JP2010136979A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
遊技釘及び遊技部材等の遊技領域上の障害物に制限されることなく 遊技領域に停留した遊技球の検出が可能な検出手段を備えた弾球遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】
遊技領域内で遊技球が停留する場合、重なり合う遊技球の曲面はガラス板面によって保持される。従って、遊技球の停留を検出する検知手段を、ガラス板面から遊技釘及び遊技部材に至るまでの障害物のない空間に設け、ガラス板面に所定時間保持される遊技球を検出する。
【選択図】 図9

Description

本発明は弾球遊技機、特に遊技領域において停留した遊技球を検知する手段を備えた弾球遊技機に関する。
パチンコ遊技機は、遊技者が発射ハンドルを操作すると遊技球が打ち出され、打ち出された遊技球は、複数の遊技釘や風車、及び樹脂等で成型された可動式の役物、表示装置が設置されたセンター役物、入球口といった遊技部材からなる遊技領域を流下するものが一般的である。
この様なパチンコ遊技機では、遊技球が上記した部材に挟まり、遊技領域に停留してしまうことがある。この場合、停留した遊技球が他の遊技球の流下に影響を与え、通常の遊技が行うことができなくなる。
具体的には、遊技球の停留をそのままに遊技を続けた場合、元の停留位置から徐々に停留する遊技球の数が増加し、それに伴って停留範囲も広がって近傍の入球口付近まで至る場合がある。この様な状態になると、遊技球の流下する方向が限定され、遊技球が著しく容易に入球口に入球してしまうことになる。従って、遊技場スタッフは、遊技領域で遊技球が停留した場合、早期に発見し解除しなければならない。
また、遊技機に対して外力を加え、上記の状態を故意に作り不正に遊技球を獲得する不正行為も後を絶たない。この場合の不正行為の具体的な内容は、遊技機の上皿を手前に引っ張り、本来は存在しない空間を強制的に作りその空間に遊技球を停留させる方法や、強力な磁石を用いて遊技球を遊技領域内のガラス面に固定し、続いて流下する遊技球を固定した遊技球を起点にして遊技領域内の部材間に挟み込ませる方法等がある。
遊技領域での遊技球の停留は、上記したように遊技場のスタッフが気付いた時点で直ぐに解除されるが、目が行き届かない場合も多く、不正行為なら、当然スタッフに気付かれないように行われる。
この様な問題に対して、特許文献1のように遊技盤に遊技球を検知する光りセンサを設け、遊技球の停留を検知し異常を報知する発明がある。
特開2007−229335号公報
しかしながら、この様な遊技機のように、遊技盤のベニヤ面から遊技釘の頭に至るまでの遊技釘間、あるいは遊技部材間に検知光を射光し通過させた場合、遊技釘や遊技部材が障害物となり、光りセンサの配置位置が制限されてしまう。このため、遊技領域上に停留した遊技球の好適な検出が困難という問題がある。
また、遊技場における新機種の導入は、遊技盤のみを入れ換える場合が多く、遊技盤毎にセンサを配置するのはコストアップにつながるという問題もある。
本願発明はそれらの問題に鑑み、遊技釘及び遊技部材等の遊技領域上の障害物に制限されることなく 遊技領域に停留した遊技球の検出が可能な検出手段を備えた弾球遊技機を提供することを目的とする。
請求項1記載の弾球遊技機は、多数の遊技釘が植設されると共に、遊技部材が設けられた遊技領域を有した遊技盤と、該遊技盤を着脱可能に配置する前面枠と、該前面枠に軸支され、前記遊技領域の前面側に配置されたガラス板を保持する意匠枠と、を備えた弾球遊技機において、受光部と投光部とにより構成され、前記遊技領域の所定位置における遊技球の有無を検出する検知手段と、該検知手段による遊技球の検知が所定時間継続しているか否かを判定する異常判定手段と、を備え、前記検知手段を、ガラス板面から前記遊技釘及び前記遊技部材に至るまでの障害物の無い隙間空間に設けたことを特徴とする弾球遊技機である。
前面枠は、遊技盤を保持する筐体として該遊技盤が着脱可能な構成であればよい。意匠枠は、遊技盤前面に配置され、遊技領域の奥行きを限定しながら遊技領域を可視とする部材を保持する筐体であれば良く、該部材をガラス板またはガラスユニットとし着脱可能とする構成が好ましい。
遊技部材は、遊技領域内に配置された遊技釘以外の部材であり、風車や樹脂成型品としてもよく、可動役物といった入球装置、及び単一の入球口であるチャッカー、単一の入球口を複数備える入球口ユニット、LCD等の表示装置を備える飾枠、遊技球の振分装置等としてもよい。
検知手段は、受光部と投光部とにより構成される光りセンサであり、投光部からの光りが遮蔽され受光部が光りを未検出となったことで物体を検出するものであり、所謂赤外線センサとしてもよい。
遊技盤とガラス板で形成される遊技領域の空間には奥行きが有り、遊技球は、遊技機前面から見てガラス板面側となる手前側と、遊技盤側(ベニヤ板面側)となる奥側の範囲内を流下するものである。また、一般的な弾球遊技機は遊技釘及び遊技部材とガラス板面は接触することなく配設され、遊技釘頭部と遊技部材前面部からガラス板面までは障害物の無い隙間空間が存在し、尚且つ該隙間空間は遊技球がガラス板面に接触可能に流下する遊技領域の一部となる。
隙間空間に検知手段を設けるとは、検知手段を構成する投後部と受光部が、投後部から射光される検知光が隙間空間を通過するように配置されていれば良く、遊技領域内の所定の隙間空間にある遊技球を検知可能に配置されていれば良い。また、遊技領域内の所定の隙間空間とは、磁力等を用いた不正行為の初動部(最初に遊技球をガラス面に保持すると想定される箇所、範囲)としても良い。
請求項2記載の弾球遊技機は、前記検知手段は、前記遊技盤に配置されたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機である。
検知手段は、遊技領域上か否かに係らず遊技盤に配置されていればよい。
請求項3記載の弾球遊技機は、前記検知手段は、前記意匠枠に配置されたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機である。
請求項4記載の弾球遊技機は、前記検知手段は、前記前面枠に配置されたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機である。
請求項5記載の弾球遊技機は、前記検知手段は、各々複数の前記受光部及び前記投光部で構成され、隣り合う該投光部から射光される検知光間の距離が遊技球の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の弾球遊技機である。
請求項6記載の弾球遊技機は、前記所定位置は、前記遊技領域の下部三分の一となることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の弾球遊技機である。
遊技領域の下部三分の一とは、遊技領域の縦の全長に対してアウト口から三分の一までの寸法に対する遊技領域全体を指すものである。この遊技領域の範囲は、磁力検知器の検知範囲外であることが多く、そのため磁石を用いて遊技球を停留させる不正行為の初動箇所となる場合が多い。
請求項1記載の弾球遊技機によれば、遊技領域の遊技釘や遊技部材といった障害物に制限されること無く、検知手段を好適な位置に配置でき、遊技球の停留を適時に判断することが可能となる。
遊技領域に遊技球が停留する場合、遊技釘と遊技部材とガラス面に複数の遊技球が重なって保持され停留する。更に磁力を用いて故意に遊技球を停留させる場合、遊技球は最初にガラス面に接触し停止するため、不正の初動を検知することが可能となる。
請求項2記載の弾球遊技機によれば、検知手段を好適な位置に配置でき、遊技球の停留を適時に判断することが可能となる。
請求項3記載の弾球遊技機によれば、新機種導入時に個々の遊技盤に検知手段を配置する必要が無く、コスト抑止が可能となる。
請求項4記載の弾球遊技機によれば、新機種導入時に個々の遊技盤に検知手段を配置する必要が無く、コスト抑止が可能となる。
請求項5記載の弾球遊技機によれば、検知精度と検知範囲が増し、適時に異常判断が可能となる。
請求項6記載の弾球遊技機によれば、主要な入球口付近に配置された磁力検知器では、検知範囲が及ばない遊技領域下部において、磁力を用いて故意に遊技球を停留させる不正を早期に検出することが可能となる。
以下に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採り得ることができ、各実施例に記載された内容の相違部分を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
図1に遊技機の一種であるパチンコ機1の正面図を示し、詳細に説明する。図1に示す通り、本実施例のパチンコ機1は、大きく長方形の外枠2、遊技盤8を保持する前面枠3、ガラス板100を保持する意匠枠4a、意匠枠4bとからなる筐体にて各部を保持する構造である。
外枠2左側の上部には金具5aが、下部に金具5bがそれぞれ設けられており、金具5a及び5bとでヒンジ機構を形成し、前面枠3は外枠2に対して開閉可能に構成されている。また、前面枠3左側の中部には金具5cが設けられ、金具5aと金具5cとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4aは前面枠に対して開閉可能に構成されている。さらに、金具5cと金具5bとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4bは前面枠に対して開閉可能に構成されている。
ヒンジ機構が形成される逆側(ここでは右側)には、外枠2と前面枠3との施錠、前面枠3と意匠枠4aとの施錠、前面枠3と意匠枠4bとの施錠/解錠を行うための鍵穴6aを有するスライド錠6が設けられている。尚、本実施例のパチンコ機1は、外枠2の左隣にCRプリペイドカードユニット7を設けている所謂CR機として説明するが、CRプリペイドカードユニット7を設けない所謂現金機としても何ら差し支えない。
意匠枠4aは、後述する遊技盤8を視認可能とするために窓部9にガラス板100を着脱可能に保持し、前面枠3に設けられたスピーカ10の前面にスピーカ10を保護し、且つ、効果音を通すための保護音通部11を備えている。また、意匠枠4bは、遊技球を貯留しておくための上皿12及び下皿13を略中央に備え、遊技者が操作可能な遊技ボタン14、CRプリペイドカードユニット7と後述するCRユニット端子板60を介して接続される精算表示装置15、球貸ボタン16及び精算ボタン17を左側に備えている。
意匠枠4bの右側には、遊技球の発射強度を調節するための図示しない回動リング、発射停止、及びタッチ部が備えられた発射ハンドル18が設けられている。意匠枠4bの下側には、スピーカ10を備えたスピーカユニット21が設けられている。
図2は遊技盤8を保持する前面枠3を前側から見た図面である。遊技盤8の裏面に配置された各種部材との干渉を防ぎながら遊技盤8を着脱可能に保持するために、遊技盤8の裏面周囲のみ密接させる枠部3aと、中央には大きく開いた窓部3dと、左側上下には挟み込み部材3bと、右側上下には回転固定部材3cと、が配置されている。
図3に意匠枠4aの裏面を示す。中央には大きく開いた窓部9があり、右側下部に、本願発明の検知手段を構成する光りセンサの投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21g(図6参照)が、縦に7個密接した状態で並べて配置されている。左側下部には、本願発明の検知手段を構成する光りセンサの受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g(図6参照)が、同様に縦に7個密接した状態で並べて配置されている。これらの検知手段は、後述する隙間空間を検知光が通過するように配置されたものであり、本願発明における、検知手段を、ガラス板面から遊技釘及び遊技部材に至るまでの障害物の無い隙間空間に設けた、にあたる。
尚、投光部21aからの射光は受光部22aが受光し、同様に21bからは22bに、21cからは22cに、21dからは22dに、21eからは22eに、21fからは22fに、21gからは22gに受光されるように各々が配置されており、ガラス板の手前側(前面から見た場合ガラス板の遊技盤側)をガラス板面に沿って検知光が通過するように配置されている。
本実施例に於いては、投光部は前面から見て左に、受光部は右に分けて配置している。これは意匠枠4aを前面から見て右側に装飾用発光部がより多く配置されているためであり、受光部が装飾用の発光に影響を受けない様に考慮された配置となる。意匠枠4aの装飾用発光部の配置構成によっては左右逆に配置しても良いし、投光部と受光部を交互に配置してもよい。又、投後部と受光部を左右どちらかにまとめて配置し、射光した検知光を逆側で反射させて受光する構成も考えられる。
尚図面上に示した破線が可視と仮定した場合の検知光90a、90b、90c、90d、90e、90f、90gであるが、本実施例において隣り合う何れもの検知光間の距離は9mmであり、この構成は、本願発明の各々複数の前記受光部及び前記投光部で構成され、隣り合う該投光部から射光される検知光間の距離が遊技球の直径よりも小さい、にあたる。
次に、図4に示す遊技盤8について説明する。尚、パチンコ機1の裏面の構成は、公知技術にしたがっているため図示と説明は割愛する。
遊技盤8には公知のガイドレール25a、25bによって囲まれた略円形の遊技領域26が設けられ、多数の遊技釘27がベニヤ板80に植設されている。尚、遊技領域の奥行きは、遊技釘27を植設する遊技盤面から、前述したガラス板100の遊技盤面側の面までとなる。遊技領域26の略中央には、窓部28aを有する液晶枠飾り28が設けられており、演出図柄表示装置54b(図2参照)のLCD画面が遊技者から視認可能に構成され、図示しない公知のワープ入口、ワープ通路、ステージ等も設けられている。
また、窓部28aの上方左には、7セグメントLED等の発光部材により構成される特別図柄表示装置29、上方右には左と同一部材の普通図柄表示装置30が設けられており、窓部28a上には4個の発光部材で構成される普通図柄保留数表示装置30aが、窓部28a下には同様に4個の発光部材で構成される特別図柄保留数表示装置29aが設けられている。特別図柄の保留記憶数は、LCD画面の保留記憶表示領域(図示せず)にも遊技者が視認可能に表示される。
液晶枠飾り28の左右両側又は左側には後述する普通図柄作動スイッチ42a(図2参照)を備える普通図柄作動ゲート42が設けられており、下側には始動口31と開放時のみ入賞可能となる普通電動役物40が始動口32として設けられている。普通電動役物40の下方には、アタッカー式の大入賞口33aを備える大入賞口ユニット33が配置され、該大入賞口ユニット33の下方にはアウト口34が設けられている。
また、大入賞口ユニット33の左右両側には、一般入賞口スイッチ35b(図2参照)を備える一般入賞口35aが複数備えられる入賞口ユニット35が設けられている。
上記のように遊技盤8を構成することによって、普通図柄作動ゲート42に入球(普通図柄作動スイッチ42a(図2参照)にて遊技球を検出)すると、普通図柄表示装置30で普通図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普通図柄の態様に応じて、後述する普通電役ソレノイド40b(図2参照)を駆動させる。普通電役ソレノイド40bを駆動させると、ほぼ同期して普通電動役物40の羽根部材が駆動して、普通電動役物40への入球(特別図柄始動スイッチ32a(図2参照)での検出率)が可能となるように構成されている。尚、本実施形態におけるパチンコ機では、普通電動役物40の羽根部材が駆動する開放時間は、通常時は0.3秒(1回)、時短状態(開放延長状態)では5.0秒(1回)である。
始動口31に遊技球が入球(第1特別図柄始動スイッチ31a(図2参照)にて遊技球を検出)すると、特別図柄表示装置29において特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止する。また、普通電動役物40に入球(特別図柄始動スイッチ32a(図2参照)にて遊技球を検出)すると、同様に特別図柄表示装置29において特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。また、特別図柄の変動中は、窓部28aに配置された演出図柄表示装置54bにおいて特別図柄の変動に連動した演出態様を表示する。
変動開始から所定時間後に停止した特別図柄の態様に応じて、大入賞口ソレノイド33c(図2参照)を駆動させる。大入賞口ソレノイド33cを駆動させると、ほぼ同期して大入賞口ユニット33の扉部材が駆動して、大入賞口33aへの入球(カウントスイッチ33b(図2参照)の検出)が可能となるように構成されている。
また、本実施例における遊技領域26の構成は、所謂デジパチとして市場に最も普及しているタイプのものであり、遊技盤面の部品構成はどの遊技機も基本的に類似したものである。
前述した構成では、通常の遊技に於いては遊技領域26上に遊技球が停留することは稀であるが、故意に遊技球を停留させる不正を行なう場合、最初にアウト口34と入賞口ユニット35の間で磁力を用いて遊技球を停留させ、そこを起点として入賞口ユニット35と遊技釘27の間に遊技球が挟みこまれる状態を作り、徐々に停留範囲を拡大し遊技球の流下方向を制限することで一般入賞口35aへの遊技球の入球を著しく容易にする方法が考えられる。
図5に、遊技盤8とガラス板100を遊技機本体(前面枠3と意匠枠4a)に組付け、意匠枠4aを前面から見た図を示す。この図は、図3を用いて説明した本願発明における検知手段によって、遊技領域26のどの範囲が検知可能となるかを示すものである。図に示した光りセンサの投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21gと受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22gは意匠枠4aの裏側に配置されたものである。
検知手段を構成する光りセンサの投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21gと受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22gの配置位置により、アウト口34の直上から普通電動役物40の中央部までの上下範囲と、該上下範囲に対して遊技領域26の左右は全て検知可能範囲となる。
この範囲は、前述した磁力を用いた不正行為による故意の遊技球停留の初動部をカバーするものである。尚、隣り合う検知光の距離が近ければ近いほど検知精度が向上するため、投光部(受光部)となる部品(光りセンサ)を接触した状態で数多く配置するのが望ましく、少なくとも隣合う検知光の距離寸法が、遊技球の直径(11mm)よりも小さな値とすることが好ましい。又、その場合、接触した状態で複数並んだ光りセンサを一つのユニットとして扱う構成とするのが好適といえる。
続いて、図6に本実施例におけるパチンコ機の電気配線を示すブロック図を示し説明する。図6には煩雑になる電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には、電源装置(図示せず)から直接的又は間接的に供給される構成となっている。尚、遊技盤8を装着するパチンコ機本体に関する部品は図示を省略している。
図6に示す通り、主制御装置50の入力端には、遊技盤中継端子板62を介して始動口31に入球した遊技球を検出する特別図柄始動スイッチ31aと普通電動役物40に入球した遊技球を検出する特別図柄始動スイッチ32aと、普通図柄作動ゲート42に入球した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ42aと、大入賞口33aに入球した遊技球を検出するカウントスイッチ33bと、一般入賞口35aに入球した遊技球を検出する一般入賞口スイッチ35bとが接続されており、裏配線中継端子板63を介して前面枠が閉鎖していることを検出する前面枠閉鎖スイッチ38と、意匠枠が閉鎖していることを検出する意匠枠閉鎖スイッチ39a、39bと、本願発明の検知手段を構成する光りセンサの受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、が接続されている。
主制御装置50の出力端には、遊技盤中継端子板62を介して大入賞口33aの扉部材を駆動する大入賞口ソレノイド33cと、普通電動役物40の羽根部材を駆動する普通電役ソレノイド40bとが接続されており、図柄表示装置中継端子板64を介し特別図柄を表示する特別図柄表示装置29と、普通図柄を表示する普通図柄表示装置30と、普通図柄の保留数を表示する普図保留数表示装置30aとが接続されており、裏配線中継端子板63及び外部接続端子板61を介して図示しないホールコンピュータ70と、が接続されている。また、裏配線中継端子板63を介して本願発明の検知手段を構成する光りセンサの投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21g、が接続されている。
主制御装置50はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種コマンド等を生成し、払出制御装置51及びサブ統合装置53に出力する。ここで、主制御装置50と払出制御装置51とは双方向通信回路として構成され、主制御装置50とサブ統合制御装置53とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合制御装置53への一方向通信回路として構成されている。
払出制御装置51の入力端には、裏配線中継端子板63を介して球タンク(図示せず)又はタンクレール(図示せず)内の遊技球が不足していることを検出する球切れスイッチ23a又は23bと、裏配線中継端子板63及び払出中継端子板66を介して払い出した遊技球を検出する払出スイッチ24bと、各種端子板を介することなく下皿への経路に遊技球が多数あることを検出する満杯スイッチ13aと、が接続されている。払出制御装置51の出力端には、裏配線中継端子板63及び払出中継端子板66を介して遊技球を上皿へと払い出す払出モータ24aが接続されている。
払出制御装置51はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて遊技球の払い出しに関わる各種コマンド等を生成し、主制御装置50及び発射制御装置52に出力する。 ここで、払出制御装置51と主制御装置50とは双方向通信回路として構成され、払出制御装置51と発射制御装置52とは払出制御装置51から発射制御装置52への一方向通信回路として構成されている。
また、払出制御装置51は、外部接続端子板61を介して賞球に関する情報などをホールコンピュータ70に送信するほか、発射制御装置52に対して発射停止信号を送信する。発射制御装置52は発射モータ36を制御して、遊技球を遊技領域26に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置52には払出制御装置51以外に発射ハンドル18からの回動量信号、タッチスイッチ20aからのタッチ信号、発射停止スイッチ19aから発射停止スイッチ信号が入力される。回動量信号は、遊技者が発射ハンドル18を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル18を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ19aを押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置52に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル18を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置53の入力端には、遊技者により操作可能な遊技スイッチ14aが接続されている。サブ統合制御装置53の出力端には、図示しない意匠枠及び遊技盤8に備えられる各種LED・ランプ37と、前面枠及びスピーカユニットに備えられるスピーカ10と、が接続されている
尚、サブ統合制御装置53と主制御装置50とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合制御装置53への一方向通信回路として構成され、サブ統合制御装置53と演出図柄制御装置54aとはサブ統合制御装置53から演出図柄制御装置54aへの一方向通信回路として構成されている。
サブ統合制御装置53はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される遊技スイッチ14aの入力ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる各種コマンド等を生成し、演出図柄ユニット54の演出図柄制御装置54aに出力する。
また、サブ統合制御装置53には、音量を調節する音量調節スイッチ10aが備えられ、音量調節スイッチ10aの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカ10へ送信する内容とを判断し、スピーカ10から出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
演出図柄制御装置54aは、サブ統合制御装置53から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置50から送信されてきたものとサブ統合制御装置53が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置54bを制御して、演出図柄等の演出画像を窓部28aに表示させる。
次に図7を用いて、本願発明の検知手段を設けるガラス板面から前記遊技釘及び前記遊技部材に至るまでの障害物の無い隙間空間について説明する。図7は、図5で示した遊技球が検知可能となる遊技領域26をA−A断面から見た場合の図の一部とその拡大図である。
遊技領域26の奥行きの最大は、ベニヤ板80の面Bからガラス板100のガラス板面Cの間に形成された空間となり、該空間にはベニヤ板80に植設された遊技釘27と伴に、ベニヤ板80にビス止めされた遊技部材の一つである普通電動役物40がある。遊技釘27及び普通電動役物40等の遊技部材は、ベニヤ板80に固定されるが、固定部とは逆の端部又は端面は、どの遊技機においてもガラス板面Cとは接触しないように設計されるため、該端部又は端面とガラス板面Cとの間には、Sとなる隙間空間が存在する。
尚、遊技釘27の寸法と、ベニヤ板80の面Bからガラス板面Cまでの寸法は、官報の規則によって定められている。遊技釘は全長35mmとし、17mmがベニヤ板80に打ち込まれ18mmが突出する。ベニヤ板80の面Bからガラス板面Cまでの寸法は官報には13mmを超え25mmを超えないものであること、とあるが、遊技釘27の突出部が18mmあるためそれ以上の寸法となり、実際にはガラス板面Cとの接触を避けるため更に大きな寸法となっている。
本実施例におけるベニヤ板80の面Bからガラス板面Cまでの設計寸法は21mmであり、隙間空間Sの奥行き寸法は3mmとなる。
図8は、上記した隙間空間Sと本願発明の検出手段を構成する受光部と投光部の位置関係をA−A断面を用いて示した図である。投光部21bが上記した隙間空間Sの範囲内になるよう配置され、受光部22bも同様に隙間空間Sの範囲内に投光部21bから射光された検知光90bを受光する位置に配置されている。従って破線で示した検知光90bも、自ずと隙間空間Sを通過することになる。この場合、検知光90bはガラス板面Cに平行に射光される必要は無く、またパチンコ機1の設置面に平行に射光される必要も無い。
図9は、複数の遊技球が停留した状態をA−A断面から示したものである。遊技領域26に遊技球が停留する状態とは、図に示すように、遊技釘27と、普通電動役物40(遊技部材)と、ベニヤ板80の面Bと、ガラス板面Cとが、重なり合う複数の遊技球の曲面を保持し、遊技球が流下不可能となった状態である。この状態で遊技球の発射を継続すると、遊技領域26での停留範囲が徐々に拡大し、何れかの入球口の近辺までいたることになる。
上記で示した一般的な停留状態が発生すると、本実施例では投光部21bから射光された検知光90bが、ガラス板面Cに保持される遊技球によって遮蔽され、受光部22bの受光を妨げ遊技球の停留を検出する。
主制御装置50は、受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22gの受光状況を常時監視しており、所定時間(本実施例では20秒)受光されない状態が継続すると異常と判断し、遊技機自体が異常状態を報知するための信号をサブ統合装置53に送信すると伴に、遊技機外部に異常情報を外部接続端子61を介して送信する。
図9に示すフローチャートは、主制御装置50が行う停留検知処理を示すものであり、本願発明における異常判定手段を含む処理となる。停留検知処理では、何れかの光りセンサの受光部(22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g)が、検知光を未検出か否かを判定する(S10)。肯定判定なら(S10:YES)、検知タイマがセットされているか否かを判定する(S11)。
S11が肯定判定なら(S11:YES)、検知タイマの更新処理を継続する検知タイマ更新処理を行い(S12)、次に更新されたタイマ値が20秒よりも長いか否かを判定する(S13)。肯定判定なら(S13:YES)遊技領域26に異常が発生したとみなし、各種演出装置が異常状態の報知を実施するための指示信号をサブ統合装置53に送信する異常報知指示信号送信処理を行うと伴に、遊技機外部に異常情報を送信する(S14)。
S10が否定判定なら(S10:NO)、検知タイマに0秒をセットする検知タイマリセット処理を行う(S16)。S11が否定判定なら(S11:NO)、検知タイマの計測を開始する検知タイマセット処理を行う(S15)。S14又はS15、S16の処理の後か、S13が否定判定なら(S13:NO)、リターンに抜ける。以上が停留検知処理でありS14の処理を除く処理構成が異常判定手段となる。
以上が実施例1の説明となる。本実施例では、受光部(22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g)と投光部(21a、21b、21c、21d、21e、21f、21g)で構成される検知手段によって、遊技領域26の所定位置(遊技領域26下部)に遊技球が停留しているか否かを検出し、検知手段を構成する受光部(22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g)と投光部(21a、21b、21c、21d、21e、21f、21g)が、ガラス板面Cとベニヤ板80に固定された遊技釘27及び普通電動役物40等の遊技部材の固定部とは逆の端部又は端面とで形成される障害物の無い隙間空間Sに設置されるように、意匠枠4aに配置した構成となる。
遊技領域26に複数の遊技球が異常状態として停留する場合、必ず遊技球はガラス板面Cに保持される。従って、遊技領域26における遊技球の異常停留を検知する場合、ガラス板面Cに保持される遊技球の有無を検出すればよい。また、ガラス板面Cに沿ったガラス板面Cにほぼ平行な空間は障害物の無い隙間空間Sであるため、検知光90の通過経路に制限無く投光部21と受光部22を配置することができる。従って、遊技球が停留する可能性の高い箇所又は不正が行われる可能性が高い箇所を好適に監視することが可能となる。
加えて、検知手段が意匠枠4aに配置されるため、遊技機設置施設が新機種を導入する際は、筐体はそのままに、遊技盤8のみを交換する形態をとる場合が多いことを考慮した場合、コスト抑制となる。
次に実施例2を説明する。本実施例ではパチンコ機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
本実施例は、検知手段を構成する受光部と投光部が前面枠3上に検知光が隙間空間を通過するように配置された構成となる。従って、本願発明における、検知手段を、ガラス板面から遊技釘及び遊技部材に至るまでの障害物の無い隙間空間に設けた、にあたる。従って、実施例1との相違点は検知手段の具体的な配置位置のみであり、遊技領域26における検知箇所やその効果は実施例1と等しいものとなる。
図11は、図2で説明した前面枠3に検知手段となる受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22gと投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21gの配置を示した図である。
投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21gは、左側部の中央やや下位置に配置され、受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22gは、破線で示した検知光が各々対応した受光部に受光されるように右側部の中央やや下位置に配置される。また、遊技盤8とガラス板100を配置した意匠枠4aを組み合わせた場合、検知光が遊技釘27及び遊技部材の前面とガラス板面Cとが形成する隙間空間Sを通過する位置に配置される。
以上が実施例2の説明となる。この構成においても実施例1と同様の効果を発揮するものである。
次に実施例3を説明する。本実施例ではパチンコ機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
本実施例は、検知手段を構成する受光部と投光部が、検知光が隙間空間を通過するように遊技領域26外の遊技盤8上に配置された構成となる。従って、この構成は本願発明における、検知手段を、ガラス板面から遊技釘及び遊技部材に至るまでの障害物の無い隙間空間に設けた、にあたる。これによる効果は、実施例1と相違なく、遊技領域26における検知箇所は実施例1と等しいものとなる。
図12は、図4で説明した遊技盤8に検知手段となる受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22gと投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21gの配置を示した図である。
投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21gは、左側下部に外レール25aに沿って配置され、受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22gは、破線で示した検知光が各々対応した受光部に受光されるように右側下部の内レール25bに沿って配置される。また、遊技盤8とガラス板100を配置した意匠枠4aを組み合わせた場合、検知光が遊技釘27及び遊技部材の前面とガラス板面Cとが形成する隙間空間Sを通過する位置に配置される。
以上が実施例3の説明となる。この構成においても実施例1と同様の効果を発揮するものである。
次に実施例4を説明する。本実施例ではパチンコ機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
本実施例は、検知手段を構成する受光部と投光部が実施例3と同様に遊技盤8上に検知光が隙間空間を通過するように配置された構成となる。ただし、具体的な配置位置が遊技領域26内の遊技部材上となる。従って前面から見た検知範囲は、図5で示したように上下の検知範囲に対して横の範囲が遊技領域26全てとはならず、遊技領域26内の所定の遊技部材間となり、該所定の部材間は、磁力等を用いた不正行為が行われた場合の初動部を想定したものである。
図13は、図5に示した遊技盤8とガラス板100を保持した意匠枠4aを正規に組み合わせた正面図に、検知手段となる受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22gと投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21gを配置した図である。
投光部21a、21b、21c、21d、21e、21f、21gは、遊技領域26の左下にある入賞口ユニット35の上に、受光部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22gは、破線で示した検知光が各々対応した受光部に受光されるように遊技領域26の右下にある入賞口ユニット35の上に、検知光が遊技釘27及び遊技部材の前面とガラス板面Cとが形成する隙間空間Sを通過する位置に配置される。
図14は、図13のE−E線の断面図の一部を表す図であり、遊技領域26の奥行きの構成を示す。
入賞口ユニット35上に配置された検出手段(光りセンサ)は、入賞口ユニット35とガラス板面Cの間の隙間空間Sに、投後部のみが突出する状態で配置され、破線で示す経路(隙間空間S内)に検知光を射光する。
以上が実施例4の説明となる。この構成では、実施例1と比べて遊技領域26の検出範囲の幅が縮小されるが、遊技球の停留が想定される範囲については同様に停留遊技球の検知が可能な構成となる。
次に実施例5を説明する。本実施例ではパチンコ機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
実施例1から4では、検知手段を構成する投光部と受光部は、各々が左右に配置され、投後部から検知光を横(ガラス板100面に平行)に射光したが、検知光の射光方向はこれに限るもので無く、投光部と受光部を上下に配置しても良いし、検知光をパチンコ遊技機1の設置面又はガラス板面Cに対して斜めに射光するように投光部と受光部を配置しても良い。
また、投後部に対して受光部を対面に配置するスペースが無い場合、鏡等の反射部材を用いて検知光を反射させ、対面以外に配置した受光部に検知光が至る構成としても良い。この場合遊技部材に反射部材を設けることにより、投後部及び受光部の配置位置に自由度が増す構成となる。
図15は、遊技部材の一部に検知光を反射させる反射部材を設け、投光部及び受光部を対面以外の配置とした場合の構成をE−E断面の一部を用いて示す図である。
本実施例では、投光部21bを、ガラス板面Cに対しほぼ垂直方向に射光する状態で入賞口ユニット35(正面から見て左側)に配置し、受光部22bを、ガラス板100方向からベニヤ板80に対してほぼ垂直方向に射光される検知光90bを受光可能に入賞口ユニット35(正面から見て右側)に配置している。
また、受光部22bの内側には、入賞口ユニット35(正面から見て右側)の一部として遮光壁110を設け、装飾光等の影響を排除している。投光部21bに対しても内側に遮光壁110が設け同様の効果を得ている。尚、より装飾光等の影響を排除するためには、受光部22bとガラス板面Cとの距離を大きくするのが好適である。本実施例では受光部22bとなる部材をベニヤ80にはめ込む状態で入賞口ユニットに配置し、ガラス板面Cからの距離を得、入賞口ユニット35と遮光壁110とに挟まれた空間に入る装飾光の影響を受けない位置としている。投光部21bについても同様の配置となる。
上記の構成で各部材を配設することにより、投光部21bから射光された検知光90bは、入賞口ユニット35の一部となる反射部材120aに反射した後、隙間空間Sを通過し、逆側の入賞口ユニット35の一部となる反射部材120bに再度反射し受光部22bに至る。
以上が実施例5の説明となる。本実施例の検知手段は、受光部と投光部と反射部材とにより構成され、遊技球の検知部を、ガラス板面から前記遊技釘及び前記遊技部材に至るまでの障害物の無い隙間空間に設けた構成となる。図に示した内容は、反射部材を使用した場合の一例であり、この配設関係に限るものではない。
パチンコ機1の正面図 前面枠3の正面図 意匠枠4aの裏面図 遊技盤8の正面図 遊技盤8と意匠枠4aの組付け正面図 電気ブロック図 遊技領域26のA−A断面の一部と拡大図 隙間空間Sと検知手段の位置関係を示す遊技領域26のA−A断面の一部を示す図 遊技球の停留状態を示す遊技領域26のA−A断面の一部を示す図図 主制御装置50が実施する停留検知処理を示すフローチャート 実施例2における前面枠3の正面図 実施例3における遊技盤8の正面図 実施例4における遊技盤8と意匠枠4aの組付け正面図 実施例4における遊技領域26のE−E断面の一部を示す図 実施例5における遊技領域26のE−E断面の一部を示す図
符号の説明
1:パチンコ機 2:外枠
3:前面枠 3a:枠部
3b:挟み込み部材 3c:回転固定部材
3d:窓部 4a:意匠枠(上)
4b:意匠枠(下) 5a:金具
5b:金具 5c:金具
8:遊技盤 9:窓部
12:上皿 21a:投光部
21b:投光部 21c:投光部
21d:投光部 21e:投光部
21f:投光部 21g:投光部
22a:受光部 22b:受光部
22c:受光部 22d:受光部
22e:受光部 22f:受光部
22g:受光部
25a:ガイドレール 25b:ガイドレール
26:遊技領域 27:遊技釘
28:液晶枠飾り 28a:窓部
31:始動口 32:始動口
33:大入賞口ユニット 33a:大入賞口
34:アウト口 35:入賞口ユニット
35a:一般入賞口 35b:一般入賞口スイッチ
38:前面枠閉鎖スイッチ 39a:意匠枠閉鎖スイッチ
39b:意匠枠閉鎖スイッチ 40:普通電動役物
40b:普通電役ソレノイド 41:普通図柄表示装置
50:主制御装置 53:サブ統合装置53
54a:演出図柄制御装置 54b:演出図柄表示装置
61:外部接続端子板 62:遊技盤中継端子板
63:裏配線中継端子板 64:図柄表示装置中継端子板
65:演出中継端子板 66:払出中継端子盤
80:ベニヤ板 90:検知光経路
100:ガラス板 110:遮光壁
120:反射部材
B:ベニヤ板面 C:ガラス板面
S:隙間空間

Claims (6)

  1. 多数の遊技釘が植設されると共に、遊技部材が設けられた遊技領域を有した遊技盤と、該遊技盤を着脱可能に配置する前面枠と、
    該前面枠に軸支され、前記遊技領域の前面側に配置されたガラス板を保持する意匠枠と、
    を備えた弾球遊技機において、
    受光部と投光部とにより構成され、前記遊技領域の所定位置における遊技球の有無を検出する検知手段と、
    該検知手段による遊技球の検知が所定時間継続しているか否かを判定する異常判定手段と、
    を備え、
    前記検知手段を、ガラス板面から前記遊技釘及び前記遊技部材に至るまでの障害物の無い隙間空間に設けた
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記検知手段は、前記遊技盤に配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記検知手段は、前記意匠枠に配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  4. 前記検知手段は、前記前面枠に配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  5. 前記検知手段は、各々複数の前記受光部及び前記投光部で構成され、隣り合う該投光部から射光される検知光間の距離が遊技球の直径よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の弾球遊技機。
  6. 前記所定位置は、前記遊技領域の下部三分の一となる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の弾球遊技機。
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