JP2010141043A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】平面寸法の異なる半導体チップが積層された半導体装置において、アンダーフィルに空隙が生じるのを防止することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置1は、配線基板8と、貫通電極4aを備え、配線基板8に対して電気的に接続されている第1の半導体チップ12と、貫通電極4bを備え、配線基板8及び第2の半導体チップ2に対して電気的に接続されている、第2の半導体チップ2よりも平面寸法が大きい第1の半導体チップ12と、を有し、配線基板8上に、第2の半導体チップ2及び第1の半導体チップ12が積層されており、第1の半導体チップ12に隣接して配置され、少なくとも第2の半導体チップ2と対面する位置に配置されているダミーチップ11を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、貫通電極を備えた半導体チップが複数積層された構造を有する半導体装置に関する。
近年、半導体装置の高速化及び高密度実装化を実現するための方法として、チップ内に貫通電極を形成しバンプによるフリップチップ積層を行うCoC(チップオンチップ)構造が開発されつつある(例えば、特許文献1)。
このようなCoC構造を有する半導体装置の一例の模式的な側断面図を図6に示す。また、図7に、図6中の破線で囲んだ部分の平面図を示す。
半導体装置100は、配線基板108、半導体チップ102、レジン101、および貫通電極104を備えている。
配線基板108の一方の主面上には接続パッド107が形成されており、一方の主面とは反対側の主面である他方の主面上には二次実装用バンプ109が形成されている。
配線基板108上には、貫通電極104を有する半導体チップ102が複数積層されて実装されている。半導体チップ102は一方の面に回路面103が形成されている。最下層の半導体チップ102は、その貫通電極104と、配線基板108の接続パッド107とがバンプ106により接続されることでフリップチップ実装されている。また、この配線基板108上にフリップチップ実装された最下層の半導体チップ102上に、さらに半導体チップ102がフリップチップ実装されている。すなわち、最下層に配置された半導体チップ102の貫通電極104の回路面103側の部分と、積層される半導体チップ102における貫通電極104の回路面103とは反対側の部分とがバンプ106により接続されている。積層されている半導体チップ102同士は同様にしてフリップチップ実装されている。
配線基板108と半導体チップ102との間の間隙、及び半導体チップ102との間の間隙には、アンダーフィル105が充填されている。このアンダーフィル105は、半導体チップ102の両主面を覆っている。なお、アンダーフィル105は、半導体チップ102の両主面だけでなく側面をも覆うように設けられている。
配線基板108上にはレジン101も形成されている。このレジン101は、アンダーフィル105を介して、積層された複数の半導体チップ102を覆っている。レジン101を構成する樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂等を用いることができる。
この他、CoC構造を有する半導体装置は、特許文献2〜5等に開示されている。
特開2004−281980号公報 特開2007−036184号公報 特開2007−180529号公報 特開2008−141061号公報 実用新案登録3096721号
CoC構造の例として高速プロセッサチップとメモリチップの組合せの様に種類とサイズが異なるチップを積層する場合がある。この場合、配線経路を短縮することによる高速動作化を優先させる為に小サイズのプロセッサチップをマザーボード側に近い位置(下側)に配置し、大サイズのメモリチップを上側に配置させることが望ましい。
しかしながら、小サイズのプロセッサチップ上に大サイズのメモリチップを積層する場合、以下のような問題を生じる場合がある。
サイズが異なるチップの積層方法例として、特許文献2は、封止樹脂を、積層方向に隣接しているチップの側面に延設させて封止樹脂の剥離を防止する方法を開示している。この方法は、チップサイズの差異が少ない場合は有効である。
しかしながら、半導体装置の一部拡大断面図である図8に示すように、半導体チップ102と、半導体チップ102よりも平面寸法の小さい半導体チップ112とのサイズ差が大きい場合、アンダーフィル105が充填されずに空洞113が形成される場合がある。
図8に示す例では、半導体チップ102は、半導体チップ112に対してオーバーハング114だけ延出している。このため、配線基板108と半導体チップ102との間の距離d1が、半導体チップ102同士の間の距離d2よりも広くなっている。半導体チップ102同士の隙間d2には毛細管現象によりアンダーフィル105が充填される。しかしながら、配線基板108と半導体チップ102との隙間d1には、毛細管現象によりアンダーフィル105が充填されない場合があり、空洞113が形成されてしまう。空洞113が形成されることでクラックや剥れ不良等を生じやすくなるため、半導体装置の信頼性は低下してしまうこととなる。
一方、距離d1へのアンダーフィル105の充填性を改善するべく、アンダーフィル105の材質や温度圧力条件等を変更することが考えられる。しかしながら、広い距離d1への充填性を基準にアンダーフィル105の材質や温度圧力条件を選択すると、狭い距離d2へのアンダーフィル105の充填性が不適当となり、今度は過剰充填等の問題が発生する場合がある。
なお、本発明に関連する他の先行技術文献として、特許文献3のダミーチップによる機械的強度を強化する発明や、特許文献4のダミーチップによるマイクロストリップ伝送線路を構成する発明がある。また、特許文献5はワイヤボンディングによるチップ割れ防止のために上チップの架空部下側にダミーチップを配置している。しかしながらこれら特許文献3〜5はいずれもチップサイズの差異に伴う空洞発生の問題点の改善には何ら関係するものではない。
そこで、本発明は、平面寸法の異なる半導体チップが積層された半導体装置において、アンダーフィルに空隙が生じるのを防止することができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の半導体装置は、配線基板と、第1の貫通電極を備え、配線基板に対して電気的に接続されている第1の半導体チップと、第2の貫通電極を備え、配線基板及び第1の半導体チップに対して電気的に接続されている、第1の半導体チップよりも平面寸法が大きい第2の半導体チップと、を有し、配線基板上に、第1の半導体チップ及び第2の半導体チップが積層されており、第1の半導体チップに隣接して配置され、少なくとも第2の半導体チップと対面する位置に配置されているダミーチップを有する。
上記の通りの本発明の半導体装置は、ダミーチップを第1の半導体チップに隣接させ、かつ第1の半導体チップよりも平面寸法が大きい第2の半導体チップと対面させている。つまり、本発明の半導体装置は、第1の半導体チップと第2の半導体チップとの寸法差により生じる第2の半導体チップのオーバーハング部分にダミーチップを配置することによって第1の半導体チップとダミーチップとの間に毛細管現象によるアンダーフィルの充填を可能にしている。これにより、アンダーフィルの充填が不十分なことにより空洞が形成されてしまうのを防止することができる。
本発明によれば、平面寸法の異なる半導体チップが積層された半導体装置において、アンダーフィルに空隙が生じるのを防止することができる。
図1に、本実施形態の半導体装置の模式的な側断面図を示す。また、図2に、図1中の破線Aで囲んだ部分の平面図を示す。また、図3に図1中の一点鎖線Bで囲んだ部分の一部拡大側断面図を示す。
半導体装置1は、配線基板8、第1の半導体チップ12、第2の半導体チップ2、ダミーチップ11を備えている。これら配線基板8、第1の半導体チップ12、第2の半導体チップ2、ダミーチップ11は、配線基板8、第1の半導体チップ12、第2の半導体チップ2の順で積層され、ダミーチップ11は第1の半導体チップ12と同一の層に積層されている。なお、第2の半導体チップ2は複数枚が積層されている。また、第1の半導体チップ12に隣接してダミーチップ11が配置されている。すなわち、図2に示すように、4つのダミーチップ11が、第1の半導体チップ12を囲むようにして配置されている。
配線基板8の一方の主面上には接続パッド7が形成されており、一方の主面とは反対側の主面である他方の主面上には二次実装用バンプ9が形成されている。
第1の半導体チップ12は、複数の第2の半導体チップ2よりも配線基板8に近い位置に配置されている。このため、第1の半導体チップ12がプロセッサチップの場合、マザーボード側に近い位置に配置できることとなり、配線経路が短縮され、高速動作化に対して有利である。本実施形態の場合、第1の半導体チップ12は配線基板8の直上に積層されている。つまり、配線基板8上には第1の半導体チップ12及び複数の第2の半導体チップ2が積層されているが、第1の半導体チップ12は、これら半導体チップのうち最下層に配置されている。この最下層に配置されている第1の半導体チップ12と配線基板8との間の距離はd4である。第1の半導体チップ12は、上面に回路面3aが形成されており、また、回路面3a側から回路面3aと反対側の面まで貫通した貫通電極4aを有する。この貫通電極4aと配線基板8の接続パッド7とがバンプ6により接合されることで、第1の半導体チップ12は配線基板8にフリップチップ実装されている。第1の半導体チップ12の平面寸法は、図2に示すように、W12×L12である。
第2の半導体チップ2は、第1の半導体チップ12上に距離d3を空けて積層されている。第1の半導体チップ12がプロセッサチップの場合、第2の半導体チップ2としては、メモリチップの適用が可能である。第2の半導体チップ2は、上面に回路面3bが形成されており、また、回路面3b側から回路面3bと反対側の面まで貫通した貫通電極4bを有する。この貫通電極4bと第1の半導体チップ12の貫通電極4aとがバンプ6により接合されることで、第2の半導体チップ2は配線基板8にフリップチップ実装されている。また、第2の半導体チップ2同士も貫通電極4bがバンプ6により互いに接合されることでフリップチップ実装され、これにより複数の第2の半導体チップ2が順次積層される。第2の半導体チップ2同士の間の距離は、図3に示すように、d2となっている。第2の半導体チップ2の平面寸法は、W2×L2であり、第1の半導体チップ12の平面寸法よりも大きい。なお、図2には、第2の半導体チップ2は直接図示されていないが、第2の半導体チップ2の外縁は、第1の半導体チップ12の周囲に配置されたダミーチップ11の外縁と重なっている。つまり、図2に示すW2×L2は、4つのダミーチップ11の外縁の寸法であるとともに第2の半導体チップ2の平面寸法を表している。
ダミーチップ11は、第1の半導体チップ12に隣接して配置されており、本実施形態の場合、4つのダミーチップ11が第1の半導体チップ12の周囲に配置されている。また、ダミーチップ11は、配線基板8及び第2の半導体チップ2と対面する位置に配置されている。すなわち、これらダミーチップ11は、配線基板8と第2の半導体チップ2とに挟まれた位置に配置されている。
ダミーチップ11は、図2の平面図において示すように、第1の半導体チップ12の両側に配置された2つのダミーチップ11aと、第1の半導体チップ12の上下方向に配置された2つのダミーチップ11bとを有する。両側に配置されたダミーチップ11aの、第1の半導体チップ12から離れた側の辺であるダミーチップ11aの辺11a1間の距離は、W2である。また、上下に配置されたダミーチップ11bの、第1の半導体チップ12から離れた側の辺であるダミーチップ11bの辺11b1間の距離は、L2である。すなわち、第1の半導体チップ12を囲むダミーチップ11の平面寸法はW2×L2であり、第2の半導体チップ2の平面寸法と同寸法である。
本実施形態では、ダミーチップ11と第2の半導体チップ2との間の距離はd3であり、第1の半導体チップ12と第2の半導体チップ2との間の距離d3と等しくなるようにしている。また、ダミーチップ11と配線基板8との間の距離はd4であり、第1の半導体チップ12と配線基板8との間の距離d4と等しくなるようにしている。また、ダミーチップ11の外縁の寸法は上述したように、第2の半導体チップ2と同じ平面寸法であるW2×L2である。すなわち、本実施形態では、このようなダミーチップ11を設けることで、第2の半導体チップ2と同じ平面寸法を有する第1の半導体チップ12が第2の半導体チップ2と配線基板8との間に積層されているような状態にしている。
また、ダミーチップ11は貫通電極4cを有している。第2の半導体チップ2の貫通電極4bとダミーチップ11の貫通電極4cとはバンプ6で接合されている。さらに、ダミーチップ11の貫通電極4cと配線基板8の接続パッド7とがバンプ6で接合されている。これにより、第2の半導体チップ2は、ダミーチップ11の貫通電極4cを介して配線基板8と電気的に接続されている。このため、第2の半導体チップ2の周辺部に電源グランド端子等が配置されている場合は、ダミーチップ11の貫通電極4cを経由して第2の半導体チップ2と配線基板8との電源グランドを導通させることが可能となり、第2の半導体チップ2の電源強化を図ることができる。
第2の半導体チップ2同士の隙間、第2の半導体チップ2と第1の半導体チップ12との隙間、第2の半導体チップ2とダミーチップ11との隙間、第1の半導体チップ12と配線基板8との隙間、及びダミーチップ11と配線基板8との隙間にはアンダーフィル5が充填されている。また、アンダーフィル5は、第2の半導体チップ2、第1の半導体チップ12及びダミーチップ11の側面も被覆している。
上述した各隙間へのアンダーフィル5の充填は、各隙間における毛細管現象を用いて充填させている。つまり、アンダーフィル5の材質や温度圧力条件等は、d2、d3、あるいはd4を考慮して設定されている。
ここで、仮にダミーチップ11を設けていない構成とすると、ダミーチップ11の厚さがt1の場合、第2の半導体チップ2と配線基板8との間の距離は、d4+t1+d3となり、d2、d3、あるいはd4に比べて非常に広い隙間が形成されることとなる。そうすると、d2、d3、あるいはd4といったチップ間、あるいは基板―チップ間の距離に適合させたアンダーフィル5では、毛管現象を利用することができず、図6に示したような空洞113が形成されてしまう。しかしながら、本実施形態では、配線基板8と第2の半導体チップ2との間であって第1の半導体チップ12が存在していない領域にダミーチップ11を介在させることで、最下層の第2の半導体チップ2と配線基板8との間の距離が広くなりすぎないようにしている。このため、第1の半導体チップ12が存在していない領域への毛管現象を用いてのアンダーフィル5の充填が可能となり、アンダーフィル5の未充填による空洞の形成が防止される。
また、小さいチップの上に大きいチップを配置する場合、両者の平面寸法に差があるため、積層時に大きいチップがバランスを崩して傾いてしまう場合がある。しかしながら、本実施形態の半導体装置は、ダミーチップ11を第1の半導体チップ12に周辺に配置することで、半導体チップ間における平面寸法の差をなくしている。このため、積層時に第2の半導体チップ2が傾いてしまうのを防止し、確実な組立を可能にしている。
このように、本実施形態は、第1の半導体チップ12が存在していない領域にダミーチップ11を配置したことで、不十分なアンダーフィル5の充填に起因する空隙が形成されるのを防止することができ、よって、クラックや剥れ不良等の発生を防止するとともに、確実な組立が可能となるので、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
また、本実施形態の半導体装置は、第1の半導体チップ12をプロセッサチップとし、第2の半導体チップ2をメモリチップとした場合、メモリチップに比べて平面寸法の小さいプロセッサチップをマザーボードに最も近い位置に配置することができるため、配線経路の短縮に伴う高速化が可能である。
なお、上述した例では、ダミーチップ11と第2の半導体チップ2との間の距離と、第1の半導体チップ12と第2の半導体チップ2との間の距離とがいずれもd3で等しく、また、ダミーチップ11と配線基板8との間の距離と、第1の半導体チップ12と配線基板8との間の距離もいずれもd4で等しい場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、ダミーチップ11、第2の半導体チップ2あるいは配線基板8との間に、所定の材質、温度圧力条件にてアンダーフィル5を毛細管現象によって充填させることができるのであれば、これら各隙間の距離については限定されるものではない。
また、本発明は、図4に示すように、第1の半導体チップ12及びダミーチップ11が、配線基板8に対面する位置ではなく、第2の半導体チップ2の間に配置されている場合にも適用可能である。この場合、ダミーチップ11は第2の半導体チップ2に対してのみ対面しており、配線基板8には対面していない。この場合、ダミーチップ11と第2の半導体チップ2との間の距離が、第1の半導体チップ12と第2の半導体チップ2との間の距離と等しくなるようにしてもよい。なお、図4でアンダーフィルは省略している。
さらに、本発明は、第2の半導体チップ2の主面に対する第1の半導体チップ12が、図2で示したような中央部分に配置されているのではなく、図5に示すように、角部に配置されている場合にも適用可能である。図5のレイアウトの場合、第1の半導体チップ12は第2の半導体チップ2の左下部分に配置されており、ダミーチップ11は、第1の半導体チップ12の右側及び上方に配置されている。
また、上述した各例では、ダミーチップ11は、矩形で複数枚に分割された構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1枚で構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の模式的な側断面図である。 図1中の破線Aで囲んだ部分の平面図である。 図1中の一点鎖線Bで囲んだ部分の一部拡大側断面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体装置の一部拡大側断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る半導体装置の平面図である。 CoC構造を有する半導体装置の模式的な側断面図である。 図6中の破線で囲んだ部分の平面図である。 空洞が形成された半導体装置の一部拡大断面図である。
符号の説明
1 半導体装置
2 第2の半導体チップ
3a、3b 回路面
4、4a、4b、4c 貫通電極
5 アンダーフィル
6 バンプ
7 接続パッド
8 配線基板
9 二次実装用バンプ
11 ダミーチップ
12 第1の半導体チップ
21 レジン
d1、d2、d3、d4 距離

Claims (7)

  1. 配線基板と、
    第1の貫通電極を備え、前記配線基板に対して電気的に接続されている第1の半導体チップと、
    第2の貫通電極を備え、前記配線基板及び前記第1の半導体チップに対して電気的に接続されている、前記第1の半導体チップよりも平面寸法が大きい第2の半導体チップと、を有し、
    前記配線基板上に、前記第1の半導体チップ及び前記第2の半導体チップが積層されており、
    前記第1の半導体チップに隣接して配置され、少なくとも前記第2の半導体チップと対面する位置に配置されているダミーチップを有する半導体装置。
  2. 前記配線基板、前記第1の半導体チップ及び前記第2の半導体チップは、前記配線基板、前記第1の半導体チップ、前記第2の半導体チップの順で積層されており、前記ダミーチップは、前記配線基板及び前記第2の半導体チップと対面する位置に配置されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 複数の前記第2の半導体チップを有し、
    前記配線基板、前記第1の半導体チップ及び複数の前記第2の半導体チップは、前記配線基板、前記第2の半導体チップ、前記第1の半導体チップ、前記第2の半導体チップの順で積層されており、前記ダミーチップは、複数の前記第2の半導体チップと対面する位置に配置されている、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記ダミーチップは、前記第1の半導体チップの周囲に配置されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記ダミーチップは、第3の貫通電極を有する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記配線基板と前記ダミーチップとの間の距離が、前記配線基板と前記第1の半導体チップとの間の距離に等しく、かつ前記第2の半導体チップと前記ダミーチップとの間の距離が、前記第2の半導体チップと前記第1の半導体チップとの間の距離に等しい、請求項2、4または5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記第2の半導体チップと前記ダミーチップとの間の距離が、前記第2の半導体チップと前記第1の半導体チップとの間の距離に等しい、請求項3ないし5のいずれか1項に記載の半導体装置。
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