JP2010141561A - マイクロフォン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、部品、特に外付け部品を追加することなく、チャージポンプ回路の急峻な出力電圧変化から生じるノイズを抑制することが可能なマイクロフォン装置を提供することにある。
【解決手段】チャージポンプ回路2によって電源電圧を昇圧し、昇圧した直流電圧をコンデンサマイクロフォン3に印加するマイクロフォン装置1において、コンデンサマイクロフォン3の出力を増幅し、入力されたミュート信号に応じて増幅動作をオン・オフする増幅回路5と、チャージポンプ回路2の出力が急峻な電圧変化を生じている間において増幅回路5の増幅動作をオフするミュート信号を出力することによって、チャージポンプ回路2の急峻な電圧変化によって生じるノイズを抑制するように構成された動作制御回路4とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】チャージポンプ回路2によって電源電圧を昇圧し、昇圧した直流電圧をコンデンサマイクロフォン3に印加するマイクロフォン装置1において、コンデンサマイクロフォン3の出力を増幅し、入力されたミュート信号に応じて増幅動作をオン・オフする増幅回路5と、チャージポンプ回路2の出力が急峻な電圧変化を生じている間において増幅回路5の増幅動作をオフするミュート信号を出力することによって、チャージポンプ回路2の急峻な電圧変化によって生じるノイズを抑制するように構成された動作制御回路4とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンデンサマイクロフォンを用いたマイクロフォン装置に関し、より詳細には、高い直流電圧を印加することによって作動するコンデンサマイクロフォンを備えた装置に関する。
コンデンサマイクロフォンを作動させるためには、動作原理上、振動膜間にバイアス電圧を加える必要がある。例えば、エレクトレットコンデンサマイクロフォン(ECM)では、該マイクロフォンに半永久的に電荷を保持させて振動膜間に電圧を印加している。また、シリコンマイクのように、マイクロフォン自体に電荷を保持することができない場合は、外部から直流電圧を印加している。このように、マイクロフォンに外部から直流電圧を印加する場合、電源電圧よりも高い直流電圧を印加するケースが多い。
従来、コンデンサマイクロフォンに印加する高い直流電圧を得るために、チャージポンプ回路によって電源電圧を昇圧する方法が採用されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。特許文献1及び特許文献2にはチャージポンプ回路を備えたコンデンサマイクロフォン装置が開示されている。チャージポンプ回路は、複数のコンデンサを備えており、これらのコンデンサの接続状態を次々と切り替えることによって、電圧を昇圧するものである。
従来、コンデンサマイクロフォンに印加する高い直流電圧を得るために、チャージポンプ回路によって電源電圧を昇圧する方法が採用されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。特許文献1及び特許文献2にはチャージポンプ回路を備えたコンデンサマイクロフォン装置が開示されている。チャージポンプ回路は、複数のコンデンサを備えており、これらのコンデンサの接続状態を次々と切り替えることによって、電圧を昇圧するものである。
特許文献1のチャージポンプ回路は、複数のコンデンサと複数のダイオードとを多段に接続し、各段にH又はLレベルの信号を加えるように構成されている。そして、このH又はLレベルの信号によってコンデンサの基準電位を次々と切り替えて、電源電圧を順次昇圧している。特許文献2のチャージポンプ回路は、特許文献1のチャージポンプ回路のダイオードをダイオード接続された電界効果トランジスタ(FET)に置き換えた構成となっている。その他の構成,動作は特許文献1のものと同様である。
特開2006−191360号公報
特開2006−87074号公報
しかしながら、チャージポンプ回路は、前述のように、充電された複数のコンデンサの基準電位を次々と切り替えていくように構成されているため、基準電位の切替時において、チャージポンプ回路の出力電圧が急峻に変化してしまうという問題を有している。この急峻な電圧変化はコンデンサマイクロフォンの出力信号を変化させるので、ノイズとなって増幅回路から出力される。したがって、チャージポンプ回路を使用した場合、SNR(Signal Noise Ratio: 信号対ノイズ比)が劣化することになる。
図10は、上記ノイズを抑制する手段を設けたマイクロフォン装置を示す。マイクロフォン装置は、コンデンサマイクロフォン62(容量値:数pF〜10pF程度)と、コンデンサマイクロフォン62に直流電圧を印加するチャージポンプ回路61と、コンデンサマイクロフォン62の出力を増幅する増幅回路64と、チャージポンプ回路61の出力と増幅回路64の入力と間に設けた平滑コンデンサ63(容量値:1000pF程度)とを備えている。
このマイクロフォン装置60によれば、チャージポンプ回路61における上記急峻な電圧変化が平滑コンデンサ63によって平滑されるので、SNRが改善される。しかしながら、このSNR改善手法では、平滑コンデンサ63という部品の追加が必要となるため、実装面積の拡大、コストの上昇等の問題を生じる。特に、集積回路を用いてマイクロフォン装置を構成する場合、1000pF程度のコンデンサを集積回路に内蔵させことは難しいため、平滑コンデンサ63は集積回路に対する外付け部品とせざるを得ない。このため、さらに実装面積の拡大、コストの上昇等の問題が大きくなる。
このマイクロフォン装置60によれば、チャージポンプ回路61における上記急峻な電圧変化が平滑コンデンサ63によって平滑されるので、SNRが改善される。しかしながら、このSNR改善手法では、平滑コンデンサ63という部品の追加が必要となるため、実装面積の拡大、コストの上昇等の問題を生じる。特に、集積回路を用いてマイクロフォン装置を構成する場合、1000pF程度のコンデンサを集積回路に内蔵させことは難しいため、平滑コンデンサ63は集積回路に対する外付け部品とせざるを得ない。このため、さらに実装面積の拡大、コストの上昇等の問題が大きくなる。
そこで、本発明の目的は、部品、特に集積回路を用いる場合に外付けとなる部品を追加することなく、チャージポンプ回路の急峻な出力電圧変化に起因して生じるノイズを抑制することが可能なマイクロフォン装置を提供することにある。
本発明に係るマイクロフォン装置は、上記目的を達成するために、加えられる音圧に応じて静電容量が変化するコンデンサマイクロフォンと、電源電圧を昇圧し、昇圧した電圧を前記コンデンサマイクロフォンに印加するチャージポンプ回路と、前記コンデンサマイクロフォンの出力を増幅し、入力されたミュート信号に応じて増幅動作をオン・オフする増幅回路と、前記チャージポンプ回路の出力が急峻な電圧変化を生じている間において前記増幅回路の増幅動作をオフするミュート信号を出力することによって、前記チャージポンプ回路の急峻な電圧変化によって生じるノイズを抑制するように構成された動作制御回路とを備える。
なお、上記コンデンサマイクロフォンには、例えば、シリコンマイク(単結晶シリコンのコンデンサ型マイクロフォン)等が含まれる。
なお、上記コンデンサマイクロフォンには、例えば、シリコンマイク(単結晶シリコンのコンデンサ型マイクロフォン)等が含まれる。
前記動作制御回路は、前記チャージポンプ回路におけるコンデンサの基準電圧を切り替えるためにクロック信号を出力するように構成されても良い。
一例として、前記動作制御回路は、前記クロック信号の立ち上がりのタイミングにおいて前記増幅回路の増幅動作をオフするミュート信号を出力するように構成されている。
さらに一例として、前記動作制御回路は、前記クロック信号の立ち上がりのタイミングに加えて、前記クロック信号の立ち下がりのタイミングにおいても、前記増幅回路の増幅動作をオフするミュート信号を出力するように構成されている。
なお、上記「クロック信号の立ち上がりのタイミング」及び「クロック信号の立ち下がりのタイミング」とは、クロック信号の立ち上がり及び立ち下がり現象における瞬間的な時点を示すものではなく、立ち上がり前後及び立ち下がり前後に亘るある一定の時間幅を示すものである。
一例として、前記動作制御回路は、前記クロック信号の立ち上がりのタイミングにおいて前記増幅回路の増幅動作をオフするミュート信号を出力するように構成されている。
さらに一例として、前記動作制御回路は、前記クロック信号の立ち上がりのタイミングに加えて、前記クロック信号の立ち下がりのタイミングにおいても、前記増幅回路の増幅動作をオフするミュート信号を出力するように構成されている。
なお、上記「クロック信号の立ち上がりのタイミング」及び「クロック信号の立ち下がりのタイミング」とは、クロック信号の立ち上がり及び立ち下がり現象における瞬間的な時点を示すものではなく、立ち上がり前後及び立ち下がり前後に亘るある一定の時間幅を示すものである。
本発明に係るマイクロフォン装置において、動作制御回路は、チャージポンプ回路の出力が急峻な電圧変化を生じている間において増幅回路の増幅動作をオフするように増幅回路を制御している。増幅回路の増幅動作が停止すると、増幅回路の入力が変化してもその出力は変化しないため、ノイズは出力されない。したがって、外付け部品を追加することなく、チャージポンプ回路の急峻な出力電圧変化に起因して生じるノイズを抑制することが可能である。
以下、本発明の実施の形態を添付の図を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態に係るマイクロフォン装置1は、コンデンサマイクロフォン3と、コンデンサマイクロフォン3に接続したチャージポンプ回路2及び増幅回路5と、チャージポンプ回路2及び増幅回路5に接続した動作制御回路4とを備えている。
コンデンサマイクロフォン3は、印加された音圧に応じてその静電容量が変化する。チャージポンプ回路2は電源電圧を入力とし、該電圧を昇圧して出力する。出力された直流電圧は、高抵抗を介してコンデンサマイクロフォン3の電極間に印加される。この直流電圧の印加によって、音圧に対応したコンデンサマイクロフォン3の静電容量の変化を、それに比例した電圧の変化として取り出すことができる。
増幅回路5は、コンデンサマイクロフォン3の出力を増幅して音声信号として出力する。
増幅回路5は、コンデンサマイクロフォン3の出力を増幅して音声信号として出力する。
図2にチャージポンプ回路2の一例を示す。このチャージポンプ回路2は、ダイオード11とコンデンサ12とからなるチャージ回路、ダイオード13とコンデンサ14とからなるチャージ回路、ダイオード15とコンデンサ16からなるチャージ回路、ダイオード17とコンデンサ18からなるチャージ回路、及びダイオード19とコンデンサ20とからなるチャージ回路を多段接続した構成を有する。
コンデンサ12,16の基準電圧端子(図における下方の端子)は、それぞれインバータ22の出力に接続され、また、コンデンサ14,18の基準電圧端子は、それぞれインバータ24の出力に接続されている。コンデンサ20の基準電圧端子は接地されている。インバータ22の入力には、動作制御回路4からクロック信号CKが加えられ、また、インバータ24の入力には、インバータ23を介して上記クロック信号CKを反転した信号が加えられる。
次にこのチャージポンプ回路2の動作について説明する。なお、以下の説明においては、ダイオード11,13,15,17及び19の順方向降下電圧を考慮していない。クロック信号CKがHレベルのときには、コンデンサ12の基準電圧端子がLレベル(接地レベル)の状態となる。したがって、コンデンサ12は、その端子電圧がほぼ電源10の出力電圧になるまでダイオード11を介してチャージされる。クロック信号CKがLレベルの状態になると、コンデンサ12の基準電圧端子がインバータ22を介してHレベル状態になり、また、コンデンサ14の基準端子電圧が、インバータ23,24を介してLレベル状態になる。この結果、コンデンサ12の端子電圧(図における上方の端子の電圧)がコンデンサ12のチャージ電圧にクロック信号CKのHレベル電位を加えた電圧になり、ダイオード13を介してコンデンサ12と14の端子電圧が等しくなるまでコンデンサ12の電荷がコンデンサ14に分配・チャージされる。クロック信号CKが再びHレベルの状態になると、コンデンサ12への再チャージが実行され、同時に、コンデンサ16へのチャージが開始される。このとき、コンデンサ14の基準電圧端子はHレベルの状態にある。したがって、コンデンサ14の端子電圧がコンデンサ14にチャージされた電圧にクロック信号CKのHレベル電位を加えた電圧になり、ダイオード15を介してコンデンサ14と16の端子電圧が等しくなるまでコンデンサ14の電荷がコンデンサ16に分配・チャージされる。このように、チャージポンプ回路2は、各コンデンサ12,14,16,18の基準電圧を次々と切り替えていくことによって、入力された電源電圧を昇圧する作用を示す。
図3に増幅回路5の一例を示す。この増幅回路5は、入力抵抗31と帰還抵抗33を有する反転増幅器32と、入力抵抗38と帰還抵抗40を有する反転増幅器39とを備えている。34は定電圧源である。コンデンサマイクロフォン3の出力は、入力抵抗31を介して反転増幅器32の反転入力端子に接続されている。反転増幅器32の出力は、ミュートスイッチ35と入力抵抗38とを介して反転増幅器39の反転入力端子に接続されている。
ミュートスイッチ35は、動作制御回路4から入力される後述のミュート信号(信号E又は信号G)に応じてオン・オフされる。ミュートスイッチ35は、ミュート信号に応じてオン・オフ動作する構成要素であれば良いので、例えば、トランスファーゲートであっても良い。
一例として、入力抵抗31と帰還抵抗33とに1kΩの抵抗を使用し、入力抵抗38に10kΩの抵抗を、帰還抵抗40に20kΩの抵抗を、コンデンサ37に100nFのコンデンサを使用して、増幅回路5を構成しても良い。
なお、増幅動作の停止時、すなわちミュート動作時において、急激な電圧変動を防止するために、入力抵抗38と接地間にコンデンサ37を設けている。
一例として、入力抵抗31と帰還抵抗33とに1kΩの抵抗を使用し、入力抵抗38に10kΩの抵抗を、帰還抵抗40に20kΩの抵抗を、コンデンサ37に100nFのコンデンサを使用して、増幅回路5を構成しても良い。
なお、増幅動作の停止時、すなわちミュート動作時において、急激な電圧変動を防止するために、入力抵抗38と接地間にコンデンサ37を設けている。
図4に動作制御回路4の一例を示し、図5に該動作制御回路4の動作を説明するためのタイムチャートを示す。図4に示すように、動作制御回路4は、直列接続した8段のインバータ45,46,47,48,49,50,51,52を遅延素子として備えている。インバータ45には、図示していないパルス発生器から所定周波数のパルス信号Aが入力される。このインバータ45から出力される信号Bは、図5に示すように、信号Aに対して若干遅延され且つ極性が反転されている。信号Bは、インバータ46,47,48によって遅延反転処理された後、クロック信号CKとしてチャージポンプ回路2に出力されると共にインバータ49に入力される。
インバータ49に入力された信号は、インバータ49,50,51,52によって遅延反転処理された後、信号DとしてAND回路53の一方の入力に加えられる。AND回路53の他方の入力には、インバータ45の出力信号Bが加えられる。その結果、AND回路53からは、信号Fが出力される。別のAND回路54は、一方及び他方の入力に、信号A及び信号Cがそれぞれ加えられ、このAND回路54からは信号Eが出力される。信号Fと信号EはOR回路55を介して信号Gとして出力される。なお、信号Gは、信号Aと信号Dの排他的論理和に相当する。
本実施形態においては、信号Eと信号Gとを選択的にミュート信号として用いることができる。図5に示すように、信号E(ミュート信号1)はクロック信号CKの立ち上がりの前後に亘る期間TfにおいてHレベルとなる。これに対して、信号G(ミュート信号2)は、クロック信号CKの立ち上がり前後に亘る期間Tfに加えて、クロック信号CKの立ち下がり前後に亘る期間TrにおいてもHレベルとなる。
次に本実施形態におけるマイクロフォン装置1の動作について説明する。
図2に示すチャージポンプ回路2は、図4に示す動作制御回路4からのクロック信号CKの入力に基づき高電圧Voutを連続的に出力する。この電圧Voutが印加されたコンデンサマイクロフォン3は、音圧変化に対応した信号を出力する。そしてこのコンデンサマイクロフォン3の出力信号は図3に示す増幅回路5の反転増幅器32,39によって増幅される。
図2に示すチャージポンプ回路2は、図4に示す動作制御回路4からのクロック信号CKの入力に基づき高電圧Voutを連続的に出力する。この電圧Voutが印加されたコンデンサマイクロフォン3は、音圧変化に対応した信号を出力する。そしてこのコンデンサマイクロフォン3の出力信号は図3に示す増幅回路5の反転増幅器32,39によって増幅される。
ところで、チャージポンプ回路2は、コンデンサ12,14,16,18,20の容量に応じて出力電圧Voutの変動形態が異なる。これらのコンデンサの容量が大きい場合、例えば、コンデンサ12,14,16,18の容量を10nFとし、コンデンサ20の容量を5nFとした場合では、図6に例示するように、入力されるクロック信号CKの立ち上がりタイミングにおいて出力電圧Voutが急変動する。
一方、コンデンサ12,14,16,18,20の容量が小さい場合、例えば、コンデンサ12,14,16,18の容量値を50pFとし、コンデンサ20の容量を25pFとした場合、図7に示すように、入力されるクロック信号CKの立ち上がり及び立ち下がりタイミングの双方において、出力電圧Voutが急変動する。
そこで、まず図6に示すように出力電圧Voutが急変動するチャージポンプ回路2を用いた場合において、本実施形態に係る動作制御回路4及び増幅回路5の動作を説明する。
そこで、まず図6に示すように出力電圧Voutが急変動するチャージポンプ回路2を用いた場合において、本実施形態に係る動作制御回路4及び増幅回路5の動作を説明する。
本実施形態に係る上記動作を説明するために、まず、図3に示すミュートスイッチ35がミュート動作しない場合、つまりミュートスイッチ35が閉成した状態(実質的には従来のマイクロフォン装置に相当する状態)を想定する。この場合、図8に拡大して示すように、クロック信号CKの立ち上がりタイミングにおける電圧Voutの変動(図8のチャージポンプ回路出力Voutにおいて変動箇所を丸で囲んで示す)のため、増幅回路5の出力信号SAにノイズが重畳することになる(図8の増幅回路出力SAにおいてノイズ箇所を丸で囲んで示す)。
しかしながら、本実施形態におけるマイクロフォン装置1は、増幅回路5のミュートスイッチ35を用いたミュート動作によって上記ノイズの発生を防止することができる。すなわち、前述したように、動作制御回路4からは、図5に示すミュート信号E(ミュート信号1)が出力される。このミュート信号Eは図9に示すように、チャージポンプ回路2の出力電圧Voutの変動期間(図9のチャージポンプ回路出力Voutにおいて矢印で示す)においてHレベルとなっている。ミュート信号Eは図3に示す増幅回路5のミュートスイッチ35に与えられて、ミュート信号EがHレベルのとき、ミュートスイッチ35を開状態(オフ状態)にする。したがって、上記電圧変動期間において、増幅回路5の増幅動作は停止し、その入力が変化しても出力は変化しなくなる。この結果、チャージポンプ回路2の出力電圧Vout変化に伴うノイズが増幅回路5の出力に重畳されない(図9における増幅回路出力SAに示す丸囲みを参照)。
なお、増幅回路5においては、コンデンサ37によってミュート動作直前の電圧が保持されるため、ミュート動作時に増幅回路5から出力される電圧が急激に変動することはない。
上記のように、本実施形態におけるマイクロフォン装置1によれば、チャージポンプ回路2の急峻な出力電圧変化に起因して生じるノイズを平滑コンデンサ等の外付け部品を追加することなく、抑制することができる。
なお、増幅回路5においては、コンデンサ37によってミュート動作直前の電圧が保持されるため、ミュート動作時に増幅回路5から出力される電圧が急激に変動することはない。
上記のように、本実施形態におけるマイクロフォン装置1によれば、チャージポンプ回路2の急峻な出力電圧変化に起因して生じるノイズを平滑コンデンサ等の外付け部品を追加することなく、抑制することができる。
次に、図7に示すように出力電圧Voutが急変動するチャージポンプ回路2を用いた場合、すなわち、出力電圧Voutがクロック信号CKの立ち上がり及び立ち下がりタイミングの双方において急変動するチャージポンプ回路2を用いた場合における、本実施形態の動作を説明する。
このような場合には、動作制御回路4から図5に示すミュート信号G(ミュート信号2)が出力される。ミュート信号Gはクロック信号CKの立ち上がり前後に亘る期間及び立ち下がり前後に亘る期間においてHレベルとなっている。ミュート信号Gは図3に示すミュートスイッチ35に与えられて、ミュート信号GがHレベルのとき、ミュートスイッチ35を開状態(オフ状態)にする。これにより、クロック信号CKの立ち上がり前後に亘る期間及び立ち下がり前後に亘る期間の双方において、増幅回路5の増幅動作を停止させ、チャージポンプ回路2の出力電圧変動に起因したノイズを抑制することができる。
例えば、マイクロフォン装置を集積回路として実現する場合、コンデンサの容量を大きくすることができない。このような場合には、上記のように、上記ミュート信号Gを用いて、クロック信号CKの立ち下がりタイミングにおけるノイズも抑制することが有効である。
このような場合には、動作制御回路4から図5に示すミュート信号G(ミュート信号2)が出力される。ミュート信号Gはクロック信号CKの立ち上がり前後に亘る期間及び立ち下がり前後に亘る期間においてHレベルとなっている。ミュート信号Gは図3に示すミュートスイッチ35に与えられて、ミュート信号GがHレベルのとき、ミュートスイッチ35を開状態(オフ状態)にする。これにより、クロック信号CKの立ち上がり前後に亘る期間及び立ち下がり前後に亘る期間の双方において、増幅回路5の増幅動作を停止させ、チャージポンプ回路2の出力電圧変動に起因したノイズを抑制することができる。
例えば、マイクロフォン装置を集積回路として実現する場合、コンデンサの容量を大きくすることができない。このような場合には、上記のように、上記ミュート信号Gを用いて、クロック信号CKの立ち下がりタイミングにおけるノイズも抑制することが有効である。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
1 マイクロフォン装置
2 チャージポンプ回路
3 コンデンサマイクロフォン
4 動作制御回路
5 増幅回路
32 反転増幅器
35 スイッチ
39 反転増幅器
2 チャージポンプ回路
3 コンデンサマイクロフォン
4 動作制御回路
5 増幅回路
32 反転増幅器
35 スイッチ
39 反転増幅器
Claims (4)
- 加えられる音圧に応じて静電容量が変化するコンデンサマイクロフォンと、
電源電圧を昇圧し、昇圧した電圧を前記コンデンサマイクロフォンに印加するチャージポンプ回路と、
前記コンデンサマイクロフォンの出力を増幅し、入力されたミュート信号に応じて増幅動作をオン・オフする増幅回路と、
前記チャージポンプ回路の出力が急峻な電圧変化を生じている間において前記増幅回路の増幅動作をオフするミュート信号を出力することによって、前記チャージポンプ回路の急峻な電圧変化によって生じるノイズを抑制するように構成された動作制御回路と
を備える、マイクロフォン装置。 - 前記動作制御回路は、前記チャージポンプ回路におけるコンデンサの基準電圧を切り替えるためにクロック信号を出力するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロフォン装置。
- 前記動作制御回路は、前記クロック信号の立ち上がりのタイミングにおいて前記増幅回路の増幅動作をオフするミュート信号を出力するように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載のマイクロフォン装置。
- 前記動作制御回路は、さらに、前記クロック信号の立ち下がりのタイミングにおいて前記増幅回路の増幅動作をオフするミュート信号を出力するように構成されていることを特徴とする、請求項3に記載のマイクロフォン装置。
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