JP2010133671A - 熱交換器及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、チューブの端末を接続する接続孔の端縁からの冷媒の漏れを抑制できる熱交換器を提供することを目的とする。
【解決手段】エンドプレート32は、一方側に第1開口を有するとともに、タンクプレート31と重ね合わされる第1重ね合わせ部を備える。また、タンクプレート31は、一方側に第2開口を有するとともに、エンドプレート31と重ね合わされる第2重ね合わせ部を備える。エンドプレート32とタンクプレート31とは、第1開口と第2開口とが対向し、かつエンドプレート32の第1重ね合わせ部がタンクプレート31の第2重ね合わせ部の内側となるように組み付けられ、タンクプレート31の第2重ね合わせ部の縁部に、接続孔32cの少なくとも一端側と対応する接続溝31dが形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】エンドプレート32は、一方側に第1開口を有するとともに、タンクプレート31と重ね合わされる第1重ね合わせ部を備える。また、タンクプレート31は、一方側に第2開口を有するとともに、エンドプレート31と重ね合わされる第2重ね合わせ部を備える。エンドプレート32とタンクプレート31とは、第1開口と第2開口とが対向し、かつエンドプレート32の第1重ね合わせ部がタンクプレート31の第2重ね合わせ部の内側となるように組み付けられ、タンクプレート31の第2重ね合わせ部の縁部に、接続孔32cの少なくとも一端側と対応する接続溝31dが形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、熱交換器及びその製造方法に関し、特に熱交換器のチューブの端末が接続されるタンクの構造に特徴を有する熱交換器に関する。
冷凍サイクルにおけるコンデンサ、エバポレータを構成する熱交換器は、複数のチューブと複数のフィンとが交互に積層されたコアと、チューブの端末が接続されるタンクとを備えている。冷媒は、タンクに設けられた入口ヘッダから内部に取り入れられて、コアに伝わる熱によって熱交換をしつつチューブを通過した後、タンクに設けられた出口ヘッダから外部に排出される。
熱交換器のタンクとしては、タンクプレートと称される半円筒形状の部材と、エンドプレートと称される、チューブの端末を接続する接続孔を設けた部材とを組み付けて、ろう付により一体化されたものが一般的である。
例えば特許文献1には、図7に示すように、半円筒形状のタンクプレート310と、チューブの端末を接続する接続孔321を設けたエンドプレート320とを組み付けてなり、タンクプレート310の縁部には、エンドプレート320を保持する折り曲げ片311を設け、折り曲げ片311は、基端側をエンドプレート320に当接しつつ先端側を折り曲げた構成のタンク300が開示されている。特許文献1によると、タンク300は、折り曲げ片311を折り曲げることにより、タンクプレート310とエンドプレート320とを効率よく組み付けることができる。
熱交換器のタンクとしては、タンクプレートと称される半円筒形状の部材と、エンドプレートと称される、チューブの端末を接続する接続孔を設けた部材とを組み付けて、ろう付により一体化されたものが一般的である。
例えば特許文献1には、図7に示すように、半円筒形状のタンクプレート310と、チューブの端末を接続する接続孔321を設けたエンドプレート320とを組み付けてなり、タンクプレート310の縁部には、エンドプレート320を保持する折り曲げ片311を設け、折り曲げ片311は、基端側をエンドプレート320に当接しつつ先端側を折り曲げた構成のタンク300が開示されている。特許文献1によると、タンク300は、折り曲げ片311を折り曲げることにより、タンクプレート310とエンドプレート320とを効率よく組み付けることができる。
熱交換器は、市場に流通される前に種々の検査に供される。その一つとして、冷媒の漏れを検査するが、この検査において、冷媒が図7のEで示す接続孔321の端縁から冷媒が漏れることがまれに観察された。
そこで本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、チューブの端末を接続する接続孔の端縁からの冷媒の漏れを抑制できる熱交換器及びその製造方法を提供することを目的とする。
そこで本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、チューブの端末を接続する接続孔の端縁からの冷媒の漏れを抑制できる熱交換器及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、従来のタンク300は、チューブの端末がろう付されるのがエンドプレート320のみであるから、接合強度が不足することを究明した。そこで、タンクプレート310の縁部を接続孔321と干渉する位置まで延ばし、接続孔321の端縁に相当する接続溝をタンクプレート310の縁部に形成し、チューブの端末がタンクプレート310の接続溝及びエンドプレート320の接続孔321を貫通して接続される構造とすることを提案するものである。この構造によれば、チューブの端縁は、エンドプレート320に加えてタンクプレート310にもろう付されるので、接合強度が向上して、冷媒の漏れを抑制できる。
すなわち本発明の熱交換器は、冷媒が内部を流れるチューブとチューブに熱交換可能に接するフィンとからなるコアと、チューブの端末が接続され、チューブを流れる冷媒の流路を備えるタンクと、を備え、タンクは、チューブの端末が接続される接続孔が形成されるエンドプレートと、エンドプレートと組み付けられて流路を形成するタンクプレートとを備える。このエンドプレートは、一方側に第1開口を有するとともに、タンクプレートと重ね合わされる第1重ね合わせ部を備え、タンクプレートは、一方側に第2開口を有するとともに、エンドプレートと重ね合わされる第2重ね合わせ部を備える。そして、エンドプレートとタンクプレートとは、第1開口と第2開口とが対向し、かつエンドプレートの第1重ね合わせ部がタンクプレートの第2重ね合わせ部の内側となるように組み付けられ、タンクプレートの第2重ね合わせ部の縁部に、接続孔の少なくとも一端縁と対応する接続溝が形成されていることを特徴とする。
本発明の熱交換器において、タンクプレート及びエンドプレートの外表面に、リブが形成されていることが、タンクの強度向上にとって好ましい。
すなわち本発明の熱交換器は、冷媒が内部を流れるチューブとチューブに熱交換可能に接するフィンとからなるコアと、チューブの端末が接続され、チューブを流れる冷媒の流路を備えるタンクと、を備え、タンクは、チューブの端末が接続される接続孔が形成されるエンドプレートと、エンドプレートと組み付けられて流路を形成するタンクプレートとを備える。このエンドプレートは、一方側に第1開口を有するとともに、タンクプレートと重ね合わされる第1重ね合わせ部を備え、タンクプレートは、一方側に第2開口を有するとともに、エンドプレートと重ね合わされる第2重ね合わせ部を備える。そして、エンドプレートとタンクプレートとは、第1開口と第2開口とが対向し、かつエンドプレートの第1重ね合わせ部がタンクプレートの第2重ね合わせ部の内側となるように組み付けられ、タンクプレートの第2重ね合わせ部の縁部に、接続孔の少なくとも一端縁と対応する接続溝が形成されていることを特徴とする。
本発明の熱交換器において、タンクプレート及びエンドプレートの外表面に、リブが形成されていることが、タンクの強度向上にとって好ましい。
本発明の熱交換器は、エンドプレートとタンクプレートとを、第1開口と第2開口とが対向し、かつエンドプレートの第1重ね合わせ部がタンクプレートの第2重ね合わせ部の内側となる所定の位置に配置し、次に、接続孔及び接続溝を打抜きにより同時に形成し、しかる後に、チューブの端末を、接続孔及び接続溝を介してタンクに接続するとともに、フィンを所定位置に配置した後に、ろう付熱処理を行うことにより製造することができる。
本発明によれば、チューブの端末を接続する接続孔の端縁からの冷媒の漏れを抑制できる熱交換器及びその製造方法が提供される。
以下に、本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態に係る熱交換器10は、自動車に搭載される車内空調用冷凍サイクルのエバポレータ・コンデンサに用いられるものである。
<熱交換器10の全体構成>
熱交換器10は、図1に示すように、冷媒が流通する複数のチューブ21及び複数のフィン22を交互に積層してなるコア20と、チューブ21の端末が接続される一対のタンク30と、を備え、コア20に伝わる熱によって冷媒の熱交換を行うものである。
熱交換器10は、図1に示すように、冷媒が流通する複数のチューブ21及び複数のフィン22を交互に積層してなるコア20と、チューブ21の端末が接続される一対のタンク30と、を備え、コア20に伝わる熱によって冷媒の熱交換を行うものである。
チューブ21は、銅又は銅合金、あるいはアルミニウム又はアルミニウム合金からなり、押出し成形又は板状素材をロール成形して作製された中空部を有する矩形断面の部材である。熱交換器10は、その幅方向(図中、Y方向)に2つのチューブ21が2列に並んで配置される。ただし、本発明による熱交換器は、この形態に限定されず、幅方向にチューブ21が1列のみ配置される形態、幅方向にチューブ21が2列以上並んで配置される形態であってもよい。また、チューブ21の断面形状は、矩形に限らず、円形、その他の形状であってもよい。
フィン22は、チューブ21と同様の材料から構成され、本実施形態ではコルゲートタイプのフィンを用いているが、これに限らず、プレートタイプのフィンを用いることができる。
コア20は、以上のチューブ21とフィン22とが、熱交換器10の長手方向(図中、X方向)に交互に積層して配置され、その両端はサイドプレート23で封止される。サイドプレート23は、コア20の補強部材として機能し、その端部はタンク30に支持されている。
フィン22は、チューブ21と同様の材料から構成され、本実施形態ではコルゲートタイプのフィンを用いているが、これに限らず、プレートタイプのフィンを用いることができる。
コア20は、以上のチューブ21とフィン22とが、熱交換器10の長手方向(図中、X方向)に交互に積層して配置され、その両端はサイドプレート23で封止される。サイドプレート23は、コア20の補強部材として機能し、その端部はタンク30に支持されている。
タンク30には、冷媒が流入する入口ヘッダ38と、冷媒が流出される出口ヘッダ39とを備えている。入口ヘッダ38からタンク30の内部に流入した冷媒は、熱交換をしつつ複数のチューブ21を流通した後、出口ヘッダ39からタンク30の外部に排出される。
タンク30には、内部をそれぞれ所定の間隔で区画するセンタプレート33、仕切りプレート34,35が設けられており、冷媒は、各タンク30の間を複数回往復する構成となっている。
タンク30の長手方向の一端にはキャップ36が配置される。キャップ36は、タンク30の一端を封止する。タンク30の長手方向の他端にはキャップ37が配置される。キャップ37は、貫通孔37hを備え、入口ヘッダ38からの冷媒は、入口ヘッダ38の貫通孔38h、貫通孔37hを通ってタンク30内に流入される。また、タンク30から流出する冷媒は、貫通孔37h、出口ヘッダ39の貫通孔39hを通って出口ヘッダ39から熱交換器10の外部に流出される。
タンク30には、内部をそれぞれ所定の間隔で区画するセンタプレート33、仕切りプレート34,35が設けられており、冷媒は、各タンク30の間を複数回往復する構成となっている。
タンク30の長手方向の一端にはキャップ36が配置される。キャップ36は、タンク30の一端を封止する。タンク30の長手方向の他端にはキャップ37が配置される。キャップ37は、貫通孔37hを備え、入口ヘッダ38からの冷媒は、入口ヘッダ38の貫通孔38h、貫通孔37hを通ってタンク30内に流入される。また、タンク30から流出する冷媒は、貫通孔37h、出口ヘッダ39の貫通孔39hを通って出口ヘッダ39から熱交換器10の外部に流出される。
<タンク30の構成>
次に、熱交換器10の特徴であるタンク30の構成を、図2、図3を参照しつつ説明する。
タンク30は、タンクプレート31とエンドプレート32とを主構成要素としており、互いの開口同士を対向させて組み付けられている。タンク30は、タンクプレート31とエンドプレート32とが重ねあわされた部分において、エンドプレート32の重ね合わせ部が、タンクプレートの重ね合わせ部の内側となるように組み付けられる。タンクプレート31両縁部の内周面とエンドプレート32両縁部の外周面とを、ろう付により接合される。タンクプレート31、エンドプレート32は、それぞれ、所定の板厚を有する板状素材をプレス成形して作製される。タンクプレート31とエンドプレート32の厚さは、同等にすればよいが、エンドプレート32は、チューブ21の端末を接続することによって補強がなされるため、タンクプレート31よりも若干薄く設定することができる。
次に、熱交換器10の特徴であるタンク30の構成を、図2、図3を参照しつつ説明する。
タンク30は、タンクプレート31とエンドプレート32とを主構成要素としており、互いの開口同士を対向させて組み付けられている。タンク30は、タンクプレート31とエンドプレート32とが重ねあわされた部分において、エンドプレート32の重ね合わせ部が、タンクプレートの重ね合わせ部の内側となるように組み付けられる。タンクプレート31両縁部の内周面とエンドプレート32両縁部の外周面とを、ろう付により接合される。タンクプレート31、エンドプレート32は、それぞれ、所定の板厚を有する板状素材をプレス成形して作製される。タンクプレート31とエンドプレート32の厚さは、同等にすればよいが、エンドプレート32は、チューブ21の端末を接続することによって補強がなされるため、タンクプレート31よりも若干薄く設定することができる。
タンクプレート31は、基部31aと、基部31aに連なり基部31aに対して略垂直に立ち上がる一対の立設部31bと、各立設部31bに連なり基部31aと略平行な折り曲げ部31cとから構成される。折り曲げ部31cには、タンクプレート31の長手方向に沿って、チューブ21の端末が貫通する接続溝31dが所定間隔を隔てて形成されている。接続溝31dは、折り曲げ部31cの縁部から所定の長さだけ折り曲げ部31cの表裏面を貫通して形成されている。また、接続溝31dは、エンドプレート32に設けられた接続孔32cに対応して形成されている。
エンドプレート32は、基部32aと、基部32aに連なり基部32aに対して略垂直に立ち上がる一対の立設部32bとから構成される。基部32aには、エンドプレート32の長手方向に沿って、チューブ21の端末が貫通する接続孔32cが所定間隔を隔てて形成されている。接続孔32cは、基部32aの幅方向に沿って2列に形成されている。また、接続孔32cは、タンクプレート31に設けられた接続溝31dに対応して形成されており、各接続孔32cの外側の端縁とタンクプレート31の接続溝31dとが重複する。
図3に示すように、チューブ21は、タンクプレート31の接続溝31dを貫通し、さらにエンドプレート32の接続孔32cを貫通する。そうすると、チューブ21は、その外側の端縁21eが、タンクプレート31の折り曲げ部31cと、エンドプレート32の基部32aとにろう付されてタンク30に保持される。図7に示した従来のタンク300の場合、チューブ21は、エンドプレート32にのみろう付されてタンク300に保持される。したがって、タンク30は従来のタンク300に比べて、チューブ21の端縁21eのタンク30への接合強度が高くなり、冷媒の漏れが生じにくい。
エンドプレート32には接続孔32cが2列に設けられているので、各々の接続孔32cの外側の端縁のみに接続溝31dが対応して形成されている。したがって、接続孔32cの内側の端縁については、接合強度が懸念されるが、少なくとも一方の端縁における接合強度が向上するので、冷媒の漏れの可能性は十分低減される。また、接続孔32cが1列の場合には、両端縁に接続溝31dを対応して形成できるので、冷媒の漏れの抑制効果は極めて高くなる。
次に、タンク30の製造手順を、図4及び図5に基づいて説明する。
図4(a)に示すように、タンクプレート基材31xとエンドプレート基材32xとを、位置合わせして重ね合わせる。
タンクプレート基材31xは、立設部31bに相当する部分に対して折り曲げ部31cに相当する部分が真直ぐなU字状の部材である。また、タンクプレート基材31xの折り曲げ部31cに相当する部分には、接続溝31dは形成されていない。同様に、エンドプレート32xの基部32aに相当する部分には、接続孔32cは形成されていない。
図4(a)に示すように、タンクプレート基材31xとエンドプレート基材32xとを、位置合わせして重ね合わせる。
タンクプレート基材31xは、立設部31bに相当する部分に対して折り曲げ部31cに相当する部分が真直ぐなU字状の部材である。また、タンクプレート基材31xの折り曲げ部31cに相当する部分には、接続溝31dは形成されていない。同様に、エンドプレート32xの基部32aに相当する部分には、接続孔32cは形成されていない。
タンクプレート基材31xとエンドプレート基材32xとを重ね合わせした後に、図4(b)に示すように、タンクプレート基材31xを折り曲げる。折り曲げ部31cの縁部は、その後エンドプレート32に接続孔32cの形成が予定される領域と干渉する。
この折り曲げに際して、図5に示すように、タンクプレート基材31xの周囲を覆う冶具J2を用いることができる。このように、タンクプレート基材31xとエンドプレート基材32xとの重ね合わせ体の内部に冶具J1を配し、また外部に冶具J2を配して、タンクプレート基材31xとエンドプレート基材32xとの位置ずれを防止しながら、タンクプレート基材31xの折り曲げを行なう。折り曲げには、相当の力が必要であるから、折り曲げ時の位置ずれ防止は重要である。
この折り曲げに際して、図5に示すように、タンクプレート基材31xの周囲を覆う冶具J2を用いることができる。このように、タンクプレート基材31xとエンドプレート基材32xとの重ね合わせ体の内部に冶具J1を配し、また外部に冶具J2を配して、タンクプレート基材31xとエンドプレート基材32xとの位置ずれを防止しながら、タンクプレート基材31xの折り曲げを行なう。折り曲げには、相当の力が必要であるから、折り曲げ時の位置ずれ防止は重要である。
折り曲げが終わったならば、図4(c)に示すように、打抜きを行なう。なお、冶具J1、J2は、そのままにしてある。この打抜きにより、エンドプレート32xに接続孔32cが形成されると同時に、チューブタンクプレート基材31xに接続溝31dが形成される。打抜きは、パンチを用いて行えばよい。冶具J1、J2によりタンクプレート基材31xとエンドプレート基材32xとの位置ずれが防止されているので、接続溝31dと接続孔32cとを、精度よく位置合わせしながら形成できる。
打抜きが終わったならば、冶具J1、J2を取り外して、ろう付のための熱処理を行なう。この熱処理は、チューブ21、フィン22等の熱交換器10を構成する他の部材を組み付けて行なうこともできる。そうすることにより、熱交換器10を得る。なお、ろう付(熱処理)は、公知の方法に従えばよい。公知の方法とは、タンクプレート基材31x、エンドプレート基材32xに、予めろう材をクラッドしかつフラックスを塗布することを含んでいる。
本発明は、以上説明した熱交換器10に限らず、本発明の主旨を逸脱しない限り、他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、図6に示すように、タンクプレート31、エンドプレート32にリブRを設けることにより、タンク30の強度を向上できる。
また、熱交換器10は、タンクプレート31の折り曲げ部31cが、接続溝31dを除く長手方向の全域に存在するが、接続溝31dの周囲を残して切り欠くことができる。
例えば、図6に示すように、タンクプレート31、エンドプレート32にリブRを設けることにより、タンク30の強度を向上できる。
また、熱交換器10は、タンクプレート31の折り曲げ部31cが、接続溝31dを除く長手方向の全域に存在するが、接続溝31dの周囲を残して切り欠くことができる。
10…熱交換器、
20…コア、21…チューブ、22…フィン、23…サイドプレート、
30…タンク、31…タンクプレート、31d…接続溝、32…エンドプレート、32c…接続孔
20…コア、21…チューブ、22…フィン、23…サイドプレート、
30…タンク、31…タンクプレート、31d…接続溝、32…エンドプレート、32c…接続孔
Claims (3)
- 冷媒が内部を流れるチューブと前記チューブに熱交換可能に接するフィンとからなるコアと、
前記チューブの端末が接続され、前記チューブを流れる冷媒の流路を備えるタンクと、を備え、
前記タンクは、
前記チューブの前記端末が接続される接続孔が形成されるエンドプレートと、
前記エンドプレートと組み付けられて前記流路を形成するタンクプレートとを備え、
前記エンドプレートは、一方側に第1開口を有するとともに、前記タンクプレートと重ね合わされる第1重ね合わせ部を備え、
前記タンクプレートは、一方側に第2開口を有するとともに、前記エンドプレートと重ね合わされる第2重ね合わせ部を備え、
前記エンドプレートと前記タンクプレートとは、前記第1開口と前記第2開口とが対向し、かつ前記エンドプレートの前記第1重ね合わせ部が前記タンクプレートの前記第2重ね合わせ部の内側となるように組み付けられ、
前記タンクプレートの前記第2重ね合わせ部の縁部に、前記接続孔の少なくとも一端縁と対応する接続溝が形成されていることを特徴とする熱交換器。 - 前記タンクプレート及び前記エンドプレートの外表面に、リブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 請求項1又は2に記載の熱交換器を製造する方法であって、
前記エンドプレートと前記タンクプレートとを、前記第1開口と前記第2開口とが対向し、かつ前記エンドプレートの前記第1重ね合わせ部が前記タンクプレートの前記第2重ね合わせ部の内側となる所定の位置に配置する工程と、
前記接続孔及び前記接続溝を打抜きにより同時に形成する工程と、
前記チューブの前記端末を、前記接続孔及び前記接続溝を介して前記タンクに接続するとともに、前記フィンを所定位置に配置した後に、ろう付熱処理を行う工程と、
を備えることを特徴とする熱交換器の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012165225A1 (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-06 | サンデン株式会社 | 熱交換器 |
-
2008
- 2008-12-08 JP JP2008311873A patent/JP2010133671A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
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