JP2010144587A - シリンダブロック - Google Patents

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Katsuichi Miyasaka
克一 宮坂
Takanobu Arai
隆宜 荒井
Masahiro Komatsu
正廣 小松
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Abstract

【課題】シリンダ部のウォータジャケットとスカート部との間から熱が放熱される。そのため、シリンダ部が冷え易いことから、暖機運転に時間を要するおそれがある。
【解決手段】 シリンダブロック(10)は、複数のシリンダ(21)と、複数のシリンダを挟んだ両側にそれぞれ設けられた一対のウォータジャケット(22,23)と、を有するシリンダ部(20)と、シリンダ部の複数のシリンダを挟んだ両側の下部にそれぞれ位置するスカート部(30)と、を備え、シリンダ部の一対のウォータジャケットとスカート部との間には、一対のエンジンオイル通路(24,25)がそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリンダブロック、特に内燃機関のシリンダブロックに関する。
内燃機関のシリンダブロックとして、特許文献1には、シリンダと、底部がシリンダの中間高さに位置するようにシリンダの周囲に形成されたウォータジャケットと、を有するシリンダ部と、シリンダ部の下方に接続されたスカート部と、を有するシリンダブロックが開示されている。
特開平10−77902号公報
ところで、燃費向上の観点から、内燃機関の暖機時間は短い方が好ましい。しかしながら、特許文献1に係るシリンダブロックでは、シリンダ部のウォータジャケットとスカート部との間から熱が放熱される。そのため、シリンダ部が冷え易いことから、暖機運転に時間を要するおそれがある。
本発明は、シリンダ部のウォータジャケットとスカート部との間からの放熱を抑制することができるシリンダブロックを提供することを目的とする。
本発明に係るシリンダブロックは、複数のシリンダと、複数のシリンダを挟んだ両側にそれぞれ設けられた一対のウォータジャケットと、を有するシリンダ部と、シリンダ部の複数のシリンダを挟んだ両側の下部にそれぞれ位置するスカート部と、を備え、シリンダ部の一対のウォータジャケットとスカート部との間には、一対のエンジンオイル通路がそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係るシリンダブロック構造によれば、一対のウォータジャケットとスカート部との間に一対のエンジンオイル通路が設けられていることから、一対のエンジンオイル通路によって、シリンダ部のウォータジャケットとスカート部との間からの放熱を抑制することができる。
本発明によれば、シリンダ部のウォータジャケットとスカート部との間からの放熱を抑制することができるシリンダブロックを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の実施例1に係るシリンダブロック10について説明する。図1(a)は、実施例1に係るシリンダブロック10の模式的断面図である。図1(b)は、図1(a)のE−E線断面図である。シリンダブロック10は、車両に搭載される内燃機関のシリンダブロックである。シリンダブロック10は、シリンダ部20と、クランクを収容するスカート部30と、を備える。本実施例においては、シリンダブロック10は、シリンダ21の列方向に長手方向を有する矩形形状を有している。シリンダブロック10の壁面のうち、長手方向にある一面をA壁面40とし、A壁面40とは反対側の面をB壁面41とする。また、シリンダブロック10の壁面のうち、短手方向にある一面をC壁面42とし、C壁面42とは反対側の面をD壁面43とする。
シリンダ部20には、列方向に配置された複数のシリンダ21と、一対のウォータジャケット(第1ウォータジャケット22および第2ウォータジャケット23)と、一対のエンジンオイル通路(メインギャラリ24およびオイルリターン25)と、が設けられている。
第1ウォータジャケット22および第2ウォータジャケット23は、シリンダ部20の複数のシリンダ21を挟んだ両側にそれぞれ設けられている。具体的には、第1ウォータジャケット22は、シリンダ部20のA壁面40側に設けられている。第2ウォータジャケット23は、シリンダ部20のB壁面41側に設けられている。第1ウォータジャケット22および第2ウォータジャケット23の底部は、スカート部30に達していない。また、第1ウォータジャケット22および第2ウォータジャケット23は、シリンダ21の周囲を連続的に囲みつつシリンダ21の列方向(C壁面42側からD壁面43側に向かう方向)に延在している。第1ウォータジャケット22および第2ウォータジャケット23には、シリンダブロック10の冷却用の冷却水が流動する。なお、この冷却水は、車室暖房用にも使用される。
メインギャラリ24およびオイルリターン25は、シリンダ部20の複数のシリンダ21を挟んだ両側にそれぞれ設けられている。具体的には、メインギャラリ24は、シリンダ部20の第1ウォータジャケット22とスカート部30との間に設けられている。オイルリターン25は、シリンダ部20の第2ウォータジャケット23とスカート部30との間に設けられている。また、メインギャラリ24およびオイルリターン25は、シリンダ21の周囲を連続的に囲みつつシリンダ21の列方向に延在している。なお、メインギャラリ24およびオイルリターン25は、スラスト、反スラスト方向のどちらでも構わない。
メインギャラリ24は、エンジンオイルをメインギャラリ24に供給するためのエンジンオイル供給口26をC壁面42に有している。オイルリターン25は、エンジンオイルをオイルリターン25から排出するためのエンジンオイル排出口27をC壁面42に有している。エンジンオイル供給口26の開口部位はC壁面42に限定されず、メインギャラリ24に供給可能な部位であればよい。
なお、図示はしていないが、シリンダブロック10の上方にはシリンダヘッドが配置される。シリンダヘッドには、シリンダヘッドカムシャフト軸受け、カムロブ等の機構にエンジンオイルを供給するための通路であるヘッドオイルホールが設けられている。シリンダ部20のA壁面40と第1ウォータジャケット22との間の領域には、メインギャラリ24とヘッドオイルホールとを連通するための通路であるヘッドオイル供給路が設けられている。また、シリンダ部20のB壁面41と第2ウォータジャケット23との間の領域には、シリンダヘッドカムシャフト軸受け、カムロブ等の機構に供給されたエンジンオイルが自由落下するためのオイル落とし通路が設けられている。さらに、オイル落とし通路とオイルリターン25とは、オイルリターン連通路によって連通されている。
エンジンオイルは、以下のように流動する。まず、オイルパン(図示せず)に貯留されたエンジンオイルは、オイルポンプ(図示せず)によって圧送されて、エンジンオイル供給口26からメインギャラリ24に流入する。メインギャラリ24に流入したエンジンオイルは、メインギャラリ24をD壁面43側へ流動してヘッドオイル供給路に流入する。ヘッドオイル供給路に流入したエンジンオイルは、その後シリンダヘッドのヘッドオイルホールに流入して、シリンダヘッドカムシャフト軸受け、カムロブ等の機構を潤滑する。
これらの機構を潤滑したエンジンオイルは、自由落下してオイル落とし通路に流入する。オイル落とし通路に流入したエンジンオイルは、オイル落とし流路内を自由落下によって流動して、オイルリターン連通路に流入する。オイルリターン連通路を流動したエンジンオイルは、オイルリターン25に流入する。その後エンジンオイルは、オイルリターン25を流動した後にエンジンオイル排出口27から流出して、例えばチェーンカバー内に配置されたクランクシャフトスプロケットとチェーンとの噛み合い部を潤滑した後、オイルパンに戻る。エンジンオイルは、以上のように流動する。
本実施例に係るシリンダブロック10によれば、シリンダ部20の一対のウォータジャケットとスカート部30との間にメインギャラリ24およびオイルリターン25がそれぞれ設けられている。それにより、シリンダ部20の一対のウォータジャケットとスカート部30との間にメインギャラリ24およびオイルリターン25が形成されていない場合またはいずれか一方のエンジンオイル通路のみが形成されている場合に比較して、シリンダ部20の一対のウォータジャケットとスカート部30との間の領域からの放熱を抑制することができる。その結果、内燃機関の暖機時間を短縮することができる。暖機時間が短縮されると、暖機のための余分な燃料噴射が抑制されることから、内燃機関の燃費が向上する。
また、メインギャラリ24およびオイルリターン25内のエンジンオイルは、シリンダ部20の熱によって温められる。それにより、エンジンオイルの温度を内燃機関の始動開始から早い時期に上昇させることができる。その結果、内燃機関のフリクションが低減されることから、内燃機関の燃費を向上させることができる。
また、メインギャラリ24およびオイルリターン25を流動するエンジンオイルによって、第1ウォータジャケット22および第2ウォータジャケット23内の冷却水が温まる。その結果、車室暖房用のヒータの機能を早期に発揮させることができる。
また、一対のウォータジャケットとスカート部30との間にメインギャラリ24およびオイルリターン25がそれぞれ設けられていることから、シリンダ部20のスラスト側および反スラスト側の剛性が均等になる。その結果、シリンダ21のボア変形を抑制することができる。シリンダ21のボア変形が抑制されると、ピストンのフリクションが低減されることから、内燃機関の燃費が向上しかつ内燃機関の信頼性が向上する。
なお、図1(a)に示すように、本実施例において、メインギャラリ24およびオイルリターン25の断面形状は上下方向に長い縦長形状であるが、これに限られない。但し、メインギャラリ24およびオイルリターン25の断面形状が縦長形状である方が縦長形状でない場合(例えば横長形状の場合)に比較して、シリンダ部20の厚みを低減することができる点で好ましい。
なお、仮にオイルリターン25が第2ウォータジャケット23とスカート部30との間に形成されていない場合には、メインギャラリ24に流入したエンジンオイルによってクランクシャフトスプロケットとチェーンとの噛み合い部を潤滑する必要がある。この場合、オイルポンプは、メインギャラリ24流動後のエンジンオイルをシリンダヘッドに供給するとともに、クランクシャフトスプロケットとチェーンとの噛み合い部にも供給する必要があることから、オイルポンプの負荷は大きい。その点、本実施例に係るシリンダブロック10によれば、オイルリターン25が第2ウォータジャケット23とスカート部30との間に形成されていることによって、クランクシャフトスプロケットとチェーンとの噛み合い部を、オイル落とし通路を自由落下したエンジンオイルによって潤滑することができる。この場合、その結果、オイルリターン25が第2ウォータジャケット23とスカート部30との間に形成されていない場合に比較して、オイルポンプの吐出圧力を下げることができる。それにより、内燃機関の燃費が向上する。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1(a)は、実施例1に係るシリンダブロックの模式的断面図である。図1(b)は、図1(a)のE−E線断面図である。
符号の説明
10 シリンダブロック
20 シリンダ部
21 シリンダ
22 第1ウォータジャケット
23 第2ウォータジャケット
24 メインギャラリ
25 オイルリターン
26 エンジンオイル供給口
27 エンジンオイル排出口
30 スカート部
40,41,42,43 A壁面、B壁面、C壁面、D壁面

Claims (1)

  1. 複数のシリンダと、前記複数のシリンダを挟んだ両側にそれぞれ設けられた一対のウォータジャケットと、を有するシリンダ部と、
    前記シリンダ部の前記複数のシリンダを挟んだ両側の下部にそれぞれ位置するスカート部と、を備え、
    前記シリンダ部の前記一対のウォータジャケットと前記スカート部との間には、一対のエンジンオイル通路がそれぞれ設けられていることを特徴とするシリンダブロック。
JP2008321615A 2008-12-17 2008-12-17 シリンダブロック Pending JP2010144587A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2525863A (en) * 2014-05-06 2015-11-11 Ford Global Tech Llc An engine block
DE102015213987A1 (de) * 2015-07-24 2017-01-26 Ford Global Technologies, Llc Hubkolbenmotor mit Zylinderblock mit zwei getrennten Kühlmittelbereichen und Kraftfahrzeug enthaltend einen derartigen Zylinderblock

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