JP2010145492A - 光学的ローパスフィルタ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺部で、モアレ発生を抑制する機能が低下することがない光学的ローパスフィルタおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明光学的ローパスフィルタの製造方法は、基板上に2官能以上の多官能モノマーあるいはオリゴマーと光重合開始剤とを含有する光重合性組成物5を配置するステップと、光重合性組成物の上方に外周部ほど光線透過率が大きくなるNDフィルタ6を設置するステップと、光重合性組成物に平行光Lを照射して光重合性組成物を重合硬化させて、シート状のマトリックス2とマトリックス内で一方向に配向されマトリックスの厚さに直交する面内で二次元配列された多数の柱状構造体3とを備えた光学的ローパスフィルタ1を得るステップ、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学的ローパスフィルタ及びその製造方法等に関し、詳細には、モアレを防止するためにデジタルカメラ等で使用される光学的ローパスフィルタ及びその製造方法等に関する。
ホームビデオカメラやデジタルスチルカメラにおいては、撮像手段として、CCDエリアイメージセンサやCMOSエリアイメージセンサが用いられている。これらのセンサでは、多数の受光素子がシリコン基板上に格子状に規則的に配置され、光電変換が行われている。さらに、カラー情報を得るため、受光素子毎に、例えばRGBのカラーフィルタが、ストライプ状に、または4種のフィルタが方形モザイク状に配置されている。
このようなCCDエリアイメージセンサ等では、受光素子が格子状に規則的に配置されているため、生成された被写体の画像に、擬似信号(モアレ)を発生する等の問題が生じることがある。
このような問題を解決するため、特定周波数以上をカットする光学ローパスフィルタが用いられている。このような光学的ローパスフィルタとして、シート状のマトリックス内にマトリックスと屈折率が異なる多数の柱状構造体が二次元配列され、80nmないし1000μmのオーダーで屈折率が周期的に変化する光学的ローパスフィルタが提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−242340号公報
このような光学的ローパスフィルタは、光の回折により光を分離し、分離した光を隣り合う受光素子上に入射させることによって、特定周波数以上の周期構造を有する被写体の解像度を低下させ、モアレの発生を抑制するものである。
しかしながら、このような光学的ローパスフィルタは、厚みを大きくすることによってブラッグ回折を示すようにした場合、特定の次数の回折光のみが観測されるようになり、特定周波数未満の周期構造を有する被写体の解像度が低下することを抑制できる。しかしながら、入射角が大きくなると回折効率が低下し、モアレの発生を抑制する機能が低下してしまうという問題を有していた。
即ち、入射光の角度が大きくなる、光学的ローパスフィルタの周辺部では、モアレ発生を抑制する機能が低下するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、周辺部で、モアレ発生を抑制する機能が低下することがない光学的ローパスフィルタおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、
光学的ローパスフィルタの製造方法であって、
基板上に2官能以上の多官能モノマーあるいはオリゴマーと光重合開始剤とを含有する光重合性組成物を配置するステップと、
前記光重合性組成物の上方に外周部ほど光線透過率が大きくなるNDフィルタを設置するステップと、
前記光重合性組成物に平行光を照射して該光重合性組成物を重合硬化させて、シート状のマトリックスと該マトリックス内で一方向に配向され前記マトリックスの厚さに直交する面内で二次元配列された多数の柱状構造体とを備えた光学的ローパスフィルタを得るステップ、を備えている、
ことを特徴とする光学的ローパスフィルタの製造方法が提供される。
このような構成で製造される光学的ローパスフィルタは、外周部ほどマトリックスと柱状構造体の屈折率差が大きくなるので外周部でのモアレ発生を抑制する機能が低下することがない。
本発明の他の態様によれば、
光重合性組成物を光重合して得られた光学的ローパスフィルタであって、
シート状のマトリックスと、
該マトリックス内で一方向に配向され前記マトリックスの厚さに直交する面内で二次元配置され前記マトリックスと異なる屈折率を有する多数の柱状構造体とを備え、
80nmないし1000μmで周期的に屈折率が変化し、さらに、外周部ほどマトリックスと柱状構造体の屈折率差が大きくなっている、
ことを特徴とする光学的ローパスフィルタが提供される。
このような構成の光学的ローパスフィルタは、外周部ほどマトリックスと柱状構造体の屈折率差が大きくなるので外周部でのモアレ発生を抑制する機能が低下することがない。
本発明によれば、周辺部で、モアレ発生を抑制する機能が低下することがない光学的ローパスフィルタおよびその製造方法が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態の光学的ローパスフィルタについて説明する。図1は、本発明の好ましい実施形態の光学的ローパスフィルタ1の内部構造を透視して模式的に示す斜視図である。
光学的ローパスフィルタ1は、透明材料で構成された、シートまたはフィルム状のマトリックス2と、マトリックス2内に配置されたほぼ同一形状の多数の円柱状の柱状構造体3とを備えている。各柱状構造体3は、屈折率がマトリックス2と異っている。
各柱状構造体3は、シートまたはフィルム状のマトリックス2を厚さ方向に貫通して延びるように互いに平行に配向され、且つマトリクス2の厚さに直交する平面内で六方格子状に規則的に配列されている。六方格子には、三角格子とハニカム格子が含まれる。
各柱状構造体3は、円柱以外の柱形状、例えば楕円柱、角柱等であってもよい。また、各柱状構造体3の配列は、六方格子状以外の二次元的な配列、例えば、正方格子状等であってもよい。
本実施形態では、各柱状構造体の配列周期(ピッチ)、直径は、光学的ローパスフィルタ1の屈折率が、80nmないし1000μmのオーダーで周期的に変化するように設定されている。具体的には、柱状構造体3の直径(角柱の場合は外接円の直径)は80nmないし1000μmの範囲で、柱状構造体3の配列周期は80nmないし1000μmで、光学的ローパスフィルタ1の屈折率が、80nmないし1000μmのオーダーで周期的に変化するように設定されている。
柱状構造体3の配列周期は、90nmないし100μmが好ましくは、100nmないし50μmがより好ましい。また、柱状構造体3の直径は、90nmないし100μmが好ましく、100nmないし50μmがより好ましい。
マトリックス2と柱状構造体3との屈折率差は外周部ほど大きくなっている。
具体的には、例えば、マトリックスと柱状構造体との屈折率差は、柱状構造体の配列周期が20μm、柱状構造体の長さ(マトリックスの厚さ)が50μm、光学的ローパスフィルタへの光の入射角度0°〜7°の場合、マトリックスと柱状構造体との屈折率差をΔn、光学的ローパスフィルタへの光の入射角度をθとすると、Δn[単位:無次元]とθ[単位:°]との間に近似的に、
Δn=0.00004θ2−0.0001θ+0.0032・・・式1
の関係が成り立つように設定される。
また、光学系の焦点距離を20mmとした場合、光学的ローパスフィルタ中心からの距離D[単位:mm]とΔn[単位:無次元]との間には近似的に次の式が成り立つ。
Δn=0.0003D2−0.0003D+0.0032・・・式2
このような光学的ローパスフィルタでは、光学的ローパスフィルタへの光の入射角度0°〜7°の範囲において、入射角度によらず回折効率はほぼ一定となる。
光学的ローパスフィルタ1では、このような構造によって、350nmないし2000nmの波長範囲の光に対する干渉効果を十分に発現させることができ、光学的ローパスフィルタとして使用可能な波長範囲において回折や偏向等の高度な光制御が可能となる。
また、本実施形態の光学的ローパスフィルタ1では、このような柱状構造体3の配列の規則性によって、六点分離(三方向)を一枚のフィルタによって行うことができる。
次に、図2に沿って、光学的ローパスフィルタ1の製造方法について説明する。
まず、2官能以上の多官能モノマーあるいはオリゴマーと光重合開始剤とを含有する光重合性組成物5を、基板4の表面に塗布する。基板4は円形、矩形どちらの形状の物も使用でき、その表面が平滑なものであることが好ましい。
光重合性組成物5の塗布厚は、製造する光学的ローパスフィルタ1の厚さに応じて適宜選択され、1μmないし1000μmの範囲が好ましく、5μmないし500μmの範囲がより好ましい。
次いで、光重合性組成物5を塗布した基板4の上部に、外周部ほど光線透過率が大きくなるNDフィルタ6を配置する。NDフィルタ6は基板4と同じ形状の物を使用する。
NDフィルタにおける中心からの距離と光線透過率との関係は、使用する樹脂組成物の重合反応性等を考慮して選定される。例えば、中心部から外周部にかけて、光線透過率が指数関数的に増加するNDフィルタが使用される。
光重合性組成物5を塗布した基板4とNDフィルタ6の間にフォトマスク7を配置して、光照射時に位置情報が入力され、形成される柱状構造体の配列に高い規則性をもたせる。フォトマスク7は、マスク孔が三角格子パターンで規則的に配列されたものである。また、マスク孔は、上記に限らず、他のパターンで配列されていてもよい。例えば、マスク孔が正方格子パターンで規則的に配列されたフォトマスクを使用してもよい。
次いで、波長半値全幅が100nm以下である紫外線等の平行光Lを、光源Sから光重合性組成物5に所定時間、照射し、光重合性組成物5を光重合によってある程度まで硬化させる第1の光照射工程を実行し(図2(a))、その後、NDフィルタ6とフォトマスク7を取り外した状態で光重合性組成物5に所定時間、光源Sから紫外線等を照射する第2の光照射工程(図2(b))を実行する。
多数の柱状構造体3が、レーザー光線の照射時に形成された周期的屈折率変化を反映した回折パターンに対応した規則性が高い六方格子状配列で光重合性組成物内に形成され、柱状構造体3以外の部分は、マトリックス2となる。このようにして製造された光学的ローパスフィルタ1は、80nm〜1000μmのオーダーで周期的に変化する屈折率を有する。
照射する平行光Lは、柱状構造体3を規則的に配列させるため、進行方向に直交する断面内での光強度分布が略一定であることが好ましい。
光源Sとしては、例えば、点光源や棒状光源からの光をミラーやレンズ等により光強度分布が略一定(ハット型分布)の平行光としたもの、面発光半導体レーザー(VCSEL)等の面状光源等が好ましい。
照射する光の平行度としては、柱状構造体の規則的な配列を形成させる点から、ビーム広がり角が±0.03rad以下であるものが好ましく、±0.001rad以下の範囲のものがより好ましい。ここで、レーザー光線は平行度の点では好ましい光源であるが、その光強度分布がガウス型の分布を有しているため、適当なフィルタ等を用いて光強度分布を略一定にして使用することが好ましい。
光学的ローパスフィルタ1内における柱状構造体3の配列の規則性を高くするには、光学的ローパスフィルタ1の膜厚方向に直交する平面内において重合反応を均一に進める事が好ましく、下記式3で与えられる照度分布の値が、2.0%以下であるものが好ましく、1.0%以下であるものがより好ましい。
照度分布=(最大値−最低値)/(最大値+最低値)×100・・・式3
また、柱状構造体の規則的な配列を得る為には照射光の波長幅が狭いこと好ましい。具体的には、半値全幅で、100nm以下が好ましく、20nm以下がより好ましい。
本実施形態の光学的ローパスフィルタ1では、光重合性組成物として、2官能以上の多官能モノマーあるいはオリゴマーと光重合開始剤とを含有するものが使用される。
2官能以上のモノマーを組成物に含ませることで、重合硬化の際、光重合性組成物の厚さ方向に垂直な面内で重合度(架橋密度)の粗密が生じやすくなる。重合度(架橋密度)が密な部分は疎な部分よりも屈折率が高くなる。このような屈折率の高低が出来ると、屈折率の高い部分が導波モードとなり、より多くの光がこの屈折率の高い部分を通ることになる。
このため、重合度(架橋密度)が密で屈折率が高くなった領域の下方では、光硬化性組成物の光反応は重合度(架橋密度)の粗密がより強調されて進行すると考えられる。このような現象によって、マトリックス2内に、マトリックス2と屈折率が異なる多数の柱状構造体3が形成されると考えられる。
2官能以上の多官能モノマーとしては、例えば、分子内に2個以上の重合性炭素−炭素二重結合を有するモノマーであれば、特に限定されるものではないが、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基等を含有するものが特に好ましい。
このような2官能以上の多官能モノマーの具体例としては、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、水添ジシクロペンタジエニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、多官能のエポキシ(メタ)アクリレート、多官能のウレタン(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテート、ジアリルクロレンデート、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド、ジアリルフタレート等が挙げられ、これらを単独であるいは2種以上の混合物として使用することができる。
分子内に3個以上の重合性炭素−炭素二重結合を有する多官能性モノマーを用いると、重合度(架橋密度)の粗密がより大きくなりやすく、柱状構造体が形成されやすくなる。
特に好ましい3個以上の重合性炭素−炭素二重結合を有する多官能性モノマーとしては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、多官能のエポキシ(メタ)アクリレート、多官能のウレタン(メタ)アクリレートがある。
光重合性組成物として2種以上の多官能モノマーあるいはオリゴマーを使用する場合には、それぞれの単独重合体の屈折率が異なるものを使用することが好ましく、その屈折率差が大きいものを組み合わせることがより好ましい。
回折、偏向、拡散などの機能を高効率で得られるようにする為には屈折率差を大きくとることが必要であり、その屈折率差が0.0001以上であることが好ましく、0.05以上であることがより好ましい。
なお、3種以上の多官能モノマーあるいはオリゴマーを使用する場合は、それぞれの単独重合体の少なくともいずれか2つの屈折率差が上記範囲内となるようにすればよい。また、単独重合体の屈折率差が最も大きい2つのモノマーあるいはオリゴマーは、高効率な回折、偏向、拡散などの機能を得る為に、重量比で10:90ないし90:10の割合で用いることが好ましい。
本実施態様においては、光重合性組成物として、上記のような多官能モノマーあるいはオリゴマーとともに、分子内に1個の重合性炭素−炭素二重結合を有する単官能モノマーあるいはオリゴマーを使用してもよい。
このような単官能モノマーあるいはオリゴマーとしては、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基等を含有するものが特に好ましい。
単官能モノマーの具体例としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、フェニルカルビトール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシエチルサクシネート、(メタ)アクリロイルオキシエチルフタレート、フェニル(メタ)アクリレート、シアノエチル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、トリブロモフェノキシエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、p−ブロモベンジル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート化合物;スチレン、p−クロロスチレン、ビニルアセテート、アクリロニトリル、N-ビニルピロリドン、ビニルナフタレン等のビニル化合物;エチレングリコールビスアリルカーボネート、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート等のアリル化合物等が挙げられる。
これら単官能モノマーあるいはオリゴマーは、光学的ローパスフィルタに柔軟性を付与するために用いられる。単官能モノマーあるいはオリゴマーの量は、多官能モノマーあるいはオリゴマーとの合計量のうち10ないし99質量%の範囲とすることが好ましく、より好ましくは10ないし50質量%の範囲である。
また、光重合性組成物として、前記多官能モノマーあるいはオリゴマーと重合性炭素―炭素二重結合を持たない化合物を含む均一溶解混合物を用いることもできる。
重合性炭素―炭素二重結合を持たない化合物としては、例えば、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ナイロン等のポリマー類、トルエン、n-ヘキサン、シクロヘキサン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルアルコール、エチルアルコール、酢酸エチル、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランのような低分子化合物、有機ハロゲン化合物、有機ケイ素化合物、可塑剤、安定剤のような添加剤等が挙げられる。
これら重合性炭素―炭素二重結合を持たない化合物の使用量は、光学的ローパスフィルタを製造する際に光重合性組成物の粘度を低下させ取り扱い性を良くする為に用いられ、多官能モノマーあるいはオリゴマーとの合計量のうち1ないし99質量%の範囲とすることが好ましく、取り扱い性も良くしつつ規則的な配列を持った柱状構造体を形成させる為により好ましくは1ないし50質量%の範囲である。
本実施形態において、光重合性組成物に使用する光重合開始剤は、紫外線等の活性エネルギー線を照射して重合を行う通常の光重合で用いられるものであれば、特に限定されるものではない。例えば、ベンゾフェノン、ベンジル、ミヒラーズケトン、2−クロロチオキサントン、ベンゾインエチルエーテル、ジエトキシアセトフェノン、p-t−ブチルトリクロロアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)-ブタノン−1、ジベンゾスベロン等が挙げられる。
これら光重合開始剤の使用量は、その他の光重合性組成物の100重量部に対して0.001ないし10重量部の範囲とする事が好ましく、光学的ローパスフィルタの透明性を落とさないようにする為に0.01ないし5重量部とする事がより好ましい。
次に、本発明の好ましい実施形態の光学的ローパスフィルタ1を用いた光学系について説明する。図3は、この撮像光学系8の構成を概略的を示す模式図である。この撮像光学系8は、所定ピッチの画素を有する固体撮像素子を有し、デジタルスチルカメラ用光学系、携帯電話などに装着されるデジタルカメラ用光学系等として使用される。
図3に示されているように、撮像光学系8は、レンズ9と、赤外線カットフィルタ10と、固体撮像素子11とを備えている。光学的ローパスフィルタ1は、固体撮像素子11との間に所定厚のギャップ層12が形成された状態で配置されている。
レンズ9としては、無機ガラスからなるガラスレンズ、またはポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂などからなるプラスチックレンズが使用される。
赤外線カットフィルタ10としては、無機ガラスからなるガラスフィルタ、または有機色素を添加したポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂からなるプラスチックフィルタが使用される。
本実施形態では、固体撮像素子11は、シリコン基板上に多数の受光素子が二次元的に配置されたもので、各受光素子で発生した電荷をCCD素子、またはCMOS回路で外部に信号として転送することができるエリアイメージセンサである。
本実施形態では、ギャップ層12は、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、またはポリイミド樹脂で構成されているが、他の透明な材料、例えば空気で構成されていても良い。
ギャップ層12の厚さは、回折により生じる画像ボカシ量が、撮像素子の画素ピッチ以下の有限な量になるように設定される。
回折光の回折角θは、回折の次数として1次の時だけを考えると、規則構造の周期をΛ、光の波長をλ、ギャップ層の媒体の屈折率をnとすると、次の式4のように表される。
n・Λ・sinθ=λ・・・式4
式4と、画像ボカシ量として撮像素子の画素ピッチPに対してP/2を設定すると、ギャップ層12の厚さLは、次式5のように決まる。
L=P/2/tan(sin-1(λ/n・Λ))・・・式5
式5より設定されるギャップ層12の厚さLは、0.01μmないし10mmの範囲に設定され、0.1μmないし1000μmの範囲が好ましく、1μmないし500μmの範囲がより好ましい。
本発明の前記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
次に、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
新中村化学工業社製NKエステル14G:50質量部、新中村化学工業社製NKオリゴU−2PPA:25質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:10質量部、フェノキシエチルアクリレート:15質量部からなる混合物に、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:0.6質量部を溶解させ光重合性組成物を得た。
光重合性組成物をガラス基板に滴下し、スピンコータを用いて72μmの厚さに被覆した。次いで、光重合性組成物上方に、10μmφの光透過域が20μmピッチで正方格子状に配列したフォトマスクを配置し、フォトマスクの上方に、外周部ほど光線透過率が大きくなるNDフィルタを配置した後、窒素雰囲気下でガラス基板表面に対して垂直方向から、1200mJ/cm2で波長半値全幅が100nm以下であり光強度分布が略一定の紫外平行光を照射した。その後、フォトマスクを取り外し、更に2400mJ/cm2で波長半値全幅が100nm以下であり光強度分布が略一定の紫外平行光を照射して光重合性組成物を重合硬化することによって、光学的ローパスフィルタを得た。このとき、光学的ローパスフィルタの中心部における、マトリックスと柱状構造体との屈折率差は0.0022であり、周辺部における、マトリックスと柱状構造体との屈折率差は0.0034であった。
NDフィルタの光線透過率は、中心部から外周部にかけて指数関数的に増加しており、NDフィルタ中心の光線透過率は7.5%であるが、中心から0.7mmの距離における光線透過率は9.0%、中心から1.4mmの距離における光線透過率は27%、中心から1.75mmの距離における光線透過率は90%となっている。
得られた光学的ローパスフィルタに、波長520nmのレーザー光を入射角0°で照射し、回折効率を評価したところ、中心部の回折効率は67%であったのに対し、周辺部の回折効率は99%であった。この回折効率99%の部分に、波長520nmのレーザー光を入射角5°で照射し、回折効率を評価したところ、回折効率は66%であった。
(実施例2)
新中村化学工業社製NKエステル14G:50質量部、新中村化学工業社製NKオリゴU−2PPA:25質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:10質量部、フェノキシエチルアクリレート:15質量部からなる混合物に、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:0.6質量部を溶解させ光重合性組成物を得た。
光重合性組成物をガラス基板に滴下し、スピンコータを用いて次いで、72μmの厚さに被覆した。次いで、光重合性組成物上部に、実施例1で使用した物と同じ透過特性を示す、外周部ほど光線透過率が大きくなるNDフィルタを配置した後、窒素雰囲気下でガラス基板表面に対して垂直方向から、1200mJ/cm2で波長半値全幅が100nm以下であり光強度分布が略一定の紫外平行光を照射して光重合性組成物を重合硬化することによって、光学的ローパスフィルタを得た。このとき、光学的ローパスフィルタの中心部における、マトリックスと柱状構造体との屈折率差は0.0016であり、周辺部における、マトリックスと柱状構造体との屈折率差は0.0020であった。
得られた光学的ローパスフィルタに、波長520nmのレーザー光を入射角0°で照射し、回折効率を評価したところ、中心部の回折効率は41%であったのに対し、周辺部の回折効率は58%であった。この回折効率58%の部分に、波長520nmのレーザー光を入射角5°で照射し、回折効率を評価したところ、回折効率は41%であった。
(比較例1)
新中村化学工業社製NKエステル14G:50質量部、新中村化学工業社製NKオリゴU−2PPA:25質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:10質量部、フェノキシエチルアクリレート:15質量部からなる混合物に、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:0.6質量部を溶解させ光重合性組成物を得た。
光重合性組成物をガラス基板に滴下し、スピンコータを用いて72μmの厚さに被覆した。次いで、前記光重合性組成物上部に、10μmφの光透過域が20μmピッチで正方格子状に配列したフォトマスクを配置し、フォトマスク上部に、光線透過率が面上で均一なNDフィルタを配置した後、窒素雰囲気下でガラス基板表面に対して垂直方向から、1200mJ/cm2で波長半値全幅が100nm以下であり光強度分布が略一定の紫外平行光を照射した。その後、フォトマスクを取り外し、更に2400mJ/cm2で波長半値全幅が100nm以下であり光強度分布が略一定の紫外平行光を照射して光重合性組成物を重合硬化することによって、光学的ローパスフィルタを得た。
このとき、光学的ローパスフィルタにおける、マトリックスと柱状構造体との屈折率差は、中心部及び周辺部ともに0.0022であった。
得られた光学的ローパスフィルタに、波長520nmのレーザー光を入射角0°で照射し、回折効率を評価したところ、中心部及び周辺部の回折効率はともに67%であった。この周辺部に、波長520nmのレーザー光を入射角5°で照射し、回折効率を評価したところ、回折効率は47%であった。
(比較例2)
新中村化学工業社製NKエステル14G:50質量部、新中村化学工業社製NKオリゴU−2PPA:25質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:10質量部、フェノキシエチルアクリレート:15質量部からなる混合物に、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:0.6質量部を溶解させ光重合性組成物を得た。
光重合性組成物をガラス基板に滴下し、スピンコータを用いて次いで、72μmの厚さに被覆した。次いで、光重合性組成物上部に、光線透過率が面上で均一なNDフィルタを配置した後、窒素雰囲気下でガラス基板表面に対して垂直方向から、1200mJ/cm2で波長半値全幅が100nm以下であり光強度分布が略一定の紫外平行光を照射して光重合性組成物を重合硬化することによって、光学的ローパスフィルタを得た。このとき、光学的ローパスフィルタにおける、マトリックスと柱状構造体との屈折率差は、中心部及び周辺部ともに0.0016であった。
得られた光学的ローパスフィルタに、波長520nmのレーザー光を入射角0°で照射し、回折効率を評価したところ、中心部及び周辺部の回折効率はともに41%であった。この周辺部に、波長520nmのレーザー光を入射角5°で照射し、回折効率を評価したところ、回折効率は29%であった。
本発明の好ましい実施形態の光学的ローパスフィルタの構造を模式的に示す透視図である。 図1の光学的ローパスフィルタの製造工程を模式的に示す図面である。 図1の光学的ローパスフィルタを用いた撮像光学系の構成を模式的に示す図面である。
符号の説明
1:光学的ローパスフィルタ
2:マトリックス
3:柱状構造体
4:基板
5:光重合性組成物
6:NDフィルタ
7:フォトマスク
8:撮像光学系
9:レンズ
10:IRカットフィルタ
11:固体撮像素子
12:ギャップ層

Claims (2)

  1. 光学的ローパスフィルタの製造方法であって、
    基板上に2官能以上の多官能モノマーあるいはオリゴマーと光重合開始剤とを含有する光重合性組成物を配置するステップと、
    前記光重合性組成物の上方に外周部ほど光線透過率が大きくなるNDフィルタを設置するステップと、
    前記光重合性組成物に平行光を照射して該光重合性組成物を重合硬化させて、シート状のマトリックスと該マトリックス内で一方向に配向され前記マトリックスの厚さに直交する面内で二次元配列された多数の柱状構造体とを備えた光学的ローパスフィルタを得るステップ、を備えている、
    ことを特徴とする光学的ローパスフィルタの製造方法。
  2. 光重合性組成物を光重合して得られた光学的ローパスフィルタであって、
    シート状のマトリックスと、
    該マトリックス内で一方向に配向され前記マトリックスの厚さに直交する面内で二次元配置され前記マトリックスと異なる屈折率を有する多数の柱状構造体とを備え、
    80nmないし1000μmで周期的に屈折率が変化し、さらに、外周部ほどマトリックスと柱状構造体の屈折率差が大きくなっている、
    ことを特徴とする光学的ローパスフィルタ。
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