JP2010136325A - ワイヤレス画像伝送装置とワイヤレス画像受信装置とワイヤレス画像送信装置並びにワイヤレス画像伝送方法とワイヤレス画像受信方法とワイヤレス画像送信方法 - Google Patents

ワイヤレス画像伝送装置とワイヤレス画像受信装置とワイヤレス画像送信装置並びにワイヤレス画像伝送方法とワイヤレス画像受信方法とワイヤレス画像送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低遅延で高品質なリアルタイム動画像を表示可能なワイヤレス画像伝送装置及びワイヤレス画像受信装置等を提供する事を目的とする。
【解決手段】画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与部と、供給される監視情報に応じて画像データの非表示期間の長さを調整する非表示期間調整部とを備え、画像データを送信すると共に監視情報を受信する自走式の送信部と、受信した画像データから垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部と、垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、マーカ位置が所定の範囲内にない場合に、所定の範囲内となるように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成するマーカ位置監視部とを備え、画像データを受信すると共に監視情報を送信部にフィードバックする自走式の受信部とを備えるワイヤレス画像伝送装置とする。
【選択図】図1a

Description

本発明は、信頼性の高い被写体画像を表示できるワイヤレス画像伝送装置及びワイヤレス画像受信装置等に関する。
被写体を撮像するカメラと、そのカメラで撮像した被写体画像を表示する液晶表示装置等との距離が離れている場合に、被写体を撮像した画像データをカメラから表示装置まで所望の時間で伝送する必要がある。
このような伝送方法として、例えば表示装置側で発生させた同期信号を電源電圧と共に重畳し、同軸ケーブルなどのケーブルを介してカメラ側に送るカメラシステムが知られている。このカメラシステムにおいては、カメラ側で被写体を撮像して得られた映像信号を、受信した同期信号に同期させて複合映像信号を生成し、その複合映像信号を同一の同軸ケーブルを介して表示装置側に送る。
表示装置側では、同軸ケーブルを介して受信した複合映像信号を同軸ケーブル上の信号から分離して液晶表示装置に出力し、再生映像を得る。このようなカメラシステムを使用した監視装置などでは、表示装置側とカメラ側との距離が遠隔となるため、両者を結ぶ有線ケーブルは、一般的に長くなる傾向にある。
その結果、表示装置に出力される映像信号の位置は、表示装置側で発生させた同期信号に対する本来の位置よりも同軸ケーブル長の往復にかかる時間相当分の遅延を生じることになる。このような遅延は、カラーバースト信号と映像信号の色副搬送波の位相関係のずれとなり、また色相の違いとなってモニタ等の表示装置に現れ、色再現性に影響を及ぼすことが懸念される。
従来、伝送ケーブル長に起因する位相遅延等を調整するための技術として、カメラ側からマーカを重畳して制御装置側に送り、伝送ケーブルによる伝送遅延時間を計測する対応例が知られている。この対応例は、伝送遅延時間の計測結果を制御装置からカメラ側へコマンドとして送り、カメラ側において、このコマンドに応じて映像信号の位相を進めて同期信号に重畳する技術である。このような技術の一例は、例えば下記特許文献1に提案されている。
特開2001−103573号公報
カメラ画像データ等を無線送信する送信側と送信側から無線送信されたカメラ画像データ等を受信する受信側との間で非同期・非同調となれば、様々な不都合の発生が懸念される。同期ずれが大きくなると、例えば被写体画像の一部のフレーム等が欠落したり、逆にフレームが重複表示されたりすることにより、表示された画像品質が劣化するという不都合が生じ得る。
また、被写体画像を信頼性高くリアルタイムに表示する必要がある車両後方確認装置等のカメラシステムにおいては、可能な限り遅延を低減した高信頼性のカメラシステムとする事が望まれる。
本発明は、上述のような問題点に鑑み為されたものであり、低遅延で高品質なリアルタイム動画像を表示可能なワイヤレス画像伝送装置及びワイヤレス画像受信装置等を提供する事を目的とする。
この発明にかかるワイヤレス画像伝送装置のある態様は、画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与部と、供給される監視情報に応じて画像データの非表示期間の長さを調整する非表示期間調整部とを備え、画像データを送信すると共に監視情報を受信する自走式の送信部と、受信した画像データから垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部と、マーカ抽出部が抽出した垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、マーカ位置が所定の範囲内にない場合に、マーカ位置が所定の範囲内となるように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成するマーカ位置監視部とを備え、画像データを受信すると共に監視情報を送信部にフィードバックする自走式の受信部とを備える。
また、この発明にかかるワイヤレス画像伝送装置の態様は、受信部が、更に、マーカ位置が所定の範囲内に存在しない回数が基準回数を超えた場合、所定の範囲を狭める範囲変更部を備え、マーカ位置監視部が、範囲変更部によって所定の範囲が狭められた後は、マーカ位置が狭められた範囲内に存在しない場合、マーカ位置が狭められた範囲内に存在するように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成してもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像伝送装置の態様では、範囲変更部は、マーカ位置が所定の範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数が基準回数を超えた場合、下限を所定の範囲の上限寄りに変更することにより所定の範囲を狭め、マーカ位置が上限より時間的に遅い位置に位置する回数が基準回数を超えた場合、上限を下限寄りに変更することにより所定の範囲を狭めてもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像伝送装置の他の態様では、画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与部と、供給される監視情報に基づき、受信側での垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、所定の範囲内にない場合に、画像データの非表示期間を伸縮してマーカ位置を所定の範囲内となるように調整する非表示期間調整部とを備え、画像データを送信すると共に監視情報を受信する自走式の送信部と、受信した画像データから垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部と、マーカ抽出部が抽出した垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置を検出して、そのマーカ位置を示す位置情報を含む監視情報を生成するマーカ位置監視部とを備え、画像データを受信すると共に監視情報を送信部にフィードバックする自走式の受信部とを備える。
また、この発明にかかるワイヤレス画像伝送装置の態様は、送信部が、更に、マーカ位置が所定の範囲内に存在しない回数が基準回数を超えた場合、所定の範囲を狭める範囲変更部を備え、非表示期間調整部が、範囲変更部によって所定の範囲が狭められた後は、マーカ位置が狭められた範囲内に存在しない場合、マーカ位置が狭められた範囲内に存在するように画像データの非表示期間を調整してもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像伝送装置の態様は、範囲変更部は、マーカ位置が所定の範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数が基準回数を超えた場合、下限を所定の範囲の上限寄りに変更することにより所定の範囲を狭め、マーカ位置が上限より時間的に遅い位置に位置する回数が基準回数を超えた場合、上限を下限寄りに変更することにより所定の範囲を狭めてもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像伝送装置の態様は、好ましくは所定の範囲が、垂直ブランキング期間内における所定の範囲であってもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像伝送装置の態様は、さらに好ましくは非表示期間調整部が、垂直ブランキング期間内における水平ブランキング期間の伸縮により画像データの非表示期間の長さを調整してもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像伝送装置の態様は、さらに好ましくは非表示期間調整部が、画像データの非表示期間の終端タイミングを、マーカ位置が所定の期間内となるように伸縮して画像データの非表示期間の長さを調整してもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像受信装置のある態様は、受信した画像データが有する垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部と、マーカ抽出部が抽出した垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、マーカ位置が所定の範囲内にない場合に、マーカ位置が所定の範囲内となるように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成するマーカ位置監視部と、画像データを受信すると共に監視情報を送信する自走式の送受信部とを備える。
また、この発明にかかるワイヤレス画像受信装置の態様は、更に、マーカ位置が所定の範囲内に存在しない回数が基準回数を超えた場合、所定の範囲を狭める範囲変更部を備え、マーカ位置監視部が、範囲変更部によって所定の範囲が狭められた後は、マーカ位置が狭められた範囲内に存在しない場合、マーカ位置が狭められた範囲内に存在するように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成してもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像受信装置の態様では、範囲変更部は、マーカ位置が所定の範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数が基準回数を超えた場合、下限を所定の範囲の上限寄りに変更することにより所定の範囲を狭め、マーカ位置が上限より時間的に遅い位置に位置する回数が基準回数を超えた場合、上限を下限寄りに変更することにより所定の範囲を狭めてもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像受信装置の他の態様は、受信した画像データが有する垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部と、マーカ抽出部が抽出した垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置を検出して、そのマーカ位置を示す位置情報を含む監視情報を生成するマーカ位置監視部と、画像データを受信すると共に監視情報を送信する自走式の送受信部とを備える。
また、この発明にかかるワイヤレス画像受信装置の態様は、好ましくはマーカ位置監視部が、マーカ位置が垂直ブランキング期間における所定の範囲内にあるか否かを監視してもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像受信装置の態様は、さらに好ましくはマーカ位置監視部が、垂直ブランキング期間の開始に対応してカウント値を順次カウントアップし、マーカ位置に対応するカウント値が所定のカウント値の範囲内にあるか否かを監視することにより、マーカ位置が垂直ブランキング期間の所定の期間内であるか否かを監視するマーカ位置監視部であってもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像送信装置のある態様は、画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与部と、供給される監視情報に応じて画像データの非表示期間の長さを調整する非表示期間調整部と、画像データを送信すると共に監視情報を受信する自走式の送受信部と、を備え、監視情報は、画像データの受信側において、垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にない場合に、マーカ位置が所定の範囲内となるように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含むものとする。
また、この発明にかかるワイヤレス画像送信装置の他の態様は、画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与部と、供給される監視情報に基づき、画像データの受信側での垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、所定の範囲内にない場合に、画像データの非表示期間を伸縮してマーカ位置を所定の範囲内となるように調整する非表示期間調整部と、画像データを送信すると共に監視情報を受信する自走式の送受信部と、を備え、監視情報は、画像データの受信側において検出された、垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置を示す位置情報を含むものとする。
また、この発明にかかるワイヤレス画像送信装置の態様は、更に、マーカ位置が所定の範囲内に存在しない回数が基準回数を超えた場合、所定の範囲を狭める範囲変更部を備え、非表示期間調整部が、範囲変更部によって所定の範囲が狭められた後は、マーカ位置が狭められた範囲内に存在しない場合、マーカ位置が狭められた範囲内に存在するように画像データの非表示期間を調整してもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像送信装置の態様は、範囲変更部は、マーカ位置が所定の範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数が基準回数を超えた場合、下限を所定の範囲の上限寄りに変更することにより所定の範囲を狭め、マーカ位置が上限より時間的に遅い位置に位置する回数が基準回数を超えた場合、上限を下限寄りに変更することにより所定の範囲を狭めてもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像送信装置の態様は、好ましくは非表示期間調整部が、垂直ブランキング期間内における水平ブランキング期間の伸縮により画像データの非表示期間を調整してもよい。
また、この発明にかかるワイヤレス画像送信装置の態様は、さらに好ましくは非表示期間調整部が、画像データの非表示期間の終端タイミングを、マーカ位置が所定の期間内となるように伸縮して画像データの非表示期間の長さを調整してもよい。
この発明にかかるワイヤレス画像伝送方法のある態様は、自走式の送信部が送信する画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与工程と、自走式の受信部が受信した画像データから垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出工程と、受信部がマーカ抽出工程で抽出した垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視するマーカ位置監視工程と、マーカ位置が所定の範囲内にない場合に、受信部が、マーカ位置が所定の範囲内となるように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成する工程と、受信部が監視情報を送信部にフィードバックする工程と、送信部がフィードバックされた監視情報に応じて画像データの非表示期間の長さを調整する非表示期間調整工程とを有する。
この発明にかかるワイヤレス画像伝送方法の他の態様は、自走式の送信部が送信する画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与工程と、自走式の受信部が受信した画像データから垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出工程と、受信部がマーカ抽出工程で抽出した垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置情報を含む監視情報を生成する工程と、受信部が、生成した監視情報を送信部にフィードバックする工程と、送信部がフィードバックされた監視情報に基づき、受信部での垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、所定の範囲内にない場合に、画像データの非表示期間を伸縮してマーカ位置を所定の範囲内となるように調整する非表示期間調整工程とを有する。
この発明にかかるワイヤレス画像受信方法のある態様は、受信した画像データが有する垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出工程と、マーカ抽出工程で抽出した垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視するマーカ位置監視工程と、マーカ位置が所定の範囲内にない場合に、マーカ位置が所定の範囲内となるように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成する工程と、生成した監視情報を送信する送信工程とを有する。
この発明にかかるワイヤレス画像受信方法の他の態様は、受信した画像データが有する垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出工程と、マーカ抽出工程で抽出した垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置情報を含む監視情報を生成する工程と、生成した監視情報を送信する送信工程とを有する。
この発明にかかるワイヤレス画像送信方法のある態様は、送信する画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与工程と、供給される監視情報に応じて画像データの非表示期間の長さを調整する非表示期間調整工程と、を有し、監視情報は、画像データの受信側において、垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にない場合に、マーカ位置が所定の範囲内となるように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含むものとする。
この発明にかかるワイヤレス画像送信方法の他の態様は、送信する画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与工程と、供給される監視情報に基づき、画像データの受信側での垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視するマーカ位置監視工程と、マーカ位置が所定の範囲内にない場合に、画像データの非表示期間を伸縮してマーカ位置を所定の範囲内となるように調整する非表示期間調整工程と、を有し、監視情報は、画像データの受信側において検出された、垂直同期マーカの画像データ中におけるマーカ位置を示す位置情報を含むものとする。
本発明により、低遅延で高品質なリアルタイム動画像を表示可能なワイヤレス画像伝送装置及びワイヤレス画像受信装置等を実現できる。
車両用ワイヤレス画像伝送装置のシステム構成を示す図である。 マーカ位置監視部の構成を例示する概念ブロック図である。 受信信号処理部で行う画像データ処理を概念的に説明するチャート図である。 マーカ許容範囲の下限側範囲外にマーカがある場合を示す図である。 マーカ許容範囲の上限側範囲外にマーカがある場合を示す図である。 画像データのフレーム構成を概念的に説明する図である。 送信側垂直同期信号と受信側垂直同期信号との同期ずれを模式的に示す概念図である。 マーカ付与部の構成例を示すブロック概念図である。 マーカ位置検出カウンタのカウント動作の典型例を示すフロー概念図である。 車両用ワイヤレス画像伝送装置の動作を詳述するフロー図である。 第二の実施形態にかかる送信側のブランキング期間調整部の構成を概念的に例示するブロック図である。 第二の実施形態にかかる車両用ワイヤレス画像伝送装置の動作処理を概念的に示すフロー図である。 第三の実施形態の受信信号処理部の構成図である。 マーカ許容範囲の下限の変更を説明するための図である。 マーカ許容範囲の上限の変更を説明するための図である。 マーカ位置監視部及び範囲変更部の動作の各ステップを示すフローチャートである。 第四の実施形態の送信信号処理部の構成図である。
実施形態で例示する車両用ワイヤレス画像伝送装置は、撮像装置と表示装置とが各々独立したクロックに基づき動作する自走式動作をする。また例示する撮像装置と表示装置とは、互いに同期をとるための専用のマイコンや専用のメモリ等を有しなくてもよい。
この車両用ワイヤレス画像伝送装置は、撮像装置側で付与する同期マーカ信号と表示装置側で行うマーカ検出処理とで、撮像装置と表示装置との間の所望の同期をとる調整を撮像装置側で行う。従って、各々のクロックの周波数や位相に微妙なズレが生じた場合においても、速やかに同期し整合がとれるように調整可能である。
このため、画像表示に画像データが間に合わない信号遅延や、画像表示が画像データに対して遅延するオーバフローの発生を低減できる。従って、いわゆるフレーム欠落やフレーム重複による画像劣化を防止し、高品質な画像表示が可能となる。そこで、以下図面に基づいて実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の説明において、画像データとは実質的に有効な被写体画像自体のデータのみを意味するものではなく、その他のデータ伝送・通信・表示等に必要な付随する付加データを含んでも良いものとする。
(第一の実施形態)
図1aは、車両用ワイヤレス画像伝送装置100のシステム構成を示す図である。車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、車両の後方に備えられる後方確認用のカメラ10を備える。
カメラ10で撮像された車両後方の被写体の画像データは、送信側ユニット20に入力される。送信側ユニット20で所定の送信処理等が為された画像データは、送受信バッファ30へ一時記憶され、無線TXモジュール40から無線送信される。
また、車両用ワイヤレス画像伝送装置100の無線TXモジュール40から送信された画像データは、無線RXモジュール50で受信される。無線RXモジュール50で受信された画像データは、送受信バッファ60に一時記憶され、受信側ユニット70で所定の受信処理等が為される。
受信側ユニット70で処理された画像データは、LCD等の表示装置であるモニタ80に表示され車両運転者等に視認可能となる。また、車両運転者等は、モニタ80を視認することで、車両後方の安全確認や状況把握が行える。
また、送信側ユニット20は、カメラからの画像データを受け取る入力インターフェース21を備える。また、送信側ユニット20は、入力インターフェース21を介して取得した画像データを一時記憶する入力バッファ22を備える。また、送信側ユニット20は、入力バッファ22に一時記憶された画像データを、無線送信が可能なように信号処理をする送信信号処理部23を備える。
また、送信信号処理部23は、送信側ユニット20内の各デバイス間での同期をとるため、基準クロックを発生させる送信側クロック生成器24を備える。また、送信信号処理部23は、送信側ユニット20から送信する画像データのフレーム先頭部に垂直同期マーカを付与するマーカ付与部25を備える。また、送信信号処理部23は、マーカ位置監視部72が検出するマーカ位置に基づき、当該マーカが所定の範囲内に位置するように画像データの垂直ブランキング期間を調整するブランキング期間調整部26を備える。
また、受信側ユニット70は、被写体画像をモニタ80に表示させるために画像データを出力する出力インターフェース76を備える。また、出力インターフェース76へ画像データを出力するために一時記憶する出力バッファ75を備える。また、受信した画像データに所望の処理を行う受信信号処理部77を備える。
また、受信信号処理部77は、受信側ユニット70内の各デバイス間での同期をとるため、基準クロックを発生させる受信側クロック生成器73を備える。また、受信信号処理部77は、受信した画像データ中に含まれている、送信側ユニット20で付与された垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部71を備える。
また、受信信号処理部77は、マーカ抽出部71が抽出した垂直同期マーカが、受信側垂直ブランキング期間を含めた一連のシリアル画像データの中のどの位置に存在するのかを検出するマーカ位置監視部72を備える。マーカ位置監視部72が検出した監視情報(典型的にはマーカ位置関連の情報)は、送受信バッファ60を介して無線RXモジュール50から送信側ユニット20へとフィードバックされる。フィードバックされる監視情報は、無線TXモジュール40で受信されて送受信バッファ30を介して送信側ユニット20のブランキング期間調整部26へ入力される。なお、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、上述の構成に加え、各装置やデバイス間に他の構成や機能を追加的に備え有していてもよい。
上述の車両用ワイヤレス画像伝送装置100において、マーカ付与部25が画像フレームデータの先頭部に付与したマーカをマーカ抽出部71が抽出する。マーカ位置監視部72は、マーカ抽出部71が抽出するマーカが予め定められた所定の範囲内にあるのか否かを監視する。
そして、マーカが所定の範囲内になければ、ブランキング期間調整部26が画像データの垂直ブランキング期間のうち水平ブランキング期間のみを長短調整する。これにより、受信側ユニット70で処理する画像データ全体のクロック位相等が調整され、送信側ユニット20のクロックと同期整合がとれたクロックとでき、同期がとれた送受信が行える。
また、カメラ10は、複数台であってもよい。カメラ10が複数台の場合には、現在受信ユニット70と画像データを送受信している一又は複数のカメラ10との関係で、クロック位相等が調整される。
次に、図2を用いてマーカ位置監視部72が行うマーカの検出や監視処理等について詳細に説明する。図2は、受信信号処理部77で行う画像データの処理を概念的に説明するチャート図である。
図2(a)は、無線TXモジュール40から送信される画像データの垂直同期信号(TVsync)を説明するチャート図である。図2(a)に示すように送信側ユニット20では、送信側クロック生成器24で発生する基準クロックに基づき、送信側垂直ブランキング期間2aを有する画像フレームデータの先頭部分に、マーカ付与部25がマーカを付与する。マーカ付与部25が付与するマーカは、マーカ抽出部71が認識して抽出できる目印信号であればよい。
また、図2(b)に示すように受信側ユニット70では、マーカ抽出部71が、無線RXモジュール50で受信した画像データから、マーカを検出してマーカ検出フラグM0を挙げる。マーカ位置に対応するマーカ検出フラグM0は、例えば受信した画像データの立ち上がりエッジ等を検出するフラグ等としてもよい。この場合には、送信側垂直ブランキング期間2aの終了とともに立ち上がる画像データのエッジ自体をマーカと見なしてもよい。
また、図2(c)は、受信側ユニット70で、受信側クロック生成器73が発生する基準クロックに基づく、受信側垂直同期信号(RVsync)を説明する図である。図2(c)に示すように、受信側ユニット70では、受信側垂直ブランキング期間2cを、送信側垂直ブランキング期間2aとは別個独立の基準クロックに基づいて有している。
すなわち、送信側ユニット20と受信側ユニット70とは、各々自走式(フリーラン)である。このため、送信側ユニット20と受信側ユニット70との間では、各々の同期信号間において、位相や周波数等が完全同一でなく相互に微妙なズレが生じている。特に、送信側ユニット20と受信側ユニット70とが配置される温度環境が異なる場合には、発振クリスタルの温度依存特性等によって、各々の周波数特性に差異が生じる場合がある。無線送信において、送信側ユニット20と受信側ユニット70との設置場所が異なる場合(例えば、送信側ユニット20が車体の外側に配置され、受信側ユニット70が車体の内側に設置されるような場合)には、双方の温度環境が大きく異なる場合も生じ得る。
また、マーカ位置監視部72は、図2(d)に示すように、マーカの位置を検出可能なように、例えば図1bに示すマーカ位置検出カウンタ721を備える。図1bは、マーカ位置監視部72の構成を例示する概念ブロック図である。そして、マーカ位置監視部72のマーカ位置検出カウンタ721は、受信側垂直ブランキング期間2cの開始と同時に初期値にリセットされて、例えば0からカウントアップを開始する。
そして、マーカ位置監視部72は、マーカ抽出部71が抽出して挙げたマーカ検出フラグM0があると、その時のマーカ位置検出カウンタ721のカウント値Nを検出することで、マーカの位置を確認することができる。マーカ位置検出カウンタ721は、垂直同期信号立ち下がりで初期値にリセットされ、受信側垂直ブランキング期間2c内のみで初期値0から順次カウントアップして計時する事とできる。
すなわち、マーカ位置監視部72は、マーカ位置検出カウンタ721のカウント値Nと、マーカ位置所定範囲記憶部722が予め記憶する所定のカウント値範囲2dと、を比較算出部723で比較し、マーカ検出フラグM0が受信側垂直ブランキング期間2cのマーカ許容範囲T内にあることを確認する。すなわち、マーカ位置監視部72は、マーカ検出フラグM0が、マーカ許容範囲T内に対応する所定のカウント値範囲2d内にあるか否かを監視する。所定のカウント値範囲2dは、マーカ許容範囲Tの下限に対応するカウント値NLから、マーカ許容範囲Tの上限に対応するカウント値Nuの範囲に対応するカウント値範囲である。なお、マーカ位置所定範囲記憶部722をフラッシュメモリ等の外部から書き換え消去可能なメモリで構成し、使用環境に応じてメンテナンス時等に、予め記憶する所定のカウント値範囲2dを適宜更新したりバージョンアップしたりすることができるものとしてもよい。
次に、ブランキング期間調整部26が、フィードバックされた監視情報に基づき、垂直ブランキング期間の調整処理について図3を用いて説明する。図3は、送信側ユニット20のマーカ付与部25で付与されたマーカが、所定のマーカ許容範囲Tの下限範囲外に検出される場合を示すものである。
図3(a)に示すように、マーカ付与部25は、送信側垂直ブランキング期間3aの最後部、すなわち実質的な被写体画像の情報を有する画像データの先頭部に対応する位置にマーカを付与する。マーカ抽出部71は、受信側ユニット70で受信する画像データに付与されているマーカをデコードして抽出し、マーカ検出フラグM1を挙げる。
図3(c)に示す例では、マーカ検出フラグM1が、受信側垂直ブランキング期間3c内にはあるものの、マーカ許容範囲T内にはなく下限NLを逸脱する。すなわち、マーカ検出フラグM1は、マーカ許容範囲T内に対応するカウント値範囲3d(NLーNu間)にはなく、下限値NLに満たないカウント値N1となる。
この場合には、ブランキング期間調整部26は、受信側垂直ブランキング期間3cの終端が相対的に早まる(図面上受信側垂直ブランキング期間3c終端を左側に移動させる)ように、送信側垂直ブランキング期間3aの終端タイミングを伸長する処理をする。送信側垂直ブランキング期間3aの終端タイミングを伸長する処理により、送信側垂直ブランキング期間3aの終端タイミングを遅らせて、図3(a)に示す送信側垂直ブランキング期間3aの終端タイミングが右側にずれる。
これにより、伸長処理後の送信側垂直ブランキング期間3aと受信側垂直ブランキング期間3cとを同期調整し、図2に示す所定のマーカ許容範囲T内のずれ範囲以内に収めることができる。従って、同期調整用の専用マイコンや専用バッファリングメモリ、高精度な発振器等を用いることなく、安価にフレーム欠落やフレーム重複を抑止可能となる。
また、フレームメモリ等を介さずに処理できることで、フレームメモリへの蓄積時間に相当する遅延を低減することも可能となる。さらに、垂直ブランキング部のみ、さらに好ましくはその水平ブランキング部のみのクロック単位での制御となるので、実質的な画像データに影響せず、いわゆる色ずれやいわゆるガタ等の発生を抑止し、画質へ悪影響が生じる懸念を低減させる効果が期待できる。
次に、ブランキング期間調整部26が垂直ブランキング期間の調整をする他の処理について図4を用いて説明する。図4は、送信側ユニット20のマーカ付与部25で付与されたマーカが、所定のマーカ許容範囲Tの上限範囲外に検出される場合を示すものである。
図4(a)に示すように、マーカ付与部25は、送信側垂直ブランキング期間4aの最後部、すなわち実質的に被写体画像の情報を有する画像データの先頭部に対応する位置に、マーカを付与する。マーカ抽出部71は、受信側ユニット70で受信する画像データから、マーカ抽出部71が付与したマーカをデコードして抽出し、マーカ検出フラグM2を挙げる。
図4(c)に示す例では、マーカ検出フラグM2は、受信側垂直ブランキング期間4c内にはあるものの、マーカ許容範囲T内にはなく上限NLを逸脱する。すなわち、マーカ検出フラグM2は、マーカ許容範囲T内に対応するカウント値範囲4d(NLーNu間)にはなく、上限値Nuを超えるカウント値N2である。
この場合には、ブランキング期間調整部26は、受信側垂直ブランキング期間4cの終端を相対的に遅延させる(図面上受信側垂直ブランキング期間4cの終端を右側に移動させる)ように、送信側垂直ブランキング期間4aの終端タイミングを短縮する処理をする。
これにより、送信側垂直ブランキング期間4aと受信側垂直ブランキング期間4cとを、図2に示す所定のマーカ許容範囲T内のずれ範囲内に収めることができる。また、フレームメモリ等を介さずに処理し、遅延等を低減することも可能となる。さらに、ブランキング部のみのクロック単位での制御となるので、実質的な画像データへの影響が少なく、いわゆる色ずれやいわゆるガタの発生を抑止し、表示画質へ悪影響が生じる懸念を低減する効果が期待できる。
また、上述した図2乃至図4の説明において、送受信間でのフィードバック通信所要時間に対応させて、同期ずれが大きくなりすぎる前に早めに同期調整が行われるように、マーカ許容範囲Tを狭めに設定することが好ましい。例えば、送受信間でのフィードバック通信所要時間が長くかかる場合には、マーカ許容範囲Tをかなり狭めに設定し、送受信間でのフィードバック通信所要時間が長くかからない場合には、マーカ許容範囲Tをあまり狭くせずに設定する程度とすることが好ましい。
これにより、送受信間でのフィードバック通信所要時間が長くかかる場合においても、この通信所要時間中に同期ずれがさらに増大することをも見込んだ早めの同期調整が可能となるので、リアルタイムで同期遅延を低減させた画像データの通信が行える。また、送受信間でのフィードバック通信所要時間が長くかからない場合においては、マーカ許容範囲Tをそれほど狭めに設定しなくても、リアルタイムで同期遅延が低減された画像データの通信が行える。この場合には、同期調整の頻度を低減させても所望の遅延範囲で同期がとれるので省電力であり、また演算負荷を低減させた同期調整となるので好ましい。
次に、車両用ワイヤレス画像伝送装置100で処理する画像フレーム(又は画像フィールド)の構成について概要を説明する。図5は、画像データのフレーム51構成を概念的に説明する図である。
図5に示すように、受信側ユニット70の垂直同期信号58は、約260ラインあり、ライン数240本のアクティブ部54とライン数約20本の垂直ブランキング部53とを有する。
また、受信側ユニット70の水平同期信号57は、約1720クロックであり、約276クロックの水平ブランキング部55と、約1440クロックのアクティブ部56とからなる。アクティブ部54とアクティブ部56とは、画像フレームのアクティブ領域52を構成する。アクティブ領域52に対応する画像データは、被写体画像の情報を実質的に有しており、実質的に画像の表示期間に対応するものである。
また、垂直ブランキング部53は、ライン数約20本分の水平同期信号57を有するので、約20の水平ブランキング部55と約20のアクティブ部56とを有する。
ブランキング期間調整部26は、垂直ブランキング期間内の水平ブランキング期間のみ調整する。すなわち、ブランキング期間調整部26は、垂直ブランキング部53内の水平ブランキング部55のみについて、クロック単位で垂直ブランキング部53(送信側垂直ブランキング期間)の最後尾部を進めたり遅めたりする。
具体的には、ブランキング期間調整部26は、図5に示すブランキング領域59に対応するブランキング期間について、クロック数により計時カウントするカウント値を例えばプラスマイナス3〜プラスマイナス5程度の範囲で加減し、送信側で垂直ブランキング部53の終端タイミングの伸長・短縮をする。
このため、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、図6に示すように同期ずれが順次蓄積されて、次第に同期ずれ量が大きくなる状態を回避可能となる。図6は、送信側垂直同期信号と受信側垂直同期信号との同期ずれを模式的に説明する概念図である。図6に示すように、当初同期ずれがない(ΔS=0)状態であったとしても、温度差等により発振クロック特性が異なることにより、次の立ち下がりではΔAの同期ずれが生じる。
この同期ずれは、その次の立ち下がりではΔB(ΔB=2×ΔA)へと増大し、さらに次の立ち下がりではΔC(ΔC=3×ΔA)へとさらに増大する。クロック位相の相違等に起因する同期ずれは、放置すれば上述のように一般には時間の経過と共に蓄積増大していくものである。
しかし、車両用ワイヤレス画像伝送装置100においては、同期ずれが所定範囲を逸脱すると、送信側で垂直ブランキング期間をカウントするカウンタのクロック数を増減させる。これにより、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、垂直ブランキング期間を伸長または短縮して、同期ずれを解消させ、または低減させることができる。
なお、ブランキング領域59は、垂直方向と水平方向との双方についてのブランキング期間に対応するので、被写体画像の情報を実質的に含まず、画像の非表示期間に対応するものである。
次に、マーカ付与部25の処理について詳述する。図7は、マーカ付与部25の構成例を示すブロック概念図である。図7に記載するようにマーカ付与部25は画像圧縮処理部254を備え、画像圧縮処理に伴い垂直同期マーカを付与してもよい。マーカ付与部25において、マーカ記憶部251に予め格納する複数のマーカの中から最適マーカ選択部252が、画像データに最適なマーカを選択する。
また、最適マーカ挿入部253が、選択された最適マーカをデータ中に挿入する処理をする。最適なマーカは、例えば(FFFF_FF)等のマーカ抽出部71で判別認識可能なものとできる。また、マーカ付与部25において、画像圧縮処理部254がマクロブロックごとに量子化テーブル記憶部255に予め格納する量子化情報を用いて、圧縮処理する。
また、その際量子化テーブル選択部256は、そのマクロブロックの色差ブロックに適用する量子化テーブルを選択する。最適マーカ挿入部253は、画像圧縮処理部254の画像圧縮情報と最適マーカ選択部252で選択したマーカとを併合してデータ挿入する。
上述のように垂直同期マーカを、(FFFF_FF)等の識別部と、量子化テーブル選択情報部と、その他任意情報を含めたアンセラリデータ部を有する構成としてもよい。上述のようにして付与された垂直同期マーカは、無線伝送されマーカ抽出部71で抽出される。
続いて、マーカ位置監視部72が備えるマーカ位置検出カウンタ721のカウント動作例について図8を用いて詳細に説明する。図8は、マーカ位置検出カウンタ721のカウント動作概要の典型例を示すフロー概念図である。
(ステップS81)
マーカ位置監視部72は、垂直ブランキング期間が開始したか否かを判断する。マーカ位置監視部72は、例えば垂直ブランキング期間の開始による垂直同期信号の立ち下がりエッジを検出して、垂直ブランキング期間の開始を検出してもよい。垂直ブランキング期間が開始すれば、ステップS82へと進む。また、垂直ブランキング期間が開始しなければ、ステップS88へと進む。
(ステップS82)
マーカ位置検出カウンタ721は、垂直ブランキング期間の開始検出に伴うリセット信号により、カウンタ値を初期化(典型的にはカウント値=0)する。
(ステップS83)
マーカ位置監視部72は、マーカ抽出部71がマーカを抽出したか否かを判断する。例えば、マーカ位置監視部72は、マーカ抽出部71からマーカを抽出したことを示す検出信号の入力があったか否かを判断する。
マーカの抽出が無ければ、ステップS84へと進む。また、マーカの抽出があれば、ステップS89へと進む。
(ステップS84)
マーカ位置検出カウンタ721は、カウント値に1を加えた値を新たにカウント値とする。すなわち、マーカ位置検出カウンタは、1を加えることにより順次カウントアップしていくものとする。
(ステップS85)
マーカ位置監視部72は、垂直ブランキング期間が終了したか否かを判断する。マーカ位置監視部72は、例えば垂直ブランキング期間の終了による垂直同期信号の立ち上がりエッジを検出してもよく、これにより垂直ブランキング期間の終了を検出してもよい。垂直ブランキング期間が終了すれば、ステップS86へと進む。また、垂直ブランキング期間が終了しなければ、ステップS83へと戻る。
(ステップS86)
マーカ位置検出カウンタ721は、カウンタ値をホールドする。
(ステップS87)
受信信号処理部77は、画像データの受信が終了したか否かを判断する。画像データの受信が終了すれば、マーカ位置検出カウンタ721の垂直ブランキング期間のカウントアップ動作のフローを終了する。画像データの受信が終了しなければ、ステップS81へと戻る。
(ステップS88)
マーカ位置監視部72は、受信側においてブランキング期間であるか否かを判断する。画像データがブランキング期間であれば、ステップS83へと進む。また、ブランキング期間でなければ、ステップS86へと進む。
(ステップS89)
マーカ位置監視部72の比較算出部723は、カウンタ値がマーカ許容範囲(T)に対応するカウント値範囲2d内であるか否かを判断する処理をする。カウント値範囲2dは、予めマーカ位置監視部72のマーカ位置所定範囲記憶部722に記憶されているものとする。また、所定のカウント値範囲3d,4dの場合においても同様であり、2dと3dと4dとは同一の値としてもよい。
また、マーカ位置が所定範囲内であるか否かの判断を受信側で処理する場合には、マーカ位置監視部72が上述の処理を実行し、監視情報としてマーカ許容範囲Tからの逸脱量を送信側にフィードバックする。
また、マーカ位置が所定範囲内であるか否かの判断を受信側で処理しない場合には、受信側ユニット70は、カウンタ値を送信側にフィードバックする。すなわち、受信側ユニット70は、監視情報としてマーカ位置情報を送信側にフィードバックする。この場合においてカウンタ値は、マーカ位置情報の典型例である。すなわち、マーカ位置が所定範囲内であるか否かの判断を送信側で処理する場合には、受信側ユニット70がマーカ位置情報を監視情報として送信側にフィードバック処理する。この処理については、後に詳述するので、ここでは説明を省略する。
このステップS89で説明したように、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、受信側ユニット70においてマーカ許容範囲Tからの逸脱量とそれに対応する必要調整量とを演算してもよい。また、このステップS89で説明したように、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、受信側ユニット70においてマーカ位置の検出のみをしてマーカ位置情報(典型的にはカウンタ値)を送信側ユニット20にフィードバックし、送信側ユニット20でマーカ許容範囲Tからの逸脱量とそれに対応する必要調整量とを演算してもよい。
次に、図9を用いて受信側ユニット70において、マーカ許容範囲Tからの逸脱量とそれに対応する必要調整量とを演算する場合について詳述する。図9は、車両用ワイヤレス画像伝送装置100の動作を詳述するフロー図である。そこで、以下図9に示す各ステップに基づいて順次説明する。
(ステップS91)
送信側ユニット20は、カメラ10から入力I/F21と入力バッファ22とを介して被写体の撮像画像を取得する。カメラ10は、CCD又はCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子から構成され、被写体からの光を光電変換して電気信号を出力する。送信側ユニット20は、送信側クロック生成器24を備えており、送信側ユニット20の設置環境に応じてクリスタル温度特性に依存したクロックにより自走するものとする。なお、クリスタルはppm程度のオーダで発振周波数の温度依存性を有するものとする。
(ステップS92)
マーカ付与部25は、送信する画像データに垂直同期マーカを付与する。マーカ付与部25は、垂直ブランキング期間の終端タイミングで画像データの立ち上がり部分に対応するタイミングで垂直同期マーカを付与してもよい。すなわち、送信信号処理部23のマーカ付与部25は、垂直同期マーカを、実質的に有効な被写体画像データとなるアクティブデータの先頭部に配置する。
(ステップS93)
送信側ユニット20は送受信バッファ30を介して、垂直同期マーカが付与された画像データを無線TXモジュール40から送信する。
(ステップS94)
受信側ユニット70は、送信側ユニット20から送信された垂直同期マーカ付きの画像データを無線RXモジュール50により受信する。受信された画像データは、受信側ユニット70の送受信バッファ60に一時的に記憶された後、受信信号処理部77で処理される。なお、受信側ユニット70は、送信側ユニット20とは別途独立にフリーラン(自走)として構成されており、各々異なるクロック生成器による基準クロックに基づいて動作する。
(ステップS95)
受信信号処理部77のマーカ抽出部71は、画像データから垂直同期マーカの抽出をする。マーカ抽出部71は垂直同期マーカを抽出すると、例えば図2(b)に示すようマーカ検出フラグM0を挙げる。
(ステップS96)
マーカ位置監視部72は、マーカ抽出部71が抽出したマーカの位置を検出する。例えば、マーカ位置監視部72は、マーカ抽出部71が挙げるマーカ検出フラグM0が、受信側垂直ブランキング期間の開始時にリセットされてカウントアップするマーカ位置検出カウンタ721のどのカウント値に対応するのかを検知してマーカ位置を監視する。
(ステップS97)
マーカ位置監視部72は、マーカ位置が所定範囲内であるか否かを判断する。マーカ位置が所定範囲内であれば、ステップS98へと進む。また、マーカ位置が所定範囲内でなければ、ステップS9cへと進む。
例えば、比較算出部723が、マーカ位置所定範囲記憶部722が記憶するマーカ許容範囲Tに対応する所定のカウント値範囲2dと、マーカ位置検出カウンタ721のマーカ検出フラグM0に対応するカウンタ値と、を比較する。そして、比較算出部723が比較した結果、マーカ検出フラグM0に対応するカウンタ値が、所定のカウント値範囲2d内にあれば、ステップS98へと進む。また、比較算出部723が比較した結果、マーカ検出フラグM0に対応するカウンタ値が、所定のカウント値範囲2d内になければ、ステップS9cへと進む。
(ステップS98)
比較算出部723は、監視情報として位相ずれが無いことを示すデータを生成して送受信バッファ60に送出する。
(ステップS99)
受信側ユニット70は、無線RXモジュール50を介して送信側ユニット20に、上述したステップS98で生成した監視情報をフィードバック送信する。
(ステップS9a)
ブランキング期間調整部26は、送信側の垂直同期信号の垂直ブランキング期間のうち、水平ブランキング期間を、フィードバックされた監視情報に基づいて調整する。典型的には、ブランキング期間調整部26は、水平ブランキング期間をクロック数により計時カウントするカウント値をプラスマイナス3程度加減することで、送信側の水平ブランキング期間の終端タイミングを早めたり遅めたりする。
ブランキング期間調整部26が、水平ブランキング期間の終端タイミングを早めたり遅めたりすることで、垂直ブランキング期間の終端タイミングを遅めたり早めたりすることができる。垂直ブランキング期間は、実質的に画像データが存在しない期間であるので、上述の処理により画像データ自体へ直接悪影響を与える懸念を低減させて、送受信間で同期タイミングの調整が可能となる。
なお、ブランキング期間等を計時するカウンタは、カウント対象となるクロック信号が入力されるクロック端子のほかに、カウント値を強制的にアップないしダウンするためのアップカウント端子およびダウンカウント端子を備える。
ブランキング期間調整部26は、カウンタのアップカウント端子又はダウンカウント端子にトリガ入力することで、カウント値をアップ又はダウンさせることができる。これにより、ブランキング期間調整部26は、送信側においてブランキング期間の延長又は短縮をすることができる。
なお、ブランキング期間調整部26による調整は、マーカ検出フラグが所定の範囲内に収まるまで数秒程度継続して行う。この為、マーカ検出フラグが所定の範囲内に収まったかどうかを確認し、監視する確認監視工程をさらに有していてもよい。
また、受信信号処理部77は、受信しデコードした画像データに所望の画像表示の為の処理を行い、表示に適した画像データへと処理する。また、受信側ユニット70は、出力インターフェース76を介してモニタ80に画像データを表示させる。上述のように、画像データは、受信側ユニット70内にて送信側のクロックと所定範囲の同調程度となるように、送信側ユニット20でタイミングが調整されており、遅延なく高画質なリアルタイム表示が可能となる。
(ステップS9b)
被写体のリアルタイム表示を高画質で行った後、撮影を終了する場合にはこの同期調整に関する処理フローを終了する。撮影を終了しない場合には、ステップS91へと戻る。なお、上述した同期調整の各処理は、画像をモニタ80に表示する間においても並行して処理できるものとする。
(ステップS9c)
比較算出部723は、マーカ抽出部71が挙げたマーカ検出フラグM0に対応するマーカ位置検出カウンタ721のカウンタ値Nが、マーカ位置所定範囲記憶部722が記憶するマーカ許容範囲Tに対応する所定のカウント値範囲2dの上限Nuより大きいか否かを判断する。
そして、比較算出部723が、マーカ抽出部71が挙げたマーカ検出フラグM0に対応するマーカ位置検出カウンタ721のカウンタ値Nが、マーカ位置所定範囲記憶部722が記憶するマーカ許容範囲Tに対応する所定のカウント値範囲2dの上限Nuより大きいと判断すれば、ステップS9dへと進む。また、比較算出部723が、マーカ抽出部71が挙げたマーカ検出フラグM0に対応するマーカ位置検出カウンタ721のカウンタ値Nが、マーカ位置所定範囲記憶部722が記憶するマーカ許容範囲Tに対応する所定のカウント値範囲2dの上限Nuより大きくないと判断すれば、ステップS9eへと進む。
(ステップS9d)
比較算出部723は、マーカ抽出部71が挙げたマーカ検出フラグM0に対応するマーカ位置検出カウンタ721のカウンタ値Nと、所定のカウント値範囲2dの上限Nuと、の差異を算出し、その値差を監視情報として送信データを生成する。
(ステップS9e)
比較算出部723は、マーカ抽出部71が挙げたマーカ検出フラグM0に対応するマーカ位置検出カウンタ721のカウンタ値Nと、所定のカウント値範囲2dの下限NLと、の差異を算出し、その値差を監視情報として送信データを生成する。
この実施形態で例示した車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、受信側ユニット70で、画像データと共に受信した垂直同期マーカを手掛かりにして送信側との同期逸脱量を算出する。そして送信側ユニット20へ、算出した同期逸脱量等をフィードバックする。従って、送信側ユニット20は、フィードバック送信された同期逸脱量に対応するカウント相当分のみ、送信側の垂直ブランキング期間の調整をカウントアップ又はカウントダウンすることにより調整することとできる。
このため、受信側ユニット70は、リアルタイムで送信側ユニット20と同期が、所望の範囲内に維持できることとなり、位相調整のための大容量のバッファリングメモリ等記憶装置を備える必要がなく、装置を小型軽量化することができる。
また、上述したステップS9aにおいて、受信側ユニット70からフィードバックされた監視情報が、位相ずれが所定の範囲内であることを示す情報であれば、送信側で同期ずれ調整をする必要がない。一方、上述したステップS9aにおいて、受信側ユニット70からフィードバックされた監視情報が、例えばカウンタ値Nが所定のカウント値範囲2dの上限Nuを超える逸脱量を示すデータであれば、ブランキング期間調整部26は、当該逸脱量に所定のカウント値範囲2dを加えたカウント相当分だけ、マーカ検出フラグM0が所定のカウント値範囲2d内であって所定のカウント値範囲2dの下限NL近傍となるように、同期調整をしてもよい。
同期ずれは、典型的には送信側ユニット20と受信側ユニット70との各クロック位相のずれによって生じ、そのずれ傾向は一定の温度環境下においてはほぼ一定の傾向を示すものとなる。このため、マーカ位置監視部72により、所定のカウント値範囲2dの上限Nuを超えてカウンタ値Nの逸脱量が検出された場合には、当面、同様のずれ傾向が継続するものと考えられる。
従って、比較算出部723は、所定のカウント値範囲2dの上限Nuを超えるカウンタ値Nとの差異(逸脱量)に所定のカウント値範囲2dを加えたカウント値を監視情報としてフィードバックしてもよい。またこの場合に、ブランキング期間調整部26はフィードバックされた、監視情報相当分だけブランキング期間を調整してもよい。これにより、次に同期調整が必要となるまでの時間を稼ぐことができ、ブランキング期間の調整頻度を低減させることができるので、演算負荷と通信負荷とを低減して省電力な車両用ワイヤレス画像伝送装置100とできる。
(第二の実施形態)
次に、送信側ユニット20でマーカ位置の比較等同期調整量の演算を実行する場合について、第二の実施形態で説明する。すなわち、第二の実施形態では、受信側ユニット70においてはマーカ位置の検出のみをしてマーカ位置情報(典型的にはカウンタ値)を送信側ユニット20にフィードバックし、送信側ユニット20でマーカ許容範囲Tからの逸脱量とそれに対応する必要調整量とを演算する。なお、第一の実施形態で例示した車両用ワイヤレス画像伝送装置100との相違点を主体として以下に説明することとし、説明の重複を避けるために同一の部位には同一の符号を付してその説明を省略することとする。
この実施形態の車両用ワイヤレス画像伝送装置100では、マーカ位置監視部72が垂直同期マーカのマーカ検出フラグM0の位置に対応するマーカ位置検出カウンタ721のカウント値Nのみを、送信側にフィードバックすればよいので、図1bに示すようなマーカ位置監視部72のマーカ位置所定範囲記憶部722と比較算出部723との構成を備えなくてもよい。従って、例えば複数のカメラ10に対して一台のモニタ80を備えるようなマルチカメラシステムにおいても、モニタ80側の演算負荷を低減させながら、リアルタイムに同期を取ることが可能となる。そこで、図10を用いて、マーカ許容範囲Tからの逸脱量とそれに対応する同期の必要調整量とを送信側で演算するブランキング期間調整部26について説明する。
図10は、第二の実施形態にかかる送信側のブランキング期間調整部26の構成を概念的に例示するブロック図である。図10に示すように、ブランキング期間調整部26は、マーカ許容範囲Tに対応する所定のカウント値範囲2d(所定のカウント値範囲3d,4dの場合も同様とする)を記憶するマーカ位置所定範囲記憶部262を備える。また、ブランキング期間調整部26は、送受信バッファ30を介してフィードバックされたカウント値Nと、マーカ位置所定範囲記憶部262が記憶するカウント値範囲2dとを比較する比較算出部263を備える。
また、垂直ブランキング期間カウント部261は、送信側の垂直ブランキング期間開始と共にリセット入力されるリセット端子と、カウントを進めるアップカウント端子と、カウントを遅らせるダウンカウント端子とを有する。比較算出部263は、上述の比較結果に基づいて、カウントを進ませるか遅らせるかを判断し、またどの程度の伸縮調整量とするのかを算出する。また比較算出部263は、算出した伸縮調整量に応じてアップカウント端子又はダウンカウント端子にトリガを出力して、垂直ブランキング期間カウント部261のカウント値を調整して、送信側の垂直ブランキング期間の好ましくは水平ブランキング期間を調整する。
また、図11は第二の実施形態にかかる車両用ワイヤレス画像伝送装置100の動作処理を概念的に示すフロー図である。そこで、図11の各ステップに基づいて、第二の実施形態にかかる車両用ワイヤレス画像伝送装置100の動作処理について以下に説明する。なお、以下の説明において、第一の実施形態で説明した図9の処理と同等の処理については、図9の説明を引用して説明を簡略に行うこととする。
(ステップS111)
上述したステップS91と説明が重複するので、ここでは説明を省略する。
(ステップS112)
上述したステップS92と説明が重複するので、ここでは説明を省略する。
(ステップS113)
上述したステップS93と説明が重複するので、ここでは説明を省略する。
(ステップS114)
上述したステップS94と説明が重複するので、ここでは説明を省略する。
(ステップS115)
上述したステップS95と説明が重複するので、ここでは説明を省略する。
(ステップS116)
上述したステップS96と説明が重複するので、ここでは説明を省略する。
(ステップS117)
マーカ位置監視部72は、マーカ抽出部71が抽出して挙げたマーカ検出フラグM0の位置に対応するカウント値Nを監視情報とする。すなわち、マーカ位置監視部72のマーカ位置検出カウンタ721は、垂直ブランキング期間2cの開始とともに順次カウントアップし、マーカ抽出部71が挙げたマーカ検出フラグM0に対応するカウント値Nを検出する。なお、本実施形態においてマーカ検出フラグM1に対応するカウント値N1、及びマーカ検出フラグM2に対応するカウント値N2の場合も同様の処理とする。
(ステップS118)
受信側ユニット70は、無線RXモジュール50を介して送信側ユニット20に、上述のステップS117で生成した監視情報をフィードバック送信する。ここで、受信側ユニット70が、送信側ユニット20にフィードバック送信する監視情報は、マーカ検出フラグM0の位置に対応するカウント値Nであり、多大な演算を必要としないマーカ位置情報であるので、受信側ユニット70は演算負荷が少なくてすむ。
(ステップS119)
比較算出部263は、フィードバックされたマーカ位置情報(典型的にはカウント値N)が所定範囲(典型的には所定のカウント値範囲2d)内であるか否かを判断する。マーカ位置が所定範囲内であれば、ステップS11fへと進む。また、マーカ位置が所定範囲内でなければ、ステップS11aへと進む。
例えば、比較算出部263が、マーカ位置所定範囲記憶部262が予め記憶するマーカ許容範囲Tに対応する所定のカウント値範囲2dと、フィードバック送信されたマーカ抽出部71が挙げたマーカ検出フラグM0に対応するマーカ位置検出カウンタ721のカウンタ値Nと、を比較する。そして、比較算出部263が比較した結果、マーカ検出フラグM0に対応するカウンタ値Nが、所定のカウント値範囲2d内にあれば、ステップS11fへと進む。また、比較算出部263が比較した結果、マーカ検出フラグM0に対応するカウンタ値Nが、所定のカウント値範囲2d内になければ、ステップS11aへと進む。
(ステップS11a)
比較算出部263は、フィードバックされたカウンタ値Nが、マーカ位置所定範囲記憶部262が記憶するマーカ許容範囲Tに対応する所定のカウント値範囲2dの上限Nuより大きいか否かを判断する。
そして、比較算出部263が、フィードバックされたカウンタ値Nが、マーカ位置所定範囲記憶部262が記憶するマーカ許容範囲Tに対応する所定のカウント値範囲2dの上限Nuより大きいと判断すれば、ステップS11bへと進む。また、比較算出部263が、フィードバックされたカウンタ値Nが、マーカ位置所定範囲記憶部262が記憶するマーカ許容範囲Tに対応する所定のカウント値範囲2dの上限Nuより大きくないと判断すれば、ステップS11dへと進む。
(ステップS11b)
比較算出部263は、上限Nuとの値差を算出する。この場合において、比較算出部263は、算出した上限Nuとの値差に、さらにマーカ位置所定範囲記憶部262が記憶する所定のカウント値範囲2dを加えた値を算出してもよい。このステップS11bで比較算出部263が算出した当該値は、次のステップS11cでのブランキング期間調整部26における垂直ブランキング期間の調整量に相当する。
(ステップS11c)
ブランキング期間調整部26は、垂直ブランキング期間の好ましくは水平ブランキング期間を、ステップS11bで算出した当該値相当分だけ短縮処理する。具体的には、垂直ブランキング期間カウント部261が、比較算出部263からアップカウント端子に入力される垂直ブランキング期間の調整量に対応した信号に基づいて、カウントを進めて、いわば垂直ブランキング期間の計時期間を短縮処理する。この調整処理により、マーカ検出フラグM0が、マーカ許容範囲T内へと同期調整されて、所望の同期がとれることとなる。
(ステップS11d)
比較算出部263は、受信側ユニット70からフィードバック送信されたマーカ抽出部71が挙げたマーカ検出フラグM0に対応するマーカ位置検出カウンタ721のカウンタ値Nと、マーカ位置所定範囲記憶部262が記憶する所定のカウント値範囲2dの下限NLと、の値差を算出する。このステップS11dで比較算出部263が算出した当該値は、次のステップS11eでのブランキング期間調整部26における垂直ブランキング期間の調整量に相当する。
(ステップS11e)
ブランキング期間調整部26は、垂直ブランキング期間をステップS11dで算出した値相当分だけ伸長処理する。具体的には、垂直ブランキング期間カウント部261が、比較算出部263からダウンカウント端子に入力される垂直ブランキング期間の調整量に対応した信号に基づいて、カウントを遅らせて、いわば垂直ブランキング期間の好ましくは水平ブランキング期間の計時期間を伸長処理する。この調整処理により、マーカ検出フラグM0が、マーカ許容範囲T内へと調整されて、所望の同期がとれることとなる。
(ステップS11f)
被写体のリアルタイム表示を低遅延、高画質で行った後、撮影を終了する場合にはこの同期調整に関する処理フローを終了する。撮影を終了しない場合には、ステップS111へと戻る。なお、上述した同期調整の各処理は、画像をモニタ80に表示する間においても並行して処理できるものとする。
第二の実施形態で例示した車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、受信側ユニット70で、画像データと共に送信される垂直同期マーカの位置を検出して送信側ユニット20へフィードバックする。また、送信側ユニット20は、フィードバック送信されたマーカ位置を手掛かりにして受信側との同期ずれ量を算出し、算出した同期ずれ量に対応するカウント相当分を、垂直ブランキング期間の調整をカウントアップ又はカウントダウンすることにより調整することとできる。
このため、受信側ユニット70は、送受信を行いながらリアルタイムで送信側ユニット20と同期が所望範囲に維持できることとなり、位相調整のための大容量のバッファリングメモリ等記憶装置を備える必要がなく、装置を小型軽量化することができる。
また、上述したステップS118において、受信側ユニット70からフィードバックされた監視情報により、位相ずれが所定範囲内であれば、同期ずれ調整は行う必要がない。一方、上述したステップS118において、受信側ユニット70からフィードバックされた監視情報により、例えばカウンタ値Nが所定のカウント値範囲2dの上限Nuを超える差異があれば、ブランキング期間調整部26は、その差異に所定のカウント値範囲2dを加えたカウント分だけ、マーカ検出位置が所定のカウント値範囲2d内であって所定のカウント値範囲2dの下限NL近傍となるように、同期調整をしてもよい。
同期ずれは、典型的には送信側ユニット20と受信側ユニット70との各クロック位相のずれによって生じ、そのずれ傾向は温度変動がさほど大きくない環境下においては、ほぼ一定の傾向を示すものとなる。このため、比較算出部263により、所定のカウント値範囲2dの上限Nuを超えてカウンタ値Nの逸脱が検出された場合には、当面、同様のずれ傾向が継続するものと考えられる。
従って、比較算出部263は、所定のカウント値範囲2dの上限Nuを超えるカウンタ値Nの逸脱量に所定のカウント値範囲2dを加えたカウント値を算出し、垂直ブランキング期間カウント部261に当該算出した値に相当するカウントアップトリガを付与してもよい。すなわち、ブランキング期間調整部26はフィードバックされたカウンタ値Nに基づき、所定のカウント値範囲2dの上限Nuを超えるカウンタ値Nとの差異に所定のカウント値範囲2dを加えたカウント値相当分だけブランキング期間を調整してもよい。これにより、次回の同期ずれ調整機会までの期間を稼ぐことが可能となり、ブランキング期間の調整頻度を低減させることができ、演算負荷と通信負荷とを低減して省電力な車両用ワイヤレス画像伝送装置100とできる。
上述するように車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、低コストでフレーム欠落やフレーム重畳等を低減した画像伝送と表示を実現する。また、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、タイミングや位相調整のための専用のバッファメモリを用いずに、直接画像データの水平ブランキング期間長さを長短調整するので、カメラ画像に対する表示画像の遅延を低減できる。
また、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、垂直水平ブランキング期間のみのクロック単位の調整なので、画像データのうち実質的に被写体画像にかかる有効部分への悪影響を低減した装置とできる。
また、ブランキング期間調整部26は、ライン数に対応する水平同期信号を基準に構成される垂直同期信号において、水平同期信号の長さをブランキング期間の調整により行う。このため、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、1画像フレーム中のライン数を変える事無く垂直同期信号の周期を調整することが可能である。
従って、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、画像表示時に水平方向への画素ずれ等を生じる事無く、受信した画像を表示できる。
また、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、各々自走式の送受信装置においても位相差や周波数差を、適宜所定の範囲内に納めることができる。従って、送信データが表示タイミングより早く到着したり、逆に表示タイミングに対して送信データが間に合わなかったりというような不具合を低減できる。
また、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、送受信の映像同期信号の位相差が時間と共に累積的に重畳されて、非同期状態が継続する状態が生じることを低減する伝送装置である。また、このような非同期状態の継続がないので、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、フレーム単位での画像データ間引き表示や、バッファ内のフレームデータを繰り返し表示する等の重複表示等を低減できる。
従って、車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、動画像の不連続状態の発生を低減し、いわゆる画像抜けやフレーム抜けを低減すると共に、高速な動画像となる被写体であっても信頼性高く表示することができる。
車両用ワイヤレス画像伝送装置100は、この実施形態での説明に限定されることはなく、自明な範囲で構成を変更し、また動作を変更して用いることができる。また、実施形態で開示する技術思想は、無線接続による伝送に限られることはなく、有線接続による画像データの伝送に適用して用いてもよい。
(第三の実施形態)
次に、第三の実施形態の車両用ワイヤレス画像伝送装置を説明する。第三の実施形態の車両用ワイヤレス画像伝送装置は、動作開始後にマーカ許容範囲Tを変更することができる装置であって、受信信号処理部77のみが第一の実施形態の車両用ワイヤレス画像伝送装置と異なる。そのため、第三の実施形態では、第一の実施形態と相違する受信信号処理部77を主として説明する。
図12は、第三の実施形態の受信信号処理部77の構成図である。第三の実施形態の受信信号処理部77は、図12に示すように、マーカ抽出部71と、マーカ位置監視部72と、受信側クロック生成器73と、範囲変更部91とを有する。図12には、図1に表示されている送受信バッファ60も表示されている。
マーカ抽出部71は、送受信バッファ60によって受信された画像データの中から、図1に示す送信側ユニット20によって付与された垂直同期マーカを抽出する。マーカ位置監視部72は、マーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカの画像データにおける位置を検出する。また、マーカ位置監視部72は、マーカ許容範囲Tを特定する情報を保持しており、抽出された垂直同期マーカがマーカ許容範囲T内に存在しているか否かを判断する。受信側クロック生成器73は、基準クロックを生成する。
範囲変更部91は、マーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカがマーカ許容範囲T内に存在しなかった回数が基準回数を超えると、マーカ許容範囲Tを狭める。基準回数は、例えば、水晶発信器を含む受信側クロック生成器73が設置される場所の温度と、送信側ユニット20の水晶発信器を含む送信側クロック生成器24(図1参照)が設置される場所の温度とによって決定される。基準回数は、2個の温度の差が小さければ、差が大きい場合よりも小さくなるように設定されてもよい。範囲変更部91は、図12に示すように、下限値オーバ検出カウンタ92と、下限値オーバ回数比較部93と、上限値オーバ検出カウンタ94と、上限値オーバ回数比較部95と、変更部96とを有する。
下限値オーバ検出カウンタ92は、マーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカが受信側垂直ブランキング期間内のマーカ許容範囲Tの下限より時間的に早い位置に位置する回数をカウントする。下限値オーバ回数比較部93は、基準回数を保持しており、下限値オーバ検出カウンタ92によってカウントされた回数と基準回数とを比較し、カウントされた回数が基準回数を超えたときその旨の信号を変更部96へ出力する。下限値オーバ検出カウンタ92は、カウントした回数が基準回数を超えると、垂直同期マーカがマーカ許容範囲Tの下限より時間的に早い位置に位置する回数をゼロからカウントし直す。
上限値オーバ検出カウンタ94は、マーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカが受信側垂直ブランキング期間内のマーカ許容範囲Tの上限より時間的に遅い位置に位置する回数をカウントする。上限値オーバ回数比較部95は、基準回数を保持しており、上限値オーバ検出カウンタ94によってカウントされた回数と基準回数とを比較し、カウントされた回数が基準回数を超えたときその旨の信号を変更部96へ出力する。上限値オーバ検出カウンタ94は、カウントした回数が基準回数を超えると、垂直同期マーカがマーカ許容範囲Tの上限より時間的に遅い位置に位置する回数をゼロからカウントし直す。
変更部96は、下限値オーバ検出カウンタ92によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を下限値オーバ回数比較部93から受け取ると、マーカ許容範囲Tの下限を時間的により遅い位置に変更する。すなわち、変更部96は、下限値オーバ検出カウンタ92によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を受け取ると、マーカ許容範囲Tの下限を上限寄りに変更する。また、変更部96は、上限値オーバ検出カウンタ94によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を上限値オーバ回数比較部95から受け取ると、マーカ許容範囲Tの上限を時間的により早い位置に変更する。すなわち、変更部96は、上限値オーバ検出カウンタ94によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を受け取ると、マーカ許容範囲Tの上限を下限寄りに変更する。このように、変更部96は、カウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を受け取ると、マーカ許容範囲Tを狭める。
次に、変更部96が行うマーカ許容範囲Tの変更を、図13及び図14を用いて更に説明する。図13は、マーカ許容範囲Tの下限の変更を説明するための図である。図14は、マーカ許容範囲Tの上限の変更を説明するための図である。
先ず、図13を用いて、マーカ許容範囲Tの下限の変更を説明する。図13において、(a)は、図1の無線TXモジュール40から送信される画像データの垂直同期信号(TVsync)を示しており、送信側垂直ブランキング期間Xを含む。(b)は、マーカ抽出部71によって挙げられたマーカ検出フラグMを示している。(c)は、受信側クロック生成器73が生成する基準クロックに基づく受信側垂直同期信号(RVsync)を示しており、受信側垂直ブランキング期間Yを含む。(d)は、図1bに示すマーカ位置検出カウンタ721の値を示している。
変更部96は、下限値オーバ検出カウンタ92によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を下限値オーバ回数比較部93から受け取ると、図13に示すように、マーカ許容範囲Tの下限Aを時間的により遅い位置である下限A’に変更する。つまり、変更部96は、下限値オーバ検出カウンタ92によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を受け取ると、マーカ許容範囲Tの下限Aを上限寄りの下限A’に変更する。これにより、変更部96は、マーカ許容範囲Tを狭める。
ところで、下限値オーバ検出カウンタ92によってカウントされた回数が基準回数を超えることは、図1に示す送信側ユニット20と受信側ユニット70との同期信号のずれが、マーカ許容範囲Tの下限Aより時間的に早い側に起こる頻度が高いことを意味する。同期信号のずれがマーカ許容範囲Tの下限Aより時間的に早い側に頻繁に起こると、同期信号のずれの補正が遅くなる。そこで、第三の実施形態では、下限値オーバ検出カウンタ92によってカウントされた回数が基準回数を超えると、変更部96は、マーカ許容範囲Tの下限Aを時間的により遅い位置である下限A’に変更し、それによりマーカ許容範囲Tを狭める。これにより、マーカ許容範囲の下限側への同期信号のずれをより早く補正することができる。
なお、下限Aから下限A’までの時間(変更量)は、例えば、マーカ許容範囲Tの下限Aより時間的に早い時にマーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカの抽出時と下限Aに対応する時との差の最大値である。つまり、変更量は、例えば、下限Aからのずれ量の最大値である。また、下限Aから下限A’までの時間(変更量)は、例えば、マーカ許容範囲Tの下限Aより時間的に早い時にマーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカの抽出時と下限Aに対応する時との差複数個の平均値である。つまり、変更量は、例えば、下限Aからのずれ量の平均値である。
次に、図14を用いて、マーカ許容範囲Tの上限の変更を説明する。図14において、(a)は、図1の無線TXモジュール40から送信される画像データの垂直同期信号(TVsync)を示しており、送信側垂直ブランキング期間Xを含む。(b)は、マーカ抽出部71によって挙げられたマーカ検出フラグMを示している。(c)は、受信側クロック生成器73が生成する基準クロックに基づく受信側垂直同期信号(RVsync)を示しており、受信側垂直ブランキング期間Yを含む。(d)は、図1bに示すマーカ位置検出カウンタ721の値を示している。
変更部96は、上限値オーバ検出カウンタ94によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を上限値オーバ回数比較部95から受け取ると、図14に示すように、マーカ許容範囲Tの上限Bを時間的により早い位置である上限B’に変更する。つまり、変更部96は、上限値オーバ検出カウンタ94によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を受け取ると、マーカ許容範囲Tの上限Bを下限寄りの上限B’に変更する。これにより、変更部96は、マーカ許容範囲Tを狭める。
ところで、上限値オーバ検出カウンタ94によってカウントされた回数が基準回数を超えることは、図1に示す送信側ユニット20と受信側ユニット70との同期信号のずれが、マーカ許容範囲Tの上限Bより時間的に遅い側に起こる頻度が高いことを意味する。同期信号のずれがマーカ許容範囲Tの上限Bより時間的に遅い側に頻繁に起こると、同期信号のずれの補正が遅くなる。そこで、第三の実施形態では、上限値オーバ検出カウンタ94によってカウントされた回数が基準回数を超えると、変更部96は、マーカ許容範囲Tの上限Bを時間的により早い位置である上限B’に変更し、それによりマーカ許容範囲Tを狭める。これにより、マーカ許容範囲の上限側への同期信号のずれをより早く補正することができる。
なお、上限Bから上限B’までの時間(変更量)は、例えば、マーカ許容範囲Tの上限Bより時間的に遅い時にマーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカの抽出時と上限Bに対応する時との差の最大値である。つまり、変更量は、例えば、上限Bからのずれ量の最大値である。また、上限Bから上限B’までの時間(変更量)は、例えば、マーカ許容範囲Tの上限Bより時間的に遅い時にマーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカの抽出時と上限Bに対応する時との差複数個の平均値である。つまり、変更量は、例えば、上限Bからのずれ量の平均値である。
マーカ許容範囲Tは、マーカ位置監視部72によって記憶されている。変更部96は、カウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を受け取ると、マーカ位置監視部72によって記憶されているマーカ許容範囲Tを狭めた値に更新する。
マーカ位置監視部72は、マーカ許容範囲Tが変更された後は、マーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカが変更後のマーカ許容範囲T’内に存在しているか否かを判断する。また、マーカ位置監視部72は、マーカ許容範囲Tが変更された後は、垂直同期マーカが変更後のマーカ許容範囲T’内に存在しなければ、垂直同期マーカの位置が変更後のマーカ許容範囲T’内に存在するように画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成する。
監視情報と、変更後のマーカ許容範囲T’とは、図1に示す受信側ユニット70から送信側ユニット20に送信される。図1のブランキング期間調整部26は、第一の実施形態と同様にして、受信側ユニット70からの監視情報と変更後のマーカ許容範囲T’とを利用して、垂直同期マーカが変更後のマーカ許容範囲T’内に位置するように画像データの送信側垂直ブランキング期間Xを調整する。
次に、マーカ位置監視部72及び範囲変更部91の動作を図15を用いて説明する。図15は、マーカ位置監視部72及び範囲変更部91の動作の各ステップを示すフローチャートである。
マーカ位置監視部72は、マーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカがマーカ許容範囲T内に存在しているか否かを判断する(S151)。垂直同期マーカがマーカ許容範囲T内に存在していると判断した場合(S151でYes)、マーカ位置監視部72は、非表示期間を変更させないことを示す監視情報を生成する(S152)。すなわち、マーカ位置監視部72は、逸脱量を含まない監視情報を生成する(S152)。垂直同期マーカがマーカ許容範囲T内に存在していないと判断した場合(S151でNo)、マーカ位置監視部72は、垂直同期マーカがマーカ許容範囲Tの下限Aをより時間的に早い位置に位置するか、上限Bをより時間的に遅い位置に位置するかを判断する(S153)。
垂直同期マーカがマーカ許容範囲Tの下限Aをより時間的に早い位置に位置するとマーカ位置監視部72が判断した場合(S153でYes)、下限値オーバ検出カウンタ92は、下限値オーバカウントを「1」増加する(S154)。下限値オーバ回数比較部93は、下限値オーバ検出カウンタ92によってカウントされた回数と基準回数とを比較する(S155)。
カウントされた回数が基準回数より大きい場合(S155でYes)、変更部96は、マーカ許容範囲Tの下限Aを時間的により遅い位置A’に変更し、マーカ位置監視部72は、マーカ許容範囲Tからの逸脱量を含む監視情報を生成する(S156)。他方、カウントされた回数が基準回数を超えていないとき(S155でNo)、変更部96は、マーカ許容範囲Tを変更せず、マーカ位置監視部72は、マーカ許容範囲Tからの逸脱量を含む監視情報を生成する(S157)。
ステップS153において、垂直同期マーカがマーカ許容範囲Tの上限Bをより時間的に遅い位置に位置するとマーカ位置監視部72が判断した場合(S153でNo)、上限値オーバ検出カウンタ94は、上限値オーバカウントを「1」増加する(S158)。上限値オーバ回数比較部95は、上限値オーバ検出カウンタ94によってカウントされた回数と基準回数とを比較する(S159)。
カウントされた回数が基準回数より大きい場合(S159でYes)、変更部96は、マーカ許容範囲Tの上限Bを時間的により早い位置B’に変更し、マーカ位置監視部72は、マーカ許容範囲Tからの逸脱量を含む監視情報を生成する(S160)。他方、カウントされた回数が基準回数を超えていないとき(S159でNo)、変更部96は、マーカ許容範囲Tを変更せず、マーカ位置監視部72は、マーカ許容範囲Tからの逸脱量を含む監視情報を生成する(S161)。
上述したように、第三の実施形態では、マーカ抽出部71によって抽出された垂直同期マーカがマーカ許容範囲T内に存在しなかった回数が基準回数を超えると、範囲変更部91は、マーカ許容範囲Tを狭める。これにより、マーカ許容範囲Tの下限側又は上限側への同期信号のずれをより早く補正することができる。
なお、範囲変更部91によって用いられる基準回数は、固定値であってもよいし、変更可能な値であってもよい。また、基準回数は、実験により決定されてもよい。
(第四の実施形態)
次に、第四の実施形態の車両用ワイヤレス画像伝送装置を説明する。第四の実施形態の車両用ワイヤレス画像伝送装置は、第三の実施形態の車両用ワイヤレス画像伝送装置と同様に、動作開始後にマーカ許容範囲を変更することができる装置である。第三の実施形態の車両用ワイヤレス画像伝送装置では、図1に示す受信側ユニット70がマーカ許容範囲を変更するのに対し、第四の実施形態の車両用ワイヤレス画像伝送装置では、図1に示す送信側ユニット20がマーカ許容範囲を変更する。その点が、第四の実施形態と第三の実施形態との相違点である。また、第四の実施形態では、受信側ユニット70は、第二の実施形態と同様に、垂直同期マーカの位置を検出し、検出結果を送信側ユニット20に送信する。
以下では、マーカ許容範囲を変更する送信側ユニット20の送信信号処理部23を、図16を用いて説明する。図16は、第四の実施形態の送信信号処理部23の構成図である。第四の実施形態の送信信号処理部23は、図16に示すように、送信側クロック生成器24と、マーカ付与部25と、ブランキング期間調整部26と、範囲変更部101とを有する。図16には、図1に表示されている送受信バッファ30も表示されている。
送信側クロック生成器24は、基準クロックを生成する。マーカ付与部25は、送信側ユニット20が送信する画像データのフレーム先頭部に垂直同期マーカを付与する。ブランキング期間調整部26は、受信側ユニット70によって検出された垂直同期マーカの位置に基づいて、受信側の画像データの中において、垂直同期マーカがマーカ許容範囲内に存在しているか否かを判断する。ブランキング期間調整部26は、垂直同期マーカがマーカ許容範囲内に存在していないと判断した場合、垂直同期マーカがマーカ許容範囲内に位置するように画像データの垂直ブランキング期間を調整する。
範囲変更部101は、第三の実施形態の範囲変更部91と同様の機能を有し、垂直同期マーカがマーカ許容範囲内に存在しなかった回数をカウントし、カウントした回数が基準回数を超えた場合、マーカ許容範囲を狭める。基準回数は、例えば、水晶発信器を含む送信側クロック生成器24が設置される場所の温度と、水晶発信器を含む受信側クロック生成器73(図1参照)が設置される場所の温度とによって決定される。基準回数は、2個の温度の差が小さければ、差が大きい場合よりも小さくなるように設定されてもよい。範囲変更部101は、図16に示すように、下限値オーバ検出カウンタ102と、下限値オーバ回数比較部103と、上限値オーバ検出カウンタ104と、上限値オーバ回数比較部105と、変更部106とを有する。
下限値オーバ検出カウンタ102は、垂直同期マーカが受信側垂直ブランキング期間内のマーカ許容範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数をカウントする。下限値オーバ回数比較部103は、基準回数を保持しており、下限値オーバ検出カウンタ102によってカウントされた回数と基準回数とを比較し、カウントされた回数が基準回数を超えたときその旨の信号を変更部106へ出力する。下限値オーバ検出カウンタ102は、カウントした回数が基準回数を超えると、垂直同期マーカがマーカ許容範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数をゼロからカウントし直す。
上限値オーバ検出カウンタ104は、垂直同期マーカが受信側垂直ブランキング期間内のマーカ許容範囲の上限より時間的に遅い位置に位置する回数をカウントする。上限値オーバ回数比較部105は、基準回数を保持しており、上限値オーバ検出カウンタ104によってカウントされた回数と基準回数とを比較し、カウントされた回数が基準回数を超えたときその旨の信号を変更部106へ出力する。上限値オーバ検出カウンタ104は、カウントした回数が基準回数を超えると、垂直同期マーカがマーカ許容範囲の上限より時間的に遅い位置に位置する回数をゼロからカウントし直す。
変更部106は、下限値オーバ検出カウンタ102によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を下限値オーバ回数比較部103から受け取ると、マーカ許容範囲の下限を時間的により遅い位置に変更する。すなわち、変更部106は、下限値オーバ検出カウンタ102によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を受け取ると、マーカ許容範囲の下限を上限寄りに変更し、それによりマーカ許容範囲を狭める。下限の変更量は、例えば、マーカ許容範囲の下限より時間的に早い位置に位置する垂直同期マーカの位置と下限との差に対応する時間の最大値である。つまり、下限の変更量は、例えば、変更前の下限からのずれ量の最大値である。また、下限の変更量は、例えば、マーカ許容範囲の下限より時間的に早い位置に位置する垂直同期マーカの位置と下限との差に対応する時間複数個の平均値である。つまり、下限の変更量は、例えば、変更前の下限からのずれ量の平均値である。
また、変更部106は、上限値オーバ検出カウンタ104によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を上限値オーバ回数比較部105から受け取ると、マーカ許容範囲の上限を時間的により早い位置に変更する。すなわち、変更部106は、上限値オーバ検出カウンタ104によってカウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を受け取ると、マーカ許容範囲の上限を下限寄りに変更し、それによりマーカ許容範囲を狭める。上限の変更量は、例えば、マーカ許容範囲の上限より時間的に遅い位置に位置する垂直同期マーカの位置と上限との差に対応する時間の最大値である。つまり、上限の変更量は、例えば、変更前の上限からのずれ量の最大値である。また、上限の変更量は、例えば、マーカ許容範囲の上限より時間的に遅い位置に位置する垂直同期マーカの位置と上限との差に対応する時間複数個の平均値である。つまり、上限の変更量は、例えば、変更前の上限からのずれ量の平均値である。
このように、変更部106は、カウントされた回数が基準回数を超えた旨の信号を受け取ると、マーカ許容範囲を狭める。
ブランキング期間調整部26は、範囲変更部101によってマーカ許容範囲が狭められた後は、垂直同期マーカが狭められたマーカ許容範囲内に存在しない場合、垂直同期マーカが狭められたマーカ許容範囲内に存在するように画像データの垂直ブランキング期間を調整する。
上述したように第四の実施形態では、垂直同期マーカがマーカ許容範囲内に存在しなかった回数が基準回数を超えると、範囲変更部101は、マーカ許容範囲を狭める。これにより、マーカ許容範囲の下限側又は上限側への同期信号のずれをより早く補正することができる。
なお、範囲変更部101によって用いられる基準回数は、固定値であってもよいし、変更可能な値であってもよい。また、基準回数は、実験により決定されてもよい。
また、上述した各実施形態では、送信側ユニット20及び受信側ユニット70がそれぞれ1個ずつ存在する場合を説明した。しかしながら、送信側ユニット20は、複数個存在していてもよい。車両用ワイヤレス画像伝送装置が、複数個の送信側ユニット20と、1個の受信側ユニット70とで構成されていても、上述した各実施形態において説明したように、複数個の送信側ユニット20それぞれが、垂直同期マーカがマーカ許容範囲内に存在するように画像データの垂直ブランキング期間を個別に調整する。
複数個の送信側ユニット20それぞれが垂直ブランキング期間を個別に調整する場合、受信側ユニット70と全ての送信側ユニット20それぞれとの同期信号のずれ量が判明しなくても、ずれの補正を個別に行うことができる。その結果、ずれの補正が早くなる。このような効果が発揮されるので、上述した各実施形態において説明したように、複数個の送信側ユニット20それぞれは、垂直同期マーカがマーカ許容範囲内に存在するように画像データの垂直ブランキング期間を個別に調整する。
更に、本発明のワイヤレス画像伝送装置は、車両以外に、船等に用いられてもよいし、セキュリティ用途に用いられてもよい。
10・・カメラ、20・・送信側ユニット、21・・入力インターフェース、22・・入力バッファ、23・・送信信号処理部、24・・送信側クロック生成器、25・・マーカ付与部、26・・ブランキング期間調整部、30・・送受信バッファ、40・・無線TXモジュール、50・・無線RXモジュール、51・・フレーム、52・・アクティブ領域、53・・垂直ブランキング部、54・・アクティブ部、55・・水平ブランキング部、56・・アクティブ部、57・・水平同期信号、58・・垂直同期信号、59・・ブランキング領域、60・・送受信バッファ、70・・受信側ユニット、71・・マーカ抽出部、72・・マーカ位置監視部、73・・受信側クロック生成器、75・・出力バッファ、76・・出力インターフェース、77・・受信信号処理部、80・・モニタ、100・・車両用ワイヤレス画像伝送装置。

Claims (27)

  1. 画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与部と、供給される監視情報に応じて前記画像データの非表示期間の長さを調整する非表示期間調整部とを備え、前記画像データを送信すると共に前記監視情報を受信する自走式の送信部と、
    受信した前記画像データから前記垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部と、前記マーカ抽出部が抽出した前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、前記マーカ位置が前記所定の範囲内にない場合に、前記マーカ位置が前記所定の範囲内となるように前記画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む前記監視情報を生成するマーカ位置監視部とを備え、前記画像データを受信すると共に前記監視情報を前記送信部にフィードバックする自走式の受信部と、
    を備えることを特徴とするワイヤレス画像伝送装置。
  2. 請求項1に記載のワイヤレス画像伝送装置において、
    前記受信部は、更に、前記マーカ位置が前記所定の範囲内に存在しない回数が基準回数を超えた場合、前記所定の範囲を狭める範囲変更部を備え、
    前記マーカ位置監視部は、前記範囲変更部によって前記所定の範囲が狭められた後は、前記マーカ位置が狭められた範囲内に存在しない場合、前記マーカ位置が前記狭められた範囲内に存在するように前記画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む前記監視情報を生成する
    ことを特徴とするワイヤレス画像伝送装置。
  3. 請求項2に記載のワイヤレス画像伝送装置において、
    前記範囲変更部は、前記マーカ位置が前記所定の範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数が前記基準回数を超えた場合、前記下限を前記所定の範囲の上限寄りに変更することにより前記所定の範囲を狭め、前記マーカ位置が前記上限より時間的に遅い位置に位置する回数が前記基準回数を超えた場合、前記上限を前記下限寄りに変更することにより前記所定の範囲を狭める
    ことを特徴とするワイヤレス画像伝送装置。
  4. 画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与部と、供給される監視情報に基づき、受信側での前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、前記所定の範囲内にない場合に、前記画像データの非表示期間を伸縮して前記マーカ位置を前記所定の範囲内となるように調整する非表示期間調整部とを備え、前記画像データを送信すると共に前記監視情報を受信する自走式の送信部と、
    受信した画像データから前記垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部と、前記マーカ抽出部が抽出した前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置を検出して、そのマーカ位置を示す位置情報を含む前記監視情報を生成するマーカ位置監視部とを備え、前記画像データを受信すると共に前記監視情報を前記送信部にフィードバックする自走式の受信部と、
    を備えることを特徴とするワイヤレス画像伝送装置。
  5. 請求項4に記載のワイヤレス画像伝送装置において、
    前記送信部は、更に、前記マーカ位置が前記所定の範囲内に存在しない回数が基準回数を超えた場合、前記所定の範囲を狭める範囲変更部を備え、
    前記非表示期間調整部は、前記範囲変更部によって前記所定の範囲が狭められた後は、前記マーカ位置が狭められた範囲内に存在しない場合、前記マーカ位置が前記狭められた範囲内に存在するように前記画像データの非表示期間を調整する
    ことを特徴とするワイヤレス画像伝送装置。
  6. 請求項5に記載のワイヤレス画像伝送装置において、
    前記範囲変更部は、前記マーカ位置が前記所定の範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数が前記基準回数を超えた場合、前記下限を前記所定の範囲の上限寄りに変更することにより前記所定の範囲を狭め、前記マーカ位置が前記上限より時間的に遅い位置に位置する回数が前記基準回数を超えた場合、前記上限を前記下限寄りに変更することにより前記所定の範囲を狭める
    ことを特徴とするワイヤレス画像伝送装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のワイヤレス画像伝送装置において、
    前記所定の範囲は、垂直ブランキング期間内における所定の範囲である
    ことを特徴とするワイヤレス画像伝送装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のワイヤレス画像伝送装置において、
    前記非表示期間調整部は、垂直ブランキング期間内における水平ブランキング期間の伸縮により前記画像データの非表示期間の長さを調整する
    ことを特徴とするワイヤレス画像伝送装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のワイヤレス画像伝送装置において、
    前記非表示期間調整部は、前記画像データの非表示期間の終端タイミングを、前記マーカ位置が前記所定の期間内となるように伸縮して前記画像データの非表示期間の長さを調整する
    ことを特徴とするワイヤレス画像伝送装置。
  10. 受信した画像データが有する垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部と、
    前記マーカ抽出部が抽出した前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、前記マーカ位置が前記所定の範囲内にない場合に、前記マーカ位置が前記所定の範囲内となるように前記画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成するマーカ位置監視部と、
    前記画像データを受信すると共に前記監視情報を送信する自走式の送受信部と、
    を備えることを特徴とするワイヤレス画像受信装置。
  11. 請求項10に記載のワイヤレス画像受信装置において、
    更に、前記マーカ位置が前記所定の範囲内に存在しない回数が基準回数を超えた場合、前記所定の範囲を狭める範囲変更部を備え、
    前記マーカ位置監視部は、前記範囲変更部によって前記所定の範囲が狭められた後は、前記マーカ位置が狭められた範囲内に存在しない場合、前記マーカ位置が前記狭められた範囲内に存在するように前記画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む前記監視情報を生成する
    ことを特徴とするワイヤレス画像受信装置。
  12. 請求項11に記載のワイヤレス画像受信装置において、
    前記範囲変更部は、前記マーカ位置が前記所定の範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数が前記基準回数を超えた場合、前記下限を前記所定の範囲の上限寄りに変更することにより前記所定の範囲を狭め、前記マーカ位置が前記上限より時間的に遅い位置に位置する回数が前記基準回数を超えた場合、前記上限を前記下限よりに変更することにより前記所定の範囲を狭める
    ことを特徴とするワイヤレス画像受信装置。
  13. 受信した画像データが有する垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出部と、
    前記マーカ抽出部が抽出した前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置を検出して、そのマーカ位置を示す位置情報を含む監視情報を生成するマーカ位置監視部と、
    前記画像データを受信すると共に前記監視情報を送信する自走式の送受信部と、
    を備えることを特徴とするワイヤレス画像受信装置。
  14. 請求項10乃至請求項12のいずれか一項に記載のワイヤレス画像受信装置において、
    前記マーカ位置監視部は、前記マーカ位置が垂直ブランキング期間における所定の範囲内にあるか否かを監視する
    ことを特徴とするワイヤレス画像受信装置。
  15. 請求項10乃至請求項12及び請求項14のいずれか一項に記載のワイヤレス画像受信装置において、
    前記マーカ位置監視部は、垂直ブランキング期間の開始に対応してカウント値を順次カウントアップし、前記マーカ位置に対応するカウント値が所定のカウント値の範囲内にあるか否かを監視することにより、前記マーカ位置が垂直ブランキング期間の所定の期間内であるか否かを監視するマーカ位置監視部である
    ことを特徴とするワイヤレス画像受信装置。
  16. 画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与部と、
    供給される監視情報に応じて前記画像データの非表示期間の長さを調整する非表示期間調整部と、
    前記画像データを送信すると共に前記監視情報を受信する自走式の送受信部と、
    を備え、
    前記監視情報は、前記画像データの受信側において、前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にない場合に、前記マーカ位置が前記所定の範囲内となるように前記画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む、
    ことを特徴とするワイヤレス画像送信装置。
  17. 画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与部と、
    供給される監視情報に基づき、前記画像データの受信側での前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、前記所定の範囲内にない場合に、前記画像データの非表示期間を伸縮して前記マーカ位置を前記所定の範囲内となるように調整する非表示期間調整部と、
    前記画像データを送信すると共に前記監視情報を受信する自走式の送受信部と、
    を備え、
    前記監視情報は、前記画像データの受信側において検出された、前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置を示す位置情報を含む、
    ことを特徴とするワイヤレス画像送信装置。
  18. 請求項17に記載のワイヤレス画像送信装置において、
    更に、前記マーカ位置が前記所定の範囲内に存在しない回数が基準回数を超えた場合、前記所定の範囲を狭める範囲変更部を備え、
    前記非表示期間調整部は、前記範囲変更部によって前記所定の範囲が狭められた後は、前記マーカ位置が狭められた範囲内に存在しない場合、前記マーカ位置が前記狭められた範囲内に存在するように前記画像データの非表示期間を調整する
    ことを特徴とするワイヤレス画像送信装置。
  19. 請求項18に記載のワイヤレス画像送信装置において、
    前記範囲変更部は、前記マーカ位置が前記所定の範囲の下限より時間的に早い位置に位置する回数が前記基準回数を超えた場合、前記下限を前記所定の範囲の上限寄りに変更することにより前記所定の範囲を狭め、前記マーカ位置が前記上限より時間的に遅い位置に位置する回数が前記基準回数を超えた場合、前記上限を前記下限寄りに変更することにより前記所定の範囲を狭める
    ことを特徴とするワイヤレス画像送信装置。
  20. 請求項16乃至請求項19のいずれか一項に記載のワイヤレス画像送信装置において、
    前記非表示期間調整部は、垂直ブランキング期間内における水平ブランキング期間の伸縮により前記画像データの非表示期間を調整する
    ことを特徴とするワイヤレス画像送信装置。
  21. 請求項16乃至請求項20のいずれか一項に記載のワイヤレス画像送信装置において、
    前記非表示期間調整部は、前記画像データの非表示期間の終端タイミングを、前記マーカ位置が前記所定の期間内となるように伸縮して前記画像データの非表示期間の長さを調整する
    ことを特徴とするワイヤレス画像送信装置。
  22. 自走式の送信部が送信する画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与工程と、
    自走式の受信部が受信した前記画像データから前記垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出工程と、
    前記受信部が前記マーカ抽出工程で抽出した前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視するマーカ位置監視工程と、
    前記マーカ位置が前記所定の範囲内にない場合に、前記受信部が、前記マーカ位置が前記所定の範囲内となるように前記画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成する工程と、
    前記受信部が前記監視情報を前記送信部にフィードバックする工程と、
    前記送信部がフィードバックされた前記監視情報に応じて前記画像データの非表示期間の長さを調整する非表示期間調整工程と、
    を有することを特徴とするワイヤレス画像伝送方法。
  23. 自走式の送信部が送信する画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与工程と、
    自走式の受信部が受信した前記画像データから前記垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出工程と、
    前記受信部が前記マーカ抽出工程で抽出した前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置情報を含む監視情報を生成する工程と、
    前記受信部が、生成した前記監視情報を前記送信部にフィードバックする工程と、
    前記送信部がフィードバックされた前記監視情報に基づき、前記受信部での前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視し、前記所定の範囲内にない場合に、前記画像データの非表示期間を伸縮して前記マーカ位置を前記所定の範囲内となるように調整する非表示期間調整工程と、
    を有することを特徴とするワイヤレス画像伝送方法。
  24. 受信した画像データが有する垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出工程と、
    前記マーカ抽出工程で抽出した前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視するマーカ位置監視工程と、
    前記マーカ位置が前記所定の範囲内にない場合に、前記マーカ位置が前記所定の範囲内となるように前記画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む監視情報を生成する工程と、
    生成した前記監視情報を送信する送信工程と、
    を有することを特徴とするワイヤレス画像受信方法。
  25. 受信した画像データが有する垂直同期マーカを抽出するマーカ抽出工程と、
    前記マーカ抽出工程で抽出した前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置情報を含む監視情報を生成する工程と、
    生成した前記監視情報を送信する送信工程と、
    を有することを特徴とするワイヤレス画像受信方法。
  26. 送信する画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与工程と、
    供給される監視情報に応じて前記画像データの非表示期間の長さを調整する非表示期間調整工程と、を有し、
    前記監視情報は、前記画像データの受信側において、前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にない場合に、前記マーカ位置が前記所定の範囲内となるように前記画像データの非表示期間を伸縮させるための同期調整量を含む、
    ことを特徴とするワイヤレス画像送信方法。
  27. 送信する画像データに垂直同期マーカを付与するマーカ付与工程と、
    供給される監視情報に基づき、前記画像データの受信側での前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置が所定の範囲内にあるか否かを監視するマーカ位置監視工程と、
    前記マーカ位置が前記所定の範囲内にない場合に、前記画像データの非表示期間を伸縮して前記マーカ位置を前記所定の範囲内となるように調整する非表示期間調整工程と、
    を有し、
    前記監視情報は、前記画像データの受信側において検出された、前記垂直同期マーカの前記画像データ中におけるマーカ位置を示す位置情報を含む、
    ことを特徴とするワイヤレス画像送信方法。
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