JP2006245894A - 転送経路制御装置および転送経路制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】既存のフォトニックネットワークを活用しつつ、ユーザ要求に応じて、特定のユーザ端末を収容するエッジルータ間に、簡単かつ確実に、物理リンクおよび転送経路を動的に設定して、通信容量を一時的に拡張できるようにする。
【解決手段】ユーザ端末UT1からエッジルータER1を介して光パス制御装置CNTにパス設定要求を送る。光パス制御装置CNTは、パス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスから送信元エッジルータER1を特定し、宛先ユーザアドレスから宛先エッジルータER3を特定し、特定した送信元エッジルータER1と宛先エッジルータER3との間に光パスPA(物理リンクおよび転送経路)を割り当てる。
【選択図】 図9
【解決手段】ユーザ端末UT1からエッジルータER1を介して光パス制御装置CNTにパス設定要求を送る。光パス制御装置CNTは、パス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスから送信元エッジルータER1を特定し、宛先ユーザアドレスから宛先エッジルータER3を特定し、特定した送信元エッジルータER1と宛先エッジルータER3との間に光パスPA(物理リンクおよび転送経路)を割り当てる。
【選択図】 図9
Description
この発明は、パケット転送経路を動的に変更するトラヒックエンジニアリングにおいて、ユーザの要求に応じて転送経路を動的に切り替える転送経路制御装置および転送経路制御プログラムに関するものである。
従来のフォトニックネットワークでは、ユーザ端末を収容するエッジルータ(ユーザ端末収容装置)間を光波長パス(以下、光パスと言う)で固定的に接続していた。このため、光パスリソース獲得のコストが高くなると同時に、スケーラビリティに乏しいいう問題があった。
この問題を解決するための手段として、フォトニックネットワークの端末装置としてIP転送機能を保有するエッジルータを設置し、コネクション型ネットワーク上に論理的に構築されたコネクションレス型ネットワークを採用し、IP転送によってエッジルータ間の経路到達性を確保しつつ、トラヒック需要の多いエッジルータ間にのみ光パスリソースを割り当てる方式が検討されている(非特許文献1参照)。
村山、八木、松井、成瀬、松田、牧野「テラビット級スーパーネットワークのアーキテクチャ設計」、電気学会通信研究会、CMN−04一17、2004年6月
八木、松井、成瀬、村山、松田「TSNにおけるユーザ要求を考慮したカットスルー光パス制御方式」、電子情報通信学会2004年総合大会B−7−93、pp302、2004年3月
しかしながら、上述した光パスリソースの割り当て方式では、トラヒック需要のみを考慮して光パスリソースを割り当てるため、特定ユーザからの帯域保証要求に応じることができないという問題があった。
なお、特定ユーザからの帯域保証要求を受け付け、送信元のユーザ端末を収容するエッジルータと宛先のユーザ端末を収容するエッジルータとの間に光パスリソースを割り当てる方式が検討されている(非特許文献1、2参照)。しかし、この方式では、光パスリソースを割り当てるためのTOS値をユーザが指定し、転送フレームに付与する必要があり、光パスリソースの割り当てを簡単かつ確実に行うことができなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、既存のフォトニックネットワークを活用しつつ、ユーザ要求に応じて、特定のユーザ端末を収容するユーザ端末収容装置間に、簡単かつ確実に、物理リンクおよび転送経路を動的に設定して、通信容量を一時的に拡張できる帯域保証型のネットワークサービスを実現することが可能な転送経路制御装置および転送経路制御プログラムを提供することにある。
このような目的を達成するために、第1発明(請求項1に係る発明)は、ユーザ端末を収容したユーザ端末収容装置間に設定する転送経路を制御する転送経路制御装置に、ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス設定要求を受信する手段と、受信したパス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を特定する手段と、受信したパス設定要求に記述されている宛先ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を特定する手段と、特定された送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に物理リンクおよび転送経路を割り当てる手段とを設けたものである。
この発明によれば、転送経路制御装置にパス設定要求を送ると、このパス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスから送信元ユーザ端末収容装置が特定され、宛先ユーザアドレスから宛先ユーザ端末収容装置が特定され、この特定された送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に物理リンクおよび転送経路が割り当てられる。
例えば、ユーザアドレス「IP#A」が割り当てられたユーザ端末Aと、ユーザアドレス「IP#2」が割り当てられたユーザ端末Bがユーザ端末収容装置Dに収容されており、ユーザアドレス「IP#3」が割り当てられたユーザ端末Cがユーザ端末収容装置Eに収容されていたとする。ここで、ユーザ端末Aから送信元ユーザアドレスとして「IP#A」、宛先ユーザアドレスとして「IP#C」が記述されたパス設定要求を転送経路制御装置に送ると、転送経路制御装置は、ユーザ端末収容装置Dを送信元ユーザ端末収容装置と特定し、ユーザ端末収容装置Eを宛先ユーザ端末収容装置と特定し、ユーザ端末収容装置Dとユーザ端末収容装置Eとの間に、ユーザ端末Aからユーザ端末Cへの物理リンクおよび転送経路を割り当てる。
これにより、送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス設定要求を転送経路制御装置に送るだけで、特定のユーザ端末を収容するユーザ端末収容装置間に物理リンクおよび転送経路を設定して、通信容量を一時的に拡張できる帯域保証型のネットワークサービスを提供することが可能となる。
この発明によれば、転送経路制御装置にパス設定要求を送ると、このパス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスから送信元ユーザ端末収容装置が特定され、宛先ユーザアドレスから宛先ユーザ端末収容装置が特定され、この特定された送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に物理リンクおよび転送経路が割り当てられる。
例えば、ユーザアドレス「IP#A」が割り当てられたユーザ端末Aと、ユーザアドレス「IP#2」が割り当てられたユーザ端末Bがユーザ端末収容装置Dに収容されており、ユーザアドレス「IP#3」が割り当てられたユーザ端末Cがユーザ端末収容装置Eに収容されていたとする。ここで、ユーザ端末Aから送信元ユーザアドレスとして「IP#A」、宛先ユーザアドレスとして「IP#C」が記述されたパス設定要求を転送経路制御装置に送ると、転送経路制御装置は、ユーザ端末収容装置Dを送信元ユーザ端末収容装置と特定し、ユーザ端末収容装置Eを宛先ユーザ端末収容装置と特定し、ユーザ端末収容装置Dとユーザ端末収容装置Eとの間に、ユーザ端末Aからユーザ端末Cへの物理リンクおよび転送経路を割り当てる。
これにより、送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス設定要求を転送経路制御装置に送るだけで、特定のユーザ端末を収容するユーザ端末収容装置間に物理リンクおよび転送経路を設定して、通信容量を一時的に拡張できる帯域保証型のネットワークサービスを提供することが可能となる。
第2発明(請求項2に係る発明)は、ユーザ端末を収容したユーザ端末収容装置間に設定する転送経路を制御する転送経路制御装置に、ユーザ端末収容装置に収容されたユーザ端末のアドレスとそのユーザ端末収容装置の識別子とを収集しその関係を示すテーブルを作成する手段と、ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス設定要求を受信する手段と、受信したパス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を前記テーブルを参照して特定する手段と、受信したパス設定要求に記述されている宛先ユーザアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を前記テーブルを参照して特定する手段と、特定された送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に物理リンクおよび転送経路を割り当てる手段とを設けたものである。
この発明において、転送経路制御装置は、ユーザ端末収容装置に収容されたユーザ端末のアドレスとそのユーザ端末収容装置の識別子とを収集し、ユーザ端末収容装置の識別子とそのユーザ端末収容装置に収容されたユーザ端末のアドレスとの関係を示すテーブル(ユーザ端末収容装置特定テーブル)を作成する。パス設定要求を受けると、ユーザ端末収容装置特定テーブルを参照して、送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置とを特定し、特定した送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に、第1発明と同様にして物理リンクおよび転送経路を割り当てる。
この発明において、転送経路制御装置は、ユーザ端末収容装置に収容されたユーザ端末のアドレスとそのユーザ端末収容装置の識別子とを収集し、ユーザ端末収容装置の識別子とそのユーザ端末収容装置に収容されたユーザ端末のアドレスとの関係を示すテーブル(ユーザ端末収容装置特定テーブル)を作成する。パス設定要求を受けると、ユーザ端末収容装置特定テーブルを参照して、送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置とを特定し、特定した送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に、第1発明と同様にして物理リンクおよび転送経路を割り当てる。
第3発明(請求項3に係る発明)は、第2発明において、ユーザ端末収容装置特定テーブルを仮想プライベートネットワーク毎に作成し、送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスと仮想プライベートネットワークの識別子をパス設定要求に記述するものとし、受信したパス設定要求にその識別子が記述されている仮想プライベートネットワークに対して作成されているユーザ端末収容装置特定テーブルを参照して、送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置を特定するようにしたものである。
これにより、仮想プライベートネットワーク機能を提供するバックボーンネットワークにおいて考えられる、異なる仮想プライベートネットワーク間アドレス重複時においても、送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスと仮想プライベートネットワークの識別子が記述されたパス設定要求を受信した際に、特定のユーザ端末を収容するユーザ端末収容装置間に、物理リンクおよび転送経路を動的に設定して、通信容量を一時的に拡張できる帯域保証型のネットワークサービスを提供することが可能となる。
これにより、仮想プライベートネットワーク機能を提供するバックボーンネットワークにおいて考えられる、異なる仮想プライベートネットワーク間アドレス重複時においても、送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスと仮想プライベートネットワークの識別子が記述されたパス設定要求を受信した際に、特定のユーザ端末を収容するユーザ端末収容装置間に、物理リンクおよび転送経路を動的に設定して、通信容量を一時的に拡張できる帯域保証型のネットワークサービスを提供することが可能となる。
第6発明(請求項6に係る発明)は、第1発明の転送経路制御装置に、さらに、ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス開放要求を受信する手段と、受信したパス開放要求に記述されている送信元ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を特定する手段と、受信した前記パス開放要求に記述されている宛先ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を特定する手段と、パス開放要求から特定された送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に割り当てられている物理リンクおよび転送経路を開放する手段とを設けたものである。
この発明によれば、転送経路制御装置にパス開放要求を送ると、このパス開放要求に記述されている送信元ユーザアドレスから送信元ユーザ端末収容装置が特定され、宛先ユーザアドレスから宛先ユーザ端末収容装置が特定され、この特定された送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に割り当てられている物理リンクおよび転送経路が開放される。
この発明によれば、転送経路制御装置にパス開放要求を送ると、このパス開放要求に記述されている送信元ユーザアドレスから送信元ユーザ端末収容装置が特定され、宛先ユーザアドレスから宛先ユーザ端末収容装置が特定され、この特定された送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に割り当てられている物理リンクおよび転送経路が開放される。
なお、本発明は、コンピュータに第1発明や第2発明、第6発明の処理を実行させる制御プログラムとして提供することも可能である(第4発明(請求項4に係る発明)、第5発明(請求項5に係る発明)、第7発明(請求項7に係る発明))。また、この制御プログラムを記憶させたフレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカードなどの記録媒体としても提供可能である。
本発明によれば、転送経路制御装置にパス設定要求を送ると、このパス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスから送信元ユーザ端末収容装置が特定され、宛先ユーザアドレスから宛先ユーザ端末収容装置が特定され、この特定された送信元ユーザ端末収容装置と宛先ユーザ端末収容装置との間に物理リンクおよび転送経路が割り当てられるものとなり、既存のフォトニックネットワークを活用しつつ、ユーザ要求に応じて、特定のユーザ端末を収容するユーザ端末収容装置間に、簡単かつ確実に、物理リンクおよび転送経路を動的に設定して、通信容量を一時的に拡張できる帯域保証型のネットワークサービスを実現することが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔通信ネットワーク〕
図1はこの発明に係る転送経路制御装置を含む通信ネットワークの一実施の形態を示すネットワークモデルである。この通信ネットワークは、エッジルータER(ER1〜ER4)、光コアルータCR(CR1,CR2)、光パス制御装置CNTから構成される。なお、この実施の形態において、光パス制御装置CNTが本発明に係る転送経路制御装置に対応し、エッジルータERがユーザ端末収容装置に対応する。
〔通信ネットワーク〕
図1はこの発明に係る転送経路制御装置を含む通信ネットワークの一実施の形態を示すネットワークモデルである。この通信ネットワークは、エッジルータER(ER1〜ER4)、光コアルータCR(CR1,CR2)、光パス制御装置CNTから構成される。なお、この実施の形態において、光パス制御装置CNTが本発明に係る転送経路制御装置に対応し、エッジルータERがユーザ端末収容装置に対応する。
エッジルータER1は、ユーザ網16を経由してユーザ端末UT1,UT2を収容している。エッジルータER2は、ユーザ網17を経由してユーザ端末UT3,UT4を収容している。エッジルータER3は、ユーザ網18を経由してユーザ端末UT5,UT6を収容している。エッジルータER4は、ユーザ網19を経由してユーザ端末UT7,UT8を収容している。
エッジルータERおよび光コアルータCRから構成されるバックボーンネットワークをコアネットワークCNWとし、ユーザ端末UTを含むネットワーク全体をIPネットワークINWとする。
図2に、この通信ネットワークの物理モデルを例示する。エッジルータER1は、光パスIF22〜25を保有している。エッジルータER2は、光パスIF26〜29を保有している。エッジルータER3は、光パスIF30〜33を保有している。エッジルータER4は、光パスIF34〜37を保有している。光コアルータCR1は、光パスIF38〜51を保有している。光コアルータCR2は、光パスIF52〜65を保有している。
エッジルータER間は、光パスによって接続される。例えば、エッジルータER1は、光パス201(IF24−IF40−IF41−IF26)によってエッジルータER2と接続され、光パス202(IF22−IF38−IF45−IF52−IF59−IF30)によってエッジルータER3と接続され、光パス203(IF23−IF39−IF46−IF53−IF63−IF35)によってエッジルータER4と接続されている。それぞれの光パス(転送経路)には、その光パスを識別するための経路識別子が付与される。この経路識別子については後述する。
光パス制御装置CNTは、ネットワーク内の各装置(エッジルータER、光コアルータCR)と接続されている。本実施の形態では、伝送リンク101〜106により、各装置との接続性を確保している。また、WDM(Wavelength Division Multiplexing)技術を採用して、複数本の光パスを1本の伝送リンクに収容している。
エッジルータERや光コアルータCRは、自身が保有する光パスIFと、対抗装置が保有する光パスIFに余剰があれば、それらの光パスIF間に光パスを設定することが可能である。通常、光パスを設定する際は、RSVP一TEなどのシグナリングプロトコルが使用される。1本の光パスを1本の伝送リンクとする場合は、伝送リンクの割り当ても必要となる。
ユーザ端末UT1は、IPアドレス「IP#1」で識別される。ユーザ端末UT2は、IPアドレス「IP#2」で識別される。ユーザ端末UT3は、IPアドレス「IP#3」で識別される。ユーザ端末UT4は、IPアドレス「IP#4」で識別される。ユーザ端末UT5は、IPアドレス「IP#5」で識別される。ユーザ端末UT6は、IPアドレス「IP#6」で識別される。ユーザ端末UT7は、IPアドレス「IP#7」で識別される。ユーザ端末UT8は、IPアドレス「IP#8」で識別される。
エッジルータER1は、コアアドレスプレフィックス「コア#1」で識別される。エッジルータER2は、コアアドレスプレフィックス「コア#2」で識別される。エッジルータER3は、コアアドレスプレフィックス「コア#3」で識別される。エッジルータER4は、コアアドレスプレフィックス「コア#4」で識別される。光コアルータCR1は、コアアドレスプレフィックス「コア#5」で識別される。光コアルータCR2は、コアアドレスプレフィックス「コア#6」で識別される。光パス制御装置CNTは、コアアドレスプレフィックスアドレス「コア#7」で識別される。
このモデルでは、例えば、エッジルータER1の配下のユーザ端末UT1,UT2は、エッジルータER1を介して、他のエッジルータERの配下のユーザ端末UTとIPパケットを交換する。ユーザ端末UTから送信されたIPパケットは、エッジルータERにおいて、コアフレームにカプセル化され、光パスを介して着側のエッジルータERに転送される。
なお、コアフレームにカプセル化せずに、カプセル化する過程で特定された宛先エッジルータERに、宛先エッジルータERの識別子から出力リンクを特定するテーブルを用いて出力先を特定し、IPパケットを転送してもよい。このときは、本実施の形態におけるコアフレームのカプセル化およびデカプセル化の機能を保有しなければよい。
このように、この通信ネットワークでは、光パスの多重伝送機能を有する伝送リンクおよび光パスの交換機能を有する光コアルータを備えたフォトニックネットワークの端末装置としてIP転送機能を保有するエッジルータERを設置し、ユーザ端末UTとしてIP転送型のパケット通信端末を設置し、エッジルータERが複数のユーザ端末UTを収容する、フォトニックネットワーク上に論理的にIPネットワークINWを構築している。
〔エッジルータ〕
図3に、この通信ネットワークに設置されるエッジルータERの構成例を示す。エッジルータERは、受信フレーム処理部66と、パケット処理部67と、フォワーディング処理部68と、送信フレーム処理部69と、光パス設定要求送信機能70と、収容ユーザ特定機能71と、サーバ接続機能72とを有している。
図3に、この通信ネットワークに設置されるエッジルータERの構成例を示す。エッジルータERは、受信フレーム処理部66と、パケット処理部67と、フォワーディング処理部68と、送信フレーム処理部69と、光パス設定要求送信機能70と、収容ユーザ特定機能71と、サーバ接続機能72とを有している。
受信フレーム処理部66は、受信したIPパケットをパケット処理部67へ転送する機能と、受信したコアフレームからIPパケットを抽出し、抽出したIPパケットをパケット処理部67へ転送する機能と、ユーザからの送信元IPアドレス(送信元ユーザアドレス)と宛先IPアドレス(宛先ユーザアドレス)が記述された光パス設定要求および光パス開放要求を示すIPパケットを受信した際に、そのパケットを光パス設定要求送信機能70に転送する機能を有している。
パケット処理部67は、受信フレーム処理部66が抽出したIPパケットから宛先IPアドレスを抽出する機能を有している。フォワーディング処理部68は転送テーブル73を有している。転送テーブル73には、IPパケットが有する宛先IPアドレスに対応する、宛先エッジルータERのコアアドレスプレフィックスおよび経路識別子を導くエントリが書き込まれる(図5参照)。
フォワーディング処理部68は、パケット処理部67が抽出した宛先IPアドレスを検索キーとして、転送テーブル73を検索し、宛先コアアドレスプレフィックスおよび経路識別子を導く機能を有している。
送信フレーム処理部69は、出力リンク特定テーブル74を有している。出力リンク特定テーブル74には、宛先アドレスから出力リンクを特定するエントリが書き込まれる(図6参照)。
送信フレーム処理部69は、受信フレーム処理部66が抽出したIPパケットに関して、フォワーディング処理部68が、自己が属するエッジルータERを示すコアアドレスプレフィックス以外を宛先コアアドレスプレフィックスとして特定した際に、特定した宛先コアアドレスプレフィックスおよび経路識別子から、出力リンクを特定するとともに、自己が属するエッジルータERが保有するコアアドレスプレフィックスを記述した送信元コアアドレスと、宛先コアアドレスプレフィックスおよび経路識別子が記述された宛先コアアドレスから、コアヘッダを生成し、IPパケットに付与することでIPパケットをコアフレームにカプセル化し、特定した出力リンクヘ送信する機能と、受信フレーム処理部66が抽出したIPパケットに関して、フォワーディング処理部68が、自己が属するエッジルータERを示すコアアドレスプレフィックスを宛先コアアドレスプレフィックスとして特定した際に、宛先IPアドレスから、出力リンクを特定するとともに、特定した出力リンクヘ送信する機能を有している。なお、コアフレームにカプセル化しない場合には、出力リンクを特定した後、カプセル化せずに出力リンクへ送信する。
光パス設定要求送信機能70は、光パス設定要求および光パス開放要求を示すIPパケットを受信フレーム処理部66から受信した際に、自己が属するエッジルータERが保有するコアアドレスプレフィックスを記述した送信元コアアドレスを生成し、光パス制御装置CNTが保有するコアアドレスプレフィックスと、光パス制御装置CNTと接続性が確保されているリンクの経路識別子を記述した宛先コアアドレスを生成し、光パス設定要求および光パス開放要求を示すIPパケットをコアフレームにカプセル化する機能を有している。なお、コアフレームにカプセル化しない際は、カプセル化は行わない。
収容ユーザ特定機能71は、転送テーブル73から、自己が属するエッジルータERが保有するコアアドレスプレフィックスが記述されたエントリに記述されているIPアドレスを抽出することにより、エッジルータER自身が収容しているユーザ端末UTのIPアドレスを管理する機能を有している。
転送テーブル73のエントリの追加および削除が実施された際、収容ユーザ特定機能71は、追加されたエントリと削除されたエントリをチェックし、追加されたエントリに自己が属するエッジルータERが保有するコアアドレスプレフィックスが記述されていた場合、そのエントリに記述されているIPアドレスを抽出して追加情報として保存し、削除されたエントリに自己が属するエッジルータERが保有するコアアドレスプレフィックスが記述されていた場合、そのエントリに記述されているIPアドレスを管理対象から削除する。
サーバ接続機能72は、光パス設定要求送信機能70から受信したコアフレームを、光パス制御装置CNTへ送信する機能と、光パス制御装置CNTから転送テーブル73のSNMP(Simple Network Management Protocol)参照要求を受信した際に、送信元の光パス制御装置CNT宛てに転送テーブル73の内容を記述したSNMP参照応答を生成して転送する機能と、光パス制御装置CNTから転送テーブル73のSNMP設定要求を受信した際に、設定要求に記述されている内容に従って、転送テーブル73のエントリの追加および削除を実施するとともに、送信元の光パス制御装置CNT宛てにSNMP設定応答を生成して転送する機能と、光パス制御装置CNTから出力リンク特定テーブル74のSNMP参照要求を受信した際に、送信元の光パス制御装置CNT宛てに出力リンク特定テーブル74の内容を記述したSNMP参照応答を生成して転送する機能と、光パス制御装置CNTから出力リンク特定テーブル74のSNMP設定要求を受信した際に、設定要求に記述されている内容に従って、出力リンク特定テーブル74のエントリの追加および削除を実施するとともに、送信元の光パス制御装置CNT宛てにSNMP設定応答を生成して転送する機能を有している。
また、サーバ接続機能72は、光パス制御装置CNTから、収容ユーザ参照要求を受信した際に、収容ユーザ特定機能71に保存しているIPアドレスおよび自己が属するエッジルータERが保有するコアアドレスプレフィックスを記述した収容ユーザ通知を光パス制御装置CNTに送信する機能と、収容ユーザ特定機能71において、自己が属するエッジルータERが収容しているIPアドレスの追加が発生した際に、追加されたIPアドレスおよび自己が属するエッジルータERが保有するコアアドレスプレフィックスが記述された収容ユーザ追加通知を生成して光パス制御装置CNTに送信する機能と、収容ユーザ特定機能71において、自己が属するエッジルータERが収容しているIPアドレスの削除が発生した際に、削除されたIPアドレスおよび自己が属するエッジルータERが保有するコアアドレスプレフィックスが記述された収容ユーザ削除通知を生成して光パス制御装置CNTに送信する機能を有している。
このようなエッジルータERをネットワーク内に設置することにより、光パス制御装置CNTをネットワーク内に設置した際に、エッジルータERに、自身が収容するユーザ端末UTの情報(ユーザ情報)を収集させ、光パス制御装置CNTからのユーザ端末UTの収容状況の問い合わせに対し、自身が収集したユーザ情報を通知させることが可能である。
これにより、光パス制御装置CNTが、各エッジルータERから、そのエッジルータERに収容されたユーザ端末UTのアドレスとそのエッジルータERの識別子で構成される情報を収集するための通信インタフェースを保有した際に、各エッジルータERが情報を送信するための通信インタフェースを保有することが可能となり、光パス制御装置CNTが、ユーザ要求に応じて、ユーザ端末UTを収容するエッジルータERを特定し、当該エッジルータER間に動的に光パスを設定して、通信容量を一時的に拡張することで、帯域保証型のネットワークサービスを提供することが可能となる。
〔光パス制御装置〕
図4に、この通信ネットワークに設置される光パス制御装置CNTの構成例を示す。光パス制御装置CNTは、外部装置接続機能75および経路設定機能76を有している。外部装置接続機能75は、エッジルータER、光コアルータCRのアドレス情報およびそのアドレスに対する出力リンクを特定する機能を保有し、エッジルータERおよび光コアルータCRから受信した通知パケットおよびシグナルを経路設定機能76へ転送する機能と、経路設定機能76から送信された通知パケットおよびシグナルを、エッジルータERおよび光コアルータCRヘ転送する機能を有している。
図4に、この通信ネットワークに設置される光パス制御装置CNTの構成例を示す。光パス制御装置CNTは、外部装置接続機能75および経路設定機能76を有している。外部装置接続機能75は、エッジルータER、光コアルータCRのアドレス情報およびそのアドレスに対する出力リンクを特定する機能を保有し、エッジルータERおよび光コアルータCRから受信した通知パケットおよびシグナルを経路設定機能76へ転送する機能と、経路設定機能76から送信された通知パケットおよびシグナルを、エッジルータERおよび光コアルータCRヘ転送する機能を有している。
経路設定機能76は、エッジルータ特定機能77、パス設定判定機能78、経路解析機能79および外部装置管理機能80を有している。エッジルータ特定機能78は、ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を保有している。ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81には、IPアドレスからそのIPアドレスを保有するユーザ端末UTを収容しているエッジルータERを示すコアアドレスプレフィックスを導くエントリが書き込まれる(図7参照)。
エッジルータ特定機能77は、収容ユーザ追加通知を受信した際に、通知に記述されたIPアドレスに対して通知に記述されたコアアドレスプレフィックスを導くエントリをユーザ収容エッジルータ特定テーブル81に追加する機能と、収容ユーザ削除通知を受信した際に、通知に記述されたIPアドレスに対して通知に記述されたコアアドレスプレフィックスを導くエントリをユーザ収容エッジルータ特定テーブル81から削除する機能とを有している。
また、エッジルータ特定機能77は、タイマーを保有し、定期的に各エッジルータERに対して、各エッジルータERが収容しているIPアドレスを問い合わせる収容ユーザ参照要求を送信する機能と、収容ユーザ通知を受信した際に、通知に記述された内容とユーザ収容エッジルータ特定テーブル81の内容を比較し、差異がみられた場合は通知に記述された内容を反映させるよう、ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を書き換える機能を有している。
また、エッジルータ特定機能77は、ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を参照することで、光パス接続要求に記述された送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスに対して、送信元IPアドレスを保有するユーザ端末UTを収容しているエッジルータERと、宛先IPアドレスを保有するユーザ端末UTを収容しているエッジルータERを特定する機能と、ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を参照することで、光パス接続要求に記述された送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスに対して、送信元IPアドレスを保有するユーザ端末UTを収容しているエッジルータERと、宛先IPアドレスを保有するユーザ端末UTを収容しているエッジルータERを特定できなかった際に、各エッジルータERに対して収容ユーザ参照要求を送信する機能を有している。
パス設定判定機能78は、光パス設定要求に記述されたIPアドレス間に相当するエッジルータER間に光パスの割り当てを許可するか否かを決定する機能を有している。例えば、宛先コアアドレスプレフィックスと送信元コアアドレスプレフィックスに対する残許容光パス数を導くテーブルを保有させ、光パスを設定する毎に残許容光パス数を1減少させ、光パスを開放する毎に残許容光パス数を1増加させることにより、コアアドレスプレフィックス対に許容する光パス数を複数本とすることが可能となる。
経路解析機能79は、ネットワーク内の各装置の伝送リンクや光パスなどの転送リソース使用状況および各装置の接続関係および各光パスにマッピングされている転送経路を、ネットワーク内の各装置の各テーブルの内容を定期的に収集して保存することで管理する機能を有している。
外部装置管理機能80は、エッジルータERにSNMP参照要求を定期的に送信し、光コアルータCRにシグナルを定期的に送信することにより、定期的にトポロジ情報および転送経路情報を取得する機能と、エッジルータERにSNMP設定要求を送信し、光コアルータCRにシグナルを送信することにより、トポロジ情報および転送経路情報を変更する機能を有している。
経路設定機能76は、外部装置接続機能75から光パス設定要求を記したコアフレームを受信した際に、エッジルータ特定機能77を用いて、そのフレームに記述されていた宛先IPアドレスを参照することにより宛先コアアドレスプレフィックスを特定し、送信元IPアドレスを参照することにより送信元コアアドレスプレフィックスを特定し、これにより光パスを割り当てるべきエッジルータER間を特定する。そして、パス設定判定機能77を用いて、その送信元コアアドレスプレフィックスおよび宛先コアアドレスプレフィックスを参照することにより、光パスの割り当ての可否を判断し、割り当てが許可された際は、経路解析機能79により、割り当てる光パスリソース、経路識別子およびその経路に割り当てる宛先IPアドレスを特定し、外部装置管理機能80により、経路情報を変更することで、割り当てる光パスリソースを確保する。
また、経路設定機能76は、割り当てる光パスリソースを確保と共に、送信元エッジルータERの転送テーブル73に、経路解析機能79で特定された宛先IPアドレスに対してエッジルータ特定機能77で特定された宛先コアアドレスプレフィックスおよび経路解析機能79で特定された経路識別子を導くエントリを追加し、送信元エッジルータERの出力リンク特定テーブル74に、エッジルータ特定機能77で特定された宛先コアアドレスプレフィックスと経路解析機能79により特定された経路識別子からなるコアアドレスに対して経路解析機能79により割り当てられた光パスを示す出力リンクを導くエントリを追加する。光パス設定中に、同じIPアドレス対が記述された光パス設定要求を受信した際は、その要求を削除する。
なお、パス設定判定機能78により、光パス設定要求が拒否された際や、経路解析機能79により、割り当てる光パスリソースが特定できなかった際は、光パスの設定が許可されなかったとする。
また、経路設定機能76は、外部装置接続機能75から光パス開放要求を記したコアフレームを受信した際に、エッジルータ特定機能77を用いて、そのパケットの宛先IPアドレスを参照することにより宛先コアアドレスプレフィックスを特定し、送信元IPアドレスを参照することにより送信元コアアドレスプレフィックスを特定することにより、光パスを開放すべきエッジルータER間を特定し、パス設定判定機能78において管理されている、そのエッジルータER間に設定されている光パス数を1削減し、経路解析機能79により、開放すべき光パスリソースを特定し、外部装置管理機能80により、経路情報を変更することで、光パスリソースを開放する。
また、経路設定機能76は、光パスリソースの開放と共に、送信元エッジルータERの転送テーブル73に追加されている、経路解析機能79で特定された宛先IPアドレスに対してエッジルータ特定機能77で特定された宛先コアアドレスプレフィックスおよび経路解析機能79で特定された経路識別子を導くエントリを削除し、送信元エッジルータERの出力リンク特定テーブルに追加されている、エッジルータ特定機能77で特定された宛先コアアドレスプレフィックスと経路解析機能79により特定された経路識別子からなるコアアドレスに対して経路解析機能79により割り当てられた光パスを示す出力リンクを導くエントリを削除する。
これにより、光パス制御装置CNTが、各エッジルータERから、そのエッジルータERに収容されたユーザ端末UTのアドレスとそのエッジルータERの識別子で構成される情報を収集するための通信インタフェースを保有し、ユーザ要求に応じて、ユーザ端末UTを収容するエッジルータERを特定し、当該エッジルータER間に動的に光パスを設定して、通信容量を一時的に拡張するが可能となる。
〔転送テーブル〕
図5に、エッジルータERが保有する転送テーブル73の一例を示す。転送テーブル73には、宛先IPアドレスに対する宛先コアアドレスプレフィックスおよび経路識別子を導くエントリが書き込まれる。
図5に、エッジルータERが保有する転送テーブル73の一例を示す。転送テーブル73には、宛先IPアドレスに対する宛先コアアドレスプレフィックスおよび経路識別子を導くエントリが書き込まれる。
経路識別子の導入により、同一エッジルータ宛でも、宛先IPアドレスに応じて経路識別子を異ならせることによって、複数の光パスを用いて転送することが可能となる。また、本実施の形態では、転送テーブル73の検索結果から特定されたコアアドレスプレフィックスと経路識別子からコアアドレスを作成し、これを宛先アドレスとする。コアアドレスは、そのプレフィックス部に、加入者ユーザ収容ノードNDを識別する情報(コアアドレスプレフィックス)が記述され、それ以外の部分に、転送する際の出力先転送経路を識別する経路識別子が記述される。
〔出力リンク特定テーブル〕
図6に、エッジルータERが保有する出力リンク特定テーブル74の一例を示す。出力リンク特定テーブル74には、宛先アドレスに対する出力光パス(出力リンク)を導くエントリが書き込まれる。
図6に、エッジルータERが保有する出力リンク特定テーブル74の一例を示す。出力リンク特定テーブル74には、宛先アドレスに対する出力光パス(出力リンク)を導くエントリが書き込まれる。
〔ユーザ収容エッジルータ特定テーブル〕
図7に、光パス制御装置CNTが保有するユーザ収容エッジルータ特定テーブル81の一例を示す。ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81は、IPアドレスに対する、そのIPアドレスによって特定されるユーザ端末UTを収容しているエッジルータERの識別子であるコアアドレスプレフィックスを導くエントリが書き込まれる。
図7に、光パス制御装置CNTが保有するユーザ収容エッジルータ特定テーブル81の一例を示す。ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81は、IPアドレスに対する、そのIPアドレスによって特定されるユーザ端末UTを収容しているエッジルータERの識別子であるコアアドレスプレフィックスを導くエントリが書き込まれる。
〔動作〕
図8に、この通信ネットワークにおける新規の光パスの割り当て前のネットワーク環境の一例を示す。図9に、この通信ネットワークにおける新規の光パスの割り当て後のネットワーク環境の一例を示す。図10に、この通信ネットワークにおける新規の光パスの割り当て前の各種テーブル内容の一例を示す。図11に、この通信ネットワークにおける新規の光パスの割り当て後の各種テーブル内容の一例を示す。
図8に、この通信ネットワークにおける新規の光パスの割り当て前のネットワーク環境の一例を示す。図9に、この通信ネットワークにおける新規の光パスの割り当て後のネットワーク環境の一例を示す。図10に、この通信ネットワークにおける新規の光パスの割り当て前の各種テーブル内容の一例を示す。図11に、この通信ネットワークにおける新規の光パスの割り当て後の各種テーブル内容の一例を示す。
〔新規の光パスの割り当て前〕
この例において、ユーザ端末UT1およびユーザ端末UT2は、ユーザ端末UT5およびユーザ端末UT6と通信をしている。この場合、エッジルータER1は、転送テーブル73(図10(a))を参照し、ユーザ端末UT5宛てのIPパケットが保有する宛先IPアドレス「IP#5」から、コアアドレスプレフィックス「コア#3」および経路識別子「R1」を特定し、ユーザ端末UT6宛てのIPパケットが保有する宛先IPアドレス「IP#6」から、コアアドレスプレフィックス「コア#3」および経路識別子「R1」を特定する。
この例において、ユーザ端末UT1およびユーザ端末UT2は、ユーザ端末UT5およびユーザ端末UT6と通信をしている。この場合、エッジルータER1は、転送テーブル73(図10(a))を参照し、ユーザ端末UT5宛てのIPパケットが保有する宛先IPアドレス「IP#5」から、コアアドレスプレフィックス「コア#3」および経路識別子「R1」を特定し、ユーザ端末UT6宛てのIPパケットが保有する宛先IPアドレス「IP#6」から、コアアドレスプレフィックス「コア#3」および経路識別子「R1」を特定する。
ユーザ端末UT1からのユーザ端末UT5宛てのIPパケットは、送信元コアアドレス「コア#1」および宛先コアアドレス「コア#3_R1」を保有するコアヘッダを付与され、コアフレームにカプセル化された後、出力リンク特定テーブル74(図10(b))により、出力光パス202が特定され、コアネットワークCNWに転送される。
ユーザ端末UT1からのユーザ端末UT6宛てのIPパケットは、送信元コアアドレス「コア#1」および宛先コアアドレス「コア#3_R1」を保有するコアヘッダを付与され、コアフレームにカプセル化された後、出力リンク特定テーブル74(図10(b))により、出力光パス202が特定され、コアネットワークCNWに転送される。
ユーザ端末UT2からのユーザ端末UT5宛てのIPパケットは、送信元コアアドレス「コア#2」および宛先コアアドレス「コア#3_R1」を保有するコアヘッダを付与され、コアフレームにカプセル化された後、出力リンク特定テーブル74(図10(b))により、出力光パス202が特定され、コアネットワークCNWに転送される。
ユーザ端末UT2からのユーザ端末UT6宛てのIPパケットは、送信元コアアドレス「コア#2」および宛先コアアドレス「コア#3_R1」を保有するコアヘッダを付与され、コアフレームにカプセル化された後、出力リンク特定テーブル74により、出力光パス202が特定され、コアネットワークCNWに転送される。
〔光パスの設定要求〕
このような状態から、今、ユーザ端末UT1が、ユーザ端末UT5間の通信に新規の光パスの設定を要求したとする。
この場合、ユーザ端末UT1は、送信元IPアドレス「IP#1」と宛先IPアドレス「IP#5」を記述した光パス設定要求パケットを生成し、送信する。エッジルータER1は、受信フレーム処理部66でユーザ端末UT1からの光パス設定要求パケットを受信する。
このような状態から、今、ユーザ端末UT1が、ユーザ端末UT5間の通信に新規の光パスの設定を要求したとする。
この場合、ユーザ端末UT1は、送信元IPアドレス「IP#1」と宛先IPアドレス「IP#5」を記述した光パス設定要求パケットを生成し、送信する。エッジルータER1は、受信フレーム処理部66でユーザ端末UT1からの光パス設定要求パケットを受信する。
受信フレーム処理部66は、光パス設定要求パケットを抽出し、光パス設定要求送信機能70に転送する。光パス設定要求送信機能70は、光パス設定要求パケットを受信した際に、自己が属するエッジルータER1が保有するコアアドレスプレフィックス「コア#1」から、送信元コアアドレス「コア#1」を生成し、光パス制御装置CNTが保有するコアアドレスプレフィックス「コア#7」および、光パス制御装置CNTと接続性が確保されているリンクの経路識別子「R0」(デフォルト値としてスタティックに設定)から、宛先コアアドレス「コア#7_R0」を生成し、光パス設定要求を示すIPパケットをコアフレームにカプセル化し、サーバ接続機能72へ転送する。
サーバ接続機能72は、光パス設定要求送信機能70から受信したコアフレームを、光パス制御装置CNTへ転送する。光パス制御装置CNTは、外部装置接続機能75によって、光パス設定要求情報が記述されたコアフレームを受信する。外部装置接続機能75は、コアフレームを経路設定機能76へ転送する。
経路設定機能76は、受信したコアフレームをデカプセル化し、エッジルータ特定機能77を用い、ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を参照して、そのIPパケットの送信元IPアドレス「IP#1」から宛先コアアドレスプレフィックス「コア#1」を特定し、そのIPパケットの宛先IPアドレス「IP#5」から宛先コアアドレスプレフィックス「コア#3」を特定し、光パスを割り当てるべきエッジルータER1およびER3を特定する。
さらに、パス設定判定機能78を用いて、エッジルータER1およびER3間に光パスを設定すべきか否かを判断する。光パスを設定すべきと判断した際は、経路解析機能79により、割り当てる光パスリソースを特定し、外部装置管理機能80により、ネットワーク上の各装置のトポロジ情報および転送経路情報を変更することで、割り当てる光パスリソース(図9に示す転送経路(光パス)PA)を確保する。
この際、エッジルータER1の転送テーブル73には、宛先IPアドレス「IP#5」など、エッジルータER3に収容されている一部の宛先IPアドレスから、新設される光パスPAに割り当てられた経路識別子R2を特定するためのエントリが追加される(図11(a)参照)。また、エッジルータER1の出力リンク特定テーブル74には、宛先アドレス「コア#3_R2」から、新設される光パスPAに割り当てられたリンク204を特定するためのエントリが追加される(図11(b)参照)。
この後、エッジルータER1は、ユーザ端末UT5宛てのIPパケットを受信した際、転送テーブル73(図11(a))を参照し、ユーザ端末UT5宛てのIPパケットが保有する宛先IPアドレス「IP#5」から、コアアドレスプレフィックス「コア#3」および経路識別子「R2」を特定する。
これにより、ユーザ端末UT1から送信されたユーザ端末UT5宛てのIPパケットは、送信元コアアドレス「コア#1」および宛先コアアドレス「コア#3_R2」を保有するコアヘッダを付与され、コアフレームにカプセル化された後、出力リンク特定テーブル74(図11(b))により、出力リンク204が特定され、コアネットワークCNWに転送される。
また、ユーザ端末UT2から送信されたユーザ端末UT5宛てのIPパケットは、送信元コアアドレス「コア#2」および宛先コアアドレス「コア#3_R2」を保有するコアヘッダを付与され、コアフレームにカプセル化された後、出力リンク特定テーブル74により、出力リンク204が特定され、コアネットワークCNWに転送される。
このようにして、本実施の形態では、送信元エッジルータER1と宛先エッジルータER3との間に光パスPA(物理リンクおよび転送経路)が割り当てられる。
なお、ユーザ端末UT1から送信されたユーザ端末UT6宛てのIPパケットは、送信元コアアドレス「コア#1」および宛先コアアドレス「コア#3_R1」を保有するコアヘッダを付与され、コアフレームにカプセル化された後、出力リンク特定テーブル74により、出力リンク202が特定され、コアネットワークCNWに転送される。
また、ユーザ端末UT2から送信されたユーザ端末UT6宛てのIPパケットは、送信元コアアドレス「コア#2」および宛先コアアドレス「コア#3_R1」を保有するコアヘッダを付与され、コアフレームにカプセル化された後、出力リンク特定テーブル74により、出力リンク202が特定され、コアネットワークCNWに転送される。
また、ユーザ端末UT2から送信されたユーザ端末UT6宛てのIPパケットは、送信元コアアドレス「コア#2」および宛先コアアドレス「コア#3_R1」を保有するコアヘッダを付与され、コアフレームにカプセル化された後、出力リンク特定テーブル74により、出力リンク202が特定され、コアネットワークCNWに転送される。
〔光パスの開放要求〕
こような状態から、今、ユーザ端末UT1が、ユーザ端末UT1とユーザ端末UT5との間に設定されている光パスPAの開放を要求したとする。
この場合、ユーザ端末UT1は、送信元IPアドレス「IP#1」と宛先IPアドレス「IP#5」を記述した光パス開放要求パケットを生成し、送信する。エッジルータER1は、受信フレーム処理部66で光パス開放要求パケットを受信する。
こような状態から、今、ユーザ端末UT1が、ユーザ端末UT1とユーザ端末UT5との間に設定されている光パスPAの開放を要求したとする。
この場合、ユーザ端末UT1は、送信元IPアドレス「IP#1」と宛先IPアドレス「IP#5」を記述した光パス開放要求パケットを生成し、送信する。エッジルータER1は、受信フレーム処理部66で光パス開放要求パケットを受信する。
受信フレーム処理部66は、光パス開放要求パケットを抽出し、光パス設定要求送信機能70に転送する。光パス設定要求送信機能70は、光パス開放要求パケットを受信した際に、自己が属するエッジルータER1が保有するコアアドレスプレフィックス「コア#1」から、送信元コアアドレス「コア#1」を生成し、光パス制御装置CNTが保有するコアアドレスプレフィックス「コア#7」および、光パス制御装置CNTと接続性が確保されているリンクの経路識別子「R0」(デフォルト値としてスタティックに設定)から、宛先コアアドレス「コア#7_R0」を生成し、光パス開放要求を示すIPパケットをコアフレームにカプセル化し、サーバ接続機能72へ転送する。
サーバ接続機能72は、光パス設定要求送信機能70から受信したコアフレームを、光パス制御装置CNTヘ転送する。光パス制御装置CNTは、外部装置接続機能75によって、光パス開放要求情報が記述されたコアフレームを受信する。外部装置接続機能75は、コアフレームを経路設定機能76へ転送する。
経路設定機能76は、受信したコアフレームをデカプセル化し、エッジルータ特定機能77を用いて、そのIPパケットの送信元IPアドレス「IP#1」を参照することにより、送信元コアアドレスプレフィックス「コア#1」を特定し、そのIPパケットの宛先IPアドレス「IP#5」を参照することにより、宛先コアアドレスプレフィックス「コア#3」を特定し、光パスを開放すべきエッジルータER1およびER3を特定する。そして、経路解析機能79により、開放する光パスを特定し、外部装置管理機能76により、ネットワーク上の各装置のトポロジ情報および転送経路情報を変更することで、特定した光パスリソースを開放する。
この際、エッジルータER1の転送テーブル73(図11(a))からは、宛先IPアドレス「IP#5」から経路識別子「R2」を特定するためのエントリが削除され、エッジルータER1の出力リンク特定テーブル74(図11(b))からは、宛先アドレス「コア#3_R2」から、光パスPAに割り当てられたリンク204を特定するためのエントリが削除される。
このように、この通信ネットワークでは、ユーザからの光パス設定要求を受理し、送信元エッジルータERと宛先エッジルータERとの間に光パスを割り当てることにより、既存のフォトニックネットワークを活かしつつ、ユーザ要求に応じて、特定のユーザを収容するエッジルータER間に、簡単かつ確実に、物理リンクおよび転送経路を動的に設定して、通信容量を一時的に拡張することで帯域保証型のネットワークサービスを提供する事を可能となる。
〔仮想プライベートネットワーク〕
なお、本実施の形態において、仮想プライベートネットワークを考慮する場合には、光パス制御装置CNTに、ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を仮想プライベートネットワーク毎に作成し、パス設定要求に送信元IPアドレスと宛先IPドレスと仮想プライベートネットワークの識別子を記述するものとする。また、受信したパス設定要求にその識別子が記述されている仮想プライベートネットワークに対して作成されているユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を参照して、そのパス設定要求に記述されている送信元IPアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末UTを収容する送信元エッジルータERを特定し、受信したパス設定要求にその識別子が記述されている仮想プライベートネットワークに対して作成されているユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を参照して、そのパス設定要求に記述されている宛先IPアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末UTを収容する宛先エッジルータERを特定するようにする。
なお、本実施の形態において、仮想プライベートネットワークを考慮する場合には、光パス制御装置CNTに、ユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を仮想プライベートネットワーク毎に作成し、パス設定要求に送信元IPアドレスと宛先IPドレスと仮想プライベートネットワークの識別子を記述するものとする。また、受信したパス設定要求にその識別子が記述されている仮想プライベートネットワークに対して作成されているユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を参照して、そのパス設定要求に記述されている送信元IPアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末UTを収容する送信元エッジルータERを特定し、受信したパス設定要求にその識別子が記述されている仮想プライベートネットワークに対して作成されているユーザ収容エッジルータ特定テーブル81を参照して、そのパス設定要求に記述されている宛先IPアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末UTを収容する宛先エッジルータERを特定するようにする。
これにより、仮想プライベートネットワーク機能を提供するバックボーンネットワークにおいて考えられる、異なる仮想プライベートネットワーク間アドレス重複時においても、送信元IPアドレスと宛先IPアドレスと仮想プライベートネットワークの識別子が記述されたパス設定要求を受信した際に、特定のユーザ端末UTを収容するエッジルータER間に、物理リンクおよび転送経路を動的に設定して、通信容量を一時的に拡張できる帯域保証型のネットワークサービスを提供することが可能となる。
なお、本実施の形態において、光パス制御装置CNTやエッジルータERなどでの処理は、これらの装置に内蔵された中央演算処理装置(CPU)が実行する。すなわち、ハードディスクなどにストアされた制御プログラムに従って、CPUが実行する。この制御プログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記憶させた状態で提供可能である。
UT(UT1〜UT8)…ユーザ端末、ER(ER1〜ER4)…エッジルータ、CR(CR1,CR2)…光コアルータ、CNT…光パス制御装置、16〜19…ユーザ網、CNW…コアネットワーク、INW…IPネットワーク、22〜65…光パスIF、66…受信フレーム処理部、67…パケット処理部、68…フォワーディング処理部、69…送信フレーム処理部、70…光パス設定要求送信機能、71…収容ユーザ特定機能、72…サーバ接続機能、73…転送テーブル、74…出力リンク特定テーブル、75…外部装置接続機能、76…経路設定機能、77…エッジルータ特定機能、78…パス設定判定機能、79…経路解析機能、80…外部装置管理機能、81…ユーザ収容エッジルータ特定テーブル、101〜108…リンク、201〜204…光パス、PA…新規の光パス。
Claims (7)
- ユーザ端末を収容したユーザ端末収容装置間に設定する転送経路を制御する転送経路制御装置において、
ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス設定要求を受信する手段と、
受信した前記パス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を特定する手段と、
受信した前記パス設定要求に記述されている宛先ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を特定する手段と、
特定された前記送信元ユーザ端末収容装置と前記宛先ユーザ端末収容装置との間に、物理リンクおよび転送経路を割り当てる手段と
を備えたことを特徴とする転送経路制御装置。 - ユーザ端末を収容したユーザ端末収容装置間に設定する転送経路を制御する転送経路制御装置において、
前記ユーザ端末収容装置に収容されたユーザ端末のアドレスとそのユーザ端末収容装置の識別子とを収集しその関係を示すテーブルを作成する手段と、
ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス設定要求を受信する手段と、
受信した前記パス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を前記テーブルを参照して特定する手段と、
受信した前記パス設定要求に記述されている宛先ユーザアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を前記テーブルを参照して特定する手段と、
特定された前記送信元ユーザ端末収容装置と前記宛先ユーザ端末収容装置との間に、物理リンクおよび転送経路を割り当てる手段と
を備えたことを特徴とする転送経路制御装置。 - 請求項2に記載された転送経路制御装置において、
前記テーブルは、仮想プライベートネットワーク毎に作成され、
前記パス設定要求は、送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスと仮想プライベートネットワークの識別子が記述され、
前記送信元ユーザ端末収容装置を特定する手段は、受信した前記パス設定要求にその識別子が記述されている仮想プライベートネットワークに対して作成されている前記テーブルを参照して、そのパス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を特定し、
前記宛先ユーザ端末収容装置を特定する手段は、受信した前記パス設定要求にその識別子が記述されている仮想プライベートネットワークに対して作成されている前記テーブルを参照して、そのパス設定要求に記述されている宛先ユーザアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を特定する
ことを特徴とする転送経路制御装置。 - コンピュータに、
ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス設定要求を受信させる第1の処理と、
受信した前記パス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を特定する第2の処理と、
受信した前記パス設定要求に記述されている宛先ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を特定する第3の処理と、
特定された前記送信元ユーザ端末収容装置と前記宛先ユーザ端末収容装置との間に、物理リンクおよび転送経路を割り当てる第4の処理と
を実現させるための転送経路制御プログラム。 - コンピュータに、
ユーザ端末収容装置に収容されたユーザ端末のアドレスとそのユーザ端末収容装置の識別子とを収集しその関係を示すテーブルを作成する第1の処理と、
ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス設定要求を受信させる第2の処理と、
受信した前記パス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を前記テーブルを参照して特定する第3の処理と、
受信した前記パス設定要求に記述されている宛先ユーザアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を前記テーブルを参照して特定する第4の処理と、
特定された前記送信元ユーザ端末収容装置と前記宛先ユーザ端末収容装置との間に、物理リンクおよび転送経路を割り当てる第5の処理と
を実現させるための転送経路制御プログラム。 - 請求項1に記載された転送経路制御装置において、
ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス開放要求を受信する手段と、
受信した前記パス開放要求に記述されている送信元ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を特定する手段と、
受信した前記パス開放要求に記述されている宛先ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を特定する手段と、
前記パス開放要求から特定された前記送信元ユーザ端末収容装置と前記宛先ユーザ端末収容装置との間に割り当てられている前記物理リンクおよび転送経路を開放する手段と
を備えたことを特徴とする転送経路制御装置。 - コンピュータに、
ユーザ端末収容装置に収容されたユーザ端末のアドレスとそのユーザ端末収容装置の識別子とを収集しその関係を示すテーブルを作成する第1の処理と、
ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス設定要求を受信させる第2の処理と、
受信した前記パス設定要求に記述されている送信元ユーザアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を前記テーブルを参照して特定する第3の処理と、
受信した前記パス設定要求に記述されている宛先ユーザアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を前記テーブルを参照して特定する第4の処理と、
前記パス設定要求から特定された前記送信元ユーザ端末収容装置と前記宛先ユーザ端末収容装置との間に、物理リンクおよび転送経路を割り当てる第5の処理と、
ユーザからの送信元ユーザアドレスと宛先ユーザアドレスが記述されたパス開放要求を受信する第6の処理と、
受信した前記パス開放要求に記述されている送信元ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた送信元のユーザ端末を収容する送信元ユーザ端末収容装置を特定する第7の処理と
受信した前記パス開放要求に記述されている宛先ユーザアドレスからそのアドレスが割り当てられた宛先のユーザ端末を収容する宛先ユーザ端末収容装置を特定する第8の処理と、
前記パス開放要求から特定された前記送信元ユーザ端末収容装置と前記宛先ユーザ端末収容装置との間に割り当てられている前記物理リンクおよび転送経路を開放する第9の処理と
を実現させるための転送経路制御プログラム。
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