JP2010147576A - 移動無線端末および通信処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】E-UTRAN方式のシステムから移行してきたという情報と移行のための情報を用いて、cdma2000システムで待ち受ける場合におけるE-UTRAN方式のシステムの基地局の探索を好適に制御することができるようにする。
【解決手段】本発明の移動無線端末においては、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行したか否かを示す移行有無情報を記憶し、記憶された移行有無情報を用いて、移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしていると判定された場合、第2の通信手段を介して第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は移動無線端末および通信処理方法に係り、特に、cdma2000システム(cdma2000 1x RTT(1x Radio Transmission Technology)方式のシステム/cdma2000 EVDO(Evolution Data Only)方式のシステム)とE-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)方式のシステムとが統合された移動体通信システムにおいて、移動無線端末がcdma2000システムの基地局に在圏する場合にE-UTRAN方式のシステムの基地局を探索することができるようにした移動無線端末および通信処理方法に関する。
近年、第3世代携帯電話規格の標準化団体である3GPP(または3GPP2)において、3G用のコア・ネットワークを発展させたネットワーク・アーキテクチャの仕様の策定が進められている。この仕様は、3GPPにおいてEPC(Evolved Packet Core)と呼ばれる。このEPCにおいては、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)と、回線交換網(CS網)を有する移動体通信網(例えばUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)やGERAN(GSM/EDGE Radio Access Network)、cdma2000 1x RTT(1x Radio Transmission Technology)CSアクセス網など)とが統合される。なお、E-UTRANは、UTRANの発展型であり、LTE(Long Term Evolution)を収容する無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)である。
3GPP2によって規定されている3GPP2 C.S0005-D(以下、「C.S0005」という)では、cdma2000 1x RTT方式のシステム(以下、「1x RTTシステム」という)におけるLayer3のシグナリング情報とその手順について規定されている。このC.S005では、網側から送信されるシグナリング情報に予め報知情報として1x RTTシステムと異なる他のシステムの基地局の所在情報を格納しておき、移動無線端末(UE: User Equipment)は、シグナリング情報に格納される所在情報を取得することによって移動無線端末が現在属する1x RTTシステムの基地局の付近に他のシステムの基地局が存在するか否かを判断することができる。動無線端末が現在属する1x RTTシステムの基地局の付近に他のシステムの基地局が存在すると移動無線端末が認識した場合、移動無線端末は、所要の条件のもとで他のシステムの基地局の探索を開始する。
また、3GPPによって規定されている3GPP TS23.272 V8.0.0(以下、「TS23.272」という)では、E-UTRAN方式のシステムと、回線交換網(CS網)を有する移動体通信システムとが統合されたEPCにおいて、移動無線端末がE-UTRAN方式のシステムで待ち受けている際にCSサービスを実施する場合での協調動作(CS Fallback)方法が規定されている。CS Fallback機能を有するEPCにおいては、移動無線端末は通常E-UTRAN方式のシステムで待ち受けを実施する。そして、移動無線端末は、EPC側からのCS着信通知や移動無線端末内のサービス要求などのCS系サービスのイベント(CS発信、CS着信、CS SMS(Short Message Service)等)が発生した場合に、CSサービスを実施するためにUTRANやGERAN、またはcdma2000 1x RTT CSアクセス網に接続し、これらの網との間で情報を送受信する。§6.4, 7.2では、E-UTRAN方式のシステムの基地局で待ち受けていた移動無線端末が、CSサービスを提供するUTRAN方式またはGERAN方式のシステムの基地局へ発信と着信を実施する処理について解説している。1x RTTシステムへ接続については、Annex B2.2, B2.3にて解説されている。
Annex B2.2, B2.3においては、E-UTRAN方式のシステムの基地局に待ち受けをしていた移動無線端末が1x RTTシステムの基地局への発信を行う際のシーケンスおよび1x RTTシステムへ着信があった場合の処理シーケンスを規定している。具体的には、E-UTRAN方式のシステムで待ち受けている際に1x RTTシステムへの発信をする際の移動無線端末と網側の処理シーケンスが規定されており、また、E-UTRAN方式のシステムで待ち受けている際に1x RTTシステムからの着信を処理する際の端末と網側の処理シーケンスが規定されている。これらの方法により、E-UTRAN方式のシステム側に移動無線端末が待ち受けている場合でも、1x RTTシステムを用いた回線交換サービスが可能になっている。
3GPP2 C.S0005-D 3GPP TS23.272 V8.0.0
上述したC.S0005によれば、1x RTTシステムにおいてセルの再選択を実施する場合、網側から送られてくる報知情報に格納される周辺基地局の所在情報を取得することによって、移動無線端末が現在属する1x RTTシステムの基地局の付近に他のシステムの基地局が存在するか否かを判断することが可能であるが、E-UTRAN方式のシステムの取り扱いについては何ら記載がされていない。そのため、たとえ報知情報に格納された所在情報を取得したとしても、この所在情報によってE-UTRAN方式のシステムの基地局の探索を開始するのか否かを判断することができないし、さらには、この所在情報によってどうようなタイミングでE-UTRAN方式のシステムの基地局の探索を開始するのかを判断することができないという課題があった。
さらに、上述したTS23.272で規定されるCS Fallback発信または着信が発生した場合、E-UTRAN方式のシステムの基地局から1x RTTシステムの基地局が切り替わり、その後に回線交換サービスが完了した場合には、移動無線端末は1x RTTシステムで待ち受けることになるが、1x RTTシステムの基地局から送信される電波の受信信号強度が十分強い場合には、E-UTRAN方式のシステムを探索する必要が無いと判断されてしまい、1x RTTシステムより高速通信が可能なE-UTRAN方式のシステムに復帰することができないという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、E-UTRAN方式のシステムから移行してきたという情報と移行のためのイベントを記憶しておき、この情報を用いて、cdma2000システム(1x RTT方式のシステム/1x EVDO方式のシステム)で待ち受ける場合におけるE-UTRAN方式のシステムの基地局の探索を好適に制御することができる移動無線端末および通信処理方法を提供することを目的とする。
本発明の移動無線端末は、上述した課題を解決するために、回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段と、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行したか否かを示す移行有無情報を記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶されている移行有無情報を用いて、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしているか否かを判定する判定手段と、判定手段により、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしていると判定された場合、第2の通信手段を介して第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御する探索制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の移動無線端末は、上述した課題を解決するために、回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段と、回線交換網への通信要求があったか否かを示す通信要求有無情報を記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段により記憶されている通信要求有無情報を用いて、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしているか否かを判定する第1の判定手段と、第1の判定手段により、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしていると判定された場合、第2の通信手段を介して第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御する探索制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の通信処理方法は、上述した課題を解決するために、回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末の通信処理方法において、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行したか否かを示す移行有無情報を記憶し、記憶されている移行有無情報を用いて、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしていると判定された場合、第2の通信手段を介して第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする。
本発明の通信処理方法は、上述した課題を解決するために、回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末の通信処理方法において、回線交換網への通信要求があったか否かを示す通信要求有無情報を記憶し、記憶されている通信要求有無情報を用いて、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしていると判定された場合、第2の通信手段を介して第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする。
本発明の通信処理方法は、上述した課題を解決するために、回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末の通信処理方法において、移動無線端末が接続する基地局が第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしている場合、第2の通信手段を介して第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする。
本発明の通信処理方法は、上述した課題を解決するために、回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末の通信処理方法において、移動無線端末が接続する基地局が回線交換網への通信要求に従って第2の移動体通信網に属する基地局から第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしている場合、第2の通信手段を介して第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、E-UTRAN方式のシステムから移行してきたという情報と移行のためのイベントを記憶しておき、この情報を用いて、cdma2000システム(1x RTT方式のシステム/1x EVDO方式のシステム)で待ち受ける場合におけるE-UTRAN方式のシステムの基地局の探索を好適に制御することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る移動通信システムの構成を表している。図1に示されるように、回線交換接続用アクセス方式としてのcdma2000 1x RTT方式のシステム(以下、「1x RTTシステム」という)と、パケット交換接続用アクセス方式としてEVDO方式のシステム(以下、「EVDOシステム」という)とが、3.9世代のアクセス方式であるE-UTRAN方式のシステム(以下、「LTEシステム」という)を収容したEPC(Evolved Packet Core)に接続されており、各システムが互いに協調して動作できるよう構成されている。本発明が対象とする移動通信網は、TS23.272に記載のEPS(Evolved Packet System)のように、E-UTRANとCS系のアクセス網とが1つの統合されたネットワークとして構成され、かつ協調できるようにEPCの構成要素のそれぞれが接続されており、E-UTRANの基地局に対して待ち受ける移動無線端末がCSサービスを利用することができるように構成されている。なお、本発明の実施形態においては、EPSのようにEPCに接続するE-UTRANとCS系のアクセス網とが1つの統合されたネットワークを「統合通信網」と定義する。また、UTRANやGERAN、またはcdma2000 1x RTT CSアクセス網を「CS系のアクセス網」と定義する。さらに、1x RTTシステムとEVDOシステムをまとめて「cdma2000システム」と称する。
1x RTTシステムは、例えば3GPP2 A.S0001-AおよびA.S0008-Cに準拠したシステムであり、cdma2000 1x RTT方式で移動無線端末(UE: User Equipment)と通信を実施する。EVDOシステムは、例えば3GPP2 A.S0007-AおよびA.S0008-Cに準拠したシステムであり、EVDO方式で移動無線端末と通信を実施する。LTEシステムは、例えば3GPP TS 23.401 v8.2.0および3GPP TS23.402 v8.2.0に準拠したシステムであり、第3.9世代のアクセス方式であるE-UTRAN方式で移動無線端末と通信を実施する。
さらに、EPS(Evolved Packet System)は、例えば3GPP TS23.272 v8.0.0に準拠したCS Fallback機能を有している。CS Fallback機能は、LTEシステムに所在する移動無線端末が1x RTTシステムなどにおいてCSサービスを実施する際のプロトコルであり、移動無線端末がE-UTRANの基地局に対して待ち受けている際にCSサービスを実施する場合での協調動作(CS Fallback)方法が規定されている。
図2は、本発明に係る移動無線端末1の内部の構成を表している。移動無線端末1は、アンテナ31、無線送受信部32、信号処理部33、PCMコーデック34、受話増幅器35、スピーカ36、送話増幅器37、マイクロホン38、制御部39、記憶部40、操作部41、表示部42、バッテリ43、電源回路44、および時計回路45を備える。
移動無線端末1は、cdma2000 1x RTT方式、EVDO方式、および3.9世代のLTEシステムの無線アクセスであるE-UTRAN方式のいずれの無線通信方式によっても音声通信やデータ通信を行うことが可能であり、アンテナ31、無線送受信部32、および信号処理部33はこれらの方式に対応している。なお、CS系のアクセス網方式もいくつかの方式を取ることができ、cdma2000 1x RTT方式以外にも、例えばUTRANやGERANなどを用いた方式を取ることができる。
アンテナ31は、移動通信網NWに収容される基地局BSから1x RTTシステム、EVDOシステムまたはLTEシステムで送信される無線信号を空間から受信する。また、アンテナ31は、1x RTTシステム、EVDOシステム、またはLTEシステムと無線通信できるように空間にいずれかのアクセス方式の無線信号を放射する。移動通信網NWと基地局BSは、移動通信システムの一部の構成要素である。図2の場合、基地局BSは説明を簡略化するために1つだけ明示しているが、実際には多数の基地局BSが移動通信網NWに収容される。
また、移動通信システムにおいては、多数の無線ゾーンが形成される。各無線ゾーンには、少なくとも1つの基地局BSが配備される。無線ゾーンは、隣接する無線ゾーンに割り当てられる周波数と異なる周波数が割り当てられている。基地局BSは、割り当てられた周波数で移動無線端末1と無線通信する。さらに、本発明に係る移動通信システムは、移動無線端末1がLTEシステムに所在している際にCS系のサービスを移動無線端末1に提供できるように対応しており、例えば3GPP TS23.272に記載のCS Fallback機能を有する。
無線送受信部32は、アンテナ31を介して、移動通信網NWに収容される基地局BSとの間でcdma2000 1x RTT方式、EVDO方式、またはE-UTRAN方式で無線通信する。無線送受信部32は、信号処理部33にて生成された変調信号に基づいて、制御部39から指示されるキャリア周波数の無線信号を生成する。また、無線送受信部32は、制御部39から指示されるキャリア周波数の無線信号を受信し、周波数シンセサイザから出力された局部発振信号とミキシングして中間周波数信号に周波数変換(ダウンコンバート)する。そして、無線送受信部32は、このダウンコンバートされた中間周波数信号を直交復調して受信ベースバンド信号を出力する。この受信結果は、信号処理部33と制御部39に出力される。
信号処理部33は、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、受信ベースバンド信号に所定の信号処理を施し、所定の伝送フォーマットの受信パケットデータを得る。また、信号処理部33は、受信パケットデータに含まれる音声信号を復調し、この復調結果を復号して音声データなどを得る。一方、信号処理部33は、送話音声信号を符号化し、符号化によって得た音声データやその他のデータに基づいて変調信号を生成するとともに、生成された変調信号を無線送受信部32に出力する。
制御部39は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部40からRAMにロードされた、オペレーティングシステム(OS)を含む各種のアプリケーションプログラムや制御プログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより移動無線端末1を統括的に制御する。具体的には、制御部39は、1x RTTシステム、EVDOシステムおよびLTEシステムによる音声通信やデータ通信を実現する制御機能を備えており、無線送受信部32が用いるキャリア周波数を制御し、無線送受信部32での受信結果に基づいてパイロット信号の探索を行う。制御部39は、無線送受信部32に設定された無線通信方式を所要のタイミングで切り替える制御機能も備える。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
制御部39には、必要に応じて1または複数のCPUが備えられる。なお、本発明の実施形態では、2つのCPUが備えられる例を示すが、これに限定されず、1つのCPUで実施するように制御してもよいし、3つ以上のCPUで実施するようにしてもよい。通信系制御部39aは、図示せぬ通信処理CPUを備え、通信処理に用いる制御を行う。通信系制御部39aは、アンテナ31、無線送受信部32、信号処理部33、PCMコーデック34、受話増幅器35、および送話増幅器37などを用いた通信処理を制御する。一方、UI系制御部39bは、図示せぬUI処理CPUを備え、記憶部40、操作部41、表示部42、時計回路45などを用いたUI処理に関して制御を行う。
記憶部40は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、制御部39のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群、移動無線端末1の制御プログラムや制御データ、移動無線端末1またはユーザに固有に割り当てられた識別情報を格納する。この他にも、記憶部40は、名前と電話番号を対応づけた電話帳データや、データ通信により取得したデータやダウンロードしたデータを適宜記憶する。電源回路44は、バッテリ43の出力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給する。移動無線端末1には、現在の時刻を測定する時計回路(タイマ)45が設けられている。
なお、移動無線端末1は、受話増幅器35、受話音声信号を拡声出力するスピーカ36、送話増幅器37、送話音声信号を入力するマイクロホン38、ユーザからの要求を受け付ける操作部41、および受信データに基づく画像を表示する表示部42を備える。
まず、移動無線端末1が1x RTTシステムかあるいはEVDOシステムかのcdma2000システムの基地局で待ち受けを実施している際に、移動無線端末1が、LTEシステムの基地局からcdma2000システムの基地局に変更したことを示す“LTE→C2K Inter-RAT”情報(例えばフラグによる情報)を利用してLTEシステムの基地局を探索する方法について説明する。
図3のフローチャートを参照して、図2の移動無線端末1におけるLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグON設定処理について説明する。なお、このLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグON設定処理は、移動無線端末1がLTEシステムで待ち受けを実施している際に、他の通信処理などと並行して実行される。
ステップS1において、移動無線端末1がLTEシステム(E-UTRANシステム)での待ち受けを開始すると、通信系制御部39aは、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグを「0」(「OFF」)に設定して初期化する。ステップS2において、通信系制御部39aは、アンテナ31、無線送受信部32、および信号処理部33を用いたLTEシステムの基地局からcdma2000システムの基地局へのリセレクション(Inter-RATリセレクション)が発生したか否かを判断し、LTEシステムの基地局からcdma2000システムの基地局へのリセレクション(Inter-RATリセレクション)が発生したと判断するまで待機する。ステップS2において通信系制御部39aが、LTEシステムの基地局からcdma2000システムの基地局へのリセレクション(Inter-RATリセレクション)が発生したと判断した場合、処理はS3に移行し、通信系制御部39aはステップS3で、cdma2000システムの基地局への待ち受けに切り替えるとともに、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグを「1」(「ON」)に設定する。ステップS4において、通信系制御部39aは、「1」(「ON」)に設定されたLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグを制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納して記憶する。LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグのON設定完了後、移動無線端末1は、cdma2000システムの基地局に対して待ち受け動作を実施する。なお、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグの初期化(=0)は移動無線端末1の電源投入時やリセット時に実施するようにしてもよい。
図4のフローチャートを参照して、図2の移動無線端末1におけるLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグOFF設定処理(すなわち、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグON設定解除処理)について説明する。なお、このLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグOFF設定処理は、移動無線端末1がcdma2000システムで待ち受けを実施している際に、他の通信処理などと並行して実行される。また、このLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグOFF設定処理の前提として、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグは、図3を用いて説明したこのLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグON設定処理によって「1」(ON)に設定されているものとする。
ステップS21において、通信系制御部39aは、アンテナ31、無線送受信部32、および信号処理部33を用いたcdma2000システムの基地局からLTEシステムまたはcdma2000システムの基地局へのリセレクション(再選択)が発生したか否かを判断し、cdma2000システムの基地局からLTEシステムまたはcdma2000システムの基地局へのリセレクション(Inter-RATリセレクション)が発生したと判断するまで待機する。なお、cdma2000システムの基地局からLTEシステムまたはcdma2000システムの基地局へのリセレクション(Inter-RATリセレクション)が発生するまで、移動無線端末1は、cdma2000システムで待ち受けを継続する。
ステップS21において通信系制御部39aが、cdma2000システムの基地局からLTEシステムまたはcdma2000システムの基地局へのリセレクションが発生したと判断した場合、通信系制御部39aは、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグを「0」(「OFF」)に設定する。すなわち、通信系制御部39aは、「1」(ON)に設定されているLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグを解除して「0」(「OFF」)に設定する。ステップS23において、通信系制御部39aは、「0」(「OFF」)に設定されたLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグを制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納して記憶する。LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグのOFF設定完了後、移動無線端末1は、リセレクション先のLTEシステムまたはcdma2000システムの基地局に対して待ち受け動作を実施する。
なお、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグは、移動無線端末1が過去にLTEシステムの基地局からcdma2000システムの基地局に変更したことを示しているが、換言すれば、このことは現在待ち受けているcdma2000システムの基地局の付近にLTEシステムの基地局が存在することを意味している。そこで、図4のLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグOFF設定処理の場合、移動無線端末1がcdma2000システムの1つの基地局で待ち受けを実施している際に、待ち受けているcdma2000システムの基地局と異なるcdma2000システムの他の基地局に遷移したときには、遷移後のcdma2000システムの基地局の付近にLTEシステムの基地局が存在するか不明であることから、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグは「0」に設定される。
次に、図5のフローチャートを参照して、図2の移動無線端末1におけるLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグを用いたLTEシステム探索判定処理について説明する。なお、移動無線端末1は、このLTEシステム探索判定処理開始前に、1x RTTシステムやEVDOシステムなどのcdma2000システムで待ち受けを実施している。また、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグは、図3と図4のフローチャートに示されるように、適宜「0」と「1」に設定される。
ステップS31において、通信系制御部39aは、cdma2000システムの基地局で待ち受け中にLTEシステムの探索(サーチ)を開始するか否かの判定処理を開始すると、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグが「1」(ON)であるか否かを判定する。ステップS31において通信系制御部39aが、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグが「1」(ON)であると判定した場合、通信系制御部39aはステップS32で、cdma2000システムの基地局にリセレクション後LTEシステムの基地局の探索(サーチ)がまだ実施されていないか、または、前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_interval1を超えたか否かを判定する。
ステップS32において通信系制御部39aが、cdma2000システムの基地局にリセレクション後LTEシステムの基地局の探索がすでに実施されたがLTEシステムの基地局の探索に成功せずに、かつ前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_interval1を超えていない場合であると判定した場合、処理はステップS31に戻る。このとき、移動無線端末1は、cdma2000システムで待ち受けを継続する。なお、cdma2000システムの基地局にリセレクション後LTEシステムの基地局の探索がすでに実施されてLTEシステムの基地局の探索に成功し、LTEシステムの基地局へリセレクションを実施した場合には、図4に示されるInter-RATリセレクションフラグOFF設定処理によってLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグが遅滞なく「0」に設定されるが、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグOFF設定処理によってLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグが「1」から「0」に再設定されるまでの間、ステップS31乃至S32の処理が実行される。
一方、ステップS32において通信系制御部39aが、cdma2000システムの基地局にリセレクション後LTEシステムの基地局の探索(サーチ)がまだ実施されていないか、または、前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_interval1を超えたと判定した場合、通信系制御部39aはステップS33で、アンテナ31および無線送受信部32を制御し、LTEシステムの基地局を探索する。移動無線端末1がLTEシステムの基地局を探索する場合、通信系制御部39aは、アンテナ31および無線送受信部32を制御し、現在待ち受けているcdma2000システムの基地局付近に存在すると推定されるLTEシステムからの電力を測定し、このLTEシステムの基地局との同期の取得を開始する。通信系制御部39aは、現在待ち受けているcdma2000システムの基地局付近に存在すると推定されるLTEシステムからの電力がないか、または微小な場合、LTEシステムの基地局の探索は不成功となる。
ステップS34において、通信系制御部39aは、LTEシステムの基地局の探索が成功したか否かを判定する。ステップS34において通信系制御部39aが、LTEシステムの基地局の探索が成功したと判定した場合、通信系制御部39aはステップS35で、所定の再選択基準を用いて、探索に成功したLTEシステムの基地局のリセレクション判定(再選択判定)を行う。所定の再選択基準を満たした場合、通信系制御部39aは、アンテナ31、無線送受信部32、および信号処理部33を制御し、現在待ち受けているcdma2000システムの基地局からLTEシステムの基地局への再選択を行う。
一方、ステップS34において通信系制御部39aが、LTEシステムの基地局の探索が不成功であると判定した場合、通信系制御部39aはステップS36で、次回のLTEシステムの探索(サーチ)までの期間を設定するべく、LTEシステム探索開始判定値T_interval1とT_interval2を設定する。このとき設定されるT_interval1とT_interval2の間には、T_interval1<T_interval2の関係が存在する。なお、通信系制御部39aが次回のLTEシステムの探索(サーチ)までの期間を設定する場合、LTEシステム探索開始判定値T_interval1のみを設定するようにしてもよいし、LTEシステム探索開始判定値T_interval1とT_interval2の両方を設定するようにしてもよいし、LTEシステム探索開始判定値T_interval2のみを設定するようにしてもよい。また、LTEシステム探索開始判定値T_interval1は固定値でなく変更することができる。後述するように、例えば待ち受けを実施しているcdma2000システムの基地局から送信される電波の受信信号品質が基準値以下であるために同期を維持することができなくなる恐れがある場合には、LTEシステム探索開始判定値T_interval1を予め短く設定し、このcdma2000システムよりリセレクション対象となりやすいLTEシステムの基地局を頻繁に探索するように制御することもできる(すなわち、LTEシステムの基地局の探索頻度を上げることができる)。ステップS37において、通信系制御部39aは、LTEシステム探索開始判定値T_interval1/ T_interval2が設定されると、時計回路45を用いて、LTEシステム探索開始からの経過時間tをリセットし、LTEシステム探索開始からの経過時間tの計時を再度開始する。このとき、移動無線端末1は、cdma2000システムの待ち受け処理を継続する。その後、処理はステップS31に戻る。そして、LTEシステムの基地局からcdma2000システムの基地局へのリセレクションが発生し、その後にcdma2000システム内での基地局の遷移が発生することなく、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグが「1」に設定されたままでcdma2000システムの基地局で待ち受けている場合、前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_interval1に達するまでステップS31乃至S32の処理が繰り返し実行される。前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_interval1に達すると、ステップS32で前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_interval1よりも大きいと判定され、処理はステップS33に進み、LTEシステムの基地局の探索処理が実行される。
一方、LTEシステムの基地局からcdma2000システムの基地局へのリセレクションが発生し、その後にcdma2000システム内での基地局の遷移(すなわち、cdma2000システムの基地局からcdma2000システムの基地局へのリセレクション)が発生し、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグが「1」から「0」に再設定された状態でcdma2000システムの基地局で待ち受けている場合、通信系制御部39aはステップS31で、通信系制御部39aが、LTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグが「1」(ON)ではないと判定し、処理はステップS38に進む。なお、移動無線端末1にて図3と図4の処理が実行されず、そもそもLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグが存在しない場合にも、ステップS31での判定処理はNoと判定され、処理はステップS38に進む。
ステップS38において、通信系制御部39aは、cdma2000システムの基地局へのリレセクション後にLTEシステムの基地局の探索が未実施で、かつ現在待ち受けているcdma2000システムの基地局から送信される信号の受信信号品質がある基準値xより大きいか(条件1)、または、前回のLTEシステムの基地局の探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_interval2を超えているか(条件2)否かを判定する。なお、現在待ち受けているcdma2000システムの基地局から送信される信号の受信信号品質がある基準値xより大きい場合には、現在待ち受けているcdma2000システムの基地局から送信される信号の受信信号品質が十分であり、cdma2000システムの基地局との同期が十分に維持でき、cdma2000システムの他の基地局にリセレクションする必要がない状態を意味する。
ステップS38において通信系制御部39aがいずれの条件も満たしていないと判定した場合、処理はステップS31に戻る。このとき、移動無線端末1は、cdma2000システムでの待ち受け処理を継続する。一方、ステップS38において通信系制御部39aがいずれかの条件を満たしていると判定した場合、処理はステップS33に進み、LTEシステムの基地局の探索処理が実行される。
これにより、移動無線端末1がLTEシステムからcdma2000システムへInter-RATリセレクションにより移ってきた場合において、移り先のcdma2000システム内でリセレクションが実施されていないとき(LTEtoC2K Inter-RATリセレクションフラグが「1」のとき)、cdma2000システムに移ってくる前に待ち受けていたLTEシステムが隣接してサービスされていると考えられるため、LTEシステムが現在接続されるcdma2000システムの隣接セルとして存在していると判断できる。そのため、より短い間隔(T_interval1 (<T_interval2))でもってLTEシステムの基地局を探索することができ、LTEシステムへのリセレクションが必要な場合には遅延が少なくリセレクションを実施することができる。一方、移り先のcdma2000システム内でリセレクションが実施された場合やそもそもLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグの情報を持っていない場合(LTEtoC2K Inter-RATリセレクションフラグが「0」のとき)、現在待ち受けているcdma2000システムの基地局の隣接する基地局としてLTEシステムの基地局が存在しているかを知ることができない。このような場合には、cdma2000システム内でのリセレクションが実施されて移動無線端末1が別の基地局のカバーエリアに入ると、LTEシステムの基地局が存在する可能性が高いと考えられる。さらに、LTEシステムの基地局は,サービスの展開の過程で新たな土地取得の必要性が発生しないなどの理由から、cdma2000システムの基地局と同一の設置場所に設置されるであろうと考えられる。そこで、cdma2000システムの基地局とLTEシステムの基地局が同一の設置場所となっていることを仮定すると、移動無線端末1が待ち受けを実施している現在のcdma2000システムの基地局から送信される受信信号品質が良い場合には、同一の設置場所にあるLTEシステムの基地局から移動無線端末1までの距離がcdma2000システムの基地局から移動無線端末1までの距離と同程度であることを考慮すると、LTEシステムの基地局から送信される電力の受信信号品質も同様に良いと推測することが可能である。従って、cdma2000システムの基地局から送信される電波の受信信号品質が良い場合においてLTEシステムの基地局の探索を実施した場合の方が、cdma2000システムの基地局から送信される電波の受信信号品質が悪い場合においてLTEシステムの基地局の探索を実施した場合よりも、よりLTEシステムの探索に成功しやすいと考えられる。これにより、効率よくLTEシステムの基地局の探索を実施することができ、待ち受け対象となるcdma2000システム内の基地局の遷移毎に、LTEシステムへのリセレクションに備えることができる。例えば、予めLTEシステムの基地局探索を実施しておき、得られたLTEシステム情報(LTEシステムの中心周波数や基地局識別コード等)を保持し、この基地局情報をcdma2000基地局の受信レベル低下時に利用することで、リセレクション時のLTE基地局探索を迅速に実施することができる。また、別の例として、cdma2000システムだけで見た場合には現在待ち受けを実施しているcdma2000システム基地局について、この基地局からの受信信号品質が良いために、周辺基地局の探索を実施しなくてよいと判断し、かつリセレクションをしなくてよいと判断される場合において、LTEシステムの優先度がcdma2000システムよりも高く設定されるなどしてLTEシステムにリセレクションしたいときには、cdma2000システム基地局からの受信信号品質が良い場合であっても、LTEシステム基地局を探索してその探索に成功したLTEシステム基地局にリセレクションすることができる。さらに、LTEシステムの基地局の探索に必要な電力は、まったくLTEシステムが存在しない場合にはLTEシステムに割り当てられている電力測定のみで測定完了するため、少ないと考えられる。
なお、最低限のLTEシステムの基地局の探索を実施するために、T_interval2経過毎にLTEシステム探索をすることもできる。従って、万一、cdma2000システムの基地局から送信される電波の受信信号電力が弱い場所を、移動無線端末1が移動するような場合であっても、LTEシステムを好適に探索することができる。
次に、移動無線端末1が1x RTTシステムの基地局で待ち受けを実施している際に、移動無線端末1が、1x RTTシステムにおける発着信処理を実施したことを示す“CS Fallback”の有無情報(例えばフラグによる情報)を利用してLTEシステムの基地局を探索する方法について説明する。なお、1x RTTシステムにおける発着信処理は、LTEシステムで待ち受け中に回線交換系の通信の接続要求が発生した後に、LTEシステムから1x RTTシステムに移行して実施される。
図6のフローチャートを参照して、図2の移動無線端末1におけるCS FallbackフラグON設定処理について説明する。なお、このCS FallbackフラグON設定処理は、移動無線端末1がLTEシステムで待ち受けを実施している際に、他の通信処理などと並行して実行される。
ステップS51において、移動無線端末1がLTEシステム(E-UTRANシステム)での待ち受けを開始すると、通信系制御部39aは、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているCS Fallbackフラグを「0」(「OFF」)に設定して初期化する。ステップS52において、制御部39は、CS Fallback発信を開始するかまたはCS Fallback着信信号を受信したか否かを判定し、CS Fallback発信を開始するかまたはCS Fallback着信信号を受信したと判定するまで待機する。なお、CS Fallback発信の場合、制御部39のUI系制御部39bは、移動通信端末1内のユーザインターフェース(UI)を介してユーザからの要求があったことを認識し、その認識結果を通信系制御部39aに伝える。通信系制御部39aは、UI系制御部39bから認識結果を取得し、認識結果に基づいてCS Fallback発信を開始すると判定する。一方、CS Fallback着信の場合は、通信系制御部39aは、信号処理部33によって処理された受信信号の中にPagingメッセージが存在し、このPagingメッセージがCS Fallbackを示す情報を有しているか否かを判定し、PagingメッセージがCS Fallbackを示す情報を有している場合にCS Fallback着信信号を受信したと判定する。
ステップS52において制御部39が、CS Fallback発信を開始するかまたはCS Fallback着信信号を受信したと判定した場合、処理はステップS53に移行し、通信系制御部39aはステップS53で、CS Fallback動作の終了後にLTEシステムの基地局を探索する際に用いるために、CS Fallbackフラグを「1」(「ON」)に設定する。ステップS54において、通信系制御部39aは、「1」(「ON」)に設定されたCS Fallbackフラグを制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納して記憶する。ステップS55において、通信家制御部39aは、アンテナ31、無線送受信部32、および信号処理部33を制御し、CS Fallback動作を開始する。このCS Fallback動作を実行する場合、移動無線端末1は、LTEシステムから回線交換通話処理を実施するためにLTEシステムから1x RTTシステムに切り替える一連動作(例えば、TS23.272によるシステム切り替え動作)を実行し、1xRTTシステムでの回線交換系サービスの接続を実施する。ステップS56において、通信系制御部39aは、CS Fallback動作による回線交換通話処理が終了したか否かを判定し、CS Fallback動作による回線交換通話処理が終了したと判定するまで待機する。ステップS56において通信系制御部39aが、CS Fallback動作による回線交換通話処理が終了したと判定した場合、通信系制御部39aは、アンテナ31、無線送受信部32、および信号処理部33を制御し、1x RTTシステムとの接続を終了し、その後1x RTTシステムの基地局に対して待ち受け動作を実施する。
図7のフローチャートを参照して、図2の移動無線端末1におけるCS FallbackフラグOFF設定処理(すなわち、CS FallbackフラグON設定解除処理)について説明する。なお、このCS FallbackフラグOFF設定処理は、移動無線端末1がcdma2000システムで待ち受けを実施している際に、他の通信処理などと並行して実行される。また、このCS FallbackフラグOFF設定処理の前提として、CS Fallbackフラグは、図6を用いて説明したCS FallbackフラグON設定処理によって「1」(ON)に設定されているものとする。
ステップS61において、通信系制御部39aは、アンテナ31、無線送受信部32、および信号処理部33を用いたcdma2000システムの基地局からLTEシステムの基地局へのリセレクション(再選択)が発生したか否かを判断し、cdma2000システムの基地局からLTEシステムの基地局へのリセレクション(Inter-RATリセレクション)が発生したと判断するまで待機する。なお、cdma2000システムの基地局からLTEシステムの基地局へのリセレクションが発生するまで、移動無線端末1は、cdma2000システムで待ち受けを継続する。
ステップS61において通信系制御部39aが、cdma2000システムの基地局からLTEシステムの基地局へのリセレクションが発生したと判断した場合、通信系制御部39aは、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているCS Fallbackフラグを「0」(「OFF」)に設定する。すなわち、通信系制御部39aは、「1」(ON)に設定されているCS Fallbackフラグを解除して「0」(「OFF」)に設定する。ステップS63において、通信系制御部39aは、「0」(「OFF」)に設定されたCS Fallbackフラグを制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納して記憶する。CS FallbackフラグのOFF設定完了後、移動無線端末1は、リセレクション先のLTEシステムの基地局に対して待ち受け動作を実施する。
図8のフローチャートを参照して、図2の移動無線端末1におけるCS Fallbackフラグを用いたLTEシステム探索判定処理について説明する。なお、移動無線端末1は、このLTEシステム探索判定処理開始前に、cdma2000システムのうちの1x RTTシステムで待ち受けを実施している。また、CS Fallbackフラグは、図6と図7のフローチャートに示されるように「0」または「1」に設定される。
ステップS71において、通信系制御部39aは、1x RTTシステムの基地局で待ち受け中にLTEシステムの探索(サーチ)を開始するか否かの判定処理を開始すると、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているCS Fallbackフラグが「1」(ON)であるか否かを判定する。ステップS71において通信系制御部39aが、CS Fallbackフラグが「1」(ON)ではないと判定した場合(すなわち、CS Fallbackフラグが「0」(OFF)であると判定した場合)、ステップS71で待機し、移動無線端末1は、1x RTTシステムで待ち受けを継続する。一方、ステップS71において通信系制御部39aが、CS Fallbackフラグが「1」(ON)であると判定した場合、通信系制御部39aはステップS72で、cdma2000システム(この場合、1x RTTシステム)の基地局にリセレクション後LTEシステムの基地局の探索(サーチ)がまだ一度も実施されていないか、または、前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_intervalを超えたか否かを判定する。なお、cdma2000システム(この場合、1x RTTシステム)の基地局にリセレクション後LTEシステムの基地局の探索(サーチ)がまだ一度も実施されていない場合には、CS Fallback動作により1x RTTシステムの基地局にリセレクション後に1x RTTシステム内での基地局の遷移(すなわち、1x RTTシステムの基地局から1x RTTシステムの基地局へのリセレクション)が発生したときであって、かつLTEシステムの基地局の探索(サーチ)がまだ一度も実施されていない場合も含まれる。従って、1x RTTシステム内での基地局の遷移が発生する度にステップS72の判定処理は「Yes」と判定され、処理はステップS73に進む。
ステップS72において通信系制御部39aが、cdma2000システム(1x RTTシステム)の基地局にリセレクション後LTEシステムの基地局の探索がすでに実施されたがLTEシステムの基地局の探索に成功せずに、かつ前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_intervalを超えていない場合であると判定した場合、処理はステップS71に戻る。このとき、移動無線端末1は、1x RTTシステムで待ち受けを継続する。
一方、ステップS72において通信系制御部39aは、cdma2000システム(1x RTTシステム)の基地局にリセレクション後LTEシステムの基地局の探索(サーチ)がまだ実施されていないか、または、前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_intervalを超えたと判定した場合、通信系制御部39aはステップS73で、アンテナ31および無線送受信部32を制御し、LTEシステムの基地局を探索する。なお、LTEシステムの基地局の探索処理の詳細は図5のステップS33における探索処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS74において、通信系制御部39aは、LTEシステムの基地局の探索が成功したか否かを判定する。ステップS74において通信系制御部39aが、LTEシステムの基地局の探索が成功したと判定した場合、通信系制御部39aはステップS75で、所定の再選択基準を用いて、探索に成功したLTEシステムの基地局のリセレクション判定(再選択判定)を行う。所定の再選択基準を満たした場合、通信系制御部39aは、アンテナ31、無線送受信部32、および信号処理部33を制御し、現在待ち受けているcdma2000システムの基地局からLTEシステムの基地局への再選択を行う。
一方、ステップS74において通信系制御部39aが、LTEシステムの基地局の探索が不成功であると判定した場合、通信系制御部39aはステップS76で、次回のLTEシステムの探索(サーチ)までの期間を設定するべく、LTEシステム探索開始判定値T_intervalを設定する。なお、LTEシステム探索開始判定値T_intervalは固定値でなく適宜変更するようにしてもよい。また、1xRTTシステムから移動無線端末1に対して報知される周辺基地局情報を元にLTEシステム探索開始判定値T_intervalを設定するようにしてもよい。1xRTTシステムの基地局から他のシステム(例えばEVDOシステム)の基地局情報の存在が確認された場合には、LTEシステムの基地局の探索頻度をEVDOシステムの基地局の探索頻度よりも上げるためにT_intervalを短く設定するようにしてもよい。
ステップS77において、通信系制御部39aは、LTEシステム探索開始判定値T_intervalが設定されると、時計回路45を用いて、LTEシステム探索開始からの経過時間tをリセットし、LTEシステム探索開始からの経過時間tの計時を再度開始する。このとき、移動無線端末1は、cdma2000システムの待ち受け処理を継続する。その後、処理はステップS71に戻る。そして、前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_intervalに達するまでステップS71乃至S72の処理が繰り返し実行される。前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_intervalに達すると、ステップS72で前回のLTEシステム探索開始からの経過時間tがLTEシステム探索開始判定値T_intervalよりも大きいと判定され、処理はステップS73に進み、LTEシステムの基地局の探索処理が実行される。
これにより、移動無線端末1が接続するシステムがCS Fallback動作によってLTEシステムから1x RTTシステムへシステムを切り替えざるを得なくなった場合において、移動無線端末1がもともと接続していたLTEシステムの基地局をすぐに探索することができ、そのLTEシステムの基地局で待ち受けることができると判断したとき、LTEシステムへリセレクションを実施し、そのLTEシステムへ復帰することができる。さらに、CS Fallback動作によってLTEシステムから1x RTTシステムへシステムを切り替えた後、1x RTTシステム内での基地局のリセレクションが発生する度にLTEシステムの探索を試みることができるため、LTEシステムの復帰を迅速に進めることができるとともに、LTEシステムの探索が失敗に終わった場合には、LTEシステム探索の頻度を落とすことにより、効率的にLTEシステムの探索を実施することができる。
なお、移動無線端末1が1x RTTシステムの基地局で待ち受けを実施している際に、移動無線端末1が、1x RTTシステムにおける発着信処理を実施したことを示す“CS Fallback”の有無情報(例えばフラグによる情報)とCS Fallback動作による1x RTTシステムへの接続中のハンドオーバーの有無情報(例えばフラグによる情報)を利用してLTEシステムの基地局を探索するようにしてもよい。以下、この方法を用いたCS FallbackフラグON設定処理について説明する。
図9のフローチャートを参照して、図2の移動無線端末1における他のCS FallbackフラグON設定処理について説明する。なお、図9のステップS101乃至S104、ステップS106、およびステップS111の処理は、図6のステップS51乃至S56の処理と基本的には同様でありその説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS105において、通信系制御部39aは、CS Fallback動作による1x RTTシステムへの移行前に接続されている現在のLTEシステムに関する情報を記憶部40に記憶する。ここで、保存すべきLTEシステム情報とは、CS Fallback動作が完了して1x RTTシステムでの通信処理が終了した時点において、LTEシステムの探索に必要な情報であり、例えばLTEシステムの中心周波数や基地局識別コードなどである。
ステップS107において、1xRTTシステムでの回線交換系サービスの接続を実施すると、通信系制御部39aは、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているCS Fallback HO_occurredフラグを「0」(「OFF」)に設定して初期化する。ステップS108において、通信系制御部39aは、無線送受信部32および信号処理部33を制御し、CS Fallback動作による1x RTTシステムへの接続中にハンドオーバーが発生したか否かを判定する。ステップS108において通信系制御部39aが、CS Fallback動作による1x RTTシステムへの接続中にハンドオーバーが発生したと判定した場合、通信系制御部39aはステップS109で、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているCS Fallback HO_occurredフラグを「1」(「ON」)に設定する。ステップS110において、通信系制御部39aは、「1」(「ON」)に設定されたCS Fallback HO_occurredフラグを制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納して記憶する。一方、ステップS108において通信系制御部39aが、CS Fallback動作による1x RTTシステムへの接続中にハンドオーバーが発生していないと判定した場合、ステップS109乃至S110の処理はスキップされ、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているCS Fallback HO_occurredフラグは「0」(「OFF」)に設定されたまま維持される。なお、本発明の実施形態においては、CS Fallback動作による1x RTTシステムへの接続中のハンドオーバーの有無情報として、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているCS Fallback HO_occurredフラグを用いるようにしたが、このような場合に限られず、CS Fallback動作による1x RTTシステムへの接続中に発生したハンドオーバーの回数をカウントアップするようにしてもよい。
なお、図9に示されるCS FallbackフラグON設定処理によって「1」に設定されたCS Fallback HO_occurredフラグは、図7のステップS62においてCS Fallbackフラグが「0」(「OFF」)に設定されるときに同時に「0」(「OFF」)に設定される。
次に、図10のフローチャートを参照して、図2の移動無線端末1におけるCS FallbackフラグとCS Fallback HO_occurredフラグを用いたLTEシステム探索判定処理について説明する。なお、移動無線端末1は、このLTEシステム探索判定処理開始前に、cdma2000システムのうちの1x RTTシステムで待ち受けを実施している。また、CS FallbackフラグとCS Fallback HO_occurredフラグは、図9のフローチャートに示されるようにそれぞれ「0」または「1」に設定される。
ステップS121において、通信系制御部39aは、1x RTTシステムの基地局で待ち受け中にLTEシステムの探索(サーチ)を開始するか否かの判定処理を開始すると、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているCS Fallbackフラグが「1」(ON)であるか否かを判定する。ステップS121において通信系制御部39aが、CS Fallbackフラグが「1」(ON)ではないと判定した場合(すなわち、CS Fallbackフラグが「0」(OFF)であると判定した場合)、ステップS121で待機し、移動無線端末1は、1x RTTシステムで待ち受けを継続する。一方、ステップS121において通信系制御部39aが、CS Fallbackフラグが「1」(ON)であると判定した場合、通信系制御部39aはステップS122で、制御部39内のRAMの所要のメモリ領域に格納されているCS Fallback HO_occurredフラグが「0」(OFF)であるか否かを判定する(すなわち、CS Fallback動作による1x RTTシステムへの接続中にハンドオーバーが一度も発生しなかったか否かを判定する)。
ステップS122において通信系制御部39aが、CS Fallback HO_occurredフラグが「0」(OFF)であると判定した場合、通信系制御部39aは、CS Fallback動作による1x RTTシステムへの接続中にハンドオーバーが一度も発生しなかったと認識し、アンテナ31および無線送受信部32を制御し、記憶部40に記憶されているLTEシステムに関する情報(CS Fallback動作による1x RTTシステムへの移行前に接続されていたLTEシステムに関する情報)を用いてLTEシステムの基地局を探索する。これは、CS Fallback動作による接続中にハンドオーバーが発生していないため、CS Fallback動作によって移動無線端末1が接続するシステムがLTEシステムから1xRTTシステムへと移行したものの、移動無線端末1は、CS Fallback動作前に待ち受けていたLTEシステムの基地局の電波の届く圏内に存在している可能性が高いと考えられる。そこで、通信系制御部39aは、記憶部40に記憶されているLTEシステムに関する情報を用いてLTEシステムの基地局を探索する。これにより、LTEシステムに関する情報を用いない場合に比べて迅速にLTEシステムを探索することができる。
一方、ステップS122において通信系制御部39aが、CS Fallback HO_occurredフラグが「1」(ON)であると判定した場合、通信系制御部39aは、CS Fallback動作による1x RTTシステムへの接続中にハンドオーバーが発生したと認識し、アンテナ31および無線送受信部32を制御し、記憶部40に記憶されているLTEシステムに関する情報を用いずにLTEシステムの基地局を探索する。これは、CS Fallback動作による接続中にハンドオーバーが起こっており、通信しているハンドオーバー先の1x RTTシステムの基地局のカバーエリアに存在する移動無線端末1が、CS Fallback動作前に待ち受けていたLTEシステムの基地局の電波の届く圏内に存在しているか不明であるからである。そこで、通信系制御部39aは、記憶部40に記憶されているLTEシステムに関する情報を用いずにLTEシステムの基地局を探索する。
ステップS125において、通信系制御部39aは、LTEシステムの基地局の探索が成功したか否かを判定する。ステップS125において通信系制御部39aが、LTEシステムの基地局の探索が成功したと判定した場合、通信系制御部39aはステップS126で、所定の再選択基準を用いて、探索に成功したLTEシステムの基地局のリセレクション判定(再選択判定)を行う。所定の再選択基準を満たした場合、通信系制御部39aは、アンテナ31、無線送受信部32、および信号処理部33を制御し、現在待ち受けているcdma2000システム(1x RTTシステム)の基地局からLTEシステムの基地局への再選択を行う。一方、ステップS74において通信系制御部39aが、LTEシステムの基地局の探索が不成功であると判定した場合、処理はステップS121に戻る。
これにより、移動無線端末1が接続するシステムがCS Fallback動作によってLTEシステムから1x RTTシステムへシステムを切り替えざるを得なくなった場合において、移動無線端末1は、LTEシステムをすぐに探索することができる。特に、CS Fallback動作による接続中のハンドオーバーが一度も発生していないとき、CS Fallback動作前に移動無線端末1が待ち受けていたLTEシステムの情報を利用してLTEシステムを探索するようにしたので、LTEシステムの基地局の探索時間を短縮することができ、即座にLTEシステムに復帰することができる。
なお、CS FallbackフラグとCS Fallback HO_occurredフラグを用いたLTEシステム探索判定処理の場合であっても、LTEシステムの基地局の探索に成功しなかったときにはLTEシステム探索開始判定値T_intervalを設定し、設定されたLTEシステム探索開始判定値T_intervalごとにLTEシステムの基地局を探索するようにしてもよい。この場合における処理は、図11のフローチャートに示される。なお、図11の処理は、図8と図10の処理を組み合わせたものであり、その説明は繰り返しになるので省略する。
なお、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
また、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る移動通信システムの構成を示す図。 本発明に係る移動無線端末の内部の構成を示すブロック図。 図2の移動無線端末におけるLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグON設定処理を説明するフローチャート。 図2の移動無線端末におけるLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグOFF設定処理を説明するフローチャート。 図2の移動無線端末におけるLTEtoCdma2000 Inter-RATリセレクションフラグを用いたLTEシステム探索判定処理について説明するフローチャート。 図2の移動無線端末におけるCS FallbackフラグON設定処理を説明するフローチャート。 図2の移動無線端末におけるCS FallbackフラグOFF設定処理を説明するフローチャート。 図2の移動無線端末におけるCS Fallbackフラグを用いたLTEシステム探索判定処理を説明するフローチャート。 図2の移動無線端末における他のCS FallbackフラグON設定処理を説明するフローチャート。 図2の移動無線端末におけるCS FallbackフラグとCS Fallback HO_occurredフラグを用いたLTEシステム探索判定処理を説明するフローチャート。 図2の移動無線端末におけるCS FallbackフラグとCS Fallback HO_occurredフラグを用いた他のLTEシステム探索判定処理を説明するフローチャート。
符号の説明
1…移動無線端末、31…アンテナ、32…無線送受信部、33…信号処理部、34…PCMコーデック、35…受話増幅器、36…スピーカ、37…送話増幅器、38…マイクロホン、39…制御部、40…記憶部、41…操作部、42…表示部、43…バッテリ、44…電源回路、45…時計回路。

Claims (22)

  1. 回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、
    前記第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段と、
    移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行したか否かを示す移行有無情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている前記移行有無情報を用いて、前記移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしていると判定された場合、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御する探索制御手段とを備えることを特徴とする移動無線端末。
  2. 前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局の探索に成功した場合、前記探索制御手段は、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を再選択するように制御することを特徴とする請求項1に記載の移動無線端末。
  3. 前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局の探索に失敗した場合、前記探索制御手段は、探索を再開するまでの第1の探索再開時間を設定し、設定された前記第1の探索再開時間が経過したとき、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を再度探索するように制御することを特徴とする請求項1に記載の移動無線端末。
  4. 前記第1の探索再開時間は、前記移動無線端末が待ち受けている前記第1の移動体通信網に属する基地局からの信号の受信信号品質が所定の基準値以下である場合、前記第2の移動体通信網に属する基地局の探索頻度が前記第1の移動体通信網の基地局の探索頻度より高くなるように設定されることを特徴とする請求項3に記載の移動無線端末。
  5. 前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局の探索に失敗した場合、前記探索制御手段は、探索を再開するまでの第2の探索再開時間を設定し、前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受け中に前記移動無線端末が接続する基地局が前記第1の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する他の基地局に移行したときであって、かつ設定された前記第2の探索再開時間が経過したとき、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を再度探索するように制御することを特徴とする請求項3に記載の移動無線端末。
  6. 前記移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けている場合に、前記移動無線端末が接続する基地局が前記第1の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する他の基地局に移行したときであって、前記移動無線端末が待ち受けている前記第1の移動体通信網に属する基地局からの信号の受信信号品質が所定の基準値よりも大きいとき、前記探索制御手段は、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする請求項1に記載の移動無線端末。
  7. 前記移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した場合、前記移行有無情報を第1の状態に設定し、前記移動無線端末が接続する基地局が前記第1の移動体通信網に属する基地局から前記第2の移動体通信網に属する基地局に移行した場合または前記移動無線端末が接続する基地局が前記第1の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する他の基地局に移行した場合、前記移行有無情報を第2の状態に設定する設定手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記設定手段により前記第1の状態または前記第2の状態に設定された前記移行有無情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の移動無線端末。
  8. 前記第1の移動体通信網は、cdma2000 1x RTT方式による通信網とcdma2000 EVDO方式による通信網を含むcdma2000方式による通信網であり、前記第2の移動体通信網は、E-UTRAN方式による通信網であることを特徴とする請求項1に記載の移動無線端末。
  9. 回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、
    前記第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段と、
    前記回線交換網への通信要求があったか否かを示す通信要求有無情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段により記憶されている前記通信要求有無情報を用いて、移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしているか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により、移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしていると判定された場合、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御する探索制御手段とを備えることを特徴とする移動無線端末。
  10. 前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局の探索に成功した場合、前記探索制御手段は、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を再選択するように制御することを特徴とする請求項9に記載の移動無線端末。
  11. 前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局の探索に失敗した場合、前記探索制御手段は、探索を再開するまでの探索再開時間を設定し、設定された前記探索再開時間が経過したとき、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を再度探索するように制御することを特徴とする請求項9に記載の移動無線端末。
  12. 前記第1の移動体通信網に含まれるEVDO方式による通信網の基地局が、前記移動無線端末が待ち受けている前記第1の移動体通信網の基地局付近に存在する旨が前記第1の移動体通信網からの報知情報によって前記移動無線端末に対して報知された場合、前記探索再開時間は、前記第2の移動体通信網に属する基地局の探索頻度が前記第1の移動体通信網に含まれるEVDO方式による通信網の基地局の探索頻度より高くなるように設定されることを特徴とする請求項11に記載の移動無線端末。
  13. 前記第1の移動体通信網は、cdma2000 1x RTT方式による通信網とcdma2000 EVDO方式による通信網を含むcdma2000方式による通信網であり、前記第2の移動体通信網は、E-UTRAN方式による通信網であることを特徴とする請求項9に記載の移動無線端末。
  14. 前記移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受け中に、前記移動無線端末が接続する基地局が前記第1の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する他の基地局に移行する度に、前記探索制御手段は、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする請求項9に記載の移動無線端末。
  15. 前記回線交換網への通信要求があった場合、前記通信要求有無情報を第1の状態に設定し、移動無線端末が接続する基地局が前記回線交換網への通信後に前記第1の移動体通信網に属する基地局から前記第2の移動体通信網に属する基地局に移行した場合、前記通信要求有無情報を第2の状態に設定する設定手段をさらに備え、
    前記第1の記憶手段は、前記設定手段により前記第1の状態または前記第2の状態に設定された前記通信要求有無情報を記憶することを特徴とする請求項9に記載の移動無線端末。
  16. 前記回線交換網への通信要求は、CS Fallback発信または着信要求であることを特徴とする請求項9に記載の移動無線端末。
  17. 前記回線交換網への通信中にハンドオーバーが発生したか否かを示すハンドオーバー有無情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段により記憶されている前記ハンドオーバー有無情報を用いて、前記回線交換網への通信中にハンドオーバーが発生したか否かを判定する第2の判定手段とをさらに備え、
    前記探索制御手段は、前記第2の判定手段により前記回線交換網への通信中にハンドオーバーが発生していないと判定された場合、前記回線交換網への通信動作による前記第1の移動体通信網に属する基地局への移行前に接続されている前記第2の移動体通信網に関する情報を用いて、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする請求項9に記載の移動無線端末。
  18. 前記探索制御手段は、前記第2の判定手段により前記回線交換網への通信中にハンドオーバーが発生したと判定された場合、前記回線交換網への通信動作による前記第1の移動体通信網に属する基地局への移行前に接続されている前記第2の移動体通信網に関する情報を用いずに、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする請求項17に記載の移動無線端末。
  19. 回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、前記第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末の通信処理方法において、
    前記移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行したか否かを示す移行有無情報を記憶し、
    記憶されている前記移行有無情報を用いて、前記移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしていると判定された場合、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする通信処理方法。
  20. 回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、前記第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末の通信処理方法において、
    前記回線交換網への通信要求があったか否かを示す通信要求有無情報を記憶し、
    記憶されている前記通信要求有無情報を用いて、前記移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしていると判定された場合、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする通信処理方法。
  21. 回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、前記第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末の通信処理方法において、
    前記移動無線端末が接続する基地局が前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしている場合、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする通信処理方法。
  22. 回線交換網を含む第1の移動体通信網に属する基地局と通信する第1の通信手段と、前記第1の移動体通信網と接続される第2の移動体通信網に属する基地局と通信する第2の通信手段とを備える移動無線端末の通信処理方法において、
    前記移動無線端末が接続する基地局が前記回線交換網への通信要求に従って前記第2の移動体通信網に属する基地局から前記第1の移動体通信網に属する基地局に移行した後に前記第1の移動体通信網に属する基地局で待ち受けしている場合、前記第2の通信手段を介して前記第2の移動体通信網に属する基地局を探索するように制御することを特徴とする通信処理方法。
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