JP2010146161A - パラメタ空間を分割してモデル化する設計支援装置、方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パラメタ空間分割部103は、設計対象形状の初期形状を示す初期形状データと、パラメタ及びそのパラメタの範囲を示す範囲データからなる複数組のパラメタ・範囲データサンプル組とを101及び102の記憶部から入力して、設計対象形状における一塊の形状単位同士の接触条件を算出し、その接触条件に基づいて各パラメタ・範囲データサンプル組のパラメタ空間を複数のグループに分割する。領域毎モデル化部104は、分割されたグループ毎に、その各グループに属するパラメタ・範囲データサンプル組に対する目的関数を計算し、その計算結果に基づいて目的関数をモデル化する目的関数近似式を算出する。この結果、パラメタの範囲情報と共に、出力用データ記憶部106に記憶される。
【選択図】図1
Description
f=m_1×f_1+・・・+m_t×f_t
数の最適化処理(ステップS1503)の計算には、何万組もの入力パラメータ組に対して、膨大な回数の浮上計算が必要である。
図1は、実施形態(以下、「本実施形態」という)の構成図である。
本実施形態は、初期形状データ記憶部101、パラメタ・範囲データ記憶部102、パラメタ空間分割部103、領域毎モデル化部104、モデル簡略化部105、出力用データ記憶部106、パラメタ−目的関数関係表示部107、及びパラメタ範囲・近似式出力部108とによって実現できる。
本実施形態では、スライダ形状の探索範囲に関する設計仕様として、数百組程度の形状に関するパラメタとその範囲データに関するサンプル組に対してスライダの浮上シミュレータ計算が実行され、各目的関数値が出力される。次に、パラメタのサンプル組と各組に対して算出された各目的関数値とからなるデータファイルに対して、回帰分析が実行されることにより、スライダ形状に関する各目的関数が、パラメタによる目的関数近似式にて近似される。このような各目的関数の数式化により、多目的最適化におけるパレート境界の可視化等をはじめとする様々な解析を、容易に実行することが可能となる。
そのような場合に例えば、パラメタの動きが小さい時は低次式で近似可能なことが多い場合に着目して、次数の低い多項式から近似が行われ、予め与えられる要求近似度と次数上限に基づいて、近似度が不十分なら次数を上げて再計算を行う方式が考えられる。しかし、目的関数を無理やり多項式に当てはめようとすると、近似多項式の次数が上がりモデル解析が困難になってしまう場合がある。
図2は、ハードディスクのスライダ形状設計を模式的に表した図である。図2において、各パラメタp1,p2,p3が、図2の各矢印で示される各範囲[0,1]間の値を取るように動くと、それに対応して極太線で示される辺が動く。これにより、1つのパラメタ組(p1,p2,p3)が決定されると、1つのスライダ形状が決まる。図2から、次のような知見が直感的に理解される。即ち、各形状に属する極太線で示される辺が他の形状の辺に接触しないようなパラメタ組(p1,p2,p3)が選択されたときには、形状A,B,Cはそれぞれ独立した島を形成する。これに対して、或る形状に属する極太線で示される辺が他の形状の辺に接触するようなパラメタ組(p1,p2,p3)が選択されたときには、形状A,B,Cのうちの2つ又は3つが統合される。この統合の結果、全体として、2つ又は1つの島が形成される。
まず、図1のパラメタ・範囲データ記憶部102に、スライダ形状の探索範囲に関する設計仕様として、数百組程度の形状に関するパラメタとその範囲データに関するサンプル組が記憶される。これと共に、初期形状データ記憶部101に、それらのサンプル組に対応する初期形状データとして、スライダを構成する各一塊の形状の頂点座標データ群が記憶される。
図1のパラメタ−目的関数関係表示部107は、必要に応じて起動される。同表示部107は、出力用データ記憶部106に記憶された分割領域毎のパラメタの範囲情報及び目的関数近似式に基づいて、各パラメタに対応する各目的関数(コスト)を計算する。そして、同表示部107は、各パラメタとユーザによって選択された1つ又は2つの目的関数、又は目的関数同士の関係を、2次元(2D)又は3次元(3D)でディスプレイ等に表示する(図3のステップS304)。
図4に示されるように、パラメタ空間分割部103はまず、設計者の設定したスライダ形状のパラメタとそれらの動く範囲から、スライダ形状の凸部同士が接触する時のパラメタの関係式である、接触条件式を算出する(図4のステップS401)。
まず、パラメタ空間分割部103は、スライダ形状の各凸部の辺の式を計算する(図5
のステップS501)。スライダ形状の各凸部は、例えば図8のA,B,Cで示される各領域である。これらの各凸部を構成する各辺について、その並び順に従って各辺の頂点を示す頂点座標データが、初期形状データ記憶部101に記憶されている。隣り合った頂点を結ぶ線分を計算すれば、凸部の1つの辺に相当する式を得ることができる。ただし、パラメタとして選ばれている頂点を含む辺は、パラメタ入りの式となることに注意する。パラメタ空間分割部103は、全ての辺の式を計算して、その計算結果を辺のデータとして保持する。下記は、辺のデータの構成例である。
・隣り合った頂点座標データ: (0.01,0.02) (0.2,0.05)
のとき、
・辺のデータ: y=3×x+0.01,0.01≦x≦0.02
なお、スライダ形状は、深さを含む3次元情報であるが、接触の問題を考える場合は、平面形状に関わるパラメタのみを考慮すればよい。
次に、パラメタ空間分割部103は、辺Lと辺L’が交わる条件を、QE法(Quantifier Elimination:限量記号消去法)によって解く(図5のステップS504)。QE法の詳細については省略するが、本出願の発明者著による公知文献「計算実代数幾何入門:CADとQEの概要(数学セミナー、11号 2007 64−70頁(穴井宏和、横山和弘共著))に、その処理方法が開示されており、本実施形態でもその処理方法をそのまま用いている。
パラメタ空間分割部103は、ステップS505の判定がNOならば何もしない。パラメタ空間分割部103は、ステップS505の判定がYESならば、パラメタに関する条件式が得られるので、その条件式に現われる多項式を接触条件式として加える(図5のステップS506)。
パラメタ空間分割部103は、ステップS507の判定がNOならば、ステップS503の処理に戻り、辺Lが属していない凸部の他の辺L’について、ステップS504〜S506の接触条件式を算出する処理を繰り返し実行する。
ここでは前述したように、パラメタ空間分割部103は、パラメタ空間を、ステップS401にて算出した接触条件式を使って、スライダ形状の凸部同士の接触境界で分割する。
AとBの接触条件:p1=0.7
BとCの接触条件:p3=5×p2−3
この場合、A,B,Cが結合せずに3つの領域に分割されるための条件は、次式となる。
{(p1,p2,p3)|p1<0.7 かつ p3>5×p2−3}
例えば、p1=0,p2=0.3,p3=0.4である場合には、上記条件式が成立するため、図8に示されるように、A,B,Cが結合せずに3つの領域に分割される。一方、A,B,Cが結合して1つの領域になるための条件は、次式となる。
{(p1,p2,p3)|p1≧0.7 かつ p3≦5×p2−3}
例えば、p1=1,p2=0.8,p3=0.1である場合には、上記条件式が成立するため、図9に示されるように、A,B,Cが結合して1つの領域になる。
図1のパラメタ空間分割部103は、以上説明した図4のステップS401及びS402の処理として、図3のステップS301のパラメタ空間の位相不変領域への分割処理を実行する。
まず、領域毎モデル化部104は、図3のステップS301にて分割された分割領域のうちの1つを選択する。次に、領域毎モデル化部104は、選択した分割領域に属するパラメタとその範囲データに関するサンプル組を、パラメタ・範囲データ記憶部102から読み出す。ここで、例えば図10に示されるような分割領域は、パラメタ間の等式又は不等式を用いて表されている。従って、領域毎モデル化部104は、その式に基づいて、選択した分割領域に属するパラメタとその範囲データに関するサンプル組を、パラメタ・範囲データ記憶部102から読み出せばよい。続いて、領域毎モデル化部104は、読み出したサンプル組のそれぞれに対してスライダの浮上シミュレータ計算を実行し、各目的関数値を出力する。このようにして、モデル式作成のための入出力データが収集される(以上、図6のステップS601)。
第1の方式として、領域毎モデル化部104は、読み出したサンプル組のうち、分割領域の境界近くの値をとるパラメタを含むサンプル組は、異常値データになる可能性が高いと判断して、ステップS601の実行において始めから選択しないように動作する。分割領域の境界に近いか否かを判定するための距離基準は、ユーザが最初に指定できるものとする。又は、デフォルト値が用いられるようにしてもよい。
まず、領域毎モデル化部104は、モデル化次数Nを0にセットする(図7のステップS701)。
近似式にて十分な近似が行われステップS703の判定がYESとなったら、領域毎モデル化部104は、ステップS702にて算出された近似式と近似度Bを、図1の出力用データ記憶部106に出力する(図7のステップS706)。そして、領域毎モデル化部104は、N次式モデル化処理を終了する。これに対応させて、図1のパラメタ空間分割部103が、領域毎モデル化部104にて現在選択されている分割領域のパラメタの範囲情報を、出力用データ記憶部106に出力する。
テップS705)。そして、領域毎モデル化部104は、ステップS702の処理に制御を戻し、1次高いモデル化次数Nで、多項式近似モデル化の計算を繰り返し実行する。
以上のようにして、領域毎モデル化部104は、図6のステップS603にて、N次式モデル化処理を実行する。
近似式が得られておりステップS604の判定がYESならば、領域毎モデル化部104は、選択された分割領域に対する図3のステップS303の1回の処理を終了する。領域毎モデル化部104は、この分割領域毎のモデル化処理を、全ての分割領域でのモデル化が終了するまで繰り返し実行する(図3のステップS302→S303→S302の繰返し処理)。
近似式が得られておりステップS608の判定がYESならば、領域毎モデル化部104は、選択された分割領域に対する図3のステップS303の1回の処理を終了する。
次に、領域毎モデル化部104は、w個の外れ値データを、d番目のパラメタP_dの値が小さい順に並び替える(図6のステップ610)。並び替えられた外れ値データにおけるd番目のパラメタを、u_1,・・・,u_wとする。
・v<u_1 ならば、入出力データをG_0に分類する。
・u_1≦v<u_2 ならば、入出力データをG_1に分類する。
・
・
・u_(w-1)≦v<u_w ならば、入出力データをG_(w-1)に分類する。
・u_w<v ならば、入出力データをG_wに分類する。
そして、領域毎モデル化部104は、その選択した再分割グループに属する入出力データを使って再度、N次式モデル化処理を実行する(図6のステップS613)。この処理の詳細は、前述した図7の動作フローチャートで示される。
に制御を戻す。そして、領域毎モデル化部104は、次のパラメタ種別に対して、並び替えられた外れ値データのd番目のパラメタ値群に基づいて入出力データをw+1個のグループに再分割してモデル化する処理を繰り返し実行する。
図12に示されるコンピュータは、CPU1201、メモリ1202、入力装置1203、出力装置1204、外部記憶装置1205、可搬記録媒体1209が挿入される可搬記録媒体駆動装置1206、及びネットワーク接続装置1207を有し、これらがバス1208によって相互に接続された構成を有する。同図に示される構成は上記システムを実現できるコンピュータの一例であり、そのようなコンピュータはこの構成に限定されるものではない。
可搬記録媒体駆動装置1206は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ等の可搬記録媒体1209を収容するもので、外部記憶装置1205の補助の役割を有する。
本実施形態によるシステムは、図1に示される各処理ブロックを搭載したプログラムをCPU1201が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置1205や可搬記録媒体1209に記録して配布してもよく、或いはネットワーク接続装置1207によりネットワークから取得できるようにしてもよい。
(付記1)
設計対象形状に対するパラメタの組を複数入力して、所定の計算に基づいて目的関数を計算し、該目的関数に基づいて最適なパラメタの組の決定を支援する設計支援装置において、
前記設計対象形状の初期形状を示す初期形状データと、前記パラメタ及び該パラメタの範囲を示す範囲データからなる複数組のパラメタ・範囲データサンプル組とを入力して、前記設計対象形状における一塊の形状単位同士の接触条件を算出し、該接触条件に基づいて前記各パラメタ・範囲データサンプル組のパラメタ空間を複数のグループに分割するパラメタ空間分割部と、
該分割されたグループ毎に、該各グループに属する前記パラメタ・範囲データサンプル組に対する前記目的関数を計算し、該計算結果に基づいて前記目的関数をモデル化する目的関数近似式を算出する領域毎モデル化部と、
を含むことを特徴とする設計支援装置。
(付記2)
前記初期形状データは、前記設計対象形状における各一塊の形状単位を表現する頂点座標データであり、
前記パラメタ空間分割部は、前記頂点座標データから、前記各一塊の形状単位の各辺の式を算出し、該辺の式のうち前記パラメタを含む各々について、他の辺の式と交わる条件式を接触条件式として算出し、該接触条件式に基づいて前記各パラメタ・範囲データサンプル組のパラメタ空間を複数のグループに分割する、
ことを特徴とする付記1に記載の設計支援装置。
(付記3)
前記領域毎モデル化部は、前記各グループの境界から所定の範囲内に位置する前記パラメタ・範囲データサンプル組は、前記目的関数が異常な値を示す可能性が高いとして、前記目的関数近似式の計算から除外する、
ことを特徴とする付記1乃至2の何れか1項に記載の設計支援装置。
(付記4)
前記領域毎モデル化部は、前記各グループの境界から所定の範囲内に位置する前記パラメタ・範囲データサンプル組から計算された前記目的関数のうち、異常な値を示すものに対応するパラメタ・範囲データサンプル組を、前記目的関数近似式の計算から除外する、
ことを特徴とする付記1乃至2の何れか1項に記載の設計支援装置。
(付記5)
前記領域毎モデル化部は、前記各グループの境界から所定の範囲外に位置する前記パラメタ・範囲データサンプル組から計算された前記目的関数のうち、外れた値を示すものに対応するパラメタ・範囲データサンプル組を、前記目的関数近似式の計算から除外する、
ことを特徴とする付記1乃至4の何れか1項に記載の設計支援装置。
(付記6)
前記領域毎モデル化部は、前記外れた値を示すものに対応するパラメタ・範囲データサ
ンプル組を除外して前記目的関数近似式を計算しても所定の近似度を有するものが得られなかったときに、前記目的関数が前記外れた値を示すパラメタ・範囲データサンプル組に属するパラメタによって、現在処理中のグループを更に再分割し、該再分割したグループ毎に、該各グループに属する前記パラメタ・範囲データサンプル組に対応する前記目的関数をモデル化する目的関数近似式を算出する、
ことを特徴とする付記5に記載の設計支援装置。
(付記7)
前記領域毎モデル化部にて算出された目的関数近似式及び該グループにおける前記パラメタの範囲情報に基づいて、前記各パラメタと目的関数、又は複数の目的関数同士の関係を、2次元又は3次元で表示するパラメタ−目的関数関係表示部を更に含む、
ことを特徴とする付記1乃至6の何れか1項に記載の設計支援装置。
(付記8)
設計対象形状に対するパラメタの組を複数入力して、所定の計算に基づいて目的関数を計算し、該目的関数に基づいて最適なパラメタの組の決定を支援する設計支援方法において、
前記設計対象形状の初期形状を示す初期形状データと、前記パラメタ及び該パラメタの範囲を示す範囲データからなる複数組のパラメタ・範囲データサンプル組とを入力して、前記設計対象形状における一塊の形状単位同士の接触条件を算出し、該接触条件に基づいて前記各パラメタ・範囲データサンプル組のパラメタ空間を複数のグループに分割するパラメタ空間分割ステップと、
該分割されたグループ毎に、該各グループに属する前記パラメタ・範囲データサンプル組に対する前記目的関数を計算し、該計算結果に基づいて前記目的関数をモデル化する目的関数近似式を算出する領域毎モデル化ステップと、
を含むことを特徴とする設計支援方法。
(付記9)
設計対象形状に対するパラメタの組を複数入力して、所定の計算に基づいて目的関数を計算し、該目的関数に基づいて最適なパラメタの組の決定を支援する設計支援装置に、
前記設計対象形状の初期形状を示す初期形状データと、前記パラメタ及び該パラメタの範囲を示す範囲データからなる複数組のパラメタ・範囲データサンプル組とを入力して、前記設計対象形状における一塊の形状単位同士の接触条件を算出し、該接触条件に基づいて前記各パラメタ・範囲データサンプル組のパラメタ空間を複数のグループに分割するパラメタ空間分割ステップと、
該分割されたグループ毎に、該各グループに属する前記パラメタ・範囲データサンプル組に対する前記目的関数を計算し、該計算結果に基づいて前記目的関数をモデル化する目的関数近似式を算出する領域毎モデル化ステップと、
を実行させるためのプログラム。
102 パラメタ・範囲データ記憶部
103 パラメタ空間分割部
104 領域毎モデル化部
105 モデル簡略化部
106 出力用データ記憶部
107 パラメタ−コスト関係表示部
108 パラメタ領域・モデル式出力部
1201 CPU(中央演算処理装置)
1202 メモリ
1203 入力装置
1204 出力装置
1205 外部記憶装置
1206 可搬記録媒体駆動装置
1207 ネットワーク接続装置
1208 バス
1209 可搬記録媒体
1301 スライダ
1302 アクチュエータ
1303 フライハイト
1304 ロール
1305 ピッチ
Claims (7)
- 設計対象形状に対するパラメタの組を複数入力して、所定の計算に基づいて目的関数を計算し、該目的関数に基づいて最適なパラメタの組の決定を支援する設計支援装置において、
前記設計対象形状の初期形状を示す初期形状データと、前記パラメタ及び該パラメタの範囲を示す範囲データからなる複数組のパラメタ・範囲データサンプル組とを入力して、前記設計対象形状における一塊の形状単位同士の接触条件を算出し、該接触条件に基づいて前記各パラメタ・範囲データサンプル組のパラメタ空間を複数のグループに分割するパラメタ空間分割部と、
該分割されたグループ毎に、該各グループに属する前記パラメタ・範囲データサンプル組に対する前記目的関数を計算し、該計算結果に基づいて前記目的関数をモデル化する目的関数近似式を算出する領域毎モデル化部と、
を含むことを特徴とする設計支援装置。 - 前記初期形状データは、前記設計対象形状における各一塊の形状単位を表現する頂点座標データであり、
前記パラメタ空間分割部は、前記頂点座標データから、前記各一塊の形状単位の各辺の式を算出し、該辺の式のうち前記パラメタを含む各々について、他の辺の式と交わる条件式を接触条件式として算出し、該接触条件式に基づいて前記各パラメタ・範囲データサンプル組のパラメタ空間を複数のグループに分割する、
ことを特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。 - 前記領域毎モデル化部は、前記各グループの境界から所定の範囲内に位置する前記パラメタ・範囲データサンプル組は、前記目的関数が異常な値を示す可能性が高いとして、前記目的関数近似式の計算から除外する、
ことを特徴とする請求項1乃至2の何れか1項に記載の設計支援装置。 - 前記領域毎モデル化部は、前記各グループの境界から所定の範囲外に位置する前記パラメタ・範囲データサンプル組から計算された前記目的関数のうち、外れた値を示すものに対応するパラメタ・範囲データサンプル組を、前記目的関数近似式の計算から除外する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の設計支援装置。 - 前記領域毎モデル化部は、前記外れた値を示すものに対応するパラメタ・範囲データサンプル組を除外して前記目的関数近似式を計算しても所定の近似度を有するものが得られなかったときに、前記目的関数が前記外れた値を示すパラメタ・範囲データサンプル組に属するパラメタによって、現在処理中のグループを更に再分割し、該再分割したグループ毎に、該各グループに属する前記パラメタ・範囲データサンプル組に対応する前記目的関数をモデル化する目的関数近似式を算出する、
ことを特徴とする請求項5に記載の設計支援装置。 - 設計対象形状に対するパラメタの組を複数入力して、所定の計算に基づいて目的関数を計算し、該目的関数に基づいて最適なパラメタの組の決定を支援する設計支援方法において、
前記設計対象形状の初期形状を示す初期形状データと、前記パラメタ及び該パラメタの範囲を示す範囲データからなる複数組のパラメタ・範囲データサンプル組とを入力して、前記設計対象形状における一塊の形状単位同士の接触条件を算出し、該接触条件に基づいて前記各パラメタ・範囲データサンプル組のパラメタ空間を複数のグループに分割するパラメタ空間分割ステップと、
該分割されたグループ毎に、該各グループに属する前記パラメタ・範囲データサンプル
組に対する前記目的関数を計算し、該計算結果に基づいて前記目的関数をモデル化する目的関数近似式を算出する領域毎モデル化ステップと、
を含むことを特徴とする設計支援方法。 - 設計対象形状に対するパラメタの組を複数入力して、所定の計算に基づいて目的関数を計算し、該目的関数に基づいて最適なパラメタの組の決定を支援する設計支援装置に、
前記設計対象形状の初期形状を示す初期形状データと、前記パラメタ及び該パラメタの範囲を示す範囲データからなる複数組のパラメタ・範囲データサンプル組とを入力して、前記設計対象形状における一塊の形状単位同士の接触条件を算出し、該接触条件に基づいて前記各パラメタ・範囲データサンプル組のパラメタ空間を複数のグループに分割するパラメタ空間分割ステップと、
該分割されたグループ毎に、該各グループに属する前記パラメタ・範囲データサンプル組に対する前記目的関数を計算し、該計算結果に基づいて前記目的関数をモデル化する目的関数近似式を算出する領域毎モデル化ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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