JP2010133038A - 溶融物吐出装置および繊維製造装置ならびに繊維製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維径のばらつきが少ない繊維をエレクトロスピニング法により高い生産性で製造することのできる繊維製造装置を提供する。
【解決手段】高分子物質またはピッチ系物質の溶融物を繊維原料として貯蔵する繊維原料貯蔵部1と、繊維原料貯蔵部1に貯蔵された溶融物を細糸状に吐出する複数の溶融物吐出ノズル8を有する溶融物吐出装置2と、溶融物吐出ノズル8から吐出された溶融物を電気的に引き寄せて捕集するコレクタ3とを備え、溶融物吐出ノズル8が溶融物を細糸状に吐出する第1のノズル部と、第1のノズル部から吐出された溶融物を加圧ガスにより加圧しながら細糸状に吐出する第2のノズル部とを有する繊維製造装置において、溶融物吐出ノズル8をコレクタ3に対して環状に配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、高分子物質またはピッチ系物質の溶融物から繊維をエレクトロスピニング法により紡糸する技術に関する。
近年、半導体基盤上の電線・発光体用電子銃や各種センサなどのエレクトロニクス分野、高性能フィルターなど環境対応分野、再生医療用スキャッフォールドや傷口保護材などのメディカル分野などへの応用を期待して、サブマイクロメータ以下の直径を持つ極細繊維の要求が高まっている。
直径がサブマイクロメータ以下の極細繊維を製造する方法としては、紡糸口金内の紡糸ノズルを通じてポリマー溶液を吐出し、吐出されたポリマー溶液をコレクタにより電気的に引き寄せて捕集することで極細繊維を製造する方法(例えば、特許文献1参照)が知られているが、この方法はポリマーを溶解するのに使用される溶剤が不安定であり、大量生産には限界があって、生産性も悪いという問題がある。そこで、ポリマー溶融液をエアノズルに供給される加熱空気と共に紡糸口金内の紡糸ノズルを通じてコレクタ上に吐出して極細繊維を製造する方法(特許文献2参照)が提案されている。
特開平03−161502号公報 大韓民国特許KR453670B特許公報
上述した方法によると、ナノメータレベルの極細繊維を高い生産性で製造することが可能であるが、特許文献2には、ナノメータレベルの極細繊維を高い生産性で製造するための設備に関しては詳細に開示されていない。したがって、ナノメータレベルの極細繊維を高い生産性で製造することは実際には困難である。
本発明の目的は、繊維径のばらつきが少ない繊維を高い生産性で製造するときに好適な溶融物吐出装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、繊維径のばらつきが少ない繊維をエレクトロスピニング法により高い生産性で製造することのできる繊維製造装置および繊維製造方法を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、高分子物質またはピッチ系物質の溶融物から繊維をエレクトロスピニング法により製造するときに用いられ、前記溶融物を細糸状に吐出する複数の溶融物吐出ノズルを有する溶融物吐出装置であって、前記溶融物吐出ノズルが、前記溶融物を細糸状に吐出する第1のノズル部と、該第1のノズル部から細糸状に吐出された溶融物をガスにより加圧しながら細糸状に吐出する第2のノズル部とを有し、かつ前記第2のノズル部から吐出された溶融物を電気的に引き寄せて捕集するコレクタに対して環状に配置されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、高分子物質またはピッチ系物質の溶融物から繊維をエレクトロスピニング法により製造するときに用いられ、前記溶融物を繊維原料として貯蔵する繊維原料貯蔵部と、該繊維原料貯蔵部に貯蔵された前記溶融物を細糸状に吐出する複数の溶融物吐出ノズルを有する溶融物吐出装置と、前記溶融物吐出ノズルから吐出された溶融物を電気的に引き寄せて捕集するコレクタとを備えた繊維製造装置であって、前記溶融物吐出ノズルが、前記溶融物を細糸状に吐出する第1のノズル部と、該第1のノズル部から吐出された溶融物を加圧ガスにより加圧しながら細糸状に吐出する第2のノズル部とを有し、かつ前記コレクタに対して環状に配置されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項2記載の繊維製造装置であって、前記繊維原料貯蔵部が前記加圧ガスを前記溶融物吐出ノズルに分配するためのヘッダー部と、該ヘッダー部の中央部に前記加圧ガスを供給するためのガス供給管とを有することを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3記載の繊維製造装置であって、前記ヘッダー部の中央部に向けて開口する加圧ガス流入口を前記溶融物吐出ノズルに設けたことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、高分子物質またはピッチ系物質の溶融物から繊維をエレクトロスピニング法により製造するに際して、請求項2〜4のいずれか一項記載の繊維製造装置を用いて繊維を製造することを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項5記載の繊維製造方法であって、前記繊維製造装置のコレクタで捕集された繊維を不融化した後、炭素化または黒鉛化することを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項5記載の繊維製造方法であって、前記繊維製造装置のコレクタで捕集された繊維を不融化した後、炭素化および黒鉛化することを特徴とするものである。
本発明によると、複数の溶融物吐出ノズルをコレクタに対して直線状に配置した場合と比較して、各溶融物吐出ノズルから吐出される繊維原料の温度、吐出圧力などがほぼ同じとなるので、繊維径のばらつきが少ない繊維を高い生産性に製造することができる。また、炭素ナノ繊維の製造による水素貯蔵材料、キャパシターや燃料電池の電極材料、太陽電池電極材料、各種高性能フィルターや電池用セパレータなどの具体的な応用分野に展開できるという効果もある。
以下、図1〜図4を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る繊維製造装置の概略構成を示す図であり、本発明の一実施形態に係る繊維製造装置は、図1に示されるように、繊維原料貯蔵部1、溶融物吐出装置2およびコレクタ3を備えている。
繊維原料貯蔵部1は高分子物質またはピッチ系物質の溶融物(以下「繊維原料」という)貯蔵するものであり、ステンレス鋼からなる密閉構造の繊維原料貯蔵容器4を有している。また、繊維原料貯蔵部1は原料貯蔵容器4を加熱して原料貯蔵容器4に貯蔵された繊維原料の粘度を例えば1〜100ポイズに保つためのヒータ5と、繊維原料貯蔵容器4に繊維原料を供給する繊維原料供給管6と、繊維原料貯蔵容器4の内部を0.3MPa程度の窒素ガスで加圧するための窒素ガス供給管7とを有しており、繊維原料貯蔵容器4の数は特に限定されるものでなく、1個でもよいし複数個でもよい。
溶融物吐出装置2は繊維原料貯蔵部1の繊維原料貯蔵容器4に貯蔵された繊維原料を細糸状に吐出するものであり、複数の溶融物吐出ノズル8から構成されている。ここで、溶融物吐出ノズル8の数は特に限定されるものではないが、高い生産性で繊維を製造するためには、10個以上であることが好ましい。また、溶融物吐出ノズル8の数が多過ぎると繊維原料貯蔵容器4の外径が大きくなり、繊維原料貯蔵容器4をヒータ5により均一に加熱することが困難となる可能性があるため、1000個以下であることが好ましい。
コレクタ3は溶融物吐出装置2の溶融物吐出ノズル8から吐出された繊維原料を電気的に引き寄せて捕集するものであり、例えば導電性材料を平板状に成形して形成されている。また、コレクタ3は溶融物吐出ノズル8の先端から10〜200mm離れた位置に配置されており、溶融物吐出ノズル8とコレクタ3との離間距離を10〜200mmとした理由は、10mm未満であると溶融物吐出ノズル8とコレクタ3との間に放電が生じやすくなり、200mmを超えると溶融物吐出ノズル8から吐出された繊維原料を電気的に引き寄せる力が弱くなるためである。
さらに、コレクタ3はアースされており、溶融物吐出装置2とコレクタ3との間には、繊維原料貯蔵容器4を介して溶融物吐出装置2に正極が接続された電圧発生器9から0.5〜100kVの電圧が印加されるようになっている。ここで、溶融物吐出装置2とコレクタ3との間に印加される電圧を0.5〜100kVとした理由は、0.5kV未満であると繊維原料が溶融物吐出ノズル8から離脱し難くなり、100kVを超えるとコレクタ3と溶融物吐出装置2との間に放電が発生しやすくなるためである。
図2は溶融物吐出ノズル8の軸方向断面を示す図であり、溶融物吐出ノズル8は、図2に示されるように、溶融物吐出ノズル8は繊維原料貯蔵部1に貯蔵された繊維原料を細糸状に吐出する第1のノズル部8aと、第1のノズル部8aから吐出された繊維原料を空気、窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス等の加圧ガスにより加圧しながら細糸状に吐出する第2のノズル部8bとを有している。
図3は繊維原料貯蔵部1の一部を示す縦断面図であり、繊維原料貯蔵部1は、図3に示されるように、溶融物吐出ノズル8の第2のノズル部8bに加圧ガスを供給するためのヘッダー部10を原料貯蔵容器4の下端部に有している。また、繊維原料貯蔵部1はヘッダー部10の中央部に加圧ガスを供給するための加圧ガス供給管11を有しており、加圧ガス供給管11からヘッダー部10に供給された加圧ガスは、ヘッダー部10の中央部に向けて溶融物吐出ノズル8に開設された加圧ガス流入口12から第2のノズル部8bに流入するようになっている。
加圧ガス供給管11からヘッダー部10に供給される加圧ガスの予熱温度は特に限定されるものではないが、加圧ガスが通常の酸素濃度を有する空気の場合は300℃を超えると繊維原料が急激に酸化して発熱や発火する場合があるので、300℃以下にすることが好ましい。
図4は溶融物吐出ノズル8をコレクタ側から視た図であり、溶融物吐出ノズル8は、図4に示されるように、コレクタ3に対して環状に配置されている。
なお、溶融物吐出ノズル8から吐出される繊維原料が高分子物質の場合は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレンテレフタレート(PPT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフッ化ビニリデン(FVDF)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリアクリル酸、ポリメチルメタクリレ−ト(PMMA)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド610,ポリアミド12、ポリアミド46、ポリアミド9Tなど)、ポリウレタン、アラミド、ポリイミド(PI)、ポリベンゾイミダゾ−ル(PBI)、ポリベンズオキサゾール(PBO)、ポリビニルアルコ−ル(PVA)、セルロ−ス、酢酸セルロ−ス、酢酸酪酸セルロ−ス、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレンイミド(PEI)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリコハク酸エチレン、ポリ硫化エチレン、ポリ酸化プロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリアニリン、ポリテレフタル酸エチレン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリ酸化エチレン、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリカプロラクトン、ポリペプチド、タンパク質、コラーゲンなどが繊維原料貯蔵容器4に貯蔵される。
また、溶融物吐出ノズル8から吐出される繊維原料がピッチ系物質の場合は、例えばコ−ルタ−ルピッチ、石油ピッチなどが繊維原料貯蔵容器4に貯蔵されるが、上記の物質に有機物または無機物の粉末,ウイスカー等を混合したものを繊維原料として繊維原料貯蔵容器4に貯蔵してもよい。
[実施例1]
繊維原料貯蔵タンク(容量300ml、タンク内窒素ガス圧0.3MPa)4に貯蔵された繊維原料(軟化点200℃のコールタールピッチ)をコレクタ3に対して環状に配置された20個の溶融物吐出ノズル8から330℃に予熱された窒素ガスと共に1000m/sの線速度で細糸状に吐出した。このとき、溶融物吐出ノズル8の先端から80mm離れた位置にコレクタ3を配置すると共に、高電圧発生器9で発生した35kVの電圧を繊維原料貯蔵容器4に印加し、溶融物吐出ノズル8から吐出された繊維原料をコレクタ3にてピッチ繊維として捕集した。そして、コレクタ3で捕集されたピッチ繊維を不融化した後、炭素化し、さらに2700℃の温度で黒鉛化した。
[比較例1]
溶融物吐出ノズル8をコレクタ3に対して環状に配置せず、直線状に配置した以外は、実施例1と同じ条件で紡糸し、黒鉛化処理まで行った。
実施例1及び比較例1で得られた炭素繊維を走査型電子顕微鏡(ScanningElectro Microscope)で観察したところ、実施例1で得られた炭素繊維は、図5に示すように、繊維径が500nm前後であった。これに対し、比較例1で得られた炭素繊維は、図6に示すように、実施例1で得られた炭素繊維よりも繊維径のばらつきが大きかった。これは、複数の溶融物吐出ノズルをコレクタに対して環状に配置したほうが直線状に配置した場合よりも各溶融物吐出ノズルから吐出される繊維原料の温度、吐出圧力などが等価となるためと推測される。
したがって、複数の溶融物吐出ノズルをコレクタに対して環状に配置することで、複数の溶融物吐出ノズルをコレクタに対して直線状に配置した場合と比較して、繊維径のばらつきが少ない繊維を高い生産性で製造することができる。
なお、紡糸でまず得られるピッチ繊維の強度は弱いので、実施例1で得られる炭素繊維では短く折れてパッキングしたものと推測されるが、比較例1で得られれる炭素繊維では、太い繊維が若干あり、それがある程度の強度を有するため、パッキングが進まなかったものと推測される。
図1〜図4に示した本発明の一実施形態では、繊維原料貯蔵容器としてステンレス鋼からなるものを例示したが、繊維原料貯蔵容器の材質は特に限定されるものではなく、繊維原料の性質によって任意に選択することができる。例えば、繊維原料が腐食性の高い繊維原料である場合は、繊維原料貯蔵容器4の材質として白金、ニッケル等の貴金属やセラミックスを用いることが好ましい。
また、繊維原料貯蔵容器は一体ものである必要はなく、むしろメンテナンスを考慮して複数のパーツから構成されることが好ましい。この場合、繊維原料貯蔵容器の内圧によって繊維原料が漏れないように工夫することが好ましく、パーツ間にアルミニウム、PTFE等なるパッキンを介在させることが好ましい。
図1〜図4に示した本発明の一実施形態では、電圧発生器の正極を繊維原料貯蔵容器に接続して溶融物吐出装置とコレクタとの間に電圧を印加するようにしたが、電圧のかけ方は任意である。また、電圧発生器の正極をコレクタに接続しても構わないが、通常、コレクタ側をグランドして溶融物吐出装置側に正電圧を印加する方法が安全性の観点から好ましい。
電圧発生器で発生した電圧を溶融物吐出ノズルに付与する場合、溶融物吐出ノズルの先端部に電圧を付与する方法と溶融物吐出ノズル内の繊維原料に電圧を付与する方法とがあるが、溶融物吐出ノズル内の繊維原料に電圧を付与するほうが装置の簡易性の観点から好ましい。
図1〜図4に示した本発明の一実施形態では、溶融物吐出ノズルから吐出された繊維原料を電気的に引き寄せて捕集するコレクタとして平板状のものを例示したが、これに限られるものではなく、例えばドラム(ベルトコンベア)状のものを用いてもよい。また、生産効率の観点からは固定式のものより回転式のものが好ましい。
なお、不融化の温度は100〜300℃、炭化の温度は700〜1500℃、黒鉛化の温度は2500〜3200℃が好ましい。
本発明の一実施形態に係る繊維製造装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る繊維製造装置における溶融物吐出ノズルの軸方向断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る繊維製造装置における繊維原料貯蔵部の一部を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る繊維製造装置の溶融物吐出ノズルをコレクタ側から視た図である。 実施例1で得られたピッチ繊維のSEM写真を示す図である。 比較例2で得られたピッチ繊維のSEM写真を示す図である。
符号の説明
1 繊維原料貯蔵部
2 溶融物吐出装置
3 コレクタ
4 繊維原料貯蔵容器
5 ヒータ
6 繊維原料供給管
7 窒素ガス供給管
8 溶融物吐出ノズル
8a 第1のノズル部
8b 第2のノズル部
9 電圧発生器
10 ヘッダー部
11 加圧ガス供給管
12 加圧ガス流入口

Claims (7)

  1. 高分子物質またはピッチ系物質の溶融物から繊維をエレクトロスピニング法により製造するときに用いられ、前記溶融物を細糸状に吐出する複数の溶融物吐出ノズルを有する溶融物吐出装置であって、
    前記溶融物吐出ノズルが、前記溶融物を細糸状に吐出する第1のノズル部と、該第1のノズル部から細糸状に吐出された溶融物をガスにより加圧しながら細糸状に吐出する第2のノズル部とを有し、かつ前記第2のノズル部から吐出された溶融物を電気的に引き寄せて捕集するコレクタに対して環状に配置されていることを特徴とする溶融物吐出装置。
  2. 高分子物質またはピッチ系物質の溶融物から繊維をエレクトロスピニング法により製造するときに用いられ、前記溶融物を繊維原料として貯蔵する繊維原料貯蔵部と、該繊維原料貯蔵部に貯蔵された前記溶融物を細糸状に吐出する複数の溶融物吐出ノズルを有する溶融物吐出装置と、前記溶融物吐出ノズルから吐出された溶融物を電気的に引き寄せて捕集するコレクタとを備えた繊維製造装置であって、
    前記溶融物吐出ノズルが、前記溶融物を細糸状に吐出する第1のノズル部と、該第1のノズル部から吐出された溶融物を加圧ガスにより加圧しながら細糸状に吐出する第2のノズル部とを有し、かつ前記コレクタに対して環状に配置されていることを特徴とする繊維製造装置。
  3. 前記繊維原料貯蔵部が、前記加圧ガスを前記溶融物吐出ノズルに分配するためのヘッダー部と、該ヘッダー部の中央部に前記加圧ガスを供給するための加圧ガス供給管とを有することを特徴とする請求項2記載の繊維製造装置。
  4. 前記ヘッダー部の中央部に向けて開口する加圧ガス流入口を前記溶融物吐出ノズルに設けたことを特徴とする請求項3記載の繊維製造装置。
  5. 高分子物質またはピッチ系物質の溶融物から繊維をエレクトロスピニング法により製造するに際して、請求項2〜4のいずれか一項記載の繊維製造装置を用いて繊維を製造することを特徴とする繊維製造方法。
  6. 請求項5記載の繊維製造方法であって、前記繊維製造装置のコレクタで捕集された繊維を不融化した後、炭素化または黒鉛化することを特徴とする繊維製造方法。
  7. 請求項5記載の繊維製造方法であって、前記繊維製造装置のコレクタで捕集された繊維を不融化した後、炭素化および黒鉛化することを特徴とする繊維製造方法。
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