JP2010135480A - レシピ作成装置、及び半導体露光装置 - Google Patents

レシピ作成装置、及び半導体露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パラメータの設定値の間違いを少なくする機能を有したレシピ作成装置を提供する。
【解決手段】不良ウエハを作る原因になる可能性のあるパラメータの情報を取得し、取得した情報を使って、パラメータの値の設定時や保存時にメッセージを表示する。例えばInfo.settingが設定されているか(ステップ1101)、ログイン名がConditionの条件と合っているか(ステップ1102)、対象パラメータに設定しているTimingのタイミングと合っているかどうかを調べ(ステップ1103)、全ての条件に適合した場合は操作者に注意喚起メッセージを表示する。
【選択図】図11

Description

本発明は、半導体素子や液晶素子等のデバイスを製造するための装置のようにパラメータに基づいて制御される装置、そのようなパラメータに関する情報の取得やパラメータの設定に関する。本発明は、半導体製造装置、特にウエハ上に回路パターンを焼き付ける半導体露光装置に特に好適に適用される。
デバイス製造(露光)工程では、パラメータは、レイアウト情報に関するもの、アライメントに関するもの、露光に関するもの等の1000以上もの数に達している。このような1工程を処理するための一組のパラメータの集まりをレシピ、または、ジョブと呼び、この単位でファイルにしていたりしてパラメータを扱っている。これらのパラメータの1個でも間違った値が設定されていると、正常なデバイスが作成できない可能性がある。そのため、パラメータは注意深く設定している。
上記の例として、下記特許文献1をあげることが出来る。
特開2002−124456号公報
しかし、日頃使っているパソコンのアプリケーションプログラムや他の装置とパラメータエディタの使い勝手の違い等によって、同じオペレータが同じような間違いをすることや、複数のオペレータが同じような間違いをすることはたまにある。また、パラメータの適切な値も気圧などの環境の変化、装置の経時変化、プロセスの変化等によって変化している。このようにパラメータの設定をミスする要因は多くあるが、年々、コストやスピードが厳しく要求されているため、このようなミスを少なくすることが必要になっていた。
そこで本発明は、パラメータの設定値の間違いを少なくする機能を有したレシピ作成装置と半導体露光装置を提供することを課題とする。
これらの課題を解決するために本発明の第1のレシピ作成装置は、不良ウエハを作る原因になる可能性のあるパラメータの情報を取得する手段と、上記取得した情報を使って、パラメータの値の設定時や保存時にメッセージを表示する手段を具備することを特徴とする。
第2のレシピ作成装置は、第1のレシピ作成装置において、メッセージを設定する手段を具備することを特徴とする。
第3のレシピ作成装置は、第1、又は第2のレシピ作成装置において、パラメータの情報の取得手段が、パラメータを設定する時に設定を忘れたパラメータや設定を間違ったパラメータ入力で不良ウエハを作る原因になったパラメータの情報を入力する手段であることを特徴とする。
第4のレシピ作成装置は、第1、又は第2のレシピ作成装置において、パラメータの情報の取得手段が、装置内やネットワークでつながった装置内で、パラメータの値の傾向を調べる手段であることを特徴とする。
第5のレシピ作成装置は、第4のレシピ作成装置において、パラメータの値の傾向を調べる手段が、装置内やネットワークでつながった装置内で、値のばらつきが大きいパラメータを探す手段であることを特徴とする。
第6のレシピ作成装置は、第4のレシピ作成装置において、パラメータの値の傾向を調べる手段が、装置内やネットワークでつながった装置内の平均値を算出する手段と、設定しようとしている値が上記平均値から離れているかどうかを調べる手段であることを特徴とする。
第7のレシピ作成装置は、第4のレシピ作成装置において、パラメータの値の傾向を調べる手段が、装置内やネットワークでつながった装置内で、値が過去から変化してきているパラメータを探す手段であることを特徴とする。
以上のようにすることで、本発明のレシピ作成装置ではパラメータの設定値の間違いを少なくすることが出来るようになる。
又、本発明の半導体露光装置は第1〜第7のいずれかの発明に記載のレシピ作成装置を備えることを特徴とする。
以上説明したように、不良ウエハを作る原因になる可能性のあるパラメータの情報を取得する手段と、上記取得した情報を使って、パラメータの値の設定時や保存時にメッセージを表示する手段を具備することをよって、レシピの作成でパラメータの設定抜けや設定値間違いを少なくする効果がある。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る半導体露光装置の外観を示す斜視図である。同図に示すように、この半導体露光装置は、装置本体の環境温度制御を行う温調チャンバ101、その内部に配置され、装置本体の制御を行うCPUを有するEWS本体106、ならびに、装置における所定の情報を表示するEWS用ディスプレイ装置102、装置本体において撮像手段を介して得られる画像情報を表示するモニタTV105、装置に対し所定の入力を行うための操作パネル103、EWS用キーボードl04等を含むコンソール部を備えている。図中、107はON−OFFスイッチ、108は非常停止スイッチ、109は各種スイッチ、マウス等、110はLAN通信ケーブル、111はコンソール機能からの発熱の排気ダクト、そして112はチャンバの排気装置である。半導体露光装置本体はチャンバ101の内部に設置される。
EWS用ディスプレイ102は、EL、プラズマ、液晶等の薄型フラットタイプのものであり、チャンバ101前面に納められ、LANケーブル110によりEWS本体106と接続される。操作パネル103、キーボード104、モニタTV105等もチャンバ101前面に設置し、チャンバ101前面から従来と同様のコンソール操作が行えるようにしてある。
図2は、図1の装置の内部構造を示す図である。同図においては、半導体露光装置としてのステッパが示されている。図中、202はレチクル、203はウエハであり、光源部204から出た光束が照明光学系205を通ってレチクル202を照明するとき、投影レンズ206によりレチクル202上のパターンをウエハ203上の感光層に転写することができる。レチクル202はレチクル202を保持、移動するためのレチクルステージ207により支持されている。ウエハ203はウエハチャック291により真空吸着された状態で露光される。ウエハチャック291はウエハステージ209により各軸方向に移動可能である。レチクル202の上側にはレチクルの位置ずれ量を検出するためのレチクル光学系281が配置される。ウエハステージ209の上方に、投影レンズ206に隣接してオフアクシス顕微鏡282が配置されている。オフアクシス顕微鏡282は内部の基準マークとウエハ203上のアライメントマークとの相対位置検出を行うのが主たる役割である。また、これらステッパ本体に隣接して周辺装置であるレチクルライブラリ220やウエハキャリアエレベータ230が配置され、必要なレチクルやウエハはレチクル搬送装置221およびウエハ搬送装置231によってステッパ本体に搬送される。
チャンバ101は、主に空気の温度調節を行う空調機室210、微小異物を濾過し清浄空気の均一な流れを形成するフィルタボックス213、および装置環境を外部と遮断するブース214で構成されている。チャンバ101内では、空調機室210内にある冷却器215および再熱ヒータ216により温度調節された空気が、送風機217によりエアフィルタgを介してブース214内に供給される。ブース214に供給された空気はリターン口raより再度空調機室210に取り込まれチャンバ101内を循環する。通常、チャンバ101は、厳密には完全な循環系ではなく、ブース214内を常時陽圧に保つために、循環空気量の約1割のブース214外の空気を、空調機室210に設けられた外気導入口oaより送風機を介して導入している。このようにしてチャンバ101は装置本体が置かれる環境温度を一定に保ち、かつ空気を清浄に保つことを可能にしている。また、光源部204には超高圧水銀灯の冷却やレーザ異常時の有毒ガス発生に備えて吸気口saと排気口eaが設けられ、ブース214内の空気の一部が光源部204を経由し、空調機室210に備えられた専用の排気ファンを介して工場設備に強制排気されている。また、空気中の化学物質を除去するための化学吸着フィルタcfを、空調機室210の外気導入口oaおよびリターン口raにそれぞれ接続して備えている。
図3は、図1の装置の電気回路構成を示すブロック図である。同図において、321は装置全体の制御を司る、前記EWS本体106に内蔵された本体CPUであり、マイクロコンピュータまたはミニコンピュータ等の中央演算処理装置からなる。322はウエハステージ駆動装置、323は前記オフアクシス顕微鏡282等のアライメント検出系、324はレチクルステージ駆動装置、325は前記光源部204等の照明系、326は露光用のレーザ制御装置、327はフォーカス検出系、328はZ駆動装置であり、これらは、本体CPU321により制御される。329は前記レチクル搬送装置221、ウエハ搬送装置231等の搬送系である。330は前記ディスプレイ102、キーボード104等を有するコンソールユニットであり、本体CPU321にこの露光装置の動作に関する各種のコマンドやパラメータを与えるためのものである。すなわち、オペレータとの間で情報の授受を行うためのものである。331はコンソールCPU、332は各種ジョブのパラメータ等を記憶する外部メモリである。ジョブパラメータには、使用するマスク、マスキングブレードの開口、露光量、フォーカス関連、レイアウトデータ等が含まれる。
次に、この露光装置における本発明のパラメータを設定する時に、入力を忘れたパラメータや、間違った値を入力したパラメータ入力で不良ウエハを作る原因になったパラメータの情報を入力する手段の1例を説明する。
図4は露光量やフォーカスに関するパラメータの一部を設定するGUI画面を示したものである。401は露光量やフォーカスに関するパラメータの設定画面であることを示すラベルである。パラメータを設定する画面が当然ながら、この他にも多くの画面がある。この実施例では不図示の設定画面のラベル401を集めた画面ラベルのリストやタグを選択することで、選択した設定画面が表示されるようになっている。また、これらの画面を操作するには不図示のログイン画面でログインする必要がある。ログインはSatoやSuzuki等の個別の担当者を表す名前、または、一般作業者を示すOperator、技術者を示すEngineerで行う。また、各名前には属性として一般作業者を示すOperatorや技術者を示すEngineerが設定されている。ここではSatoがOperatorとして、SuzukiがEngineerとして設定されているものとする。これらの名前の登録は不図示のユーザ登録画面で行う。これらはコンソールCPU331によって処理され、外部メモリ332に登録内容は保存されている。そして、必要なときに、コンソールCPU331によって外部メモリ332から引き出されて使用される。
402は露光量を設定する部分、403がフォーカスオフセットを設定する部分、404、405がチルトフォーカスオフセットのX、Yを設定する部分、406が設定したパラメータを保存するボタン、407が設定したパラメータの値をキャンセルするボタンである。ここで、チルトフォーカスオフセットのXを設定することで安心してチルトフォーカスオフセットのYの値を設定する部分405の値を設定するのを、ときたま忘れる作業者いたり、露光量を設定する部分402で単位を間違って、間違った値を設定することがあったりする。ここでは、露光量を設定する部分402の設定間違いを例に説明する。露光量の単位がmJ/mである他メーカの露光装置も使用する環境にあった場合、この他メーカの装置で通常3000前後の値を設定していたとすると、本実施例の装置では単位がJ/mであり、300前後の値を設定する必要がある。たとえは、250.5J/mの値を設定する場合、小数点を入力し忘れて、2505J/mの値にするミスが起こりやすい。このレシピでウエハを露光すると不良ウエハを作ってしまうことになる。このようなパラメータは露光量だけでないし、装置の使用環境によっても異なる。そこで、本発明の1実施例では設定ミスの起こりやすいパラメータの情報を人手で入力できるようにしている。その操作方法を図5の設定ミスの起こりやすいパラメータの情報を入力する処理の操作フロー図、図6のパラメータの情報を入力するパラメータを設定する画面、図7のパラメータの情報を入力する画面を使って説明する。以下の処理は人手による操作とコンソールCPU331によって行われる。
まず、図6と図7で設定を間違ったパラメータ入力で不良ウエハを作る原因になったパラメータの情報を入力する手段の1実施例を説明する。
図6の601は設定ミスがあったパラメータの情報を入力するパラメータを設定する画面であることを示すラベルである。602は露光量、フォーカス用の画面であることを示すラベルである。パラメータを探しやすいように、この画面に含まれるパラメータは、図4の露光量やフォーカスに関するパラメータの一部を設定するGUI画面で表示されているものと同じにしている。
603は露光量パラメータを設定する部分、604がフォーカスオフセットパラメータを設定する部分、605、606がチルトフォーカスオフセットのX、Yパラメータを設定する部分、607が設定を保存するボタン、608が設定をキャンセルするボタンである。この画面で各パラメータの右側にはボタンがあり、Info.settingとInfo.noneのどちらかが表示されている。Info.settingはパラメータの情報が設定されていることを、Info.noneパラメータの情報が設定されていないことを示している。これらのボタンを押すことで、図7のパラメータの情報を入力する画面が表示される。701はパラメータの情報を入力する画面を示すラベルある。702が図6で上記のようにボタンを押したパラメータで、情報を入力するパラメータであり、右側にトグルボタンがある。このトグルボタンはInfo.settingとInfo.noneを切替えるようになっている。ここで、設定した状態が図6の各パラメータの右側ボタンのラベルになる。また、Info.settingにした場合、703の条件、704のタイミング、705のメッセージ、706のメッセージの内容が設定可能になる。Info.noneにした場合、703の条件、704のタイミング、705のメッセージ、706のメッセージの内容がインセンシティブや非表示になって、設定できなくなる。
次に設定を忘れたパラメータや、設定を間違ったパラメータ入力で不良ウエハを作る原因になったパラメータの情報を入力する手段を使った操作を説明する。上記の設定ミスの起こりやすいパラメータの情報を入力する手段の1実施例を使った図5の操作フローを説明する。
操作501では、設定ミスがあったパラメータの情報を入力するために、上記で説明した図6の各パラメータ設定部分の右側にあるボタンを押す。押すと図7のような画面をコンソールCPU331が表示する。図7は露光量パラメータを設定する部分603のボタンを押したときに表示される画面の例である。露光量パラメータを設定する部分603(Exposure Dose)と同じパラメータをコンソールCPU331が702の情報を入力するパラメータに表示する。そこで、情報を入力するパラメータ702の右側にあるトグルボタンをInfo.settingに設定すると、コンソールCPU331は703の条件、704のタイミング、705のメッセージ、706のメッセージの内容、の各設定を可能にする。
操作502では、条件703の右側にあるトグルボタンを設定する。つまり、設定ミスがあったパラメータは誰による操作だったか(実際には下で説明するメッセージを誰が操作しているときに表示するか)を条件703の選択項目から選択する。ここで、コンソールCPU331は不図示のユーザ登録画面で装置に設定している操作者を選択項目として表示する。たとえば、選択項目して、全員を示すAll、一般作業者を示すOperator、技術者を示すEngineer、個別の担当者を表す名前SatoやSuzukiなどがある。
操作503では、タイミング704の右側のトグルボタンを設定する。つまり、メッセージをどこで表示するかをタイミング704の選択項目から選択する。ここで、コンソールCPU331はパラメータの入力時を表すAt inputと保存時を表すAt preservationを選択項目として表示する。
操作504では、表示するメッセージの内容をメッセージ705、メッセージの内容706で設定する。ここで、メッセージ705の右側のラジオボタンでAutoを選択した場合、コンソールCPU331はメッセージの内容706をインセンシティブや非表示にして入力できないようにする。メッセージ705の右側のラジオボタンでautoを選択した場合、表示するメッセージは予め用意しているが、タイミング704の設定でメッセージの内容を変えることもできる。タイミング704の設定をAt inputにした場合の例を図8の(A)に示している。ここで801はメッセージを示すラベルであり、802はメッセージの内容が表示されるエリアであり、803が読み終わった後に、メッセージウインドウを消すボタンである。タイミング704の設定をAt preservationにした場合の例を図8の(B)に示している。メッセージの内容が表示されるエリア802に表示されているTilT Offset Yは情報を入力するパラメータ702の名称によって変化するようになっている部分である。メッセージ705の右側のラジオボタンでManualを選択した場合、メッセージの内容706を操作者が入力できるようにし、ここで入力したメッセージを後の処理で表示するようにしている。このメッセージはパラメータや設定ミスした内容によって入力内容を変えるようにした方が良い。入力した内容の例を図8の(C)に示す。
操作505では、保存ボタン707を押して操作501から504で設定した内容をコンソールCPU331によって外部メモリ332に保存する。
また、708が設定をキャンセルするボタンである。
次に上記の処理で入力した不良ウエハを作る原因になったパラメータの情報を使って、パラメータの値の設定時や保存時にメッセージを表示する処理を説明する。1実施例を図11のパラメータの入力時と保存時の処理の一部分フローチャートで説明する。以下の処理はコンソールCPU331によって行われる。
図11は図4のようなパラメータを入力する画面で、露光量を設定する部分402等で各パラメータを入力するときや保存ボタン406を押したときに実行する処理を示すフローチャートである。図4のようなパラメータを設定する画面で露光量を設定する部分402などの各パラメータを入力するときは、対応する(入力中の)パラメータに対して、この処理を実行する。そして、保存ボタン406を押したときは、図4のようなパラメータを設定する画面に表示されている保存ボタン406の対象である画面内の全パラメータに対しても、この処理を実行する。
ここでは本実施例1に関連するステップ1101〜ステップ1104について説明する。
ステップ1101では、図7で対象パラメータにInfo.settingが設定されているかどうかを調べる。設定されていなければステップ1105に進む。設定されていればステップ1102に進む。上記のように対象パラメータはパラメータの値の入力時に実行しているのであれば、入力している1個のパラメータであり、保存時に実行しているのであれば、画面内の全パラメータである。
ステップ1102では、ログイン名を調べ、図7で対象パラメータに設定しているConditionの条件703と合っているかどうかを調べる。例えば、ConditionにOperatorが設定されていて、操作者がSatoの名前でログインしていたとすると、Satoの属性はOperatorであるため、条件に合っていることになり、ステップ1103に進む。条件に合っていなければステップ1105に進む。
ステップ1103では、この処理が各パラメータを入力するときの処理か、保存ボタン406を押したときの処理かを調べ、図7で対象パラメータに設定しているTimingのタイミング704と合っているかどうかを調べる。例えば、各パラメータを入力するときの処理だった場合、TimingにAt inputが設定されていれば条件に合っていることになり、At preservationが設定されていれば条件に合っていないことになる。条件に合っていればステップ1104に進み、合っていなければステップ1105に進む。
ステップ1104では、図7で対象パラメータに設定しているメッセージ705、メッセージの内容706で設定したメッセージを表示する。ここの処理に来たことはステップ1101からステップ1103の全ての条件に適合したことになる。ここで表示されるメッセージは前に説明した図8の(A)、(B)、(C)のようなメッセージになる。これらのメッセージを表示することで、操作者に注意を喚起することができる。
メッセージ表示後はステップ1105に進む。
以上で説明した不良ウエハを作る原因になったパラメータの情報やメッセージは装置全体で一組であっても良いし、レシピ単位に設定できても良い。また、パラメータ単位に持ち方を変えても良い。
このようにパラメータを設定する時に、設定を忘れたパラメータや、設定を間違ったパラメータ入力で不良ウエハを作る原因になったパラメータの情報を入力する手段と取得した情報を使って、パラメータの値の設定時や保存時にメッセージを表示する手段を具備することでレシピを作成でパラメータの設定抜けや設定値間違いを少なくする効果がある。
ステップ1105以降の説明は実施例2で説明する。
本発明の第2の実施例に係る半導体露光装置は図1、図2、図3で示されている実施例1と同様である。
この露光装置における本発明の装置内やネットワークでつながった装置内で、パラメータの値の傾向を調べる手段の1例を説明する。
パラメータに設定されている値傾向を調べる処理のフローチャート図10とパラメータの入力時と保存時の処理を示すフローチャート図11と、装置がネットワーク接続している図12と、パラメータの傾向を示した図9と表示するメッセージ図8を使って実施例2を説明する。
まず、図10のパラメータに設定されている値傾向を調べる処理のフローチャートから説明する。この処理はコンソールCPU331によって行われる。この処理はレシピの保存や、ユーザのログインやログアウトや、一定間隔など適切なタイミングで行われる。そして、この処理は全パラメータに対して行われる。
まず、ステップ1001では、パラメータ毎に外部メモリ332内に保存されている自装置内のレシピファイルと、図12に示されるようにネットワーク1203でつながっている他の半導体露光装置1201の外部メモリ332内に保存されているレシピファイルから1202で示すようにパラメータの値を取得する。
次にステップ1002では、値の傾向を調べる。
次にステップ1003では、値にばらつきが大きいかどうかを調べる。ばらつきが大きい場合、ステップ1004に進み、ばらつきが少ない場合、ステップ1005に進む。図9の(X)が、ばらつきが大きい場合のグラフの例である。ここで、X方向が件数で、左から右に古い順に並んでいる(右が新しい)。Y方向がパラメータの値を示している。また、円形901は今回入力した値を示し、三角形の902はこれまでの値を示している。これらは、図9の(X),(Y),(Z)とも同じである。
次に、ステップ1004では、値がばらついていることを示すために、外部メモリ332内にあるパラメータ毎のバラツキパラメータフラグをONにする。この処理が終わるとこの一連の処理を終了する。
次にステップ1005では、値が変化してきているかどうかを調べる。変化してきている場合、ステップ1006に進み、変化していない場合、ステップ1007に進む。図9の(Z)が、値が変化してきている場合のグラフの例である。ここで、904はパラメータの値の傾向を示している線である。
次に、ステップ1006では、値が変化してきていることを示すために、外部メモリ332内にあるパラメータ毎の変化パラメータフラグをONにする。この処理が終わるとこの一連の処理を終了する。
次に、ステップ1006では、このステップの処理に来るということは、値が余り変化していないことを示しているので、値の平均値を算出する。図9の(Y)が、値が変化していない場合のグラフの例である。この処理が終わるとこの一連の処理を終了する。
次に上記で説明したパラメータの値の傾向を調べる手段で取得した情報を使って、パラメータの値の設定時や保存時にメッセージを表示する処理を説明する。1実施例を図11のパラメータの入力時と保存時の処理の一部分フローチャートで説明する。ステップ1104まで説明しているので、ステップ1105から最後のステップまでを説明する。以下の処理はコンソールCPU331によって行われる。
ステップ1105では、値がばらついていることを示す外部メモリ332内にあるパラメータ毎のバラツキパラメータフラグがONになっているかどうかを調べる。ONになっていればステップ1106に進み、なっていなければステップ1107に進む。
ステップ1106では、値がばらついているパラメータであることを示す図8の(D)のようなメッセージを表示して注意を喚起して一連の処理を終了する。
ステップ1107では、値が段々に変化してきていることを示す外部メモリ332内にあるパラメータ毎の変化パラメータフラグがONになっているかどうかを調べる。ONになっていればステップ1108に進み、なっていなければステップ1109に進む。
ステップ1108では、値が段々に変化してきているパラメータであることを示す図8の(F)のようなメッセージを表示して注意を喚起して一連の処理を終了する。
ステップ1109では、今回入力した値901が値の平均値を示す903から外れているかどうかを調べる。外れていればステップ1110に進み、外れていなければ一連の処理を終了する。
ステップ1110では、値の平均値から外れた値を入力しようとしていることを示す図8の(E)のようなメッセージを表示して注意を喚起して一連の処理を終了する。
このような注意を喚起するようなメッセージを表示することでパラメータの設定値間違いを少なくできる。また、図10、図11のフローチャートに示される例では、パラメータの値が段々に変化してきているだけで、注意を喚起のメッセージを表示しているが、今回入力した値が、パラメータの値の傾向を示している線904から外れている場合のみメッセージを表示するようにすることも可能である。また、装置内やネットワークでつながった装置内のパラメータを同様に扱っているが、装置毎にパラメータの値の傾向を算出しても良い。更にはレシピ単位に設定できても良い。
以上のように、装置内やネットワークでつながった装置内で、値のばらつきが大きいパラメータを探す手段や、平均値を算出する手段と設定しようとしている値が上記平均値から離れているかどうかを調べる手段や、値が過去から変化してきているパラメータを探す手段、などパラメータの値の傾向を調べる手段を具備することでレシピの作成でパラメータの設定値間違いを少なくする効果がある。
本発明の第1の実施例に係る半導体露光装置の外観を示す斜視図である。 図1の装置の内部構造を示す図である。 図1の装置の電気回路構成を示すブロック図である。 露光量やフォーカスに関するパラメータの一部を設定するGUI画面 設定ミスの起こりやすいパラメータの情報を入力する処理の操作フロー図 パラメータの情報を入力するパラメータを設定する画面 パラメータの情報を入力する画面 表示するメッセージの画面 パラメータの傾向を示した図 パラメータに設定されている値傾向を調べる処理のフローチャート パラメータの入力時と保存時の処理を示すフローチャート 装置がネットワーク接続している図
符号の説明
101 温調チャンバ
102 EWS用ディスプレイ装置
103 操作パネル
104 EWS用キーボード
105 モニタTV
106 EWS本体
107 ON−OFFスイッチ
108 非常停止スイッチ
109 各種スイッチ、マウス等
110 LAN通信ケーブル
111 排気ダクト
112 排気装置
202 レチクル
203 ウエハ
204 光源部
205 照明光学系
206 投影レンズ
207 レチクルステージ
209 ウエハステージ
281 レチクル顕微鏡
282 オフアクシス顕微鏡
210 空調機室
213 フィルタボックス
214 ブース
217 送風機
321 本体CPU
322 ウエハステージ駆動
323 アライメント検出系
324 レチクルステージ駆動
325 照明系
326 レーザ制御
327 フォーカス検出系
328 Z駆動
330 コンソール
331 コンソールCPU
332 外部メモリ
401 設定画面のラベル
402 露光量を設定する部分
403 フォーカスオフセットを設定する部分
404、405 チルトフォーカスオフセットのX、Yを設定する部分
406 設定したパラメータを保存するボタン
407 設定したパラメータの値をキャンセルするボタン
601 設定ミスがあったパラメータの情報を入力するパラメータを設定画面であることを示すラベル
602 露光量、フォーカスの画面であることを示すラベル
603 露光量パラメータを設定する部分
604 フォーカスオフセットパラメータを設定する部分
605、606 チルトフォーカスオフセットのX、Yパラメータを設定する部分
607 設定を保存するボタン
608 設定をキャンセルするボタン
701 パラメータの情報を入力する画面を示すラベル
702 情報を入力するパラメータ
703 条件
704 タイミング
705 メッセージ
706 メッセージの内容
707 設定を保存するボタン
708 設定をキャンセルするボタン
801 メッセージを示すラベル
802 メッセージの内容が表示されるエリア
803 メッセージウインドウを消すボタン
901 今回入力した値
902 これまでの値
903 平均値
904 傾向を示している線
1201 半導体露光装置
1202 パラメータの値を取得
1203 ネットワーク

Claims (8)

  1. 不良ウエハを作る原因になる可能性のあるパラメータの情報を取得する手段と、上記取得した情報を使って、パラメータの値の設定時や保存時にメッセージを表示する手段を具備することを特徴とするレシピ作成装置。
  2. 上記メッセージを設定する手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のレシピ作成装置。
  3. 上記パラメータの情報の取得手段が、パラメータを設定する時に設定を忘れたパラメータや設定を間違ったパラメータ入力で不良ウエハを作る原因になったパラメータの情報を入力する手段であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のレシピ作成装置。
  4. 上記パラメータの情報の取得手段が、装置内やネットワークでつながった装置内で、パラメータの値の傾向を調べる手段であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のレシピ作成装置。
  5. 上記パラメータの値の傾向を調べる手段が、装置内やネットワークでつながった装置内で、値のばらつきが大きいパラメータを探す手段であることを特徴とする請求項4に記載のレシピ作成装置。
  6. 上記パラメータの値の傾向を調べる手段が、装置内やネットワークでつながった装置内の平均値を算出する手段と、設定しようとしている値が上記平均値から離れているかどうかを調べる手段であることを特徴とする請求項4に記載のレシピ作成装置。
  7. 上記パラメータの値の傾向を調べる手段が、装置内やネットワークでつながった装置内で、値が過去から変化してきているパラメータを探す手段であることを特徴とする請求項4に記載のレシピ作成装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載のレシピ作成装置を備えたことを特徴とする半導体露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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