JP2010142500A - シートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】縁に沿って弾性領域と非弾性領域とを有するシートを効率よく製造できるシートの製造方法を提供する。
【解決手段】第1シートを搬送方向に繰り出す工程;第1弾性部材および第2弾性部材を、第1シートの搬送方向に延在する第1仮想線と交差せず、かつ第1仮想線に対し互いにほぼ線対称となるように、第1シートに所定周期で連続的な蛇行線状で配設し、弾性シートを得る工程;搬送方向に前記所定周期で環状穴または一対の円弧状切欠きが形成されるように、第1弾性部材および/または第2弾性部材の一部に沿って延在し、第1弾性部材および/または第2弾性部材の他部において、第1弾性部材および/または第2弾性部材と交差する切断線で、弾性シートを切断する工程;前記弾性シートを幅方向に切断し、複数のシートを得る工程とを有することを特徴とするシートの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨てパンツ型おむつ、使い捨てパンツ、使い捨てパンツ型おむつカバー等のパンツ製品や、使い捨てオープン型おむつ、使い捨てオープン型おむつカバー等のオープン型おむつ関連製品に適用できるシートの製造方法に関するものである。
従来、おむつの脚開口部の縁近傍に弾性領域と非弾性領域とを設ける方法が知られている。例えば、特許文献1には、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品の一部である伸縮シートの製造方法であって;所定の搬送方向に搬送される第1シート部材上に、弾性部材の少なくとも一部を、前記搬送方向および前記搬送方向に垂直な方向の双方に対して傾斜する傾斜部として伸張状態にて配置し、前記弾性部材を間に挟んで前記第1シート部材上に第2シート部材を積層するとともに前記第1シート部材と前記第2シート部材とを接合する工程と;前記傾斜部と45°以上135°以下の角度にて交差する複数の線に沿って複数の切断刃により前記傾斜部を前記第1シート部材および前記第2シート部材の少なくとも一方とともに切断する工程とを備える伸縮シートの製造方法が開示されている。
特開2008−148941号公報
しかし、特許文献1に開示された製造方法は、弾性部材を切断して非弾性領域を形成する目的のために、複数の切断刃で弾性部材を切断する工程を設けており、効率的とは言えない。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、縁に沿って弾性領域と非弾性領域とを有するシートを効率よく製造できるシートの製造方法を提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明のシートの製造方法とは、第1シートを搬送方向に繰り出す工程(第1シート繰り出し工程);第1弾性部材および第2弾性部材を、第1シートの搬送方向に延在する第1仮想線と交差せず、かつ第1仮想線に対し互いにほぼ線対称となるように、第1シートに所定周期で連続的な蛇行線状で配設し、弾性シートを得る工程(弾性部材配設工程);搬送方向に前記所定周期で環状穴または一対の円弧状切欠きが形成されるように、第1弾性部材および/または第2弾性部材の一部に沿って延在し、第1弾性部材および/または第2弾性部材の他部において、第1弾性部材および/または第2弾性部材と交差する切断線で、弾性シートを切断する工程(穴/切欠き形成工程);前記弾性シートを幅方向に切断し、複数のシートを得る工程(切断工程)とを有しているところに特徴を有する。本発明のシートの製造方法によれば、弾性シートの切断により、環状穴または一対の円弧状切欠きの形成と、環状穴または円弧状切欠きの縁に沿った非弾性領域の形成とを、一度に行うことが可能となる。また、環状穴または円弧状切欠きの縁に沿って、弾性領域と非弾性領域の両方を形成することができる。従って、環状穴または円弧状切欠きの縁に沿って弾性領域と非弾性領域とが簡便に形成され、非弾性領域を有するシートを効率よく製造できるようになる。
本発明のシートの製造方法は、さらに、前記第1シートに接着剤を塗布する工程を有していてもよい。前記構成により、第1弾性部材と第2弾性部材とを、第1シートに配設し固定することが、容易となる。また、本発明のシートの製造方法は、第2シートを、第1弾性部材および第2弾性部材を間に挟んで、第1シートに積層する工程を有していてもよい。前記構成により、第1弾性部材および第2弾性部材が第1シートと第2シートとの間に挟まれた積層シートが得られる。
第1弾性部材および前記第2弾性部材は、正弦半波状、台形波状、またはそれらの組み合わせで、第1シートに配設されることが好ましい。前記構成により、環状穴または円弧状切欠きの縁に沿った非弾性領域を形成しやすくなるとともに、本発明の製造方法により得られるシートは、環状穴または円弧状切欠きに沿って弾性部材が配設されやすくなる。
前記穴/切欠き形成工程において環状穴を形成する場合、本発明のシートの製造方法は、搬送方向に前記所定周期で環状穴が形成されるように、第1弾性部材および/または第2弾性部材の一部に沿って延在し、第1弾性部材および/または第2弾性部材の他部において、第1弾性部材および/または第2弾性部材と交差する環状切断線で、弾性シートを切断し;環状穴を横切って前記弾性シートを幅方向に切断し、複数のシートを得て;さらに、前記弾性シートを、前記搬送方向に延在する折り返し線で二つ折りに折り返す工程と;二つ折りに折り返された弾性シートどうしを接合する工程とを有することが好ましい。この場合、本発明の製造方法により得られるシートは、パンツ形状に形成し、使い捨てパンツ型おむつ、使い捨てパンツ、使い捨てパンツ型おむつカバー等のパンツ製品に好適に使用できるようになる。
環状穴を形成する場合、前記環状切断線は、第1弾性部材と第2弾性部材との間の幅方向の長さが極大となる第2仮想線上で、第1弾性部材と第2弾性部材より幅方向に狭く、環状切断線は、第1弾性部材および第2弾性部材と各々4回交差することが好ましい。前記構成によれば、得られるシートをパンツ形状に形成したパンツ製品は、左右の脚開口部の縁近傍に非弾性領域が各々2つ形成される。また、環状穴を形成する場合、前記環状切断線は、第1弾性部材と第2弾性部材との間の幅方向の長さが極大となる第2仮想線上で、第1弾性部材と第2弾性部材より幅方向に広く、環状切断線は、第1弾性部材および第2弾性部材と各々2回交差することも好ましい。前記構成によれば、得られるシートをパンツ形状に形成したパンツ製品は、左右の脚開口部の上方側の縁近傍に、非弾性領域が各々1つ形成される。いずれの場合も、股部からの排泄物の漏れ防止効果と脚周りの着用感向上効果が、バランスよく得られるようになる。
前記穴/切欠き形成工程において円弧状切欠きを形成する場合、本発明のシートの製造方法は、搬送方向に前記所定周期で一対の円弧状切欠きが形成されるように、第1弾性部材の一部に沿って延在し、第1弾性部材の他部において第1弾性部材と交差する第1切断線で、弾性シートを切断するとともに、第2弾性部材の一部に沿って延在し、第2弾性部材の他部において第2弾性部材と交差する第2切断線で、弾性シートを切断し;円弧状切欠きが設けられた部分以外で前記弾性シートを幅方向に切断し、複数のシートを得ることが好ましい。この場合、本発明の製造方法により得られるシートは、使い捨てオープン型おむつ、使い捨てオープン型おむつカバー等のオープン型おむつ関連製品に好適に使用できるようになる。
円弧状切欠きを形成する場合、前記第1切断線が、第1弾性部材と2回または4回交差し、前記第2切断線が、第2弾性部材と2回または4回交差することが好ましい。前記構成によれば、得られるシートをオープン型おむつ関連製品に適用した場合、当該製品の左右の脚開口部の縁近傍に非弾性領域が各々1つまたは2つ形成されることとなり、その結果、股部からの排泄物の漏れ防止効果と脚周りの着用感向上効果が、バランスよく得られるようになる。
本発明のシートの製造方法は、縁に沿って弾性領域と非弾性領域とを有するシートを効率よく製造することができる。
本発明のシートの製造方法は、第1シートを搬送方向に繰り出す工程(第1シート繰り出し工程);第1弾性部材および第2弾性部材を、第1シートの搬送方向に延在する第1仮想線と交差せず、かつ第1仮想線に対し互いにほぼ線対称となるように、第1シートに所定周期で連続的な蛇行線状で配設し、弾性シートを得る工程(弾性部材配設工程);搬送方向に前記所定周期で環状穴または一対の円弧状切欠きが形成されるように、第1弾性部材および/または第2弾性部材の一部に沿って延在し、第1弾性部材および/または第2弾性部材の他部において、第1弾性部材および/または第2弾性部材と交差する切断線で、弾性シートを切断する工程(穴/切欠き形成工程);前記弾性シートを幅方向に切断し、複数のシートを得る工程(切断工程)とを有する。以下、本発明のシートの製造方法について、図1〜図5を参照して説明する。なお、本発明は、下記実施態様に限定されるものではない。
第1シート繰り出し工程1では、第1シート11を搬送方向vに繰り出す。第1シート11は、第1シート平面上に、搬送方向vと、搬送方向vに垂直な幅方向wとを有している。第1シート11は、好ましくは、長方形の外形を有しており、長方形の長辺と平行な搬送方向vに繰り出される。
第1シート11は、仮想的に、第1シートの搬送方向vに延在する第1仮想線12を有している。また、第1シート11は、後述するように、さらに仮想的に、第1シートの幅方向wに延在する第2仮想線27または第3仮想線28を有していてもよい。各仮想線は、例えば視覚的、触覚的に認識しうるような、実体のものである必要はない。各仮想線は、直線で延在している。第1仮想線12は、第1シート11の幅方向wのほぼ中央位置に搬送方向vの直線状で延在していることが好ましい。
第1シート11は、液不透過性または撥水性のものが好ましく、第1シート11の素材としては、例えば、不織布やプラスチックフィルムが用いられる。
弾性部材配設工程3では、第1弾性部材14と第2弾性部材15とを、第1シート11に配設し、弾性シート16を得る。第1弾性部材14は、第1シート11の第1仮想線12と幅方向一方端17との間の領域に連続的に導入され、第2弾性部材15は、第1シート11の第1仮想線12と幅方向他方端18との間の領域に連続的に導入される。従って、第1弾性部材14および第2弾性部材15は、いずれも第1仮想線12とは交差しない。第1シート11が長方形の形状を有する場合、幅方向一方端17とは、長方形の長辺の一方であることが好ましく、幅方向他方端18とは、長方形の長辺の他方であることが好ましい。第1弾性部材14と第2弾性部材15とは、第1仮想線12を挟んで異なる領域に導入されるため、互いに交差しない。
第1弾性部材14および第2弾性部材15は、第1仮想線12に対し互いにほぼ線対称となるように、所定周期で連続的な蛇行線状で、第1シート11に配設される。前記蛇行線としては、第1シート11の幅方向wに所定の振幅を有し、全体として搬送方向vに延びる線であれば特に限定されない。なお、前記振幅とは最大振幅を意味し、蛇行線には、最大振幅より小さい振幅を有する部分があってもよい。蛇行線は、所定周期で同じ形状が繰り返される。
蛇行線としては、例えば、正弦波(複数の正弦波の合成波を含む)、三角波、矩形波、台形波、正弦波とそれ以外の波形(三角波、矩形波または台形波)との合成波、およびそれらの半波等が示される。なお、半波とは、所定の振幅の範囲で直線により切り取られた波形を意味し、例えば、xy平面上にx方向に延在する波形(例えば、y=sin(x)で表される波形)のy≧n(nは実数)の部分を残し、残された部分により形成される隣接する曲線線分の端点どうしをy=nの線分で結んだ波形を意味する。前記例示した波形は、微分不可能な点(つまり、滑らかでない部分)が存在する場合、当該点近傍の部分が滑らかになっていることが好ましい。蛇行線としては、正弦半波、台形波、またはそれらの組み合わせ(前記波形の角を滑らかにしたものも含む)が好ましい。蛇行線が前記形状であれば、環状穴または円弧状切欠きの縁に沿った非弾性領域を形成しやすくなるとともに、本発明の製造方法により得られるシートは、環状穴または円弧状切欠きに沿って弾性部材が配設されやすくなる。例えば、第1弾性部材14と第2弾性部材15は、図1および図5では正弦半波状に第1シート11に配設され、図2および図3では角が滑らかな台形波状に第1シート11に配設され、図4では角が滑らかな台形波と正弦半波とが組み合わされた蛇行線状に第1シート11に配設されている。
第1弾性部材14および第2弾性部材15は、第1仮想線12に対し互いにほぼ線対称となるように、第1シート11に配設される。しかし、第1弾性部材14および第2弾性部材15は、第1仮想線12に対し、互いに厳密に線対称となるように配設されなくてもよい。例えば、第1弾性部材14の振幅が第2弾性部材15の振幅よりも、大きくまたは小さくてもよい。第1弾性部材14および第2弾性部材15は、少なくとも、第1仮想線12と第1弾性部材14との間の長さが極小となる幅方向線(幅方向wに延在する線)と、第1仮想線12と第2弾性部材15との間の長さが極小となる幅方向線とが一致するとともに、第1仮想線12と第1弾性部材14との間の長さが極大となる幅方向線と、第1仮想線12と第2弾性部材15との間の長さが極大となる幅方向線とが一致するように、配設されればよい。極大または極小となる幅方向線が連続領域として存在する場合(極大または極小となる部分が連続的に存在する場合)は、当該連続領域の搬送方向二等分線を、極大または極小となる幅方向線とみなす。
第1弾性部材14および第2弾性部材15は、各々、1本の弾性部材からなっていてもよく、複数の弾性部材からなっていてもよい。
第1弾性部材14および第2弾性部材15は、ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等の弾性伸縮材料が用いることができる。各弾性部材は、伸張状態で、ホットメルト接着剤、熱接着、超音波接着等の接合手段で第1シートに配設されることが好ましい。例えば、繊度100〜2,500デシテックスのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して配設し、固定する。接合手段としては、ゴム系のホットメルト接着剤を用いることが好ましい。
弾性部材配設工程3では、第1弾性部材14および第2弾性部材15以外に、他の弾性部材を配設してもよい。本発明の製造方法により得られるシートをパンツ製品やオープン型おむつ関連製品に適用する場合、他の弾性部材としては、胴周りのフィット性を向上させるための胴周り弾性部材や、ウェスト開口縁に沿って設けられるウェスト用弾性部材が挙げられる。
本発明のシートの製造方法は、弾性部材配設工程3に先だって、第1シート11に接着剤13を塗布する工程(接着剤塗布工程2)を有していてもよい。接着剤塗布工程2により、第1弾性部材14と第2弾性部材15とを、第1シート11に配設し固定することが、容易となる。接着剤13は、少なくとも第1弾性部材14と第2弾性部材15とが配設される部分に塗布することが好ましい。接着剤としては、ポリオレフィン系、ゴム系、酢酸ビニル系等のホットメルト接着剤を使用することができる。接着剤13は、例えば、接触式のコーター(塗工機)や非接触式のカーテンスプレーを用いて、第1シート11に塗布される。
本発明のシートの製造方法は、弾性部材配設工程3の後に、第1弾性部材14および第2弾性部材15を間に挟んで、第2シート19を第1シート11に積層する工程(第2シート積層工程4)を有していてもよい。第2シート19は、長方形の外形を有することが好ましく、第1シート11と幅方向wに同じ長さを有することがより好ましい。第2シート積層工程4により、第1弾性部材14および第2弾性部材15が第1シート11と第2シート19との間に挟まれた積層シートが得られる。
第2シート19は、液透過性、親水性または撥水性のものが好ましく、第2シート19の素材としては、例えば、不織布やプラスチックフィルムが用いられる。
穴/切欠き形成工程5では、搬送方向vに所定周期で環状穴20または一対の円弧状切欠き21が形成される。詳細には、穴/切欠き形成工程5では、搬送方向vに所定周期で環状穴20または一対の円弧状切欠き21を形成する切断線22,23,24で、弾性シート16を切断する。環状穴20または一対の円弧状切欠き21が形成される周期は、第1弾性部材14および第2弾性部材15が配設される周期と一致する。なお、環状穴20または一対の円弧状切欠き21が形成される周期が、第1弾性部材14および第2弾性部材15が配設される周期の整数倍となる場合も、両周期が一致するものとみなす。
環状穴20または一対の円弧状切欠き21を形成する切断線22,23,24は、第1弾性部材14および/または第2弾性部材15の一部に沿って延在するとともに、第1弾性部材14および/または第2弾性部材15の他部において、第1弾性部材14および/または第2弾性部材15と交差する。
切断線が、第1弾性部材14および/または第2弾性部材15の一部に沿って延在する部分25では、切断線22,23,24が、第1弾性部材14または第2弾性部材15から5mm〜30mm離れた範囲で延在していることが好ましい。また、当該部分25では、切断線22,23,24が、第1弾性部材14または第2弾性部材15に対し、当該部分25で、全体としてほぼ平行に延在していることが好ましい。切断線が第1弾性部材14および/または第2弾性部材15の一部に沿って延在する部分25では、切断線22,23,24は、例えば、直線状、曲線状、またはそれらを組み合わせた形状で延在する。第1弾性部材14および/または第2弾性部材15の一部に沿って延在する切断線で弾性シート16を切断することにより、本発明の製造方法により得られるシートは、環状穴または円弧状切欠きに沿って弾性部材が配設されることとなる。
環状穴20または一対の円弧状切欠き21を形成する切断線は、第1弾性部材14および/または第2弾性部材15の他部において、第1弾性部材14および/または第2弾性部材15と交差する。第1弾性部材14および/または第2弾性部材15と交差する切断線で弾性シート16を切断することにより、環状穴20または円弧状切欠き21の縁に沿った非弾性領域26が形成される。
穴/切欠き形成工程5では、弾性シートの切断により、環状穴20または一対の円弧状切欠き21の形成と、環状穴20または円弧状切欠き21の縁に沿った非弾性領域26の形成とが、一度に行われる。従って、環状穴または円弧状切欠きの縁に沿って弾性領域と非弾性領域とを有するシートが、効率よく製造される。
穴/切欠き形成工程5で環状穴を形成する場合について、図1および図2を参照して説明する。
環状穴を形成する場合、前記穴/切欠き形成工程5では、第1弾性部材14および/または第2弾性部材15の一部25に沿って延在し、第1弾性部材14および/または第2弾性部材15の他部において、第1弾性部材14および/または第2弾性部材15と交差する環状切断線22で、弾性シート16を切断することが好ましい。この場合、本発明の製造方法により得られるシートは、パンツ形状に形成し、使い捨てパンツ型おむつ、使い捨てパンツ、使い捨てパンツ型おむつカバー等のパンツ製品に好適に使用することができる。前記パンツ製品としては、前腹部と後背部とこれらの間に位置する股部とから構成され、前腹部と後背部とが接合されることによりウェスト開口部と一対の脚開口部とが形成されたものが好ましい。
環状切断線22の形状は、幾何学的に閉じた領域を形成するものであればよい。環状切断線22の形状としては、円、楕円、扇形、多角形、等脚台形、円と楕円を除く前記図形の頂点を滑らかにした図形等が挙げられる。
環状切断線22は、幅方向wに延在する第2仮想線27に対し線対称であることが好ましい。なお、前記第2仮想線27は、第1弾性部材14と第2弾性部材15との間の幅方向wの長さが極大となる幅方向線(幅方向wに延在する線)である。図2のように、極大となる幅方向線が連続領域として存在する場合(極大となる部分が連続的に存在する場合)は、当該連続領域の搬送方向二等分線を、第2仮想線とみなす。さらに、環状切断線22が第2仮想線27に対し線対称である場合、第1弾性部材14および第2弾性部材15は、弾性部材配設工程3において、第2仮想線27に対し線対称に配設されることが好ましい。この場合、第1弾性部材14および第2弾性部材15は、環状穴20が形成される搬送方向vの範囲において、第2仮想線27に対し線対称に配設されればよい。環状切断線22、第1弾性部材14、および第2弾性部材15が、第2仮想線27に対し線対称であれば、得られるシートをパンツ形状に形成したパンツ製品は、両脚開口部が左右対称に位置することとなり、見栄えがよいものとなる。
環状切断線22は、第1弾性部材14および第2弾性部材15の一部25に沿って延在し、第1弾性部材14および第2弾性部材15の他部において、第1弾性部材14および第2弾性部材15と交差することが好ましい。この場合、得られるシートをパンツ形状に形成したパンツ製品は、脚開口部の縁に沿ってより多くの弾性部材が配設されるとともに、脚開口部の縁近傍に弾性部材の存在しない非弾性領域が形成されることとなる。その結果、脚周りに沿ったレッグギャザーが形成され、股部からの尿等の排泄物の漏れが防止されやすくなるとともに、着用者の脚周りが締め付けられすぎるのが防止され、脚周りの着用感が向上する。
本発明の製造方法により得られるシートをパンツ形状に形成したパンツ製品は、左右の脚開口部の縁近傍に非弾性領域が各々1つまたは2つ設けられることが好ましく、各々2つ設けられることがより好ましい。このように非弾性領域が設けられることにより、股部からの排泄物の漏れ防止効果と脚周りの着用感向上効果が、バランスよく得られるようになる。
好ましい一実施態様を図1に示す。当該実施態様では、環状切断線22は、第2仮想線27上で第1弾性部材14と第2弾性部材15より幅方向wに狭く、第1弾性部材14および第2弾性部材15と各々4回交差する。なお、環状切断線22が、第2仮想線27上で第1弾性部材14と第2弾性部材15より幅方向wに狭いとは、第2仮想線27上で、環状切断線22と第2仮想線27との交点が、第1弾性部材14と第2弾性部材15よりも、幅方向wの内側にあることを意味する。当該実施態様によれば、得られるシートをパンツ形状に形成したパンツ製品は、左右の脚開口部の縁近傍に非弾性領域が各々2つ形成される。
好ましい他の実施態様を図2に示す。当該実施態様では、環状切断線22は、第2仮想線27上で第1弾性部材14と第2弾性部材15より幅方向wに広く、第1弾性部材14および第2弾性部材15と各々2回交差する。なお、環状切断線22が、第2仮想線27上で第1弾性部材14と第2弾性部材15より幅方向wに広いとは、第2仮想線27上で、環状切断線22と第2仮想線27との交点が、第1弾性部材14と第2弾性部材15よりも、幅方向wの外側にあることを意味する。この場合、得られるシートの第2仮想線27上には、第1弾性部材14と第2弾性部材15が存在しないこととなる。当該実施態様によれば、得られるシートをパンツ形状に形成したパンツ製品は、左右の脚開口部の上方側(パンツ製品を着用者が着用したときの上方側)の縁近傍に、非弾性領域が各々1つ形成される。
環状穴を形成する場合、第1弾性部材14および第2弾性部材15は、環状切断線22の近傍以外では、第1仮想線12に沿って配設されることが好ましく、第1仮想線12から50mm以内の領域に配設されることが好ましい。また、第1弾性部材14および第2弾性部材15は、搬送方向vの直線状で配設されることがより好ましい。第1弾性部材14および第2弾性部材15を、環状切断線22の近傍以外で、第1仮想線12に沿って配設することにより、得られるシートをパンツ形状に形成したパンツ製品は、股部においてパンツ幅方向(パンツ製品を着用者が着用したときの左右方向)に弾性部材が配設されることとなる。その結果、股部において脚開口部の縁をパンツ幅方向内側に引っ張る力が働き、股部の脚開口部の縁がたるみにくくなる。従って、パンツ製品をはく際に足が脚開口縁に引っ掛かりにくくなり、着用しやすいものとなる。また、股部のパンツ幅方向への伸縮力により、股部が着用者側に持ち上がるようになり、パンツ製品の股部のフィット性が向上する。
穴/切欠き形成工程5で円弧状切欠きを形成する場合について、図3〜図5を参照して説明する。
円弧状切欠きを形成する場合、前記穴/切欠き形成工程5では、第1弾性部材14の一部25に沿って延在し、第1弾性部材14の他部において第1弾性部材14と交差する第1切断線23で、弾性シート16を切断するとともに、第2弾性部材15の一部25に沿って延在し、第2弾性部材15の他部において第2弾性部材15と交差する第2切断線24で、弾性シート16を切断することが好ましい。この場合、本発明の製造方法により得られるシートは、例えば止着部材を取り付け、使い捨てオープン型おむつ、使い捨てオープン型おむつカバー等のオープン型おむつ関連製品に好適に使用することができる。前記オープン型おむつ関連製品は、前腹部と後背部とそれらの間に位置し一対の脚用切欠きが設けられた股部とからなるものであり、好ましくは、前腹部または後背部の左右に一対の止着部材が設けられる。
前記オープン型おむつ関連製品には、左右の脚用切欠き部の縁に沿って弾性部材が配設されるとともに、左右の脚用切欠き部の縁近傍の一部に弾性部材の存在しない非弾性領域が形成される。その結果、脚周りに沿ったレッグギャザーが形成され、股部からの尿等の排泄物の漏れが防止されやすくなるとともに、着用者の脚周りが締め付けられすぎるのが防止され、脚周りの着用感が向上する。
円弧状切欠き21を形成する第1切断線23および第2切断線24の形状は、環の一部であれば特に限定されないが、直線でない方が好ましい。前記環とは、幾何学的に閉じた領域を形成するものであればよく、例えば、円、楕円、多角形、多角形の頂点を滑らかにした図形等が示される。
本発明の製造方法により得られるシートをオープン型おむつ関連製品に使用する場合、第1切断線23が、第1弾性部材14と2回または4回交差し、第2切断線24が、第2弾性部材15と2回または4回交差することが好ましい。この場合、オープン型おむつ関連製品は、左右の脚開口部の縁近傍に非弾性領域が各々1つまたは2つ形成されることとなり、その結果、股部からの排泄物の漏れ防止効果と脚周りの着用感向上効果が、バランスよく得られるようになる。好ましくは、第1切断線23が第1弾性部材14と2回交差し、第2切断線24が第2弾性部材15と2回交差し、オープン型おむつ関連製品の左右の脚開口部の縁近傍に非弾性領域が各々1つ形成される。
好ましい一実施態様を図3および図4に示す。当該実施態様では、一対の円弧状切欠き21間の長さ(つまり、第1切断線23と第2切断線24の間との長さ)は、幅方向wに延在する第3仮想線28上で第1弾性部材14と第2弾性部材15より幅方向wに狭く、第1切断線23が第1弾性部材14と2回交差し、第2切断線24が第2弾性部材15と2回交差する。なお、前記第3仮想線28上は、第1弾性部材14と第2弾性部材15との間の幅方向wの長さが極小となる幅方向線(幅方向wに延在する線)である。図3および図4のように、極小となる幅方向線が連続領域として存在する場合(極小となる部分が連続的に存在する場合)は、当該連続領域の搬送方向二等分線を、第3仮想線とみなす。一対の円弧状切欠き21間の長さが、第3仮想線28上で第1弾性部材14と第2弾性部材15より幅方向wに狭いとは、第3仮想線28上で、第1切断線23と第2切断線24が、第1弾性部材14と第2弾性部材15よりも、幅方向wの内側にあることを意味する。当該実施態様によれば、オープン型おむつ関連製品の左右の脚開口部の下方側の縁近傍に、非弾性領域が各々1つ形成される。
好ましい他の実施態様を図5に示す。当該実施態様では、一対の円弧状切欠き21間の長さは、第3仮想線28上で第1弾性部材14と第2弾性部材15より幅方向wに広く、第1切断線23が第1弾性部材14と4回交差し、第2切断線24が第2弾性部材15と4回交差する。一対の円弧状切欠き21間の長さが、第3仮想線28上で第1弾性部材14と第2弾性部材15より幅方向wに広いとは、第3仮想線28上で、第1切断線23と第2切断線24が、第1弾性部材14と第2弾性部材15よりも、幅方向wの外側にあることを意味する。当該実施態様によれば、オープン型おむつ関連製品の左右の脚開口部の縁近傍に、非弾性領域が各々2つ形成される。
円弧状切欠きを形成する場合、円弧状切欠き21の近傍以外では、図3および図5に示すように、例えば、第1弾性部材14は第1シート11の幅方向一方端17に沿って配設され、第2弾性部材15は第1シート11の幅方向他方端18に沿って配設されてもよい。この場合、第1弾性部材14は第1シート11の幅方向一方端17から50mm以内の領域に、第2弾性部材15は第1シート11の幅方向他方端18から50mm以内の領域に配設されることが好ましい。また、第1弾性部材14と第2弾性部材15は、搬送方向vの直線状で配設されることがより好ましい。
円弧状切欠きを形成する場合、円弧状切欠き21の近傍以外では、図4に示すように、例えば、第1弾性部材14および第2弾性部材15は、搬送方向vに隣接する円弧状切欠き21間で、蛇行線状で配設されてもよい。蛇行線については、上記説明と同様である。好ましくは、第1弾性部材14および第2弾性部材15は、隣接する円弧状切欠き21間で、第1シート11の幅の1/4以上の振幅で配設される。隣接する円弧状切欠き21間に設けられた第1弾性部材14および第2弾性部材15は、着用者の胴周りのフィット性を向上させる。
切断工程8では、弾性シート16を幅方向wに切断し、複数のシート29を得る。切断工程8では、連続的に製造されたシートを、例えば、切断カッター等で切断することにより、1つのシート29が得られる。穴/切欠き形成工程5において環状穴を形成する場合は、切断工程8で、環状穴20を横切って弾性シート16を幅方向wに切断し、好ましくは、第2仮想線27上で切断する。一方、穴/切欠き形成工程5において円弧状切欠きを形成する場合は、切断工程8で、円弧状切欠き21が設けられた部分以外で弾性シート16を幅方向wに切断する。
図1および図2に示すように、前記穴/切欠き形成工程5において環状穴を形成する場合は、本発明のシートの製造方法は、さらに、弾性シートを、搬送方向vに延在する折り返し線で二つ折りに折り返す工程(折り返し工程6);二つ折りに折り返された弾性シートどうしを接合する工程(弾性シート接合工程7)とを有することが好ましい。折り返し工程6と弾性シート接合工程7とを設けることにより、本発明の製造方法により得られるシートは、パンツ形状に形成され、使い捨てパンツ型おむつ、使い捨てパンツ、使い捨てパンツ型おむつカバー等のパンツ製品に好適に使用できるようになる。折り返し工程6と弾性シート接合工程7は、穴/切欠き形成工程5の後に設けられることが好ましく、切断工程8の前または後に設けられることが好ましい。
折り返し工程6では、弾性シート16を、搬送方向vに延在する折り返し線で二つ折りに折り返す。好ましくは、折り返し工程6では、弾性シート16を、幅方向中央で搬送方向vに延在する折り返し線で、二つ折りに折り返す。折り返し工程6により、弾性シート16が、パンツ製品の股部に相当する部分で、二つ折りに折り返される。
弾性シート接合工程7では、二つ折りに折り返された弾性シート16どうしを接合する。弾性シート16の接合は、例えば、ヒートシール機31によりヒートシールをしたり、接着剤を塗布したりすることにより行われる。弾性シート16どうしは、第2仮想線27に沿って接合することが好ましく、この場合、弾性シート16どうしは、第2仮想線27上で接合してもよく、第2仮想線27から所定範囲内(例えば、20mm以内)の接合領域で接合してもよい。弾性シート16どうしを接合する接合線や接合領域は、弾性シート16の幅方向wに対し、連続的であっても断続的であってもよい。
図3〜図5に示すように、前記穴/切欠き形成工程5において円弧状切欠きを形成する場合は、本発明のシートの製造方法は、さらに、弾性シート16(切断工程8により得られるシート29も含む)に、止着部材30を取り付ける工程(止着部材取り付け工程9)を有することが好ましい。止着部材取り付け工程9を設けることにより、本発明の製造方法により得られるシートは、止着部材30が取り付けられ、使い捨てオープン型おむつ、使い捨てオープン型おむつカバー等のオープン型おむつ関連製品に好適に使用できるようになる。
止着部材取り付け工程9では、一対の止着部材30を、円弧状切欠き21が設けられた部分以外の弾性シート16の幅方向両端に取り付けることが好ましい。さらに、弾性シート16には、止着部材30の止着対応部位に、止着対応部材を取り付けてもよい。止着部材と止着対応部材の組み合わせとしては、面ファスナーの雄部材(フック材)と雌部材(ループ材)との組み合わせや、粘着剤と再剥離可能なフィルムとの組み合わせが示される。第1シート11として不織布を用い、止着部材30として面ファスナーの雄部材を用いる場合は、止着対応部材として別部材を設けなくても、第1シート11が面ファスナーの雌部材として機能し得る。
本発明の製造方法により得られるシートを、使い捨てパンツ型おむつや使い捨てオープン型おむつ等のおむつ用途に用いる場合は、本発明のシートの製造方法は、さらに、弾性シート16に吸収性コア32を配設する工程(吸収性コア配設工程10)を有することが好ましい(図2および図5を参照)。吸収性コア配設工程10は、弾性部材配設工程3の後に設けられることが好ましく、切断工程8の前に設けられることが好ましい。吸収性コア配設工程10により、弾性シート16に、吸収性コア32が配設される。
弾性シート16が、第1シート11と第2シート19とを有する場合、吸収性コア32は、図5に示されるように、第1シート11と第2シート19との間に配設されてもよい。この場合、吸収性コア配設工程10は、第2シート積層工程4の前にあることが好ましく、第2シート積層工程4では、第1弾性部材14、第2弾性部材15、および吸収性コア32を間に挟んで、第2シート19が積層される。
吸収性コア32は、また、図2に示されるように、第1シート11と第2シート19とが積層したシートの第2シート19上に配設されてもよい。この場合、例えば、吸収性コア32は、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に挟み込まれた吸収性本体として、弾性シートに配設されてもよい。
前記穴/切欠き形成工程5において環状穴を形成する場合は、吸収性コア32は、隣接する環状穴20の間に配設されるようにすることが好ましい(図2を参照)。一方、前記穴/切欠き形成工程5において円弧状切欠きを形成する場合は、吸収性コア32は、第1シート11の幅方向wに対向する一対の円弧状切欠き21間に配設されるようにすることが好ましい(図5を参照)。
吸収性コアは、尿等の排泄物を吸収できるものであれば特に限定されず、吸水性樹脂を含んでいることが好ましい。吸収性コアは、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状の吸水性樹脂を混合したものを、ティッシュペーパーなどの紙シートまたは液透過性不織布シート等の被覆シートで包み、長方形、砂時計型、ひょうたん型、羽子板型等の所定形状に成形することにより得られる。
吸収性コアのおむつ幅方向(おむつを着用者が着用したときの左右方向)の両側縁部に沿って、立ち上がりフラップが設けられていることが好ましい。立ち上がりフラップは、例えば、吸収性コアの上面のおむつ幅方向両側縁部に設けられてもよく、吸収性コアのおむつ幅方向両外側に設けられてもよい。吸収性コアがトップシートとバックシートとで挟み込まれる態様の場合、立ち上がりフラップは、例えばトップシートに接合される。立ち上がりフラップは、液不透過性のプラスチックフィルムや撥水性不織布等により構成されることが好ましく、撥水性の不織布により構成されることがより好ましい。立ち上がりフラップを設けることにより、尿等の横漏れを防ぐことができる。
立ち上がりフラップが立ち上がった状態の上側端部(おむつを着用者が着用したときの着用者側の端部)には、立体用弾性部材が設けられていることが好ましい。立体用弾性部材の収縮力により、着用者側に立ち上がる立体ギャザーが形成され、尿等の横漏れが防止される。なお、立ち上がりフラップのおむつ前後方向の端部は、内面が例えばトップシート上に接合されていてもよく、これにより尿等の前後方向への漏れが防止される。
本発明のシートの製造方法の第1実施態様を表す。 本発明のシートの製造方法の第2実施態様を表す。 本発明のシートの製造方法の第3実施態様を表す。 本発明のシートの製造方法の第4実施態様を表す。 本発明のシートの製造方法の第5実施態様を表す。
符号の説明
1: 第1シート繰り出し工程
2: 接着剤塗布工程
3: 弾性部材配設工程
4: 第2シート積層工程
5: 穴/切欠き形成工程
8: 切断工程
11: 第1シート
14: 第1弾性部材
15: 第2弾性部材
16: 弾性シート
19: 第2シート
20: 環状穴
21: 円弧状切欠き
22: 環状切断線
23: 第1切断線
24: 第2切断線
26: 非弾性領域
29: シート

Claims (9)

  1. 第1シートを搬送方向に繰り出す工程、
    第1弾性部材および第2弾性部材を、第1シートの搬送方向に延在する第1仮想線と交差せず、かつ第1仮想線に対し互いにほぼ線対称となるように、第1シートに所定周期で連続的な蛇行線状で配設し、弾性シートを得る工程、
    搬送方向に前記所定周期で環状穴または一対の円弧状切欠きが形成されるように、第1弾性部材および/または第2弾性部材の一部に沿って延在し、第1弾性部材および/または第2弾性部材の他部において、第1弾性部材および/または第2弾性部材と交差する切断線で、弾性シートを切断する工程、
    前記弾性シートを幅方向に切断し、複数のシートを得る工程を有することを特徴とするシートの製造方法。
  2. さらに、前記第1シートに接着剤を塗布する工程を有する請求項1に記載のシートの製造方法。
  3. さらに、前記第1シートに、第1弾性部材および第2弾性部材を間に挟んで第2シートを積層する工程を有する請求項1または2に記載のシートの製造方法。
  4. 前記第1弾性部材および前記第2弾性部材を、正弦半波状、台形波状、またはそれらの組み合わせで配設する請求項1〜3のいずれか一項に記載のシートの製造方法。
  5. 搬送方向に前記所定周期で環状穴が形成されるように、第1弾性部材および/または第2弾性部材の一部に沿って延在し、第1弾性部材および/または第2弾性部材の他部において、第1弾性部材および/または第2弾性部材と交差する環状切断線で、弾性シートを切断し、
    環状穴を横切って前記弾性シートを幅方向に切断し、複数のシートを得て、
    さらに、前記弾性シートを、前記搬送方向に延在する折り返し線で二つ折りに折り返す工程と、
    二つ折りに折り返された弾性シートどうしを接合する工程とを有する請求項1〜4のいずれか一項に記載のシートの製造方法。
  6. 前記環状切断線が、第1弾性部材と第2弾性部材との間の幅方向の長さが極大となる第2仮想線上で、第1弾性部材と第2弾性部材より幅方向に狭く、
    前記環状切断線が、第1弾性部材および第2弾性部材と各々4回交差する請求項5に記載のシートの製造方法。
  7. 前記環状切断線が、第1弾性部材と第2弾性部材との間の幅方向の長さが極大となる第2仮想線上で、第1弾性部材と第2弾性部材より幅方向に広く、
    前記環状切断線が、第1弾性部材および第2弾性部材と各々2回交差する請求項5に記載のシートの製造方法。
  8. 搬送方向に前記所定周期で一対の円弧状切欠きが形成されるように、第1弾性部材の一部に沿って延在し、第1弾性部材の他部において第1弾性部材と交差する第1切断線で、弾性シートを切断するとともに、第2弾性部材の一部に沿って延在し、第2弾性部材の他部において第2弾性部材と交差する第2切断線で、弾性シートを切断し、
    円弧状切欠きが設けられた部分以外で前記弾性シートを幅方向に切断し、複数のシートを得る請求項1〜4のいずれか一項に記載のシートの製造方法。
  9. 前記第1切断線が、第1弾性部材と2回または4回交差し、前記第2切断線が、第2弾性部材と2回または4回交差する請求項8に記載のシートの製造方法。
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