JP2009223358A - 設計支援装置 - Google Patents

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博信 坂本
Yasushi Noguchi
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Abstract

【課題】この発明は、設計支援装置に関し、モーフィングの実行に伴うモデルの計算精度の悪化を回避することを目的とする。
【解決手段】最適化探索により得られたメッシュモデル30の設計変数の変形量に従って、モーフィングによってメッシュモデル30の各セル32の節点を移動させる。当該節点移動後のレイヤー層のアスペクト比が当該節点移動前のレイヤー層のアスペクト比と等しくなるように、レイヤー層の高さa(例えば、a→a’)を修正する。
【選択図】図5

Description

この発明は、吸気ポートなどの設計をコンピュータによって支援するための設計支援装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、CAD/CAEソフトウェアを利用した構造体形状のモーフィング方法に関する技術が開示されている。ここで、モーフィング(Morphing)とは、コンピューター上で作成された対象物の形状をコンピューターを利用して他の形状に変形する技術である。
特開2003−108609号公報 特開2003−108610号公報 特開2003−108611号公報 特開2003−108612号公報 特開2005−284621号公報 特開2006−330917号公報 特開2002−170130号公報
モーフィングによって構造体のメッシュモデルの形状が変更されると、そのメッシュモデルの各セルが引き伸ばされたり、縮められたりすることになる。その結果、形状が変更された各セルの品質が必ず変化してしまう。
メッシュモデルにおいて、計算精度への影響の大きな部位には、一般に、高アスペクト比のセル群で構成されるレイヤー層(レイヤーメッシュ)が設けられる。そのようなレイヤー層がモーフィングの実行によって何らの配慮もなしに形状変更されてしまうと、モデルの計算精度が悪化してしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、モーフィングの実行に伴うモデルの計算精度の悪化を回避し得る設計支援装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、設計支援装置であって、
数値計算により目標性能値を満足する構造体の最適形状を求める設計支援装置であって、
解析対象となる構造体モデルを構成する複数のセルのそれぞれについて、所定の規則に従って計算結果を取得するセル情報取得手段と、
前記複数のセルの変形量を設定するセル変形量設定手段と、
前記セル変形量設定手段により設定された前記変形量に基づいて、前記複数のセルの節点移動を行うモーフィング実行手段と、
前記複数のセルのうちの計算精度への影響の大きなセル群に対して、前記モーフィング実行手段による前記節点移動を制限する節点移動制限手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記節点移動制限手段は、計算精度への影響の大きな前記セル群に対して、前記モーフィング実行手段による前記節点移動を許容したうえで、当該節点移動後の前記セル群のアスペクト比が当該節点移動前の前記セル群のアスペクト比と等しくなるように、当該セル群の節点を移動させる特定モーフィング実行手段を含むことを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明において、
前記特定モーフィング実行手段は、前記構造体モデルの表面に対する法線方向への節点移動によって、当該節点移動後の前記セル群のアスペクト比が当該節点移動前の前記セル群のアスペクト比と等しくなるようにすることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明の何れかにおいて、
前記節点移動制限手段は、アスペクト比が所定値よりも高いセル群を、計算精度への影響の大きな前記セル群として判別する高アスペクト比セル群判別手段を含むことを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第4の発明の何れかにおいて、
前記節点移動の制限の対象となる前記セル群は、レイヤーメッシュであることを特徴とする。
第1の発明によれば、構造体モデルを構成する複数のセルのうちの計算精度への影響の大きなセル群に対しては、モーフィングによる節点移動が制約されることになる。これにより、そのようなセル群に関して、もとのメッシュモデルの高品質を保持することができるので、モーフィングの実行に伴うモデルの計算精度の悪化を良好に回避することが可能となる。
第2の発明によれば、モーフィングの実行後においても、計算精度への影響の大きな上記セル群を、効果的に高品質に保持することが可能となる。
第3の発明によれば、計算精度を確保するうえで重要なパラメータである各節点の高さ成分を管理して、上記セル群を効果的に高品質に保つことができるようになる。また、このような手法によれば、各節点の横方向の成分を調整する手法に比して、メッシュ歪みの発生を抑制することもできる。
第4の発明によれば、計算精度への影響の大きなセル群を正確に抽出することが可能となる。
第5の発明によれば、構造体モデルにおいて、壁面近傍などに設定されるメッシュであって、かつ、計算精度への影響の大きなレイヤーメッシュに対して、上記第1乃至第4の発明が適用されることで、モーフィングの実行に伴うモデルの計算精度の悪化回避等の上述した第1乃至第4の発明の効果を十分に奏することができるようになる。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1における設計支援システムのハードウェア構成を説明するための図である。本実施形態の設計支援システムは、設計対象(解析対象)となる構造体(ここでは吸気ポート)の設計を支援するためのシステムであり、図1に示すような汎用のコンピュータ10をハードウェアとして実現可能なものである。
図1に示すコンピュータ10は、所定の設計条件(設計変数など)の入力を受け付ける入力装置12、入力された設計条件に基づいて所定のプログラムを実行するCPU14、CPU14による演算結果を出力する出力装置16、および、CPU14が実行する各種プログラムや演算処理に必要な各種データが格納された記憶装置18等の基本的構成要素を具備するものであればよい。
図2は、本発明の実施の形態1における設計支援システムのソフトウェア構成を説明するための図である。本実施形態のシステムは、図2に示すように、ベースメッシュモデル作成部20、条件設定部22、計算ソルバー24、最適化探索部26、および、モーフィング処理部28を備えている。ここでは、内燃機関の吸気ポートの形状を最適化するためのシステムとして、本設計支援システムを適用した例に説明を行うものとする。具体的には、吸気ポートを最適にするための指標としては、内燃機関の筒内のタンブル(縦渦流)比TRや吸気ポートの流量係数CFが用いられる。本システムの狙いは、トレードオフの関係にあるタンブル比TRと流量係数CFをともに満足させる最適なポート形状を探索して得ることである。
記憶装置18には、本設計支援システムのユーザによって予め作成された吸気ポートの3次元形状データ(CAD(Computer Aided Design)データ)が格納されている。ベースメッシュモデル作成部20は、そのCADデータを記憶装置18から読み出したうえで、そのCADデータを複数のセル(有限要素)に分割して、ベースのメッシュモデルを作成する機能を有している。ベースのメッシュモデルは、基本的にはベースメッシュモデル作成部20によって自動的に作成されるものであるが、ユーザの手によって作成されるものであってもよい。
条件設定部22には、入力装置12によってユーザから入力された境界条件や計算条件(設計変数)が設定される。ここでいう境界条件とは、メッシュモデルの境界条件(吸気ポート壁面の位置や温度の情報など)のことであり、計算条件とは、メッシュモデルの流れ計算に必要な各種の計算条件(吸気ポートの各部の径やポート高さ、およびメッシュモデル入口の流速など)のことである。
計算ソルバー24では、条件設定部22から得られた環境条件および計算条件の下で、メッシュモデルに対して流れ計算が実行される。図3は、吸気ポートのメッシュモデル30を簡略化して表した図である。図3に示すように、メッシュモデル30の個々のセル32の中心位置には、その位置での流速の情報がそれぞれのセル32と関連付けて与えられている。計算ソルバー24は、メッシュモデル30の各セル32に対して、流速の計算を行う。
そして、計算ソルバー24は、各セル32に対する流速の計算結果に基づき、所定の関係式に従って、内燃機関の筒内のタンブル比TRや吸気ポートの流量係数CFを算出する。尚、ここでは、各セル32の中心位置に流速の情報を付与するようにしているが、これに限らず、各セル32の各節点に対して流速の情報を付与するようにしてもよい。また、各セル32に付与される情報は、吸気ポート内のガス流速でなくても、吸気ポート内の圧力や吸気ポート内を流れるガスの運動エネルギなどであってもよい。
本実施形態のシステムでは、計算ソルバー24により算出されるタンブル比TRと流量係数CFがともに目標値を満たすようになるまで、モーフィング処理部28によってメッシュの形状変更を施しつつ、上記の演算を繰り返すようにしている。そのような目的のために、計算ソルバー24による流速の計算結果は、最適化探索部26に送られるようになっている。
また、最適化探索部26では、流速の計算結果に基づいて、ベースのメッシュモデル30の設計変数(吸気ポートの各部の径やポート高さなど)の変形量(すなわち、モーフィング処理部28によるメッシュモデル30の変形量)が最適解となるように選定される。
モーフィング処理部28では、最適化探索部26によって選定された設計変数の変形量に従って、メッシュモデル30の形状を変更する処理、すなわち、モーフィングが行われる。より具体的には、吸気ポートの各部の径やポート高さが最適化探索部26によって選定された値となるようにメッシュモデル30の形状が変更される。
計算ソルバー24は、目標タンブル比TRmおよび目標流量係数CFmをともに満たす最適な吸気ポート形状が得られたと判断できる計算結果が得られるまで、最適化探索部26によって適切な設計変数をモーフィング処理部28に与えつつ、モーフィング処理部28によって形状変更された後のメッシュモデル30に対して演算を再度繰り返すようになっている。
モーフィングを行うことによってメッシュモデル30の形状を変更させる上記手法によれば、メッシュモデル30を逐一CAD上で作成し直す必要なしに、短時間でメッシュモデル30を取得することができる。また、モーフィングによれば、メッシュモデル30全体の粗密分布を形状変更前のベースのメッシュモデル30から大きく変えずに保持したままで、メッシュモデル30の形状を変更させることが可能となる。
これにより、実機評価に対するモデル計算の結果のずれ量が形状変更を行う毎に大きく変わらなくなるので、モデルの計算結果の相対評価が可能となる。更に、上記手法によれば、モーフィングによるメッシュモデル30の自動修正とモデル計算の結果の評価に加え、上述した最適化探索を組み合わせることで、目的に応じた最適な形状を自動で算出することが可能となる。
[モーフィングの実行に伴う問題点]
図4は、モーフィングの実行に伴う問題点を説明するための図である。
図4(A)は、吸気ポートのメッシュモデル30の一部を示している。図4(A)中に示す破線は、実線で示す現在のラインに対する、最適化探索部26によって選定されたメッシュモデル30の要求変形パターンである。
モーフィングは、メッシュモデル30の各セル32の節点を直接変更させる処理であり、これにより、各セル32の形状が変更されることになる。モーフィングを行う際には、メッシュモデル30が、要求変形パターンに応じて固定される制約条件部位と、移動量が定義されて制御される主たる移動対象部位と、これらの両者の間を補間するよう滑らかに変形される補間部位とに区別(図4(C)参照)され、モーフィングにおける各セル32の節点の移動は、上記主たる移動対象部位と補間変形部位に対して行われることになる。尚、ここでいう制約条件部位には、吸気ポートの出口側(燃焼室側)の部位(ポートスロート部)などが該当する。
モーフィングによって構造体のメッシュモデル30の形状が変更されると、そのメッシュモデル30の各セル32が引き伸ばされたり、縮められたりすることになる。より具体的には、モーフィングが実行されると、図4(B)および(C)に示すように、メッシュモデル30の表面形状が要求変形パターンに応じて変形し、それに伴い、内部の空間メッシュもつられて変形することになる。その結果、形状が変更された各セル32の品質が必ず変化してしまう。
メッシュモデル30において、計算精度への影響の大きな部位(具体的には、吸気ポートの壁面近傍の部位)には、図4(B)に示すように、高アスペクト比(セル32の縦横比)のセル群で構成されるレイヤー層(レイヤーメッシュ)が設けられる。モデルの計算精度を良好に保持するためには、そのようなレイヤー層の形状を不用意に変更することは好ましくない。
しかしながら、内部の空間メッシュにメッシュ歪みを発生させずにモーフィングを実行するには、レイヤー層を固定にすることはできず、このため、要求変形パターンに応じて、壁面近傍のレイヤー層をもつられて変形せざるを得ない。そのような原因で、レイヤー層がモーフィングの実行によって何らの配慮もなしに形状変更されてしまうと、モデルの計算精度が悪化してしまう。
[実施の形態1の特徴部分]
ベースのメッシュモデル30を作成する際には、高精度な計算評価を行うために、高品質なレイヤー層(ヘキサ(6面体要素)の場合は薄いヘキサセル、テトラ(4面体要素)の場合はプリズム(三角柱)セル)を壁面近傍の部位に設けている。このようなレイヤー層は、他のセル群(内部の空間メッシュ)と比べ、非常にアスペクト比の高いセル群となる。既述したように、モデルの計算精度に大きく影響するのは、レイヤー層の各セル32の品質になる。
そこで、本実施形態では、モーフィングによる形状変更前のベースのメッシュモデル30におけるレイヤー層が有する高いアスペクト比が維持されるように、モーフィングにおけるセル32の節点移動に制限を設けるようにした。
具体的には、最適化探索部26によって選定されたメッシュモデル30の要求変形パターンに従って、先ずは、モーフィングによってレイヤー層を含むメッシュモデル30の各セル32を形状変更させた後に、形状変更されたレイヤー層のみを抽出するようにした。そして、抽出されたレイヤー層の各セル32のアスペクト比が形状変更前のもとのレイヤー層の各セル32の高アスペクト比に戻るように、レイヤー層の高さ(層幅)を修正するようにした。
図5は、そのような本発明の実施の形態1における特徴的なモーフィング手法を具体的に説明するための図である。
本実施形態では、先ず、メッシュモデル30全体のアスペクト比を評価して、図5(A)に示すように、メッシュモデル30の表面に位置するアスペクト比が一定値以上のセル群を、レイヤー層とみなすようにしている。尚、この図5(A)に示す例では、レイヤー層は、表面の節点から4層目までとされている。
図5(B)は、表面から2層目までの一列のレイヤー層(ここでは、プリズムセルとして構成)を取り出して立体的に表した図である。モーフィングが行われる際には、上記のレイヤー層の判定に次いで、要求変形量(パターン)に基づき、表面セルを構成する各節点について、基準座標系に対する移動ベクトル値v(v、v、v)が算出される。そして、表面の各節点は、当該ベクトル値vに基づいてモーフィングが行われる。レイヤー層については、プリズムセルを構成する表面の対となる面の各節点についても、図5(B)に示すように、表面セルと同じベクトル値vだけ変形するようにモーフィングが行われる。また、他のセル群(空間メッシュ)については、表面メッシュの変形量に応じて、補間するようにモーフィングが行われる。尚、図5(B)に示す例のように、レイヤー層が2層以上存在するケースでは、2層目以降のレイヤー層については、表面に近い方のレイヤー層と接する面を表面セルがみなされ、上記の一層目と同様のモーフィングが行われる。
図5(C)は、本実施形態の特徴的な処理を表している。すなわち、本実施形態では、次いで、モーフィングによる形状の拡縮に応じてアスペクト比が変化したレイヤー層に対して、アスペクト比がベースの各セル32のアスペクト比となるように、各セル32の高さ(レイヤー層の層幅)が修正される。ここでいう高さ方向の距離とは、図5(B)および(C)に示すように、表面メッシュから法線方向にある各節点を見た場合の隣接する節点間の距離a、a、およびaであり、これらの距離a、a、およびaが、それぞれ距離a’、a’、a’に修正されることになる。
図6は、上記の機能を実現するために、本実施の形態1においてCPU14が実行する設計支援プログラムを示すフローチャートである。図6に示すプログラムでは、先ず、目標タンブル比TRmおよび目標流量係数CFmが目標値として選定される(入力装置12によってユーザが希望する目標性能値を受け付ける)とともに、ベースメッシュモデル作成部20によって対象となるベースのメッシュモデル30が作成される(ステップ101)。
次に、条件設定部22によって所定の境界条件および計算条件が設定されたうえで、ベースのメッシュモデル30での各単位メッシュ32の流速が計算ソルバー24によって計算され、その結果として、タンブル比TRおよび流量係数CFが算出される(ステップ102)。より具体的には、これらの流速、タンブル比TR、および流量係数CFは、所定の計算ステップ(所定時間)毎に繰り返し算出されるものである。更に、本ステップ102では、ベースのメッシュモデル30の各セル32のアスペクト比Rが算出される。
次に、最適化探索部26によって、実験計画法(DOE)または最適化アルゴリズムを用いて、設計変数(吸気ポートの各部の径やポート高さなど)が決定される(ステップ103)。
次に、レイヤー層判定が実行される(ステップ104)。具体的には、本ステップ104では、各セル32のアスペクト比Rが所定の閾値αより大きいか否かが判別され、アスペクト比Rが当該閾値α以上となるセル32がレイヤー層であると判断される。尚、ここで与えられる閾値αは経験的に定まる値である。
上記ステップ104において、レイヤー層であると判定されたセル群に対しては、以下、ステップ105〜109の一連の処理が実行されることになる。すなわち、先ず、モーフィングにおける要求変形量に基づき、対象となる各節点の移動ベクトル値vが算出される(ステップ105)。
次に、上記ステップ105において算出された移動ベクトル値vに基づき、表面メッシュのモーフィングが行われるとともに、レイヤー層についても、プリズムセル毎に同じ移動ベクトル値vが与えられた状態でモーフィングが行われる(ステップ106)。例えば、1つのプリズムセルの表面側の節点と同じベクトル値が、当該表面と対となる面側の節点に対しても与えられた状態でモーフィングが行われる。
次に、上記ステップ106におけるモーフィング後の各セル32のアスペクト比Rs、および、各セル32の高さ成分(上記図5(B)に示す距離a等に相当)hsがそれぞれ算出される(ステップ107)。
次に、各セル32に対して、モーフィング後のレイヤー層の各セル32のアスペクト比Rsを初期のアスペクト比Rと等しくするために要求される各セル32の高さ成分hが算出される(ステップ108)。
次に、各セル32の高さ成分hsが上記ステップ108において算出された高さ成分hとなるように、レイヤー層の節点が修正される(ステップ109)。これにより、モーフィングの実行後においても、もとの初期アスペクト比Rが保持されたレイヤー層を構成することができる。
一方、上記ステップ104において、レイヤー層でないと判定されたセル群、すなわち、空間メッシュであると判定されたセル群に対しては、以下、ステップ110および111の一連の処理が実行されることになる。すなわち、先ず、空間メッシュに対しては、表面メッシュに要求された形状変形に対応して間が滑らかに繋がるようにモーフィングさせるべく、補間変形量xmが算出される(ステップ110)。当該補間変形量xmは、接続曲率を定めた任意の関数系を用いて決定される。
次に、上記ステップ110において算出された補間変形量xmに基づき、空間メッシュのモーフィングが実行される(ステップ111)。
図6に示すルーチンでは、上記ステップ105〜109の処理、または、上記ステップ110および111の処理が行われた後は、次いで、モーフィング後のレイヤー層または空間メッシュに対して、メッシュ歪みの判定が実行される(ステップ112)。当該判定の手法としては、例えば、体積が負(Negative Volume)となっているセル32に対してメッシュ歪みが発生していると判定する手法、或いは、複数の節点の重複を判定することでメッシュ歪みを判定する手法などがある。
上記ステップ112において、メッシュ歪みがあると判定された場合には、レイヤー層に対しては、レイヤー層の高さの修正に用いる上記高さ成分hに任意の係数kを乗ずることで、レイヤー層の高さの修正量が調整される(ステップ113)。また、この場合には、空間メッシュに対しても、上記補間変形量xmに任意の係数kを乗ずることで、空間メッシュの変形量が調整される(ステップ114)。これらのステップ113および114の処理は、メッシュ歪みがなくなるまで繰返し実行される。
一方、上記ステップ112において、メッシュ歪みがないと判定された場合には、境界条件および計算条件が設定されたうえで、モーフィング実行後の形状に対して、各セル32についての流速の計算が実行される(ステップ115)。
次に、当該モーフィング実行後の形状においてタンブル比TRが安定した状態でのタンブル比TRsおよび流量係数CFsが取得される(ステップ116)。
次に、上記ステップ116において取得されたタンブル比TRsおよび流量係数CFsが、それぞれ上記ステップ101における目標タンブル比TRmおよび目標流量係数CFm以上であるか否かが判別される(ステップ117)。
その結果、タンブル比TRsおよび流量係数CFsがともに目標値に達していない場合には、上記ステップ103以降の処理が繰り返し実行され、一方、タンブル比TRsおよび流量係数CFsがともに目標値に達した場合には、図6に示す設計支援プログラムの処理が終了される。
以上説明した図6に示す設計支援プログラムによれば、レイヤー層に対しては、モーフィングによる節点移動が制約されることになる。これにより、モデルの計算精度への影響の大きなレイヤー層に関して、ベースのメッシュモデル30の高品質を保持することができるので、モーフィングの実行後においても、十分な計算精度を確保することが可能となる。
また、上記プログラムによれば、レイヤー層の各節点の高さ成分hsのみの調整によって、モーフィング後のレイヤー層のアスペクト比が高く維持されるようになる。レイヤー層は、必要な計算精度を確保するために、層数と層幅を主たる諸元として規定されるものであり、層幅、すなわち、各節点の高さ成分hsは、計算精度を確保するうえで重要なパラメータである。つまり、上記手法によれば、そのようなパラメータである各節点の高さ成分hsを管理して、レイヤー層を効果的に高品質に保つことができるようになる。また、各節点の高さ成分hsを調整する手法によれば、各節点の横方向の成分を調整する手法に比して、メッシュ歪みの発生を抑制することもできる。
また、レイヤー層は、モーフィングによってねじれたり、薄くなり過ぎたりし易い部位である。このため、モーフィング実行時にメッシュ歪みによるエラーが生じ易いセルは、レイヤー層近傍のセルとなる。上記プログラムによれば、モーフィング実行後のレイヤー層が高アスペクト比に維持されるので、メッシュ歪みの発生を抑制することができる。
また、上記プログラムの手法によれば、メッシュサイズを変えたり、メッシュを再分割したりすることでメッシュモデルの品質を高く保持しようとする従来の手法と比べ、モーフィング後におけるレイヤー層のセル群の調整を追加するだけで済む。このため、モーフィングの実行時間を大きく延長させることなく、モデルの計算精度を十分に確保できるようになる。
また、上記プログラムの手法によれば、メッシュを再分割したりしないので、メッシュモデル30全体の粗密分布が変わらず、これにより、メッシュモデル30の形状変更の前後で、モデルの計算結果の相対評価が十分に可能となる。このような性質は、本実施形態のシステムのように、最適化探索を行い、形状変形前後の相対評価から探索値を決定するシステムにおいて極めて有効なものである。
ところで、上述した実施の形態1においては、レイヤー層に対しても他の空間メッシュと同様に要求変形量に基づくモーフィングを行った後に、レイヤー層のアスペクト比が高く維持させるように、レイヤー層を修正するようにしている。しかしながら、本発明において、計算精度への影響の大きなセル群に対してモーフィングによる節点移動を制限する手法は、これに限定されない。
すなわち、例えば、ベースのメッシュモデル作成の段階で、レイヤー層を大きめの一層のみとして作成し、その後、モーフィングを行った後に、そのレイヤー層を所望の数の層に細かく分割するようにしてもよい。ただし、その分割の際は、高さ方向に対してのみ分割するのが望ましい。また、このような手法によれば、上述した実施の形態1の手法と比べ、モーフィング実行時にセルの横方向の変形量が大きい場合であっても、高さの調整によって各セルのアスペクト比を確実に一定値に揃えることができるようになる。
更には、上述した実施の形態1の手法に代え、ベースのメッシュモデル作成の段階ではレイヤー層を設けないようにしておき、その後、モーフィングを行った後に、表面メッシュから高アスペクト比のセル(例えばプリズムセル)をメッシュモデルの内部へ押し出すようにすることで、レイヤー層を構築するようにしてもよい。尚、この場合には、内部の空間メッシュは、レイヤー層の挿入を受けて、スムージング処理によって補間して修正されるようにしてもよい。
尚、上述した実施の形態1においては、メッシュモデル30が前記第1の発明における「構造体モデル」に相当している。また、CPU14が、上記ステップ102、または115および116の処理を実行することにより前記第1の発明における「セル情報取得手段」が、上記ステップ103の処理を実行することにより前記第1の発明における「セル変形量設定手段」が、上記ステップ105および106、並びに110および111の処理を実行することにより前記第1の発明における「モーフィング実行手段」が、上記ステップ107〜109の処理を実行することにより前記第1の発明における「節点移動制限手段」が、それぞれ実現されている。
また、CPU14が上記ステップ105および106の処理を行ったうえで上記ステップ107〜109の処理を行うことにより前記第2の発明における「特定モーフィング実行手段」が実現されている。
また、CPU14が上記ステップ104の処理を実行することにより前記第4の発明における「高アスペクト比セル群判別手段」が実現されている。
本発明の実施の形態1における設計支援システムのハードウェア構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1における設計支援システムのソフトウェア構成を説明するための図である。 吸気ポートのメッシュモデルを簡略化して表した図である。 モーフィングの実行に伴う問題点を説明するための図である。 本発明の実施の形態1における特徴的なモーフィング手法を具体的に説明するための図である。 本発明の実施の形態1において実行される設計支援プログラムのフローチャートである。
符号の説明
10 コンピュータ
12 入力装置
14 CPU
16 出力装置
18 記憶装置
20 ベースメッシュモデル作成部
22 条件設定部
24 計算ソルバー
26 最適化探索部
28 モーフィング処理部
30 メッシュモデル
32 セル
CF、CFm、CFs 流量係数
hs、h 節点の高さ成分
、R、Rs アスペクト比
TR、TRm、TRs タンブル比
節点移動ベクトル値
xm 補間変形量

Claims (5)

  1. 数値計算により目標性能値を満足する構造体の最適形状を求める設計支援装置であって、
    解析対象となる構造体モデルを構成する複数のセルのそれぞれについて、所定の規則に従って計算結果を取得するセル情報取得手段と、
    前記複数のセルの変形量を設定するセル変形量設定手段と、
    前記セル変形量設定手段により設定された前記変形量に基づいて、前記複数のセルの節点移動を行うモーフィング実行手段と、
    前記複数のセルのうちの計算精度への影響の大きなセル群に対して、前記モーフィング実行手段による前記節点移動を制限する節点移動制限手段と、
    を備えることを特徴とする設計支援装置。
  2. 前記節点移動制限手段は、計算精度への影響の大きな前記セル群に対して、前記モーフィング実行手段による前記節点移動を許容したうえで、当該節点移動後の前記セル群のアスペクト比が当該節点移動前の前記セル群のアスペクト比と等しくなるように、当該セル群の節点を移動させる特定モーフィング実行手段を含むことを特徴とする請求項1記載の設計支援装置。
  3. 前記特定モーフィング実行手段は、前記構造体モデルの表面に対する法線方向への節点移動によって、当該節点移動後の前記セル群のアスペクト比が当該節点移動前の前記セル群のアスペクト比と等しくなるようにすることを特徴とする請求項2記載の設計支援装置。
  4. 前記節点移動制限手段は、アスペクト比が所定値よりも高いセル群を、計算精度への影響の大きな前記セル群として判別する高アスペクト比セル群判別手段を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の設計支援装置。
  5. 前記節点移動の制限の対象となる前記セル群は、レイヤーメッシュであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の設計支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016095798A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 東洋ゴム工業株式会社 Fem解析用モデルの生成装置、方法及びコンピュータプログラム

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