JP2010141727A - 縦結合型弾性表面波フィルタ及び縦続接続型フィルタ - Google Patents

縦結合型弾性表面波フィルタ及び縦続接続型フィルタ Download PDF

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Abstract

【課題】通過周波数帯域が狭く且つ挿入損失が小さい縦結合型弾性表面波フィルタ及びこの縦結合型弾性表面波フィルタを2つ縦続接続した縦続接続型フィルタを提供する。
【解決手段】IDT電極における電極指のピッチ(一方のバスバーから伸びる2本の隣接する電極指同士の中心間の距離)の長さ寸法をPi、入力側IDT電極及び出力側IDT電極間において間隙を介して隣接する電極指同士の中心間の寸法をL、反射器において隣接する電極指同士の中心間の寸法(ピッチ)をPrとすると、寸法法L及び寸法Prを夫々0.625Pi以上0.73Pi以下好ましくは0.719Pi、0.97×(0.5Pi)以上1.00×(0.5Pi)未満好ましくは0.99×0.5Piとする。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧電基板上に弾性表面波の伝搬方向に2つのIDT(インターディジタルトランスデューサ)電極を並べると共に、両側からこの2つのIDT電極を挟むように弾性表面波の伝搬方向に離間して2つの反射器を配置した縦結合型弾性表面波フィルタ及び上記縦結合型弾性表面波フィルタを2つ縦続接続した縦続接続型フィルタに関する。
昨今から通信機器例えば携帯電話の高機能化が著しく、そのためこのような通信機器に使用(送受信)される電波の通過周波数帯域については、広帯域化且つ低損失化が求められている。そのため、これまでは圧電基板として例えばタンタル酸リチウムやニオブ酸リチウムなどの電気機械結合係数の比較的大きな材料を用いて、通過周波数帯域が例えば比帯域(帯域幅/中心周波数)が4%程度に広くなるように設計した縦結合型弾性表面波フィルタをこの基板上に形成している。
このフィルタについて簡単に説明すると、図1に示すように、このフィルタ100は例えば上記の圧電基板10上に形成され、例えば弾性表面波の伝搬方向に並ぶ2つのIDT(インターディジタルトランスデューサ)電極11、11と、このIDT電極11、11を両側から挟むように弾性表面波の伝搬方向に離間して並ぶ反射器12、12と、を備えている。IDT電極11、11は、各々弾性表面波の伝搬方向に沿って伸びる一対のバスバー13、13と、これらのバスバー13、13から相対向するように互い違いに櫛歯状に伸び出す多数本の電極指14と、を備えている。図1中15は入力ポート、16は出力ポートである。また、17は電極指14と平行に並ぶ多数本のグレーティング電極、18はこれらのグレーティング電極17の一端側及び他端側を夫々接続するように形成されたバスバーである。
このフィルタ100では、上記のようにIDT電極11、11を近接させているので、入力ポート15からIDT電極11に電気信号を入力すると、例えば反射器12、12におけるキャビティ(等価反射面)C、C間には、図3に示すように、夫々の周波数が異なり位相が逆相関係となる対称モード(0次モード)及び反対称モード(1次モード)の2つの共振モードが励起されることになる。このフィルタ100では、例えばシミュレーションによりフィルタ100を1Ω終端させた時に顕在化する2つのモードの周波数(周波数のピーク位置)の間の領域に通過帯域が位置するように、例えば電極指14及びグレーティング電極17の長さ(交差幅)、幅寸法や離間寸法といった各寸法や圧電基板10の材質などを設計している。
ここで、この図3に示すように、IDT電極11、11における電極指14のピッチ(一方のバスバー13から伸びる2本の隣接する電極指14、14の中心間の距離)の長さ寸法をPi、IDT電極11、11間の間隙Sを介して隣接する電極指14、14の中心間の寸法をLとすると、後述の図6に示すように、寸法Lを0.375Pi〜0.875Piにおいて変えることにより、1次モードの周波数(ピーク位置)はほとんど変動しないものの、0次モードの周波数が大きく変化することになる。この図6から得られた0次モードの周波数(f0)及び1次モードの周波数(f1)を夫々まとめて示したグラフである図7から分かるように、2つのモードの周波数の差は、寸法Lが0.5Pi程度で最小となり、0.5Piを越えると大きく増大し、更に寸法Lが大きくなるに従って徐々に減少していく。また、寸法Lが0.5Pi広がる度に弾性表面波の位相が180°ずれるので、この2つのモードの周波数の差は、0.5Piの周期でこの図7の増減を繰り返すことになる。
そのため、従来はフィルタ100の通過周波数帯域の広帯域化を図るために、例えば特許文献1にも記載されているように、これらの2つのモードの周波数の差が大きくなるように例えば0.24Pi≦寸法L≦0.3Piなどに設定する手法が検討されている。尚、この0.24Pi≦寸法L≦0.3Piの範囲から0.5Piだけ寸法Lを大きく設定した0.74Pi≦寸法L≦0.8Piにおいても上記の範囲と同様にフィルタ100の広帯域化を図ることができると考えられるが、IDT電極11、11間の離間寸法が大きくなると弾性表面波のエネルギー損失が大きくなるので、実用的ではなく従来のフィルタ100の設計には利用されていなかった。また、この時反射器12における隣接するグレーティング電極17、17の中心間の寸法(ピッチ)Prは、0次と1次との広い通過帯域を形成するように設定されており、その一例としては例えば1.017×Pi/2に設定されている。
また、例えば特許文献2に記載されているように、間隙Sを介して隣接するIDT電極11、11の端部の領域の寸法Piを他の領域の寸法Piよりも狭めることにより、フィルタを広帯域化する手法も知られている。
しかしながら、例えば特定小電力用のフィルタあるいは450MHz帯を用いたCDMA方式(CDMA(Code Division Multiple Access)450)用のフィルタとしては、通過周波数帯域が上記のフィルタ100よりも狭い帯域例えば比帯域2.0%以下程度で且つ低損失な中・狭帯域のフィルタが求められることもある。
また、上記のようなフィルタ100では、一般的には通過帯域外における減衰量を十分に取れない場合があるので、図4に示すようにフィルタ100を2つ配置すると共に、各々のフィルタ100における一方のIDT電極11のバスバー13、13同士を接続してフィルタ100、100を縦続接続し、帯域外の減衰量を確保するようにしている。しかし、このようにフィルタ100、100を縦続接続すると、後述の図13に示すように、2つの共振モードa、bが発生するが、共振モードbは通過帯域外に発生するため不要なスプリアスとなってしまう。このようなスプリアスの発生を改善する方法として、特許文献3に記載されているようにフィルタ100、100間に結合容量を介在させる技術も知られているが、デバイスサイズが増大化してしまうし、また回路が複雑化してしまう。
特許文献4、5には、このようなフィルタについて記載されているが、上記の課題については何ら検討されていない。
特開平7−58581(段落0017〜0021) 特開2006−136005(段落0051) 特開平4−40705(図1) 特開平2−213212 特開平3−119816
本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、低損失で狭帯域あるいは中帯域の縦結合型弾性表面波フィルタ及びこの縦結合型弾性表面波フィルタを2つ縦続接続した縦続接続型フィルタを提供することにある。
本発明の縦結合型弾性表面波フィルタは、
圧電基板上に2つのIDTを配置すると共にこれら2つのIDTの両側に反射器を配置して構成した縦結合型弾性表面波フィルタにおいて、
前記2つのIDTの間で互いに隣接する電極指の中心間距離をL、IDTの電極指のピッチをPi、とすると、
0.625Pi≦L≦0.73Piに設定され、
励振される0次モード及び1次モードのうち、0次モードのみを利用して通過帯域を形成するために、0次モードで共振しかつ1次モードで共振しないようにIDTが構成されていることを特徴とする。
また、別の発明の縦結合型弾性表面波フィルタは、
圧電基板上に2つのIDTを配置すると共にこれら2つのIDTの両側に反射器を配置して構成した縦結合型弾性表面波フィルタにおいて、
前記2つのIDTの間で互いに隣接する電極指の中心間距離をL、IDTの中央部の電極指のピッチをPi、とすると、
2つのIDTのうち、一方のIDTにおける他方のIDT寄りの端部側の電極指群であって、端部の電極指からn(2≦n≦6)本目までの電極指について、そのピッチを一方のIDTの中央部の電極指のピッチよりも小さくし、
かつ他方のIDTにおける一方のIDT寄りの端部側の電極指群であって、端部の電極指からn(2≦n≦6)本目までの電極指について、そのピッチを他方のIDTの中央部の電極指のピッチよりも小さくし、
一方のIDTにおける前記n本目の電極指と他方のIDTにおける前記n本目の電極指との中心間距離Wが、
一方のIDTの前記端部側の電極指群及び他方のIDTの前記端部側の電極指群におけるピッチを中央部のピッチPiと同じにし、かつ0.125Pi≦L≦0.23Piに設定した場合における同じ区間の距離W´となるように設定され、
励振される0次モード及び1次モードのうち、0次モードのみを利用して通過帯域を形成するために、0次モードで共振しかつ1次モードで共振しないようにIDTが構成されていることを特徴とする。
圧電基板は、36°〜48°Yカットタンタル酸リチウム基板であり、
反射器の電極のピッチをPr、各IDTの電極指の対数をNとしたとき、
0.97×(0.5Pi)≦Pr<1.00×(0.5Pi)
35≦N≦85
に設定されたことが好ましい。
本発明の縦続接続型フィルタは、
上記縦結合型弾性表面波フィルタを2つ縦続接続して構成されたことを特徴とする。
圧電基板は、36°〜48°Yカットタンタル酸リチウム基板であり、
反射器の電極のピッチをPr、各IDTの電極指の対数をNとしたとき、
0.97×(0.5Pi)≦Pr<1.00×(0.5Pi)
35≦N≦85
に設定されたことを特徴とする上記記載の縦続接続型フィルタ。
本発明によれば、縦結合型弾性表面波フィルタにおいて、電極指の中心間距離Lの値を所定の値に設定し(あるいは見かけ上設定し)、これにより励振される0次モードと1次モードとの共振周波数の差を大きくした上で、0次モードのみを利用して通過帯域を形成するようにしたので、低損失で狭帯域あるいは中帯域の特性が得られる。
[第1の実施の形態]
本発明の縦結合型弾性表面波フィルタの第1の実施の形態について、図1〜図3を参照して説明する。このフィルタ1は、既述のフィルタ100とほぼ同じ構成であり、この図1に示すように、例えばタンタル酸リチウム(LiTaO)からなる圧電基板10を備えている。この例では圧電基板10は、例えば図2に示すように、36°〜48°Yカット板であり、つまり圧電基板10をX軸方向から見たときに上面(後述のIDT電極11の形成される面)に垂直な軸とY軸とのなす角度θが36°〜48°となるように切断した基板(36°回転Y板LiTaO)である。従って、この圧電基板10上では当該圧電基板10の結晶軸のX軸に沿って弾性表面波が伝搬することになる。
この圧電基板10上には、既述のように弾性波例えば弾性表面波の伝搬方向に沿って配置された2つのIDT(インターディジタルトランスデューサ)電極11、11と、このIDT電極11、11を両側から挟むように弾性表面波の伝搬方向に離間して並ぶ反射器12、12と、が形成されている。IDT電極11、11は、例えば各々膜厚が700nmとなるように金属例えばアルミニウムにより構成されており、各々弾性表面波の伝搬方向に沿って伸びる一対のバスバー13a、13bと、これらのバスバー13a、13bから相対向するように互い違いに櫛歯状に伸び出す多数本の電極指14と、を備えている。IDT電極11、11間の領域を間隙Sとすると、これらのIDT電極11、11は、各々一方側(この例では上側)のバスバー13a、13aから伸びる電極指14、14がこの間隙Sに隣接するように配置されている。また、バスバー13a、13bから相対向するように伸びる電極指14、14を1組(1対)とすると、電極指14の対数Nは、35対以上85対以下例えば42.5対となっている。
また、一方(図1中左側)のIDT電極11(入力側IDT電極11a)のバスバー13aには入力ポート15が接続され、他方(図1中右側)のIDT電極11(出力側IDT電極11b)のバスバー13bには出力ポート16が接続されている。尚、ポート15、16の接続されていないバスバー13a、13bは接地されている。
また、反射器12、12は、IDT電極11の電極指14と平行に並ぶ多数本例えば60本のグレーティング電極17と、弾性表面波の伝搬方向に沿って設けられ、これらの多数本のグレーティング電極17の一端側及び他端側を夫々接続するように形成された一対のバスバー18、18と、を備えている。尚、この図1においては電極指14及びグレーティング電極17の本数を省略して描画している。また、この図1ではIDT電極11、11及び反射器12について、圧電基板10上の領域と判別しやすいように、ハッチング(点状の模様)を付してある。以下の図についても同様である。
ここで、図3に示すように、IDT電極11、11における電極指14のピッチ(一方のバスバー13から伸びる2本の隣接する電極指14、14の中心間の距離)の長さ寸法をPi、入力側IDT電極11a及び出力側IDT電極11b間において間隙Sを介して隣接する電極指14、14の中心間の寸法をL、反射器12において隣接するグレーティング電極17、17の中心間の寸法(ピッチ)をPrとする。この例では、寸法Pi及び寸法Prは夫々例えば9.19μm及び4.56μm、寸法Lは0.625Pi以上0.73Pi以下例えば0.719Pi、寸法Prは0.97×(0.5Pi)以上1.00×(0.5Pi)未満好ましくは0.99×0.5Piとなっている。また、既述のIDT電極11、11における電極指14、14の交差幅Dは、例えば551.4μm(60Pi)となっている。この電極指14の幅寸法E及び電極指14、14間の離間寸法kは、例えば夫々0.25Piに設定されていたり、あるいは後述の実施例に示すように、E=0.375Pi、k=0.125Piなどに設定されていたりする場合がある。後述するように、これらの各寸法に設定することにより、このフィルタ1は、0次モードの周波数において50Ωにインピーダンスマッチングするように構成されている。
次に、上記のようにフィルタ1の各寸法を設定した理由について、このフィルタ1において弾性表面波が伝搬していく様子と共に以下に説明する。
入力ポート15からフィルタ1に対して所定の電気信号を入力すると、入力側IDT電極11aでは電気信号が機械信号に変換されて弾性表面波が発生し、右側方向及び左側方向に向かって伝搬していく。右側に向かって伝搬する弾性表面波は、出力側IDT電極11bを介して反射器12に到達し、この反射器12において反射されてIDT電極11aに戻されることになり、また左側の反射器12に向かって伝搬する弾性表面波は、この反射器12において反射され、当該IDT電極11aに戻される。こうして例えば反射器12、12のキャビティ(等価反射面)C、C間において弾性表面波が反射し、既述のようにIDT電極11、11同士が近接配置されていることから、この図3に示すように互いに周波数が異なり逆相関係となる対称モード(0次モード)及び反対称モード(1次モード)の共振モードが励起されることになる。
ここで、寸法Lと2つのモードの周波数との関係について説明する。図6にフィルタ1を1Ω終端した時のシミュレーション結果を示すように、寸法Lを0.375Piから0.875Piまで大きくしていくことにより、1次モードの周波数(周波数のピーク)の位置はほとんど変化しないものの、0次モードの周波数の位置は427MHz程度及び443MHz程度の間において大きく変化することが分かる。そして、図7に2つのモードの周波数の位置と寸法Lとをまとめて示すと、0次モードの周波数(f0)は、寸法Lが0.5Piで最小となり、0.625Piにて大きく増大し、更に0.625Piから0、75Pi、0.875Piと増えるにつれて徐々に減少している。また、図6の(a)及び(e)の特性が極めて似通っていることからも、2つのモードの周波数は、寸法Lが0.5Piの周期で変わる毎に位相が180°ずれることから、この周期で周波数の増減を繰り返すことが分かる。更に、図6(c)、(d)及び図7から分かるように、寸法Lが0.73Piの時には、寸法Lが0.75Piの時よりも、0次モードの周波数の位置が最大値(0.625Pi時)側に寄った位置となり、2つのモードの周波数の位置が離間することが分かる。そのため、寸法Lが0.73Piの時には、従来のフィルタ100で用いられていた0.24Pi〜0.3Piの範囲を半周期分(0.5Pi)ずらした範囲である0.74Pi〜0.8Piよりも2つのモードの周波数が離間することが分かる。尚、図6には、寸法Lを上記のように設定した時にフィルタ1を50Ω終端した時に得られる特性についても併記している。また、フィルタ1を1Ω終端するのは既述のように0次モードの周波数及び1次モードの周波数を見やすくする(顕在化させる)ためであり、50Ω終端するのは実際にこのフィルタ1を使用する時の特性を確認するためである。
そして、この実施の形態では、既述のように寸法Lを0.625Pi以上0.73Pi以下に設定している。そのため、0次モードの周波数(周波数のピーク位置)と1次モードの周波数とを大きく離間させているので、これらの2つのモードの周波数が結合しにくくなり、1次モードの周波数の影響を抑えて0次モードの周波数において50Ωにインピーダンスマッチングさせることができる。従って、後述するように、通過周波数帯域が極めて狭く、且つ通過周波数帯域における減衰量の小さな(挿入損失の小さい)フィルタ1が得られる。
次に、電極指14の対数Nを35〜85対に設定した理由について説明する。図8には、この対数Nを18.5対から35、5対、50.5対及び85.5対に増やした時に2つのモードの周波数がどのように変化するか、フィルタ1を1Ω終端して求めた時のシミュレーション結果を示している。この図8から分かるように、対数Nが18.5対から35.5対に増えるにつれて1次モードの周波数のピーク強度が減少していき、50.5対以上ではこの1次モードの周波数が消失していることが分かる。一方、0次モードの周波数は、このように対数Nを増やしてもほとんど減少していない。そのため、この実施の形態のように対数Nを設定することにより、1次モードをミスマッチさせて0次モードにおいて50Ω終端させ、通過周波数帯域が極めて狭く、且つ挿入損失の小さなフィルタ1を構成できることが分かる。尚、この図8においても同様に、フィルタ1を50Ω終端させた時の特性についても併記している。
上記のように各寸法を設定して構成したフィルタ1について、フィルタ1を1Ω終端した時及び50Ω終端した時の特性をシミュレーションした結果を図9に示す。このように、フィルタ1は、通過周波数帯域が極めて狭く、且つ挿入損失が小さくなっていることが分かる。
上述の実施の形態によれば、寸法Lを0.625Pi以上0.73Pi以下に設定しているので、0次モードの周波数を1次モードの周波数から大きく離間させることができる。そのため、0次モードにおいてフィルタ1を50Ωに終端させても1次モードの周波数の影響を抑えることができ、通過周波数帯域が極めて狭く、且つ挿入損失の極めて小さいフィルタ1を得ることができる。
また、電極指14の対数Nを35対以上85対以下に設定しているので、1次モードの周波数を消失させることができ、0次モードにおいてフィルタ1を50Ωに終端させて通過周波数帯域が極めて狭く、且つ挿入損失が極めて小さいフィルタ1を得ることができる。更に、反射器12のグレーティング電極17の寸法Prを上記のように設定したことにより、上記のように従来のフィルタ100よりも0次モードの周波数が高帯域側に寄った場合であっても、等価反射面C、C間において弾性表面波を閉じこめるためにこの周波数において通過周波数帯域を得ることができる。
続いて、このフィルタ1を縦続接続した実施の形態について、図4を参照して説明する。圧電基板10上には、2つのフィルタ1、1が配置されており、一方(図4では上側)のフィルタ1の出力側IDT電極11bのバスバー13と、他方(下側)のフィルタ1の入力側IDT電極11aのバスバー13と、が導電路21を介して接続されている。尚、この実施の形態におけるフィルタ1、1の各寸法は、既述の実施の形態における各寸法と同じ寸法に設定されている。
そして、入力側IDT電極11aに所定の電気信号を入力すると、上記の実施の形態と同様に0次モードの周波数が1次モードの周波数から大きく離間して高帯域側に位置し、また1次モードの周波数が消失することとなる。この時、既述のフィルタ100について説明した図13と同様に、2つの共振モードa、bが発生するが、縦続接続させたフィルタ1、1を1Ω及び50Ωに終端させた時のシミュレーション結果を示す図10から分かるように、0次モードの周波数の位置が高帯域側に寄っているので、0次モードの周波数と共振モードa、bとの間における周波数の差及びインピーダンスの差が既述のフィルタ100よりも小さくなり、そのため共振モードa、bが通過周波数帯域内に取り込まれていることが分かる。この図10では、過周波数帯域において挿入損失の最も小さなピークから3dB減少する比帯域は、1.7%となっていた。そのため、このようにフィルタ1、1を縦続接続することによってスプリアス対策が不要になり、また急峻な特性を得ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、図5を参照して説明する。
既述の実施の形態では、寸法Lを0.625Pi以上0.73Pi以下の範囲に設定したが、この実施の形態では、図5(a)に示すように、寸法L’を上記の範囲よりも半波長分(0.5Pi)だけ短くした0.125Pi以上0.23Pi以下の範囲例えば0.128Piとしている。
ここで、寸法L(L’)は既述のように間隙Sを介して隣接する電極指14、14の中心間の寸法であり、また電極指14の幅寸法Eは例えば0.25Piに設定されている。従って、寸法Lを上記の範囲0.125Pi〜0.23Piとなるように狭めていき、例えば0.25Piに設定した場合には、実際には図5(b)に示すように、いわば間隙SがなくなってIDT電極11、11同士が接触してしまう。そのため、上記の範囲に寸法Lを設定すると、電極指14、14同士が重なりあってしまうことになる。このようにIDT電極11、11同士が接触したり重なり合ったりすると、当該接触部分では電極指14の配列が弾性表面波の伝搬方向において不連続となるので、バルク放射損失が生じて特性が悪化してしまう。
そこで、この実施の形態では、以下に詳述するようにIDT電極11、11において間隙Sに隣接する領域の寸法Piを狭めることにより、電極指14、14同士が重なり合わないように間隙Sを形成して寸法L’を設定している。
先ず、入力側IDT電極11aにおいて、間隙Sに隣接する電極指14を1本目、間隙Sから離れるに従って電極指14を2本目、3本目、、、、n1−1本目、n本目(n≧2)と呼ぶこととする。同様に、出力側IDT電極11bについても間隙S側から1本目、2本目、、、、、n2−1本目、n本目(n≧2)と呼ぶ。また、入力側IDT電極11aのn1−1本目の電極指14から出力側IDT電極11bのn2−1本目の電極指14までの領域を狭ピッチ領域30と呼ぶ。更に、入力側IDT電極11aにおけるn本目の電極指14の中心と出力側IDT電極11bにおけるn本目の電極指14の中心との間隔をWとすると、この間隔Wは、
Figure 2010141727
となることが分かる。この例では、n、nを夫々6本にしているので、この間隔Wは、
W=5÷2×9.19+5÷2×9.19+0.128×9.19=47.13(μm)
となる。
ここで、寸法L’を0.128Piに設定しているので、このままでは既述のようにIDT電極11、11同士が重なり合うことになる。そこで、この実施の形態では、上記の間隔Wをそのまま保ちつつ、IDT電極11、11同士が重なり合わずに間隙Sが形成されるように、つまり幅寸法Eが不連続な電極指14が形成されないように、狭ピッチ領域30内の寸法Piを僅かに狭めるように(=Pi1)している。具体的には、狭ピッチ領域30を形成しなかった場合の間隔(47.13μm)をW’とすると、間隔W=W’に設定すると共に、この例では入力側IDT電極11a及び出力側IDT電極11bの1本目から5(n1−1、n2−1)本目までの寸法Piが狭ピッチ寸法Pi1例えば0.9175Piとなるように、電極指14の幅寸法Eや電極指14、14同士の離間寸法kを狭めている。そのため、IDT電極11、11間には幅寸法が1.06μmの間隙S(S=0.115Pi、L’=0.919×Pi/2)が形成され、弾性表面波の伝搬方向において電極指14が連続的に並ぶ構造となる。そのため、2つのモードの周波数は、既述の第1の実施の形態とほとんど同じ位置に形成されることになる。このように各寸法を設計したフィルタ1について、1Ω及び50Ωに終端させた時のシミュレーション結果を図11に示すと、このフィルタ1では、既述の第1の実施の形態と同様に1次モードの周波数が消失し、また従来のフィルタ100よりも高帯域側に形成された0次モードの周波数において極めて急峻な特性が得られることが分かる。尚、この図5(a)では、電極指14の対数Nは例えば48.5対、電極指14の交差幅Dは例えば413.6μm(45Pi)に設定されている。
上述の実施の形態によれば、実際のフィルタ1としては実現不可能な短い寸法Lであっても、上記のように狭ピッチ領域30を形成することによりIDT電極11、11間に間隙Sを形成し、弾性表面波の伝搬方向において電極指14を連続的に配置している。そのため、上記の第1の実施の形態と同様の効果が得られるし、更にIDT電極11、11同士の離間寸法を短くできるので、弾性表面波の伝搬時におけるエネルギー損失や回折損などを抑えることができる。
尚、この例ではn、nを夫々6本としたが、この本数については適宜設定でき、6本よりも少なくして例えば2本としても良いし、6本よりも多くして例えば12本としても良い。また、入力側IDT電極11a及び出力側IDT電極11bにおいて狭ピッチ領域30を形成する電極指14の本数を各々変えるようにしても良い。更に、上記の寸法L’としては、0.8×Pi/2〜1.0×Pi/2程度好ましくは0.4×Pi/2〜0.5×Pi/2程度であれば良い。また、狭ピッチ領域30において寸法Pi1を連続的に変化させるように、例えば間隙S側からIDT電極11a、11bの各々の端部に向けて徐々に寸法Pi1が小さくあるいは大きくなるように、あるいは当該狭ピッチ領域30において右端及び左端の一方側から他方側に向かって徐々に寸法Pi1が小さく(大きく)なるようにしても良い。
上記の第1の実施の形態と同様に、この実施の形態で得られたフィルタ1、1を既述の図4のように縦続接続して得られる特性について、図12を参照して説明する。この図12から分かるように、既述の例と同様に0次モードの周波数の位置が高帯域側に寄っているので、0次モードの周波数と共振モードa、bとの間における周波数の差及びインピーダンスの差が既述のフィルタ100よりも小さくなり、そのため共振モードa、bが通過周波数帯域内に取り込まれていることが分かる。この図12では、過周波数帯域において挿入損失の最も小さなピークから3dB減少する比帯域は、1.9%となっていた。そのため、同様にこのフィルタ1、1を縦続接続することによってスプリアス対策が不要になり、また急峻な特性を得ることができる。
尚、この実施の形態におけるフィルタ1と既述の第1の実施の形態におけるフィルタ1とを縦続接続しても良い。
また、上記の各例においては圧電基板10としてタンタル酸リチウムを用いたが、例えばニオブ酸リチウム(LiNbO)などであっても良く、その場合には一般的に64°回転Y板LiNbOが用いられる。また、上記の各寸法や電極指14の対数Nなどは、使用する圧電基板10の材質などにより適宜設定される。
次に、上記の各実施の形態で説明したシミュレーションについて、シミュレーション条件やその結果について簡単に説明する。
・図6
(シミュレーション条件)
圧電基板10:36°YカットX伝搬LiTaO
寸法Pi:9.19μm
寸法Pr:1.017Pi/2
寸法L:0.375Pi、0.5Pi、0.625Pi、0.75Pi、0.875Pi
電極指14の対数N:18.5対
電極指14の交差幅D:183.7μm(20Pi)
反射器12のグレーティング電極17の本数:60本
IDT電極11の膜厚:700nm
(シミュレーション結果)
寸法Lを変えることにより、1次モードの周波数(周波数のピーク位置)はほとんど変化しなかったものの、0次モードの周波数は大きく変動していた。
・図7
上記の図6の結果をまとめたグラフであり、寸法Lが0.625Pi程度で2つのモードの周波数が大きく離間すること及び各モードの周波数が0.5Piの周期で寸法Lが変化すると2つのモードの周波数が周期的に増減することが分かった。
・図8
(シミュレーション条件)
圧電基板10:36°YカットX伝搬LiTaO
寸法Pi:9.19μm
寸法Pr:1.017Pi/2
寸法L:0.7Pi
電極指14の対数N:18.5対、35.5対、50.5対、85.5対
電極指14の交差幅D:183.7μm(20Pi)
反射器12のグレーティング電極17の本数:60本
IDT電極11の膜厚:700nm
(シミュレーション結果)
電極指14の対数Nを35.5対まで増やすと1次モードの周波数のピーク強度が減少し、50.5対以上では1次モードの周波数が消失していた。
・図9
(シミュレーション条件)
圧電基板10:36°Yカットタンタル酸リチウム板
寸法Pi:9.19μm
寸法Pr:4.56μm(0.99×0.5Pi)
寸法L:6.61μm(0.719Pi)
電極指14の対数N:各42.5対
電極指14の交差幅D:551.4μm(60Pi)
反射器12のグレーティング電極17の本数:各60本
IDT電極11の膜厚:700nm
(シミュレーション結果)
1次モードの周波数が消失し、またフィルタ100よりも高帯域側に寄った位置に形成された0次モードの周波数において通過周波数帯域が狭く且つ低損失で急峻な特性が得られた。
・図10
(シミュレーション条件)
上記の図9のフィルタ1を2つ縦続接続して計算した。
(シミュレーション結果)
上記の図9と同様の結果であり、また共振モードa、bが通過周波数帯域に取り込まれていた。また、図9のフィルタ1よりも更に急峻な特性が得られた。
・図11
(シミュレーション条件)
圧電基板10:36°Yカットタンタル酸リチウム板
寸法Pi:9.19μm
寸法Pr:4.56μm(0.99×0.5Pi)
理論上の寸法L:1.18μm(0.128Pi)
狭ピッチ領域30の電極指14の本数(入力側IDT電極11a):5本
狭ピッチ領域30の電極指14の本数(出力側IDT電極11b):5本
n1本目の電極指14とn2本目の電極指14との間の間隔W:47.13μm(W=2.5Pi+2.5Pi+L)
電極指14の対数N:各48.5対
電極指14の交差幅D:413.6μm(45Pi)
反射器12のグレーティング電極17の本数:各60本
IDT電極11の膜厚:700nm
(シミュレーション結果)
1次モードの周波数が消失し、またフィルタ100よりも高帯域側に寄った位置に形成された0次モードの周波数において通過周波数帯域が狭く且つ低損失で急峻な特性が得られた。
・図12
(シミュレーション条件)
上記の図11のフィルタ1を2つ縦続接続して計算した。
(シミュレーション結果)
上記の図11と同様の結果であり、また共振モードa、bが通過周波数帯域に取り込まれていた。また、図11のフィルタ1よりも更に急峻な特性が得られた。
・図13
(シミュレーション条件)
圧電基板:36°YカットX伝搬LiTaO
寸法Pi:9.19μm
寸法Pi1:8.82μm(=0.96Pi)
寸法Pr:1.017Pi/2
寸法L’:4.37μm(=0.951Pi/2)
電極指14の対数N:18.5対
電極指14の交差幅D:183.7μm(20Pi)
反射器12のグレーティング電極17の本数:60本
IDT電極11の膜厚:700nm
狭ピッチ領域30の電極指14の本数:各5本
〜nの間隔W=(1+0.96×4+0.951/2)×9.19=48.83μm
5Pi=45.93
この時、理論上の寸法Lは48.83−45.93=2.9μm(=0.316Pi)となっており、0.24〜0.5Piの範囲内となっている。
このように設計したフィルタを2つ縦続接続して計算した。
(シミュレーション結果)
このように従来のフィルタ100となるように設計した場合には、発生した共振モードa、bのうち、共振モードbは通過周波数帯域外に位置して不要なスプリアスとなっていた。
本発明の第1の実施の形態の縦結合型弾性表面波フィルタの一例を示す平面図である。 上記のフィルタが形成された基板の一例を示す模式図である。 上記のフィルタの各寸法を示す模式図である。 上記のフィルタを縦続接続した例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態の縦結合型弾性表面波フィルタの一例を示す平面図である。 上記のフィルタにおいて得られる2つの共振モードの周波数とIDT電極間の寸法との関係を示す特性図である。 上記のフィルタにおいて得られる2つの共振モードの周波数とIDT電極間の寸法との関係をまとめて示す特性図である。 IDT電極の電極指の対数を増やしたときに得られる共振モードについて示した特性図である。 上記の第1の実施の形態のフィルタにて得られる特性図である。 上記の第1の実施の形態のフィルタを縦続接続して得られるフィルタの特性図である。 本発明の第2の実施の形態のフィルタにて得られる特性図である。 上記の第2の実施のフィルタを縦続接続して得られるフィルタの特性図である。 従来のフィルタを縦続接続して得られるフィルタの特性図である。
符号の説明
b スプリアス
L 寸法
N 対数
Pi 寸法
W 間隔
1 フィルタ
11 IDT電極
12 反射器
14 電極指
21 導電路
30 狭ピッチ領域

Claims (5)

  1. 圧電基板上に2つのIDTを配置すると共にこれら2つのIDTの両側に反射器を配置して構成した縦結合型弾性表面波フィルタにおいて、
    前記2つのIDTの間で互いに隣接する電極指の中心間距離をL、IDTの電極指のピッチをPi、とすると、
    0.625Pi≦L≦0.73Piに設定され、
    励振される0次モード及び1次モードのうち、0次モードのみを利用して通過帯域を形成するために、0次モードで共振しかつ1次モードで共振しないようにIDTが構成されていることを特徴とする縦結合型弾性表面波フィルタ。
  2. 圧電基板上に2つのIDTを配置すると共にこれら2つのIDTの両側に反射器を配置して構成した縦結合型弾性表面波フィルタにおいて、
    前記2つのIDTの間で互いに隣接する電極指の中心間距離をL、IDTの中央部の電極指のピッチをPi、とすると、
    2つのIDTのうち、一方のIDTにおける他方のIDT寄りの端部側の電極指群であって、端部の電極指からn(2≦n≦6)本目までの電極指について、そのピッチを一方のIDTの中央部の電極指のピッチよりも小さくし、
    かつ他方のIDTにおける一方のIDT寄りの端部側の電極指群であって、端部の電極指からn(2≦n≦6)本目までの電極指について、そのピッチを他方のIDTの中央部の電極指のピッチよりも小さくし、
    一方のIDTにおける前記n本目の電極指と他方のIDTにおける前記n本目の電極指との中心間距離Wが、
    一方のIDTの前記端部側の電極指群及び他方のIDTの前記端部側の電極指群におけるピッチを中央部のピッチPiと同じにし、かつ0.125Pi≦L≦0.23Piに設定した場合における同じ区間の距離W´となるように設定され、
    励振される0次モード及び1次モードのうち、0次モードのみを利用して通過帯域を形成するために、0次モードで共振しかつ1次モードで共振しないようにIDTが構成されていることを特徴とする縦結合型弾性表面波フィルタ。
  3. 圧電基板は、36°〜48°Yカットタンタル酸リチウム基板であり、
    反射器の電極のピッチをPr、各IDTの電極指の対数をNとしたとき、
    0.97×(0.5Pi)≦Pr<1.00×(0.5Pi)
    35≦N≦85
    に設定されたことを特徴とする請求項1または2記載の縦結合型弾性表面波フィルタ。
  4. 請求項1または請求項2に記載された縦結合型弾性表面波フィルタを2つ縦続接続して構成されたことを特徴とする縦続接続型フィルタ。
  5. 圧電基板は、36°〜48°Yカットタンタル酸リチウム基板であり、
    反射器の電極のピッチをPr、各IDTの電極指の対数をNとしたとき、
    0.97×(0.5Pi)≦Pr<1.00×(0.5Pi)
    35≦N≦85
    に設定されたことを特徴とする請求項4記載の縦続接続型フィルタ。
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