JP2005167680A - プロジェクタシステム - Google Patents

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Takayuki Matsubara
貴之 松原
Hidefumi Sakata
秀文 坂田
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Abstract

【課題】 輝度ムラの発生を防止しつつ高輝度を達成することができるプロジェクタシステムを提供すること。
【解決手段】 制御装置30は、外部からの画像信号をそのまま第1プロジェクタ10に出力するとともに、外部からの画像信号に対して輝度ムラ相殺信号を合成した画像信号を第2プロジェクタ20に出力する。これにより、第1プロジェクタ10からの主画像と、第2プロジェクタ20からの副画像とが互いに合成されてスクリーンSC上に投射される。この結果、主画像の輝度ムラが副画像によって相殺され、さらに、主画像と副画像との合成によって高輝度の画像を投射することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶パネル等の表示装置を用いて画像を投射するためのプロジェクタシステムに関する。
従来のプロジェクタとして、RGB用の3つのCRTと、各CRTの正面に配置された3つの投射レンズとを備え、各CRTの像をスクリーン上に重ね合わせて投射するカラープロジェクタが存在する(特許文献1参照)。
また、別のプロジェクタとして、同一の画像を投射する同一の投射装置と、投射像の合成用のミラーとを備え、各投射装置からの映像をミラーで反射して単一のスクリーン上で一画像に合成する背面投射型のプロジェクタが存在する(特許文献2参照)。
特開2000−180954号公報 特開平8−334729号公報
しかし、上記のようなプロジェクタでは、CRT、液晶パネル等の光学要素の特性に起因して投射画像中に輝度ムラが発生する場合がある。
また、上記のようなプロジェクタでは、RGBの3原色の画像を投射するが、RGBの3原色のみでは色彩の表現が不十分となる場合がある。
また、液晶パネル等を用いたカラープロジェクタにおいて、白色光源を用いて液晶パネル等を照明する場合、白色光源の波長特性に起因してRGBの3原色の輝度バランスが崩れる場合がある。
そこで、本発明は、輝度ムラの発生を防止しつつ高輝度を達成することができるプロジェクタシステムを提供することを目的とする。
また、本発明は、色彩表現を豊かにしつつ高輝度を達成することができるプロジェクタシステムを提供することを目的とする。
また、本発明は、カラーバランスを保ちつつ高輝度を達成することができるプロジェクタシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1のプロジェクタシステムは、(a)主画像を投射する第1プロジェクタと、(b)主画像に対応する副画像を主画像に重ね合わせて投射する第2プロジェクタと、(c)第1プロジェクタによって投射される主画像に生じる第1の輝度ムラを、第2プロジェクタに投射させるべき副画像に強制的に第2の輝度ムラを形成することによって打ち消すムラ補正手段とを備える。
上記第1のプロジェクタシステムでは、ムラ補正手段が、副画像に強制的に第2の輝度ムラを形成することによって、主画像に生じる第1の輝度ムラを修正するので、第1プロジェクタの投射像である主画像の全体輝度を減少させることなく、主画像の輝度ムラを副画像の人為的な輝度ムラによって相殺することができる。さらに、主画像に対し第2プロジェクタによって副画像を重ね合わせるので、主画像と副画像との加算によって高輝度の画像を投射することができる。
また、本発明の具体的態様では、上記第1のプロジェクタシステムにおいて、第1及び第2プロジェクタが、ともにカラー画像を投射する。この場合、高輝度のカラー画像を投射することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、上記第1のプロジェクタシステムにおいて、ムラ補正手段が、主画像を計測することによって得た当該主画像の輝度ムラに関するデータを記憶する記憶手段と、当該記憶手段に記憶したデータに基づいて得た輝度ムラ相殺信号を副画像に対応する画像信号に対して合成する信号処理手段とをさらに備える。この場合、実測に基づく第1プロジェクタの輝度ムラを第2プロジェクタにフィードバックして第2プロジェクタ側で補正することができる。
また、本発明に係る第2のプロジェクタシステムは、(a)所定のカラー画像信号に基づいてカラーの主画像を投射する第1プロジェクタと、(b)所定のカラー画像信号のうち特定色の画像信号に対応する特定色の副画像を主画像に重ね合わせて投射する第2プロジェクタとを備える。
上記第2のプロジェクタシステムでは、第2プロジェクタが所定のカラー画像信号のうち特定色の画像信号に対応する特定色の副画像を主画像に重ね合わせて投射するので、第1プロジェクタの投射像である主画像において輝度不足の色彩を副画像によって補うことができ、全体としての投射像のカラーバランスを本来の状態(自然なバランス)に近づけることができる。さらに、主画像に対し第2プロジェクタによって副画像を重ね合わせるので、主画像と副画像との加算によって高輝度の画像を投射することができる。
また、本発明の具体的態様では、上記第2のプロジェクタシステムにおいて、第1プロジェクタが、主画像に対応するパターンが形成される光変調装置と、当該光変調装置を照明するための照明光源とを有し、特定色が、照明光源において相対的に輝度の低い色である。この場合、照明光源の特性を補って所望のカラーバランスを達成することができ、第1プロジェクタ用に採用することができる照明光源の種類の自由度を高めることができる。
また、本発明の具体的態様では、上記第2のプロジェクタシステムにおいて、特定色がRGBのうちのG色又はR色である。この場合、高圧水銀ランプ等のようにG光やR光が比較的弱い白色光源を組み込んだ場合にも自然なカラーバランスの画像を投射することができる。
また、本発明に係る第3のプロジェクタシステムは、(a)所定のカラー画像信号に基づいて、複数の色からなる主画像を投射する第1プロジェクタと、(b)所定のカラー画像信号に基づいて、上記複数の色とは異なる所定色の副画像を主画像に重ね合わせて投射する第2プロジェクタとを備える。
上記第3のプロジェクタシステムでは、第2プロジェクタが所定のカラー画像信号に基づいて複数の色とは異なる所定色の副画像を主画像に重ね合わせて投射するので、豊かな色彩表現を達成することができる。さらに、主画像に対し第2プロジェクタによって副画像を重ね合わせるので、主画像と副画像との加算によって高輝度の画像を投射することができる。
また、本発明の具体的態様では、上記第3のプロジェクタシステムにおいて、第1プロジェクタが、主画像としてRGBの3原色からなるカラー画像を投射し、第2プロジェクタが、副画像として、シアン及びアンバーの少なくとも1つを含む色からなる画像を投射する。これによって、豊かな色彩表現を達成することができる。
本発明の具体的態様では、上記第3のプロジェクタシステムにおいて、所定のカラー画像信号から、第1プロジェクタを動作させるための第1画像信号と、第2プロジェクタを動作させるための第2画像信号とを生成する制御手段をさらに備える。この場合、3原色に対応するカラー画像信号から第1及び第2プロジェクタの駆動に適する4色以上のカラー画像信号を生成することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタシステムの構造について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクタシステムを説明する図である。このプロジェクタシステム2は、主画像をスクリーンSC上に投射する第1プロジェクタ10と、副画像を主画像に重ね合わせてスクリーンSC上に投射する第2プロジェクタ20と、両プロジェクタ10,20に画像信号を出力する制御装置30とを備える。なお、両プロジェクタ10,20によってスクリーンSC上にそれぞれ投射される主画像及び副画像は、互いに対応する画像となっており、両プロジェクタ10,20の姿勢等の調整によってスクリーンSC上で互いに正確にアライメントされている。
第1プロジェクタ10は、スクリーンSC上に基本となる主画像を形成するためのものであり、白色の光源光を発生する光源装置11と、光源装置11から射出された光源光によって照明される光変調装置13と、光変調装置13からの各色の像光をスクリーンSCに投射するための投射光学系である投射レンズ15と、光源装置11、光変調装置13等の動作を制御する制御回路部17とを備える。ここで、光源装置11は、高圧水銀ランプ等の白色ランプ、集光用のミラー、光源光を均一化するためのフライアイ光学系等からなる。また、光変調装置13は、例えばカラータイプの透過型液晶ライトバルブからなり、これに入射した白色の光源光を駆動信号に応じて2次元空間的に変調してカラー画像を形成する。投射レンズ15は、光変調装置13の画像領域の像を所望の拡大率でスクリーンSC上に投射する。制御回路部17は、制御装置30から受けた画像信号に基づいて光変調装置13を駆動するための駆動信号を生成する。
第2プロジェクタ20は、スクリーンSC上に補助的な副画像を形成するためのものであり、白色の光源光を発生する光源装置21と、光源装置21から射出された光源光によって照明される透過型の光変調装置である光変調装置23と、光変調装置23からの各色の像光をスクリーンSCに投射するための投射光学系である投射レンズ25と、光源装置21、光変調装置23等の動作を制御する制御回路部27とを備える。第2プロジェクタ20は、上記第1プロジェクタ10とほぼ同一の構造を有する。つまり、光源装置21は、高圧水銀ランプ等の白色ランプ、集光用のミラー、光源光を均一化するためのフライアイ光学系等からなる。また、光変調装置23は、例えばカラータイプの液晶ライトバルブからなり、これに入射した白色の光源光を駆動信号に応じて2次元空間的に変調してカラー画像を形成する。投射レンズ25は、光変調装置23の画像領域の像を主画像と副画像とが重なるような拡大率でスクリーンSC上に投射する。制御回路部27は、制御装置30から受けた画像信号に基づいて光変調装置23を駆動するための駆動信号を生成する。
制御装置30は、第1プロジェクタ10による主画像の輝度ムラデータを記憶する記憶手段であるメモリ31と、メモリ31に記憶した輝度ムラデータに基づいて第2プロジェクタ20用の画像信号を生成する信号処理手段である画像処理回路33とを備える。前者のメモリ31は、第1プロジェクタ10が投射する主画像を計測することによって得た輝度ムラデータを記憶する。この輝度ムラデータは、スクリーンSC上に実際に投射されるテスト画像の輝度の空間的分布に相当するものであり、スクリーンSCをビデオカメラ等で撮影することによって得られる信号レベルの下限を基準とする正の値である。なお、輝度ムラデータはRGBの3色ごとに準備され、単なる明暗のトーン差に対応する輝度ムラに限らず、色ムラの分布に関する情報を含んでいる。画像処理回路33は、輝度ムラデータの符号を変換して負の値とした輝度ムラ相殺信号を生成するとともに、この輝度ムラ相殺信号を本来の画像信号の輝度レベルに対応するデータに加算する。つまり、元の画像信号の輝度レベルを輝度ムラデータに相当するレベルだけ低減する。
図2は、第1プロジェクタ10及び第2プロジェクタ20による画像の投影を説明する図である。図2(a)は、第1プロジェクタ10によってスクリーンSC上に投射される主画像MIを示し、図2(b)は、第2プロジェクタ20によってスクリーンSC上に投射される副画像SIを示し、図2(c)は、両プロジェクタ10,20による合成画像CIを示す。図2(a)に示す主画像MIにおいて、均一な領域R1の中にわずかに明るい領域R2が存在する。また、図2(b)に示す副画像SIにおいて、均一な領域R1’の中にわずかに暗い領域R2’が存在する。ここで、図2(a)の領域R2と図2(b)の領域R2’は同一の形状及び配置であるが、領域R2の周囲に対する明るさ増加分だけ領域R2’の明るさが減少しているおり、互いに反転した状態となっている。結果的に、図2(c)に示す合成画像CIでは、全体に亘って均一な画像が得られる。以上の説明では、輝度ムラ領域が均一な輝度を有するものとして説明したが、輝度ムラ領域が不均一な輝度を有し、或いは複数の輝度ムラ領域が不規則に散在する場合にも、これらを反転した輝度ムラ相殺信号によって図2(c)に示すような均一な合成画像CIを得ることができる。
以下、図1のプロジェクタシステム2の動作について説明する。制御装置30は、外部からの画像信号をそのまま第1プロジェクタ10に出力するとともに、外部からの画像信号に対して輝度ムラ相殺信号を合成した画像信号を第2プロジェクタ20に出力する。これにより、第1プロジェクタ10からの主画像と、第2プロジェクタ20からの副画像とが互いに合成されてスクリーンSC上に投射される。この結果、主画像の輝度ムラが副画像によって相殺され、さらに、主画像と副画像との合成によって高輝度の画像を投射することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態に係るプロジェクタシステムの構造について図面を参照しつつ説明する。
図3は、本実施形態のプロジェクタシステムを説明する図である。このプロジェクタシステム102は、主画像をスクリーンSC上に投射する第1プロジェクタ110と、第1副画像を主画像に重ね合わせてスクリーンSC上に投射する第2プロジェクタ120と、第2副画像を主画像に重ね合わせてスクリーンSC上に投射する第3プロジェクタ150と、これらプロジェクタ110,120,150に画像信号を出力する制御装置130とを備える。なお、各プロジェクタ110,120,150によってスクリーンSC上にそれぞれ投射される主画像並びに第1及び第2副画像は、互いに対応する画像となっており、これらプロジェクタ110,120,150の姿勢等の調整によってスクリーンSC上で互いに正確にアライメントされている。
第1プロジェクタ110は、スクリーンSC上に基本となる主画像を形成するためのものであり、白色の光源光を発生する照明光源である光源装置111と、光源装置111から射出された光源光によって照明される光変調装置113と、光変調装置113からの各色の像光をスクリーンSCに投射するための投射光学系である投射レンズ115と、光源装置111、光変調装置113等の動作を制御する制御回路部117とを備える。この第1プロジェクタ110は、上記第1実施形態の第1プロジェクタ10とほぼ同一の構造を有する。
第2プロジェクタ120は、スクリーンSC上に補助的な第1副画像を形成するためのものであり、R色の光源光を発生する光源装置121と、光源装置121から射出されたR光によって照明される光変調装置123と、光変調装置123からのR色の像光をスクリーンSCに投射するための投射レンズ125と、光源装置121、光変調装置123等の動作を制御する制御回路部127とを備える。ここで、光源装置121は、赤色LED等の固体光源、集光用のレンズ、光源光を均一化するためのフライアイ光学系等からなる。また、光変調装置123は、例えば液晶ライトバルブからなり、これに入射したR色の光源光を駆動信号に応じて2次元空間的に変調してR色画像を形成する。投射レンズ125は、光変調装置123の画像領域の像を主画像と副画像とが重なるような拡大率でスクリーンSC上に投射する。制御回路部127は、制御装置130から受けた画像信号に基づいて光変調装置123を駆動するための駆動信号を生成する。
第3プロジェクタ150は、スクリーンSC上に補助的な第2副画像を形成するためのものであり、G色の光源光を発生する光源装置151と、光源装置151から射出されたG光によって照明される光変調装置153と、光変調装置153からのG色の像光をスクリーンSCに投射するための投射レンズ155と、光源装置151、光変調装置153等の動作を制御する制御回路部157とを備える。第3プロジェクタ150は、上記第2プロジェクタ120とほぼ同一の構造を有する。つまり、光源装置151は、緑色LED等の固体光源、集光用のレンズ、光源光を均一化するためのフライアイ光学系等からなる。また、光変調装置153は、例えば液晶ライトバルブからなり、これに入射したG色の光源光を駆動信号に応じて2次元空間的に変調してG色画像を形成する。投射レンズ155は、光変調装置153の画像領域の像を主画像と副画像とが重なるような拡大率でスクリーンSC上に投射する。制御回路部157は、制御装置130から受けた画像信号に基づいて光変調装置153を駆動するための駆動信号を生成する。
制御装置130は、第1プロジェクタ10用の画像信号からR光画像の信号とG光画像の信号とを抽出する信号抽出部131を備える。信号抽出部131で抽出されたR光画像信号は、第2プロジェクタ120に出力され、信号抽出部131で抽出されたG光画像信号は、第3プロジェクタ150に出力される。つまり、第2プロジェクタ120によってスクリーンSC上に投射される第1副画像は、第1プロジェクタ110による主画像のうちR色に関する画像となっており、スクリーンSC上におけるR色画像の輝度を相対的に向上させることができる。一方、第3プロジェクタ150によってスクリーンSC上に投射される第2副画像は、第1プロジェクタ110による主画像のうちG色に関する画像となっており、スクリーンSC上におけるG色画像の輝度を相対的に向上させることができる。R色画像やG色画像の輝度を相対的に上昇させる程度は、光源装置121,151の輝度調整や光変調装置123,153による変調度の調節によって精密に制御することができる。
以下、図3に示す第2実施形態のプロジェクタシステム102の動作について説明する。制御装置130は、外部からの画像信号をそのまま第1プロジェクタ110に出力するとともに、外部からの画像信号からR光画像信号とG光画像信号とを抽出して、第2プロジェクタ120と第3プロジェクタ150とにそれぞれ出力する。これにより、第1プロジェクタ110からの主画像と、第2及び第3プロジェクタ120,150からの第1及び第2副画像とが互いに合成されてスクリーンSC上に投射される。この結果、主画像のR光やG光に関する輝度不足が第1及び第2副画像によって相殺され、さらに、主画像と第1及び第2副画像との合成によって高輝度の画像を投射することができる。
なお、以上の第2実施形態では、第2及び第3プロジェクタ120,150を設けてR光やG光に関する輝度不足を補っているが、第4のプロジェクタを設けてB光の輝度不足を補うこともできる。この場合、第2〜第4プロジェクタに、第1実施形態の場合と同様の手法で、各色についての輝度ムラ補正を個別に行わせることもできる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態に係るプロジェクタシステムの構造について図面を参照しつつ説明する。
図4は、本実施形態のプロジェクタシステムを説明する図である。このプロジェクタシステム202は、主画像をスクリーンSC上に投射する第1プロジェクタ210と、副画像を主画像に重ね合わせてスクリーンSC上に投射する第2プロジェクタ220と、両プロジェクタ210,220に画像信号を出力する制御手段である制御装置230とを備える。なお、両プロジェクタ210,220によってスクリーンSC上にそれぞれ投射される主画像及び副画像は、互いに対応する画像となっており、これらプロジェクタ210,220の姿勢等の調整によってスクリーンSC上で互いに正確にアライメントされている。
第1プロジェクタ210は、スクリーンSC上に基本となる主画像を形成するためのものであり、高圧水銀ランプ等からなり白色の光源光を発生する光源装置211と、光源装置211から射出された光源光によって照明される光変調装置213と、光変調装置213からの各色の像光をスクリーンSCに投射するための投射光学系である投射レンズ215と、光源装置211、光変調装置213等の動作を制御する制御回路部217とを備える。この第1プロジェクタ210は、図1に示す第1実施形態の第1プロジェクタ10とほぼ同一の構造を有する。
第2プロジェクタ220は、スクリーンSC上に補助的な副画像を形成するためのものであり、例えばシアン色の光源光を発生する光源装置221と、光源装置221から射出されたシアン色光によって照明される光変調装置223と、光変調装置223からのシアン色の像光をスクリーンSCに投射するための投射レンズ225と、光源装置221、光変調装置223等の動作を制御する制御回路部227とを備える。ここで、光源装置221は、緑青色LED等の固体光源、集光用のレンズ、光源光を均一化するためのフライアイ光学系等からなる。また、光変調装置223は、例えば液晶ライトバルブからなり、これに入射したシアン色の光源光を駆動信号に応じて2次元空間的に変調してシアン色画像を形成する。投射レンズ225は、光変調装置223の画像領域の像を主画像と副画像とが重なるような拡大率でスクリーンSC上に投射する。制御回路部227は、制御装置230から受けた画像信号に基づいて光変調装置223を駆動するための駆動信号を生成する。
制御装置230は、外部から入力された画像信号から、第1プロジェクタ210用の第1画像信号と、第2プロジェクタ220用の第2画像信号とを生成する。前者の第1画像信号はRGBの3原色に対応する3画像の信号となっており、後者の第2画像信号は補助色(中間色)であるシアン色の画像の信号となっている。つまり、外部から入力されたカラー画像信号から第1プロジェクタ210用の3原色信号と、第2プロジェクタ220用の中間色の信号とが生成され、スクリーンSC上に4色のカラー画像が投射される。
図5は、第3実施形態のプロジェクタシステム202による色再現範囲を説明するグラフである。グラフ中において、実線SLに囲まれた三角領域は、第1プロジェクタ210すなわち主画像の色再現範囲を示す。第2プロジェクタ220を用いてシアン色(一例として、λ=490nm)の副画像を補助的に投射した場合、点線L1で囲まれた領域だけ色再現範囲が広がる。なお、第2プロジェクタ220は、アンバー色(一例として、λ=600nm)の副画像を補助的に投射するものとすることができる。この場合、一点鎖線L2で囲まれた領域だけ色再現範囲が広がる。さらに、第2プロジェクタ220とは異なる第3プロジェクタをさらに設けて、第2の中間色の副画像を投射することもできる。この場合、複数の中間色によってさらに色再現範囲が広がる。なお、副画像に使用する中間色は上記の波長の色光に限定されるものではない。
図6は、第3実施形態のプロジェクタシステム202の変形例を説明する図である。この場合、第1プロジェクタ210の光源装置211を構成する高圧水銀ランプに代えてRGBの3色を組み合わせたLED光源を利用する。図6のグラフにおいて、実線SLに囲まれた三角領域は、変形例の第1プロジェクタ210の色再現範囲を示しており、高圧水銀ランプの場合の色再現範囲よりも広くなっている。この場合において、第2プロジェクタ220を用いてシアン色の副画像を補助的に投射した場合、点線L1で囲まれた領域だけ色再現範囲が広がる。また、第2プロジェクタ220を用いてアンバー色の副画像を補助的に投射した場合、一点鎖線L2で囲まれた領域だけ色再現範囲が広がる。
以下、図4に示す第3実施形態のプロジェクタシステム202の動作について説明する。制御装置230は、外部からの画像信号を適宜処理して主画像用の第1画像信号と、副画像用の第2画像信号とを生成する。この場合、副画像用の第2画像信号は、第1プロジェクタ210による主画像で出力できる色再現範囲を基に、それを超える分について第2プロジェクタ220の光源色に応じて予測するなどして生成する。これら第1及び第2画像信号は、第1プロジェクタ210と第2プロジェクタ220とにそれぞれ出力される。これにより、第1プロジェクタ210からの主画像と、第2プロジェクタ220からの副画像とが互いに合成されてスクリーンSC上に投射される。この結果、豊かな色彩表現を達成することができる。さらに、第1プロジェクタ210によって投射された主画像に対し第2プロジェクタ220によって副画像を重ね合わせて投射するので、主画像と副画像との加算によって高輝度の画像を投射することができる。
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記第1〜第3実施形態では、各プロジェクタ10,20,110,120,150,210,220を正面から投射するタイプのプロジェクタとしているが、これらを背面投射型のプロジェクタとすることもできる。また、上記実施形態では、主画像やカラーの副画像を投射するプロジェクタは白色光源とカラータイプの液晶ライトバルブとからなる構成としているが、これを白色光源と白色光を3原色光に分離する分離光学系と3原色光をそれぞれ変調する3枚の液晶ライトバルブとからなるいわゆる3板式のプロジェクタとしてもよい。さらに、所定の単色の副画像を投射するプロジェクタの光源は、固体光源でなくて白色光源と所定の波長の光を分離する分離光学系との組み合わせであってもよい。そして、光変調装置は反射型のものであってもよい。
第1実施形態のプロジェクタシステムを説明する図である。 (a)〜(c)は、一対のプロジェクタによる投影像を説明する図である。 第2実施形態のプロジェクタシステムを説明する図である。 第3実施形態のプロジェクタシステムを説明する図である。 図4のプロジェクタシステムによる色再現範囲を説明するグラフである。 第3実施形態のプロジェクタシステムの変形例を説明する図である。
符号の説明
10…第1プロジェクタ、 11…光源装置、 13…光変調装置、 15…投射レンズ、 17…制御回路部、 20…第2プロジェクタ、 21…光源装置、 23…光変調装置、 25…投射レンズ、 27…制御回路部、 30…制御装置、 31…メモリ、 33…画像処理回路、 MI…主画像、 SC…スクリーン、 SI…副画像

Claims (9)

  1. 主画像を投射する第1プロジェクタと、
    前記主画像に対応する副画像を前記主画像に重ね合わせて投射する第2プロジェクタと、
    前記第1プロジェクタによって投射される前記主画像に生じる第1の輝度ムラを、前記第2プロジェクタに投射させるべき前記副画像に強制的に第2の輝度ムラを形成することによって打ち消すムラ補正手段と
    を備えることを特徴とするプロジェクタシステム。
  2. 前記第1及び第2プロジェクタは、ともにカラー画像を投射することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタシステム。
  3. 前記ムラ補正手段は、前記主画像を計測することによって得た当該主画像の輝度ムラに関するデータを記憶する記憶手段と、当該記憶手段に記憶したデータに基づいて得た輝度ムラ相殺信号を前記副画像に対応する画像信号に対して合成する信号処理手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項記載のプロジェクタシステム。
  4. 所定のカラー画像信号に基づいてカラーの主画像を投射する第1プロジェクタと、
    前記所定のカラー画像信号のうち特定色の画像信号に対応する特定色の副画像を前記主画像に重ね合わせて投射する第2プロジェクタと
    を備えることを特徴とするプロジェクタシステム。
  5. 前記第1プロジェクタは、前記主画像に対応するパターンが形成される光変調装置と、当該光変調装置を照明するための照明光源とを有し、前記特定色は、前記照明光源において相対的に輝度の低い色であることを特徴とする請求項4記載のプロジェクタシステム。
  6. 前記特定色は、RGBのうちのG色又はR色であることを特徴とする請求項5記載のプロジェクタシステム。
  7. 所定のカラー画像信号に基づいて、複数の色からなる主画像を投射する第1プロジェクタと、
    前記所定のカラー画像信号に基づいて、前記複数の色とは異なる所定色の副画像を前記主画像に重ね合わせて投射する第2プロジェクタと
    を備えることを特徴とするプロジェクタシステム。
  8. 前記第1プロジェクタは、前記主画像としてRGBの3原色からなるカラー画像を投射し、前記第2プロジェクタは、前記副画像として、シアン、及びアンバーの少なくとも1つを含む色からなる画像を投射することを特徴とする請求項7記載のプロジェクタシステム。
  9. 前記所定のカラー画像信号から、前記第1プロジェクタを動作させるための第1画像信号と、前記第2プロジェクタを動作させるための第2画像信号とを生成する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項8記載のプロジェクタシステム。
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