JP2010145949A - モータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Lowの指示信号FGSELがCPU702から出力された後、SOSセンサ524からのSOS信号が正常に出力されなくなると、ワンショット回路555からはHighの信号が出力されず、OR回路558の出力がHighとなる。CPU702は、指示信号FGSELをLowに切り替えてから一定時間が経過した後、次の一定時間の間(第1期間)においてOR回路558の出力がHighである場合には、ポリゴンミラーで反射した光を検出してポリゴンミラーの回転を制御する方法に切り替えた際に異常が発生してポリゴンモータ550が正常に回転していないと判定し、ポリゴンモータ550の動作を停止する。
【選択図】図4
Description
なお、ポリゴンミラーを回転させるモータについては、ポリゴンミラーが一定の回転速度で回転するようにPLL(phase locked loop)制御により回転が制御されており、特許文献1に開示されている光走査装置においては、モータの回転数を検出してポリゴンミラーの回転を制御する方法と、ポリゴンミラーで反射した光を検出してポリゴンミラーの回転を制御する方法とを切り替えている。
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る装置の一例である画像形成装置1の構成の模式図である。画像形成装置1はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の色のトナー(現像剤)を使用してカラー画像を用紙上に形成する電子写真方式の画像形成装置であり、画像読取部200、給紙部300、画像形成部400を備えている。なお、図面及び以下の説明においては、イエローの画像に係わるものについては符号の末尾にYを付し、マゼンタの画像に係わるものについては符号の末尾にMを付し、シアンの画像に係わるものについては符号の末尾にCを付し、ブラックの画像に係わるものについては符号の末尾にKを付し、各色について区別して説明する必要がない場合には末尾のアルファベットの記載を省略して説明を行う。
また、画像形成部400は、感光体を帯電させる帯電装置402Y,402M,402C,402Kと、供給される画像情報に従ってレーザ光を感光体に照射することにより画像情報に対応した静電潜像を感光体に形成する露光装置403Y,403M,403C,403Kを備えている。
また、画像形成部400は、感光体に形成された静電潜像を消耗品の一例であるトナーによって現像する現像装置404Y,404M,404C,404Kと、現像装置404Y,404M,404C,404Kで使用されるトナーを収容した収容容器の一例であるトナーカートリッジ100Y(イエローのトナーを収容),100M(マゼンタのトナーを収容),100C(シアンのトナーを収容),100K(ブラックのトナーを収容)とを備えている。
なお、トナーカートリッジ100Y,100M,100C,100Kは、トナーカートリッジ毎に設けられたトナーカートリッジ装着部150Y,150M,150C,150Kに装着され、各トナーカートリッジのトナーはトナーカートリッジ装着部と現像装置とを結ぶトナー搬送路(図示略)を通って現像装置404Y,404M,404C,404Kに搬送される。
図2は、露光装置403に関係するハードウェアの構成を示したブロック図である。図2に示したように、露光装置403は光走査部500と点灯制御部600を備えており、画像形成装置1の各部を制御するCPU702にバス701を介して接続されている。
点灯制御部600は、感光体401に照射されるレーザ光を出力するレーザダイオード501を制御するものであり、感光体401に照射されるレーザ光の光量やレーザ光の出力タイミングを、バス701を介して露光装置403に供給される画像情報に従って制御する。
ROM(Read Only Memory)703は、CPU(Central Processing Unit)702により実行される制御プログラムを記憶している。CPU702は、ROM703に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM(Random Access Memory)704を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU702により制御プログラムが実行されると、CPU702により画像形成装置1の各部が制御され、画像形成装置1は用紙に画像を形成して出力することや文書を読み取って文書の画像情報を生成すること、図示せぬ
ディスプレイ装置にメッセージを表示することなどが可能となる。
反射ミラー522によるレーザ光の反射方向で、且つ反射ミラー522に対して感光体401と光学的に略同等の位置には、フォトダイオード等の光検出センサからなるSOSセンサ524が配置されている。SOSセンサ524には、レーザ光が感光体401をその軸線方向に走査するごとに、走査開始位置位置に進行するレーザ光が入射される。すなわち、SOSセンサ524では、レーザ光によって感光体401を走査するときの走査開始タイミングを検出することができるようになっており、SOSセンサ524がレーザ光を検出すると、検出した走査開始タイミングを示すパルス状のSOS(Start Of Scan)信号が出力される。
セレクタ552は、PLL制御回路553に接続されており、PLL制御を行う際に基準クロックと比較する比較クロックとして、FGセンサ551から供給されるFG信号又はSOSセンサ524から供給されるSOS信号を選択してPLL制御回路553へ出力する。なお、セレクタ552によるFG信号とSOS信号の選択は、入力される選択指示信号FGSELに基づいて行われ、本実施形態においては、セレクタ552は、選択指示信号FGSELがLowレベルの場合はFG信号を選択し、Highレベルの場合はSOS信号を選択する。
また、PLL制御回路553は、入力された基準クロックと比較クロックとが、予め定められた範囲内の位相差に入っているか否かを示す信号を後述するOR回路558へ出力する。なお、本実施形態においては、PLL制御回路553は、位相差が予め定められた範囲内の場合はLowを、所定範囲外の場合はHighを出力する。
AND回路556は、入力される二つの信号の論理積を出力する回路であり、論理積の演算結果をセレクタ552へ出力する。
EXOR回路557は、入力される二つの信号の排他的論理和を出力する回路であり、排他的論理和の演算結果をOR回路558へ出力する。
OR回路558は、入力される二つの信号の論理和を出力する回路であり、論理和の演算結果を出力する。
インバータ回路559A,559Bは、入力される信号の論理を反転して出力する回路であり、インバータ回路559Aは、SOS信号の論理を反転してワンショット回路555へ出力し、インバータ回路559Bは、供給される信号の論理を反転してEXOR回路557へ出力する。なお、インバータ回路559Bには、CPU702から出力され、ポリゴンモータ550の回転数を検出してポリゴンミラー516の回転を制御するか、ポリゴンミラー516で反射した光を検出してポリゴンミラー516の回転を制御するかを指示する指示信号FGSELが入力される。
次に、画像形成装置1がポリゴンモータ550の回転数を検出してポリゴンミラー516の回転を制御する状態から、ポリゴンミラー516で反射した光を検出してポリゴンミラー516の回転を制御する状態へ移行する時の動作について説明する。
CPU702は、画像形成装置1にて用紙への画像形成を行っていない状態においては、ポリゴンモータ550の回転数を検出してポリゴンミラー516の回転を制御する。
具体的には、CPU702は図5に示したように、レベルがHighレベルの指示信号FGSELを出力する。この指示信号FGSELは、インバータ559BにてレベルがLowレベルに反転された後、AND回路556とEXOR回路557に入力される。AND回路556においては、インバータ559Bの出力のレベルがLowレベルであるため、出力がLowレベルとなり、このLowレベルの出力がセレクタ552とEXOR回路557に入力される。なお、EXOR回路557においては、インバータ559BとAND回路556からの出力が共にLowレベルであるため、出力はLowレベルとなる。
PLL制御回路553は、比較クロックとしてFG信号が供給されると、基準クロック発生部554から供給される基準クロックとFG信号(比較クロック)との比較によるPLL制御により、入力された基準クロックと比較クロックとが予め定められた範囲内の位相差で位相ロック状態になるように、ポリゴンモータ550の回転速度を制御するための速度制御信号を出力する。ポリゴンモータ550は、この出力された速度制御信号に基づいて回転を制御し、常に一定の回転速度となる。
そして、OR回路558にPLL制御回路553からHighレベルの信号が入力されると、OR回路558の出力もHighレベルとなる。CPU702は、OR回路558の出力を監視し、OR回路558の出力がHighレベルとなると、ポリゴンモータ550の回転に異常が生じていると判定し、画像形成装置1の動作を停止する。
次に、ポリゴンモータ550の回転数を検出してポリゴンミラー516の回転を制御する状態から、ポリゴンミラー516で反射した光を検出してポリゴンミラー516の回転を制御する状態へ移行する時の動作について、まず、正常に移行した時の動作について説明した後、移行時に異常が発生した時の動作について説明する。
画像形成装置1が操作されて用紙への画像形成を行う場合、CPU702は、ポリゴンミラー516で反射した光を検出してポリゴンミラー516の回転を制御する。具体的には、用紙への画像形成を行う場合、まずCPU702は、点灯制御部600を制御し、レーザダイオード501からレーザ光を出力させつつ、レーザダイオード501から出力されるレーザ光の光量がSOSセンサ524にてレーザ光を検知するのに十分な光量となるように調整する。
そして、Lowレベルの信号がSOSセンサ524から出力されると、インバータ559AからはHighレベルの信号が出力され、ワンショット回路555からは一定時間の間、Highレベルの信号が出力される。なお、ワンショット回路555からHighレベルの信号が出力される時間は、ポリゴンモータ550が正常に回転している時にSOSセンサ524から出力されるパルス状の信号の周期より長い時間となっているため、ポリゴンモータ550が正常に回転している間は、ワンショット回路555からはHighレベルの信号が出力され続ける。
セレクタ552においては、Highレベルの信号が入力されると、PLL制御を行う際に基準クロックと比較する比較クロックとして、SOSセンサ524から供給されたSOS信号をPLL制御回路553へ出力する。
PLL制御回路553は、比較クロックとしてSOS信号が供給されると、基準クロック発生部554から供給される基準クロックとSOS信号(比較クロック)との比較によるPLL制御により、入力された基準クロックと比較クロックとが予め定められた範囲内の位相差で位相ロック状態になるように、ポリゴンモータ550の回転速度を制御するための速度制御信号を出力する。ポリゴンモータ550は、この出力された速度制御信号に基づいて回転を制御し、常に一定の回転速度となるように制御される。
CPU702が点灯制御部600の制御を始めてレーザダイオード501からレーザ光が出力されるまでの動作は、上述した正常に移行した時の動作と同じであるため、その説明を省略する。
CPU702は、指示信号FGSELをHighレベルからLowレベルに切り替えてから一定時間が経過した後、次の一定時間の間(第1期間)、OR回路558の出力を監視し、ここで、CPU702は、第1期間においてOR回路558の出力がHighレベルである場合には、ポリゴンミラーで反射した光を検出してポリゴンミラーの回転を制御する方法に切り替えた際に異常が発生してポリゴンモータ550が正常に回転していないと判定し、画像形成装置1の動作を停止する。
なお、第1期間においてSOS信号が正常に出力され、OR回路558の出力がLowレベルである場合には、CPU702は、画像形成装置1の動作を停止せず、OR回路558の出力の監視を続ける。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
Claims (3)
- モータの回転周期を検知する第1検知手段と、
前記モータにより回転させられて光を感光体上に走査する多面鏡で反射された光を検知し、反射された光の走査周期を検知する第2検知手段と、
前記第1検知手段により検知された周期により前記モータの回転制御を行なう第1回転制御手段と、
前記第2検知手段により検知された周期により前記モータの回転制御を行なう第2回転制御手段と、
前記第1回転制御手段と前記第2回転制御手段のいずれかを選択する選択手段と、
前記モータの回転周期が予め定められた周期の範囲内にあるか判定し、その判定結果を出力する第1出力手段と、
前記モータの回転周期が予め定められた周期の範囲内にあるか前記第2検知手段で検知された走査周期を用いて判定し、その判定結果を出力する第2出力手段と、
前記第1出力手段の出力と前記第2出力手段の出力とを重畳して出力する重畳手段と
を有するモータ制御装置。 - 前記選択手段が第1回転制御手段から第2回転制御手段に切り替えた際、切り替え後の予め定められた第1期間内とその後の前記重畳手段の出力結果により異常状態を特定することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
- 請求項1または請求項2に記載のモータ制御装置を備えた画像形成装置。
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JP2008325934A JP2010145949A (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | モータ制御装置及び画像形成装置 |
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JP2020060713A (ja) * | 2018-10-11 | 2020-04-16 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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JP2000318208A (ja) * | 1999-05-11 | 2000-11-21 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2006053271A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
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