JP2006242896A - 車両用燃費表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両固有の原因による表示誤差を低減した車両用燃費表示装置を提供する。
【解決手段】車両用燃費表示装置を、車両のエンジンの燃料消費量を検出する燃料消費量検出部330と、車両の走行距離を検出する走行距離検出部320と、燃料消費量及び走行距離に基づいて燃料消費率データを演算する燃費データ演算部210と、燃料補正データを所定の補正情報に応じて増減する補正を行い、補正燃費データを生成する補正処理部110と、補正燃費データを出力する出力部120と、補正処理部の補正情報を変更する操作が入力される補正操作入力部130とを備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の燃料消費率を表示する燃費表示装置に関するものである。
自動車等の車両の燃料消費率(燃費)表示装置は、単位燃料量あたりの走行可能距離である燃料消費率を求め、運転者等のユーザに対して表示するものである。
このような燃費表示装置は、エンジンに燃料を供給する燃料噴射システムのインジェクタの開弁時間等に基づいて燃料消費量を検出するとともに、車速パルス信号等を用いて車両の走行距離を検出し、単位時間あたりの走行距離を単位時間あたりの燃料消費量で除する演算によって燃費を求めるものである。
従来、燃費表示装置は、リアルタイムに演算される瞬間燃費とともに、エンジン始動から現在までの平均燃費をもとにして直近の運転状況等に基づく補正を行った目標燃費を表示するものが知られている(例えば、特許文献1)。
また、燃費表示装置は、例えば直噴ガソリンエンジンにおいていわゆるリーン触媒を再生するために行われる燃料噴射等、運転者の操作とは関係なく燃料の消費量が増大した際に、瞬間燃費の表示に運転者が理解しがたい挙動が生ずることを防止するため、このような燃料増量に対して表示値が過敏に反応しないように補正をするものが知られている(例えば、特許文献2)。
特開2000−205925号公報 特開2003−302276号公報
燃費表示装置は、その表示される燃費といわゆる満タン法等によって算出した実際の燃費との間の誤差を低減することが求められる。このような誤差は、例えばインジェクタの設計上の噴射量と実際の噴射量との差異によって発生する。
なお、満タン法とは、先の給油時に燃料をタンクの容量上限まで補給するとともに、トリップメータをリセットし、後の給油時に再びタンクの容量上限まで給油した際の給油量と、そのときのトリップメータの指示走行距離とに基づいて燃費を算出するものである。
これに対し、車両の開発段階において、テスト車両を用いて燃費表示装置が算出する燃費と満タン法によって算出した燃費とを比較し、その差を低減するため一定の補正処理を行うようにすることが知られている。
しかし、燃費表示装置は、上述した補正処理をしても、インジェクタ等の部品の個体差や、運転者や走行環境の特徴といった車両固有の原因による誤差は除去することができず、ユーザが不満を抱く原因となる。
上述した問題点に鑑み、本発明の課題は、車両固有の原因による表示誤差を低減した車両用燃費表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、車両のエンジンの燃料消費量を検出する燃料消費量検出部と、前記車両の走行距離を検出する走行距離検出部と、前記燃料消費量及び前記走行距離に基づいて燃料消費率データを演算する燃費データ演算部と、前記燃料消費率データを所定の補正情報に応じて増減する補正を行い、補正燃費データを生成する補正処理部と、前記補正燃費データを出力する出力部と、前記補正処理部の前記補正情報を変更する操作が入力される補正操作入力部とを備える車両用燃費表示装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用燃費表示装置において、前記補正操作入力部は、予め設定された複数の補正情報を選択するものであることを特徴とする車両用燃費表示装置である。
請求項3の発明は、請求項1に記載の車両用燃費表示装置において、前記補正操作入力部は、前記車両の燃料給油量を入力するものであり、前記燃料給油量及び前記燃料給油量に対応した走行距離に基づいて新たな補正情報を生成する補正情報生成部とを備えることを特徴とする車両用燃費表示装置である。
本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
(1)補正操作入力部によって補正情報を変更することによって、補正燃費データを生成する際の補正処理の内容を容易に変更することができるから、例えばユーザが満タン法等によって求めた燃費の値を参照して補正情報を変更することによって、表示される燃費の誤差を低減することができる。
(2)補正操作入力部は、予め設定された複数の補正情報を選択するものであるから、その操作が容易である。
(3)補正操作入力部に燃料給油量を入力することによって、この燃料給油量及び対応する走行距離に基づいて新たな補正情報が設定されるから、ユーザ自身が燃費の計算を行う必要がない。
本発明は、車両固有の原因による表示誤差を低減した車両用燃費表示装置を提供するという課題を、燃費データの補正処理を行うマイコンに予め複数の補正量に関する補正情報を準備し、これらをスイッチ部の操作によって選択することによって解決する。
以下、本発明を適用した車両用燃費表示装置の実施例1について、図面等を参照して説明する。
図1は、燃費表示装置の構成を示すブロック図である。図2は、ディスプレイユニットの詳細な構成を示すブロック図である。図3は、ディスプレイユニットの外観図である。
燃費表示装置は、ディスプレイ部100と、コンビネーションメータ部200とを備え、コンビネーションメータ部200は、ボディ統合ユニット310及びABS制御ユニット320にそれぞれ接続されている。
ディスプレイ部100は、例えば、車室内のダッシュボード部に備えられる表示部であって、平均燃費及び瞬間燃費を表示するほか、その表示を切り換えることによって、トリップメータ、残存燃料による走行可能距離、時計、外気温等を表示する機能を備えている。
トリップメータは、ユーザが図示しないリセットスイッチを操作した以降の車両の積算走行距離を示すものであり、例えば、A系統、B系統の2系統が備えられている。
残存燃料による走行可能距離は、現在の平均燃料消費率(km/L)に図示しない燃料タンク内の燃料残存量(L)を乗じて得られるものであり、燃料を使い切るまでに車両が走行可能な距離の期待値である。
ディスプレイ部100は、マイクロコンピュータ(マイコン)110と、蛍光表示管ディスプレイ(VFD)120と、スイッチ部130とを備えている。
マイコン110はCPUを備え、後述する燃費表示の補正処理を行う機能を備えている。マイコン110は、後述するコンビネーションメータ部200のマイコン210と、通信回線の一種であるUARTライン111を介して接続され、通信可能となっている。
また、VFD120、スイッチ部130は、それぞれこのマイコン110に接続されている。
マイコン110は、車両のバッテリ部から定電圧回路112を介して電力の供給を受けるとともに、車両の電気配線網から、イグニッション(IGN)信号、アクセサリ(ACC)信号、イルミネーション(ILL)信号をそれぞれ受信する。
イグニッション信号は、車両のイグニッションスイッチによるエンジンのオンオフに関する情報を含むものである。アクセサリ信号は、エンジンはオフであるが、車両の電装品の一部を利用可能とするアクセサリ状態であるか否かに関する情報を含むものである。イルミネーション信号は、車両の灯火類の点灯状態に関する情報を含むものである。
VFD120は、マイコン110が出力する制御信号に応じて所定の文字、図形等を含む画像情報を表示する機能を有するものである。
スイッチ部130は、マイコン110にコマンドを入力する操作部であって、図2、図3に示すように、それぞれプッシュ式のスイッチであるプラス(+)キー131と、マイナス(−)キー132と、セット(SET)キー133と、ディスプレイ(DISP)キー134とを備えている。
コンビネーションメータ部200は、マイコン210と、通信部220と、例えば速度計、エンジン回転計、燃料系、水温系、その他各種インジケータ類とをユニット化したものであるが、これらの計器類の機能等は公知のものであるから、説明を省略する。
マイコン210は、CPUを備え、後述する燃費データの演算を行ない、UARTライン111を介してディスプレイ部100側のマイコン110に出力するものである。
通信部220は、車内LANシステムの一種であるCAN通信システムを介し、ボディ統合ユニット310との通信を行うトランシーバ部及びレシーバ部を備え、マイコン210に接続されている。
ボディ統合ユニット310は、CPUを備え、エンジンコントロールユニット(ECU)330、燃料残量センサ340、外気温センサ350とそれぞれ接続され、これらから入力される情報を処理し、CAN通信システムを介して上述したコンビネーションメータ部200側に伝達するものである。
ECU330は、図示しないエンジンを統括的に制御するCPUを備え、図示しないインジェクタを開閉する信号を出力するとともに、このインジェクタの開時間(噴射時間)に関する燃料噴射量(燃料消費量)データをボディ統合ユニット310に伝達するものである。
一般に、電子制御燃料噴射システムを備えたガソリンエンジンの場合、燃料ポンプによって燃料タンクから加圧圧送された燃料(ガソリン)の圧力をレギュレータによって略一定に保ち、例えば圧電素子等によって開閉される弁体を備えたインジェクタによって吸気ポート内に燃料を噴射する。通常、インジェクタは各気筒の吸気ポートにそれぞれ設けられ、そのインテークバルブの開閉タイミングに応じて間欠的に燃料を噴射するシーケンシャル・マルチポイントインジェクションとなっている。インジェクタの開弁時間(噴射時間)は、インテークダクトの空気流量を検出するエアフローメータの出力とエンジン回転数に応じて算出された値に、所定の各種補正を行うことによって定められ、この開弁時間は、エンジンで消費される燃料の量と相関する。
燃料残量センサ340は、図示しない燃料タンクに備えられ、この燃料タンク内に残存する燃料の量を検出するものである。
外気温センサ350は、図示しない車体の外装部に備えられた温度センサであって、ディスプレイ部100に表示される外気温度を検出するものである。
ABS制御ユニット320は、車両のブレーキロックを検出した場合に当該ホイールのブレーキ液圧を減じてロックを解除し、車両の安定性を確保するものである。
ABS制御ユニット320は、図示しない車輪速度センサに接続され、ここから車輪の回転速度情報を取得してコンビネーションメータ部200のマイコン210に伝達する。
なお、車輪毎の制動力等を個別に制御して車両の操縦安定性向上を図る車両安定制御装置(VDC又はVSC等と通称される)を備え、このような装置が車輪速度センサに接続されている場合には、ABS制御ユニット320に代えてこのような装置を用いてもよい。
次に、実施例1の燃費表示装置による燃費表示機能について説明する。
コンビネーションメータ部200のマイコン210は、通信部220及びボディ統合ユニット310を介して、ECU330から燃料噴射量データを取得する。
また、マイコン210は、ABS制御ユニット320から車輪の回転速度情報を取得する。車輪の回転速度は、タイヤの周長を考慮した所定の係数を乗ずることによって車両の走行速度を得ることができ、これをさらに積分することによって車両の走行距離を得られるものである。
マイコン210は、所定の期間における走行距離を上述した燃料噴射量で除することによって、単位量の燃料あたりの走行距離である燃料消費率を算出し、この燃料消費率に関する情報を含む燃費データをディスプレイ部100のマイコン110に伝達する。
なお、実施例1の燃費表示装置は、瞬間燃費と平均燃費の表示機能を備えているが、これらの違いは、燃費算出の対象となる期間の長短によるものである。
瞬間燃費は、リアルタイムにおける燃費であって、燃費算出の対象となる期間は、燃費データの変動が過敏となりすぎて煩雑にならない程度に短く設定される。
一方、平均燃費は、瞬間燃費よりも長期間における燃費であって、例えば、エンジン始動時から現在までや、図示しないトリップメータのリセット時から現在までの期間について算出されるものである。
マイコン110は、コンビネーションメータ部200側のマイコン210から入力された燃費データに所定の補正処理を施して、表示用燃費データ(補正燃費データ)を生成する。この補正処理は、実施例1では、例えばもとの燃費データを予め設定されたパーセンテージだけ増減させることによって行われ、マイコン110は、その内蔵するROMにこのパーセンテージに関する情報を含む補正情報を保持している。
なお、このROMは、例えば車両からバッテリを取り外した場合のように電源の供給が遮断された場合であっても、所定の期間はこの補正情報を保持するものである。また、このような補正情報は、マイコン内蔵のROMに限らず、例えば別体に設けられたEEPROM等に蓄積されるようにしてもよい。
補正情報は、例えば、0%(補正なし)、+2.5%、+5.0%、−2.5%、−5.0%の補正量にそれぞれ対応するものが準備されている。
なお、実際にVFD120に表示される表示用燃費データは、その表示桁数にあわせた有効桁数となるように、例えば四捨五入等の所定の処理が施される。
例えば、平均燃費に係る燃費データが9.0km/Lであり、補正量が+5.0%である場合には、単純に9.0km/Lの105%は9.45km/Lとなるが、表示用燃費データは、小数点第2位を四捨五入することによって、9.5km/Lとなる。
次に、実施例1の燃費表示装置において、上述した補正情報を変更する誤差補正モードの操作について説明する。
図4は、誤差補正モードにおける燃費表示装置の動作を示すフローチャートである。
以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS101:誤差補正モードへの切換有無判断)
マイコン110は、通常の平均燃費表示モードから、補正情報を変更する誤差補正モードへ切り換える所定の操作の有無を検出する。
誤差補正モードへの切換操作は、安全性の確保のため、例えば停車中にのみ実行可能となっている。車両が停止中であるか否かは、例えば、オートマティックトランスミッションのPレンジ信号、車速パルス信号、パーキングブレーキ信号等に基づいて判断される。
誤差補正モードへの切換操作は、例えばスイッチ部130等の操作部を予め設定された特定の操作手順に従って操作することによって入力される。例えば、車両の図示しないイグニッションスイッチをオンにしてから、例えば10秒以内等の所定の時間に、例えば5秒間連続してディスプレイキー134を押し続ける操作によって誤差補正モードへの切換が行われる。
誤差補正モードへ切り換える操作が入力された場合はステップS102へ進み、入力されない場合は、再びステップS101を繰返す。
(ステップS102:現在の補正量表示)
マイコン110は、VFD120に対して制御信号を出力し、現在表示用燃費データの算出に用いられている補正量を表示させる。
図5は、VFD120の表示例を示す図である。
例えば、現在マイコン210が出力する燃費データに対して補正処理を行わず、そのまま表示用燃費データとする(補正量0%)の場合は、VFD120は、図5(a)に示すように、平均燃費の算出に関するものであることを示す「AVG. km/L」というメッセージと併せて、「0.0」という補正量のパーセンテージを表示する。
また、現在の補正量が0%以外の場合には、VFD120は、該当するパーセンテージを表示する。
このとき、マイコン110は、VFD120が補正量の表示をしていることをユーザに注意喚起するため、補正量の表示を点滅させる。
(ステップS103:補正量変更操作有無判断)
マイコン110は、スイッチ部130によって図示しないユーザが補正量を変更する操作を入力したか否かを判断する。
補正量を変更する操作は、例えばディスプレイキー134を押すことによって行われる。
補正量を変更する操作が入力された場合は、ステップS104に進み、入力されなかった場合は、ステップS105に進む。
(ステップS104:次候補補正量表示)
マイコン110は、スイッチ部130から入力された操作に応じて、VFD120に表示される補正量を、現在表示されている補正量から、新たな補正量の候補となるものに変更する。例えば、マイコン110は、ディスプレイキー134が1回押されるごとに、表示される補正量を、0.0(%)、+2.5(%)、+5.0(%)、−2.5(%)、−5.0(%)のように順次変化させる(図5(a)乃至図5(e)を参照)。
ユーザは、ステップS103及びステップS104を繰返すことによって、燃費表示装置が従来表示していた燃費を、ユーザ自身が例えば満タン法によって算出した燃費に近づけることができる補正量を選択する。
(ステップS105:誤差補正モード終了有無判断)
マイコン110は、誤差補正モードを終了するか否かを判断する。
誤差補正モードは、例えば、以下列記する操作等のいずれか1つが検出された際に終了する。
(a)車両のイグニッションスイッチのオフ操作有り。
(b)ディスプレイ部130のディスプレイキー134に対して連続して2秒以上操作有り。
(c)ディスプレイ部130のディスプレイキー134に対して連続して5秒以上操作無し。
そして、誤差補正モードを終了する場合はステップS106に進み、終了しない場合はステップS103に戻り補正量の変更操作を引き続き受け付ける。
(ステップS106:補正情報変更)
マイコン110は、誤差補正モードが終了する際にVFD120に表示されていた補正量に係る補正情報を新たな補正情報として採用してROMに記憶し、それ以降の表示用燃費データの生成においては、その補正量を用いて補正処理に係る演算を行う。
(ステップS107:通常表示復帰)
マイコン110は、VFD120の表示を、通常の平均燃費表示に切り換え、一連の誤差補正モードの処理を終了する。
以上のように、実施例1によれば、補正燃費データを生成するディスプレイ部100のマイコン110に予め複数の補正量に関する補正情報を準備し、これらをスイッチ部130の操作によって選択するようにしたから、例えばユーザがいわゆる満タン法等の公知の計算方法によって求めた燃費の値を参照して、最も誤差が少なくなる補正量を選択することによって、表示燃費データの誤差を容易に低減することができる。
また、補正燃費データの演算は、計算のロジックを変更することなく、燃料消費量と走行距離とに基づいて得られた燃費データに係数を乗ずるものであるから、マイコンのROM容量を節約することができる。
さらに、補正量を変更する操作部を、VFD120と同じディスプレイ部100に備えられたスイッチ部130としたから、VFD120の表示を参照しながら操作することが容易である。
次に、本発明を適用した燃費表示装置の実施例2について説明する。なお、以下説明する各実施例においては、上述した実施例1と同様の箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
上述した実施例1は、誤差補正モードにおける補正量の変更操作をディスプレイ部100のスイッチ部130によって行うものであったが、実施例2は、補正量の変更操作を、車体に設けられた図示しないコネクタに着脱可能に接続される外部端末によって行うものである。
実施例2の燃費表示装置は、マイコン110との通信が可能となるように構成された外部端末接続用のコネクタ部(補正操作入力部)を備え、誤差補正モードにおいて補正量を変更する操作は、このコネクタ部に接続される外部端末である車両状態診断装置に備えられたスイッチ部によって行う。
以上説明した実施例2によれば、専用の端末を有する販売店等のサービス拠点において誤差補正を行うことができるから、ユーザが自分で誤差補正を行おうとして誤った操作をすることが防止できる。
次に、本発明を適用した車両用燃費表示装置の実施例3について説明する。
図6は、実施例3の車両用燃費表示装置の誤差補正モードにおける動作を示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS301:誤差補正モードへの切換有無判断)
マイコン110は、実施例1のステップS101と同様に、誤差補正モードへ切り換える所定の操作の有無を検出する。
誤差補正モードへ切り換える操作が入力された場合はステップS302へ進み、入力されない場合は、再びステップS301を繰返す。
(ステップS302:トリップメータA系統表示)
マイコン110は、A系統のトリップメータの指示走行距離をVFD120に表示させる。
(ステップS303:トリップメータ切換操作有無判断)
マイコン110は、ユーザがVFD120に表示されるトリップメータの系統をA系統からB系統に切り換える操作を行ったか否かを判断する。
このような切換操作は、例えば、コンビネーションメータ部200に備えられた図示しないトリップ切換スイッチをユーザが操作することによって行われる。
切換操作が入力された場合はステップS304に進み、入力されない場合はステップS305に進む。
なお、実施例3においては、ユーザは、例えば従前の燃料給油時に燃料を燃料タンクの容量上限(満タン)まで給油し、さらに、A系統、B系統いずれかのトリップメータをリセット(0復帰)しておく必要があり、このステップS303において、ユーザはこのリセットを行った側の系統が表示されるように選択する。
(ステップS304:トリップメータB系統表示)
マイコン110は、B系統のトリップメータの指示走行距離を、A系統のものに代えてVFD120に表示させる。
(ステップS305:給油量入力)
マイコン110は、VFD120に、ユーザに対して例えば最近の給油量(L)の値を入力するよう促す表示を出力させて、ユーザからの給油量の入力を受け付ける。この給油量の入力は、例えば、スイッチ部130のプラスキー131、マイナスキー132を用いて所望の数値を選択し、セットキー133を押して確定させることによって行われる。
(ステップS306:参照用燃費計算)
マイコン110は、ステップS303において選択された系統のトリップメータの指示相応距離値D(km)を、ステップS305において入力された給油量F(L)で除することによって、いわゆる満タン法による参照用燃費M2(km/L)を計算する。
(ステップS307:新たな補正量算出)
マイコン110は、誤差補正モードが開始される以前に、従前の補正量ΔM1(%)に基づいて算出され表示されていた燃費M1(km/L)と、ステップS306において求めた参照用燃費M2とに基づいて、新たな補正量ΔM2(%)を以下の式1に従って設定する。

ΔM2=ΔM1×M2/M1・・(式1)
(ステップS308:新たな補正量表示)
マイコン110は、VFD120に、ステップS307において得られた新たな補正量ΔM2(%)を表示する。このとき、スイッチ部130の所定の操作によって、この補正量ΔM2(%)と切り換えて、上述した燃費M1(km/L)及びM2(km/L)が順次表示されるようにする。
(ステップS309:新たな補正量の選択操作有無判断)
マイコン110は、ステップS308においてVFD120に表示した新たな補正量ΔM2(%)を選択する操作がユーザによって行われたか否かを判断する。この補正量ΔM2を選択する操作は、例えばVFD120に補正量ΔM2(%)が表示された状態において、ユーザがスイッチ部130のセットキー133を押すことによって行われる。
この選択操作が行われた場合はステップS310に進み、行われない場合はステップS311に進む。
(ステップS310:補正情報変更)
マイコン110は、選択された新たな補正量ΔM2(%)に係る補正情報を新たな補正情報として採用してROMに記憶し、それ以降の表示用燃費データの生成においては、この補正量ΔM2(%)を用いて演算を行う。
(ステップS311:通常表示復帰)
マイコン110は、VFD120の表示を、通常の平均燃費表示に切り換え、一連の誤差補正モードの処理を終了する。
以上のように、実施例3によれば、ユーザは演算に用いられるトリップメータの系統を選択し、給油量を入力することによって、自動的にいわゆる満タン法による参照用燃費が求められ、これに基づいて新たな補正量が自動的に生成されるから、ユーザ自身が燃費の計算を行う必要がなく、取り扱いが容易となる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)各実施例は、燃費データ演算部であるコンビネーションメータ部のマイコンと補正処理部であるディスプレイ部のマイコンとを独立して備えているが、これらは一体化して設けてもよい。
(2)各実施例は、その出力部としてVFDを備えているが、これに限らず、例えばナビゲーションシステム、カーAVシステム等の表示部や、コンビネーションメータ部に表示するようにしてもよい。また、文字や記号等の画像による表示に限らず、音声等によって出力するようにしてもよい。
(3)燃費が表示される態様は、各実施例のものに限定されず、例えば、燃料、距離の単位が異なっていてもよく、また、数値表示に限らず、グラフ等による表示であってもよい。
(4)補正量は、ユーザが所望のパーセンテージ等を直接入力するようにしてもよい。また、予め準備された補正量又は自動的に生成される補正量を選択するか、直接入力するかを選択可能としてもよい。
(5)誤差補正モードを開始又は終了させる操作、補正量を変更する操作は、各実施例のものに限定されない。例えば、実施例において用いたスイッチ類以外のスイッチを用いてもよく、その操作方法等も特に限定されない。
例えば、誤差補正モードの開始操作として、通常は使用しない専用コネクタを接合したり、所定の端子をアースし又は電圧を印加するようにしてもよい。また、例えば、燃費表示がされているときにトリップスイッチを押しながらライトスイッチのオンオフ操作を繰返すようにしてもよい。
また、誤差補正モードを終了する操作は、例えば、走行開始(車速子音号入力開始)や、イグニッションスイッチのオフ操作であってもよい。
(6)燃費データの補正の方法は、各実施例のように所定のパーセンテージだけその値を増減させるものに限らず、例えば、所定の数値を加算、減算したり、あるいは、燃費算出のロジックを変更するようにしてもよい。
(7)各実施例は、吸気ポートへの燃料噴射を行うガソリンエンジンに関するものであるが、本発明はこれに限らず、筒内噴射を行う直噴式ガソリンエンジン、超高圧に蓄圧された軽油等をインジェクタによって筒内に噴射するコモンレール式のディーゼルエンジン、代替燃料エンジン等の他の種類の内燃機関を備える車両に適用することができる。
本発明を適用した車両用燃費表示装置の実施例1の構成を示すブロック図である。 図1の車両用燃費表示装置のディスプレイ部の詳細な構成を示すブロック図である。 図1の車両用燃費表示装置のディスプレイ部の外観図である。 図1の燃費表示装置における誤差補正モードの動作を示すフローチャートである。 図1の燃費表示装置の誤差補正モードにおけるVFDの表示例を示す図である。 本発明を適用した車両用燃費表示装置の実施例3における誤差補正モードの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 ディスプレイ部
110 マイコン
120 蛍光表示管(VFD)
130 スイッチ部
200 コンビネーションメータ部
210 マイコン
220 通信部
310 ボディ統合ユニット
320 ABS制御ユニット
330 エンジンコントロールユニット(ECU)
340 燃料残量センサ

Claims (3)

  1. 車両のエンジンの燃料消費量を検出する燃料消費量検出部と、
    前記車両の走行距離を検出する走行距離検出部と、
    前記燃料消費量及び前記走行距離に基づいて燃料消費率データを演算する燃費データ演算部と、
    前記燃料消費率データを所定の補正情報に応じて増減する補正を行い、補正燃費データを生成する補正処理部と、
    前記補正燃費データを出力する出力部と、
    前記補正処理部の前記補正情報を変更する操作が入力される補正操作入力部と
    を備える車両用燃費表示装置。
  2. 請求項1に記載の車両用燃費表示装置において、
    前記補正操作入力部は、予め設定された複数の補正情報を選択するものであること
    を特徴とする車両用燃費表示装置。
  3. 請求項1に記載の車両用燃費表示装置において、
    前記補正操作入力部は、前記車両の燃料給油量を入力するものであり、
    前記燃料給油量及び前記燃料給油量に対応した走行距離に基づいて新たな補正情報を生成する補正情報生成部とを備えること
    を特徴とする車両用燃費表示装置。


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