JP2010130152A - 伝送システム、伝送装置および伝送システムの制御方法 - Google Patents
伝送システム、伝送装置および伝送システムの制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】位相調整部の容量を削減すること。
【解決手段】本伝送システムは、送信装置10と受信装置15と中間装置14とが、一方向に第1チャネルの信号および第2チャネルの信号を伝送する第1伝送路91と前記一方向とは反対の他方向に前記第1チャネルの信号および前記第2チャネルの信号を伝送する第2伝送路92とを介しリング状に接続された伝送システムであって、第1伝送路91の第1チャネルの信号と第2伝送路92の第1チャネルの信号との間の位相差を調整する第1位相調整部を備える受信装置15と、第1伝送路91の第2チャネルの信号と第2伝送路92の第2チャネルの信号との間の位相差を調整する第2位相調整部60を備える中間装置14と、を具備する。
【選択図】図4
【解決手段】本伝送システムは、送信装置10と受信装置15と中間装置14とが、一方向に第1チャネルの信号および第2チャネルの信号を伝送する第1伝送路91と前記一方向とは反対の他方向に前記第1チャネルの信号および前記第2チャネルの信号を伝送する第2伝送路92とを介しリング状に接続された伝送システムであって、第1伝送路91の第1チャネルの信号と第2伝送路92の第1チャネルの信号との間の位相差を調整する第1位相調整部を備える受信装置15と、第1伝送路91の第2チャネルの信号と第2伝送路92の第2チャネルの信号との間の位相差を調整する第2位相調整部60を備える中間装置14と、を具備する。
【選択図】図4
Description
本発明は、伝送システム、伝送装置および伝送システムの制御方法に関する。
近年、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やSONET(Synchronous Optical Network)等の多重化伝送システムにおいて、UPSR(Uni-directional path switched ring)やSNCP(Subnetwork Connection Protection)等のプロテクション機能が用いられる。
UPSR/SNCPにおいては、SDH/SONETのリング状の伝送路を用い送信装置から受信装置にデータを伝送する際に、リング状の伝送路の一方向(例えば右回り)と反対方向(例えば左方向)との2つの経路を設定する。リング状の伝送路は複数のパスを設定することができる。複数のパスのうち一部のパスは一方向の経路に設定し、他の一部は他方向の経路に設定する。例えば一方向の経路の途中で、障害が発生したり保守を行う際は、上記一部のパスを他方向の経路に切り替える。これにより、伝送経路の信頼性を向上させることができる。
上記一部のパスを一方向の経路から他方向の経路に切り替える際に、2つの経路の間に位相差があると、無瞬断で切り替えることができない。そこで、位相差を調整する位相調整部を設けることが知られている(特許文献1および2)。
特開平8−65282号公報
特開2003−348061号公報
しかしながら、全てのパスについて無瞬断を実現しようとすると位相調整部の容量が大きくなり、装置が大型化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、位相調整部の容量を削減することを目的とする。
本伝送システムは、送信装置と受信装置と中間装置とが、一方向に第1チャネルの信号および第2チャネルの信号を伝送する第1伝送路と前記一方向とは反対の他方向に前記第1チャネルの信号および前記第2チャネルの信号を伝送する第2伝送路とを介しリング状に接続され、前記送信装置から前記受信装置に信号を伝送する伝送システムであって、前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号との間の位相差を調整する第1位相調整部を備える前記受信装置と、前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号との間の位相差を調整する第2位相調整部を備える前記中間装置と、を具備する。
本伝送装置は、複数の伝送装置が、一方向に第1チャネルの信号および第2チャネルの信号を伝送する第1伝送路と前記一方向とは反対の他方向に前記第1チャネルの信号および前記第2チャネルの信号を伝送する第2伝送路とを介しリング状に接続され、前記送信装置から前記受信装置に信号を伝送する伝送システムの伝送装置であって、前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号との間の位相差、または、前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号との間の位相差を調整する位相調整部と、調整された前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と調整された前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号のいずれかを選択し選択した信号を外部へ出力することと、調整された前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と調整された前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号のいずれかを選択し選択した信号を前記第2伝送路へ出力することと、のいずれも可能な選択部と、前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号を外部に出力し前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号を通過させることと、前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号および前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号を各々通過させることと、のいずれも可能なクロスコネクト部と、を具備する。
本伝送システムの制御方法は、送信装置と受信装置と中間装置とが、一方向に第1チャネルの信号および第2チャネルの信号を伝送する第1伝送路と前記一方向とは反対の他方向に前記第1チャネルの信号および前記第2チャネルの信号を伝送する第2伝送路とを介しリング状に接続され、前記送信装置から前記受信装置に信号を伝送する伝送システムの制御方法であって、前記受信装置において、前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号との間の位相差を調整するステップと、前記中間装置において、前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号との間の位相差を調整するステップと、含む。
本伝送システム、伝送装置および伝送システムの制御方法によれば、位相調整を受信装置と中間装置に分担することにより、受信装置内の位相調整部の容量を削減し、受信装置の小型化および低コスト化が可能になる。
以下、図面を参照に、本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る伝送システムの概要を示す図である。図1を参照に、SDHやSONET等の伝送路90がリング状に形成されている。複数の伝送装置10〜19が伝送路90を介しリング状に接続されている。以下の説明では、複数の伝送装置10〜19のうち1つを送信装置10とし、他の1つを受信装置15、として説明する。これら以外の伝送装置も送信装置または受信装置として機能することが可能である。伝送路90は、一方向(右回り方向)にデータを伝送する第1伝送路91と他方向(一方向とは反対の方向であり左回り方向)に信号を伝送する第2伝送路92を有している。第1伝送路91および第2伝送路92は各々複数のチャネルの信号を伝送可能である。例えば、第1伝送路91および第2伝送路92がそれぞれ10Gbpsの伝送路である場合、52MbpsのVC32のチャネルは192チャネル設定することができる。
送信装置10はクロスコネクト部80と選択部82とを備えている。選択部82は、チャネル毎に送信信号を第1伝送路91および第2伝送路92のいずれに送信するかを選択する。クロスコネクト部80は、チャネル毎に第1伝送路91および第2伝送路92の通過または遮断、送信信号の第1伝送路91および第2伝送路92への出力を行なうことができる。
受信装置15は、クロスコネクト部20(第1クロスコネクト部)、位相調整部30(第1位相調整部)および選択部40(第1選択部)を備えている。クロスコネクト部20は、チャネル毎に第1伝送路91および第2伝送路92の通過または遮断、第1伝送路91および第2伝送路92の位相調整部30への接続を行なうことができる。位相調整部30は2つの信号の位相差を調整することができる。選択部40はチャネル毎に信号を選択し受信信号として出力することができる。
以上の伝送システムにおいて、表1のように、送信装置10か受信装置15へのパスとして第1伝送路91を用い送信装置10、伝送装置19、18、17、16および受信装置15を経由し受信装置15で位相調整するパス(ルート1)と、第2伝送路92を用い送信装置10、伝送装置11、12、13、14および受信装置15を経由し受信装置15で位相調整するパス(ルート2)を建設する。伝送信号の一部は、第1伝送路91の一部のチャネルを用いルート1で伝送する。伝送信号の他の一部は、第2伝送路92の一部のチャネルを用いルート2で伝送する。ルート1とルート2とでは経路が異なるため、信号の時間差が生じる。そこで、位相調整部30は、ルート1の信号とルート2の信号の位相差を調整する。選択部82および40はチャネル毎にルート1またはルート2を選択することができる。
ルート2において、障害が発生したり、保守を行なう際は、ルート2を用いていたチャネルの信号をルート1で伝送するパスに切り換える。これにより、障害発生や保守の際も送信装置10から受信装置15に信号を伝送することができる。位相調整部30において位相を調整しているため、無瞬断で経路の切り換えを行うことができる。
伝送路90の全てのチャネルについて無瞬断を補償するためには、伝送路90のチャネル数分の容量を有する位相調整部30が必要である。例えば、伝送路90の容量が10Gbps(192チャネル)の場合、10Gbps(192チャネル)の容量を有する位相調整部30が必要である。しかしながら、容量の大きな位相調整部30を用いると、受信装置15等の伝送装置のコストの低減、小型化の妨げになる。一方、5Gbps(96チャネル)の容量を有する位相調整部30を用いると、受信装置15等の伝送装置のコストの低減、小型化は可能となるが、無瞬断パスは96チャネルとなる。他の96チャネルは無瞬断を補償しない通常パスとなる。
上記課題を解決するため、実施例1では、受信装置15の位相調整部30の容量は96チャネル分であり、伝送路90のチャネル数より小さい。不足している容量は、他の伝送装置(例えば中間装置14)の位相調整部を用いる。受信装置15の位相調整部30を用い位相調整するチャネルの信号を第1チャネルの信号、中間装置14の位相調整分を用い位相調整するチャネルの信号を第2チャネルの信号とする。
図2は、クロスコネクト部20周辺のブロック図である。クロスコネクト部20は、分割化部22、28、多重化部24、26およびコネクト部25を備えている。分割化部22および28は、それぞれ第1伝送路91および第2伝送路92の信号をチャネル毎に分割する。コネクト部25は、第1伝送路91および第2伝送路92の信号をチャネル毎に通過させ、または遮断させることができる。また、第1伝送路91および第2伝送路92の信号を、チャネル毎に、位相調整部30、選択部40および出力に接続することができる。多重化部24および26は、複数のチャネルの信号を多重化し、それぞれ第1伝送路91および第2伝送路92に出力する。
コネクト部25において、分割化部22で分割化された複数のチャネルの一部第1チャネルの入力が入力In11、他の一部のチャネルである第2チャネルの入力が入力In12である。同様に、分割化部28で分割化された第1チャネルの入力が入力In21、第2チャネルの入力が入力In22である。多重化部26に出力される第1チャネルの出力が出力Out11、第2チャネルの出力が出力Out12であり、多重化部24に出力される第1チャネルが出力Out21、第2チャネルの出力が出力Out22である。位相調整部30への2つの出力がそれぞれ出力OP1およびOP2である。出力OP1およびOP2に対応した位相調整部30から選択部40への入力がそれぞれ入力P1およびP2である。入力P1およびP2から選択された信号は、コネクト部25の入力IPに入力する。位相調整部30を介さない選択部40への2つの出力がそれぞれOS1およびOS2である。出力OS1およびOS2に対応した選択部40の入力がそれぞれ入力S1およびS2である。入力S1およびS2から選択された信号は、コネクト部25の入力ISに入力する。送信装置15の出力が出力Outである。
図3(a)は位相調整部30のブロック図、図3(b)は位相調整部30に入力および出力するデータのタイムチャートである。図3(a)を参照に、位相調整部30は、制御部32、調整部34および36を備えている。調整部34および36は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶装置を含んでいる。調整部34および36には、クロスコネクト部20の出力OP1およびOP2から信号が入力し、選択部40の入力P1およびP2に信号を出力する。制御部32は、記憶部31に記憶された調整すべき位相差に関する情報に基づき、出力OP1およびOP2の信号の位相差がなくなるように調整部34および36にを制御する。
図3(b)を参照に、クロスコネクト部20の出力OP1の信号(第1伝送路の信号に対応する)およびOP2の信号(第2伝送路の信号に対応する)には時間差(位相差)が生じている。調整部34および36は、それぞれ出力OP1およびOP2の信号のデータを記憶し、制御部32が指示する一定時間t1およびt2後に信号のデータをそれぞれ入力P1およびP2に出力する。ここで、調整部34と36とで、保持する一定時間を異ならせることにより、入力P1およびP2の信号の時間差を小さくすることができる。よって、選択部40が入力P1からP2に切り換えても、受信装置15は、位相差なく信号を出力することができる。
図4は、受信装置15の位相調整部30を用い位相調整できない第2チャネルを伝送装置のうち中間装置14の位相調整部60を用い位相調整する概要を示す図である。中間装置14は、クロスコネクト部50(第2クロスコネクト部)、位相調整部60(第2位相調整部)および選択部70(第2選択部)を備えている。クロスコネクト部50、位相調整部60および選択部70の構成は、クロスコネクト部20、位相調整部30および選択部40と同じであり説明を省略する。
表2のように、送信装置10から受信装置15への第2チャネルのパスとして第1伝送路91を用い送信装置10、伝送装置19、18、17、16、受信装置15、中間装置14、受信装置15を経由し中間装置14で位相調整するパス(ルート3)と、第2伝送路92を用い送信装置10、伝送装置11、12、13、14および受信装置15を経由し中間装置14で位相調整するパス(ルート4)を建設する。
図1のルート1およびルート2の建設時に、ルート1とルート2の位相差を測定する。位相調整部30の記憶部31が位相差に関する情報を記憶する。制御部32は、測定された位相差に基づき、図3(b)の時間t1およびt2を調整部34および36に指示する。同様に、図4のルート3およびルート4の建設時に、ルート1とルート2の位相差を測定し、位相調整部60の記憶部31が位相差に関する情報を記憶する。
図5は、第2チャネルの通常時のパスを示している。表3のように、送信装置10から受信装置15への第2チャネルのパスとして第1伝送路91を用い送信装置10、伝送装置19、18、17、16、受信装置15を経由するパス(ルート5)と、第2伝送路92を用い送信装置10、伝送装置11、12、13、14および受信装置15を経由し中間装置14で位相調整するパス(ルート6)を建設する。
次に、実施例1に係る伝送システムの動作について説明する。まず、第1チャネルについて説明する。図6(a)は、ルート1およびルート2を用い、受信装置15の位相調整部30がルート1およびルート2の位相差を調整する第1チャネル(入力In11、In21に相当する)のクロスコネクト部20の接続関係を示す図である。図6(b)はクロスコネクト部50の接続関係を示す図である。図6(c)は、選択部40の選択を示す図である。
図1および図6(a)より、受信装置15のクロスコネクト部20は、入力In11およびIn21をそれぞれ出力OP1およびOP2に接続する。図6(b)より、中間装置14のクロスコネクト部50は、入力In11およびIn21をそれぞれ出力Out11およびOut21に接続する。つまり、第1伝送路91および第2伝送路92の第1チャネルの信号を通過させる。図6(c)より、選択部40は通常時は、入力P2を選択する。これにより、送信装置10から受信装置15への第1チャネルの信号のパスはルート2である。伝送装置11〜14の装置または伝送路90を保守する場合(または障害発生の場合)、選択部40は、入力P1を選択する。図6(a)のように、クロスコネクト部20は選択部40からの入力IPを出力Outに出力する。これにより、送信装置10から受信装置15への第1チャネルのパスはルート1となる。第1チャネルの信号のルート2からルート1への切り換えの際、位相調整部30が位相調整しているため、無瞬断でルートの切り換えが可能となる。
次に、第2チャネルの通常時の動作について説明する。図7は通常時のパスをルート6とした際の概要を示す図である。図8(a)、図8(b)、図8(c)および図8(d)は、それぞれ、クロスコネクト部20、選択部40、クロスコネクト部50および選択部70の選択関係を示している。なお、図7においては簡略化のため選択部70の出力がクロスコネクト部50に入力されていないように模式的に図示している。
図7および図8(a)のように、受信装置15のクロスコネクト部20の第2チャネルの入力In12およびIn22はそれぞれ出力OS1およびOS2に接続される。図8(b)のように、選択部40は入力S2を選択する。図8(a)のように、選択部40からの入力ISは出力Outに接続される。これにより、受信装置15では、第2伝送路92の第2チャネルの信号が受信装置15より出力される。図7および図8(c)のように、中間装置14のクロスコネクト部50の入力In12およびIn22はそれぞれ出力Out12およびOP2に接続される。図8(d)のように、選択部70は入力P2を選択する。図8(c)のように、選択部70からの入力IPは出力Out22に接続される。これにより、中間装置14では、第2伝送路92の第2チャネルの信号が位相調整部60を介し第2伝送路92に出力される。
次に、第2チャネルの保守時の動作について説明する。伝送装置11〜13または、送信装置10〜中間装置14間の伝送路90において保守作業が必要となった場合、クロスコネクト部20および50は、図4のルート3およびルート4を設定する。図9は、保守時のパスをルート3とした際の概要を示す図である。図10(a)、図10(b)、図10(c)および図10(d)は、それぞれ、クロスコネクト部20、選択部40、クロスコネクト部50および選択部70の選択関係を示している。
図9および図10(a)のように、受信装置15のクロスコネクト部20の第2チャネルの入力In12およびIn22はそれぞれ出力Out12およびOS2に接続される。これにより、第1伝送路91の第2チャネルの信号は通過する。図10(b)のように、選択部40は入力S2を選択する。図10(a)のように、選択部40からの入力ISは出力Outに接続される。これにより、受信装置15では、第2伝送路92の第2チャネルの信号が受信装置15より出力される。図9および図10(c)のように、中間装置14のクロスコネクト部50の入力In12およびIn22はそれぞれ出力OP1およびOP2に接続される。図10(d)のように、選択部70は入力P1を選択する。図10(c)のように、選択部70からの入力IPは出力Out22に接続される。これにより、中間装置14では、第1伝送路91の第2チャネルの信号が位相調整部60を介し第2伝送路92に出力される。
このように、送信装置10から受信装置15への第2チャネルのパスとして、通常はルート6を用いる。保守時には、ルート3に切り換える。第2チャネルの信号のルート6からルート3への切り換えの際、位相調整部60が位相調整しているため、無瞬断でルートの切り換えが可能となる。
以上のように、実施例1によれば、図1および図9のように、受信装置15において、位相調整部30が、第1伝送路91の第1チャネルの信号と第2伝送路92の第1チャネルの信号との間の位相差を調整する。中間装置14において、位相調整部60が第1伝送路91の第2チャネルの信号と第2伝送路92の第2チャネルの信号との間の位相差を調整する。このように、位相調整を受信装置15と中間装置14に分担することにより、受信装置15内の位相調整部30の容量を削減し、受信装置15の小型化および低コスト化が可能になる。
さらに、図6(a)および図6(c)のように、受信装置15の選択部40は、調整された第1伝送路91の第1チャネルの信号と調整された第2伝送路92の第1チャネルの信号のいずれかを選択し出力する。図10(a)および図10(b)のように、クロスコネクト部20は、第1伝送路91の第2チャネルの信号を出力し、第2伝送路92の第2チャネルの信号を通過させる。図6(b)のように、中間装置14のクロスコネクト部50は、第1伝送路91の第1チャネルの信号および第2伝送路92の第1チャネルの信号を各々通過させる。図10(c)および図10(d)のように、選択部70は、調整された第1伝送路91の第2チャネルの信号と調整された第2伝送路92の第2チャネルの信号とのいずれかを選択し第1伝送路91に出力する。これにより、第1チャネルの位相差を受信装置15の位相調整部30で行い、第2チャネルの位相差を中間装置14の位相調整部60で行なうことができる。
このような構成により、位相調整部30および位相調整部60の位相差を調整することが可能な各々のチャネル数が、第1チャネルと第2チャネルとのチャネル数の和より小さい場合であっても、第1チャネルおよび第2チャネルを用いたパスを無瞬断パスとすることができる。
さらに、受信装置15である伝送装置は中間装置として機能することができる。伝送装置が受信装置として機能する場合、図6(a)および図6(c)のように、選択部40は、調整された第1伝送路91の第1チャネルの信号と調整された第2伝送路92の第1チャネルの信号のいずれかを選択し、選択した信号を外部への出力する。一方、伝送装置が中間装置として機能する場合、図8(c)、図8(d)、図10(c)および図10(d)のように、選択部70は、調整された第1伝送路91の第2チャネルの信号と調整された第2伝送路92の第2チャネルの信号のいずれかを選択し選択した信号を第2伝送路92へ出力する。このように、選択部40、70は、選択した信号を第2伝送路92および外部への出力いずれも可能である。
また、伝送装置が受信装置として機能する場合、クロスコネクト部20は、図10(a)および図10(b)のように、第2伝送路92の第2チャネルの信号を外部に出力し第1伝送路91の第2チャネルの信号を通過させる。一方、伝送装置が中間装置として機能する場合、図6(b)のように、クロスコネクト部50は、第1伝送路91の第1チャネルの信号および第2伝送路92の第1チャネルの信号を各々通過させる。このように、クロスコネクト部20、50は、これらのいずれも可能である。
実施例2は、伝送装置18が他の中間装置の例である。図11のように、伝送装置18は、クロスコネクト部72、位相調整部74および選択部76を備えている。クロスコネクト部72、位相調整部74および選択部76は、実施例1のクロスコネクト部50、位相調整部60および選択部70と同様に動作する。この構成において、送信装置10、伝送装置19、18、17、18および受信装置を経由し他の中間装置16で位相調整するパス(ルート7)と、送信装置10、伝送装置11、12、13、14、受信装置15、他の中間装置16および受信装置15を経由し、他の中間装置16で位相調整するパス(ルート8)を建設する。これにより、伝送装置17〜19または、送信装置10、伝送装置19〜16間の伝送路90において保守を行なう場合も無瞬断でパスを切り換えることができる。
伝送装置の全てを中間装置14と同じ構成とすることもできる。これにより、受信装置15に隣接する伝送装置以外の伝送装置の位相調整部を用い位相調整を行なうことができる。また、3以上の位相調整部において位相調整を行なうこともできる。このように、中間装置は複数設けることができる。
実施例3は、位相調整部が送信装置が送信した信号に基づき位相差を調整する例である。図12は、実施例3のブロック図である。図12のように、送信装置10はJ1挿入部84を備えている。J1挿入部84は、第1伝送路91と第2伝送路92との位相差を調整するための信号としてオーバーヘッドにJ1マルチフレームを挿入する。その他の構成は図4と同じであり説明を省略する。
図13は、位相調整部30および60のブロック図である。図13のように、位相調整部30は、位相抽出部33、35、位相比較部37および位相差制御部38を備えている。位相抽出部33および35は、それぞれ第1伝送部91および第2伝送部92の信号からJ1マルチフレームを抽出する。位相比較部37は、位相抽出部33および35が抽出した位相を比較する。位相差制御部38は、位相比較部37の比較結果から調整部34および36が位相を遅らせる時間を決定する。制御部32は図3(b)のように、第1伝送路91の信号と第2伝送路92の信号との位相差を制御する。
実施例3のように、送信装置10が、第1伝送路91と第2伝送路92との位相差を調整するための信号を送信し、位相調整部30および位相調整部60は、前記信号に基づき位相差を調整することもできる。なお、J1マルチフレームを用いた位相調整の方法は、例えば特開2005−244806号公報に記載された方法を用いることができる。
図14は実施例4のブロック図である。図14のように、制御装置100が送信装置10、受信装置15、中間装置14および伝送装置11〜13および16〜19を制御する。図15は位相調整部30および60のブロック図である。制御部32は、制御装置100により制御される。図1のルート1およびルート2の建設時、図4のルート3およびルート4の建設時に、ルート1とルート2の位相差と、ルート3およびルート4の位相差を記憶部101に記憶させる。位相調整部30および60が位相を調整する際、制御装置100は、記憶部101に記憶された位相差に関する情報を制御部32に指示する。制御部32は指示された位相差に関する情報に基づき、調整部34および36を制御する。
実施例4のように、位相差に関する情報は、伝送系を制御する制御装置100が記憶部101に記憶させてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 送信装置
14 中間装置
15 受信装置
20、50、72、80 クロスコネクト部
30、60、74 位相調整部
40、70、76、82 選択部
84 J1挿入部
14 中間装置
15 受信装置
20、50、72、80 クロスコネクト部
30、60、74 位相調整部
40、70、76、82 選択部
84 J1挿入部
Claims (8)
- 送信装置と受信装置と中間装置とが、一方向に第1チャネルの信号および第2チャネルの信号を伝送する第1伝送路と前記一方向とは反対の他方向に前記第1チャネルの信号および前記第2チャネルの信号を伝送する第2伝送路とを介しリング状に接続され、前記送信装置から前記受信装置に信号を伝送する伝送システムであって、
前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号との間の位相差を調整する第1位相調整部を備える前記受信装置と、
前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号との間の位相差を調整する第2位相調整部を備える前記中間装置と、
を具備することを特徴とする伝送システム。 - 前記受信装置は、調整された前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と調整された前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号のいずれかを選択し出力する第1選択部と、前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号を出力し前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号を通過させる第1クロスコネクト部と、を備え、
前記中間装置は、調整された前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と調整された前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号とのいずれかを選択し前記第1伝送路に出力する第2選択部と、前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号および前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号を各々通過させる第2クロスコネクト部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の伝送システム。 - 前記第1位相調整部および前記第2位相調整部の位相差を調整することが可能な各々のチャネル数は、前記第1チャネルと前記第2チャネルとのチャネル数の和より小さいことを特徴とする請求項1または2記載の伝送システム。
- 前記中間装置は、複数設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の伝送システム
- 前記送信装置は、前記第1伝送路と前記第2伝送路との位相差を調整するための信号を送信し、前記第1位相調整部および前記第2位相調整部は、前記信号に基づき前記位相差を調整することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の伝送システム。
- 複数の伝送装置が、一方向に第1チャネルの信号および第2チャネルの信号を伝送する第1伝送路と前記一方向とは反対の他方向に前記第1チャネルの信号および前記第2チャネルの信号を伝送する第2伝送路とを介しリング状に接続され、前記送信装置から前記受信装置に信号を伝送する伝送システムの伝送装置であって、
前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号との間の位相差、または、前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号との間の位相差を調整する位相調整部と、
調整された前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と調整された前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号のいずれかを選択し選択した信号を外部へ出力することと、調整された前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と調整された前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号のいずれかを選択し選択した信号を前記第2伝送路へ出力することと、のいずれも可能な選択部と、
前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号を外部に出力し前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号を通過させることと、前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号および前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号を各々通過させることと、のいずれも可能なクロスコネクト部と、
を具備することを特徴とする伝送装置。 - 送信装置と受信装置と中間装置とが、一方向に第1チャネルの信号および第2チャネルの信号を伝送する第1伝送路と前記一方向とは反対の他方向に前記第1チャネルの信号および前記第2チャネルの信号を伝送する第2伝送路とを介しリング状に接続され、前記送信装置から前記受信装置に信号を伝送する伝送システムの制御方法であって、
前記受信装置において、前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号との間の位相差を調整するステップと、
前記中間装置において、前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号との間の位相差を調整するステップと、
を含むことを特徴とする伝送システムの制御方法。 - 前記受信装置において、調整された前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号と調整された前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号のいずれかを選択し出力するステップと、
前記受信装置において、前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号を出力し前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号を通過させるステップと、
前記中間装置において、調整された前記第1伝送路の前記第2チャネルの信号と調整された前記第2伝送路の前記第2チャネルの信号とのいずれかを選択し前記第1伝送路に出力するステップと、
前記中間装置において、前記第1伝送路の前記第1チャネルの信号および前記第2伝送路の前記第1チャネルの信号を各々通過させるステップと、
を含むことを特徴とする請求項7記載の伝送システムの制御方法。
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JP2008300702A JP2010130152A (ja) | 2008-11-26 | 2008-11-26 | 伝送システム、伝送装置および伝送システムの制御方法 |
US12/623,949 US20100129075A1 (en) | 2008-11-26 | 2009-11-23 | Transmission system, transmission apparatus, and control method of transmission system |
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JP2008300702A JP2010130152A (ja) | 2008-11-26 | 2008-11-26 | 伝送システム、伝送装置および伝送システムの制御方法 |
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JP2008300702A Withdrawn JP2010130152A (ja) | 2008-11-26 | 2008-11-26 | 伝送システム、伝送装置および伝送システムの制御方法 |
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2009
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