JP2011044864A - 画像合成装置及び画像送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーが合成後の画像をリアルタイムに確認することができる画像合成装置及び画像送信装置を提供する。
【解決手段】WLANインタフェース13は、撮像機能を有する外部端末に対して撮像指示を送信し、撮像指示に基づいて外部端末で撮像された第1の画像データを受信する。画像合成回路112は、第1の画像データと、撮像指示の送信と同期して外部端末とは異なる端末で撮像された第2の画像データと、を合成した合成画像データを生成する。TFTパネル15は、合成画像データに基づく画像を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を合成して合成画像を生成する画像合成装置、及び外部端末から撮像指示を受けて撮像を行い、画像データを外部端末へ送信する画像送信装置に関する。
デジタルカメラの付加価値を高める機能として、撮影された複数の画像を合成して合成画像を生成する機能がある。これにより、パノラマや多重露光など通常の撮影では得ることができない画像を得ることができる。また、近年では3D画像のニーズも高まっており、視差を持って同一被写体を撮影した複数の画像を合成することで3D画像を実現することができる。
このような合成画像を生成するためには撮影時に注意が必要であり、合成画像に使用する画像を簡便な手法で撮影できることが望まれている。このような合成画像の一つであるパノラマ画像を簡単に生成する手法として、特許文献1に示すような撮像装置が提案されている。この撮像装置では、既に撮影された静止画像の一部の領域の画像と現在撮影中の画像(スルー画)とを表示し、両者がつながるように順次撮影を行わせることで、パノラマ画像を生成するのに適した画像を簡便な手法で撮影することができる。
特開2008−98754号公報
しかしながら、上記の撮像装置を使用する場合、ユーザーは、前回撮影した静止画像と、これから撮影する静止画像を取得するためのスルー画とを確認しながら順次撮影を行っていくため、実際に撮影した静止画像を合成した後でなければ、パノラマ画像全体の印象を確認することができない。しかも、この方法では、撮影の時間差がある画像を合成した結果からパノラマ画像全体の印象を確認することになる。作品性の高い写真を撮りたい場合、フレーミングや、被写体の位置などが大きく影響するため、上記方法では充分でない。写真の作品性を高めるには、フレーミングや、フレーミングに対する被写体の配置などが重要な要素となる。例えば、鳥の群れが飛び立つ瞬間をパノラマ画像で残したい場合、上記の撮像装置により順次撮影を行っていると、鳥などの動く被写体の位置をフレーム内の所望の位置で撮影することは困難である。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、ユーザーが合成後の画像をリアルタイムに確認することができる画像合成装置及び画像送信装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、撮像機能を有する外部端末に対して撮像指示を送信する送信部と、前記撮像指示に基づいて前記外部端末で撮像された第1の画像データを受信する受信部と、前記第1の画像データと、前記撮像指示の送信と同期して前記外部端末とは異なる端末で撮像された第2の画像データと、を合成した合成画像データを生成する合成画像生成部と、前記合成画像データに基づく画像を表示する表示部と、を有する画像合成装置である。
また、本発明の画像合成装置において、前記受信部は、前記第1の画像データをフレーム単位で受信し、前記合成画像生成部は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとをフレーム単位で合成した前記合成画像データを生成し、前記表示部は、前記合成画像データに基づく画像をフレーム単位で表示する。
また、本発明の画像合成装置は、前記受信部を介して前記外部端末から取得される撮影条件に基づいて、当該外部端末に撮像させる際の撮像パラメータを決定する撮像パラメータ決定部を更に有し、前記送信部は、前記撮影指示に加え、前記撮像パラメータを前記外部端末に対して送信する。
また、本発明の画像合成装置において、前記合成画像生成部は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとに基づいて、3D画像、パノラマ画像、又は多重露光画像を生成する。
また、本発明の画像合成装置において、前記送信部は、前記外部端末との間で形成されたアドホックネットワークを介して前記撮像指示を送信し、前記受信部は、前記アドホックネットワークを介して前記第1の画像データを受信する。
また、本発明の画像合成装置は、被写体を撮像し前記第2の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部に対して撮像を指示する撮像指示部と、を更に有し、前記送信部は、前記撮像指示部の指示に基づいて、前記外部端末に対して前記撮像指示を送信する。
また、本発明の画像合成装置において、前記送信部は、第1の外部端末及び第2の外部端末に対して前記撮像指示を送信し、前記受信部は、前記撮像指示に基づいて前記第1の外部端末で撮像された第1の画像データと、前記撮像指示に基づいて前記第2の外部端末で撮像された第2の画像データとを受信する。
また、本発明は、被写体を撮像し、画像データを生成する撮像部と、外部端末から撮像指示を受信する受信部と、前記撮像指示に基づいて前記撮像部に撮像を行わせる撮像制御部と、前記撮像指示に基づいて、前記外部画像データの送信先を、前記撮像指示を送信した外部端末に設定する設定部と、前記設定された送信先である外部端末に対して、前記画像データを送信する送信部と、を有する画像送信装置である。
また、本発明の画像送信装置において、前記撮像部の撮影条件を記憶する記憶部を更に有し、前記送信部は、前記撮影条件を前記外部端末へ送信し、前記受信部は、前記撮影条件に基づいて前記外部端末により決定され、前記外部端末から送信された撮像パラメータを受信し、前記撮像制御部は、前記撮像パラメータを用いて前記撮像部に撮像させる。
本発明によれば、画像合成装置からの撮像指示に基づいて撮像された第1の画像データと、画像合成装置からの撮像指示の送信と同期して撮像された第2の画像データとを合成した合成画像データに基づいて合成後の画像が表示されるため、ユーザーは合成後の画像をリアルタイムに確認することができる。
本発明の第1の実施形態による画像合成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における利用場面を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態における合成画像を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態による画像合成装置の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における利用場面を示す参考図である。 本発明の第2の実施形態における合成画像を示す参考図である。 本発明の第2の実施形態による画像合成装置の動作の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態による画像合成装置の構成を示している。図1に示す画像合成装置10は、システムコントローラ11と、システムバス12と、WLANインタフェース13と、RAM14と、TFTパネル15と、撮像部16と、レリーズ釦17と、アンテナ18と、設定スイッチ19とで構成されている。また、システムコントローラ11は、CPU111と、画像合成回路112と、TFTコントローラ113とで構成されている。
システムコントローラ11は、各部の制御を行うことによって、画像の合成や表示などデジタルカメラのあらゆる機能を実現する。システムコントローラ11は、デジタルカメラに必要なほぼ全ての機能を1チップのLSIに登載したものであり、CPU111により各部の制御を行う。画像合成回路112は、複数の画像データを合成して1枚の合成画像データを生成する。TFTコントローラ113はTFTパネル15の駆動制御や表示データの出力を行う。
システムバス12は、各部とRAM14間を接続し、データのやりとりを行う。WLANインタフェース13は、アンテナ18を介して外部通信端末(本実施形態では図2の撮像装置20)と無線で通信を行う。本実施形態ではWLANインタフェース13は、例えば外部撮影端末として選択された外部通信端末に画像データの送信指示を送信し、その送信指示に基づいて外部通信端末から撮像及び送信された画像データを受信する。
TFTパネル15は、TFTコントローラ113による制御に従って画像を表示する。本実施形態ではTFTパネル15は例えば、画像合成回路112で生成された合成画像データに基づいて合成画像を表示する。撮像部16は被写体像を撮像し、画像データに変換する。この画像データはRAM14に記録される。なお、本明細書では、撮像部が画像データを生成する動作を撮像と呼び、ユーザーの指示に基づいて記録用の画像データを生成する一連の動作を撮影と呼ぶ。
レリーズ釦17は、ユーザーによる操作に基づく撮影開始の指示をCPU111に伝える。レリーズ釦17の操作により撮影開始が指示された場合、CPU111は、撮像部16に撮像開始を指示するとともに、WLANインタフェース13に対して、外部撮影端末として選択された通信端末へ画像データの送信指示を送信させる。
設定スイッチ19は、ユーザーが撮影モードや撮影端末などを設定するためのスイッチである。本実施形態における撮影モードの一例としては、撮像部16がライブビュー用の画像データを生成する通常モード、外部撮影端末に撮影を行わせ、外部撮影端末から画像データを受信する遠隔モード、撮像部16が生成した画像データと、外部撮影端末から受信した画像データとを合成して合成画像データを生成する合成モードなどがある。
図2は、撮像装置(画像送信装置)の構成を示している。図2に示す撮像装置20は、撮像部21と、システムコントローラ22と、WLANインタフェース23と、アンテナ24と、RAM25とで構成されている。図2に示す構成は最小の構成であり、図1に示したTFTパネル15やTFTコントローラ113を実装しても構わない。
撮像部21は被写体像を撮像し、画像データに変換する。システムコントローラ22は、撮像部21を制御して撮像を行わせるとともに、WLANインタフェース23を制御して、画像データを外部通信端末(本実施形態では図1の画像合成装置10)に送信させる。画像データの送信先は、次のようにして決定される。すなわち、システムコントローラ22は、予めWLANインタフェース23を経由して外部通信端末と通信を行い、外部通信端末から画像データの送信指示を受信した際に、その送信指示の送信元である外部通信端末を画像データの送信先に決定する。
WLANインタフェース23は、アンテナ24を介して外部通信端末と無線で通信を行う。本実施形態では、WLANインタフェース23は例えば、外部通信端末から画像データの送信指示を受信し、その送信指示に基づいて撮像された画像データを外部通信端末へ送信する。RAM25は、撮像部21の撮像条件を示す撮像パラメータなどを記憶する。
図3は、本実施形態による画像合成装置の一例であるカメラを用いた利用場面を示しており、2台のカメラ31,32が各々異なる被写体を撮影している。カメラ31は図1の画像合成装置10に対応し、撮影の制御や画像合成を行う。カメラ32は図2の撮像装置20に対応している。カメラ31とカメラ32は、アドホックネットワークを形成しており、このアドホックネットワークを介して通信を行う。
カメラ32は人物の撮影を行っており、カメラ31に対してライブビュー用の画像データを一定のフレームレートで送信している。カメラ31は花を撮影し、ライブビュー用の画像データを生成している。カメラ31は、カメラ31の撮像部16で生成される画像データに基づく画像をライブビュー表示することもできるが、WLANインタフェース13により受信したカメラ32の画像データに基づく画像を遠隔ライブビューとしてTFTパネル15に表示することもできる。さらに、撮像部16で生成された画像データと、WLANインタフェース13で受信された画像データとを画像合成回路112により合成した合成画像データに基づく合成画像をTFTパネル15に表示することもできる。本実施形態の合成では、一例として、多重露光したような効果をもつ合成画像データを生成する。
図4は、カメラ31がTFTパネル15にライブビュー表示する合成画像の例である。図4に示すように、カメラ31が撮影した被写体(花)とカメラ32が撮影した被写体(人物)とが重なった、多重露光したような効果を持たせた合成画像が得られる。これにより、ユーザーは、多重露光した場合の画像の出来上がりを確認しながら撮影することができる。また、ユーザーは、予め撮影時にライブビューでフレーミングや露出の調整をしながら撮影することができる。このため、撮影後にトリミングや色合いの調整を行いながら画像の合成作業を行う必要がない。
次に、システムコントローラ11の制御に着目し、画像合成装置10(カメラ31)の動作を説明する。図5は、合成モードにおける画像合成装置10の動作の手順を示している。
まず、ユーザーが設定スイッチ19を用いて接続先の撮影端末を選択する。撮影端末の選択後、システムコントローラ11内のCPU111は、外部通信端末に対して撮影端末になったことを通知する情報を、WLANインタフェース13を介して送信する(ステップS101)。
この時の選択方法としては、周辺に存在する、撮影端末になりうる通信端末をTFTパネル15に表示し、設定スイッチ19でユーザーに所望の通信端末を選択させる方法が考えられる。また、周辺に存在する、撮影端末になりうる通信端末を検索する方法としては、通信端末になれるか否かを問い合わせるコマンドをマルチキャストで送信し、撮影端末になれる旨の応答があった場合にその応答を行った通信端末の情報を表示し、応答がないか撮影端末にはなれない旨の応答があった場合には通信端末の情報を表示しないなどの方法が考えられるが、これらに限定するものでは無い。撮像装置20(カメラ32)では、システムコントローラ22が、WLANインタフェース23を介して、画像合成装置10からの情報を受信し、自装置が撮影端末になったことを認識する。
続いて、画像合成装置10において、CPU111は、設定された外部撮影端末に対して、ライブビュー画像データの撮像及び送信を指示するライブビュー画像送信通知(本発明における撮像指示に対応)を、WLANインタフェース13を介して送信する(ステップS102)。撮像装置20において、システムコントローラ22は、WLANインタフェース23を介してライブビュー画像送信通知を受信し、画像データの送信先をライブビュー画像送信通知の送信元に設定する。画像データの送信先に設定された画像合成装置10の情報はRAM25に記録される。また、システムコントローラ22は、撮像部21に画像データの生成を開始させるとともに、生成された1フレーム分の画像データを、WLANインタフェース23を介して画像合成装置10に送信する。これを繰り返すことにより、撮像装置20はライブビュー表示のための画像データをフレーム単位で送信し続ける。
画像合成装置10では、図5に示す処理と並行して、CPU111がWLANインタフェース13を介して撮像装置20から画像データを受信し、RAM14に記録する。このとき例えば、2フレーム分のバッファを持つなどして、1フレーム分のデータとして完全に受信された画像データが常に1フレーム以上存在するようにすることが望ましい。
続いて、CPU111は、撮像部16を制御して、ライブビュー表示のための画像データを生成させ、撮像部16で生成された画像データをRAM14に記録する(ステップS103)。図5に示す動作は合成モードの動作であり、合成画像データに基づく画像が表示される。このため、CPU111は、ステップS103において撮像部16で生成された画像データと、撮像装置20から受信した画像データとを合成用の画像データとして選択する(ステップS104)。この時、撮像装置20から受信した画像データに関しては、1フレーム分のデータがすべて受信されている画像データであって最新の画像データが選択される。
CPU111は、ステップS104で選択した2つの画像データを画像合成回路112へ出力し、画像データの合成を実行させる。画像合成回路112は、2つの画像データを多重露光画像として合成する(ステップS105)。この時、画像合成回路112は、例えばそれぞれの画像データの各画素の値を1/2倍にして、その後、対応する画素どうしの値を加算する。これによって、多重露光と同じ効果が得られる。また、どちらかの画像に重みを付けて強調したい場合には、一方の画像データにおける画素の値を1/x倍し、もう一方の画像データにおける画素の値を(1−1/x)倍すれば良い。
続いて、CPU111は、ステップS105で画像合成回路112により合成された合成画像データを、RAM14内の表示のための画像エリアに書き込む。また、CPU111は、TFTコントローラ113に指示を出し、この画像データに基づいて画像をTFTパネル15に表示させる(ステップS106)。
続いて、CPU111は、合成を継続するか否かを判別する(ステップS107)。合成を継続しない場合は、合成モード以外に動作モードが変化した場合であり、メニュー画面への移行もその一例である。合成を継続しない場合、処理はステップS112に進む。また、合成を継続する場合、CPU111は、撮影のためにレリーズ釦17が押下されているか否かを確認する(ステップS108)。レリーズ釦17が押下されていれば、そのまま撮影に移行するが、そうでない場合は、処理がステップS103に戻ってライブビュー映像の撮像が行われる。
撮影に移行した場合、CPU111は、撮像部16に撮影の指示を行うとともにWLANインタフェース13を介して撮像装置20に撮影指示を送信する(ステップS109)。この時、撮影端末が複数選択されている場合は、マルチキャストにより撮影指示を発行すれば、各撮影端末間の時間的なばらつきを抑えることができる。
撮影指示を受けた撮像部16は、ライブビュー画像よりも高精細な記録用の画像データを生成し、RAM14に記録する。また、撮像装置20において、WLANインタフェース23を介して撮影指示を受信したシステムコントローラ22は、撮像部21に撮像指示を与える。撮像部21は、この撮像指示を受け、記録用の高精細な画像データを生成する。システムコントローラ22は、この画像データを、WLANインタフェース23を介して画像合成装置10に送信する。この時、ライブビュー用の画像データか記録用の画像データかを画像合成装置10側で判別するためのヘッダー情報を付加して画像データを送信し、画像合成装置10側では、ヘッダー情報を解析し、ライブビュー用の画像データか記録用の画像データかを確認すると良い。画像合成装置10において、CPU111は、WLANインタフェース13を介して画像データを受信する(ステップS110)。
続いて、CPU111は、ステップS109で生成された画像データと、ステップS110で受信した画像データとを画像合成回路112へ出力し、画像データの合成を実行させる。画像合成回路112は、2つの画像データを合成して、記録用の合成画像データを生成する(ステップS111)。この合成方法はステップS105における合成方法と同等である。ステップS107において、合成を終了すると判定した場合、CPU111は、撮像装置20に対して、ライブビュー画像の送信停止を要求するライブビュー画像停止通知を、WLANインタフェース13を介して送信する(ステップS112)。撮像装置20において、WLANインタフェース23を介してライブビュー画像停止通知を受信したシステムコントローラ22は、撮像部21の動作を停止させる。
なお、フレーミングや、露出、フォーカスなどの調整は、画像合成装置10と撮像装置20のそれぞれにおいて、ユーザーによる操作に基づいて行われる。画像合成装置10では、図5に示した処理と並行して調整処理が行われるものとする。本実施形態では、フレーミングや、露出、フォーカスなどを調整しながら、出来上がりの画像を確認して撮影を行うことができるため、撮影後に画像データを加工する必要が無い。
上述したように、本実施形態によれば、記録用の画像の撮影前に、画像合成装置10で生成された画像データと、撮像装置20で生成された画像データとをフレーム毎に合成した合成画像データに基づいて合成後の画像が表示され、順次フレーム単位で画像が更新される。このため、ユーザーは合成後の画像をリアルタイムに確認することができ、フレーミングや露出などの調整を行った上で合成写真を撮影することができる。
また、撮像装置20では画像合成装置10からのライブビュー画像送信通知を受信したら画像データの生成が開始され、画像合成装置10ではライブビュー画像送信通知を送信したら画像データの生成が開始されるので、ライブビュー画像送信通知を介して、画像合成装置10と撮像装置20が同期して撮影を開始する。このため、ユーザーは、撮影の時間差が小さい画像を合成した合成画像でフレーミングなどを確認することができ、動く被写体を撮影する場合でも、作品性の高い合成画像を得ることができる。
また、画像合成装置10と撮像装置20がアドホックネットワークを介して通信を行うことによって、アクセスポイントなどの中継を介さずに撮影開始の指示や画像データのやりとりを行うことができるため、データや操作の遅延を抑えることができる。
また、本実施形態では、撮像装置20においてライブビュー画像送信通知を受信すると、システムコントローラ22はライブビュー画像送信通知を送信してきた画像合成装置10を画像データの送信先として登録し、撮像部21で生成された画像データを、登録された送信先に順次送信する。これにより、撮像装置20がライブビューモードに移行することを、操作を行う画像合成装置10から制御することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態による画像合成装置10と撮像装置20の構成は第1の実施形態と同様であるが、画像合成装置10に関しては、撮像部16は使用しない。したがって、撮像部16が無くてもよい。また、レリーズ釦17や設定スイッチ19は、ソフトウェア上に構成される場合もあり、またTFTパネル15は、ウインドウの形式である場合もある。
図6は、本実施形態における利用画面を示している。3台のカメラ51,52,53が撮像装置20として機能し、PC54が画像合成装置10として機能している。PC54は3台のカメラ51,52,53から画像データを受信し、それらの画像データを合成することで、同時性をもったパノラマ写真を撮影する。カメラ51,52,53とPC54は、アドホックネットワークを形成しており、このアドホックネットワークを介して通信を行う。
ここで、図7を用いて、撮影時にユーザーが行う調整について説明する。図7はパノラマ画像の状態を示しており、図7(a)は撮影後のパノラマ画像であり、図7(b)は撮影前の調整中におけるライブビュー画像である。画像71,72,73は、カメラ51,52,53から送られてくる画像であり、パノラマ画像は、これらの画像を横に並べたものとなる。各画像の境界部にはのりしろ71b,72b1,72b2,73bがある。
のりしろとは、画像の端部であり、パノラマ画像の場合、隣の画像と貼り合わせを行う部分になる。図7では、のりしろ71bとのりしろ72b1が対応し、のりしろ72b2とのりしろ73bがそれぞれ対応する。こののりしろの画像が、隣の画像におけるのりしろの画像と一致していれば、違和感の無い画像を合成することができる。ユーザーはライブビュー画像を確認しながら各カメラ51,52,53を動かして、のりしろが一致するように、カメラの水平位置や傾き、撮影方向、仰角などを調整する。
図7(b)は構図調整前のライブビュー画像であり、図7(c)は構図調整後のライブビュー画像を示している。図7(b)では、のりしろ72b2とのりしろ73bの画像は一部が一致しているが、上下方向のずれが大きい。このまま合成を行うと、合成可能な画像の範囲が狭まり、縦方向のサイズが小さくなってしまう。
この場合、ユーザーがカメラ53の仰角を調整することで、図7(c)のように合成可能な状態になる。ユーザーは、合成可能なように調整することができたら、所望のフレーミングになっているかどうかを確認し、問題なければ、被写体の鳥などが飛んでくるのを待ち構えて、所望のタイミングで撮影を行う。
次に、画像合成装置10の動作を説明する。本実施形態における画像合成装置10の動作は、図5に示した動作と一部が異なるだけなので、第1の実施形態との相違点のみを記載する。
本実施形態では、画像合成装置10は画像の撮影を行わない。このため、ステップS103及びステップS109における撮影は行わない。また、外部撮影端末として複数の撮像装置20が登録されるため、ステップS102,S109,S112における撮像装置20に対する通知はマルチキャストで行われる。さらに画像の合成は、外部撮影端末として登録された撮像装置20から受信した複数の画像データを用いて行われる。ここでの合成は、指定の順番に画像を並べ、のりしろを示す情報を画像に重畳することである。以上が、本実施形態と第1の実施形態との制御シーケンスの相違点である。
以下、図8を用いて、本実施形態における撮像パラメータの決定方法を説明する。撮像パラメータは、図5に示した処理(ただし、上記のように本実施形態に対応したもの)に移行する前に決定しておく必要がある。本実施形態に挙げたパノラマ撮影のような撮影を行う場合、各撮像装置20の露出や像倍率が合っていないと、合成の際に不都合が生じる。このため、画像合成装置10は、事前に図8に示す処理を実行し、各撮像装置20の撮像パラメータを一致させておく。
ユーザーが設定スイッチ19を操作することによって撮像パラメータの設定が開始されると、システムコントローラ11内のCPU111は、各撮像装置20からカメラ情報を入手する(ステップS201)。このカメラ情報とは、例えば光学系の焦点距離の範囲、解放時のF値、撮像素子のサイズなどの撮像装置20に固有の情報である。より具体的には、次のようにしてカメラ情報が入手される。
CPU111は、WLANインタフェース13を介して、各撮像装置20に対して撮像パラメータの要求通知を送信する。撮像装置20において、システムコントローラ22は、WLANインタフェース23を介してこの要求通知を受信する。続いて、システムコントローラ22は、予め保持しているカメラ情報を、WLANインタフェース23を介して画像合成装置10に送信する。画像合成装置10において、CPU111は、WLANインタフェース13を介してカメラ情報を受信する。
カメラ情報の入手に続いて、CPU111は、各撮像装置20から入手したカメラ情報より像倍率を求める(ステップS202)。この時、例えば全ての撮像装置20に共通設定できる像倍率であって最小になる値を求める。続いて、CPU111は、求めた像倍率より各撮像装置20の焦点距離を算出し、撮像装置20ごとに焦点距離の設定情報を含む焦点距離設定通知を生成する。そして、CPU111は、WLANインタフェース13を介して、各撮像装置20に焦点距離設定通知を送信し、焦点距離を設定させる(ステップS203)。
撮像装置20において、システムコントローラ22は、WLANインタフェース23を介してこの焦点距離設定通知を受信する。続いて、システムコントローラ22は、撮像部21を制御して、焦点距離設定通知が示す値に焦点距離を設定する。上記の焦点距離の算出に関しては、撮像装置20側で行っても良い。
焦点距離の設定に続いて、CPU111は、ユーザーの操作によるライブビュー表示の開始指示があったか否かを確認する(ステップS204)。ライブビュー表示の開始指示があれば、そのままライブビュー表示に移行するが、そうでない場合は、処理がステップS202に戻る。ライブビュー表示の開始指示があった場合、CPU111は、WLANインタフェース13を介して、各撮像装置20にライブビュー表示開始指示を送信する(ステップS205)。
撮像装置20において、システムコントローラ22は、WLANインタフェース23を介してこのライブビュー表示開始指示を受信する。続いて、システムコントローラ22は、撮像部21の露出やフォーカスの調整などを行い、調整後の露出やフォーカスなどの撮像パラメータを、WLANインタフェース23を介して画像合成装置10に送信する。
画像合成装置10において、CPU111は、WLANインタフェース13を介して各撮像装置20から撮像パラメータを受信する(ステップS206)。続いて、CPU111は、各撮像装置20から受信した撮像パラメータに基づいて、各撮像装置20に共通の設定値を決定する(ステップS207)。図6に示す利用場面では、露出に関しては、3台のカメラ51,52,53で算出された撮像パラメータの平均値をとることとし、フォーカス位置に関しては、最も近い値に合わせることとする。この決定方法は、上記に限定されるものでなく、例えば、中心に設定しているカメラ52の設定値を用いるなどでも良い。
続いて、CPU111は、上記のような手法で決定した撮像パラメータを、WLANインタフェース13を介して全ての撮像装置20に送信する(ステップS208)。撮像装置20において、システムコントローラ22は、WLANインタフェース23を介してこの撮像パラメータを受信する。続いて、システムコントローラ22は、受信した撮像パラメータに基づいて、撮像部21の撮像パラメータを再設定する。
上記のようにして各撮像装置20において撮像パラメータが設定された後、図5に示した処理(ただし、前述したように本実施形態に対応したもの)に従って、撮影が行われる。撮像パラメータの設定後、例えば設定スイッチ19の操作により撮像パラメータを変更する指示があった場合は、各撮像装置20の間で撮像パラメータに相違が発生しないように、ステップS207〜S208と同様にして、各撮像装置20に共通の撮像パラメータが再設定される。
上述したように、本実施形態によれば、複数の撮像装置20で撮像されたライブビュー画像を合成したライブビューのパノラマ画像が画像合成装置10で表示されるので、ユーザーはフレーミングを決定することができる。また、各撮像装置20の露出などの撮像パラメータを自動で合わせることができるので、簡単でかつ同時性を持ったパノラマ撮影が可能になる。
また、CPU111が各撮像装置20の撮像パラメータを決定し、WLANインタフェース13を介して各撮像装置20に撮像パラメータを通知することによって、各撮像装置20の撮像パラメータすなわち撮影条件を合わせて撮影を行うことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、第1の実施形態では多重露光した画像を合成画像とし、第2の実施形態ではパノラマ画像を合成画像としたが、合成画像は3D画像などであっても良い。また、第2の実施形態において、画像合成装置10はPCであったが、カメラであっても良い。
10・・・画像合成装置、11・・・システムコントローラ、12・・・システムバス、13・・・WLANインタフェース(送信部、受信部)、14・・・RAM、15・・・TFTパネル(表示部)、16・・・撮像部、17・・・レリーズ釦(撮影指示部)、18・・・アンテナ、19・・・設定スイッチ、20・・・撮像装置、21・・・撮像部、22・・・システムコントローラ(撮像制御部、設定部)、23・・・WLANインタフェース(受信部、送信部)、24・・・アンテナ、25・・・RAM(記憶部)、111・・・CPU(撮像パラメータ決定部)、112・・・画像合成回路(合成画像生成部)、113・・・TFTコントローラ

Claims (9)

  1. 撮像機能を有する外部端末に対して撮像指示を送信する送信部と、
    前記撮像指示に基づいて前記外部端末で撮像された第1の画像データを受信する受信部と、
    前記第1の画像データと、前記撮像指示の送信と同期して前記外部端末とは異なる端末で撮像された第2の画像データと、を合成した合成画像データを生成する合成画像生成部と、
    前記合成画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    を有する画像合成装置。
  2. 前記受信部は、前記第1の画像データをフレーム単位で受信し、
    前記合成画像生成部は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとをフレーム単位で合成した前記合成画像データを生成し、
    前記表示部は、前記合成画像データに基づく画像をフレーム単位で表示する請求項1に記載の画像合成装置。
  3. 前記受信部を介して前記外部端末から取得される撮像条件に基づいて、当該外部端末に撮像させる際の撮像パラメータを決定する撮像パラメータ決定部を更に有し、
    前記送信部は、前記撮像指示に加え、前記撮像パラメータを前記外部端末に対して送信する請求項1に記載の画像合成装置。
  4. 前記合成画像生成部は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとに基づいて、3D画像、パノラマ画像、又は多重露光画像を生成する請求項1に記載の画像合成装置。
  5. 前記送信部は、前記外部端末との間で形成されたアドホックネットワークを介して前記撮像指示を送信し、
    前記受信部は、前記アドホックネットワークを介して前記第1の画像データを受信する請求項1に記載の画像合成装置。
  6. 被写体を撮像し前記第2の画像データを生成する撮像部と、
    前記撮像部に対して撮像を指示する撮像指示部と、を更に有し、
    前記送信部は、前記撮像指示部の指示に基づいて、前記外部端末に対して前記撮像指示を送信する請求項1に記載の画像合成装置。
  7. 前記送信部は、第1の外部端末及び第2の外部端末に対して前記撮像指示を送信し、
    前記受信部は、前記撮像指示に基づいて前記第1の外部端末で撮像された第1の画像データと、前記撮像指示に基づいて前記第2の外部端末で撮像された第2の画像データとを受信する請求項1に記載の画像合成装置。
  8. 被写体を撮像し、画像データを生成する撮像部と、
    外部端末から撮像指示を受信する受信部と、
    前記撮像指示に基づいて前記撮像部に撮像を行わせる撮像制御部と、
    前記撮像指示に基づいて、前記外部画像データの送信先を、前記撮像指示を送信した外部端末に設定する設定部と、
    前記設定された送信先である外部端末に対して、前記画像データを送信する送信部と、
    を有する画像送信装置。
  9. 前記撮像部の撮像条件を記憶する記憶部を更に有し、
    前記送信部は、前記撮像条件を前記外部端末へ送信し、
    前記受信部は、前記撮像条件に基づいて前記外部端末により決定され、前記外部端末から送信された撮像パラメータを受信し、
    前記撮像制御部は、前記撮像パラメータを用いて前記撮像部に撮像させる請求項8に記載の画像送信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012235227A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法

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