JP3120790U - 医療用活栓及び医療用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンジ接続管の内腔のデッドスペースがないため、残液が滞留することなく薬液等を確実に投与することができ、また容易にシリンジ接続管にコネクタや螺合式のシリンジ等を直接接続して螺合することができる医療用活栓を提供すること。
【解決手段】略円筒状の本体(2)の前方と後方に略円筒状の分岐管(3、3)を形成し、前記本体(2)の側部に前記分岐管(3、3)と略同尺で略円筒状のシリンジ接続管(4)を突設し、前記本体(2)の内部に栓体(6)の切換部(10)を装着し、外部に栓体(6)のハンドル部(5)を形成し、前記切換部(10)は、断面が矩形の軸部(10a)を有し、当該軸部(10a)の側部に弓状の封鎖部(10b)を形成した医療用活栓(1)。
【選択図】図1

Description

本考案は、デッドスペースを少なくした医療用活栓の改良に関するものである。
現在の医療用活栓として、例えば図7、図8に例示するものが使用されている。
医療用活栓31は、略円筒状の本体32の前方と後方に略円筒状の分岐管33、33を形成し、前記本体32の側部に前記分岐管33、33と略同尺で略円筒状のシリンジ接続管34を突設している。
使用に際して(薬液注入時)は、図7に例示するように、シリンジ41のノズル部42の外周壁を、シリンジ接続管34の側端部から略中央に亘る内周壁に嵌合させる。このときシリンジ接続管34の略中央から上部に亘る内腔、さらに液体流路37に至るまでデッドスペースSができる。デッドスペースSが大きいとその空間で薬液残余量が多くなってしまい、薬液(薬剤)の過少投与や外部から細菌、真菌が混入した場合、菌の繁殖を助長する懸念があるので、好ましくない。また、切換部40の内部空間40aでも薬液が残余する。
そこで、これらのデッドスペースSを少なくする工夫をした医療用活栓として以下のような発明が開示されている。
例えば特許文献1では、シリンジ等を接続する分岐管(本考案のシリンジ接続管4に相当)を短尺化し、さらに隔壁(本考案のスリット9付き弾性体8に相当)を装着することで、前記分岐管の内腔にできるデッドスペースSを解消している。また軸部(本考案の軸部10aに相当)の切換部に円周面に沿う切換路を円弧状溝にしているため、分岐管から注入される薬液は円弧状溝に沿って円滑に流れ、残液が滞留することなく確実に投与することができる。
特許文献2でも同様に、シリンジ等を接続する分岐管(本考案のシリンジ接続管4に相当)を短尺化し、さらに隔壁(本考案のスリット9付き弾性体8に相当)を装着することで、前記分岐管の内腔にできるデッドスペースSを解消している。また、分岐路(本考案の分岐管3、3とシリンジ接続管4)の円筒部開口と対面する栓体外面を横断するように円弧状溝を形成しているため、分岐管から注入される薬液は円弧状溝に沿って円滑に流れ、残液が滞留することなく確実に投与することができる。
長時間薬液を投与する場合には、分岐管(本考案のシリンジ接続管4)にコネクタを接続し、コネクタから薬液を注入する。この場合前記コネクタが、前記分岐管から外れないように螺合固定するのが好ましい。
特開H11−342209号公報(図1、図3参照) 特開2003−159336号公報(図1、図3参照)
本考案が解決しようとする課題は以下の点である。
特許文献1、2の医療用活栓は、分岐管を短尺化しているため、前記分岐管の口径が大きくなり、規定の螺合式コネクタが接続できない。また同様に螺合式のシリンジを分岐管に直接接続して螺合することもできない。そのため、別途の接続具で分岐管とコネクタや螺合式のシリンジを接続しなければならない。このため別途に費用がかかり、使用に際して(薬液注入時)も手間がかかり大変不便である。
そこで本考案者は、以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下の考案に到達した。
[1]本考案は、略円筒状の本体(2)の前方と後方に略円筒状の分岐管(3、3)を形成し、前記本体(2)の側部に前記分岐管(3、3)と略同尺で略円筒状のシリンジ接続管(4)を突設し、
前記本体(2)の内部に栓体(6)の切換部(10)を装着し、外部に栓体(6)のハンドル部(5)を形成し、
前記切換部(10)は、断面が矩形の軸部(10a)を有し、当該軸部(10a)の側部に弓状の封鎖部(10b)を形成した医療用活栓(1)を提供する。
[2]本考案は、切換部(10)の軸部(10a)の長さは、本体(2)内腔の直径(D)に対して、略1/3(D)から略2/3(D)である[1]記載の医療用活栓(1)を提供する。
[3]本考案は、シリンジ接続管(4)の略上部から略下部に亘る内腔に、略有底円筒状で底部の中央にスリット(9)を形成した弾性部材(8)を装着した[1]記載の医療用活栓(1)を提供する。
[4]本考案は、[1]ないし[3]に記載の医療用活栓(1)を含む医療用具を提供する。
本考案の医療用活栓1では、液体が前方の分岐管3から切換部10の軸部10aに沿ってシリンジ接続管4方向へ流れ、シリンジ接続管4の上部で液体は後方の分岐管3方向へ迂回して流れる。このため、シリンジ接続管4の内腔のデッドスペースSはなくなるので、残液が滞留することなく薬液等を確実に投与することができる。
また、別途の接続具を用いることなく、容易にシリンジ接続管4にコネクタ13や螺合式のシリンジ11等を直接接続して螺合することができる。
図1は本考案の医療用活栓1の平面図、図2は本考案の医療用活栓1の正面図、図3は図2に例示する医療用活栓1のA−A断面図、図4は図3に例示する医療用活栓1にシリンジを接続した状態の断面図、図5は図3の切換部10を拡大した断面図、図6は図3に例示する医療用活栓1にコネクタ13を接続した状態の断面図である。
医療用活栓1は、略円筒状の本体2の前方と後方に略円筒状の分岐管3、3を形成し、前記本体2の側部に前記分岐管3、3と略同尺で略円筒状のシリンジ接続管4を突設し、前記本体2の内部に栓体6の切換部10を装着し、外部に栓体6のハンドル部5を形成している。
ハンドル部5の回動操作により、栓体6の切換部10で、分岐管3、3とシリンジ接続管4の内腔への液体の流れを調整できるようにしている。
以上の点は公知の医療用活栓と実質的に同じである。
[本体2の材質]
本体2はポリカーボネイト(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスルフォン(PS)またはPET/PCアロイなどの透明なプラスチック材料からなる。
[切換部10]
図3に例示するように切換部10は断面が矩形の軸部10aを有し、当該軸部10aの側部に弓状の封鎖部10bを形成している。切換部10が図3の状態では、双方の分岐管3、3とシリンジ接続管4の内腔に液体が流れることができる。図4に例示するようにハンドル部5の回動操作に基づいて、切換部10の前記分岐管3、3とシリンジ接続管4の内腔への流れを自在に開閉できる。
図5に例示するように前記切換部10の軸部10aの長さは、本体2内腔の直径Dに対して、略1/3Dから略2/3Dであり、軸部10aの長さを長くするほど、シリンジ接続管4の内腔にできるデッドスペースSを小さくすることができる。
[分岐管3、シリンジ接続管4]
分岐管3、3は、本体2の内腔(液体流路7)と連通した内腔(液体流路7)が形成されている。分岐管3は、内腔(液体流路7)または外周壁にテーパを形成しても良いし、外周壁には雌ねじや雄ねじを形成しても良い。
シリンジ接続管4にも、本体2の内腔(液体流路7)と連通した内腔(液体流路7)が形成されている。
シリンジ接続管4の外周壁にテーパを形成しても良いし、外周壁には雌ねじや雄ねじを形成しても良い。
使用時は、まず図3の矢印に例示しているように液体は、前方の分岐管3から切換部10の軸部10aに沿ってシリンジ接続管4方向に流れ、シリンジ接続管4の上部で液体は後方の分岐管3迂回して流れる。このため、シリンジ接続管4の上部のデッドスペースはなくなり、残液が滞留することなく確実に投与することができる。
次にシリンジ接続管4から薬液を投与する場合には、図4に例示するように切換部10を右に90度回動させる。そして再び図3に例示するように切換部10を左に90度回動させることにより投与された薬液が液体と一緒に流れていく。
長時間薬液を投与する場合には、図6に例示するようにシリンジ接続管4にコネクタ13を螺合固定して接続する。コネクタ13から矢印の方向に薬液が流れ、医療用活栓1の液体流路7を流れる液体と混ざり、後方の分岐管3側へ流れていく。
[弾性部材8]
弾性部材8は、略有底円筒状であり、底部の中央にスリット9を形成している。図5に例示するようにシリンジ11のノズル部12は、弾性部材8のスリット9から挿入され、シリンジ接続管4に圧入固定される。
弾性部材8は、シリコーンなどの弾性力があるものが好ましく、ポリブタジエンなどの弾性力がある熱可塑性エラストマーでもよい。
本考案の医療用活栓1の平面図 本考案の医療用活栓1の正面図 図2に例示する医療用活栓1のA−A断面図 図3に例示する医療用活栓1にシリンジ11を接続した状態の断面図 図3の切換部10を拡大した断面図 図3に例示する医療用活栓1にコネクタ13を接続した状態の断面図 従来の医療用活栓31の上面図 図7にシリンジ42を挿入した状態の使用断面図
符号の説明
1、31 医療用活栓
2、32 本体
3、33 分岐管
4、34 シリンジ接続管
5、35 ハンドル部
6、36 栓体
7、37 液体流路
8 弾性部材
9 スリット
10、40 切換部
10a 軸部
10b 封鎖部
11、41 シリンジ
12、42 ノズル部
13 コネクタ
40a 内部空間
S デッドスペース
T チューブ

Claims (4)

  1. 略円筒状の本体(2)の前方と後方に略円筒状の分岐管(3、3)を形成し、前記本体(2)の側部に前記分岐管(3、3)と略同尺で略円筒状のシリンジ接続管(4)を突設し、
    前記本体(2)の内部に栓体(6)の切換部(10)を装着し、外部に栓体(6)のハンドル部(5)を形成し、
    前記切換部(10)は、断面が矩形の軸部(10a)を有し、当該軸部(10a)の側部に弓状の封鎖部(10b)を形成したことを特徴とする医療用活栓(1)。
  2. 切換部(10)の軸部(10a)の長さは、本体(2)内腔の直径(D)に対して、略1/3(D)から略2/3(D)であることを特徴とする請求項1記載の医療用活栓(1)。
  3. シリンジ接続管(4)の略上部から略下部に亘る内腔に、略有底円筒状で底部の中央にスリット(9)を形成した弾性部材(8)を装着したことを特徴とする請求項1記載の医療用活栓(1)。
  4. 請求項1ないし請求項3に記載の医療用活栓(1)を含む医療用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010110572A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Top Corp 三方活栓

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