JP2010139577A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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昌弘 原口
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Abstract

【課題】 4色以上の光を利用する場合であっても、装置全体のコスト上昇を抑制することを可能とする投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】 投写型映像表示装置は、液晶パネル50Rと、液晶パネル50Gと、液晶パネル50Bと、クロスダイクロイックプリズム60と、偏光状態調整素子51RYeと、偏光状態調整素子51BCyとを備える。黄成分光Yeの補色光とは異なる色成分光である赤成分光Rは、黄成分光Yeとともに偏光状態調整素子51RYeに入射する。シアン成分光Cyの補色光とは異なる色成分光である青成分光Bは、シアン成分光Cyとともに偏光状態調整素子51BCyに入射する。偏光状態調整素子51RYeは、赤成分光Rの偏光状態を調整せずに、黄成分光Yeの偏光状態を調整する。偏光状態調整素子51BCyは、青成分光Bの偏光状態を調整せずに、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、4色以上の色成分光を利用する投写型映像表示装置に関する。
従来、3色の色成分光に対応する3つの光変調素子と、3つの光変調素子から出射される光を合成するクロスダイクロイックキューブと、クロスダイクロイックキューブで合成された光を投写する投写手段とを有する投写型映像表示装置が知られている。
ここで、クロスダイクロイックキューブは、光が入射する3つの光入射面と、光が出射する1つの光出射面とを有している。従って、クロスダイクロイックキューブに入射する光が3色の色成分光である場合には、投写型映像表示装置は、一つのクロスダイクロイックキューブを有していれば足りる。
一方で、色再現性や輝度の向上を目的として、4色以上の色成分光を利用する投写型映像表示装置が提案されている。例えば、投写型映像表示装置は、赤成分光、緑成分光及び青成分光に加えて、オレンジ成分光、黄成分光又はシアン成分光を利用することによって、色再現性や輝度の向上を図っている(例えば、特許文献1)。
特開2002−287247号公報
ここで、投写型映像表示装置が4色以上の色成分光を利用する場合には、一つのクロスダイクロイックキューブで4色以上の色成分光を合成することができない。従って、投写型映像表示装置は、複数のダイクロイックキューブ(又は、クロスダイクロイックキューブ)を有する必要がある。
例えば、4色の色成分光の合成が必要である場合には、投写型映像表示装置は、2色の色成分光が合成された合成光を2つ取得して、2つの合成光をさらに合成することによって、4色の色成分光を含む合成光を取得する。なお、投写型映像表示装置は、3色の色成分光が合成された合成光を取得して、合成光と1色の色成分光とを合成することによって、4色の色成分光を含む合成光を取得してもよい。投写型映像表示装置は、2色の色成分光が合成された合成光を取得して、合成光と2色の色成分光とを合成することによって、4色の色成分光を含む合成光を取得してもよい。
ここで、光変調素子と投写手段との間に、複数のダイクロイックキューブ(又は、クロスダイクロイックキューブ)を設ける必要がある。従って、投写手段のバックフォーカスが長くなる。
この結果、3色の光を利用する投写型映像表示装置で用いられる投写手段を転用することができないため、投写型映像表示装置のコストが全体として上昇してしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、4色以上の色成分光を利用する場合であっても、装置全体のコスト上昇を抑制することを可能とする投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る投写型映像表示装置は、赤映像信号に応じて赤成分光を変調する赤光変調素子(液晶パネル50R)と、緑映像信号に応じて緑成分光を変調する緑光変調素子(液晶パネル50G)と、青映像信号に応じて青成分光を変調する青光変調素子(液晶パネル50B)と、前記赤光変調素子、前記緑光変調素子及び前記青光変調素子から出射された光を合成する色合成部(クロスダイクロイックプリズム60)と、第4色成分光(例えば、黄成分光Ye)の偏光状態を調整する第1偏光状態調整素子(例えば、偏光状態調整素子51RYe又は偏光状態調整素子51GYe)と、第5色成分光(例えば、シアン成分光Cy)の偏光状態を調整する第2偏光状態調整素子(例えば、偏光状態調整素子51GCy又は偏光状態調整素子51BCy)とを備える。前記赤成分光、前記緑成分光及び前記青成分光のうち、前記第4色成分光の補色光とは異なる色成分光である第1重畳成分光は、前記第4色成分光とともに前記第1偏光状態調整素子に入射する。前記赤成分光、前記緑成分光及び前記青成分光のうち、前記第5色成分光の補色光とは異なる色成分光である第2重畳成分光は、前記第5色成分光とともに前記第2偏光状態調整素子に入射する。前記第1偏光状態調整素子は、前記第1重畳成分光の偏光状態を調整せずに、前記第4色成分光の偏光状態を調整する。前記第2偏光状態調整素子は、前記第2重畳成分光の偏光状態を調整せずに、前記第5色成分光の偏光状態を調整する。
第1の特徴において、投写型映像表示装置は、前記赤成分光、前記緑成分光、前記青成分光、前記第4色成分光及び前記第5色成分光を出射する光源(光源10)をさらに備える。前記第4色成分光は、黄成分光である。前記第5色成分光は、シアン成分光である。前記第1重畳成分光は、前記赤成分光である。前記第2重畳成分光は、前記青成分光である。
第1の特徴において、投写型映像表示装置は、前記赤成分光、前記緑成分光、前記青成分光、前記第4色成分光及び前記第5色成分光を出射する光源(光源10)をさらに備える。前記第4色成分光は、黄成分光である。前記第5色成分光は、シアン成分光である。前記第1重畳成分光は、前記緑成分光である。前記第2重畳成分光は、前記青成分光である。
第1の特徴において、投写型映像表示装置は、前記赤成分光、前記緑成分光、前記青成分光、前記第4色成分光及び前記第5色成分光を出射する光源(光源10)をさらに備える。前記第4色成分光は、黄成分光である。前記第5色成分光は、シアン成分光である。前記第1重畳成分光は、前記赤成分光である。前記第2重畳成分光は、前記緑成分光である。
投写型映像表示装置は、前記第1偏光状態調整素子による前記第4色成分光の偏光状態の調整量及び前記第2偏光状態調整素子による前記第5色成分光の偏光状態の調整量を制御する制御部をさらに備える。前記第4色成分光は、黄成分光である。前記第5色成分光は、シアン成分光である。前記第1重畳成分光及び前記第2重畳成分光は、前記緑成分光である。前記制御部は、前記第4色成分光の偏光状態の調整量及び前記第5色成分光の偏光状態の調整量を同じ量に揃える。
本発明によれば、4色以上の色成分光を利用する場合であっても、装置全体のコスト上昇を抑制することを可能とする投写型映像表示装置を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る投写型映像表示装置は、赤成分光、緑成分光及び青成分光に加えて、第4色成分光及び第5色成分光を利用する。投写型映像表示装置は、赤映像信号に応じて赤成分光を変調する赤光変調素子と、緑映像信号に応じて緑成分光を変調する緑光変調素子と、青映像信号に応じて青成分光を変調する青光変調素子と、赤光変調素子、緑光変調素子及び青光変調素子から出射された光を合成する色合成部と、第4色成分光の偏光状態を調整する第1偏光状態調整素子と、第5色成分光の偏光状態を調整する第2偏光状態調整素子とを備える。赤成分光、緑成分光及び青成分光のうち、第4色成分光の補色光とは異なる色成分光である第1重畳成分光は、第4色成分光とともに第1偏光状態調整素子に入射する。赤成分光、緑成分光及び青成分光のうち、第5色成分光の補色光とは異なる色成分光である第2重畳成分光は、第5色成分光とともに第2偏光状態調整素子に入射する。第1偏光状態調整素子は、第1重畳成分光の偏光状態を調整せずに、第4色成分光の偏光状態を調整する。第2偏光状態調整素子は、第2重畳成分光の偏光状態を調整せずに、第5色成分光の偏光状態を調整する。
このように、実施形態では、第1偏光状態調整素子は、第1重畳成分光及び第4色成分光のうち、第4色成分光の偏光状態を調整し、第2偏光状態調整素子は、第2重畳成分光及び第5色成分光のうち、第5色成分光の偏光状態を調整する。
従って、装置全体のコスト上昇を抑制しながら、4色以上の色成分光を利用することができる。
なお、実施形態では、第4色成分光としては、黄成分光を用いて、第5色成分光として、シアン成分光を用いるケースについて説明する。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。具体的には、第4色成分光及び第5色成分光としては、黄成分光、シアン成分光及びマゼンタ成分光のうち、いずれか2つの色成分光を用いることができる。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。
図1に示すように、投写型映像表示装置100は、投写光学系110と、照明装置120とを有する。投写型映像表示装置100は、後述するように、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bに加えて、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyを利用する。
投写光学系110は、照明装置120から出射された映像光をスクリーン(不図示)上などに投写する。
第1に、照明装置120は、光源10と、UV/IRカットフィルタ20と、フライアイレンズユニット30と、PBSアレイ40と、複数の液晶パネル50(液晶パネル50R、液晶パネル50G及び液晶パネル50B)と、複数の偏光状態調整素子51(偏光状態調整素子51RYe及び偏光状態調整素子51BCy)、クロスダイクロイックプリズム60とを有する。
光源10は、白色光を発する光源(例えば、UHPランプやキセノンランプ)などである。すなわち、光源10が発する光は、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bに加えて、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyを含む。
UV/IRカットフィルタ20は、可視光成分(赤成分光R、緑成分光G及び青成分光B)を透過する。UV/IRカットフィルタ20は、赤外光成分や紫外光成分を遮光する。
フライアイレンズユニット30は、光源10が発する光を均一化する。具体的には、フライアイレンズユニット30は、フライアイレンズ31及びフライアイレンズ32によって構成される。フライアイレンズ31及びフライアイレンズ32は、それぞれ、複数の微少レンズによって構成される。各微少レンズは、光源10が発する光が液晶パネル50の全面に照射されるように、光源10が発する光を集光する。
PBSアレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光の偏光状態を揃える。例えば、PBSアレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光をS偏光(又はP偏光)に揃える。
液晶パネル50Rは、赤映像信号(後述する赤出力信号Rout)に基づいて赤成分光Rを変調する。液晶パネル50Rに光が入射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Rが設けられている。液晶パネル50Rから光が出射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板53Rが設けられている。
液晶パネル50Gは、緑映像信号(後述する緑出力信号Gout)に基づいて緑成分光Gを変調する。液晶パネル50Gに光が入射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Gが設けられる。一方で、液晶パネル50Gから光が出射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板53Gが設けられる。
液晶パネル50Bは、青映像信号(後述する青出力信号Bout)に基づいて青成分光Bを変調する。液晶パネル50Bに光が入射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Bが設けられる。一方で、液晶パネル50Bから光が出射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板53Bが設けられる。
ここで、各液晶パネル50には、コントラスト比や透過率を向上させる補償板(不図示)が設けられていてもよい。また、各偏光板は、偏光板に入射する光の光量や熱負担を軽減させるプリ偏光板を有していてもよい。
偏光状態調整素子51RYeには、黄成分光Yeとともに赤成分光Rが入射する。赤成分光Rは、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bのうち、黄成分光Yeの補色光(青成分光B)とは異なる第1重畳成分光である。すなわち、偏光状態調整素子51RYeは、赤成分光Rの光路上に設けられる。
偏光状態調整素子51RYeは、第1重畳成分光(ここでは、赤成分光R)の偏光状態を調整せずに、黄成分光Yeの偏光状態を調整する。具体的には、偏光状態調整素子51RYeは、自素子に印加される電圧に応じて、黄成分光Yeの偏光状態を調整する。
例えば、偏光状態調整素子51RYeは、黄成分光Yeの偏光方向を回転させない状態と、黄成分光Yeの偏光方向を90°回転させる状態とを選択的に切り替え可能に構成された光学素子である。又は、偏光状態調整素子51RYeは、0〜90°の範囲内において、黄成分光Yeの偏光状態を調整する光学素子である。
ここで、偏光状態調整素子51RYeは、単一の画素を有しており、黄成分光Yeの重畳量をフレームで一律に制御してもよい。また、偏光状態調整素子51RYeは、複数の画素を有しており、黄成分光Yeの重畳量を画素毎に制御してもよい。なお、偏光状態調整素子51RYeの画素数は、液晶パネル50の画素数よりも少ないことが好ましい。
偏光状態調整素子51BCyには、シアン成分光Cyとともに青成分光Bが入射する。青成分光Bは、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bのうち、黄成分光Yeの補色光(赤成分光R)とは異なる第2重畳成分光である。すなわち、偏光状態調整素子51BCyは、青成分光Bの光路上に設けられる。
偏光状態調整素子51BCyは、第2重畳成分光(ここでは、青成分光B)の偏光状態を調整せずに、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する。具体的には、偏光状態調整素子51BCyは、自素子に印加される電圧に応じて、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する。
例えば、偏光状態調整素子51BCyは、シアン成分光Cyの偏光方向を回転させない状態と、シアン成分光Cyの偏光方向を90°回転させる状態とを選択的に切り替え可能に構成された光学素子である。又は、偏光状態調整素子51BCyは、0〜90°の範囲内において、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する光学素子である。
ここで、偏光状態調整素子51BCyは、単一の画素を有しており、シアン成分光Cyの重畳量をフレームで一律に制御してもよい。また、偏光状態調整素子51BCyは、複数の画素を有しており、シアン成分光Cyの重畳量を画素毎に制御してもよい。なお、偏光状態調整素子51BCyの画素数は、液晶パネル50の画素数よりも少ないことが好ましい。
クロスダイクロイックプリズム60は、液晶パネル50R、液晶パネル50G及び液晶パネル50Bから出射される光を合成する色合成部を構成する。クロスダイクロイックプリズム60から出射された合成光は、投写光学系110に導かれる。
第2に、照明装置120は、ミラー群(ミラー71〜ミラー76)及びレンズ群(レンズ81〜レンズ85)を有する。
ミラー71は、青成分光Bを透過して、赤成分光R及び緑成分光Gを反射するダイクロイックミラーである。ミラー72は、赤成分光Rを透過して、緑成分光Gを反射するダイクロイックミラーである。ミラー71及びミラー72は、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bを分離する色分離部を構成する。
ミラー73は、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bを反射して、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bをミラー71側に導く。ミラー74は、青成分光Bを反射して、青成分光Bを液晶パネル50B側に導く。ミラー75及びミラー76は、赤成分光Rを反射して、赤成分光Rを液晶パネル50R側に導く。
レンズ81は、PBSアレイ40から出射された光を集光するコンデンサレンズである。レンズ82は、ミラー73で反射された光を集光するコンデンサレンズである。
レンズ83Rは、液晶パネル50Rに赤成分光Rが照射されるように、赤成分光Rを略平行光化する。レンズ83Gは、液晶パネル50Gに緑成分光Gが照射されるように、緑成分光Gを略平行光化する。レンズ83Bは、液晶パネル50Bに青成分光Bが照射されるように、青成分光Bを略平行光化する。
レンズ84及びレンズ85は、赤成分光Rの拡大を抑制しながら、液晶パネル50R上に赤成分光Rを略結像するリレーレンズである。
(第1偏光状態調整素子の構成)
以下において、第1実施形態に係る第1偏光状態調整素子の構成について、図面を参照しながら説明する。図2及び図3は、第1実施形態に係る偏光状態調整素子51RYeの近傍を示す図である。
図2に示すように、偏光状態調整素子51RYeは、Ye−ON状態において、黄成分光Yeの偏光状態を調整せずに透過する。すなわち、偏光状態調整素子51RYeの光出射側において、黄成分光Yeの偏光状態は、赤成分光Rの偏光状態と同じである。Ye−ON状態は、黄成分光Yeを利用する状態である。
図3に示すように、偏光状態調整素子51RYeは、Ye−OFF状態において、黄成分光Yeの偏光状態を調整して透過する。すなわち、偏光状態調整素子51RYeの光出射側において、黄成分光Yeの偏光状態は、赤成分光Rの偏光状態と異なっている。Ye−OFF状態は、黄成分光Yeを利用しない状態である。なお、Ye−OFF状態では、液晶パネル50Rに設けられた入射側偏光板52Rによって黄成分光Yeが遮光される。
(第2偏光状態調整素子の構成)
以下において、第1実施形態に係る第2偏光状態調整素子の構成について、図面を参照しながら説明する。図4及び図5は、第1実施形態に係る偏光状態調整素子51BCyの近傍を示す図である。
図4に示すように、偏光状態調整素子51BCyは、Cy−ON状態において、シアン成分光Cyの偏光状態を調整せずに透過する。すなわち、偏光状態調整素子51BCyの光出射側において、シアン成分光Cyの偏光状態は、青成分光Bの偏光状態と同じである。Cy−ON状態は、シアン成分光Cyを利用する状態である。
図5に示すように、偏光状態調整素子51BCyは、Cy−OFF状態において、シアン成分光Cyの偏光状態を調整して透過する。すなわち、偏光状態調整素子51BCyの光出射側において、シアン成分光Cyの偏光状態は、青成分光Bの偏光状態と異なっている。Cy−OFF状態は、シアン成分光Cyを利用しない状態である。なお、Cy−OFF状態では、液晶パネル50Bに設けられた入射側偏光板52Bによってシアン成分光Cyが遮光される。
(投写型映像表示装置の機能)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の機能について、図面を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100に設けられた制御ユニット200を示すブロック図である。
ここで、制御ユニット200は、映像入力信号を映像出力信号に変換する。映像入力信号は、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binを含む。映像出力信号は、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutを含む。
図6に示すように、制御ユニット200は、信号受付部210と、HSV変換部220と、Ye制御部220と、Cy制御部230と、RGB制御部240とを有する。
信号受付部210は、DVDやTVチューナなどの外部装置から映像入力信号を受付ける。
HSV変換部220は、各画素の入力彩度成分Sin、入力色相成分Hin及び入力明度成分Vinを算出する。具体的には、HSV変換部220は、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binに基づいて、以下の式に従って、各画素の入力色相成分Hin、入力彩度成分Sin及び入力明度成分Vinを算出する。
Figure 2010139577
Ye制御部220は、映像入力信号に基づいて、黄成分光Yeの重畳量を決定する。具体的には、Ye制御部220は、入力色相成分Hin及び入力彩度成分Sinに基づいて、黄成分光Yeの重畳量を決定する。
第1に、Ye制御部220は、図7を参照して、入力色相成分Hinに対応する色相係数RHYvalを算出する。図7に示すように、赤の色相に近いほど、色相係数RHYvalの値が小さい。なお、色相係数RHYvalの範囲は、“0”〜“1”である。
なお、偏光状態調整素子51RYeが単一の画素を有する場合には、Ye制御部220は、フレームを構成する全画素の入力色相成分Hinの平均値を用いる。偏光状態調整素子51RYeが複数の画素を有する場合には、Ye制御部220は、偏光状態調整素子51RYeの1画素に対応する画素の入力色相成分Hinの平均値を用いる。
続いて、Ye制御部220は、図8を参照して、入力彩度成分Sinに対応する彩度係数RSYvalを算出する。図8に示すように、彩度が高いほど、彩度係数RSYvalの値が小さい。なお、彩度係数RSYvalの範囲は、“0”〜“1”である。
なお、偏光状態調整素子51RYeが単一の画素を有する場合には、Ye制御部220は、フレームを構成する全画素の入力彩度成分Sinの平均値を用いる。偏光状態調整素子51RYeが複数の画素を有する場合には、Ye制御部220は、偏光状態調整素子51RYeの1画素に対応する画素の入力彩度成分Sinの平均値を用いる。
第2に、Ye制御部220は、色相係数RHYval及び彩度係数RSYvalに基づいて、黄成分光Yeの重畳係数V及び出力信号Yeoutを、以下の式に従って算出する。なお、重畳係数Vの範囲は、“0”〜“1”である。また、出力信号Yeoutは、偏光状態調整素子51RYeを制御するための信号である。SigMAXは、映像信号の最大値(例えば、255)である。
Figure 2010139577
なお、図9に示すように、黄成分光Yeの重畳量が最大であるケース(V=MAX)における色再現範囲は、黄成分光Yeの重畳量が0であるケース(V=0)における色再現範囲よりも小さくなることに留意すべきである。色再現範囲(V=MAX)は、特に、赤の色相において、色再現範囲(V=0)よりも小さくなる。
また、Ye制御部220は、入力色相成分Hin及び入力彩度成分Sinに基づいて、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binを補正するための補正係数を算出する。
具体的には、Ye制御部220は、図10を参照して、入力色相成分Hinに対応する色相補正係数HYadjを算出する。なお、図10に示すように、黄の色相に近いほど、色相補正係数HYadjの値が小さい。なお、色相補正係数HYadjの範囲は、“0”〜“1”である。Ye制御部220は、色相補正係数HYadjを液晶パネル50の画素毎に算出することに留意すべきである。
続いて、Ye制御部220は、図11を参照して、入力彩度成分Sinに対応する彩度補正係数SYadjを算出する。図11に示すように、彩度が低いほど、彩度補正係数SYadjの値が小さい。なお、彩度補正係数SYadjの範囲は、“0”〜“1”である。Ye制御部220は、彩度補正係数SYadjを液晶パネル50の画素毎に算出することに留意すべきである。
最終的には、Ye制御部220は、色相補正係数HYadj及び彩度補正係数SYadjに基づいて、補正係数YEadjを算出する。具体的には、Ye制御部220は、以下の式に従って、補正係数YEadjを算出する。
Figure 2010139577
Cy制御部230は、映像入力信号に基づいて、シアン成分光Cyの重畳量を決定する。具体的には、Cy制御部230は、入力色相成分Hin及び入力彩度成分Sinに基づいて、シアン成分光Cyの重畳量を決定する。
第1に、Cy制御部230は、図12を参照して、入力色相成分Hinに対応する色相係数BHCvalを算出する。図12に示すように、青の色相に近いほど、色相係数BHCvalの値が小さい。なお、色相係数BHCvalの範囲は、“0”〜“1”である。
なお、偏光状態調整素子51BCyが単一の画素を有する場合には、Cy制御部230は、フレームを構成する全画素の入力色相成分Hinの平均値を用いる。偏光状態調整素子51BCyが複数の画素を有する場合には、Cy制御部230は、偏光状態調整素子51BCyの1画素に対応する画素の入力色相成分Hinの平均値を用いる。
続いて、Cy制御部230は、図13を参照して、入力彩度成分Sinに対応する彩度係数BSCvalを算出する。図13に示すように、彩度が高いほど、彩度係数BSCvalの値が小さい。なお、彩度係数BSCvalの範囲は、“0”〜“1”である。
なお、偏光状態調整素子51BCyが単一の画素を有する場合には、Cy制御部230は、フレームを構成する全画素の入力彩度成分Sinの平均値を用いる。偏光状態調整素子51BCyが複数の画素を有する場合には、Cy制御部230は、偏光状態調整素子51BCyの1画素に対応する画素の入力彩度成分Sinの平均値を用いる。
第2に、Cy制御部230は、色相係数BHCval及び彩度係数BSCvalに基づいて、シアン成分光Cyの重畳係数V及び出力信号Cyoutを、以下の式に従って算出する。なお、重畳係数Vの範囲は、“0”〜“1”である。また、出力信号Cyoutは、偏光状態調整素子51BCyを制御するための信号である。
Figure 2010139577
なお、図14に示すように、シアン成分光Cyの重畳量が最大であるケース(V=MAX)における色再現範囲は、シアン成分光Cyの重畳量が0であるケース(V=0)における色再現範囲よりも小さくなることに留意すべきである。色再現範囲(V=MAX)は、特に、青の色相において、色再現範囲(V=0)よりも小さくなる。
また、Cy制御部230は、入力色相成分Hin及び入力彩度成分Sinに基づいて、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binを補正するための補正係数を算出する。
具体的には、Cy制御部230は、図15を参照して、入力色相成分Hinに対応する色相補正係数HCadjを算出する。なお、図15に示すように、シアンの色相に近いほど、色相補正係数HCadjの値が小さい。なお、色相補正係数HCadjの範囲は、“0”〜“1”である。Cy制御部230は、色相補正係数HCadjを液晶パネル50の画素毎に算出することに留意すべきである。
続いて、Cy制御部230は、図16を参照して、入力彩度成分Sinに対応する彩度補正係数SCadjを算出する。図16に示すように、彩度が低いほど、彩度補正係数SCadjの値が小さい。なお、彩度補正係数SCaの範囲は、“0”〜“1”である。Cy制御部230は、彩度補正係数SCadjを液晶パネル50の画素毎に算出することに留意すべきである。
最終的には、Cy制御部230は、色相補正係数HCadj及び彩度補正係数SCadjに基づいて、補正係数CYadjを算出する。具体的には、Ye制御部220は、以下の式に従って、補正係数CYadjを算出する。
Figure 2010139577
RGB制御部240は、映像入力信号を映像出力信号に変換する。すなわち、RGB制御部240は、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binに基づいて、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutを算出する。
ここで、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyを除いた色成分光(すなわち、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光B)によって映像が再現される場合に、映像の色ズレが最小であるように設計されているケースについて例示する。
ここで、黄成分光Yeは、ミラー72の特性(カットオフ波長)に応じて、R光路とG光路とに分離される。ここでは、R光路とG光路との分離比(R光路:G光路)をα:β(α+β=1)とする。同様に、シアン成分光Cyは、ミラー71の特性(カットオフ波長)に応じて、G光路とB光路とに分離される。ここでは、G光路とB光路との分離比(G光路:B光路)をγ:σ(γ+σ=1)とする。
ここで、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyを考慮した信号値は、以下の式で表される。
Figure 2010139577
但し、R、G及びBは、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyを考慮した赤映像信号、緑映像信号及び青映像信号である。このように、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyを考慮すると、赤映像信号、緑映像信号及び青映像信号によって再現される色は、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binによって再現される色からずれる可能性がある。
そこで、RGB制御部240は、補正係数YEadj及び補正係数CYadjを用いて、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binを、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutに変換する。
第1に、RGB制御部240は、独立して扱うことが可能な赤出力信号Rout及び青出力信号Boutを、以下の式に従って算出する。
Figure 2010139577
第2に、RGB制御部240は、赤出力信号Rout及び青出力信号Boutを用いて、独立して扱うことができなかった緑出力信号Goutを、以下の式に従って算出する。
Figure 2010139577
(作用及び効果)
第1実施形態では、偏光状態調整素子51RYeは、赤成分光R及び黄成分光Yeのうち、黄成分光Yeの偏光状態を調整し、偏光状態調整素子51BCyは、青成分光B及びシアン成分光Cyのうち、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する。
従って、装置全体のコスト上昇を抑制しながら、4色以上の色成分光を利用することができる。
第1実施形態では、黄成分光Yeが赤成分光Rに重畳され、シアン成分光Cyが青成分光Bに重畳される。すなわち、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyが緑成分光Gに重畳されない。また、最終的には、光量が最も多い緑成分光Gの調整によって、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyの重畳によって生じる色ずれを効率的に縮小することができる。
[比較結果]
以下において、実施例と比較例との比較結果について、図17を参照しながら説明する。実施例及び比較例では、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bに加えて、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyが用いられる。また、黄成分光Yeが赤成分光Rに重畳され、シアン成分光Cyが青成分光Bに重畳される。
実施例では、偏光状態調整素子51RYe及び偏光状態調整素子51BCyによって、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyの重畳量が制御する。一方で、比較例では、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyの重畳量が制御されずに、単純に、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyが重畳される。
比較例に示すように、黄成分光Yeが赤成分光Rに重畳されるため、赤の色相において色再現範囲が狭くなる。同様に、シアン成分光Cyが青成分光Bに重畳されるため、青の色相にといて色再現範囲が狭くなる。
これに対して、実施例では、黄成分光Yeの重畳量が色相係数RHYval及び彩度係数RSYvalに基づいて決定される。すなわち、赤の色相に近く、彩度が高いほど、黄成分光Yeの重畳量が小さくなる。同様に、シアン成分光Cyの重畳量が色相係数BHCval及び彩度係数BSCvalに基づいて決定される。すなわち、青の色相に近く、彩度が高いほど、シアン成分光Cyの重畳量が小さくなる。
これによって、実施例では、比較例のように色再現範囲が縮小せずに、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyを用いることができる。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について説明する。
具体的には、第1実施形態では、黄成分光Yeの偏光状態を調整する偏光状態調整素子(偏光状態調整素子51RYe)は、赤成分光Rの光路上に設けられる。これに対して、変更例1では、黄成分光Yeの偏光状態を調整する偏光状態調整素子は、緑成分光Gの光路上に設けられる。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、変更例1に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図18は、変更例1に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。
図18に示すように、投写型映像表示装置100は、偏光状態調整素子51RYeに代えて、偏光状態調整素子51GYeを有する。
偏光状態調整素子51GYeには、黄成分光Yeとともに緑成分光Gが入射する。緑成分光Gは、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bのうち、黄成分光Yeの補色光(青成分光B)とは異なる第1重畳成分光である。すなわち、偏光状態調整素子51GYeは、緑成分光Gの光路上に設けられる。
偏光状態調整素子51GYeは、第1重畳成分光(ここでは、緑成分光G)の偏光状態を調整せずに、黄成分光Yeの偏光状態を調整する。具体的には、偏光状態調整素子51GYeは、自素子に印加される電圧に応じて、黄成分光Yeの偏光状態を調整する。
例えば、偏光状態調整素子51GYeは、黄成分光Yeの偏光方向を回転させない状態と、黄成分光Yeの偏光方向を90°回転させる状態とを選択的に切り替え可能に構成された光学素子である。又は、偏光状態調整素子51GYeは、0〜90°の範囲内において、黄成分光Yeの偏光状態を調整する光学素子である。
ここで、偏光状態調整素子51GYeは、単一の画素を有しており、黄成分光Yeの重畳量をフレームで一律に制御してもよい。また、偏光状態調整素子51GYeは、複数の画素を有しており、黄成分光Yeの重畳量を画素毎に制御してもよい。なお、偏光状態調整素子51GYeの画素数は、液晶パネル50の画素数よりも少ないことが好ましい。
また、投写型映像表示装置100に設けられる光源10は、UHPランプが用いられることが好ましい。UHPランプから出射される光では、図19に示すように、黄成分光Yeの強度(光量)が相対的に多い。変更例1では、黄成分光Yeに対して色弁別度が低い緑成分光Gに黄成分光Yeが重畳される。
ここで、上述したYe制御部220は、映像入力信号に基づいて、黄成分光Yeの重畳量を決定する。具体的には、Ye制御部220は、入力色相成分Hin及び入力彩度成分Sinに基づいて、黄成分光Yeの重畳量を決定する。
第1に、Ye制御部220は、図20を参照して、入力色相成分Hinに対応する色相係数GHYvalを算出する。図20に示すように、緑の色相に近いほど、色相係数GHYvalの値が小さい。なお、色相係数GHYvalの範囲は、“0”〜“1”である。
なお、偏光状態調整素子51GYeが単一の画素を有する場合には、Ye制御部220は、フレームを構成する全画素の入力色相成分Hinの平均値を用いる。偏光状態調整素子51GYeが複数の画素を有する場合には、Ye制御部220は、偏光状態調整素子51GYeの1画素に対応する画素の入力色相成分Hinの平均値を用いる。
続いて、Ye制御部220は、図21を参照して、入力彩度成分Sinに対応する彩度係数GSYvalを算出する。図21に示すように、彩度が高いほど、彩度係数GSYvalの値が小さい。なお、彩度係数GSYvalの範囲は、“0”〜“1”である。
なお、偏光状態調整素子51GYeが単一の画素を有する場合には、Ye制御部220は、フレームを構成する全画素の入力彩度成分Sinの平均値を用いる。偏光状態調整素子51GYeが複数の画素を有する場合には、Ye制御部220は、偏光状態調整素子51GYeの1画素に対応する画素の入力彩度成分Sinの平均値を用いる。
第2に、Ye制御部220は、色相係数GHYval及び彩度係数GSYvalに基づいて、黄成分光Yeの重畳係数V及び出力信号Yeoutを、以下の式に従って算出する。なお、重畳係数Vの範囲は、“0”〜“1”である。また、出力信号Yeoutは、偏光状態調整素子51GYeを制御するための信号である。SigMAXは、映像信号の最大値(例えば、255)である。
Figure 2010139577
なお、図22に示すように、黄成分光Yeの重畳量が最大であるケース(V=MAX)における色再現範囲は、黄成分光Yeの重畳量が0であるケース(V=0)における色再現範囲よりも小さくなることに留意すべきである。色再現範囲(V=MAX)は、特に、緑の色相において、色再現範囲(V=0)よりも小さくなる。
ここで、RGB制御部240は、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutを、以下の式に従って算出する。
Figure 2010139577
(作用及び効果)
変更例1では、偏光状態調整素子51GYeが緑成分光Gの光路上に設けられる。すなわち、黄成分光Yeに対して色弁別度が低い緑成分光Gに黄成分光Yeが重畳される。従って、黄成分光Yeの重畳に伴う色ずれを抑制することができる。
[変更例2]
以下において、第1実施形態の変更例2について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について説明する。
具体的には、第1実施形態では、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する偏光状態調整素子(偏光状態調整素子51BCy)は、青成分光Bの光路上に設けられる。これに対して、変更例2では、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する偏光状態調整素子は、緑成分光Gの光路上に設けられる。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、変更例2に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図23は、変更例2に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。
図23に示すように、投写型映像表示装置100は、偏光状態調整素子51BCyに代えて、偏光状態調整素子51GCyを有する。
偏光状態調整素子51GCyには、シアン成分光Cyとともに緑成分光Gが入射する。緑成分光Gは、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bのうち、シアン成分光Cyの補色光(赤成分光R)とは異なる第2重畳成分光である。すなわち、偏光状態調整素子51GCyは、緑成分光Gの光路上に設けられる。
偏光状態調整素子51GCyは、第2重畳成分光(ここでは、緑成分光G)の偏光状態を調整せずに、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する。具体的には、偏光状態調整素子51GCyは、自素子に印加される電圧に応じて、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する。
例えば、偏光状態調整素子51GCyは、シアン成分光Cyの偏光方向を回転させない状態と、シアン成分光Cyの偏光方向を90°回転させる状態とを選択的に切り替え可能に構成された光学素子である。又は、偏光状態調整素子51GCyは、0〜90°の範囲内において、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する光学素子である。
ここで、偏光状態調整素子51GCyは、単一の画素を有しており、シアン成分光Cyの重畳量をフレームで一律に制御してもよい。また、偏光状態調整素子51GCyは、複数の画素を有しており、シアン成分光Cyの重畳量を画素毎に制御してもよい。なお、偏光状態調整素子51GCyの画素数は、液晶パネル50の画素数よりも少ないことが好ましい。
また、投写型映像表示装置100に設けられる光源10は、キセノンランプが用いられることが好ましい。キセノンランプから出射される光では、図24に示すように、シアン成分光Cyの強度(光量)が相対的に多い。変更例2では、シアン成分光Cyに対して色弁別度が低い緑成分光Gにシアン成分光Cyが重畳される。
ここで、上述したCy制御部230は、映像入力信号に基づいて、シアン成分光Cyの重畳量を決定する。具体的には、Cy制御部230は、入力色相成分Hin及び入力彩度成分Sinに基づいて、シアン成分光Cyの重畳量を決定する。
第1に、Cy制御部230は、図25を参照して、入力色相成分Hinに対応する色相係数GHCvalを算出する。図25に示すように、緑の色相に近いほど、色相係数GHCvalの値が小さい。なお、色相係数GHCvalの範囲は、“0”〜“1”である。
なお、偏光状態調整素子51GCyが単一の画素を有する場合には、Cy制御部230は、フレームを構成する全画素の入力色相成分Hinの平均値を用いる。偏光状態調整素子51GCyが複数の画素を有する場合には、Cy制御部230は、偏光状態調整素子51GCyの1画素に対応する画素の入力色相成分Hinの平均値を用いる。
続いて、Cy制御部230は、図26を参照して、入力彩度成分Sinに対応する彩度係数GSCvalを算出する。図26に示すように、彩度が高いほど、彩度係数GSCvalの値が小さい。なお、彩度係数GSCvalの範囲は、“0”〜“1”である。
なお、偏光状態調整素子51GCyが単一の画素を有する場合には、Cy制御部230は、フレームを構成する全画素の入力彩度成分Sinの平均値を用いる。偏光状態調整素子51GCyが複数の画素を有する場合には、Cy制御部230は、偏光状態調整素子51GCyの1画素に対応する画素の入力彩度成分Sinの平均値を用いる。
第2に、Cy制御部230は、色相係数GHCval及び彩度係数GSCvalに基づいて、シアン成分光Cyの重畳係数V及び出力信号Cyoutを、以下の式に従って算出する。なお、重畳係数Vの範囲は、“0”〜“1”である。また、出力信号Cyoutは、偏光状態調整素子51GCyを制御するための信号である。
Figure 2010139577
なお、図27に示すように、シアン成分光Cyの重畳量が最大であるケース(V=MAX)における色再現範囲は、シアン成分光Cyの重畳量が0であるケース(V=0)における色再現範囲よりも小さくなることに留意すべきである。色再現範囲(V=MAX)は、特に、緑の色相において、色再現範囲(V=0)よりも小さくなる。
ここで、RGB制御部240は、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutを、以下の式に従って算出する。
Figure 2010139577
(作用及び効果)
変更例2では、偏光状態調整素子51GCyが緑成分光Gの光路上に設けられる。すなわち、シアン成分光Cyに対して色弁別度が低い緑成分光Gにシアン成分光Cyが重畳される。従って、シアン成分光Cyの重畳に伴う色ずれを抑制することができる。
[変更例3]
以下において、第1実施形態の変更例3について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について説明する。
具体的には、第1実施形態では、黄成分光Yeの偏光状態を調整する偏光状態調整素子(偏光状態調整素子51RYe)は、赤成分光Rの光路上に設けられる。また、第1実施形態では、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する偏光状態調整素子(偏光状態調整素子51BCy)は、青成分光Bの光路上に設けられる。
これに対して、変更例3では、黄成分光Yeの偏光状態を調整する偏光状態調整素子は、緑成分光Gの光路上に設けられる。また、変更例3では、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する偏光状態調整素子は、緑成分光Gの光路上に設けられる。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、変更例3に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図28は、変更例3に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。
図28に示すように、投写型映像表示装置100は、偏光状態調整素子51RYe及び偏光状態調整素子51BCyに代えて、偏光状態調整素子51GYe及び偏光状態調整素子51GCyを有する。
なお、偏光状態調整素子51GYeは、変更例1と同様であるため、偏光状態調整素子51GYeの詳細については省略する。同様に、偏光状態調整素子51GCyは、変更例2と同様であるため、偏光状態調整素子51GCyの詳細については省略する。
なお、上述したYe制御部220は、変更例1と同様に、色相係数GHYval及び彩度係数GSYvalに基づいて、黄成分光Yeの重畳係数Vを算出する。同様に、上述したCy制御部230は、変更例2と同様に、色相係数GHCval及び彩度係数GSCvalに基づいて、シアン成分光Cyの重畳係数Vを算出する。
ここで、Ye制御部220及びCy制御部230は、出力信号Yeout及び出力信号Cyoutを算出する。具体的には、Ye制御部220及びCy制御部230は、黄成分光Yeの偏光状態の調整量(出力信号Yeout)及びシアン成分光Cyの偏光状態の調整量(出力信号Cyout)を同じ量に揃える。
第1に、色再現性を優先するケースについて説明する。具体的には、Ye制御部220及びCy制御部230は、以下の式に従って、出力信号Yeout及び出力信号Cyoutを算出する。
Figure 2010139577
第2に、輝度を優先するケースについて説明する。具体的には、Ye制御部220及びCy制御部230は、以下の式に従って、出力信号Yeout及び出力信号Cyoutを算出する。
Figure 2010139577
ここで、RGB制御部240は、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutを、以下の式に従って算出する。
Figure 2010139577
また、制御ユニット200は、ミラー71及びミラー72などのダイクロイックミラーの特性(カットオフ波長)によって、黄成分光Yeの偏光状態を調整量(出力信号Yeout)及びシアン成分光Cyの偏光状態を調整量(出力信号Cyout)の比率を変更してもよい。
(作用及び効果)
変更例3では、偏光状態調整素子51GYe及び偏光状態調整素子51GCyが緑成分光Gの光路上に設けられる。また、制御ユニット200は、黄成分光Yeの偏光状態の調整量(出力信号Yeout)及びシアン成分光Cyの偏光状態の調整量(出力信号Cyout)を同じ量に揃える。従って、黄成分光Ye及びシアン成分光Cyの重畳に伴う色ずれを抑制することができる。
[変更例4]
以下において、第1実施形態の変更例4について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について説明する。
具体的には、第1実施形態では、黄成分光Yeの偏光状態を調整する偏光状態調整素子(偏光状態調整素子51RYe)は、赤成分光Rの光路上に設けられる。また、第1実施形態では、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する偏光状態調整素子(偏光状態調整素子51BCy)は、青成分光Bの光路上に設けられる。
これに対して、変更例4では、黄成分光Yeの偏光状態を調整する偏光状態調整素子は、赤成分光R及び緑成分光Gの光路上に設けられる。また、変更例4では、シアン成分光Cyの偏光状態を調整する偏光状態調整素子は、緑成分光G及び青成分光Bの光路上に設けられる。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、変更例4に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図29は、変更例4に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。
図29に示すように、投写型映像表示装置100は、偏光状態調整素子51RYe及び偏光状態調整素子51BCyに加えて、偏光状態調整素子51GYe及び偏光状態調整素子51GCyを有する。
なお、偏光状態調整素子51GYeは、変更例1と同様であるため、偏光状態調整素子51GYeの詳細については省略する。同様に、偏光状態調整素子51GCyは、変更例2と同様であるため、偏光状態調整素子51GCyの詳細については省略する。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、光変調素子の一例として、透過型の液晶パネル50について説明したが、光変調素子は、これに限定されるものではない。光変調素子は、反射型の液晶パネルやDMD(Digital Micromirror Device)であってもよい。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100を示す図である。 第1実施形態に係る偏光状態調整素子51RYeの近傍を示す図である。 第1実施形態に係る偏光状態調整素子51RYeの近傍を示す図である。 第1実施形態に係る偏光状態調整素子51BCyの近傍を示す図である。 第1実施形態に係る偏光状態調整素子51BCyの近傍を示す図である。 第1実施形態に係る制御ユニット200を示すブロック図である。 第1実施形態に係るRHYvalを説明するための図である。 第1実施形態に係るRSYvalを説明するための図である。 第1実施形態に係る黄成分光Yeの重畳による色再現範囲の変化を示す図である。 第1実施形態に係るHYadjを説明するための図である。 第1実施形態に係るSYadjを説明するための図である。 第1実施形態に係るBHCvalを説明するための図である。 第1実施形態に係るBSCvalを説明するための図である。 第1実施形態に係るシアン成分光Cyの重畳による色再現範囲の変化を示す図である。 第1実施形態に係るHCadjを説明するための図である。 第1実施形態に係るSCadjを説明するための図である。 実施例と比較例との比較結果を示す図である。 変更例1に係る投写型映像表示装置100を示す図である。 変更例1に係る光源10から出射される光の強度を示す図である。 変更例1に係るGHYvalを説明するための図である。 変更例1に係るGSYvalを説明するための図である。 変更例1に係る黄成分光Yeの重畳による色再現範囲の変化を示す図である。 変更例2に係る投写型映像表示装置100を示す図である。 変更例2に係る光源10から出射される光の強度を示す図である。 変更例2に係るGHCvalを説明するための図である。 変更例2に係るGSCvalを説明するための図である。 変更例2に係るシアン成分光Cyの重畳による色再現範囲の変化を示す図である。 変更例3に係る投写型映像表示装置100を示す図である。 変更例4に係る投写型映像表示装置100を示す図である。
符号の説明
10・・・光源、20・・・UV/IRカットフィルタ、30・・・フライアイレンズユニット、40・・・PBSアレイ、50・・・液晶パネル、51・・・偏光状態調整素子、52、53・・・偏光板、60・・・クロスダイクロイックキューブ、71〜76・・・ミラー、81〜85・・・レンズ、100・・・投写型映像表示装置、110・・・投写光学系、120・・・照明ユニット、200・・・制御部、210・・・信号受付部、220・・・HSV変換部、230・・・Ye制御部、240・・・Cy制御部、250・・・RGB制御部

Claims (5)

  1. 赤映像信号に応じて赤成分光を変調する赤光変調素子と、緑映像信号に応じて緑成分光を変調する緑光変調素子と、青映像信号に応じて青成分光を変調する青光変調素子と、前記赤光変調素子、前記緑光変調素子及び前記青光変調素子から出射された光を合成する色合成部と、第4色成分光の偏光状態を調整する第1偏光状態調整素子と、第5色成分光の偏光状態を調整する第2偏光状態調整素子とを備えた投写型映像表示装置であって、
    前記赤成分光、前記緑成分光及び前記青成分光のうち、前記第4色成分光の補色光とは異なる色成分光である第1重畳成分光は、前記第4色成分光とともに前記第1偏光状態調整素子に入射し、
    前記赤成分光、前記緑成分光及び前記青成分光のうち、前記第5色成分光の補色光とは異なる色成分光である第2重畳成分光は、前記第5色成分光とともに前記第2偏光状態調整素子に入射し、
    前記第1偏光状態調整素子は、前記第1重畳成分光の偏光状態を調整せずに、前記第4色成分光の偏光状態を調整し、
    前記第2偏光状態調整素子は、前記第2重畳成分光の偏光状態を調整せずに、前記第5色成分光の偏光状態を調整することを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 前記赤成分光、前記緑成分光、前記青成分光、前記第4色成分光及び前記第5色成分光を出射する光源をさらに備え、
    前記第4色成分光は、黄成分光であり、
    前記第5色成分光は、シアン成分光であり、
    前記第1重畳成分光は、前記赤成分光であり、
    前記第2重畳成分光は、前記青成分光であることを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  3. 前記赤成分光、前記緑成分光、前記青成分光、前記第4色成分光及び前記第5色成分光を出射する光源をさらに備え、
    前記第4色成分光は、黄成分光であり、
    前記第5色成分光は、シアン成分光であり、
    前記第1重畳成分光は、前記緑成分光であり、
    前記第2重畳成分光は、前記青成分光であることを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  4. 前記赤成分光、前記緑成分光、前記青成分光、前記第4色成分光及び前記第5色成分光を出射する光源をさらに備え、
    前記第4色成分光は、黄成分光であり、
    前記第5色成分光は、シアン成分光であり、
    前記第1重畳成分光は、前記赤成分光であり、
    前記第2重畳成分光は、前記緑成分光であることを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  5. 前記第1偏光状態調整素子による前記第4色成分光の偏光状態の調整量及び前記第2偏光状態調整素子による前記第5色成分光の偏光状態の調整量を制御する制御部をさらに備え、
    前記第4色成分光は、黄成分光であり、
    前記第5色成分光は、シアン成分光であり、
    前記第1重畳成分光及び前記第2重畳成分光は、前記緑成分光であり、
    前記制御部は、前記第4色成分光の偏光状態の調整量及び前記第5色成分光の偏光状態の調整量を同じ量に揃えることを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
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