JP2003087433A - インターネット接続方法及びシステム、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

インターネット接続方法及びシステム、並びにコンピュータプログラム

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JP2003087433A
JP2003087433A JP2001280499A JP2001280499A JP2003087433A JP 2003087433 A JP2003087433 A JP 2003087433A JP 2001280499 A JP2001280499 A JP 2001280499A JP 2001280499 A JP2001280499 A JP 2001280499A JP 2003087433 A JP2003087433 A JP 2003087433A
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Shinji Sugimoto
信治 杉本
Hideaki Inaba
英明 因幡
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Nippon Telegraph and Telephone West Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが契約を結んでいる複数のISPのう
ち、通信状況の良好なISPを自動的に選択できるイン
ターネット接続方法及びシステム、並びにコンピュータ
プログラムを提供する。 【解決手段】 このインターネット接続方法は、キャリ
ア網に接続される複数のISPへのアクセス情報を記録
する過程と、ユーザの端末からキャリア網を介してIS
Pへアクセス要求があった場合に、当該キャリア網内の
通信状況を取得する過程(ステップS310)と、取得し
た通信状況に応じて、アクセス要求があったISP、又
は、アクセス情報が記録された他のISPの中から、端
末と接続するISPを選択する過程(ステップS32
0)と、選択されたISPと前記端末との接続を確立す
る過程(ステップS330)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが複数のイ
ンターネットサービスプロバイダと契約している場合
に、接続するインターネットサービスプロバイダを選択
するためのインターネット接続方法及びシステム、並び
にコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】公衆回線等のキャリア網からインターネ
ット接続する際には、通常、インターネットサービスプ
ロバイダ(インターネット接続業者ともいう。以下、
「ISP」(Internet service provider)と略記)に
よる接続サービスを受ける必要がある。図8は、ユーザ
端末60からインターネット90に接続する場合のシス
テム構成を示す。
【0003】この図において、ユーザは、予めISP8
0やISP82からサービスを受ける契約を結んでいる
ものとする。まず、ユーザはユーザ端末60からISP
80に割当てられたアドレス(アカウント名)やパスワ
ードを指定し、キャリア網70を介してISP80にア
クセスする。ISP80は、適宜パスワードやユーザI
D等の認証を行い、認証が成立するとユーザ端末60と
の接続を確立する。これにより、ISP80を介して、
ユーザ端末60からインターネット90への接続が可能
となる。
【0004】また、ユーザは、必要に応じてISP80
に代え、ISP82と接続することによっても、インタ
ーネット90へアクセスすることができる。なお、IS
P80、82にそれぞれ接続されるサービス網80a、
82aは、各ISPの認証処理に使用される認証サーバ
やメールサーバ等である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のインターネット接続の場合、複数のISPのう
ち、いずれのISPへ接続してサービスを受けるかの判
断はユーザの意思に専ら任されていた。つまり、ユーザ
が指定したISPのアカウントに対して接続がされるに
過ぎなかった。
【0006】そのため、例えば上記例でISP80がシ
ステム工事やシステムダウン等によってサービスを休止
した場合、ユーザはISP80にアクセスしてサービス
が受けられないことを知った後、ISP82へアクセス
する必要があった。この際、ユーザは、ユーザ端末から
まずISP80のアカウントを入力した後、再度ISP
82のアカウントを入力する手間を要していた。
【0007】また、上記したインターネット接続の場
合、複数のISPのうち通信状況の良好なISPをユー
ザ側が知ることができず、このようなISPを選択して
接続することはできなかった。
【0008】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、複数のISPのうち、通信状況の良好なIS
Pを自動的に選択してユーザの端末と接続することがで
きるインターネット接続方法及びシステム、並びにコン
ピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のインターネット接続方法は、所定のキ
ャリア網に接続される複数のインターネットサービスプ
ロバイダへのアクセス情報を記録する過程と、ユーザの
端末から前記キャリア網を介して前記インターネットサ
ービスプロバイダへアクセス要求があった場合に、当該
キャリア網内の通信状況に応じて、前記アクセス要求が
あったインターネットサービスプロバイダ、又は、前記
アクセス情報が記録された他のインターネットサービス
プロバイダの中から、前記端末と接続するインターネッ
トサービスプロバイダを選択する過程と、前記選択され
たインターネットサービスプロバイダと前記端末との接
続を確立する過程とを有することを特徴とする。
【0010】請求項2記載のインターネット接続方法に
おいて、前記選択されるインターネットサービスプロバ
イダは、前記ユーザにより予め指定されたものであるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3記載のインターネット接続方法に
おいて、前記選択されるインターネットサービスプロバ
イダには予め優先順位が付加され、前記選択過程におい
て、当該優先順位に基づいて前記端末と接続を確立する
インターネットサービスプロバイダを選択することを特
徴とする。
【0012】請求項4記載のインターネット接続方法に
おいて、前記通信状況は、いずれかの前記ユーザの端末
と前記インターネットサービスプロバイダとの間に形成
されるネットワークから取得されることを特徴とする。
【0013】本発明のインターネット接続システムは、
前記インターネットサービスプロバイダへのアクセス情
報を記録する記録手段と、ユーザの端末から前記キャリ
ア網を介して前記インターネットサービスプロバイダへ
アクセス要求があった場合に、当該キャリア網内の通信
状況に応じて、前記アクセス要求があったインターネッ
トサービスプロバイダ、又は、前記アクセス情報が記録
された他のインターネットサービスプロバイダの中か
ら、前記端末と接続するインターネットサービスプロバ
イダを選択する選択手段と、前記選択されたインターネ
ットサービスプロバイダと前記端末との接続を確立する
接続確立手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】本発明のコンピュータプログラムは、前記
インターネットサービスプロバイダへのアクセス情報を
記録する過程と、ユーザの端末から前記キャリア網を介
して前記インターネットサービスプロバイダへアクセス
要求があった場合に、当該キャリア網内の通信状況に応
じて、前記アクセス要求があったインターネットサービ
スプロバイダ、又は、前記アクセス情報が記録された他
のインターネットサービスプロバイダの中から、前記端
末と接続するインターネットサービスプロバイダを選択
する過程と、前記選択されたインターネットサービスプ
ロバイダと前記端末との接続を確立する過程とをコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、各図を参照して説明する。図1は、本発明のインタ
ーネット接続方法を実現するためのシステム(インター
ネット接続システム)20の一実施の形態を示す構成ブ
ロック図である。
【0016】この図において、インターネット接続シス
テム20は、ユーザ端末60とISP80〜84との間
の通信接続を行うキャリア網50内に設けられている。
また、ユーザ端末60は、各ISP80〜84を介して
インターネット90へ接続可能になっている。なお、以
下の説明において、サーバとは、サーバコンピュータで
あり、所定の中央制御装置(CPU)やメモリを備え、
メモリに格納されているコンピュータプログラムに従っ
た所定の処理を行う。又、ユーザ端末60は、例えばパ
ーソナルコンピュータからなり、インターネット上のW
ebページを閲覧可能なブラウザを搭載している。な
お、各ISPのサービス網80a〜84aの機能は、前
記図8と同様であるので説明を省略する。
【0017】キャリア網50は、インターネット接続シ
ステム20の他、ユーザ端末60に接続されるRAS
(Remote access service)サーバ4、各ISP80〜
84に接続される網終端装置10〜14、NM(Networ
k management)サーバ16、RASサーバと網終端装置
間に形成されるネットワーク30等を含んで構成されて
いる。RASサーバ4は、ユーザ端末60から入力され
たISPのアカウント(IPアドレス)に基づいて対応
するISPへリモートアクセスし、ユーザ端末60とI
SP間で情報のやりとりを行う。網終端装置10〜14
は、RASサーバ4と各ISP80〜84との間のイン
ターフェース機能を有していて、RASサーバ4とはP
PP(Point to point protocol)によって回線接続す
るようになっている。また、NMサーバ16は、各網終
端装置のインターフェース状態を保持する機能を有す
る。
【0018】インターネット接続システム20は、ブレ
インサーバ(選択手段、接続確立手段)2、キャリア網
50に接続されているISP80、82、84・・・の
アクセス情報を記録するアカウントデータベース(記録
手段)6、後述するプライオリティテーブル8を備えて
いる。ブレインサーバ2は、RASサーバ4とISPと
の接続制御を行うとともに、ネットワーク30を流れる
PPPパケットをモニタして、各種データの検出、収集
を行う。又、ブレインサーバ2は、プライオリティーテ
ーブル8のデータを生成したり、アカウントデータベー
ス(以下、適宜「DB」と略記)6やプライオリティー
テーブル8を参照することにより、RASサーバ4と接
続するISPを選択する。図2は、アカウントDB6に
記録されたデータの構成を示す。
【0019】この図において、ユーザ毎に、キャリア網
50から接続可能で、かつ該当ユーザが契約しているI
SPのアクセス情報が記録されている。例えばISP8
0と契約しているユーザには、ユーザ名(Username):
DDD、パスワード(Passwd):****が割当てられ
ていることになる。そして、ユーザ端末から、アドレ
ス:「DDD@(ISP80の識別子)」と、パスワー
ド「****」を指定することにより、ISP80にア
クセスするようになっている。
【0020】又、このユーザは複数のISP80、8
2、84と契約を結んでおり、いずれのISPからもサ
ービスを受けることが可能となっている。そして、いず
れのISPとユーザ端末60とを接続するかの選択は、
詳しくは後述するキャリア網内の通信状況に応じてなさ
れるようになっている。さらに、この実施形態において
は、各ISP80〜84に優先順位が付与されており、
「本契約」されたISP80が最も優先順位が高く、通
常はこのISP80との接続がされる。一方、ISP8
0との接続状態(通信状況)が所定の条件以下となった
場合は異常(準異常)と判断され、「異常(準異常)時
契約」されたISP82、84のうちいずれかが、IS
P80に代わる接続先として選択されるようになってい
る。
【0021】このように、ユーザが自己の契約したIS
P80〜84のうち、自ら優先順位を設定することによ
り、通常は優先順位の高いISP80と接続し、所定の
条件下では他のISP82、84との接続ができ、ユー
ザの利便性を図るとともに、通信状態の良好なISPと
の接続を実現できる。
【0022】なお、各ISPのアカウントとは、ISP
が備える接続サーバのアカウントを示している。また、
ISPが複数のアクセスポイントを有している場合、当
該アカウント(ISPの識別子)にはアクセスポイント
に関する情報も含まれている。この場合、アクセスポイ
ント毎に網終端装置が割当てられるようになっている。
【0023】次に、ユーザ端末60と接続するISPを
選択するための処理フローについて、図3を参照して説
明する。この図において、まずユーザはユーザ端末60
からISP80のアクセス情報(上記したアドレス:
「DDD@(ISP80の識別子)」と、パスワード
「****」)を指定し、RASサーバ4に対してアク
セス要求する(ステップS100)。RASサーバ4
は、受信したアクセス情報をブレインサーバ2へ送信す
る(ステップS200)。なお、通常、ユーザは、本契
約したISPのアクセス情報を指定し、このISPとの
接続を要求する。
【0024】ブレインサーバ2は、アクセス情報に基づ
き、該当ユーザの契約しているISPの情報をアカウン
トDB6から取得する(ステップS300)。この場合、
アクセス情報におけるISP80の識別子、ユーザ名、
及びパスワードを参照することにより、このISP80
と契約しているユーザを判定し、アカウントDB6から
該当ユーザのデータを抽出する。例えば、抽出データが
図2に示すものである場合、ISPの情報として、IS
P80が本契約で、ISP82、84が異常時契約にか
かるISPであること(つまり、各ISPの優先順位)
や、各ISP毎のユーザ名とパスワードが取得される。
【0025】又、ブレインサーバ2は、所定の方法でキ
ャリア網50内の通信状況を取得し(ステップS31
0)、取得した通信状況に応じて、ステップS300で
取得したISPのうちいずれかを選択する(ステップS
320)。通信状況の取得に当たっては、プライオリテ
ィテーブル8を参照することになるが、これについては
後述する。又、ISPの選択に際しては、適宜ユーザの
契約内容も考慮する。そして、ブレインサーバ2は、選
択したISPのアクセス情報を生成し、RASサーバ4
に送信する(ステップS330)。例えば、上記図2に
おいてISP82を選択した場合、ブレインサーバ2
は、このISPのアクセス情報として、アドレス:「E
EE@(ISP82の識別子)」と、パスワード「**
***」)を生成する。
【0026】RASサーバ4は、受信したアクセス情報
による接続要求を該当する網終端装置12に送信し(ス
テップS210)、網終端装置12は対応するISP8
2とのユーザ認証を行う(ステップS400)。認証が
成立すると、ISP82は認証応答を網終端装置12に
送信し(ステップS500)、網終端装置12は接続応
答をユーザ端末60に送信することで(ステップS41
0)、RASサーバとISP間の接続が確立される。な
お、ブレインサーバ2は、適宜ユーザ端末60に対し、
ISP82と接続を行った旨を通知する。
【0027】次に、上記ステップS310、S320で
ISPの選択に参照される、プライオリティテーブル8
の生成フローについて、図4及び図5を参照して説明す
る。ここで、プライオリティテーブル8はキャリア網を
流れるパケットをモニタリングすることで生成され、プ
ライオリティテーブルの生成フローには2種類あり、第
1の生成フローを図4に、第2の生成フローを図5に示
す。なお、図4は、前記図3のステップS100でアク
セス要求したユーザとISPとの接続ができない場合を
想定したフローであり、図5は、接続が確立された場合
のフローである。
【0028】図4において、まず、ブレインサーバ2
は、ステップS300に基づき、ユーザが本契約したI
SPとの接続をRASサーバ4へ要求し、その際のパケ
ットをモニタリングする(ステップS600)。RAS
サーバ4は接続要求に従って、そのISPに対応する網
終端装置との接続を行う。次に、ブレインサーバ2は、
RASサーバ4と網終端装置間でPPP接続が確立され
たか否かを判定する(ステップS610)。この判定
は、例えばキャリア網内のパケットをモニタし、接続確
立の旨の応答(Ack)が網終端装置から送られたかを
検出することで行う。
【0029】ステップS610で「No」の場合、ブレ
インサーバ2は、プライオリティーテーブルにおける該
当ISPのスループット割合の値からPenalty pointを
減算する(ステップS620)。一方、ステップS61
0で「Yes」の場合、ブレインサーバ2は、プライオ
リティーテーブルにおける該当ISPのスループット割
合の値にPenalty pointを加算する(ステップS63
0)。
【0030】なお、スループット割合の値は0〜100
%の範囲内に限られ、そのため、ステップS620やS
630の加減にも制限がある。そこで、減算結果がスル
ープット割合の値の下限値(例えば3%に設定)未満と
なったかを判定し(ステップS640)、「Yes」で
あれば、プライオリティーテーブルへスループット割合
の値を反映せずにステップS600に戻る。一方、ステ
ップS640で「No」であれば、プライオリティーテ
ーブルへスループット割合の値を反映する(ステップS
660)。加算結果についても同様であり、その結果が
スループット割合の値の上限値(例えば70%に設定)
を超えたかを判定し(ステップS650)、「Yes」
であれば、プライオリティーテーブルへ値を反映せずに
ステップS600に戻る。一方、ステップS650で
「No」であれば、プライオリティーテーブルへ値を反
映する(ステップS660)。
【0031】図4のフローは、次のような状況において
有効である。つまり、ISP内の認証サーバ(ユーザの
アクセス情報からユーザ名、パスワードを取得して認証
処理を行う)がシステムダウンした場合、既に認証が終
了して接続が確立しているユーザとの通信は続行される
が、新規に接続しようとするユーザは認証を受けられず
に接続が確立されないことになる。このようなISP
は、既接続のユーザとの間の通信では良好なスループッ
トを得られることもあり、そうすると、みかけ上プライ
オリティテーブルのスループット割合も高いものとな
り、このISPが優先的に選択されてしまうという問題
が生じる。
【0032】そこで、このようなISPについては、図
4のフローによって、プライオリティテーブルのスルー
プット割合を低減させてその評価を下げると、ISPの
実態を反映した選択を行えるのでより好ましい。また、
認証サーバがシステムダウンを起こさないISPについ
ては、評価を上げることができる。なお、このフローに
おいては、後述するPenalty pointを用いている。
【0033】次に、図5において、まず、ブレインサー
バ2は、ユーザと上記ISPとの接続が確立した後、両
者の間を伝送するパケットをモニタリングする(ステッ
プS700)。次に、ブレインサーバ2は、ISP側の
サーバとアクセスできたか否かを判定する(ステップS
710)。ここで、ISP側のサーバとはHTTP(Hy
per text transfer protocol)サーバやメールサーバ等
であり、例えばユーザが電子メールの送受信のためにメ
ールサーバへアクセスした際に、メールサーバから応答
があったかを検出することで判定を行う。
【0034】ステップS710でYesの場合(サーバ
とアクセスできた場合)、ブレインサーバ2は、プライ
オリティーテーブルにおける該当ISPのスループット
割合の値を維持する(ステップS720)。一方、ステ
ップS710でNoであれば、プライオリティーテーブ
ルにおける該当ISPのスループット割合の値からPena
lty pointを減算する(ステップS730)。
【0035】ブレインサーバ2は、又、このISPのス
ループット割合が閾値以上か否かを判定する(ステップ
S740)。この判定は、予めキャリア網50内のパケ
ットをモニタして所定のデータを検出、収集し、所定の
方法で各ISP80〜84のスループット割合を求めて
おくことで行う。スループット割合の計算方法について
は後述する。
【0036】ステップS740でYesの場合(サーバ
とアクセスできた場合)、ブレインサーバ2は、プライ
オリティーテーブルにおける該当ISPのスループット
割合の値にPenalty pointを加算する(ステップS75
0)。一方、ステップS740でNoであれば、プライ
オリティーテーブルにおける該当ISPのスループット
割合の値からPenalty pointを減算する(ステップS7
60)。
【0037】このように、スループット割合に応じて各
ISPに優先順位を付与することにより、ユーザが接続
要求したISPの代わりに、他の複数のISPの中から
いずれかのISPを選択する際、通信状態の良好なIS
Pを選択できる。
【0038】次に、プライオリティテーブルに記録され
るスループット割合の計算パラメータについて、図6を
参照して説明する。この図において、プライオリティテ
ーブル8には、各ISP80〜84のスループット割合
の値が記録されている。ここでいうスループット割合
は、上記準異常が生じたユーザが100人存在した場合
に、各ISPに割当てるユーザ数を%表示したものであ
り、全体で100(%)になるように設定される。
【0039】そして、このスループット割合を計算する
ためのパラメータとして、回線情報20a、故障履歴2
0b、工事履歴20c、レスポンス時間20d、Inパ
ケット量20e、Outパケット量20f、接続ユーザ
数20g、Penalty Point20hが規定されている。な
お、これらのパラメータは、各ISP毎に収集され、そ
の値に応じて各ISPの正味のスループットが計算され
るようになっている。又、20a〜20cが準固定値
に、20d〜20gが変動値に、20hが新規接続可否
にそれぞれ分類されている。
【0040】回線情報20aは、網終端装置から各IS
Pへの回線状態を示し、NMサーバ16からブレインサ
ーバ2へ送信される。故障履歴20bは、ブレインサー
バ2の管理者の入力項目であり、単位時間当りの故障回
数、罹障時間からなる。工事履歴20cは、ブレインサ
ーバ2の管理者の入力項目であり、単位時間当りの工事
回数、工事時間等からなる。レスポンス時間20dは、
ブレインサーバ2がキャリア網50内のPPPパケット
をモニタすることで取得され、パケットの平均応答時間
を示す。Inパケット量20e、Outパケット量20
fは、各網終端装置で収集され、ブレインサーバ2へ送
信される。接続ユーザ数20gは、ブレインサーバ2が
各網終端装置へ接続されているユーザ(端末)数を検出
することで収集される。Penalty Point20hについて
は後述する。
【0041】そして、各ISP毎の正味のスループット
を、上記準固定値及び変動値に基づいて所定の方法で計
算した後(例えば、レスポンス時間と、パケット量から
スループットを見積もることができる)、各ISPのス
ループット割合を求め、プライオリティテーブル8に記
録する。
【0042】以上のようにして、プライオリティテーブ
ルには、ISP84、82、80の順に、スループット
割合がそれぞれ39、35、14(%)であることが記
録される。そして、例えば図4のフローにおいて、ユー
ザがアクセス要求したISP80のスループット割合
(14%)が閾値(例えば20%に設定)未満であれ
ば、他のISP82、84のうちスループット割合が高
いISP84が選択される。
【0043】図7は、スループット割合の値に、前記図
4又は図5に従ってPenalty pointを加減する例を示
す。例えばISP80の認証サーバのシステムダウンを
検出した場合には、もとのスループット割合の値(14
%)からPenalty point(2%)を減じて12%とす
る。又、システムダウンを検出しない場合には、もとの
スループット割合の値(14%)にPenalty point(2
%)を加算して16%とする。
【0044】そして、このようにして、あるユーザが接
続要求する前までに、他のユーザとISPとが接続して
いる情報がプライオリティテーブルに反映され、このプ
ライオリティテーブルに基づき、ユーザの接続先のIS
Pが決定される。つまり、キャリア網内におけるISP
の接続環境に応じて接続がなされることになる。なお、
前記図4及び図5から、ユーザの接続要求の際に伝送さ
れるパケットのモニタリングをトリガとして、プライオ
リティテーブルのスループット割合の値が更新される。
【0045】本発明は、以上述べた実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では、各ISP
のスループット割合に基づいて、ユーザ端末と接続する
ためのISPを選択したが、スループット割合の代わり
に他の指標を用いてもよい。また、上記実施形態では、
ユーザが本契約したISPとの通信状況をまず判定し、
その結果が所定の場合に異常時と判定して他のISPを
選択したが、ユーザが契約しているすべてのISPにつ
いて通信状況を判定し、比較するようにしてもよい。
【0046】なお、上記インターネット接続システム
は、コンピューターと、通信装置等の各種周辺機器と、
そのコンピューターによって実行されるソフトウェアプ
ログラムとによって実現することができ、上記システム
内で実行されるソフトウェアプログラムは、コンピュー
ター読み取り可能な記憶媒体あるいは通信回線を介して
配布することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キャリア網内の通信状況に応じて、キャリア網に接続さ
れる複数のISPのうち、通信状況の良好なISPを自
動的に選択してユーザの端末と接続する。従って、ユー
ザにとっては、工事、故障、トラヒック増等によりレス
ポンスが低下したり接続が不可能なISPにアクセスす
る無駄がなくなり、インターネットへの接続が確実に約
束されるので、ユーザの利便性を向上させることができ
る。
【0048】請求項2記載の本発明によれば、接続を選
択するインターネットサービスプロバイダをユーザが予
め指定できるので、ユーザが希望するインターネットサ
ービスプロバイダの中からインターネットへ接続するプ
ロバイダが選択されることになり、ユーザの利便性がさ
らに向上する。
【0049】請求項3記載の本発明によれば、選択され
るインターネットサービスプロバイダには所定の優先順
位が付与され、その優先順位に従ってインターネットサ
ービスプロバイダが選択されるという特徴がある。例え
ば、ユーザが予め優先順位を付与しておけば、ユーザが
接続を希望するインターネットサービスプロバイダが選
択される可能性が高くなる。又、システム側で予め各イ
ンターネットサービスプロバイダの通信状況に応じて優
先順位を付与しておけば、通信状況の良好なインターネ
ットサービスプロバイダの選択が容易になる。
【0050】請求項4記載の本発明によれば、いずれか
の前記ユーザの端末と前記インターネットサービスプロ
バイダとの間の通信状況に応じて、インターネットサー
ビスプロバイダが選択されるので、各インターネットサ
ービスプロバイダの接続環境をより確実に反映した選択
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインターネット接続システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】 アカウントデータベースに記録されたデータ
の構成を示す図である。
【図3】 ユーザ端末と接続するISPを選択するため
の処理フローを示す図である。
【図4】 プライオリティテーブルの生成フローを示す
図である。
【図5】 プライオリティテーブルの生成フローを示す
別の図である。
【図6】 プライオリティテーブルに記録されるスルー
プット割合の計算パラメータを示す図である。
【図7】 プライオリティテーブルの値を更新する態様
を模式的に示す図である。
【図8】 従来のインターネット接続システムの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
ステップS310 キャリア網内の通信状況
を取得する過程 ステップS320 通信状況に応じていずれ
かのISP(インターネットサービスプロバイダ)を選
択する過程 ステップS330 選択したISPと端末と
の接続を確立する過程(選択したISPのアクセス情報
を生成、送信する過程)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA12 GA17 HA08 HB08 JA10 KA05 KX30 LB02 MA07 MD07 5K034 AA17 DD03 EE10 KK21 LL01 TT01 5K101 LL00 MM04 QQ07 QQ11 TT03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のキャリア網に接続される複数のイ
    ンターネットサービスプロバイダへのアクセス情報を記
    録する過程と、 ユーザの端末から前記キャリア網を介して前記インター
    ネットサービスプロバイダへアクセス要求があった場合
    に、当該キャリア網内の通信状況に応じて、前記アクセ
    ス要求があったインターネットサービスプロバイダ、又
    は、前記アクセス情報が記録された他のインターネット
    サービスプロバイダの中から、前記端末と接続するイン
    ターネットサービスプロバイダを選択する過程と、 前記選択されたインターネットサービスプロバイダと前
    記端末との接続を確立する過程とを有することを特徴と
    するインターネット接続方法。
  2. 【請求項2】 前記選択されるインターネットサービス
    プロバイダは、前記ユーザにより予め指定されたもので
    あることを特徴とする請求項1に記載のインターネット
    接続方法。
  3. 【請求項3】 前記選択されるインターネットサービス
    プロバイダには予め優先順位が付加され、 前記選択過程において、当該優先順位に基づいて前記端
    末と接続を確立するインターネットサービスプロバイダ
    を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載のイ
    ンターネット接続方法。
  4. 【請求項4】 前記通信状況は、いずれかの前記ユーザ
    の端末と前記インターネットサービスプロバイダとの間
    に形成されるネットワークから取得されることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載のインターネッ
    ト接続方法。
  5. 【請求項5】 所定のキャリア網に接続される複数のイ
    ンターネットサービスプロバイダへのアクセス情報を記
    録する記録手段と、 ユーザの端末から前記キャリア網を介して前記インター
    ネットサービスプロバイダへアクセス要求があった場合
    に、当該キャリア網内の通信状況に応じて、前記アクセ
    ス要求があったインターネットサービスプロバイダ、又
    は、前記アクセス情報が記録された他のインターネット
    サービスプロバイダの中から、前記端末と接続するイン
    ターネットサービスプロバイダを選択する選択手段と、 前記選択されたインターネットサービスプロバイダと前
    記端末との接続を確立する接続確立手段とを備えたこと
    を特徴とするインターネット接続システム。
  6. 【請求項6】 所定のキャリア網に接続される複数のイ
    ンターネットサービスプロバイダへのアクセス情報を記
    録する過程と、 ユーザの端末から前記キャリア網を介して前記インター
    ネットサービスプロバイダへアクセス要求があった場合
    に、当該キャリア網内の通信状況に応じて、前記アクセ
    ス要求があったインターネットサービスプロバイダ、又
    は、前記アクセス情報が記録された他のインターネット
    サービスプロバイダの中から、前記端末と接続するイン
    ターネットサービスプロバイダを選択する過程と、 前記選択されたインターネットサービスプロバイダと前
    記端末との接続を確立する過程とをコンピュータに実行
    させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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