JP2010130735A - 分電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】分岐電流測定時にノイズの影響を抑えると共に、分岐電流センサユニットを構成する基板の反りを低減して分岐電流センサユニットの動作不具合を防止する。
【解決手段】主幹ブレーカ1と、主幹ブレーカ1の負荷側端子に接続される複数のメインバー2(2A〜2C)と、メインバー2から延出する複数の分岐バー3(3a、3b)と、分岐バー3と接続される複数の分岐ブレーカ4と、分岐バー3aに流れる分岐電流を検出する複数の電流センサ51及び、電流センサ51から得られる分岐電流のデータを出力する複数の信号処理回路52が実装された基板53からなる分岐電流センサユニット5(5A,5B)と、基板53上に実装された信号処理回路52に各々覆設される金属製の複数のシールドケース6と、信号処理回路52から受信した分岐電流のデータに基づいて分岐電流及び主幹電流のレベルを判断して信号出力する計測制御ユニット7とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、分電盤に関するものである。
従来よりこの種の分電盤としては、主幹ブレーカと、主幹ブレーカの負荷側端子に接続される複数のメインバーと、メインバーから延出する複数の分岐バーと、分岐バーと接続される複数の分岐ブレーカと、分岐バーに流れる分岐電流を各々検出する複数の電流センサ及び、当該電流センサから得られる分岐電流のデータを出力する複数の信号処理回路が実装された基板からなる分岐電流センサユニットと、信号処理回路から受信した分岐電流のデータに基づいて、分岐電流及びメインバーに流れる主幹電流のレベルを判断し、当該判断結果に基づいて信号出力する計測制御ユニットとを備えるものが提供されていた。
ここで、図5に示すように分岐電流センサユニット5の基板53は略矩形状に形成されており、当該基板53には円状の挿通孔53aと略矩形状の挿通孔53bとが短手方向に並設されている。また、各挿通孔53a、53bはそれぞれ基板53の長手方向に沿って複数形成されており、当該挿通孔53aの周縁にはロゴスキコイルからなる電流センサ51が形成されている。そして、電流センサ51は、それぞれ図示しない分岐バーを囲繞している。更に、2つの電流センサ51につき1つの信号処理回路52が設けられており、当該信号処理回路52は基板53の長手方向に沿って複数設けられている。
そして、上記のように複数の電流センサ51と複数の信号処理回路52とが基板53に一体化された分岐電流センサユニット5を用いた場合には、ノイズの影響を低減して測定精度を向上させるために、基板53上に実装された複数の信号処理回路52を全てシールドする必要がある。そのため、基板53上に並設された複数の信号処理回路52を、図6で示す1つの長尺状のシールドケース16で覆っていた(例えば特許文献1参照)。
特開2008−136279号公報
しかしながら、上記従来例における分電盤では、複数の信号処理回路52をシールドする際に、1つの長尺状のシールドケース16を基板53に半田接合するため、半田付けを行う領域の長さが長くなることで、基板53とシールドケース16の熱膨張率の違いによる基板53の反りが大きくなり、分岐電流センサユニット5が動作不具合を起こす虞があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、分岐電流測定時にノイズの影響を抑えると共に、分岐電流センサユニットを構成する基板の反りを低減して分岐電流センサユニットの動作不具合を防止した分電盤を提供することにある。
請求項1の発明は、主幹ブレーカと、主幹ブレーカの負荷側端子に接続される複数のメインバーと、メインバーから延出する複数の分岐バーと、分岐バーと接続される複数の分岐ブレーカと、分岐バーに流れる分岐電流を各々検出する複数の電流センサ及び、当該電流センサから得られる分岐電流のデータを出力する複数の信号処理回路が実装された基板からなる分岐電流センサユニットと、基板上に実装された信号処理回路に各々覆設される金属製の複数のシールドケースと、信号処理回路から受信した分岐電流のデータに基づいて、分岐電流及びメインバーに流れる主幹電流のレベルを判断し、当該判断結果に基づいて信号出力する計測制御ユニットとを備えることを特徴とする。
この発明によれば、複数の信号処理回路に対して、信号処理回路毎にシールドケースが取りつけられることで、信号処理回路に対するノイズの影響を抑えると共に、複数の信号処理回路を1つのシールドケースで覆設する場合と比べて基板の反りが低減され、分岐電流センサユニットの動作不具合を防止することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記シールドケースは、半田付けによって基板と接合されることを特徴とする。
この発明によれば、複数の信号処理回路に対して、信号処理回路毎にシールドケースが取り付けられることで、1つのシールドケースの長さが短くなり、1つのシールドケースを半田付けする際に半田付けを行う領域の長さを短くでき、複数の信号処理回路を1つのシールドケースで覆設する場合と比べてシールドケースと基板の熱膨張率の違いによる基板の反りを低減することができる。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記電流センサは、環状に形成されたコイルであり、分岐バーを囲繞することを特徴とする。
この発明によれば、複数の信号処理回路に対して、信号処理回路毎にシールドケースが取り付けられることで、複数の信号処理回路を1つのシールドケースで覆設する場合と比べて基板の反りが低減され、分岐電流が流れる分岐バーに対する電流センサの相対位置のずれが抑制されて測定精度を維持することができる。
以上説明したように、本発明では、分岐電流測定時にノイズの影響を抑えると共に、分岐電流センサユニットを構成する基板の反りを低減して分岐電流センサユニットの動作不具合を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態における分電盤について、図1〜4を用いて説明を行う。以下、図1において後述するメインバー2の長手方向を前後方向とし短手方向を左右方向する。また、上記前後左右方向と直交する方向を上下方向とする。
本実施形態における、分電盤は、図1、2に示すように、主幹ブレーカ1と、主幹ブレーカ1の負荷側端子に接続される複数のメインバー2と、メインバー2から延出する複数の分岐バー3と、分岐バー3と接続される複数の分岐ブレーカ4と、分岐バー3に流れる分岐電流を各々検出する複数の電流センサ51及び、当該電流センサ51から得られる分岐電流のデータを出力する複数の信号処理回路52が実装された基板53からなる分岐電流センサユニット5と、基板53上に実装された信号処理回路52に各々覆設される金属製の複数のシールドケース6と、信号処理回路52から受信した分岐電流のデータに基づいて、分岐電流及びメインバー2に流れる主幹電流のレベルを判断し、当該判断結果に基づいて信号出力する計測制御ユニット7と、計測制御ユニット7からの出力信号を受けて分岐電流及び主幹電流の通電状態をユーザーに報知する報知ユニット9と、メインバー2を保持するベース8とを備える。
主幹ブレーカ1は、合成樹脂製の略直方体状の器体10を有し、当該器体10の長手方向一端側には、図示しない3線式の電源線が接続されて100/200Vの電源が供給される図示しない3極の1次端子が短手方向に並設されている。ここで、中央の1次端子は外部電源からの中性線が接続される中性極で、その両側の1次端子は外部電源からの電圧線が接続される電圧極となっている。また、主幹ブレーカ1には、3つのメインバー2A,2B,2Cにそれぞれ接続される3極の図示しない2次端子(負荷側端子)が配設されている。なお、メインバー2A,2B,2Cを区別しないときはメインバー2と称す。また、主幹ブレーカ1の上面の略中央には、1次端子と2次端子との端子間の導通、遮断を切り替える操作ハンドル10aが設けられている。更に、主幹ブレーカ1は、1次端子と2次端子との間に過電流が流れた際に、これらの間を遮断すると共に操作ハンドル10aをオフ側に移動させる回路遮断機能を備えている。
ベース8は、合成樹脂等によって略矩形平板状に形成された平板部81と、平板部81の長手方向両端略中央より前方へ向けて突設された一対の角柱状の支持ポスト82とを備える。
メインバー2Aは、導電性を有する金属材料から形成され、ベース8の平板部81の左半分に配置される平板部21を有し、平板部21の右端からは、上向きに延設された後に更に左向きに延設されて形成される分岐バー3aと、上向きに延設された後に更に右向きに延設されて形成される分岐バー3bとが、前後方向に沿って交互に設けられている。また、分岐バー3a、3bは高さ違いに形成されており、分岐バー3aは、分岐バー3bよりも低くなっている。なお、分岐バー3a、3bを区別しないときは、分岐バー3と称す。また、平板部21の前端及び後端には、ベース8とねじ留め固定される際にねじS1が挿通する挿通孔21aがそれぞれ穿設されており、ベース8の一対の支持ポスト82間に形成される図示しない壁部を、メインバー2Cと共に挟み込んだ後に、ねじS1によりねじ留め固定されてベース8に固定される。
そして、メインバー2Cは、メインバー2Aと同様の構成を備えており、メインバー2Aを平板部21と平行な面で180度回転させて、ベース8の平板部81の右半分に設けられる。
また、メインバー2Bは、導電性を有する金属材料から形成され、上下方向に長い長尺平板状の平板部22と、平板部22の長手方向両端に形成される固定部23とを有する。固定部23は、ベース8の支持ポスト82の上面に形成されるねじ孔82aに連通する挿通孔23aが形成され、ねじS2が、当該挿通孔23aを挿通した後にねじ孔82aに螺合されることで、メインバー2Bが支持ポスト82間に架設される。
また、上記メインバー2は、図示しない接続バーを介して主幹ブレーカ1の2次端子に各々接続されている。ここで、接続バーは、略J字型に形成されており一端が主幹ブレーカ1の2次端子と接続され、他端がメインバー2と接続される。
分岐ブレーカ4は、合成樹脂製の略直方体状の器体40を有し、当該器体40の長手方向一端面にメインバー2B、及び分岐バー3a、3bが嵌合する3つの切り欠き部4a、4b、4cを備え、メインバー2Bが嵌合する切り欠き部4aと、分岐バー3aが嵌合する切り欠き部4cまたは分岐バー3bが嵌合するきり欠き部4bのいずれか一方とに図示しない電源端子部が設けられる。そして、分岐ブレーカ4の長手方向他端面には、外部負荷等に接続される負荷側端子部4dが設けられている。また、分岐ブレーカ4の上面には、電源側端子部と負荷側端子部4dとの端子間を導通、遮断する操作ハンドル部4eが設けられている。さらに、分岐ブレーカ4は、メインバー2の長手方向に沿ってメインバー2の各長辺側に切り欠き部4a、4b、4cを対向させた状態で複数並設される。なお、分岐ブレーカ4は、電源端子部とメインバー2との間に過電流が生じた場合に、電源端子部とメインバー2との間を遮断する。
分岐電流センサユニット5は、図1に示すように、一対の支持ポスト82の左側面間に架設されるものを分岐電流センサユニット5Aと称し、一対の支持ポスト82の右側面間に架設されるものを分岐電流センサユニット5Bと称す。
まず、図2に示すように、分岐電流センサユニット5Aは、略矩形状のプリント基板53を用いて形成されており、基板53の一方の長辺に沿って分岐バー3aが挿通する略円形の挿通孔53aが複数設けられ、他方の長辺に沿って分岐バー3bが挿通する略矩形状の挿通孔53bが複数設けられる。そして、分岐電流センサユニット5Aは、挿通孔53aの周縁に設けられるロゴスキコイルからなる電流センサ51と、当該電流センサ51が検出する分岐バー3aの分岐電流の瞬時値データに基づいて分岐電流の実効値データを生成する複数の信号処理回路52と、分岐電流センサユニット5Bと接続されてデータの送受信に用いられるオス側接続端子54と、計測制御ユニット7と接続されてデータの送受信に用いられるデータ出力端子55と、各信号処理回路52が生成する分岐電流の実効値データをデータ出力端子55に伝送するために基板53に形成される図示しない導電パターンとを備えている。なお、本実施形態では、基板53は両面基板を用いて説明するが、基板53の種類はこれに限定されず複数の絶縁基板を積層した多層基板等であってもよい。
電流センサ51は、基板53に形成された挿通孔53aの周縁に沿って環状に形成されるロゴスキコイルを有しており、挿通孔53aを介して基板53の一面に形成される導電パターンと、基板53の他面に形成される導電パターンとを電気的に接合してなるものである。そして、電流センサ51の略中心には、分岐バー3aが挿通し、当該分岐バー3aに流れる分岐電流の瞬時値データを出力する。なお、上記のようなロゴスキコイルは、周知のものであるため詳細な説明は省略する。
信号処理回路52は、例えばCPU等を含む電子部品をIC化(集積化)して構成されており、基板53の長辺の他辺に沿って複数設けられている。また、信号処理回路52は、2つの電流センサ51毎に1つ設けられており、当該2つの電流センサ51が電気的にそれぞれ接続されている。そして、信号処理回路52は、電流センサ51が出力する分岐電流の瞬時値データを基にして、分岐電流の実効値データを生成する機能と、計測制御ユニット7が出力するデータ要求信号を受信した際に実効値データを計測制御ユニット7に出力する機能とを有している。なお、このような実効値データは、例えば電流センサ51が出力する分岐電流の瞬時値データを増幅した後に積分し、積分により得られた電流波形から実効値を演算することにより得られる。また、信号処理回路52は、上記のように電子部品をIC化したものに限定されず、ディスクリート半導体等の必要な電子部品を個々に基板53上に実装することで構成してもよい。
オス側接続端子54は、基板53の一面の長手方向一端側略中央に設けられており、導電パターンを介してデータ出力端子55に電気的に接続されている。
データ出力端子55は、基板53の他面の長手方向一端側略中央に設けられており、各信号処理回路52が出力するデータを計測制御ユニット7に伝送するためのものである。
分岐電流センサユニット5Bは、分岐電流センサユニット5Aの構成からオス側接続端子54及びデータ出力端子55を省略し、メス側接続端子56を設けたものである。なお、その他の構成は分岐電流センサユニット5Aと同様であるため、メス側接続端子56についてのみ説明を行い、その他の構成については説明を省略する。
メス側接続端子56は、分岐電流センサユニット5Bにおいて、分岐電流センサユニット5Aのオス側接続端子54と対向する位置に設けられ、オス側接続端子54に接続可能に構成されている。そして、メス側接続端子56は、分岐電流センサユニット5Bに設けられた複数の信号処理回路52に導電パターンを介して接続されている。従って、メス側接続端子56を分岐電流センサユニット5Aのオス側接続端子54に接続することで、分岐電流センサユニット5Bの複数の信号処理回路52が、データ出力端子55を介して計測制御ユニット7と接続される。
計測制御ユニット7は、分岐ブレーカ4と並設され、分岐ブレーカ4の器体40を2つ並設した寸法と略同寸法の合成樹脂からなる略直方体状の器体70を有している。また、器体70の長手方向一端面には、3つの切り欠き部70a、70b、70cが、上から順に並設されており、当該切り欠き部70a、70b、70cをメインバー2B、分岐バーー3b、3aにそれぞれ嵌合することで、計測制御ユニット7が位置決め固定される。更に、切り欠き部70bと切り欠き部70cとの間には、分岐電流センサユニット5Aの出力接続端子55に接続される図示しないセンサ用接続部が設けられている。
また、計測制御ユニット7の上面には、回路条件設定部72が設けられており、当該回路条件設定部72によって報知ユニット9が報知を行うときの基準となる主幹電流や分岐電流の定格電流値を設定する。そして、回路条件設定部72は、主幹回路定格電流設定ボタン72aと、分岐回路定格電流設定ボタン72bと、主幹回路警報切替スイッチ72cと、分岐回路警報切替スイッチ72dと、ブザー音量スイッチ72eとを備える。
主幹回路定格電流設定ボタン72aは、メインバー2に流れる電流の定格電流値を設定し、分岐回路定格電流設定ボタン72bは、設定を行う分岐ブレーカ4の選定と定格電流値の設定をする。また、主幹回路警報切替スイッチ72cは、メインバー2に流れる電流値が定格電流値を超えた場合に警報を行うのか、リミットとして定めた定格電流より小さい値で警報を行うのかの切り替えを行い、分岐回路警報切替スイッチ72dは、分岐バー3に流れる電流値が定格電流値を超えた場合に警報を行うのか、リミットとして定めた定格電流より小さい値で警報を行うのかの切り替えを行う。そして、ブザー音量スイッチ72eは、報知ユニット9のブザー音の音量調整を行う。
報知ユニット9は、成形部材からなる器体90内に、複数のLED91とブザー92とが実装された図示しないプリント基板を収納しており、主幹ブレーカ1及び、各分岐ブレーカ4に流れている電流の状態を報知するためのものであって、各ブレーカにそれぞれ対応したLED91が、主幹電流及び分岐電流の状態に応じて点灯/消灯または、発光色の変化、または、ブザー92が警報音を発報するように構成されている。ここで、LED91とブザー92とは、器体90の上面から露出している。また、報知ユニット9は、計測制御ユニット7の長手方向他端面に形成される接続端子部71を介して図示しないケーブル等により計測制御ユニット7と接続される。そして、報知ユニット9は、メインバー2Bの上面に、図示しない絶縁シートを介して配設される。
なお、報知ユニット9は、液晶ディスプレイ(LCD)等であってもよく、この場合は、分岐電流センサユニット5A,5Bの各信号処理回路52において検出データとして電流の実効値データを生成し、当該データを元に計測制御ユニット7にて生成した表示用データに基づいて、画像表示部に主幹ブレーカ1と各分岐ブレーカ4とにそれぞれ対応する電流値の表示を行うように構成してもよい。
ここで、上記構成からなる分電盤の備える分岐電流センサユニット5は、大電流が流れるメインバー2A,2Cの近傍に設けられるため、分岐電流センサユニット5が備える信号処理回路52はノイズの影響を受けやすく分岐電流の検出精度が低下する虞がある。そのため、本実施形態における分岐電流センサユニット5では、ノイズの影響を低減して分岐電流センサユニット5の検出精度を維持するため、図3に示すように長尺状の基板53上に実装された複数の信号処理回路52毎に、金属製のシールドケース6を覆設している。ここで、シールドケース6は、図4で示すように、一面が開口した略矩形箱型に形成されており、長手方向の両端からは、基板53に設けられる図示しない取り付け孔に挿し込むことで位置決めを行う挿入突部6aが突設されている。そして、シールドケース6は、挿入突部6aが基板53の挿通孔に差し込まれた後に、半田接合により基板53と接合される。また、シールドケース6の側面には、シールドケース6に覆設される信号処理回路52に導電パターンを通すための略矩形状の切り欠き部6bが形成されている。
このように、分岐電流センサユニット5の基板53上に実装された複数の信号処理回路52毎にシールドケース6が半田接合によって取り付けられる。従って、分岐電流測定時に信号処理回路52が受けるノイズの影響を抑えることができ、加えて、従来のように複数の信号処理回路52を長尺状の1つのシールドケース16で覆設する場合と比べ、1つのシールドケース6の長さが短くなり、1つのシールドケース6を半田付けする際の半田付けを行う領域の長さが短くなることで、シールドケース6と基板53の熱膨張率の違いによる基板53の反りが低減され、分岐電流センサユニット5の動作不具合を防止することができる。
また、電流センサ51は、当該電流センサ51の中心に分岐バー3aが挿通するときに最も精度よく分岐電流を測定できることから、上記のように基板53の反りが低減されることで、電流センサ51の略中心を挿通する分岐バー3aの位置ずれが抑制され、測定精度を維持することができる。
なお、本実施形態では、分岐電流センサユニッット5にシールドケース6を接合する際に半田接合が用いられているが接合方法はこれに限定されず、ねじ留め等によってシールドケース6を接合してもよく、その場合であっても1つのシールドケース6の長さが従来よりも短く形成されることで上記半田接合を用いた場合と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態における分電盤の分解斜視図を示す。 同上における要部拡大図を示す。 同上における分岐電流センサユニットの正面図を示す。 (a)〜(e)は、同上におけるシールドケースを示し、(a)は、正面図、(b)は、上面図、(c)は、下面図、(d)は、左側面図、(e)は、右側面図を示す。 従来例における分岐電流センサユニットの正面図を示す。 (a)〜(c)は、同上におけるシールドケースを示し、(a)は、正面図、(b)は、上面図、(c)は、下面図を示す。
符号の説明
1 主幹ブレーカ
2 メインバー
3 分岐バー
4 分岐ブレーカ
5 分岐電流センサユニット
6 シールドケース
7 計測制御ユニット
51 電流センサ
52 信号処理回路
53 基板

Claims (3)

  1. 主幹ブレーカと、
    主幹ブレーカの負荷側端子に接続される複数のメインバーと、
    メインバーから延出する複数の分岐バーと、
    分岐バーと接続される複数の分岐ブレーカと、
    分岐バーに流れる分岐電流を各々検出する複数の電流センサ及び、当該電流センサから得られる分岐電流のデータを出力する複数の信号処理回路が実装された基板からなる分岐電流センサユニットと、
    基板上に実装された信号処理回路に各々覆設される金属製の複数のシールドケースと、
    信号処理回路から受信した分岐電流のデータに基づいて、分岐電流及びメインバーに流れる主幹電流のレベルを判断し、当該判断結果に基づいて信号出力する計測制御ユニットとを備えることを特徴とする分電盤。
  2. 前記シールドケースは、半田付けによって基板と接合されることを特徴とする請求項1記載の分電盤。
  3. 前記電流センサは、環状に形成されたコイルであり、分岐バーを囲繞することを特徴とする請求項1または2記載の分電盤。
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