JP2010137611A - 運転支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】金額を指標として車両の現在の運転と推奨される運転との差を示すことによって、運転者が車両の経済的運転と快適運転との選択を金額を基準に行うことができ、また、状況に応じて適切かつ具体的な指示を運転者に与えることができるようにする。
【解決手段】燃料コストを含む給油に関する情報を入力する給油情報入力手段と、車両の現在の運転に関する情報を取得する運転情報取得手段と、金額を指標として前記車両の推奨運転を決定する推奨運転決定手段と、前記車両の現在の運転と推奨運転との差を運転者に報知する報知手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転支援システムに関するものである。
従来、自動車等の車両の運転者に対して経済的な運転を推奨するために、車両の状態を表示するための技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
例えば、エコランプと呼ばれるランプをインストルメントパネル等に配設し、運転状態が経済的な状態になったときには前記ランプを点灯させることによって、運転者に対して経済的な運転が行われていることを報知する技術が提案されている。また、燃費計と呼ばれるランプをインストルメントパネル等に配設し、現在の瞬間燃料消費率を、例えば、「**〔Km/Liter〕」のように単位燃料消費量当たりの走行距離や、「**〔円/Km〕」のように単位走行距離当たりの燃料代で表示する技術が提案されている。さらに、燃料消費率の良好なアクセル操作領域でアクセルを操作することを運転者に促すような表示を行う技術が提案されている。
特開2007−280300号公報 特開2008−174150号公報
しかしながら、前記従来の運転支援システムにおいては、経済的な運転を推奨するだけなので、運転者に常に我慢を強いることとなり、運転の快適性が損なわれてしまう。また、周辺の車両もスムーズに走行することができなくなってしまう。また、経済的な運転の具体的な根拠が不明であり、運転者に経済的な運転を行わせる動機付けが薄弱である。
本発明は、前記従来の運転支援システムの問題点を解決して、金額を指標として車両の現在の運転と推奨される運転との差を示すことによって、運転者が車両の経済的運転と快適運転との選択を金額を基準に行うことができ、また、状況に応じて適切かつ具体的な指示を運転者に与えることができる運転支援システムを提供することを目的とする。
そのために、本発明の運転支援システムにおいては、燃料コストを含む給油に関する情報を入力する給油情報入力手段と、車両の現在の運転に関する情報を取得する運転情報取得手段と、金額を指標として前記車両の推奨運転を決定する推奨運転決定手段と、前記車両の現在の運転と推奨運転との差を運転者に報知する報知手段とを有する。
本発明の他の運転支援システムにおいては、さらに、前記燃料コストの目標値を入力する目標燃料コスト入力手段を更に有し、前記推奨運転決定手段は、燃料コストが目標値となるように推奨運転を決定する。
本発明の更に他の運転支援システムにおいては、さらに、前記推奨運転決定手段は、現在の運転による燃料コストが目標値を上回る場合、燃料使用量がより少なくなる経済的運転を推奨運転とし、現在の運転による燃料コストが目標値を下回る場合、燃料使用量がより多くなる快適運転を推奨運転とする。
本発明の更に他の運転支援システムにおいては、さらに、現在の運転による燃料コストは、給油時の燃料コストの履歴、現在の車両に搭載されている燃料の量及び現在の瞬間燃料使用量に基づいて算出される。
本発明の更に他の運転支援システムにおいては、さらに、前記報知手段は、前記車両の現在の運転のアクセル開度と推奨運転のアクセル開度とを同時に表示する表示手段である。
請求項1の構成によれば、運転者は、感覚的に報知内容を理解することができ、推奨運転を自発的に実行することができる。
請求項2の構成によれば、運転者は、推奨運転の理由を容易に理解することができ、推奨運転を抵抗なく受け入れることができる。
請求項3〜5の構成によれば、運転者は、我慢を強いられる経済的運転だけを推奨されるのではなく、状況に応じては、アクセルペダルの開度を大きくして活発に加速する快適運転も推奨されるので、快適に運転をしながら、燃料コストの目標を達成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態における運転支援システムの構成を示すブロック図である。
図において、10は本発明の実施の形態における運転支援システムであり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備える一種のコンピュータシステムである。そして、前記運転支援システム10は、車両に搭載され、該車両の運転状況を把握し、金額を指標として前記車両の運転状態の現状とあるべき状態との差を示すようになっている。なお、前記車両は乗用車、トラック、バス、二輪車等の道路を走行可能なものであればいかなる種類のものであってもよいが、本発明の実施の形態においては、説明の都合上、前記車両が4つの車輪を備える乗用車である場合について説明する。また、前記車両の原動機は、内燃機関、外燃機関、電気モータ等のいずれであってもよく、複数種類を組み合わせたもの、例えば、内燃機関と電気モータとを組み合わせたハイブリッドであってもよく、燃料電池等によって発電するものであってもよく、さらに、エネルギ源として、ガソリン、軽油等の液体燃料、水素ガス、プロパンガス等の気体燃料、電力等のいずれを使用するものであってもよく、複数種類を使い分けるものであってもよいが、本発明の実施の形態においては、説明の都合上、前記車両の原動機がガソリンエンジンであり、エネルギ源としてガソリンを使用する場合について説明する。また、ガソリンは、燃料噴射装置により噴射されることによってエンジンに供給するものであり、さらに、噴射されるガソリンの量は、運転者が操作するアクセルペダルの開度に応じて変化するものとして説明する。
そして、前記運転支援システム10は、車両に搭載されているガソリン、すなわち、燃料の量を検出する手段としての搭載ガソリン量検出手段11、給油に関する情報を入力する給油情報入力手段であって搭載燃料の充填(てん)記録を更新する手段としての給油記録更新手段12、燃料コストの目標値である目標燃料コストを入力する手段としての目標燃料コスト入力手段13、車両の現在の運転に関する情報を取得する運転情報取得手段であって車両の速度及び/又は加速度を検出する手段としての速度・加速度検出手段14、車両の現在の運転に関する情報を取得する運転情報取得手段であってアクセルペダルの操作量、すなわち、開度を検出する手段としてのアクセル開度検出手段15、車両の現在の運転に関する情報を取得する運転情報取得手段であって車両の前方の状態を認知する手段としての前方認知手段16、車両固有の情報を格納する記憶手段としての車両情報データベース21、エネルギ充填履歴である搭載燃料の充填履歴を格納する記憶手段としての給油履歴記憶データベース22、過去における車両の走行状態である車両の使用量を格納する記憶手段としての車両使用記録データベース23、目標とするエネルギコストである目標燃料コストを格納する記憶手段としての目標燃料コスト記憶データベース24、エネルギコストである燃料コストを算出する演算部としての燃料コスト計算部25、現在の瞬間におけるエネルギ消費量である瞬間燃料噴射量を算出する演算部としての瞬間燃料噴射量計算部26、消費可能なエネルギ量である使用可能燃料噴射量を算出する演算部としての使用可能燃料噴射量計算部27、金額を指標として車両の推奨運転を決定する推奨運転決定手段であってアクセルペダルの推奨される操作量を決定する推奨アクセル開度計算部28、及び、車両の現在の運転と推奨運転との差を運転者に報知する報知手段であってアクセルペダルの推奨される操作量を表示する推奨アクセル操作表示手段29を有する。
なお、前記運転支援システム10は、他のコンピュータ装置やコンピュータシステム、例えば、車両用ナビゲーション装置、車両中央制御装置(ECU:Electronic Control Unit)、エンジン制御装置等と一体的に構成されたものであってもよく、車両用ナビゲーション装置、車両中央制御装置、エンジン制御装置等が備える周辺機器、センサ等を共有するものであってもよい。
前記搭載ガソリン量検出手段11は、例えば、車両のガソリンタンク内に収容されているガソリンの量を計測する燃料計であり、現在の車両に搭載されているガソリンの量を検出する。
また、前記給油記録更新手段12は、例えば、車両用ナビゲーション装置のキーボードであって、ガソリンを給油する際に運転者が操作して、給油した日付、給油量、ガソリンの単価(例えば、1リットル当たりの金額)等の給油に関する情報を入力する手段である。なお、ガソリンスタンドにクレジット機能とともに無線通信機能を備える装置が配設され、該装置が給油に関する情報を送信可能な場合、前記給油記録更新手段12は前記装置から給油に関する情報を受信する手段であってもよい。また、運転者、車両の管理者等が給油に関する情報をパーソナルコンピュータ等の情報機器に入力するとともに送信する場合、前記給油記録更新手段12はインターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して給油に関する情報を受信する手段であってもよい。
さらに、前記目標燃料コスト入力手段13は、例えば、車両用ナビゲーション装置のキーボードであって、運転者が操作して、燃料コストの目標値(例えば、**〔円/分〕、月**時間走行して**円等)を入力する手段である。なお、運転者、車両の管理者等が燃料コストの目標値をパーソナルコンピュータ等の情報機器に入力するとともに送信する場合、前記目標燃料コスト入力手段13はインターネット、LAN等のネットワークを介して燃料コストに関する情報を受信する手段であってもよい。
そして、前記速度・加速度検出手段14は、例えば、車両が備える速度センサ及び/又は加速度センサであるが、車両の速度及び/又は加速度を検出する手段であれば、いかなる種類のものであってもよい。また、前記アクセル開度検出手段15は、例えば、車両が備えるアクセルペダルセンサ、スロットル開度センサ等であるが、車両のアクセルペダルの操作量を検出する手段であれば、いかなる種類のものであってもよい。さらに、前記前方認知手段16は、例えば、カメラ、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)等によって車両の前方を撮影する撮像装置、ミリ波レーダ等によって車両の前方の障害物や車両を検出する装置、交通信号灯、踏切等に配設された発信器が発信する情報を受信する受信機等であるが、車両の前方の状態を検出する手段であれば、いかなる種類のものであってもよい。
また、前記車両情報データベース21は、例えば、エンジンの総排気量、車両重量等の車両固有の情報を格納する。さらに、前記給油履歴記憶データベース22は、給油記録更新手段12から入力された過去における給油に関する情報を蓄積し、車両の給油履歴として保存する。そして、前記車両使用記録データベース23は、過去における車両の使用状態を示す情報、例えば、エンジンの駆動している時間、車両の走行距離等を蓄積し、車両の使用記録として保存する。これにより、例えば、過去1月に何時間エンジンが駆動していたのか等を把握することが可能となる。さらに、前記目標燃料コスト記憶データベース24は、目標燃料コスト入力手段13から入力された燃料コストの目標値を保存する。
そして、前記燃料コスト計算部25は、搭載ガソリン量検出手段11から現在の車両に搭載されているガソリンの量、車両情報データベース21から車両固有の情報、給油履歴記憶データベース22から車両の給油履歴、及び、車両使用記録データベース23から車両の使用記録を取得し、現在の瞬間燃料コスト(例えば、**〔円/分〕、**〔円/月〕等)を算出する。また、前記瞬間燃料噴射量計算部26は、燃料コスト計算部25から現在の瞬間燃料コストを取得し、現在の単位時間当たりの瞬間燃料噴射量(例えば、**〔mLiter/分〕、**〔mLiter/秒〕等)を算出する。なお、燃料噴射量は、エンジンに供給されるガソリンの量である。
さらに、前記使用可能燃料噴射量計算部27は、瞬間燃料噴射量計算部26から現在の単位時間当たりの瞬間燃料噴射量、及び、目標燃料コスト記憶データベース24から燃料コストの目標値を取得し、使用可能な燃料噴射量を算出する。また、前記推奨アクセル開度計算部28は、使用可能燃料噴射量計算部27から使用可能な燃料噴射量、速度・加速度検出手段14から車両の速度及び/又は加速度、アクセル開度検出手段15から車両のアクセルペダルの操作量、及び、前方認知手段16から車両の前方の状態を取得し、車両のアクセルペダルの操作量推奨値、すなわち、推奨アクセル開度を算出する。
そして、前記推奨アクセル操作表示手段29は、CRT、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等であり、アクセル開度検出手段15から取得した推奨アクセル開度を表示し、運転者に対して報知する。なお、前記推奨アクセル操作表示手段29は、例えば、インストルメントパネルのメータ部内に配設された情報表示ディスプレイ、車両用ナビゲーション装置の地図表示用ディスプレイ等であってもよい。
また、前記前方認知手段16及び車両使用記録データベース23は、不要であれば省略することができる。
次に、前記構成の運転支援システム10の動作について説明する。まず、前記運転支援システム10の動作の概略について説明する。
図1は本発明の実施の形態における運転支援システムが運転者に報知する情報の第1の概念を示す図、図3は本発明の実施の形態における運転支援システムが運転者に報知する情報の第2の概念を示す図である。なお、図において、(a)はガソリンタンク内のガソリンの量の変化を示す図、(b)は燃料コストの変化を示す図である。
前記運転支援システム10は、ガソリンの調達コストの履歴、現在の車両に搭載されているガソリンの量、すなわち、現在のガソリンタンク内のガソリンの量、及び、ガソリンタンク内のガソリンの量の推移又は瞬間ガソリン消費量(瞬間燃料噴射量)に基づいて、単位時間当たり(例えば、1分間当たり)の燃料コストを算出する。
図1(a)には、ガソリンタンク内のガソリンの量の推移及びガソリンの調達コストの履歴の一例が示されている。また、図1(b)には、図1(a)に対応して変化する単位時間当たり(例えば、1分間当たり)の燃料コストの一例が示されている。なお、図1(b)に示されているのは、1分間当たり平均33〔mLiter〕(1/30〔Liter〕)のガソリンを消費する運転をしている場合の例である。
図1(b)から、区間(i)では単位時間当たりの燃料コストが4.95〔円/分〕であり、区間(ii)では単位時間当たりの燃料コストが5.12〔円/分〕であり、区間(iii)では単位時間当たりの燃料コストが5.28〔円/分〕であり、区間(iv)では単位時間当たりの燃料コストが5.45〔円/分〕であることが分かる。
このように、単位時間当たりの燃料コストを算出して運転者に報知すると、運転者は、燃料コストを直感的に把握することができる。例えば、図1(b)に示される例において、1分間当たりの燃料コストが4.95〔円/分〕の場合、1時間当たりの燃料コストは297〔円/時間〕になり、1月に25時間程度エンジンを駆動するのであれば、1月当たりの燃料コストが約7500〔円/月〕になる等のことを直感的に把握することができる。
また、前記運転支援システム10は、単位期間当たりの燃料コスト(例えば、月間予算)に基づいて単位時間当たり(例えば、1分間当たり)の目標燃料コストを算出する。そして、現在の単位時間当たりの燃料コストと単位時間当たりの目標燃料コストとを比較して、単位時間当たりの使用可能な燃料の量として使用可能な燃料噴射量を算出する。
例えば、現在の単位時間当たりの燃料コストが単位時間当たりの目標燃料コストより低い場合には、アクセルペダルの開度をより大きくして燃料噴射量をより多くするような運転、すなわち、快適運転を行ってよい旨を運転者に報知する。また、例えば、現在の単位時間当たりの燃料コストが単位時間当たりの目標燃料コストより高い場合には、アクセルペダルの開度をより小さくして燃料噴射量をより少なくするような運転、すなわち、経済的運転を行うべきである旨を運転者に報知する。
図3(a)には、ガソリンタンク内のガソリンの量の推移及びガソリンの調達コストの履歴の、図1(a)と同様の例が示されている。また、図3(b)には、図3(a)に対応して変化する単位時間当たり(例えば、1分間当たり)の燃料噴射量の一例が示されている。また、図3(b)には、目標燃料コストの値及び目標燃料コストに対応する単位時間当たりの燃料噴射量の値が示されている。図3(b)に示されているのは、1分間当たりの目標燃料コストが5.25〔円/分〕の場合、すなわち、1月に24時間エンジンを稼動(1日当たり48分間程度)するとして、1月当たりの燃料コストを7560〔円/月〕とした場合の例である。
図3(b)から、区間(i)では0.002〔Liter/分〕(0.033〔mLiter/秒〕)だけ余分に使用してもよいことが分かる。また、区間(ii)では0.001〔Liter/分〕(0.017〔mLiter/秒〕)だけ余分に使用してもよいことが分かる。なお、区間(iii)では過不足がないことが分かる。さらに、区間(iv)では0.001〔Liter/分〕(0.017〔mLiter/秒〕)だけ節約すべきことが分かる。
このように、ガソリンの調達コストに基づいて、すなわち、金額を指標として燃料の使用量や、快適運転を行ってよい旨、経済的運転を行うべきである旨等を運転者に報知するので、運転者は、感覚的に報知内容を理解することができ、推奨された快適運転又は経済的運転を自発的に実行することができる。また、運転者は、我慢を強いられる経済的運転だけを推奨されるのではなく、状況に応じては、アクセルペダルの開度を大きくして活発に加速する快適運転も推奨されるので、快適に運転をしながら、燃料コストの目標を達成することができる。さらに、単位量当たりの燃料コスト、すなわち、ガソリンの単価(例えば、**〔円/Liter〕)が変動しても、運転者、車両の管理者等の燃料費に関する予算が平準化されるので、燃料費に関する予算の作成が容易となる。
次に、前記運転支援システム10の動作の詳細について説明する。まず、全体的な動作について説明する。
図4は本発明の実施の形態における運転支援システムの全体的な動作を示すフローチャートである。
まず、運転支援システム10は、目標燃料コスト設定処理を実行する(ステップS1)。そして、運転者、車両の管理者等が目標燃料コスト入力手段13から燃料コストの目標値(例えば、5.25〔円/分〕、月7000円等)を入力し、目標燃料コストの設定を指示した場合には、入力された目標値に従って目標燃料コスト(例えば、5.25〔円/分〕)を設定し、目標燃料コスト記憶データベース24に保存する。
続いて、運転支援システム10は、給油履歴更新処理を実行する(ステップS2)。そして、給油記録更新手段12から給油に関する情報(例えば、3月14日、20〔Liter〕給油、155〔円/Liter〕等)が入力された場合には、入力された給油に関する情報に従って、給油履歴記憶データベース22の車両の給油履歴を更新する。
続いて、燃料コスト計算部25は、搭載ガソリン量検出手段11から現在の車両に搭載されているガソリンの量、すなわち、現在の搭載ガソリン量を取得し(ステップS3)、前記給油履歴記憶データベース22から車両の給油履歴を取得する(ステップS4)。そして、燃料コスト計算部25は、現在使用中の瞬間燃料コスト(例えば、4.95〔円/分〕)を算出する(ステップS5)。
続いて、瞬間燃料噴射量計算部26は、燃料コスト計算部25が算出した現在使用中の瞬間燃料コストを現在の瞬間燃料噴射量、すなわち、現在の瞬間ガソリン消費量(例えば、33〔mLiter/分〕=0.55〔mLiter/秒〕)に換算する(ステップS6)。
続いて、使用可能燃料噴射量計算部27は、瞬間燃料噴射量計算部26が換算した現在の瞬間ガソリン消費量と、目標燃料コスト記憶データベース24に保存されている目標燃料コストとに基づいて推奨瞬間ガソリン消費量を算出する(ステップS7)。例えば、現在の瞬間ガソリン消費量が33〔mLiter/分〕=0.55〔mLiter/秒〕であり、目標燃料コストが5.25〔円/分〕=35〔mLiter/分〕であるとすると、目標燃料コストに対応する瞬間ガソリン消費量の方が現在の瞬間ガソリン消費量よりも大きいので、その差分である2〔mLiter/分〕=0.033〔mLiter/秒〕だけ余分に使用してもよいこととなる。つまり、快適運転を推奨する。また、例えば、現在の瞬間ガソリン消費量が35〔mLiter/分〕であり、目標燃料コストが33〔mLiter/分〕であるとすると、目標燃料コストに対応する瞬間ガソリン消費量の方が現在の瞬間ガソリン消費量よりも小さいので、その差分である2〔mLiter/分〕=0.033〔mLiter/秒〕だけガソリン消費量を節約することとなる。つまり、経済的運転を推奨する。
続いて、推奨アクセル開度計算部28は、推奨アクセル開度算出処理を実行する(ステップS8)。そして、使用可能燃料噴射量計算部27が算出した推奨瞬間ガソリン消費量に基づいて推奨アクセル開度を算出する。
続いて、推奨アクセル開度計算部28は、アクセル開度検出手段15から現在の車両のアクセルペダルの操作量、すなわち、現在のアクセル開度を取得し(ステップS9)、推奨アクセル開度とともに推奨アクセル操作表示手段29に送信する。すると、該推奨アクセル操作表示手段29は、推奨アクセル開度を表示する(ステップS10)。
なお、運転支援システム10は、前述の動作を所定周期(例えば、1〜100〔msec〕周期)で繰り返し実行する。
次に、ステップS1における目標燃料コスト設定処理のサブルーチンについて説明する。
図5は本発明の実施の形態における目標燃料コスト設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、運転支援システム10は、設定要求があるか否かを判断する(ステップS1−1)。すなわち、運転者、車両の管理者等が目標燃料コスト入力手段13から目標燃料コストの設定を指示したか否かを判断する。そして、設定要求がない場合にはそのまま処理を終了する。なお、現在、既に目標燃料コストの設定がなされている場合にもそのまま処理を終了する。
また、設定要求がある場合、運転支援システム10は、目標燃料コスト入力手段13から入力された目標値に従って目標燃料コストを設定して(ステップS1−2)、処理を終了うする。例えば、目標燃料コストを5.25〔円/分〕に設定し、目標燃料コスト記憶データベース24に保存して処理を終了する。なお、現在目標燃料コストの設定がなされていない場合にも、目標燃料コストを設定する。
次に、ステップS2における給油履歴更新処理のサブルーチンについて説明する。
図6は本発明の実施の形態における給油履歴更新処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、運転支援システム10は、給油を行ったか否かを判断する(ステップS2−1)。すなわち、搭載ガソリン量検出手段11の検出したガソリンの量の変化に基づいて、ガソリンの給油が行われたか否かを判断する。そして、給油を行わなかった場合にはそのまま処理を終了する。
また、給油を行った場合、運転支援システム10は、給油記録更新手段12から入力された給油に関する情報に従って給油履歴記憶データベース22を更新して(ステップS2−2)、処理を終了する。例えば、給油記録更新手段12から3月14日、20〔Liter〕給油、及び、155〔円/Liter〕が給油に関する情報として入力された場合には、入力された給油に関する情報に従って、給油履歴記憶データベース22に格納されている車両の給油履歴の日付、給油量及び単価を更新する。
次に、ステップS8における推奨アクセル開度算出処理のサブルーチンについて説明する。
図7は本発明の実施の形態における推奨アクセル開度算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、推奨アクセル開度計算部28は、速度・加速度検出手段14から車両の現在の車速及び/又は加速度を取得する(ステップS8−1)。例えば、現在の車速が10〔Km/時〕であり、加速度が3〔m/秒2 〕であるとの情報を取得する。
続いて、推奨アクセル開度計算部28は、アクセル開度検出手段15から車両のアクセルペダルの操作量、すなわち、現在のアクセル開度を取得する(ステップS8−2)。例えば、アクセル開度が10〔%〕であるとの情報を取得する。
続いて、推奨アクセル開度計算部28は、車両の走行状態が車速が一定の定常走行を行っている状態、すなわち、定常時であるか否かを判断する(ステップS8−3)。
そして、定常時である場合、推奨アクセル開度計算部28は、前方認知手段16が検出した車両の前方の状態を取得して前方認識を行う(ステップS8−4)。この場合、車両の前方に減速又は停止を余儀なくされる状態が存在するか否か、例えば、前方の交通信号灯が停止信号を表示している、すなわち、赤信号であるか、踏切が存在するか等を認識する。
続いて、推奨アクセル開度計算部28は、現在が減速タイミングであるか否かを判断する(ステップS8−5)。この場合、前方認識の結果に基づき、車両の前方に存在する減速又は停止を余儀なくされる状態に応じて現時点で減速をする必要があるか否かを判断する。例えば、前方に踏切が存在する場合、該踏切の手前で停止する必要があるので、前記踏切までの距離、現時点での車速、車両の乗員に不快感を与えない最大減速度等の要素に基づき、現時点で減速をする必要があるか否か、すなわち、現在が減速タイミングであるか否かを判断する。
そして、現在が減速タイミングである場合、推奨アクセル開度計算部28は、推奨アクセル開度を0(ゼロ)として(ステップS8−6)、処理を終了する。
また、現在が減速タイミングでない場合、推奨アクセル開度計算部28は、既に算出又は取得された現在の瞬間ガソリン消費量、推奨瞬間ガソリン消費量、現在の車速及び/又は加速度、現在のアクセル開度等に基づき、推奨アクセル開度テーブルを参照し(ステップS8−7)、該推奨アクセル開度テーブルから取得した値を推奨アクセル開度として処理を終了する。例えば、アクセル開度が10〔%〕であり、現在の車速が10〔Km/時〕であり、加速度が0.54〔m/秒2 〕であるような加速している状態で、2〔mLiter/分〕=0.033〔mLiter/秒〕だけ余分に使用してもよい場合、推奨アクセル開度は20〔%〕となる。なお、前記推奨アクセル開度テーブルは、推奨アクセル開度、現在のアクセル開度、車速、加速度、瞬間ガソリン消費量、推奨瞬間ガソリン消費量等の関係を示すマップであり、車両の車種毎にあらかじめ作成され、運転支援システム10の記憶手段に格納されている。
一方、定常時であるか否かを判断して定常時でない場合にも、推奨アクセル開度計算部28は、同様に、推奨アクセル開度テーブルを参照し、該推奨アクセル開度テーブルから取得した値を推奨アクセル開度として処理を終了する。
次に、推奨アクセル操作表示手段29による推奨アクセル開度の表示例について説明する。まず、車両が発進してから加速している状態での例について説明する。
図8は本発明の実施の形態における発進・加速時の推奨アクセル開度の表示例を示す図である。なお、図において、(a)は速度パターンを示す図、(b)は快適運転を推奨する場合であって(b−1)は表示例、(b−2)は表示の説明を示す図、(c)は経済的運転を推奨する場合であって(c−1)は表示例、(c−2)は表示の説明を示す図、(d)は快適運転及び経済的運転を推奨する場合のアクセル開度の比較を示す図である。
図8(a)には、車両が停止状態から発進して加速し、ほぼ一定の速度で走行する定常走行を続けた後、減速して停止するまでの速度の変化、すなわち、速度パターンの4種類の例が示されている。L4で示される例は、一般的な運転を行った場合の例を示し、アクセル操作に無駄やムラがあり、速度パターンの変動が大きくなっている。また、L3で示される例は、通常の経済的な運転を行った場合の例を示し、アクセル操作に無駄やムラがなく、速度パターンがスムーズであり、変動が小さくなっている。さらに、L1で示される例は、L3で示されるような通常の経済的な運転よりも更に経済的な運転、すなわち、より経済的運転を行った場合の例を示している。これに対し、L2で示される例は、L3で示されるような通常の経済的な運転よりもアクセルペダルの開度を大きくして燃料噴射量を多くするような運転、すなわち、より快適運転を行った場合の例を示している。そして、図8(a)においてAで示される範囲が車両が発進して加速している状態、すなわち、発進・加速時に対応する。
図8(b−1)には、発進・加速時において、L3で示されるような通常の経済的な運転を行っている場合に、L2で示されるようなより快適運転を推奨するとき、例えば、0.033〔mLiter/秒〕だけガソリンを余分に使用してもよいときの推奨アクセル操作表示手段29の表示例が示されている。図に示される例においては、現在のアクセル開度を示すバー(横棒)の真上に推奨アクセル開度を示すバーが表示されている。なお、該バーの意味は図8(b−2)に示されている。
また、図8(c−1)には、発進・加速時において、L3で示されるような通常走行(エコ運転)を行っている場合に、L1で示されるようなより経済的運転を推奨するとき、例えば、0.033〔mLiter/秒〕だけガソリンを節約する必要があるときの推奨アクセル操作表示手段29の表示例が示されている。図に示される例においては、現在のアクセル開度を示すバーの真上に推奨アクセル開度を示すバーが表示されている。なお、該バーの意味は図8(c−2)に示されている。
そして、図8(d)には、より快適運転を推奨する場合における現在のアクセル開度を示すバーとより経済的運転を推奨する場合における現在のアクセル開度を示すバーとの比較が示されている。
次に、車両が定常走行をしている状態での例について説明する。
図9は本発明の実施の形態における定常走行時の推奨アクセル開度の表示例を示す図である。なお、図において、(a)は速度パターンを示す図、(b)は快適運転を推奨する場合であって(b−1)は表示例、(b−2)は表示の説明を示す図、(c)は経済的運転を推奨する場合であって(c−1)は表示例、(c−2)は表示の説明を示す図、(d)は定常走行をある程度以上継続した場合であって(d−1)は表示例、(d−2)は表示の説明を示す図である。
図9(a)には、図8(a)と同様の速度パターンの4種類の例が示されている。そして、図9(a)においてBで示される範囲が車両がほぼ一定の速度で走行する定常走行を続けている状態、すなわち、定常走行時に対応する。
図9(b−1)には、定常走行時において、L3で示されるような通常走行(エコ運転)を行っている場合に、L2で示されるようなより快適運転を推奨するとき、例えば、0.033〔mLiter/秒〕だけガソリンを余分に使用してもよいときの推奨アクセル操作表示手段29の表示例が示されている。図に示される例においては、現在のアクセル開度を示すバーの真上に推奨アクセル開度を示すバーが表示されている。なお、該バーの意味は図9(b−2)に示されている。
また、図9(c−1)には、定常走行時において、L3で示されるような通常走行(エコ運転)を行っている場合に、L1で示されるようなより経済的運転を推奨するとき、例えば、0.033〔mLiter/秒〕だけガソリンを節約する必要があるときの推奨アクセル操作表示手段29の表示例が示されている。図に示される例においては、現在のアクセル開度を示すバーの真上に推奨アクセル開度を示すバーが表示されている。なお、該バーの意味は図9(c−2)に示されている。
ところで、定常走行時においては、快適走行にとっても、経済的走行にとっても基本的にアクセル開度を一定とすることがよいので、図9(b−1)に示されるようにより快適運転が推奨された場合であっても、図9(c−1)に示されるようにより経済的運転が推奨された場合であっても、ある程度以上定常走行を継続すると、図9(d−1)及び(d−2)に示されるように、通常走行(エコ運転)のアクセル開度領域と推奨するアクセル開度領域とが一致する。
次に、車両が減速して停止する状態での例について説明する。
図10は本発明の実施の形態における減速・停止時の推奨アクセル開度の表示例を示す図である。なお、図において、(a)は速度パターンを示す図、(b)は快適運転を推奨する場合であって(b−1)は表示例、(b−2)は表示の説明を示す図、(c)は経済的運転を推奨する場合であって(c−1)は表示例、(c−2)は表示の説明を示す図、(d)は(2)のタイミングでアクセルを全閉にするとともにブレーキを操作する場合であって(d−1)は表示例、(d−2)は表示の説明を示す図、(e)は(1)のタイミングでアクセルを全閉にする場合であって(e−1)は表示例、(e−2)は表示の説明を示す図である。
図10(a)には、図8(a)と同様の速度パターンの4種類の例が示されている。そして、図10(a)においてCで示される範囲が車両が減速して停止する状態、すなわち、減速・停止時に対応する。
図10(b−1)には、定常走行時において、L3で示されるような通常走行(エコ運転)を行っている場合に、L2で示されるようなより快適運転を推奨するとき、例えば、0.033〔mLiter/秒〕だけガソリンを余分に使用してもよいときの推奨アクセル操作表示手段29の表示例が示されている。なお、L2で示されるようなより快適運転では、図10(a)における(2)のタイミング、通常走行(エコ運転)よりも、より遅いタイミングにてアクセル開度を0にするとともにブレーキを操作すること、すなわち、アクセル全閉とするとともにブレーキを踏むことが推奨される。また、図10(b−1)は、図10(a)における(1)のタイミングの直前のタイミングでの表示例が示されている。図に示される例においては、現在のアクセル開度を示すバーの真上に推奨アクセル開度を示すバーが表示されている。なお、該バーの意味は図10(b−2)に示されている。
また、図10(c−1)には、定常走行時において、L3で示されるような通常走行(エコ運転)を行っている場合に、L1で示されるようなより経済的運転を推奨するとき、例えば、0.033〔mLiter/秒〕だけガソリンを節約する必要があるときの推奨アクセル操作表示手段29の表示例が示されている。なお、L1で示されるようなより経済的運転では、前記(1)のタイミング、通常走行(エコ運転)よりも、より早いタイミングにてアクセル開度を0にすること、すなわち、アクセル全閉とすることが推奨される。また、図10(c−1)は、前記(1)のタイミングの直前のタイミングでの表示例が示されている。図に示される例においては、現在のアクセル開度を示すバーの真上に推奨アクセル開度を示すバーが表示されている。なお、該バーの意味は図10(c−2)に示されている。
そして、図10(d−1)には、L2で示されるようなより快適運転を推奨する場合の、前記(2)のタイミングの直後のタイミングでの表示例が示されている。L2で示されるようなより快適運転では、前述のように、前記(2)のタイミングでアクセル全閉とするとともにブレーキを踏むことが推奨されるので、前記(2)のタイミングの直後にはアクセル全閉となっている。
そして、図10(e−1)には、L1で示されるようなより経済的運転を推奨する場合の、前記(1)のタイミングの直後のタイミングでの表示例が示されている。L1で示されるようなより経済的運転では、前述のように、前記(1)のタイミングでアクセル全閉として燃料噴射を停止する、すなわち、フューエルカットすることが推奨されるので、前記(1)のタイミングの直後にはアクセル全閉となっている。
このように、本実施の形態において、運転支援システム10は、金額を指標として車両の現在の運転と推奨運転との差を示すようになっている。すなわち、現在の運転による燃料コストが目標値を上回る場合、燃料使用量がより少なくなる経済的運転を推奨運転として運転者に報知し、現在の運転による燃料コストが目標値を下回る場合、燃料使用量がより多くなる快適運転を推奨運転として運転者に報知する。
これにより、運転者は、感覚的に報知内容を理解することができ、推奨された快適運転又は経済的運転を自発的に実行することができる。すなわち、燃料コストに基づいて運転状態を評価して、より快適な運転又はより経済的な運転を推奨するので、運転者は、推奨された理由を容易に理解することができ、推奨された内容を抵抗なく受け入れることができる。
また、単位期間毎に調達した燃料コストを平準化することができるとともに、調達した燃料コストに左右されにくい運転をすることができるので、燃料コストに関する予算の作成が容易となる。
さらに、運転者は、我慢を強いられる経済的運転だけを推奨されるのではなく、状況に応じては、アクセルペダルの開度を大きくして活発に加速する快適運転も推奨されるので、快適に運転をしながら、燃料コストの目標を達成することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における運転支援システムが運転者に報知する情報の第1の概念を示す図である。 本発明の実施の形態における運転支援システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における運転支援システムが運転者に報知する情報の第2の概念を示す図である。 本発明の実施の形態における運転支援システムの全体的な動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における目標燃料コスト設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における給油履歴更新処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における推奨アクセル開度算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における発進・加速時の推奨アクセル開度の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態における定常走行時の推奨アクセル開度の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態における減速・停止時の推奨アクセル開度の表示例を示す図である。
符号の説明
10 運転支援システム
12 給油記録更新手段
13 目標燃料コスト入力手段
14 速度・加速度検出手段
15 アクセル開度検出手段
16 前方認知手段
28 推奨アクセル開度計算部
29 推奨アクセル操作表示手段

Claims (5)

  1. 燃料コストを含む給油に関する情報を入力する給油情報入力手段と、
    車両の現在の運転に関する情報を取得する運転情報取得手段と、
    金額を指標として前記車両の推奨運転を決定する推奨運転決定手段と、
    前記車両の現在の運転と推奨運転との差を運転者に報知する報知手段とを有することを特徴とする運転支援システム。
  2. 前記燃料コストの目標値を入力する目標燃料コスト入力手段を更に有し、
    前記推奨運転決定手段は、燃料コストが目標値となるように推奨運転を決定する請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記推奨運転決定手段は、
    現在の運転による燃料コストが目標値を上回る場合、燃料使用量がより少なくなる経済的運転を推奨運転とし、
    現在の運転による燃料コストが目標値を下回る場合、燃料使用量がより多くなる快適運転を推奨運転とする請求項2に記載の運転支援システム。
  4. 現在の運転による燃料コストは、給油時の燃料コストの履歴、現在の車両に搭載されている燃料の量及び現在の瞬間燃料使用量に基づいて算出される請求項3に記載の運転支援システム。
  5. 前記報知手段は、前記車両の現在の運転のアクセル開度と推奨運転のアクセル開度とを同時に表示する表示手段である請求項1〜4のいずれか1項に記載の運転支援システム。
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