JP2010131268A - 多方活栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路切替部を薄肉化してヒケの発生を抑制し、しかも、流路切替部の薄肉化に起因する割れ等が起こらないようにして液漏れを未然に防止し、高い信頼性を確保する。
【解決手段】多方活栓は、複数の流路が設けられた本体部と、本体部内に回動可能に嵌入される流路切替部とを備えている。流路切替部は、円筒部31を有している。円筒部31には、本体部の所定の流路同士を連通させるように延びる通路S1を形成するための管部36と、管部36に生じる応力を緩和する平坦面部38、39とを設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、輸液ライン等に薬液を注入する際に用いられる多方活栓に関する。
一般に、医療分野においては、例えば、患者に輸液を行うための輸液ラインに多方活栓を設け、薬液を注入する流路を変更したり、複数の薬液を個別または同時に注入することが行われている。この種の多方活栓としては、例えば、特許文献1、2に開示されているものが知られている。これら特許文献の多方活栓は、円筒状の本体部と、本体部内に嵌入される樹脂製の円柱部材からなる流路切替部とを備えており、本体部には、2つまたは3つの流路が周壁を貫通して延びるように形成され、流路切替部には、本体部の所定の流路同士を連通させるように延びる連通用通路が形成されている。そして、流路切替部を本体部の軸線周りに回動させることにより、薬液が流通可能な流路を切り替えることができるようになっている。
特開平8−285099号公報 特開平11−325278号公報
ところが、特許文献1、2の流路切替部は、中実の円柱状で、その一部を貫通するように連通用通路が形成されている。流路切替部が中実であると、全体的に厚肉な部材となるので、高い強度を確保できる反面、成形時にヒケが生じやすいという問題がある。流路切替部にヒケが生じると、流路切替部を本体部内に嵌入した際、本体部の内周面と流路切替部の外周面とが全周に亘って密着し難くなり、シール性が低下し、液漏れが発生してしまう虞れがある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、流路切替部を薄肉化してヒケの発生を抑制し、しかも、流路切替部の薄肉化に起因する割れ等が起こらないようにして液漏れを未然に防止し、高い信頼性を確保することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、流路切替部を筒状にし、流路切替部の内部に、本体部の所定の流路同士を連通させる通路を形成するための管部を設け、この管部に生じる応力を緩和できるようにした。
具体的には、第1の発明では、断面円形の周壁を有し、該周壁を径方向に貫通して延びる複数の流路が周方向に間隔をあけて設けられた本体部と、上記本体部内に該本体部の軸線周りに回動可能に嵌入され、回動操作によって液体が流通可能な流路を切り替える流路切替部とを備えた多方活栓であって、上記流路切替部は、筒状に形成され、該流路切替部の内部には、上記本体部の所定の流路同士を連通させるように延びる通路を形成するための管部と、該管部に生じる応力を緩和する応力緩和部とが設けられている構成とする。
この構成によれば、流路切替部が筒状であるので、流路切替部を薄肉化することが可能になり、成形時にヒケが発生し難くなる。これにより、流路成形部を本体部内に嵌入した際に流路成形部の外周面が本体部の内周面に全周に亘って密着するようになる。流路切替部を本体部に嵌入すると、流路切替部は本体部の内周面から圧縮力を受けることになり、管部には応力が生じる。管部に生じた応力は流路切替部の応力緩和部により緩和されるので、管部に割れ等が発生し難くなる。
第2の発明では、第1の発明において、応力緩和部は、管部の外周面において該管部が受ける圧縮力の作用方向に沿って延びるように形成された平坦面部で構成されているものとする。
すなわち、圧縮力を受けた管部は圧縮力の作用方向に変形しようとするが、このとき、管部の外周面には、圧縮力の作用方向に沿う平坦面部が形成されているので、応力が一部に集中するようになるのが抑制され、結果的に分散することになり、これにより、管部の応力が緩和される。
第3の発明では、第1の発明において、応力緩和部は、管部の径方向両側を流路切替部の内周面に支持する支持部で構成されているものとする。
この構成によれば、管部の広い範囲が流路切替部の内周面に支持されることになるので、管部に生じる応力が十分に緩和される。
第4の発明では、第3の発明において、支持部には、空洞部が形成されている構成とする。
この構成によれば、支持部を設けたことによるヒケの発生を抑制することが可能になる。
第5の発明では、第4の発明において、空洞部は、管部の通路と同方向に延びるように形成されている構成とする。
この構成によれば、空洞部と通路とを成形する際、成形型の抜き方向を同一にすることが可能になる。
第1の発明によれば、本体部内に嵌入される流路切替部を筒状にしたので、流路切替部を薄肉化して、成形時のヒケを抑制できる。これにより、本体部と流路成形部との間のシール性を確保でき、液漏れを未然に防止できる。また、流路切替部には、本体部の所定の流路同士を連通させる管部に生じる応力を緩和する応力緩和部を設けたので、流路切替部の薄肉化に起因する管部の割れ等が起こらなくなり、液漏れを未然に防止できる。これらのことにより、多方活栓の信頼性を高めることができる。
第2の発明によれば、応力緩和部を、管部の外周面において該管部が受ける圧縮力の作用方向に沿って延びるように形成された平坦面部で構成したので、管部の割れ等を簡単な構成で防止できる。
第3の発明によれば、管部の広い範囲を流路切替部の内周面に支持することができるので、管部に生じる応力を十分に緩和でき、管部の割れ等を未然に防止できる。
第4の発明によれば、流路切替部に支持部を設けたことによるヒケの発生を抑制できるので、流路切替部の成形精度を一層高めることができる。
第5の発明によれば、支持部の空洞部が管部の通路と同方向に延びているので、空洞部と通路との成形型の抜き方向を同一方向にすることができ、これにより、成形型の複雑化を招くことなく、空洞部を容易に成形することができ、よって、コストを低減できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係る三方活栓(多方活栓)1を示すものである。この三方活栓1は、医療現場において静脈に薬液を注入するための静脈ライン(図示せず)の中途部に設けられており、複数の薬液を個別または同時に静脈へ注入可能にするためのものである。三方活栓1を利用して静脈へ注入する薬液の種類は特に限定されるものではない。また、この三方活栓1が設けられる静脈ラインは、血液流量が500ml/min以上の高流量ラインである。本発明に係る三方活栓1は、高流量ラインにおいて特に顕著な効果を奏することができるので、本実施形態では高流量ラインに設ける場合について説明するが、血液流量が500ml/min未満のラインに設けることもできる。
三方活栓1は、図2に示すように、第1〜第3流路R1〜R3を有する円筒形状の本体部10と、本体部10内に嵌入されて該本体部10の軸線周りに回動する流路切替部30とを備えている。
本体部10は、例えば、ポリカーボネート等の透明な樹脂材料からなる一体成形品であり、流路切替部30が嵌入する部分の内径は10mm程度に設定されている。図1に示すように、この本体部10には、上記3つの流路R1〜R3を構成する円管形状の第1〜第3接続管部11〜13が形成されている。第1〜第3接続管部11〜13は、本体部10の外周面における軸線方向中央部近傍から該本体部10の軸線に対し直交する方向に突出している。尚、本体部10の材料は上記した材料に限られるものではない。
図2に示すように、第1接続管部11の内部の第1流路R1は、本体部10の周壁を貫通して延びている。この第1流路R1は、円形断面を有しており、その内径は、高流量ラインに対応するために2.6mm以上に設定されている。第1接続管部11の先端部には、雌ねじ部材50が取り付けられている。雌ねじ部材50の内周面には、ねじ溝51と、突起52とが雌ねじ部材50の軸線方向に離れて形成されている。この雌ねじ部材50も透明なポリカーボネート製であるが、他の材料を用いて形成してもよい。
第1接続管部11の外周面における軸線方向中間部には、雌ねじ部50の突起52と係合する突起11aが形成されている。突起11aを突起52に係合させることで雌ねじ部材50が第1接続管部11から脱落しないようになっている。第1接続管部11の先端部には、テーパー面11bが形成されている。この第1接続管部11の先端部には、他の三方活栓やシリンジ等の医療器具(図示せず)が接続されるようになっている。雌ねじ部材50は、医療器具に設けられたねじ山に螺合するようになっている。
図1に示すように、第2接続管部12は、第1接続管部11から本体部10の周方向一側に90゜離れており、第2接続管部12の軸線と、第1接続管部11の軸線とは直交するようになっている。第2接続管部12の先端部の外周面には、ねじ山12aが形成されている。第2接続管部12の内部の第2流路R2には、第1流路R1と同様に本体部10の周壁を貫通して延びている。また、第2接続管部12の内周面には、テーパー面(図示せず)が形成されている。
第3接続管部13は、第2接続管部12から本体部10の周方向一側に90゜離れており、この第3接続管部13の軸線と第1接続管部11の軸線とは一致するようになっている。第3接続管部13の内部の第3流路R3は、第1流路R1と同様に本体部10の周壁を貫通して延びている。第3接続管部13の先端部の外周面には、ねじ山13aが形成され、内周面には、図2に示すように、テーパー面13bが形成されている。尚、上記第1〜第3流路R1〜R3の内径は、互いに同じに設定してある。
また、本体部10の軸線方向一端部(図1及び図2の下側)には、小径部14が形成されている。本体部10の小径部14近傍の内周面には、内方へ突出して周方向に延びる突条部15が形成されている。
流路切替部30は、例えば、ポリエチレン等の着色された樹脂材料からなる一体成形品であり、図3に示すように、円筒部31とレバー部32とを有している。円筒部31は、本体部10内に同軸状に嵌入されるようになっている。円筒部31の軸線方向の寸法は、本体部10の軸線方向の寸法よりも長く設定されており、円筒部31は本体部10の軸線方向他端部(図1及び図2の上側)から突出している。また、円筒部31の外径は、本体部10の内径よりも若干大きめに設定されている。従って、図2に示すように、円筒部31の外周面は、本体部10の内周面における第1〜第3流路R1〜R3の開口部よりも上側及び下側にそれぞれ密着するとともに、第1〜第3流路R1〜R3の開口部の間にも密着する。これにより、第1〜第3流路R1〜R3の開口部の周囲がシールされるようになっている。また、上記のように円筒部31の外径が本体部10の内径よりも大きめに設定されていることにより、円筒部31を本体部10に嵌入すると、円筒部31は、全体として、本体部10の内周面から径方向中心部に向かう圧縮力を受けることになる。
図1に示すように、レバー部32は、円筒部31における本体部10から突出した部分に、径方向に延びるように形成されている。
図3に示すように、円筒部31のレバー部32と反対側には、小径部33が形成されている。小径部33の外周面には、複数の突起34、34、…が周方向に間隔をあけて形成されている。図2に示すように、これら突起34、34、…は、本体部10の突条部15に係合するようになっている。
また、円筒部31内には、図4及び図5に示すように、円筒部31の内周面における対向する部位同士を繋ぐように径方向に延びる第1管部36と、第1管部36の長手方向中央部から分岐し、第1管部36とT字状をなすように延びる第2管部37とが形成されている。第1管部36内には、断面円形の第1通路S1が形成されている。第2管部37内にも、断面円形の第2通路S2が形成されている。第1及び第2通路S1、S2の径は、第1〜第3流路R1〜R3の内径と同じに設定されている。第1通路S1の両端部は円筒部31の外周面にそれぞれ開口している。また、第2通路S2の一端部は第1通路S1の中間部に連通し、他端部は、円筒部31の外周面に開口している。第1通路S1の両端の開口部と、第2通路S2の他端部の開口部とは、本体部10の内周面に開口する第1〜第3流路R1〜R3の開口部と同じ間隔で配置されている。
図4に示すように、第1管部36と、第1管部36に対向する円筒部31の内周面との間には、隙間Tが形成されている。
第1管部36の外周面には、応力緩和部としての第1及び第2平坦面部38、39が設けられている。これら平坦面部38、39は、第1管部36が受ける圧縮力の作用方向(図4に白抜きの矢印で示す方向)に沿って延びるように形成されている。第1平坦面部38は、第1管部36のレバー部32側(図4の上側)に位置しており、第2平坦面部39は、第1管部36のレバー部32と反対側(図4の下側)に位置している。
図4及び図5に示すように、上記平坦面部38、39の幅Wは、1mm以上3mm以下が好ましい。幅Wが1mmよりも狭いと、平坦面38、39が円弧面に近似した形となり、応力緩和の効果が著しく低減し、また、幅Wを3mmよりも広くしようとすると、第1管部36の外径を大きくしなければならず、その結果、三方活栓1が無用に大型化してしまうので、幅Wは上記範囲が好ましい。より好ましい範囲は、1.5mm以上2.5mm以下である。
上記の如く流路切替部30の円筒部31は中空で薄肉となっているため、成形時のヒケが生じ難く、高い寸法精度が得られる。従って、上記流路切替部30の円筒部31を本体部10に嵌入すると、円筒部31の外周面が本体部10の内周面に全周に亘って確実に密着するようになる。これにより、円筒部31の外周面と本体部10の内周面との間がシールされ、液漏れが発生しなくなる。
また、流路切替部30の円筒部31を本体部10に嵌入して円筒部31が圧縮力を受けると、円筒部31が中空であるため変形しようとして第1管部36に応力が生じる。この第1管部36には、第1及び第2平坦面部38、39が形成されていて、これらは圧縮力の作用方向に延びている。従って、図4の矢印方向に圧縮力を受けた際に変形しようとする部分が平坦な形状になるので、湾曲している場合に比べて、応力が一部に集中するようになるのが抑制される。その結果、第1管部36の応力が分散されることになり、これにより、第1管部36の応力が緩和され、第1管部36に割れ等が起こりにくくなる。
上記のように構成された三方活栓1を使用する場合には、第1〜第3接続管部11〜13に、静脈ライン及び医療器具を接続する。そして、レバー部32を操作して流路切替部30を本体部10の軸線周りに回動させ、例えば、流路切替部30の第1通路S1の両端の開口部を、本体部10の第1流路R1及び第3流路R3の開口部と一致させると、第1流路R1と第3流路R3とが第1通路S1を介して連通する。使用時には、上記の如く円筒部31の外周面と本体部10の内周面との間がシールされ、しかも、第1管部36に割れ等が起こりにくくなっているので、液漏れが未然に防止される。
以上説明したように、この実施形態1に係る三方活栓1によれば、本体部10内に嵌入される流路切替部30を筒状にしたので、流路切替部30を薄肉化して、成形時のヒケを抑制できる。これにより、本体部10と流路成形部30との間のシール性を確保でき、液漏れを未然に防止できる。また、流路切替部30には第1管部36に生じる応力を緩和するための第1及び第2平坦面部38、39を設けたので、流路切替部30の薄肉化に起因する割れ等が起こらなくなり、液漏れを未然に防止できる。これらのことにより、三方活栓1の信頼性を高めることができる。
また、第1管部36の外周面を平坦に形成してなる第1及び第2平坦面部38、39で応力緩和部を構成したので、第1管部36の割れ等を簡単な構成で防止できる。
《発明の実施形態2》
図6は、本発明の実施形態2に係る三方活栓の流路切替部30の断面図である。この実施形態2の三方活栓は、実施形態1のものに対し、流路切替部30の応力緩和部の構造が異なるだけで、他の部分は同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
すなわち、この実施形態2の流路切替部30の円筒部31には、第1管部36を支持する支持部40が形成されている。支持部40は、第1管部36の外周面と円筒部31の内周面とに一体成形されている。支持部40の円筒部31軸線方向の寸法は、第1管部36の外径と同じに設定されており、第1管部36の径方向両側(図6の上下方向両側)が円筒部31の内周面に支持されるようになっている。また、支持部40のレバー部32側(図6の上側)の面40aは、第1管部36の第1平坦面38と同一面上に位置して連続する平坦面で構成され、また、支持部40のレバー部32と反対側(図6の下側)の面40bは、第1管部36の第2平坦面39と同一面上に位置して連続する平坦面で構成されている。これら平坦面40a、40bは、円筒部31を本体部10に嵌入したときに円筒部31が受ける圧縮力の作用方向(図6に白抜きの矢印で示す)に延びている。
実施形態2のように第1管部36の径方向両側を円筒部31の内周面で支持することにより、第1管部36に生じる応力を十分に緩和することが可能になる。さらに、支持部40に、圧縮力の作用方向に延びる平坦面40a、40bを形成したので、湾曲面となっている場合に比べて、応力が一部に集中するようになるのが抑制される。これらのことにより、流路切替部30の薄肉化に起因する割れ等が第1管部36に起こらなくなり、実施形態1と同様な効果を得ることができる。
尚、図7及び図8に示す変形例1のように、支持部40に空洞部41を形成してもよい。空洞部41は、第1通路S1と同方向に延びるように形成され、円筒部31を貫通している。空洞部41の断面形状は第1通路S1の断面形状と相似形である。また、空洞部41の内径は、第1管部36の内径よりも小さく設定されている。支持部40に空洞部41を形成することで、ヒケの発生を抑制することが可能になる。また、成型時には、空洞部41と第1通路S1とが同方向に延びているので、空洞部41と第1通路S1との成形型(図示せず)の抜き方向を同一方向にすることができ、これにより、成形型の複雑化を招くことなく、空洞部41を容易に成形することができ、よって、コストを低減できる。
空洞部の形状は上記した形状に限られるものではなく、例えば、図9に示す変形例2のように、第1通路S1の断面形状に対応する空洞部42を形成してもよい。また、図示しないが、空洞部は、断面が多角形となるようにしてもよい。また、空洞部の数は1つに限られるものではなく、複数設けてもよい。空洞部を複数設ける場合には、形状を互いに異ならせてもよい。さらに、空洞部は、第1通路S1と異なる方向に延びるように形成してもよい。また、空洞部は、貫通孔とせずに有底の孔部で構成してもよい。
また、上記実施形態1、2では、本発明を三方活栓1に適用した場合について説明したが、これに限らず、二方活栓にも適用することができる。また、複数の活栓が一体化されてなる多連活栓にも適用することができる。
以上説明したように、本発明に係る多方活栓は、例えば、静脈ラインの中途部に設けることができるものである。
実施形態1に係る三方活栓の斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 流路切替部の斜視図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4のV−V線断面図である。 実施形態2に係る図4相当図である。 実施形態2の変形例1に係る図4相当図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 実施形態2の変形例2に係る図4相当図である。
符号の説明
1 三方活栓(多方活栓)
10 本体部
30 流路切替部
36 第1管部
37 第2管部
38、39 第1及び第2平坦面部(応力緩和部)
40 支持部(応力緩和部)
41、42 空洞部
R1〜R3 第1〜第3流路
S1、S2 第1、第2通路

Claims (5)

  1. 断面円形の周壁を有し、該周壁を径方向に貫通して延びる複数の流路が周方向に間隔をあけて設けられた本体部と、
    上記本体部内に該本体部の軸線周りに回動可能に嵌入され、回動操作によって液体が流通可能な流路を切り替える流路切替部とを備えた多方活栓であって、
    上記流路切替部は、筒状に形成され、該流路切替部の内部には、上記本体部の所定の流路同士を連通させるように延びる通路を形成するための管部と、該管部に生じる応力を緩和する応力緩和部とが設けられていることを特徴とする多方活栓。
  2. 請求項1に記載の多方活栓において、
    応力緩和部は、管部の外周面において該管部が受ける圧縮力の作用方向に沿って延びるように形成された平坦面部で構成されていることを特徴とする多方活栓。
  3. 請求項1に記載の多方活栓において、
    応力緩和部は、管部の径方向両側を流路切替部の内周面に支持する支持部で構成されていることを特徴とする多方活栓。
  4. 請求項3に記載の多方活栓において、
    支持部には、空洞部が形成されていることを特徴とする多方活栓。
  5. 請求項4に記載の多方活栓において、
    空洞部は、管部の通路と同方向に延びるように形成されていることを特徴とする多方活栓。
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