JP2010139181A - 旋回燃焼ボイラ - Google Patents

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Abstract

【課題】火炎内部に低温領域が形成されることを防止または抑制することにより、火炎外周に形成される高温酸素残存領域を抑制してNOx発生量の低減が可能となる旋回燃焼ボイラを提供する。
【解決手段】微粉炭及び空気を炉内へ投入するバーナ20が各段の各コーナ部に配置される旋回燃焼方式のバーナ部とされ、各段にそれぞれ1または複数の旋回火炎が形成される旋回燃焼ボイラにおいて、バーナ20が、微粉炭及び1次空気を投入する微粉炭バーナ21と、微粉炭バーナ21の周囲に配置された2次空気投入用の2次空気投入ポート30とを備え、微粉炭バーナ21が、1次空気の中に2次空気の一部を吹き込む燃料バーナ内2次空気ポート24を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば微粉炭等の粉体燃料を焚くボイラに適用される旋回燃焼ボイラに関する。
従来、微粉炭焚きボイラとしては、旋回燃焼ボイラ及び対向燃焼ボイラが知られている。
このうち、微粉炭焚きの旋回燃焼ボイラにおいては、燃料の微粉炭とともに石炭バーナから投入される1次空気の上下に2次空気投入用の2次空気ポートを設置し、石炭バーナ周囲の2次空気について流量調整を行っている。なお、2次空気投入用の2次空気ポートは、オイルバーナを兼ねる場合もある。
上述した1次空気は、燃料の微粉炭を搬送するために必要な空気量であり、石炭を粉砕して微粉炭とするローラミル装置において空気量が規定される。
上述した2次空気は、旋回燃焼ボイラ内において火炎全体を形成するために必要となる空気量を吹き込むものである。従って、旋回燃焼ボイラの2次空気量は、概ね微粉炭の燃焼に必要な全空気量から1次空気量を差し引いたものとなる。
従来の対向燃焼ボイラにおいては、バーナから燃料とともに投入される1次空気内に2次空気を導入することにより、空気導入量の微調整を図ることが行われている。このような対向燃焼ボイラの場合、2次空気あるいは3次空気は保炎のために旋回をかけることから、火炎が広がり、2次空気を中央に投入しても火炎の伝播あるいは空気の拡散に限度があった。(たとえば、非特許文献1参照)
B&W's AireJetTM Burner for Low NOx Emissions A. LaRue,D. Rowley, H. Sarv, W. Kahle and A. Sayre The Babcock & Wilcox CompanyBarberton, Ohio, U.S.A. S. Lesmeister Black Hills Generation, Inc. Gillette,Wyoming, U.S.A. Presented to 2006 Power-Gen International November 28-30, 2006 Orland,Florida, U.S.A.
従来の旋回燃焼ボイラにおいては、1次空気の外側に2次空気ポートが配置されているので、バーナから形成される火炎に対して、火炎外周側から火炎内部まで空気が拡散するには時間を要していた。
このため、空気が拡散しにくい火炎内部では、低温領域が形成されることにより素酸化物(NOx)の還元は進まない。一方、火炎外周では、窒素酸化物の発生要因となる高温酸素残存領域を強めることとなる。
このように、上述した従来の旋回燃焼ボイラにおいては、火炎内部には低温領域が形成され、一方、火炎外周には高温酸素残存領域の形成を助長してNOx発生量を増加させるので、火炎内部における低温領域及び火炎外周の高温酸素残存領域の形成を防止または抑制できる旋回燃焼ボイラの開発が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、火炎内部に低温領域が形成されることを防止または抑制し、かつ、火炎外周に形成される高温酸素残存領域を抑制してNOx発生量の低減が可能となる旋回燃焼ボイラを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る旋回燃焼ボイラは、粉体燃料及び空気を炉内へ投入するバーナが各段の各コーナ部に配置される旋回燃焼方式のバーナ部とされ、各段にそれぞれ1または複数の旋回火炎が形成される旋回燃焼ボイラにおいて、前記バーナが、粉体燃料及び1次空気を投入する燃料バーナと、該燃料バーナの周囲に配置された2次空気投入用の2次空気投入ポートとを備え、前記燃料バーナが、1次空気の中に2次空気の一部を吹き込む1または複数の燃料バーナ内2次空気ポートを備えていることを特徴とするものである。
このような旋回燃焼ボイラによれば、前記バーナが、粉体燃料及び1次空気を投入する燃料バーナと、該燃料バーナの周囲に配置された2次空気投入用の2次空気投入ポートとを備え、前記燃料バーナが、1次空気の中に2次空気の一部を吹き込む1または複数の燃料バーナ内2次空気ポートを備えているので、火炎の内部に吹き込まれた2次空気を短時間で拡散させることができる。この場合、燃料バーナ内2次空気ポートが複数あれば、粉体燃料と空気との撹拌効率を向上させることができる。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記2次空気投入ポート及び前記燃料バーナ内2次空気ポートは、ポート毎の2次空気量を調整可能な流量調整手段を備えていることが好ましく、これにより、2次空気投入量の配分をポート毎に適正化することができる。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記燃料バーナ内2次空気ポートから投入される2次空気は、前記1次空気と流速差をもって投入されることが好ましく、これにより、火炎内における2次空気の拡散や粉体燃料と空気との撹拌効率をより一層向上させることができる。この場合、どちらの流速を速く設定してもよいが、拡散をより一層促進するためには2次空気の流速を速くすることが望ましい。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記燃料バーナが濃淡分離機構を有しており、前記燃料バーナ内2次空気ポートから投入される2次空気は、前記粉体燃料の流量割合が高い領域に投入されることが好ましい。すなわち、濃淡分離機構により粉体燃料の流量割合が高くなった領域に対して、燃料バーナ内2次空気ポートから2次空気の一部を投入することが望ましい。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記燃料バーナ内2次空気ポートは、水平方向の2次空気量を調整可能な流量調整手段を備えていることが好ましく、これにより、燃料バーナ内2次空気ポートから投入される2次空気流量を水平(左右)方向に調整することができるので、たとえば炉壁側の2次空気量を増して酸素濃度を上げ、炉壁の硫化腐食を防止することができる。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記2次空気投入ポートは、周囲の各ポートを複数に分割した2次空気分割ポートを備え、該2次空気分割ポート毎の2次空気量を調整可能な流量調整手段を備えていることが好ましく、これにより、火炎の内外で2次空気流量を適正に調整できるようになり、火炎の高温酸素残存領域形成をより精密に調整することが可能になる。
この場合、前記2次空気分割ポートは、投入する2次空気の流速調整手段を備えていることが好ましく、これにより、火炎の高温酸素残存領域形成をより精密に調整することが可能になる。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記燃料バーナの適所に串歯構造を設けることが好ましく、これにより、串歯構造が粉体燃料及び空気の流れを乱して、着火及び混合を促進し、火炎面を内部に早期に形成することができる。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記燃料バーナ内2次空気ポートは、複数に分割した先端出口から2次空気を外向きに投入することが好ましく、これにより、2次空気の拡散性をより一層向上させることができる。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記燃料バーナ内2次空気ポートは、先端出口面積を拡大または縮小させたものが好ましく、これにより、先粉体燃料と空気との混合を促進するとともに、再循環域の形成により着火性を向上させることもできる。より望ましくは、前記燃料バーナ内2次空気ポートの先端を広げた方が内部に火炎を巻き込んで着火を促進させることができる。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記燃料バーナは保炎器を備えていることが好ましく、これにより、粉体燃料の衝突による摩耗のない状態で保炎が可能となり、保炎の強化により還元力を強めることができる。
上記の旋回燃焼ボイラにおいて、前記バーナ部の上部に追加空気投入部を備え、前記バーナ部から前記追加空気等入部までの領域を還元雰囲気とする空気の多段投入が行われることが好ましく、これにより、火炎外周に形成される高温酸素残存領域の抑制による窒素酸化物低減と、還元雰囲気にして燃焼排ガス中の窒素酸化物を低減することとの相乗効果により、窒素酸化物の発生量をより一層低減することができる。
上述した本発明によれば、火炎内部に低温領域が形成されることを防止または抑制し、かつ、火炎外周に形成される高温酸素残存領域を抑制してNOx発生量の低減を可能にした旋回燃焼ボイラを提供することができる。
以下、本発明に係る旋回燃焼ボイラの一実施形態を図面に基づいて説明する。
図9に示す旋回燃焼ボイラ10は、火炉11内へ空気を多段で投入することにより、バーナ部12から追加空気投入部(以下、「AA部」と呼ぶ)14までの領域を還元雰囲気にして燃焼排ガスの低NOx化を図っている。還元雰囲気となるバーナ部12からAA部14までの距離については、すなわち、還元燃焼ゾーンの距離(高さ)については、長くなるほど燃焼ガスの滞留時間が長くなってNOx発生量は小さくなる。なお、図中の符号20は微粉炭等の粉体燃料及び空気を投入するバーナ、15は追加空気を投入する追加空気投入ノズルであり、以下の説明では、旋回燃焼ボイラ10が、粉体燃料として微粉炭を使用する微粉炭焚きとする。
このように、上述した旋回燃焼ボイラ10は、微粉炭(粉体燃料)及び空気を火炉11内へ投入するバーナ20が各段の各コーナ部に配置される旋回燃焼方式のバーナ部12とされ、各段にそれぞれ1または複数の旋回火炎が形成される旋回燃焼方式を採用している。そして、バーナ部12の各バーナ20は、たとえば図1に示すように、微粉炭及び空気を投入する微粉炭バーナ21と、該微粉炭バーナ21の周囲となる上下に各々配置されて2次空気を投入する2次空気投入ポート30とを備えている。
微粉炭バーナ21は、1次空気により搬送された微粉炭を投入する矩形状のコール1次ポート22と、コール1次ポート22の周囲を取り囲むように設けられて2次空気の一部を投入するコール2次ポート23とを備えている。
微粉炭バーナ21の上下には、2次空気投入用として各々独立した2次空気投入ポート30が設けられている。そして、微粉炭バーナ21には、1次空気の中に2次空気の一部を吹き込むため、コール1次ポート22の内部に1または複数の燃料バーナ内2次空気ポート(以下、「バーナ内2次ポート」と呼ぶ)24が設けられている。なお、図1に示す実施例では、1本のバーナ内2次ポート24がコール1次ポート22の略中心位置に配設されているが、2本または3本以上を配設してもよい。
このような旋回燃焼ボイラ10によれば、バーナ20の微粉炭バーナ21が、微粉炭とともに流れる1次空気の中に2次空気の一部を吹き込むバーナ内2次ポート24を備えているので、火炎Fの内部に吹き込まれた2次空気を短時間で拡散させることができる。
具体的に説明すると、微粉炭バーナ21から投入された微粉炭は、1次空気及び2次空気を得て火炉11内で燃焼し、火炉11内に延在して旋回する火炎Fを形成する。バーナ内2次ポート24がない従来構造のバーナを採用した場合、火炎Fの内部にはコール1次ポート22の外周から投入された2次空気が拡散しにくい領域、すなわち低温領域Lが火炎内部に存在する。しかし、上述したバーナ内2次ポート24から2次空気の一部を投入することにより、火炎Fの内部に対する2次空気の拡散が促進されて低温領域Lの形成を防止または抑制することができる。換言すれば、火炎Fの内部にバーナ内2次ポート24から2次空気の一部が投入されるので、火炎内部において2次空気を短時間で拡散させることができる。
この結果、火炎Fの内部に形成される低温領域Lにおいては、燃焼温度及び酸素濃度が上昇することになるので、低温領域Lの形成が防止または抑制され、火炎内部のNOx を高温で還元して低NOx化に貢献する。さらに、低温領域Lの形成が防止または抑制されることにより、NOxの発生要因となる火炎外周の高温酸素残存領域Hも緩和されて低NOx化に貢献する。
このように、本発明の旋回燃焼ボイラ10は、1次空気の中に2次空気の一部を吹き込むバーナ内2次ポート24を設けることにより、火炎Fの内部に低温領域Lが形成されることを防止または抑制したので、火炎Fの外周に形成される高温酸素残存領域Hを抑制してNOx発生量の低減が可能になる。また、バーナ内2次ポート24を旋回燃焼に用いることで、旋回火炎の流れを乱すことなく、NOxの低減が可能である。また、火炎Fは一般に対向燃焼に比べて狭く、空気のより早期の拡散が期待できる。
また、1次空気の中に2次空気の一部を吹き込むバーナ内2次ポート24を複数設けることにより、火炎Fの内部に複数の空気流が投入されることになる。この結果、火炎Fの内部においては、投入された複数の空気流により流れが乱され、微粉炭と空気との撹拌効率が向上することとなる。このような撹拌効率の向上は、未燃分の少ない良好な燃焼の促進に有効である。
ところで、上述した本実施形態の旋回燃焼ボイラ10は、たとえば図2に示すように、2次空気投入ポート30及びバーナ内2次ポート24は、ポート毎の2次空気量を調整可能な流量調整手段として開度調整可能なダンパ40を備えていることが望ましい。図示の構成例において、上述したコール2次ポート23、バーナ内2次ポート24及び2次空気投入ポート30は、各ポートが図示しない空気供給源を有する空気供給ライン50に接続されており、各ポートに連通する流路に各々設けられているダンパ40の開度を調整することにより、ポート毎に独立した2次空気供給量の調整が可能となっている。
このような旋回燃焼ボイラ10によれば、各バーナ20が、微粉炭及び空気を投入する微粉炭バーナ21、バーナ内2次ポート24及び2次空気投入ポート30のポート毎にダンパ40の開度を調整し、投入する2次空気量の配分をポート毎に適正化することが可能になる。この結果、火炎Fの精密な調整が可能になり、火炎Fに形成される低温領域Lの抑制及び高温酸素残存領域Hの緩和を容易かつ確実に実施できるようになる。
また、上述した本実施形態の旋回燃焼ボイラ10において、バーナ内2次ポート24から投入される2次空気は、コール1次ポート22から微粉炭とともに投入される1次空気と流速差をもって投入されることが好ましい。すなわち、バーナ内2次ポート24から投入される2次空気の流速と、コール1次ポート22から微粉炭とともに投入される1次空気の流速とは、いずれか一方の流速が速く設定されていればよい。
このような流速差を設けることにより、火炎Fの内部においては、2次空気の拡散や微粉炭と空気との撹拌効率がより一層向上する。この場合、1次空気及び2次空気のどちらの流速を速く設定してもよいが、拡散をより一層促進するためには、バーナ内ポート24から投入される2次空気の流速を速くしたほうがより効果的である。
また、上述した旋回燃焼ボイラ10において、バーナ内2次ポート24から投入される2次空気は、微粉炭バーナ21のコール1次ポート22内で微粉炭濃度の高い領域に投入されることが望ましい。このため、濃淡分離機構を設け、微粉炭の流量割合が高い領域に2次空気の一部を投入するようにバーナ内2次ポート24を配置すればよい。従って、バーナ内2次ポート24の位置は、コール1次ポート22の流路断面において中心部に限定されることはない。
上述した濃淡分離機構の一例としては、たとえば図1(c)に示す微粉炭バーナ21′のバーナ内2次ポート24′のように、出口側のポート径を途中で広げたものがある。このようなバーナ内2次ポート24′を採用することにより、バーナ内2次ポート24′の外側には微粉炭の流量割合が高い領域(ハッチング部)Cが形成される。なお、濃淡分離機構としては、図1(c)に示した構成に限定されることはない。
また、上述した旋回燃焼ボイラ10において、バーナ内2次ポート24は、たとえば図3に示す第1変形例のように、水平方向の2次空気量を調整可能な流量調整手段を備えていることが好ましい。すなわち、図示の変形例においては、2分割されたバーナ内2次ポート24L,24Rがコール1次ポート22内において水平方向の同一レベルに配設されるとともに、両ポートが流量調整手段としてのダンパ(不図示)を備えている。
このような構成とすれば、左右一対のバーナ内2次ポート24L,24Rから投入される2次空気流量を各々調整することにより、水平(左右)方向における2次空気投入量を調整して最適化することができる。すなわち、水平方向において火炉11内の炉壁側に投入される2次空気量が増すようにオフセットすることにより、炉壁側の酸素濃度を上昇させて炉壁の硫化腐食を防止することができる。
また、上述した旋回燃焼ボイラ10においては、たとえば図4に示す第2変形例のように、2次空気投入ポート30を複数に分割した2次空気分割ポート30Aを採用してもよい。図示のバーナ20Aにおいて、2次空気分割ポート30Aは、上下のポートを3分割した構成例であり、微粉炭バーナに近い位置から順に、内部2次空気ポート31a,31b、中間2次空気ポート32a,32b及び外部2次空気ポート33a,33bが設けられている。これらの各ポートは、図示しない空気供給源を有する空気供給ラインに接続されており、各ポートに連通する流路に各々設けられたダンパを備えている。
なお、2次空気分割ポート30Aの分割数については、上述した3分割に限定されることはない。
このような構成のバーナ20Aとすることにより、2次空気分割ポート30Aの各ポートにおいて2次空気分配量を上下方向に調整することが可能になるので、すなわち、火炎Fの内外で2次空気流量を適正に調整できるようになるので、火炎Fの外周に形成される高温酸素残存領域Hを緩和して低NOx化を図ることができる。
具体的には、火炎Fから遠い外部2次空気ポート31a,31bの2次空気分配割合を増し、火炎Fに近い内部2次空気ポート33a,33bの2次空気分配割合を小さくすることにより、火炎Fの外周に形成される高温酸素残存領域Hをより精密に調整して緩和することができるので、低NOx化の促進が可能になる。
この場合、上述した2次空気分割ポート30Aは、たとえばダンパのような投入する2次空気の流速調整手段を備えていることが好ましい。このような流速調整手段を設けることにより、2次空気分割ポート30Aの各ポートに供給される2次空気の流速をポート毎に調整して適正化できるので、火炎Fに形成される高温酸素残存領域Hについてより精密な調整が可能になる。すなわち、火炎Fの外周に形成される高温酸素残存領域形成Hをより精密に調整して緩和することができるので、低NOx化の促進が可能になる。
また、上述した実施形態の旋回燃焼ボイラ10においては、たとえば図5に示す第3変形例のように、微粉炭バーナ21Aの適所に串歯構造を設けることが好ましい。
図示の構成例では、コール1次ポート22の上下内壁面に串歯構造部60を取り付けてある。この串歯構造部60は、コール1次ポート22内を流れる流体、すなわち微粉炭及び空気の流れを乱す機能を有している。この結果、串歯構造部60の下流側では、微粉炭及び空気を撹拌する流れが形成されて混合を促進し、さらに、串歯構造部60の下流側近傍(特に谷部の近傍)には再循環域が形成されて着火を促進するので、内部に火炎面を形成し、未燃分の少ない良好な燃焼及び低NOx化が可能になる。また、旋回火炎との組合せによる格別の効果として、串歯構造は火炎を広げることなく保炎が可能である。すなわち、火炎内への空気の拡散がより早期に起こり、結果として低NOxを実現できる。
ところで、上述した串歯構造部60は、コール1次ポート22の上下内壁面に設けられているが、これに限定されることはない。従って、上述した串歯構造60は、コール1次ポート22の内側壁面、コール1次ポート22の外側壁面及びコール2次ポート23の内側壁面について、少なくともいずれかの1面に設けられてもよいし、全ての面に設けられてもよい。すなわち、コール1次ポート22及び/またはコール2次ポート23を流れる流体(微粉炭及び空気)に影響を及ぼす位置について、すくなくとも一箇所に設けられていればよい。
また、上述した実施形態の旋回燃焼ボイラ10において、微粉炭バーナ21Bは、たとえば図6に示す第4変形例のように、バーナ内2次ポート24Aが2またはそれ以上の複数に分割した先端出口から2次空気を外向きに投入する。図示の構成例では、バーナ内2次ポート24Aの先端出口は、上下方向外向きの出口開口24a,24bに2分割されている。
このような構成とすることにより、バーナ内2次ポート24Aから投入される2次空気の拡散性をより一層向上させることができるので、低温領域Lの形成をより一層効率よく防止または抑制することができる。
また、上述した実施形態の旋回燃焼ボイラ10において、微粉炭バーナ21Cは、たとえば図7に示す第5変形例のように、バーナ内2次ポート24Bが先端出口面積を広げた先端出口から2次空気を投入する。図示の構成例では、バーナ内2次ポート24Bの先端出口を拡径して広げた出口開口24cが採用されている。
このような構成とすることにより、バーナ内2次ポート24Bから投入される2次空気により、微粉炭バーナ21Cの前方となる火炎Fの内部に再循環域が形成されるので、微粉炭と空気との混合が促進されるとともに、着火性を向上させることができる。
なお、バーナ内2次ポート24Bの先端出口については、径を絞った出口開口を採用しても同様の作用効果が期待できる。
また、上述した実施形態の旋回燃焼ボイラ10においては、たとえば図8に示す第6変形例のように、バーナ20Bの微粉炭バーナ21Dが保炎器25を備えている。この保炎器25は、微粉炭バーナ21Dのコール2次ポート23について、出口開口部を外向きに広げて拡径したものである。
このような構成とすることにより、保炎器25に対して微粉炭がほとんど衝突しないので、微粉炭の衝突による摩耗がない状態で保炎できるようになり、保炎の強化により火炎Fの還元力を強めることができる。また、保炎器と前記串歯構造を両方設けた場合、格別な効果として着火が強化され、火炎内部に早期に火炎面が形成される。このため、火炎伝播が迅速に起こり、火炎内部が有効に利用できる。
また、上述した旋回燃焼ボイラ10において、2次空気投入ポート30から投入される2次空気量は、バーナ部12からAA部14までの領域を還元雰囲気とする空気の多段投入との間で分配されることが望ましい。すなわち、2次空気投入ポート30から投入する2次空気量については、AA部14から空気を多段投入する二段燃焼との併用により、2次空気投入ポート30から投入される2次空気量を低減できる。従って、火炎Fの外周に形成される高温酸素残存領域Hの抑制による低NOx化と、還元雰囲気にして燃焼排ガスの低NOx化を図ることとの相乗効果により、NOxの発生量をより一層低減することができる。
ところで、上述した実施形態では、バーナ部12からAA部14までの領域を還元雰囲気とする空気の多段投入の旋回燃焼ボイラ10として説明したが、本発明はこれに限定されることはない。
また、上述した実施形態及び各変形例については、適宜選択して組合せることが可能であり、組み合わせた構成に応じて互いの作用効果を得ることができる。
そして、上述した旋回燃焼ボイラ10に関する本発明は、保炎に旋回を用い、火炎が広がる中に空気を吹き込む対向燃焼ボイラのバーナとは異なり、保炎に旋回を用いることはできないので、上述した内部保炎構造や保炎器の設置により、保炎を図っている。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、たとえば粉体燃料が微粉炭に限定されないなど、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明に係る旋回燃焼ボイラの一実施形態を示す図で、(a)はバーナの構成例を示す縦断面図、(b)は(a)のバーナを火炉内から見た正面図、(c)は燃料バーナ内2次空気ポートの出口側途中でポート径を広げた濃淡分離機構の一例を示す図である。 図1に示すバーナに対して空気を供給する空気供給系統を示す図である。 図1に示したバーナの第1変形例を示す図で、バーナ内2次ポートが水平方向の2次空気量を調整可能な構成例を示す微粉炭バーナの正面図である。 図1示したバーナの第2変形例を示す図で、(a)はバーナの構成例を示す縦断面図、(b)は(a)のバーナを火炉内から見た正面図である。 図1に示したバーナの第3変形例を示す図で、コール1次ポートに串歯構造部を備えた構成例を示す微粉炭バーナの正面図である。 図1に示したバーナの第4変形例を示す図で、バーナ内2次ポートの出口先端部を2分割した構成例を示す断面図である。 図1に示したバーナの第5変形例を示す図で、バーナ内2次ポートの先端出口面積を広げた構成例を示す断面図である。 図1に示したバーナの第6変形例を示す図で、微粉炭バーナが保炎器を有する構成例を示す断面図である。 追加空気投入部を備えて空気を多段投入する旋回燃焼ボイラの構成例を示す図である。
符号の説明
10 旋回燃焼ボイラ
11 火炉
12 バーナ部
14 追加空気投入部(AA部)
20,20A,20B バーナ
21,21′,21A,21B,21C,21D 微粉炭バーナ
22 コール1次ポート
23 コール2次ポート
24,24′ 燃料バーナ内2次空気ポート(バーナ内2次ポート)
24L,24R,24A,24B バーナ内2次ポート
25 保炎器
30 2次空気投入ポート
30A 2次空気分割ポート
40 ダンパ
60 串歯構造部
F 火炎
H 高温酸素残存領域
L 低温領域

Claims (12)

  1. 粉体燃料及び空気を炉内へ投入するバーナが各段の各コーナ部に配置される旋回燃焼方式のバーナ部とされ、各段にそれぞれ1または複数の旋回火炎が形成される旋回燃焼ボイラにおいて、
    前記バーナが、粉体燃料及び1次空気を投入する燃料バーナと、該燃料バーナの周囲に配置された2次空気投入用の2次空気投入ポートとを備え、
    前記燃料バーナが、1次空気の中に2次空気の一部を吹き込む1または複数の燃料バーナ内2次空気ポートを備えていることを特徴とする旋回燃焼ボイラ。
  2. 前記2次空気投入ポート及び前記燃料バーナ内2次空気ポートは、ポート毎の2次空気量を調整可能な流量調整手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の旋回燃焼ボイラ。
  3. 前記燃料バーナ内2次空気ポートから投入される2次空気は、前記1次空気と流速差をもって投入されることを特徴とする請求項1または2に記載の旋回燃焼ボイラ。
  4. 前記燃料バーナが濃淡分離機構を有しており、前記燃料バーナ内2次空気ポートから投入される2次空気は、前記粉体燃料の流量割合が高い領域に投入されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の旋回燃焼ボイラ。
  5. 前記燃料バーナ内2次空気ポートは、水平方向の2次空気量を調整可能な流量調整手段を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の旋回燃焼ボイラ。
  6. 前記2次空気投入ポートは、周囲の各ポートを複数に分割した2次空気分割ポートを備え、該2次空気分割ポート毎の2次空気量を調整可能な流量調整手段を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の旋回燃焼ボイラ。
  7. 前記2次空気分割ポートは、投入する2次空気の流速調整手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の旋回燃焼ボイラ。
  8. 前記燃料バーナの適所に串歯構造が設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の旋回燃焼ボイラ。
  9. 前記燃料バーナ内2次空気ポートは、複数に分割した先端出口から2次空気を外向きに投入することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の旋回燃焼ボイラ。
  10. 前記燃料バーナ内2次空気ポートは、先端出口面積が拡大または縮小されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の旋回燃焼ボイラ。
  11. 前記燃料バーナが保炎器を備えていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の旋回燃焼ボイラ。
  12. 前記バーナ部の上部に追加空気投入部を備え、前記バーナ部から前記追加空気等入部までの領域を還元雰囲気とする空気の多段投入が行われることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の旋回燃焼ボイラ。
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