JP2010136935A - ケーブル収納用トレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】安価で簡単な構造であるとともに、背面や側面を合わせるように配置された、隣り合う2つの机に対する取り付け及び取り外しが容易であって、物品やケーブル類を効率よく収納して机上や足元のスペースを有効に活用することが可能なケーブル収納用トレイを提供する。
【解決手段】ケーブル収納用トレイ1aは、長手方向の両端部に切欠き状のケーブル排出口5a,5aが設けられた底板4aと、この底板4aの両端にそれぞれ立設される一対の側板4b,4bと、底板4aに対して平行をなすように側板4b,4bの端縁から外側に向かってそれぞれ延設される縁板6,6とからなるトレイ本体2aと、側板4b,4bを挟んで底板4aに対向配置されるとともに両端部に切欠き状のケーブル挿入口5bが設けられた天板3とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】ケーブル収納用トレイ1aは、長手方向の両端部に切欠き状のケーブル排出口5a,5aが設けられた底板4aと、この底板4aの両端にそれぞれ立設される一対の側板4b,4bと、底板4aに対して平行をなすように側板4b,4bの端縁から外側に向かってそれぞれ延設される縁板6,6とからなるトレイ本体2aと、側板4b,4bを挟んで底板4aに対向配置されるとともに両端部に切欠き状のケーブル挿入口5bが設けられた天板3とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、背中合わせに配置された2つの机の間に設置されるケーブル収納用トレイに係り、特に、簡単な構造でありながらケーブル類を効率よく収納できるケーブル収納用トレイに関する。
通常、オフィスの机には電話やコンピュータあるいはその周辺機器等が設置されている。そして、それらの機器に接続される多数の通信用ケーブルや電源コード等(以下、ケーブル類という。)は、一般にフロアの上に無秩序に置かれている場合が多い。また、机の上のスペースを少しでも広くするために、足元に各種の物品が仮置きされることもある。しかしながら、フロア上に無秩序に置かれたケーブル類は絡み合い易く、断線や発熱等を引き起こす原因となる。また、フロアに置かれたケーブル類や物品類はオフィスの美観を損ねるだけでなく、荷物を運搬したり、歩行したりする際の障害となるおそれがある。そこで、これら各種の物品やケーブル類を効率よく収納する方法について、従来、提案が行われており、それに関して既にいくつかの発明や考案が開示されている。
例えば、特許文献1には、「デスク用配線ボックス装置」という名称で、フロア上に配列設置してデスク上の電気機器への配線を収納する装置に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明は、上面及び側端面部にコード類の挿通孔が設けられるとともに下面が開放され、内部に少なくとも1つのコンセント類載置用のトレイが位置可変に設置される配線ボックスを備え、この配線ボックスがデスクの前部にそって一列状に配設自在に取り付けられる脚を有し、デスクの上面と略同一レベルの高さに設置されることを特徴としている。
このような構成によれば、オフィス等の模様替えに際し、OA機器を使用するデスクと使用しないデスクが混在しても統一のとれたレイアウトとすることができる。
特許文献1に開示された発明は、上面及び側端面部にコード類の挿通孔が設けられるとともに下面が開放され、内部に少なくとも1つのコンセント類載置用のトレイが位置可変に設置される配線ボックスを備え、この配線ボックスがデスクの前部にそって一列状に配設自在に取り付けられる脚を有し、デスクの上面と略同一レベルの高さに設置されることを特徴としている。
このような構成によれば、オフィス等の模様替えに際し、OA機器を使用するデスクと使用しないデスクが混在しても統一のとれたレイアウトとすることができる。
特許文献2には、「机の後部に配設される補助ボックス、及びそれと机との連結装置」という名称で、机の上のスペースを広くするとともに執務部品を配置する際の利便性を高めることが可能な補助ボックスに関する発明が開示されている。
特許文献2に開示された発明である補助ボックスは、内面を対向させて配置される一対の側板と、この側板同士を連結する連結枠と、床面に当接するように側板の下端部に設けられる脚部とを備え、側板の前面及び後面に机等から突出する支持具を係止する係止孔が穿設された構造となっている。
このような構造の補助ボックスにおいては、床面上に自立させた状態で机に簡単かつ確実に結合させることができる。
特許文献2に開示された発明である補助ボックスは、内面を対向させて配置される一対の側板と、この側板同士を連結する連結枠と、床面に当接するように側板の下端部に設けられる脚部とを備え、側板の前面及び後面に机等から突出する支持具を係止する係止孔が穿設された構造となっている。
このような構造の補助ボックスにおいては、床面上に自立させた状態で机に簡単かつ確実に結合させることができる。
特許文献3には、既存の机の背面板に取り付けてパーソナルコンピュータや電話の信号ケーブル等を整理する「ケーブル収納ボックス」に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示された発明は、前面が開放されるとともに、机の背面板に固定手段を介して着脱自在に取り付けられる本体部と、この本体部の前面を閉塞する蓋体と、蓋体を外した状態で前面側が開放されるように、蓋体及び本体部によって構成される筐体の上面及び下面に形成されるケーブルの導入口と、筐体の内部後面に設けられた複数のケーブル支持突起物とを備えた構造となっている。
このような構造の「ケーブル収納ボックス」においては、一般の事務机に対して容易に取り付けることができる。また、ケーブル収納ボックスを使用しない場合には速やかに取り外して、机を元の状態に戻すことができる。
特開平8−140747号公報
特開平8−196348号公報
特開平8−364号公報
特許文献3に開示された発明は、前面が開放されるとともに、机の背面板に固定手段を介して着脱自在に取り付けられる本体部と、この本体部の前面を閉塞する蓋体と、蓋体を外した状態で前面側が開放されるように、蓋体及び本体部によって構成される筐体の上面及び下面に形成されるケーブルの導入口と、筐体の内部後面に設けられた複数のケーブル支持突起物とを備えた構造となっている。
このような構造の「ケーブル収納ボックス」においては、一般の事務机に対して容易に取り付けることができる。また、ケーブル収納ボックスを使用しない場合には速やかに取り外して、机を元の状態に戻すことができる。
上述の従来技術である特許文献1に開示された発明においては、自立可能な構造とする必要があるため、製造コストが高くなるおそれがあった。また、机の周囲を掃除する際に、2つの机の間に配置される4本の脚が邪魔になるという課題があった。
また、特許文献2に開示された発明においては、自立させるとともに机に係止させる必要があることから、構造が複雑になり、製造コストがアップしてしまうという課題があった。また、脚部が側板の下端部から床面に当接するように設けられているため、足元のスペースを有効に活用できないという課題があった。
特許文献3に開示された発明においては、2つの机の間に設置した場合、取り外しが容易でないという課題があった。また、収納するケーブルを入れ替えたり、追加したりする場合には、机から取り外さなければならないという課題があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、安価で簡単な構造であるとともに、机に対する取り付け及び取り外しが容易であって、物品やケーブル類を効率よく収納して机上や足元のスペースを有効に活用することが可能なケーブル収納用トレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明であるケーブル収納用トレイは、隣り合う机間に設置されるケーブル収納用トレイであって、底板と,この底板の両端にそれぞれ立設される一対の側板と,この側板の端縁から外側に向かって底板に対して平行に延設され,机の上面に載置される一対の縁板と,からなるトレイ本体と、ケーブル挿入口を有するとともに側板を挟んで底板に対向配置される天板と、を備え、この天板の幅は一対の側板の間隔以上であることを特徴とするものである。
このような構造によれば、背面や側面を合わせるように配置された2つの机の間にケーブル収納用トレイを取り付ける際に、一対の縁板が2つの机の各天板の上面にそれぞれ載置された状態でトレイ本体を支持するという作用を有する。また、トレイ本体の開口部を覆う蓋として機能するケーブル収納用トレイの天板によって、机上の利用可能スペースが拡大する。さらに、トレイ本体は、机の背面側あるいは側面側においてケーブル類を所定の高さに保持しつつ、机の両脇まで案内するという作用を有する。これにより、机の背面側あるいは側面側においてフロアにケーブル類が散乱するという事態が防止される。
このような構造によれば、背面や側面を合わせるように配置された2つの机の間にケーブル収納用トレイを取り付ける際に、一対の縁板が2つの机の各天板の上面にそれぞれ載置された状態でトレイ本体を支持するという作用を有する。また、トレイ本体の開口部を覆う蓋として機能するケーブル収納用トレイの天板によって、机上の利用可能スペースが拡大する。さらに、トレイ本体は、机の背面側あるいは側面側においてケーブル類を所定の高さに保持しつつ、机の両脇まで案内するという作用を有する。これにより、机の背面側あるいは側面側においてフロアにケーブル類が散乱するという事態が防止される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のケーブル収納用トレイにおいて、ケーブル挿入口は切欠き状に形成されることを特徴とするものである。
上記構成のケーブル収納用トレイにおいては、ケーブル類が機器等に接続された状態であっても抜き差しをする際の障害にならない。また、ケーブル挿入口の加工が容易である。
上記構成のケーブル収納用トレイにおいては、ケーブル類が機器等に接続された状態であっても抜き差しをする際の障害にならない。また、ケーブル挿入口の加工が容易である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のケーブル収納用トレイにおいて、底板はケーブル排出口を有することを特徴とするものである。
このような構造のケーブル収納用トレイにおいては、トレイ本体から排出されるケーブル類がケーブル排出口を通る際に一纏めにされて、整然と排出するという作用を有する。
このような構造のケーブル収納用トレイにおいては、トレイ本体から排出されるケーブル類がケーブル排出口を通る際に一纏めにされて、整然と排出するという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のケーブル収納用トレイにおいて、天板は、トレイ本体に対する当接面側に凸状部が設けられており、この凸状部は、縁板に対して係止可能に形成されたことを特徴とするものである。
このような構造のケーブル収納用トレイにおいては、凸状部が縁板に係止されることによってトレイ本体の幅方向に対する天板のずれが阻止されるという作用を有する。
このような構造のケーブル収納用トレイにおいては、凸状部が縁板に係止されることによってトレイ本体の幅方向に対する天板のずれが阻止されるという作用を有する。
本発明の請求項1に記載のケーブル収納用トレイにおいては、トレイ本体や天板の構造が簡単であるため、製造コストを安くすることが可能である。また、背面や側面を合わせるように配置された2つの机に対して、容易に取り付け及び取り外しを行うことができる。さらに、トレイ本体の内部にケーブル類や各種物品を効率よく収納できるとともに、ケーブル収納用トレイの天板を机の天板と同様に使用できるため、机上や机間の天板下のスペース、あるいは足元のスペースを有効に活用することが可能である。
本発明の請求項2に記載のケーブル収納用トレイにおいては、ケーブル類を機器等に接続したままでケーブル挿入口に対して抜き差しできるため、トレイ本体や天板の取り付け作業が容易である。また、ケーブル挿入口の加工が容易なため、製造コストを安くすることができる。
本発明の請求項3に記載のケーブル収納用トレイにおいては、フロア上に置かれたケーブル類を効率よくケーブル収納用トレイから排出しながら整理することができる。
本発明の請求項4に記載のケーブル収納用トレイにおいては、天板がずれ難いため、使用時の美観を維持することができると同時に机周囲の安全性を高めることができる。
以下に、本発明の最良の実施の形態に係るケーブル収納用トレイの実施例について図1乃至図6を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るケーブル収納用トレイの実施例1の外観斜視図であり、ケーブル収納用トレイを机に取り付けた状態を示している。図2は実施例1のケーブル収納用トレイの構成を示す斜視図である。図3(a)及び(b)はそれぞれ実施例1のケーブル収納用トレイの平面図及び底面図である。また、図4(a)及び(b)はそれぞれ実施例1のケーブル収納用トレイの正面図及び側面図である。
図1乃至図4に示すように、本実施例のケーブル収納用トレイ1aは背面や側面を合わせるように配置された、隣り合う机8,8の間に設置されて使用されるものであり、トレイ本体2aと天板3とを備えている。また、机8はオフィス等で一般的に用いられる事務用の机であり、矩形状の天板8aと脚部8bなどから構成される。
図1乃至図4に示すように、本実施例のケーブル収納用トレイ1aは背面や側面を合わせるように配置された、隣り合う机8,8の間に設置されて使用されるものであり、トレイ本体2aと天板3とを備えている。また、机8はオフィス等で一般的に用いられる事務用の机であり、矩形状の天板8aと脚部8bなどから構成される。
トレイ本体2aは、底板4aと、この底板4aの両端にそれぞれ立設される一対の側板4b,4bと、この側板4b,4bの端縁から外側に向かって底板4aに対して平行にそれぞれ延設される縁板6,6とを備えている。また、底板4aの長手方向(図1のX軸方向)の両端部には、切欠き状のケーブル排出口5a,5aが形成されている。
トレイ本体2aは、スチール製の矩形状の平板材を略直角に折り曲げることによって形成される。従って、底板4aと側板4b,4bと縁板6,6はいずれも矩形状をなしている。なお、これらの部材は必ずしもすべてが矩形状である必要はなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、オフィスのレイアウトの都合などにより、机8,8を平行に設置できない場合には、底板4aは台形状の方が好ましい。また、底板4aと側板4b,4bと縁板6,6の材質は、スチールに限らず、例えば、アルミニウム等の軽金属やプラスチックであっても良い。さらに、トレイ本体2aを一枚の平板で形成する代わりに、底板4aと側板4b,4bと縁板6,6のうちの少なくともいずれかを別部材とすることもできる。
側板4b,4bを挟んで底板4aに対向配置される天板3はトレイ本体2aの側板4b,4bの間隔以上の幅を有するスチール製の矩形平板材からなり、幅方向(図1のY軸方向)の両端部には切欠き状のケーブル挿入口5bが設けられている。なお、天板3の形状は本実施例に示す場合に限定されない。すなわち、矩形以外の形状であっても良い。また、天板3は必ずしもスチール製でなくともよく、例えば、アルミニウム等の軽金属製あるいはプラスチック製であっても良い。なお、本願明細書において底板4aと側板4b,4bと縁板6,6と天板3について使用される「矩形状」という表現には、「略矩形状」の場合も含まれるものとする。
トレイ本体2aは、スチール製の矩形状の平板材を略直角に折り曲げることによって形成される。従って、底板4aと側板4b,4bと縁板6,6はいずれも矩形状をなしている。なお、これらの部材は必ずしもすべてが矩形状である必要はなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、オフィスのレイアウトの都合などにより、机8,8を平行に設置できない場合には、底板4aは台形状の方が好ましい。また、底板4aと側板4b,4bと縁板6,6の材質は、スチールに限らず、例えば、アルミニウム等の軽金属やプラスチックであっても良い。さらに、トレイ本体2aを一枚の平板で形成する代わりに、底板4aと側板4b,4bと縁板6,6のうちの少なくともいずれかを別部材とすることもできる。
側板4b,4bを挟んで底板4aに対向配置される天板3はトレイ本体2aの側板4b,4bの間隔以上の幅を有するスチール製の矩形平板材からなり、幅方向(図1のY軸方向)の両端部には切欠き状のケーブル挿入口5bが設けられている。なお、天板3の形状は本実施例に示す場合に限定されない。すなわち、矩形以外の形状であっても良い。また、天板3は必ずしもスチール製でなくともよく、例えば、アルミニウム等の軽金属製あるいはプラスチック製であっても良い。なお、本願明細書において底板4aと側板4b,4bと縁板6,6と天板3について使用される「矩形状」という表現には、「略矩形状」の場合も含まれるものとする。
天板8a同士の間隔が底板4aの幅よりも広く、かつ、縁板6,6を含めたトレイ本体2aの幅Lよりも狭くなるように、背面や側面を合わせるように配置された、隣り合う机8,8の間に、底面4aを下に向けた状態でトレイ本体2aを設置した場合、上記構造のケーブル収納用トレイ1aにおいては、天板8a,8aに載置された縁板6,6によってトレイ本体2aが支持されるという作用を有する。また、天板3は、トレイ本体2aの開口部4cを覆う蓋として作用する。このとき、天板3は、机8の天板8aと略等しい高さに設置されるため、天板8aと同様の使い方をすることができる。すなわち、天板3により机上の利用可能スペースが拡大する。
また、机8の上に置かれた各種電子機器のケーブル類は天板3のケーブル挿入口5bからトレイ本体2aの内部に挿入された後、開口部4dから排出されてフロア上に配置される。すなわち、トレイ本体2aは、机8の背面側あるいは側面側においてケーブル類を所定の高さに保持しつつ、机8の両脇まで案内するという作用を有する。これにより、机8の背面側あるいは側面側においてフロアにケーブル類が散乱するという事態が防止される。さらに、ケーブル挿入口5bはトレイ本体2aの内部に挿入するケーブル類を一纏めにして、トレイ本体2aの内部に導くという作用を有する。この場合、ケーブル類によって邪魔されることなく、天板3の上面のスペースを利用することができる。また、開口部4dから排出されるケーブル類はケーブル排出口5aに通すことにより、一纏めにされて整然と排出される。これにより、フロア上に置かれたケーブル類を効率よく整理することができる。なお、ケーブル排出口5a及びケーブル挿入口5bはいずれも切欠き状に形成されているため、ケーブル類が機器等に接続された状態であっても抜き差しをする際の障害にならない。加えて、加工が容易である。
また、机8の上に置かれた各種電子機器のケーブル類は天板3のケーブル挿入口5bからトレイ本体2aの内部に挿入された後、開口部4dから排出されてフロア上に配置される。すなわち、トレイ本体2aは、机8の背面側あるいは側面側においてケーブル類を所定の高さに保持しつつ、机8の両脇まで案内するという作用を有する。これにより、机8の背面側あるいは側面側においてフロアにケーブル類が散乱するという事態が防止される。さらに、ケーブル挿入口5bはトレイ本体2aの内部に挿入するケーブル類を一纏めにして、トレイ本体2aの内部に導くという作用を有する。この場合、ケーブル類によって邪魔されることなく、天板3の上面のスペースを利用することができる。また、開口部4dから排出されるケーブル類はケーブル排出口5aに通すことにより、一纏めにされて整然と排出される。これにより、フロア上に置かれたケーブル類を効率よく整理することができる。なお、ケーブル排出口5a及びケーブル挿入口5bはいずれも切欠き状に形成されているため、ケーブル類が機器等に接続された状態であっても抜き差しをする際の障害にならない。加えて、加工が容易である。
以上説明したように、本実施例のケーブル収納用トレイ1aにおいては、トレイ本体2aや天板3の構造が簡単であり、また、ケーブル排出口5a及びケーブル挿入口5bの加工が容易なため、製造コストを安くすることが可能である。さらに、ケーブル収納用トレイ1aを背面や側面を合わせるように配置された、隣り合う2つの机8,8に対して取り付ける場合、2枚の縁板6,6が机8,8の天板8a,8aのそれぞれの上面に載置されるように、机8,8の間にトレイ本体2aを配置するだけでよい。すなわち、ケーブル収納用トレイ1aにおいては、机8,8に対して取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。さらに、トレイ本体2aの内部にはケーブル類や各種物品を効率よく収納することが可能であり、天板3は机8の天板8aと同様の使い方をすることができる。これにより、机上や机間の天板下のスペース、あるいは足元のスペースを有効に活用することが可能となる。さらに、ケーブル類を機器等に接続したままでケーブル排出口5a及びケーブル挿入口5bに対して抜き差しできるため、トレイ本体2aや天板3の取り付け作業が容易である。
なお、本発明のケーブル収納用トレイは、本実施例に示す場合に限定されるものではない。例えば、ケーブル排出口5a及びケーブル挿入口5bの設置箇所や個数は本実施例に示したものに限らず、適宜変更可能である。また、ケーブル排出口5a及びケーブル挿入口5bを切欠き状にせずに、孔形状にすることもできる。
図5(a)及び(b)はそれぞれ本発明の実施の形態に係るケーブル収納用トレイの実施例2の天板の平面図及び側面図であり、(c)は実施例2のケーブル収納用トレイの側面図である。なお、図5(b)及び(c)では、天板に設けられた突起部とトレイ本体との位置関係が明確になるように、天板とトレイ本体の厚さが実際の場合(図4(b)参照)よりも厚く示されている。また、図1乃至図4に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5(a)及び(b)に示すように、本実施例のケーブル収納用トレイ1bは実施例1のケーブル収納用トレイ1aの天板3において、トレイ本体2bに対する当接面側の両端縁近傍に縁板6,6に係止可能に形成された凸状部7,7が設けられたことを特徴とする。なお、図5(c)に示すように、凸状部7,7の間隔は、縁板6,6を含めたトレイ本体2bの幅Lよりも広く設定されている。
このような構造によれば、天板3を用いてトレイ本体2bの開口部4cを覆った際に、凸状部7,7が縁板6,6に係止することにより、天板3のトレイ本体2bの幅方向(図1のY軸方向)への移動が阻止される。このように、本実施例のケーブル収納用トレイ1bにおいては、トレイ本体2bの幅方向に対して天板3がずれないため、使用時の美観を維持することができると同時に机周囲の安全性を高めることができる。
図5(a)及び(b)に示すように、本実施例のケーブル収納用トレイ1bは実施例1のケーブル収納用トレイ1aの天板3において、トレイ本体2bに対する当接面側の両端縁近傍に縁板6,6に係止可能に形成された凸状部7,7が設けられたことを特徴とする。なお、図5(c)に示すように、凸状部7,7の間隔は、縁板6,6を含めたトレイ本体2bの幅Lよりも広く設定されている。
このような構造によれば、天板3を用いてトレイ本体2bの開口部4cを覆った際に、凸状部7,7が縁板6,6に係止することにより、天板3のトレイ本体2bの幅方向(図1のY軸方向)への移動が阻止される。このように、本実施例のケーブル収納用トレイ1bにおいては、トレイ本体2bの幅方向に対して天板3がずれないため、使用時の美観を維持することができると同時に机周囲の安全性を高めることができる。
なお、凸状部7は天板3と同一部材であっても良いし、別部材であっても良い。例えば、ゴムなどの弾性部材を天板3に張り付けて凸状部7を形成しても良い。この場合、机8の天板8aと凸状部7との間に大きな摩擦力が発生するため、凸状部7が縁板6に係止していない状態でも天板3のずれを確実に防ぐことができる。また、天板3の端縁を折り曲げて凸状部7を形成することもできる。さらに、図5では,凸状部7が天板3の端縁に沿って細長く形成されているが、凸状部7の形状や個数は図5に示す場合に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
図6は本発明の実施の形態に係るケーブル収納用トレイの実施例3の側面図である。なお、図6は実施例1の図4(b)あるいは実施例2の図5(c)に対応するものであるが、便宜上、拡大して示されている。また、図1乃至図5に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施例のケーブル収納用トレイ1cは実施例1のケーブル収納用トレイ1aにおいて、机8の天板8aの端部を挿設可能に形成される凹状部4e,4eがトレイ本体2cの側板4b,4bの上部に設けられたことを特徴とする。
このような構造によれば、机8に対してトレイ本体2cが確実に固定されるため、使用時の安全性が向上する。また、トレイ本体2cは机8の天板8aの下に側板4bが張り出すように形成されるため、実施例1や実施例2の場合よりもケーブルを収納可能な空間が増えることになる。すなわち、本実施例のケーブル収納用トレイ1cにおいては、机8の天板8aの下のスペースを有効活用することが可能である。
図6に示すように、本実施例のケーブル収納用トレイ1cは実施例1のケーブル収納用トレイ1aにおいて、机8の天板8aの端部を挿設可能に形成される凹状部4e,4eがトレイ本体2cの側板4b,4bの上部に設けられたことを特徴とする。
このような構造によれば、机8に対してトレイ本体2cが確実に固定されるため、使用時の安全性が向上する。また、トレイ本体2cは机8の天板8aの下に側板4bが張り出すように形成されるため、実施例1や実施例2の場合よりもケーブルを収納可能な空間が増えることになる。すなわち、本実施例のケーブル収納用トレイ1cにおいては、机8の天板8aの下のスペースを有効活用することが可能である。
本発明の請求項1乃至請求項4に記載された発明は、オフィスに限らず、工場等の作業現場において背面や側面を合わせるように配置された、隣り合う2台の机の間に設置してケーブル類や各種物品を収納する場合に適用可能である。
1a〜1c…ケーブル収納用トレイ 2a〜2c…トレイ本体 3…天板 4a…底板 4b…側板 4c,4d…開口部 4e…凹状部 5a…ケーブル排出口 5b…ケーブル挿入口 6…縁板 7…凸状部 8…机 8a…天板 8b…脚部
Claims (4)
- 隣り合う机間に設置されるケーブル収納用トレイであって、
底板と,この底板の両端にそれぞれ立設される一対の側板と,この側板の端縁から外側に向かって前記底板に対して平行に延設され,前記机の上面に載置される一対の縁板と,からなるトレイ本体と、ケーブル挿入口を有するとともに前記側板を挟んで前記底板に対向配置される天板と、を備え、この天板の幅は前記一対の側板の間隔以上であることを特徴とするケーブル収納用トレイ。 - 前記ケーブル挿入口は、切欠き状に形成されることを特徴とする請求項1記載のケーブル収納用トレイ。
- 前記底板は、ケーブル排出口を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケーブル収納用トレイ。
- 前記天板は、前記トレイ本体に対する当接面側に凸状部が設けられており、この凸状部は、前記縁板に対して係止可能に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のケーブル収納用トレイ。
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Cited By (2)
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2008
- 2008-12-12 JP JP2008317437A patent/JP2010136935A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101674809B1 (ko) * | 2015-06-15 | 2016-11-09 | 김기찬 | 인터넷 카페용 매립형 책상 |
KR101674810B1 (ko) * | 2015-06-15 | 2016-11-09 | 김기찬 | 인터넷 카페용 매립형 책상 |
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