(ステップS608(接続ステップ))。
そして、L2TPトンネル選択制御部15は、選択したトンネルIDをLAC−L2TP制御部12へ出力し、LAC−L2TP制御部12は、これを受けてLAC装置10とLNS装置20との間の地域IP網50上に仮想的な通信経路であるL2TPトンネル100を確立させて、加入者端末装置30とLNS装置20とのサーバ接続を提供する(ステップS608(接続ステップ))。
一方、ステップS606における判断の結果、LNS稼動情報の種別の中に閾値に収まらない種別があると判断された場合には、L2TPトンネル選択制御部15は、トンネルIDリストから次に若いトンネルIDが存在するか否かを判断する(ステップS609)。
ステップS609の判断の結果、L2TPトンネル選択制御部15は、該当するトンネルIDが存在すれば、そのトンネルIDを取得し(ステップS610)、上記ステップS606〜ステップS608の処理の実行に移る。
ステップS609の判断の結果、L2TPトンネル選択制御部15は、該当するトンネルIDが存在すれば、そのトンネルIDを取得し(ステップS610)、上記ステップS606〜ステップS608の処理の実行に移る。
また、上記ステップS609における判断の結果、L2TPトンネル選択制御部15は、該当するトンネルIDが存在しないと判断した場合には、取得していたトンネルIDリストから閾値を越えた種別数が最小のトンネルIDを検索する(ステップS611)。
そして、ステップS611で検索されたトンネルIDがひとつであるか否かを判断する(ステップS612)。
ステップS612の判断の結果、トンネルIDがひとつに定まれば、そのトンネルIDの示すL2TPトンネル100を通信経路として選択する(ステップS613)。また、トンネルIDがひとつに定まらない場合には、トンネルIDの若い方の示すL2TPトンネル100を通信経路として選択する(ステップS614)。
ステップS613,S614で選択された後、ステップS608の処理を実行する。
そして、ステップS611で検索されたトンネルIDがひとつであるか否かを判断する(ステップS612)。
ステップS612の判断の結果、トンネルIDがひとつに定まれば、そのトンネルIDの示すL2TPトンネル100を通信経路として選択する(ステップS613)。また、トンネルIDがひとつに定まらない場合には、トンネルIDの若い方の示すL2TPトンネル100を通信経路として選択する(ステップS614)。
ステップS613,S614で選択された後、ステップS608の処理を実行する。
以上のように、本実施形態に係るクライアントサーバシステムによれば、LAC装置(負荷分散装置)10のLAC−L2TP制御部12と、LNS装置(サーバ)20のLNS−L2TP制御部22との間でLNS稼動情報の通信をさせることにより、LNS稼動状態管理部14では、各LNS装置20のLNS稼動情報をトンネルIDと関連付けて管理することができる。また、L2TPトンネル選択制御部15は、加入者端末装置30からの接続要求を受けて、各LNS装置20のLNS稼動情報に基づいて加入者端末装置30と接続するLNS装置20へのL2TPトンネル100を選択することができる。このため、L2TPトンネル選択制御部15は、LNS稼動情報をもとに最も稼働率の低いLNS装置20へ加入者端末装置30を接続し、稼働率の高いLNS装置20への加入者端末装置30の接続を避けることで、各LNS装置20間の稼働率を均等化することができ、LNS装置20間の負荷を分散させて、信頼性の高いサービスを提供することができる。
以上、本発明のクライアントサーバシステムについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係るクライアントサーバシステムは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、L2TPプロトコルのHelloメッセージを利用してLNS装置20のLNS稼動状態をLAC装置10に通知していたが、これに限るものではなく、PPTP(Point to Point Tunneling Protocol),L2F(Layer 2 Forwarding),MPLS(Multi Protocol Label Switching)などのプロトコルを用いても良い。
例えば、上記実施形態においては、L2TPプロトコルのHelloメッセージを利用してLNS装置20のLNS稼動状態をLAC装置10に通知していたが、これに限るものではなく、PPTP(Point to Point Tunneling Protocol),L2F(Layer 2 Forwarding),MPLS(Multi Protocol Label Switching)などのプロトコルを用いても良い。
また、LNS装置20を選択するための条件として、上記実施形態においては、CPU使用率,回線仕様率,メモリ使用率を用いたが、これに限るものではなく、その他の条件によりLNS装置20を選択することもできる。
また、上記実施形態に係る負荷分散装置は、制御プログラムに制御される負荷分散装置により実行することができる。負荷分散装置の制御プログラムは、例えば、記録媒体により提供される。記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、その他負荷分散装置で読み取り可能な任意の手段を使用することができる。
また、記録媒体に記録された負荷分散装置の制御プログラムは、記録媒体を直接負荷分散装置に装着して当該負荷分散装置に読み込ませることができ、また、通信回線を介して負荷分散装置に読み込ませるようにしても良い。
また、記録媒体に記録された負荷分散装置の制御プログラムは、記録媒体を直接負荷分散装置に装着して当該負荷分散装置に読み込ませることができ、また、通信回線を介して負荷分散装置に読み込ませるようにしても良い。
L2TPをトンネルプロトコルに使用してVPNを実現するクライアントサーバシステムにおいて、サーバの負荷を分散させる場合に、好適に利用することができる。
10 LAC装置(負荷分散装置)
11 LAC−PPP制御部
12 LAC−L2TP制御部(負荷分散制御手段)
13 Helloパケット解析部
14 LNS稼動状態管理部(稼動状態管理手段)
15 L2TPトンネル選択制御部(通信経路選択手段)
16 L2TPトンネルマッピング部(マッピング記憶手段)
20 LNS装置(サーバ)
21 LNS−PPP制御部
22 LNS−L2TP制御部(サーバ制御手段)
23 LNS稼動状態監視部(稼動状態監視手段)
24 Helloパケット作成部
30 加入者端末装置
40 PSTN
50 地域IP網
60 インターネット
100 L2TPトンネル
11 LAC−PPP制御部
12 LAC−L2TP制御部(負荷分散制御手段)
13 Helloパケット解析部
14 LNS稼動状態管理部(稼動状態管理手段)
15 L2TPトンネル選択制御部(通信経路選択手段)
16 L2TPトンネルマッピング部(マッピング記憶手段)
20 LNS装置(サーバ)
21 LNS−PPP制御部
22 LNS−L2TP制御部(サーバ制御手段)
23 LNS稼動状態監視部(稼動状態監視手段)
24 Helloパケット作成部
30 加入者端末装置
40 PSTN
50 地域IP網
60 インターネット
100 L2TPトンネル
Claims (9)
- 加入者端末装置からの接続要求に応じて、この加入者端末装置と仮想ネットワークを介して接続される複数のサーバに対してトンネリングによる通信経路を確立し、該通信経路のいずれかを選択することにより前記複数のサーバの負荷を分散させる負荷分散装置であって、
各前記サーバから定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する負荷分散制御手段と、
前記負荷分散制御手段により取得された前記稼動情報を、その稼動情報元のサーバへの通信経路と関連付けて管理する稼動状態管理手段と、
前記稼動状態管理手段で管理されている各サーバの稼動情報に基づいて前記加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択する通信経路選択手段とを備え、
前記負荷分散制御手段が、
前記加入者端末装置からの接続要求に応じて、前記通信経路選択手段により選択された通信経路を用いて前記加入者端末装置をサーバ接続する
ことを特徴とする負荷分散装置。 - 請求項1に記載の負荷分散装置において、
前記通信経路選択手段は、前記稼動情報の各種別ごとの閾値を保持する閾値保持部を有し、
前記稼動状態管理手段で管理されている各サーバの稼動情報のうち、すべての種別が前記閾値に収まる稼動情報を有するサーバとの通信経路を選択する
ことを特徴とする負荷分散装置。 - 請求項2に記載の負荷分散装置において、
前記通信経路選択手段は、前記稼動状態管理手段で管理されている各サーバの稼動情報の中に、すべての種別が前記閾値に収まる稼動情報が存在しない場合に、前記閾値に収まる種別をより多く含む稼動情報を有するサーバとの通信経路を選択する
ことを特徴とする負荷分散装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の負荷分散装置において、
前記加入者端末装置が使用することのできる通信経路を予め記憶したマッピング記憶手段を備え、
前記通信経路選択手段は、前記加入者端末装置からの接続要求を受けて、その加入者端末装置の使用できる通信経路を前記マッピング記憶手段から読み取り、この読み取った通信経路により接続されるサーバの稼動情報に基づいて通信経路を選択する
ことを特徴とする負荷分散装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の負荷分散装置において、
前記稼動情報の種別は、各サーバにおけるCPU使用率,各サーバと接続される回線仕様率,メモリ使用率のうちいずれか一又は二以上の種別を含む
ことを特徴とする負荷分散装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の負荷分散装置において、
前記加入者端末装置と前記複数のサーバ間における通信は、L2TPによるものとした
ことを特徴とする負荷分散装置。 - 加入者端末装置からの接続要求に応じて、この加入者端末装置と仮想ネットワークを介して接続される複数のサーバに対してトンネリングによる通信経路を確立し、該通信経路のいずれかを選択することにより前記複数のサーバの負荷を分散させる負荷分散装置の制御方法であって、
各前記サーバから定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する稼動情報取得ステップと、
前記稼動情報取得ステップで取得された前記稼動情報を、その稼動情報元のサーバへの通信経路と関連付けて管理する稼動状態管理ステップと、
前記稼動状態管理ステップで管理されている各サーバの稼動情報に基づいて前記加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択する通信経路選択ステップと、
前記加入者端末装置からの接続要求に応じて、前記通信経路選択ステップで選択された通信経路を用いて前記加入者端末装置をサーバ接続する接続ステップとを含む
ことを特徴とする負荷分散装置の制御方法。 - 加入者端末装置からの接続要求に応じて、この加入者端末装置と仮想ネットワークを介して接続される複数のサーバに対してトンネリングによる通信経路を確立し、該通信経路のいずれかを選択することにより前記複数のサーバの負荷を分散させる負荷分散装置の制御プログラムであって、
各前記サーバから定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する稼動情報取得ステップと、
前記稼動情報取得ステップで取得された前記稼動情報を、その稼動情報元のサーバへの通信経路と関連付けて管理する稼動状態管理ステップと、
前記稼動状態管理ステップで管理されている各サーバの稼動情報に基づいて前記加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択する通信経路選択ステップと、
前記加入者端末装置からの接続要求に応じて、前記通信経路選択ステップで選択された通信経路を用いて前記加入者端末装置をサーバ接続する接続ステップとを負荷分散装置に実行させる
ことを特徴とする負荷分散装置の制御プログラム。 - サーバへの接続要求を出力する加入者端末装置と、
前記加入者端末装置と仮想ネットワークを介して接続される複数のサーバと、
前記加入者端末装置からの接続要求に応じて、前記仮想ネットワーク上にトンネリングによる通信経路を確立し、該通信経路のいずれかを選択することにより前記複数のサーバの負荷を分散させる負荷分散装置と
を備えるクライアントサーバシステムであって、
前記負荷分散装置は、
各前記サーバから定期的に送信されてくる一又は二以上の種別からなる稼動情報を取得する負荷分散制御手段と、
前記負荷分散制御手段により取得された前記稼動情報を、その稼動情報元のサーバへの通信経路と関連付けて管理する稼動状態管理手段と、
前記稼動状態管理手段で管理されている各サーバの稼動情報に基づいて前記加入者端末装置と接続するサーバへの通信経路を選択する通信経路選択手段とを備え、
前記各サーバは、
自装置の一又は二以上からなる種別の稼動情報を監視する稼動状態監視手段と、
前記稼動状態監視手段により監視されている前記稼動情報を前記負荷分散制御手段へ定期的に送信するサーバ制御手段とを備え、
前記負荷分散制御手段が、
前記加入者端末装置からの接続要求に応じて、前記通信経路選択手段により選択された通信経路を用いて前記加入者端末装置をサーバ接続する
ことを特徴とするクライアントサーバシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004036066A JP2005228036A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 負荷分散装置、その制御方法、その制御プログラム、及びクライアントサーバシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004036066A JP2005228036A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 負荷分散装置、その制御方法、その制御プログラム、及びクライアントサーバシステム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=35002707
Family Applications (1)
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JP2004036066A Pending JP2005228036A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 負荷分散装置、その制御方法、その制御プログラム、及びクライアントサーバシステム |
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---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-02-13 JP JP2004036066A patent/JP2005228036A/ja active Pending
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