JP2010132193A - 圧電材、移動体検知装置及び発電装置 - Google Patents
圧電材、移動体検知装置及び発電装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010132193A JP2010132193A JP2008311444A JP2008311444A JP2010132193A JP 2010132193 A JP2010132193 A JP 2010132193A JP 2008311444 A JP2008311444 A JP 2008311444A JP 2008311444 A JP2008311444 A JP 2008311444A JP 2010132193 A JP2010132193 A JP 2010132193A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric material
- piezoelectric
- train
- moving body
- track
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 156
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 31
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims abstract description 20
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 65
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 30
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 7
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 abstract description 3
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 abstract description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 abstract description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 abstract 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract 1
- 230000010358 mechanical oscillation Effects 0.000 abstract 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 23
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 10
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 10
- 241001669679 Eleotris Species 0.000 description 8
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 8
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 2
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 229910052451 lead zirconate titanate Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 2
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 description 1
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920001940 conductive polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- -1 for example Substances 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N lead zirconate titanate Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[Ti+4].[Zr+4].[Pb+2] HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 1
- 239000011513 prestressed concrete Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
- 239000004636 vulcanized rubber Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
【解決手段】圧電材12は、列車3が軌道6上を通過するときに発生する振動を圧電効果によって電気信号に変換する部材である。圧電材12は、列車3が通過したときに発生する機械的な振動を電気信号に変換する機械電気変換部として機能するとともに、列車3の通過によって荷重が作用したときに電力を発生して列車3を検出するセンサとしても機能する。圧電材12は、レール7Rと支持体8との間に挿入されており、振動を電気信号に変換する圧電軌道パッドである。圧電ゴム部12aは、ゴム中に圧電材料を分散させた部材である。圧電ゴム部12aは、例えば、ニトリルゴムなどのゴム材と圧電セラミック粉末との混合物を加硫し、この混合物の両端部に電圧を印加し分極させて製造される。
【選択図】図6
Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図6に示すように、移動体(3)が通路(6)上を移動するときに発生する振動を圧電効果によって電気信号に変換する圧電材であって、ゴム中に圧電材料を分散させた圧電ゴム部(12a)を備えることを特徴とする圧電材(12)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る圧電材を備える移動体検知装置の移動体進入前の状態を模式的に示す平面図である。図2は、この発明の第1実施形態に係る圧電材を備える移動体検知装置の移動体進入中の状態を模式的に示す平面図である。図3は、この発明の第1実施形態に係る圧電材を備える移動体検知装置の移動体進出後の状態を模式的に示す平面図である。図4は、図1のIV-IV線で切断した状態を示す断面図である。図5は、図1のV-V線で切断した状態を示す断面図である。以下では、圧電材を備える移動体検知装置によって列車の通過を検知する場合を例に挙げて説明する。
図1〜図3に示す圧電材12は、列車3が軌道6上を通過するときに発生する振動を圧電効果によって電気信号に変換する部材であり、区間BT内の列車3の進入及び進出を検出する検出部(検出手段)である。圧電材12は、列車3が軌道6上を走行するときに区間BT内に発生する振動を圧電効果によって電気信号(列車検知信号)に変換して出力する。圧電材12は、列車3が通過するときに発生する衝撃を緩和し、振動の大きさに応じた電力を発生する弾性を有する圧電素子などである。圧電材12は、列車3が通過したときに発生する機械的な振動を電気信号に変換する機械電気変換部として機能するとともに、列車3の通過によって荷重が作用したときに電力を発生して列車3を検出するセンサとしても機能する。圧電材12は、図5に示すように、レール7R,7Lと支持体8との間に挿入されており、振動を電気信号に変換する圧電軌道パッドである。圧電材12は、図4に示すレール締結装置10の軌道パッド10aと同様にレール締結装置10の一部を構成しており、軌道パット10aと同様の機能を有するとともに圧電素子としての機能も有する。圧電材12は、例えば、図1〜図3に示す区間BTの入口側(列車3が進入する側の絶縁継目1寄り)と区間BTの出口側(列車3が進出する側の絶縁継目1寄り)との間に所定の間隔をあけて複数配置されている。圧電材12は、列車3が軌道6を走行するときに左右の車輪4R,4Lが同時にこれらの圧電材12上を通過して同時に電気信号を発生するように、左右のレール7R,7Lの下方にそれぞれ配置されている。圧電材12は、図6に示すように、圧電ゴム部12aと、電極部12b,12cと、絶縁部12d,12eと、導電部12f,12gなどを備えている。
図1に示すように、区間AT内をD方向に列車3が走行すると、列車3の車輪4R,4Lがレール7R,7L上を転がりながら移動するため、区間AT内のレール7R,7Lが衝撃力を受けて振動し、この振動が絶縁継目1を通じて区間BT内のレール7R,7Lに伝播する。区間BT内のレール7R,7Lが振動すると圧電材12がこの振動を検出して電気信号を判定部13に出力するが、区間ATから区間BTに振動が伝播するときにこの振動が減衰しているため、圧電材12が出力する電気信号のレベルが判定基準レベル以下となる。このため、区間BTに列車3が存在しないと判定部13が判定して、信号機2が進行信号(青信号)を現示するように、信号機2の軌道継電器2bを判定部13が切り替る。
(1) この第1実施形態では、ゴム中に圧電材料を分散させた圧電ゴム部12aを圧電材12が備えている。このため、従来の移動体検知装置のような可動コイルを利用した複雑で取り付けが困難な電磁誘導方式の構造ではなく、構造が簡単で製造が容易な圧電方式の圧電ゴム部12aを利用して圧電材12を簡単に取り付けることができる。また、圧電ゴム部12aにレール7R,7Lから衝撃力が作用しても、圧電ゴム部12aが弾力性と可撓性を有するため圧電材12が破損することがなく、圧電材12の耐久性を向上させることができる。また、従来の軌道回路を用いた列車検知方法とは異なり、左右のレール7R,7Lに軌道回路電流を流さずに区間BT内の列車3を検知することができるため、軌道回路電流の短絡による焼損事故などが発生せず、安全性を向上させることができる。さらに、列車3が軌道と道路の双方を走行可能な車両(デュアル・モード・ビークル(Dual Mode Vehicle(DMV))である場合や、コンクリート軌道上を走行する新交通システムである場合には、左右のレール7R,7Lを短絡不能なゴムタイヤによって走行するため、軌道回路によって列車3を検知することができない。しかし、この第1実施形態では、列車3が走行するときに発生する振動を利用して列車3を検知することができるため、高価な検知システムを使用せずに安価に列車3を検知することができる。
図7は、この発明の第2実施形態に係る圧電材を備える移動体検知装置を模式的に示す平面図である。図8は、図7のVIII-VIII線で切断した状態を示す断面図である。以下では、図1〜図6に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図7及び図8に示す路盤5は、スラブ軌道区間に設置される路盤コンクリートであり、図7に示すように支持体8の水平力を支えるために所定の間隔をあけて突起(突起コンクリート)5aが形成されている。軌道6は、路盤コンクリート上に軌道スラブを敷設したスラブ軌道であり、有道床軌道の保守作業を軽減するために開発された省力化軌道の一種である。支持体8は、矩形平板状のプレキャストのコンクリート版からなるスラブ版(軌道スラブ)であり、レール7R,7Lと道床9との間に設置されている。圧電材12は、列車3が走行するレール7R,7Lを支持する支持体8とこの支持体8を支持する路盤5との間に挿入されており、振動を電気信号に変換する圧電スラブマットである。圧電材12は、スラブ軌道において列車3が走行したときに発生する振動及び騒音の拡散を低減するために支持体8と路盤5との間に挿入されるゴム製のスラブマットとしての機能を有するするとともに、圧電素子としての機能も有する。圧電材12は、図7に示す区間BTの入口側(列車3が進入する側の絶縁継目1寄り)から区間BTの出口側(列車3が進出する側の絶縁継目1寄り)に向かって連続して配置されている。
(1) この第2実施形態では、レール7R,7Lを支持する支持体8とこの支持体8を支持する路盤5との間に圧電材12が挿入されている。その結果、支持体8と路盤5との間の広範囲にわたって圧電材12が挟み込まれるため、列車3が走行するときに発生するレール7R,7Lの振動を平均化して、列車3の通過の有無を正確に検出することができる。
図9は、この発明の第3実施形態に係る移動体検知装置の移動体進入中の状態を模式的に示す平面図である。図10は、図9のIX-IX線で切断した状態を示す断面図である。
図9に示す区間DTは、移動体検知装置16によって移動体14の有無を検出する検出区間であり、例えば移動体14の通行が禁止されている通行禁止区間、又は移動体14の通行を監視する通行監視区間などである。移動体14は、通路15上を移動する物体であり、例えば自動車又は自動二輪車などの車両である。移動体14は、通路15及び圧電材17と回転接触する車輪14aなどを備えている。通路15は、移動体14が通過する道路であり、図10に示すように、アスファルト混合物の表層(路面)15aと、この表層15aから伝達される交通荷重を分散させて路床15cに伝達する路盤15bと、交通荷重を支持する路床15cなどを備えている。
この第3実施形態では、圧電材17が出力する電気信号に基づいて移動体14の通過を判定部18が判定する。このため、従来の移動体検知装置のような構造が複雑な可動コイルを利用せずに、構造が簡単で耐久性に優れた圧電材17を利用して移動体14の通過を簡単に判定部18によって判定することができる。
図11は、この発明の第4実施形態に係る発電装置を模式的に示す平面図である。図12は、図11のXII-XII線で切断した状態を示す断面図である。
図11及び図12に示す発電装置19は、列車3が軌道6上を走行するときに発生する振動によって発電する装置である。発電装置19は、図1〜図3に示す移動体検知装置11と同様の圧電材12と、信号処理部20と、蓄電部21と、切替部22と、判定部23などを備えている。発電装置19は、列車3の走行による振動エネルギーを圧電材12によって電気エネルギーに変換し、この電気エネルギーを蓄電部21に蓄積する。圧電材12は、図12に示すように、レール7R,7Lと支持体8との間に挿入されており、振動を電気信号に変換する圧電軌道パッドである。信号処理部20は、圧電材12が出力する電気信号を処理する手段であり、導電部12f,12gに流れる電流を直流電流に変換する電気回路などを備えている。蓄電部21は、圧電材12が発生する電力を蓄積する部分である。蓄電部21は、信号処理部20に接続されており、電気エネルギーを蓄積するコンデンサなどのバッテリを備えている。切替部22は、信号機2の電源部2aからの電力の供給と蓄電部21からの電力の供給とを切り替える手段である。切替部22は、判定部23からの指令に基づいて切替動作するスイッチなどである。判定部23は、切替部22の切替動作を判定する手段であり、図1〜図3に示す移動体検知装置11の判定部13と同様の機能を有する。判定部23は、蓄電部21の電圧が基準電圧を超えているときには蓄電部21から信号機2に電力が供給されるように切替部22に切替動作を指令し、蓄電部21の電圧が基準電圧以下であるときには信号機2の電源部2aから信号機2に電力が供給されるように切替部22に切替動作を指令する。
図11に示すように、列車3が軌道6上を走行するとレール7R,7Lが振動して、圧電材12が外力を受けて機械的に変位し、圧電材12が電気信号を信号処理部20に出力する。圧電材12が出力する電気信号が交流信号に近似した波形を示すため、圧電材12が出力する電気信号を信号処理部20が直流信号に変換して蓄電部21に出力し、圧電材12が発生する電気エネルギーが蓄電部21に蓄積される。蓄電部21の電圧を判定部23が検出し、蓄電部21の電圧が基準電圧を超えているか否かを判定部23が判定する。蓄電部21の電圧が基準電圧を超えているときには、判定部23が切替部22に切替動作を指令して蓄電部21から信号機2に電力が供給される。その結果、信号機2の電源部2aから信号機2への電力の供給が遮断されて、蓄電部21から信号機2に電力が供給されるため、電源部2aの電力消費を抑えることができる。一方、蓄電部21の電圧が基準電圧以下であるときときには、判定部23が切替部22に切替動作を指令して電源部2aから信号機2に電力が供給される。その結果、蓄電部21から信号機2への電力の供給が遮断されて、電源部2aから信号機2に電力が供給されるため、蓄電部21の電力不足によって信号機2が動作不能になるのを防ぐことができる。
(1) この第4実施形態では、発電装置19が圧電材12を備えている。このため、列車3が軌道6上を走行するときに発生する振動を圧電材12によって電気信号に変換し、圧電材12の圧電効果を利用して簡単に電力を発生させることができる。
図13は、この発明の第5実施形態に係る発電装置を模式的に示す平面図である。図14は、図11のXIV-XIV線で切断した状態を示す断面図である。
図13及び図14に示す発電装置19は、支持体8とこの支持体8を支持する路盤5との間に圧電材12が挿入されており、この圧電材12は振動を電気信号に変換する圧電スラブマットである。
(1) この第5実施形態では、レール7R,7Lを支持する支持体8とこの支持体8を支持する路盤5との間に圧電材12が挿入されている。その結果、支持体8と路盤5との間の広範囲にわたって圧電材12が挟み込まれるため、第4実施形態に比べて発電量を大きくすることができる。
図15は、この発明の第6実施形態に係る発電装置を模式的に示す平面図である。図16は、図15のIVI-IVI線で切断した状態を示す断面図である。
図15及び図16に示す発電装置24は、移動体14が通路15上を移動するときに発生する振動によって発電する装置であり、図9及び図10に示す移動体検知装置16と同様の圧電材17と、判定部18と、図11〜図14に示す発電装置19と同様の信号処理部20と、蓄電部21などを備えている。圧電材17は、図15に示す区間DTの入口側(移動体14が進入する側)からこの区間DTの出口側(移動体14が進出する側)まで、通路15の幅員(道幅)と略同一の幅で配置されている。圧電材17は、図1〜図3及び図5に示す圧電材12と同一構造であり詳細な説明を省略する。
この第6実施形態では、発電装置24が圧電材17を備えている。このため、移動体14が通路15上を移動するときに発生する振動を圧電材17によって電気信号に変換し、圧電材17の圧電効果を利用して簡単に電力を発生させることができる。その結果、例えば、圧電材17が発生する電力を蓄電部21に蓄積して、通路15に沿って配置された街路灯などに蓄電部21から電力を供給することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、区間BTが閉そく区間である場合を例に挙げて説明したが閉そく区間に限定するものではなく、列車3の通行を検出する必要がある所定の検出区間についても、この発明を適用することができる。また、この実施形態では、支持体8がまくらぎ又はスラブ版である場合を例に挙げて説明したが、レール7R,7Lを長さ方向に連続して支持しレール7R,7Lの長さ方向に沿って敷設される梯子状のラダーまくらぎのような縦まくらぎについても、この発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、レール締結装置10として締結ばね10bを使用した締結装置を例にあげて説明したが、支持体8とレール7R,7Lとの間にタイプレートを挿入した締結装置や、線ばねを使用した締結装置などについてもこの発明を適用することができる。
2 信号機
3 列車(移動体)
4R,4L 車輪
5 路盤
6 軌道(通路)
7R,7L レール
8 支持体
9 道床
10 レール締結装置
10a 軌道パッド
11 移動体検知装置
12 圧電材
12a 圧電ゴム部
12b,12c 電極部
12d,12e 絶縁部
12f,12g 導電部
13 判定部
14 移動体
14a 車輪
15 通路
16 移動体検知装置
17 圧電材
18 判定部
19 発電装置
20 信号処理部
21 蓄電部
22 切替部
23 判定部
24 発電装置
AT,BT,CT,DT 区間
Claims (13)
- 移動体が通路上を移動するときに発生する振動を圧電効果によって電気信号に変換する圧電材であって、
ゴム中に圧電材料を分散させた圧電ゴム部を備えること、
を特徴とする圧電材。 - 請求項1に記載の圧電材において、
前記圧電ゴム部は、前記移動体が列車であり、前記通路が軌道であるときに、この列車の車輪が走行するレールとこのレールを支持する支持体との間に挿入されていること、
を特徴とする圧電材。 - 通路上を移動する移動体を検知する移動体検知装置であって、
請求項1又は請求項2に記載の圧電材と、
前記圧電材が出力する電気信号に基づいて前記移動体の通過を判定する判定部と、
を備える移動体検知装置。 - 請求項3に記載の移動体検知装置において、
前記圧電材は、前記移動体が列車であり、前記通路が軌道であるときに、この列車の車輪が走行するレールとこのレールを支持する支持体との間に挿入されていること、
を特徴とする移動体検知装置。 - 請求項4に記載の移動体検知装置において、
前記圧電材は、前記振動を前記電気信号に変換する圧電軌道パッドであること、
を特徴とする移動体検知装置。 - 請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の移動体検知装置において、
前記圧電材は、前記移動体が列車であり、前記通路が軌道であるときに、この列車の車輪が走行するレールを支持する支持体とこの支持体を支持する路盤との間に挿入されていること、
を特徴とする移動体検知装置。 - 請求項6に記載の移動体検知装置において、
前記圧電材は、前記振動を前記電気信号に変換する圧電スラブマットであること、
を特徴とする移動体検知装置。 - 移動体が通路上を移動するときに発生する振動によって発電する発電装置であって、
請求項1又は請求項2に記載の圧電材を備えること、
を特徴とする発電装置。 - 請求項8に記載の発電装置において、
前記圧電材は、前記移動体が列車であり、前記通路が軌道であるときに、この列車の車輪が走行するレールとこのレールを支持する支持体との間に挿入されていること、
を特徴とする発電装置。 - 請求項9に記載の発電装置において、
前記圧電材は、前記振動を前記電気信号に変換する圧電軌道パッドであること、
を特徴とする発電装置。 - 請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載の発電装置において、
前記圧電材は、前記移動体が列車であり、前記通路が軌道であるときに、この列車の車輪が走行するレールを支持する支持体とこの支持体を支持する路盤との間に挿入されていること、
を特徴とする発電装置。 - 請求項11に記載の発電装置において、
前記圧電材は、前記振動を前記電気信号に変換する圧電スラブマットであること、
を特徴とする発電装置。 - 請求項8から請求項12までのいずれか1項に記載の発電装置において、
前記圧電材が発生する電力を蓄積する蓄電部を備えること、
を特徴とする発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008311444A JP5039686B2 (ja) | 2008-12-05 | 2008-12-05 | 移動体検知装置及び発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008311444A JP5039686B2 (ja) | 2008-12-05 | 2008-12-05 | 移動体検知装置及び発電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010132193A true JP2010132193A (ja) | 2010-06-17 |
JP5039686B2 JP5039686B2 (ja) | 2012-10-03 |
Family
ID=42343959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008311444A Expired - Fee Related JP5039686B2 (ja) | 2008-12-05 | 2008-12-05 | 移動体検知装置及び発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5039686B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011220050A (ja) * | 2010-04-13 | 2011-11-04 | Railway Technical Research Institute | 軌道の振動減衰装置及び振動体の振動減衰装置 |
JP2013105539A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-30 | Toyota Home Kk | 照明装置の点灯制御システム及び建物 |
JP2013184516A (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-19 | Nippon Signal Co Ltd:The | 列車検知装置 |
WO2017007359A1 (en) * | 2015-07-06 | 2017-01-12 | Siemens Aktiengesellschaft | A technique for generating electric power from a rail joint gap |
CN107508365A (zh) * | 2017-09-14 | 2017-12-22 | 浙江大学城市学院 | 一种磁吸式地铁轨道俘能发电装置 |
JP2018077614A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 衝撃検知装置、災害監視システム及び移動体検知システム |
CN108860215A (zh) * | 2018-09-12 | 2018-11-23 | 湖南磁浮技术研究中心有限公司 | 一种中低速磁浮轨道振动衰减与感应装置 |
KR20200050012A (ko) * | 2018-10-30 | 2020-05-11 | 한국철도기술연구원 | 압전소자를 이용한 철도차량 위치검지용 차륜검지 시스템 및 방법 |
AT522346A1 (de) * | 2019-03-22 | 2020-10-15 | Getzner Werkstoffe Holding Gmbh | Eisenbahnfahrweg |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6179952B2 (ja) * | 2014-03-19 | 2017-08-16 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 車両状態判定装置、車両状態判定プログラム及び荷重検出装置 |
KR101992275B1 (ko) * | 2018-02-08 | 2019-06-24 | 충남대학교산학협력단 | 주행 열차의 윤중 분포와 크기를 측정하는 열차 윤중 측정장치 |
KR101988032B1 (ko) * | 2018-11-09 | 2019-06-20 | 주식회사 솔트 | 선로내 작업자 안전지원 시스템 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09207780A (ja) * | 1996-02-06 | 1997-08-12 | Fuji Electric Co Ltd | プラットフォーム転落検知装置 |
JPH09226635A (ja) * | 1996-02-27 | 1997-09-02 | Masaki Tsuji | 事故現場自動記録装置 |
JPH11198813A (ja) * | 1998-01-09 | 1999-07-27 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 列車検知装置 |
JP2003002196A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Nippon Signal Co Ltd:The | 移動体検知システム |
JP2005062945A (ja) * | 2003-08-12 | 2005-03-10 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 鉄道車両用乗降客転落検知装置 |
JP2006197704A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Jr Higashi Nippon Consultants Kk | 発電システム |
-
2008
- 2008-12-05 JP JP2008311444A patent/JP5039686B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09207780A (ja) * | 1996-02-06 | 1997-08-12 | Fuji Electric Co Ltd | プラットフォーム転落検知装置 |
JPH09226635A (ja) * | 1996-02-27 | 1997-09-02 | Masaki Tsuji | 事故現場自動記録装置 |
JPH11198813A (ja) * | 1998-01-09 | 1999-07-27 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 列車検知装置 |
JP2003002196A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Nippon Signal Co Ltd:The | 移動体検知システム |
JP2005062945A (ja) * | 2003-08-12 | 2005-03-10 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 鉄道車両用乗降客転落検知装置 |
JP2006197704A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Jr Higashi Nippon Consultants Kk | 発電システム |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011220050A (ja) * | 2010-04-13 | 2011-11-04 | Railway Technical Research Institute | 軌道の振動減衰装置及び振動体の振動減衰装置 |
JP2013105539A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-30 | Toyota Home Kk | 照明装置の点灯制御システム及び建物 |
JP2013184516A (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-19 | Nippon Signal Co Ltd:The | 列車検知装置 |
WO2017007359A1 (en) * | 2015-07-06 | 2017-01-12 | Siemens Aktiengesellschaft | A technique for generating electric power from a rail joint gap |
JP2018077614A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 衝撃検知装置、災害監視システム及び移動体検知システム |
CN107508365A (zh) * | 2017-09-14 | 2017-12-22 | 浙江大学城市学院 | 一种磁吸式地铁轨道俘能发电装置 |
CN108860215A (zh) * | 2018-09-12 | 2018-11-23 | 湖南磁浮技术研究中心有限公司 | 一种中低速磁浮轨道振动衰减与感应装置 |
KR20200050012A (ko) * | 2018-10-30 | 2020-05-11 | 한국철도기술연구원 | 압전소자를 이용한 철도차량 위치검지용 차륜검지 시스템 및 방법 |
KR102155254B1 (ko) * | 2018-10-30 | 2020-09-11 | 한국철도기술연구원 | 압전소자를 이용한 철도차량 위치검지용 차륜검지 시스템 및 방법 |
AT522346A1 (de) * | 2019-03-22 | 2020-10-15 | Getzner Werkstoffe Holding Gmbh | Eisenbahnfahrweg |
AT522346B1 (de) * | 2019-03-22 | 2020-11-15 | Getzner Werkstoffe Holding Gmbh | Eisenbahnfahrweg |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5039686B2 (ja) | 2012-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5039686B2 (ja) | 移動体検知装置及び発電装置 | |
JP5039685B2 (ja) | 列車検知装置 | |
JP5312392B2 (ja) | 軌道の振動減衰装置及び振動体の振動減衰装置 | |
US20090195122A1 (en) | Power Harvesting From Railway; Apparatus, System And Method | |
EP2931548B1 (en) | A safety system, a method of operating a safety system and a method of building a safety system | |
WO2009118914A1 (ja) | 移動体の非接触給電装置 | |
US9306476B2 (en) | Pavement interlayer | |
CN105745833A (zh) | 振动发电装置 | |
JP2006032935A (ja) | 圧電発電装置及びそれを用いた発電システム | |
WO2012131683A3 (en) | Railway information gathering- system and method | |
KR101297713B1 (ko) | 철도레일 보강장치 및 그 시공방법 | |
JP5396294B2 (ja) | 軌道の動的変位推定方法及び動的変位推定システム | |
EP1897778B8 (en) | Method and device for checking the tightness of railway track anchors | |
US8824123B2 (en) | Animal deterrent device for electrical charging system | |
ES2353276T3 (es) | Sensor magnã‰tico de rueda. | |
WO2017007359A1 (en) | A technique for generating electric power from a rail joint gap | |
JP6618883B2 (ja) | 衝撃検知装置及び災害監視システム | |
JP2010132192A (ja) | 障害物検知装置 | |
JP2011079398A (ja) | 枕木及び線路内侵入検知装置 | |
JP2006001386A (ja) | 無電源地上子 | |
KR20160043432A (ko) | 반도체 스위칭 소자를 이용한 전기차량용 전력공급시스템 | |
KR101338375B1 (ko) | 궤도 일체형 교량 | |
JP5854942B2 (ja) | 軌道逸脱防止装置 | |
JP7349726B2 (ja) | 情報発信システム | |
JP5695990B2 (ja) | 地上子支障箇所用鉄道車両逸脱防止ガード |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120420 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120605 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120627 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120709 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |