JP2010130048A - 画像信号処理装置、画像信号処理方法および画像投射装置 - Google Patents

画像信号処理装置、画像信号処理方法および画像投射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】表示パネルに垂直方向に並べて表示された左目画像および右目画像を投射光学系によりスクリーンに重ねて表示する際に発生する双方の画像のずれを補正可能とする。
【解決手段】左目画像用の解像度変換部204Lは、垂直変換部204Vと、水平変換部204Hとから構成されている。垂直変換部204Vは垂直方向の画素数を調整する垂直解像度変換処理を行い、水平変換部204Hは水平方向の画素数を調整する水平解像度変換処理を行う。また、水平変換部204Hは、水平サイズを調整するための変換処理を行う。また、垂直変換部204Vは、垂直弓形歪を補正するための変換処理を行う。上述したように、水平サイズ調整のための変換処理および垂直弓形歪の補正のための変換処理が可能であることから、スクリーン上の左目画像、右目画像における、水平サイズおよび垂直弓形歪の違いによるずれの補正が可能となる。
【選択図】図8

Description

この発明は、画像信号処理装置、画像信号処理方法および画像投射装置に関する。特に、左目画像および右目画像を表示パネルに垂直方向に並べて表示する立体画像表示用の画像信号を得る画像信号処理装置等に関する。
近年、液晶パネルの高解像度化が進み、有効画素数にして2048×1080程度の解像度の画像信号(2k画像信号)に対応可能な液晶パネルが普及してきている(例えば、特許文献1,2参照)。さらに、有効画素数にして4096×2160程度の解像度の画像信号(4k画像信号)に対応可能な液晶パネルも登場してきている。また、従来から1台のプロジェクタを用いて、左目画像と右目画像をスクリーンに重ねて投射して立体画像を表示する立体画像投射装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−348597号公報 特開2001−285876号公報 特開2007−271828号公報
上述したように左目画像および右目画像が投射されるスクリーンには、フラットスクリーン(平面スクリーン)の他に、カーブスクリーン(凹面スクリーン)がある。多くの映画館では、カーブスクリーンが採用されている。また、映画館において、投射系は打ち下ろしが多い。カーブスクリーンが使用される場合、あるいは投射系が打ち下ろしの場合等にあっては、原理上、スクリーンに表示される上述の左目画像および右目画像は一致せず、画像ずれが発生する。
この発明の目的は、スクリーン上に重ねて投射される左目画像および右目画像のずれを補正可能とすることにある。
この発明の概念は、
表示パネルに左目画像と右目画像を垂直方向に並べて表示する画像表示部と、
上記表示パネルに表示された左目画像および右目画像をスクリーンに重ねて投射する投射光学系を備える画像投射装置であって、
上記画像表示部は、
左目画像を表示するための左目画像信号に対して、該左目画像の水平または垂直のサイズの調整と該左目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第1の変換処理部と、
右目画像を表示するための右目画像信号に対して、該右目画像の水平または垂直のサイズの調整と該右目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第2の変換処理部と、
上記第1の変換処理部で変換処理されて得られた左目画像信号と上記第2の変換処理部で変換処理されて得られた右目画像信号を合成して表示用画像信号を得る合成部を有する
画像投射装置にある。
この発明において、画像表示部の表示パネルには、左目画像と右目画像が垂直方向に並べて表示される。そして、この左目画像および右目画像は、投射光学系により、スクリーンに重ねて投射される。例えば、左目画像は投射光学系が有する左目画像用の偏光制御フィルタにより第1の直線偏光で表示され、右目画像は投射光学系が有する右目画像用の偏光制御フィルタにより第2の直線偏光で表示される。そのため、視聴者は、スクリーンに重ねて表示された左目画像および右目画像を、立体視用メガネを通して見ることで、立体画像を視認可能となる。
画像表示部には、第1の変換処理部、第2の変換処理部および合成部が備えられている。第1の変換処理部により、左目画像信号に対して、左目画像の水平または垂直のサイズの調整とこの左目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理が行われる。第2の変換処理部により、右目画像信号に対して、右目画像の水平または垂直のサイズの調整とこの右目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理が行われる。そして、合成部により、第1の変換処理部で変換処理されて得られた左目画像信号と第2の変換処理部で変換処理されて得られた右目画像信号が合成されて、表示用画像信号(出力画像信号)が得られる。
例えば、第1の変換処理部および第2の変換処理部は、それぞれ、入力画像信号に対して、垂直弓形歪みの補正のための変換処理を行う垂直変換部と、この垂直変換部で得られた画像信号に対して、水平サイズの調整のための変換処理を行う水平変換部を有するようにされる。また、例えば、第1の変換処理部および第2の変換処理部は、それぞれ、入力画像信号に対して、垂直サイズの調整と垂直弓形歪みの補正のための変換処理を行う垂直変換部を有するようにされる。
画像表示部の表示パネルに垂直方向に並べて表示された左目画像および右目画像を投射光学系によりスクリーン上に重ねて投射する際、例えばスクリーンがカーブスクリーンである場合、あるいは投射系が打ち下ろしの場合等にあっては、原理上、スクリーンに表示される左目画像および右目画像は一致せず、画像ずれが発生する。
この左目画像および右目画像のずれの成分としては、水平方向および垂直方向へのシフトによるずれを除くと、(1)アスペクト比の違いによるずれ、(2)垂直弓形歪の違いによるずれがある。水平方向および垂直方向へのシフトによるずれに関しては、例えば、レンズシフトにより補正できる。
アスペクト比によるずれを、例えば投射レンズの光学ズームで調整した場合、以下のように水平サイズの違いによるずれ、あるいは垂直サイズの違いによるずれが残る。すなわち、左目画像と右目画像の垂直サイズを光学ズームで合わせた場合、水平サイズの違いによるずれが残る。一方、左目画像と右目画像の水平サイズを光学ズームで合わせた場合、垂直サイズの違いによるずれが残る。
そのため、画像表示部に、上述のように、第1の変換処理部および第2の変換処理部が備えられていることで、スクリーンに表示される左目画像および右目画像の、水平サイズまたは垂直サイズの違いによるずれを補正でき、また、垂直弓形歪みの違いによるずれを補正できる。これにより、表示パネルに表示された左目画像および右目画像を投射光学系によりスクリーンに重ねて表示する際に発生する双方の画像のずれを補正できる。
この発明において、例えば、第1の変換処理部および第2の変換処理部は連動して動作するようにされる。この場合、第1の変換処理部および第2の変換処理部の一方で画像の水平または垂直のサイズを大きくするための変換処理が行われるとき、第1の変換処理部および第2の変換処理部の他方で画像の水平または垂直のサイズを小さくするための変換処理が行われる。またこの場合、第1の変換処理部および第2の変換処理部の一方で上方および下方の一方に凸の垂直弓形歪の補正のための変換処理が行われるとき、第1の変換処理部および第2の変換処理部の他方で上方および下方の他方に凸の垂直弓形歪の補正のための変換処理が行われる。
このように第1の変換処理部および第2の変換処理部が連動して動作する場合、スクリーンに表示される左目画像および右目画像の水平サイズまたは垂直サイズの違いによるずれは、双方の画像のサイズが近づくようにして補正される。そのため。ユーザは、左目画像、右目画像のサイズを大きくするか小さくするかを個々に決めてサイズ調整をする必要がなく、サイズ調整の操作が容易となる。また、この場合、スクリーンに表示される左目画像および右目画像の垂直弓形歪の違いによるずれは、双方の画像の垂直弓形歪が無くなるようにして補正される。そのため。ユーザは、左目画像、右目画像に対して上方凸、下方凸のいずれの垂直弓形歪の補正を行うかを個々に決めて補正をする必要がなく、垂直弓形歪の補正操作が容易となる。
また、この発明において、例えば、第1の変換処理部は左目画像を水平方向および垂直方向にシフトするための変換処理をさらに行い、第2の変換処理部は右目画像を水平方向および垂直方向にシフトするための変換処理をさらに行ってもよい。例えば、第1の変換処理部および第2の変換処理部は、それぞれ、入力画像信号に対して、垂直方向にシフトするための変換処理を行う垂直変換部と、この垂直変換部で得られた画像信号に対して、水平方向にシフトするための変換処理を行う水平変換部を有するようにされる。
水平方向および垂直方向へのシフトによるずれに関しては、例えば、レンズシフトにより補正できる。上述したように第1の変換処理部、第2の変換処理部で左目画像を水平方向および垂直方向にシフトするための変換処理を行い得るようにすることで、例えば、左目画像および右目画像のシフトによるずれが大きくレンズシフトで補正しきれない場合等に有効となる。
また、この発明において、例えば、第1の変換処理部および第2の変換処理部は連動して動作し、第1の変換処理部および第2の変換処理部の一方が画像を一の方向にシフトする変換処理を行うとき、第1の変換処理部および第2の変換処理部の他方は画像を一の方向とは逆の他の方向にシフトする変換処理を行うようにしてもよい。このように第1の変換処理部および第2の変換処理部が連動して動作する場合、スクリーンに表示される左目画像および右目画像の水平方向、垂直方向へのシフトによるずれは、双方の画像位置が近づくようにして補正される。そのため。ユーザは、左目画像、右目画像のシフト方向を個々に決めてシフトさせる必要がなく、補正操作が容易となる。
また、この発明において、例えば、投射光学系は、表示パネルに表示された左目画像および右目画像からの光線が入射され、互いに分離された左目画像の実像および右目画像の実像を結像するリレーレンズと、このリレーレンズに結像された左目画像および右目画像の実像を別々に導く導光部と、この導光部によって導かれた左目画像の実像をスクリーンに投射する第1の投射レンズと、この導光部によって導かれた右目画像の実像をスクリーンに投射する第2の投射レンズを有していてもよい。この場合、リレーレンズを用いて左目画像の実像と右目画像の実像とを分離した後に、それらの実像を導光部により投射レンズに導く構成であるため、左目画像と右目画像の明るさが低下することを防止でき、また、画質の向上を図る上で有利となる。
この発明によれば、左目画像信号と右目画像信号を合成して左目画像および右目画像を表示パネルに垂直方向に並べて表示するための画像信号を得るものにあって、左目画像信号に対して画像の水平または垂直のサイズの調整と画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第1の変換処理部と、右目画像信号に対して画像の水平または垂直のサイズの調整と画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第2の変換処理部とを備えるものであり、表示パネルに表示された左目画像および右目画像を投射光学系によりスクリーンに重ねて表示する際に発生する双方の画像のずれを良好に補正できる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[立体画像投射装置の構成例]
図1は、実施の形態としての立体画像投射装置10の構成例を示している。この立体画像投射装置10は、サーバ100と、プロジェクタ200と、3D用の投射光学系300を有している。サーバ100は、プロジェクタ200に画像信号を供給する。プロジェクタ200は、サーバ100から供給される画像信号による画像を、投射光学系300を通じて、スクリーンに投射する。プロジェクタ200は、図1には図示していないが、有効画素が4096×2160程度の液晶パネル(4k液晶パネル)を搭載している。
サーバ100は、左目画像信号SLおよび右目画像信号SRを出力する。これら画像信号SL,SRは、それぞれ、2k画像(2048×1080画素の画像)を表示するための画像信号である。サーバ100から出力される画像信号SL,SRは、プロジェクタ200に供給される。
図2は、スクリーン400への投射状態を示している。図3は、プロジェクタ200の液晶パネル201の表示画面201aにおける表示例を示している。図3に示すように、液晶パネル(4k液晶パネル)201の表示画面201aの一部に、2k左目画像QLおよび2k右目画像QRが、垂直方向に並べた状態で同時に表示される。この図3の例においては、表示画面201aの上側中央領域には、右目画像信号SRによる2kの右目画像QRが表示される。表示画面201aの下側中央領域には、左目画像信号SLによる2kの左目画像QLが表示される。
図2に示すように、液晶パネル(4k液晶パネル)201に表示された2k左目画像QL、2k右目画像QRは、3D用の投射光学系300により、スクリーン400に投射される。スクリーン400には、2k左目画像PLおよび2k右目画像PRが重ねて表示される。
3D用の投射光学系300について説明する。この投射光学系300は、リレーレンズ301、プリズムブロック302、左目画像用の投射レンズ303L、右目画像用の投射レンズ303R、左目画像用の偏光制御フィルタ304Lおよび右目画像用の偏光制御フィルタ304Rにより構成されている。
リレーレンズ301は、液晶パネル201に表示された左目画像QLおよび右目画像QRからの光線が入射され、互いに分離された左目画像の実像および右目画像の実像を結像する。プリズムブロック302は、リレーレンズ301により結像された左目画像の実像と右目画像の実像を別々に導く。このプリズムブロック302は導光部を構成している。このプリズムブロック302は、左目画像用のプリズムブロック302Lと右目画像用のプリズムブロック302Rからなっている。この場合、プリズムブロック302L,302Rは、左目画像の実像および右目画像の実像を、リレーレンズ301の出射面から離れる方向に、別々に導く。
左目画像用の投射レンズ303Lは、プリズムブロック302により導かれた左目画像の実像をスクリーン400に投射し、スクリーン400に2k左目画像PLを表示する。この投射レンズ303Lは第1の投射レンズを構成している。右目画像用の投射レンズ303Rは、プリズムブロック302により導かれた右目画像の実像をスクリーン400に投射し、スクリーン400に2k右目画像PRを表示する。この投射レンズ303Rは第2の投射レンズを構成している。
偏光制御フィルタ304Lは、左目画像用の投射レンズ303Lの出射側に配されている。この偏光制御フィルタ304Lは、円偏光を第1の直線偏光(垂直偏光、水平偏光のうちの一方)に変換する。偏光制御フィルタ304Rは、右目画像用の投射レンズ303Rの出射側に配されている。この偏光制御フィルタ304Rは、円偏光を第2の直線偏光(垂直偏光、水平偏光のうちの他方)に変換する。
液晶パネル201に表示された2k左目画像QLからの光線は、リレーレンズ301、プリズムブロック302L、投射レンズ303Lおよび偏光制御フィルタ304Lを通じて、スクリーン400に投射される。これにより、スクリーン400には、第1の直線偏光による2kの左目画像PLが表示される。また、液晶パネル201に表示された2k右目画像QRからの光線は、リレーレンズ301、プリズムブロック302R、投射レンズ303Rおよび偏光制御フィルタ304Rを通じて、スクリーン400に投射される。これにより、スクリーン400には、第2の直線偏光による2kの右目画像PRが、上述の2kの左目画像PLに重ねて表示される。
上述したように、投射光学系300は、リレーレンズ301を用いて液晶パネル201に表示された左目画像の実像と右目画像の実像とを分離した後に、それらの実像をプリズムブロック302により投射レンズ303L,303Rに導く構成とされている。そのため、スクリーン400に表示された左目画像PLおよび右目画像PRの明るさ低下を防止でき、また、画質の向上を図ることができる。
例えば、従来、投射レンズから出射された光線を分離手段により左目画像の光線および右目画像の光線に分離する構成が考えられている。この構成では、投射レンズから出射される光線の内の一部は、分離手段によって左目画像の光線および右目画像の光線に明確に分離することができない光線となる。そのため、左目画像の光線および右目画像の光線の一部が正しい位置に投射されなくなり、スクリーンに投射される左目画像および右目画像の明るさが低下し、画質も低下する。
なお、視聴者は、上述したスクリーン400に重ねて表示される左目画像PLおよび右目画像PRを、図示しない立体視用メガネを通して見ることにより、立体画像を視認できる。この立体視用メガネは、左目用フィルタと右目用フィルタを備えている。左目用フィルタは、スクリーン400に表示された左目画像PLを形成する第1の直線偏光を透過する偏光フィルタである。また、右目用フィルタは、スクリーン400に表示された右目画像PRを形成する第2の直線偏光を透過する偏光フィルタである。
上述したように液晶パネル201に垂直方向に並べて表示された左目画像QLおよび右目画像QRを投射光学系300によりスクリーン400に重ねて投射する際、例えばスクリーン400がカーブスクリーンである場合、あるいは投射系が打ち下ろしの場合等あっては、原理上、スクリーン400に表示される左目画像PLおよび右目画像PRは一致せず、画像ずれが発生する。
この左目画像PLおよび右目画像PRのずれの成分としては、水平方向および垂直方向へのシフトによるずれを除くと、(1)アスペクト比の違いによるずれ、(2)垂直弓形歪の違いによるずれがある。水平方向および垂直方向へのシフトによるずれに関しては、例えば、レンズシフト(投射レンズ303L,303R)により補正できる。
アスペクト比によるずれを、例えば投射レンズ303L,303Rの光学ズームで調整した場合、以下のように水平サイズの違いによるずれ、あるいは垂直サイズの違いによるずれが残る。すなわち、左目画像PLと右目画像PRの垂直サイズを光学ズームで合わせた場合、水平サイズの違いによるずれが残る。一方、左目画像PLと右目画像PRの水平サイズを光学ズームで合わせた場合、垂直サイズの違いによるずれが残る。
図4は、左目画像PLと右目画像PRの垂直サイズを光学ズームで合わせた場合において、最終的に残る画像ずれの成分を示している。この図4において、画像PAは左目画像PLおよび右目画像PRのうちの一方を示し、画像PBは左目画像PLおよび右目画像PRのうちの他方を示している。
この場合、図4(a)に示すように、水平サイズの違いによるずれが残る。ここで、画像PAの水平サイズはhaであり、その垂直サイズはvaであり、画像PBの水平サイズはhbであり、その垂直サイズはvbであり、ha>hb、かつva=vbが成り立っている。また、この場合、図4(b)に示すように、垂直弓形歪の違いによるずれが残る。
図5は、左目画像PLと右目画像PRの水平サイズを光学ズームで合わせた場合において、最終的に残る画像ずれの成分を示している。この図5において、画像PAは左目画像PLおよび右目画像PRのうちの一方を示し、画像PBは左目画像PLおよび右目画像PRのうちの他方を示している。
この場合、図5(a)に示すように、垂直サイズの違いによるずれが残る。ここで、画像PAの水平サイズはhaであり、その垂直サイズはvaであり、画像PBの水平サイズはhbであり、その垂直サイズはvbであり、ha=hb、かつva>vbが成り立っている。また、この場合、図5(b)に示すように、垂直弓形歪の違いによるずれが残る。
この実施の形態においては、図4、図5に示すように最終的に残る画像ずれを、プロジェクタ200の液晶パネル201に表示される左目画像QL、右目画像QRの水平または垂直のサイズ調整と、その左目画像QL、右目画像QRへの垂直弓形歪の発生により、補正可能とされる。水平または垂直のサイズ調整と垂直弓形歪の補正を行うための構成等については後述する。
[プロジェクタの構成例]
次に、プロジェクタ200の構成例について説明する。図6は、プロジェクタ200の構成例を示している。プロジェクタ200は、制御部202と、ユーザ操作部203と、解像度変換部204と、画像合成部205と、パネルドライバ206と、液晶パネル201を有している。
制御部202は、プロジェクタ200の各部の動作を制御する。制御部202は、CPU202a、ROM202bおよびRAM202cを備えている。ROM202bは、CPU202aの制御プログラム等を記憶している。RAM202cは、CPU202aの制御処理に必要なデータの一時記憶等に用いられる。CPU202aは、ROM202bから読み出したプログラムやデータをRAM202c上に展開してプログラムを起動し、プロジェクタ200の各部を制御する。
ユーザ操作部203は、ユーザインタフェースを構成しており、制御部202に接続されている。ユーザ操作部203は、プロジェクタ200の図示しない筐体に配置されたキーまたはボタン、あるいはリモコン等により構成されている。ユーザは、このユーザ操作部203により、スクリーン400に表示されている左目画像PL、右目画像PRのずれの補正操作等、種々の操作を行うことができる。
解像度変換部204は、左目画像信号SL、右目画像信号SRに対して、必要に応じて、解像度変換の処理を行う。この解像度変換処理により、垂直方向および水平方向の画素数を調整できる。この場合、画素数を増やすことで画像を拡大でき、逆に、画素数を減らすことで画像を縮小できる。
また、この解像度変換部204は、必要に応じて、左目画像信号SLに対して、スクリーン400上の左目画像PLの水平または垂直のサイズの調整のための変換処理を行うと共に、この左目画像PLの垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う。また、この解像度変換部204は、必要に応じて、右目画像信号SRに対して、スクリーン400上の右目画像PRの水平または垂直のサイズの調整のための変換処理を行うと共に、この右目画像PRの垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う。このような画像信号SL,SRに対する変換処理は、上述したようにスクリーン400に表示される左目画像PLおよび右目画像PRにずれが発生している場合に(図4、図5参照)、ユーザ操作に基づいて行われる。この解像度変換部204の詳細については後述する。
画像合成部205は、解像度変換部204で処理された左目画像信号SL′および右目画像信号SR′を合成して表示用画像信号SDを生成する。この表示用画像信号SDは、液晶パネル201の表示画面201aに、左目画像QLと右目画像QRとを、垂直方向に並べて表示するための画像信号である。
パネルドライバ206は、画像合成部205から出力される表示用画像信号SDに基づいて液晶パネル201を駆動し、この液晶パネル201に左目画像QLと右目画像QRとを垂直方向に並べて表示させる。
図6に示すプロジェクタ200の動作を説明する。左目画像信号SLおよび右目画像信号SRは、解像度変換部204に供給される。この解像度変換部204では、画像信号SL,SRに対して、必要に応じて、垂直、水平の解像度変換処理、水平または垂直のサイズ調整のための変換処理、垂直弓形歪の補正のための変換処理が行われる。この解像度変換部204で得られた処理後の左目画像信号SL′および右目画像信号SR′は、画像合成部205に供給される。
この画像合成部205では、画像信号SL′,SR′が合成されて表示用画像信号SDが生成される。この表示用画像信号SDはパネルドライバ206に供給される。そのため、液晶パネル201の表示画面201aには、表示用画像信号SDに基づいて、左目画像QLと右目画像QRとが垂直方向に並べて表示される(図3参照)。
ユーザ操作に基づいて、画像の拡大が指示されると、解像度変換部204では、画像信号SL,SRに対して画素数を増やすための垂直、水平の解像度変換処理が行われる。そのため、液晶パネル201に表示される画像QL,QRは大きくなり、従ってスクリーン400に表示される画像PL,PRは大きくなる。
また、ユーザ操作に基づいて、画像の縮小が指示されると、解像度変換部204では、画像信号SL,SRに対して画素数を減らすための垂直、水平の解像度変換処理が行われる。そのため、液晶パネル201に表示される画像QL,QRは小さくなり、従ってスクリーン400に表示される画像PL,PRは小さくなる。
また、解像度変換部204において、画像信号SL,SRに対して、水平サイズ調整のための変換処理および垂直弓形歪の補正のための変換処理が可能とされている場合には、解像度変換部204では以下の動作が行われる。
最初に、ユーザ操作に基づいて、画像PL,PRの水平サイズの拡大あるいは縮小が指示される場合について述べる。この場合、解像度変換部204では、画像信号SL,SRに対して、液晶パネル201に表示される画像QL,QRの水平サイズを拡大あるいは縮小させるための変換処理が行われる。そのため、液晶パネル201に表示される画像QL,QRの水平サイズは大きくあるいは小さくなり、従ってスクリーン400に表示される画像PL,PRの水平サイズは大きくあるいは小さくなる。
このように、ユーザ操作に基づいて、スクリーン400に表示される画像PL,PRの水平サイズの調整が可能であることから、画像PL,PRに水平サイズの違いによるずれがある場合には、そのずれを無くすることができる。例えば、図7(a1)に示すように、スクリーン400に表示されている画像PL,PRに水平サイズの違いによるずれがある場合、図7(a2)に示すように、画像PL,PRの一方あるいは双方の水平サイズを調整して、ずれを解消できる。なお、図7(a1)には、左目画像PLの水平サイズが右目画像のPRの水平サイズより小さい例を示しているが、この逆の状態もあり得る。
この実施の形態において、ユーザは、画像PL,PRの水平サイズ調整の操作モードとして、独立モードあるいは連動モードを選択可能とされている。独立モードのユーザ操作が行われるとき、解像度変換部204では、以下の変換処理が行われる。すなわち、解像度変換部204では、画像PL,PRのうち、ユーザが水平サイズ調整を指示した側の画像のサイズのみを調整するように、当該画像に対応した画像信号に対して水平サイズを調整するための変換処理が行われる。
連動モードのユーザ操作が行われるとき、解像度変換部204では、以下の変換処理が行われる。すなわち、解像度変換部204では、画像PL,PRのうち、ユーザが水平サイズの調整を指示した側の画像だけではなく、双方の画像の水平サイズを調整するように、画像信号SL,SRに対して水平サイズを調整するための変換処理が行われる。この場合、ユーザが水平サイズの調整を指示した側の画像の水平サイズが拡大あるいは縮小する方向に調整されるとき、他方の画像の水平サイズは逆に縮小あるいは拡大する方向に調整される。
この連動モードにおいては、スクリーン400に表示される画像PL,PRの水平サイズの違いによるずれは、双方の画像の水平サイズが近づくようにして補正される。そのため。ユーザは、左目画像PL、右目画像PRの水平サイズを大きくするか小さくするかを個々に決めてサイズ調整を行う必要がなく、水平サイズの調整操作が容易となる。
次に、ユーザ操作に基づいて、画像PL,PRにおける上方あるいは下方に凸の垂直弓形歪の減少が指示される場合について述べる。この場合、解像度変換部204では、画像信号SL,SRに対して、液晶パネル201に表示される画像QL,QRに下方あるいは上方に凸の垂直弓形歪を発生もしくは増加させるための変換処理が行われる。そのため、液晶パネル201に表示される画像QL,QRに下方あるいは上方に凸の垂直弓形歪が発生もしくは増加し、従ってスクリーン400に表示される画像PL,PRにおける上方あるいは下方に凸の垂直弓形歪は減少する。
このように、ユーザ操作に基づいて、スクリーン400に表示される画像PL,PRの垂直弓形歪の補正が可能であることから、画像PL,PRに垂直弓形歪の違いによるずれがある場合には、そのずれを無くすることができる。例えば、図7(b1)に示すように、スクリーン400に表示されている画像PL,PRに垂直弓形歪の違いによるずれがある場合、図7(b2)に示すように、画像PL,PRの一方あるいは双方の垂直弓形歪を補正して、ずれを解消できる。なお、図7(b1)には、左目画像PLには上方に凸の垂直弓形歪があり、右目画像PRには下方に凸の垂直弓形歪がある例を示しているが、この逆の状態もあり得る。
この実施の形態において、ユーザは、画像PL,PRの垂直弓形歪の補正の操作モードとして、独立モードあるいは連動モードを選択可能とされている。独立モードのユーザ操作が行われるとき、解像度変換部204では、以下の変換処理が行われる。すなわち、解像度変換部204では、画像PL,PRのうち、ユーザが垂直弓形歪の補正を指示した側の画像の垂直弓形歪のみを補正するように、当該画像に対応した画像信号に対して垂直弓形歪を補正するための変換処理が行われる。
連動モードのユーザ操作が行われるとき、解像度変換部204では、以下の変換処理が行われる。すなわち、解像度変換部204では、画像PL,PRのうち、ユーザが垂直弓形歪の補正を指示した側の画像だけではなく、双方の画像の垂直弓形歪を補正するように、画像信号SL,SRに対して垂直弓形歪を補正するための変換処理が行われる。この場合、補正を指示した側の画像について上方あるいは下方に凸の垂直弓形歪の補正が行われるとき、他方の画像について下方あるいは上方に凸の垂直弓形歪の補正が行われる。
この連動モードにおいては、スクリーン400に表示される画像PL,PRの垂直弓形歪の違いによるずれは、双方の画像の垂直弓形歪が無くなるようにして補正される。そのため。ユーザは、左目画像PL、右目画像PRに対して上方凸、下方凸のいずれの垂直弓形歪の補正を行うかを個々に決めて補正をする必要がなく、垂直弓形歪の補正操作が容易となる。
上述したように、解像度変換部204が水平サイズ調整のための変換処理および垂直弓形歪の補正のための変換処理が可能とされている場合、画像PL,PRにおける、水平サイズおよび垂直弓形歪の違いによるずれの補正を行うことができる。そのため、上述の図4に示すように、画像PA,PBの垂直サイズを光学ズームで合わせた場合において最終的に水平サイズおよび垂直弓形歪の違いによるずれが残るとき、そのずれの補正を良好に行うことができる。
また、解像度変換部204において、画像信号SL,SRに対して、垂直サイズ調整のための変換処理および垂直弓形歪の補正のための変換処理が可能とされている場合には、解像度変換部204では以下の動作が行われる。
最初に、ユーザ操作に基づいて、画像PL,PRの垂直サイズの拡大あるいは縮小が指示される場合について述べる。この場合、解像度変換部204では、画像信号SL,SRに対して、液晶パネル201に表示される画像QL,QRの垂直サイズを拡大あるいは縮小させるための変換処理が行われる。そのため、液晶パネル201に表示される画像PL,PRの垂直サイズは大きくあるいは小さくなり、従ってスクリーン400に表示される画像PL,PRの垂直サイズは大きくあるいは小さくなる。
このように、ユーザ操作に基づいて、スクリーン400に表示される画像PL,PRの垂直サイズの調整が可能であることから、画像PL,PRに垂直サイズの違いによるずれがある場合には、そのずれを無くすることができる。例えば、図7(c1)に示すように、スクリーン400に表示されている画像PL,PRに垂直サイズの違いによるずれがある場合、図7(c2)に示すように、画像PL,PRの一方あるいは双方の垂直サイズを調整して、ずれを解消できる。なお、図7(c1)には、左目画像PLの垂直サイズが右目画像のPRの垂直サイズより小さい例を示しているが、この逆の状態もあり得る。
この実施の形態において、ユーザは、画像PL,PRの垂直サイズ調整の操作モードとして、独立モードあるいは連動モードを選択可能とされている。独立モードのユーザ操作が行われるとき、解像度変換部204では、以下の変換処理が行われる。すなわち、解像度変換部204では、画像PL,PRのうち、ユーザが垂直サイズ調整を指示した側の画像のサイズのみを調整するように、当該画像に対応した画像信号に対して垂直サイズを調整するための変換処理が行われる。
連動モードのユーザ操作が行われるとき、解像度変換部204では、以下の変換処理が行われる。すなわち、解像度変換部204では、画像PL,PRのうち、ユーザが垂直サイズの調整を指示した側の画像だけではなく、双方の画像の垂直サイズを調整するように、画像信号SL,SRに対して垂直サイズを調整するための変換処理が行われる。この場合、ユーザが垂直サイズの調整を指示した側の画像の垂直サイズが拡大あるいは縮小する方向に調整されるとき、他方の画像の垂直サイズは逆に縮小あるいは拡大する方向に調整される。
この連動モードにおいては、スクリーン400に表示される画像PL,PRの垂直サイズの違いによるずれは、双方の画像の垂直サイズが近づくようにして補正される。そのため。ユーザは、左目画像PL、右目画像PRの垂直サイズを大きくするか小さくするかを個々に決めてサイズ調整を行う必要がなく、垂直サイズの調整操作が容易となる。
次に、ユーザ操作に基づいて、画像PL,PRにおける上方あるいは下方に凸の垂直弓形歪の減少が指示される場合について述べる。この場合、解像度変換部204では、画像信号SL,SRに対して、液晶パネル201に表示される画像QL,QRに下方あるいは上方に凸の垂直弓形歪を発生もしくは増加させるための変換処理が行われる。そのため、液晶パネル201に表示される画像QL,QRに下方あるいは上方に凸の垂直弓形歪が発生もしくは増加し、従ってスクリーン400に表示される画像PL,PRにおける上方あるいは下方に凸の垂直弓形歪は減少する。
なお、この垂直弓形歪の補正に関するその他の動作については、上述した解像度変換部204において水平サイズ調整および垂直弓形歪補正の変換処理が可能とされている場合で述べた動作と同様であるので、その説明は省略する。
上述したように、解像度変換部204が垂直サイズ調整のための変換処理および垂直弓形歪の補正のための変換処理が可能とされている場合、画像PL,PRにおける、垂直サイズおよび垂直弓形歪の違いによるずれの補正を行うことができる。そのため、上述の図5に示すように、画像PA,PBの水平サイズを光学ズームで合わせた場合において最終的に垂直サイズおよび垂直弓形歪の違いによるずれが残るとき、そのずれの補正を良好に行うことができる。
[解像度変換部の構成例]
次に、解像度変換部204の構成例について説明する。解像度変換部204は、左目画像信号SLに対する解像度変換部と、右目画像信号SRに対する解像度変換部を備えているが、これらは同様の構成となっている。そのため、ここでは、左目画像信号SLに対する解像度変換部のみを説明し、右目画像信号SRに対する解像度変換部の説明は省略する。
図8は、左目画像信号SLに対する解像度変換部204Lであって、水平サイズ調整のための変換処理および垂直弓形歪の補正のための変換処理が可能とされている場合の構成例を示している。この解像度変換部204Lは、垂直変換部204Vと、水平変換部204Hとから構成されている。
解像度変換に関して、垂直変換部204Vは垂直方向の画素数を調整する垂直解像度変換処理を行い、水平変換部204Hは水平方向の画素数を調整する水平解像度変換処理を行う。また、水平サイズ調整に関して、水平変換部204Hは、水平サイズを調整するための変換処理を行う。垂直弓形歪補正に関して、垂直変換部204Vは、垂直弓形歪を補正するための変換処理を行う。
垂直変換部204Vは、V制御部211と、複数本のラインメモリ212-1〜212-Nと、Vデジタルフィルタ213を有している。複数本のラインメモリ212-1〜212-Nは、直列的に接続されており、ラインメモリ212-1に入力された左目画像信号SLの各ラインの画像信号は、処理の進行に合わせて、順次後段のラインメモリに移動していく。
V制御部211は、Vカウンタ211aおよびVボウ(Bow)レジスタ211bを備えている。Vカウンタ211aは、垂直同期信号Vsyncでリセットされ、水平同期信号Hsyncでインクリメントされていく。Vボウレジスタ211bには、垂直弓形歪補正のための変換処理を行う場合に、画素クロックCLK毎にVカウンタ211aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。
V制御部211は、Vカウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。また、V制御部211は、選択された複数のラインメモリから読み出された画素信号にそれぞれ乗算すべき係数(重み付け係数)を、Vデジタルフィルタ213に設定する。
Vデジタルフィルタ213は、選択された複数のラインメモリから読み出された画素信号に、設定された係数を乗算した後に加算して、処理後の画素信号を出力する。なお、選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスの設定は、後述するように、水平変換部204Hにより行われる。
また、水平変換部204Hは、H制御部221と、複数個の画素遅延回路222-1〜222-Mと、Hデジタルフィルタ223を有している。複数個の画素遅延回路222-1〜222-Mは、直列的に接続されており、Vデジタルフィルタ213から画素遅延回路222-1に入力された各画素信号は、処理の進行に合わせて、順次後段の画素遅延回路に移動していく。
H制御部221は、Hカウンタ221aおよびHサイズ(Size)レジスタ221bを備えている。Hカウンタ221aは、水平同期信号Hsyncでリセットされ、画素クロックCLKでインクリメントされていく。Hサイズレジスタ221bには、水平サイズ調整のための変換処理を行う場合に、画素クロックCLK毎にHカウンタ221aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。
H制御部221は、Hカウンタ221aのカウント値に基づいて、上述したように垂直変換部204VにおいてV制御部211により選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスを設定する。また、H制御部221は、画素遅延回路222-1〜222-Mから出力される各画素信号にそれぞれ乗算すべき係数(重み付け係数)を、Hデジタルフィルタ223に設定する。
Hデジタルフィルタ223は、画素遅延回路222-1〜222-Mから出力される各画素信号に、設定された係数を乗算した後に加算して、処理後の画素信号を出力する。このHデジタルフィルタ223の出力信号が、処理後の左画像信号SL′となる。
次に、図8に示す解像度変換部204Lの動作を説明する。最初に垂直変換部204Vにおける垂直解像度変換処理の動作について、図9、図10を用いて説明する。
解像度変換部204Lにおいて、垂直解像度変換処理では、ライン期間毎に、Vカウンタ211aのカウント値に対応した垂直位置のラインにおける画素信号が生成される。Vカウンタ211aは、上述したように水平同期信号Hsync毎にインクリメントされる。そのため、インクリメント値が1である場合には、垂直方向の画素数は、入力された左目画像信号SLにおける場合と同様となり、画像は垂直方向に拡大も縮小もしない。
図9、図10において、「○」は左目画像信号SLを構成する各画素信号に対応した画素位置を示している。Vカウンタ211aのインクリメント値が1である場合には、カウント値は、0,1,2,3・・・と変化していくため、垂直解像度変換処理では、「○」で示した画素位置の画素信号が生成される。この場合、垂直方向の画素数の変更はなく、垂直方向の画像の圧縮もしくは拡大はない。
また、Vカウンタ211aのインクリメント値が1より小さい場合には、垂直方向の画素数は、入力された左目画像信号SLにおける場合より多くなり、画像は垂直方向に拡大される。図9において、「×」は、Vカウンタ211aのインクリメント値が0.75である場合において、生成される画素信号の画素位置を示している。この場合、Vカウンタ211aのカウント値は、0,0.75,1.50,2.25・・・と変化していき、そのカウント値に対応した垂直位置のラインにおける画素信号が生成される。垂直方向の画素数が1/0.75=1.33倍に増加するので、画像は垂直方向に1.33倍に拡大される。
また、Vカウンタ211aのインクリメント値が1より大きい場合には、垂直方向の画素数は、入力された左目画像信号SLにおける場合より少なくなり、画像は垂直方向に縮小される。図10において、「×」は、Vカウンタ211aのインクリメント値が1.25である場合において、生成される画素信号の画素位置を示している。この場合、Vカウンタ211aのカウント値は、0,1.25,2.50,3.75・・・と変化していき、そのカウント値に対応した垂直位置のラインにおける画素信号が生成される。垂直方向の画素数が1/1.25=0.8倍に減少するので、画像は垂直方向に0.8倍に縮小される。
次に、水平変換部204Hにおける水平解像度変換処理の動作について、図11、図12を用いて説明する。
解像度変換部204Hにおいて、水平解像度変換処理では、画素クロックCLK毎に、Hウンタ221aのカウント値に対応した水平位置のラインにおける画素信号が生成される。Hカウンタ221aは、上述したように画素クロックCLK毎にインクリメントされる。そのため、インクリメント値が1である場合には、水平方向の画素数は、入力された左目画像信号SLにおける場合と同様となり、画像は水平方向に拡大も縮小もしない。
図11、図12において、「○」は左目画像信号SLを構成する各画素信号に対応した画素位置を示している。Hカウンタ221aのインクリメント値が1である場合には、カウント値は、0,1,2,3・・・と変化していくため、水平解像度変換処理では、「○」で示した画素位置の画素信号が生成される。この場合、水平方向の画素数の変更はなく、水平方向の画像の圧縮もしくは拡大はない。
また、Hカウンタ221aのインクリメント値が1より小さい場合には、水平方向の画素数は、入力された左目画像信号SLにおける場合より多くなり、画像は水平方向に拡大される。図11において、「×」は、上述したようにV制御部211のVカウンタ211aのインクリメント値が0.75であって、さらに、Hカウンタ221aのインクリメント値が0.75である場合において、生成される画素信号の画素位置を示している。この場合、Hカウンタ221aのカウント値は、0,0.75,1.50,2.25・・・と変化していき、そのカウント値に対応した水平位置の画素信号が生成される。水平方向の画素数が1/0.75=1.33倍に増加するので、画像は水平方向に1.33倍に拡大される。
また、Hカウンタ221aのインクリメント値が1より大きい場合には、水平方向の画素数は、入力された左目画像信号SLにおける場合より少なくなり、画像は水平方向に縮小される。図12において、「×」は、上述したようにV制御部211のVカウンタ211aのインクリメント値が1.25であって、Hカウンタ221aのインクリメント値が1.25である場合において、生成される画素信号の画素位置を示している。この場合、Hカウンタ221aのカウント値は、0,1.25,2.50,3.75・・・と変化していき、そのカウント値に対応した水平位置の画素信号が生成される。水平方向の画素数が1/1.25=0.8倍に減少するので、画像は水平方向に0.8倍に縮小される。
ユーザ操作によって、左目画像QL(左目画像PL)の拡大あるいは縮小が指示される場合、拡大率あるいは縮小率に応じて、Vカウンタ211aおよびHカウンタ221aのインクリメント値が設定される。そのため、上述したように、垂直変換部204Vおよび水平変換部204Hにおいて、拡大率あるいは縮小率に応じた解像度変換処理が行われ、画像の拡大あるいは縮小が行われる。なお、垂直方向および水平方向の拡大率あるいは縮小率は独立に設定可能としてもよい。その場合、Vカウンタ211aおよびHカウンタ221aのインクリメント値は異なる値とされる。
次に、水平変換部204Hにおける水平サイズ調整処理について、図13、図14を用いて説明する。上述したように、Hサイズレジスタ221bには、水平サイズ調整のための変換処理を行う場合に、画素クロックCLK毎にHカウンタ221aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。この補正値は、水平サイズの変化量(拡大量、縮小量)に応じたものとされる。
水平変換部204Hで水平サイズを調整するための変換処理が行われる場合、Hカウンタ221aのカウント値に、Hサイズレジスタ221bに保持されている補正値が、画素クロックCLK毎に加算される。この補正値は、画素クロックCLK毎にその絶対値が順次線形的に大きくなっていく正または負の値とされる。
図13は、垂直変換部204Hにおいて、水平サイズを拡大する変換処理で生成される、あるラインの画素信号の画素位置の一例を示している。この図13に示す例では、画素クロックCLK毎に、絶対値が順次線形的に大きくなっていく負の補正値CHs0,CHs1,CHs2,CHs3・・・が、Hカウンタ221aのカウント値に加算されて、カウント値の補正が行われる。ただし、CHs0=0である。
上述したように、H制御部221は、Hカウンタ221aのカウント値に基づいて、垂直変換部204VにおいてV制御部211により選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスを設定する。上述したようにHカウンタ211aのカウント値が画素クロックCLK毎に補正されることで、図13に「×」で示すように、各ラインの画素位置の間隔が狭くなり、水平方向の画素数が多くなる。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QL、従ってスクリーン400上の左目画像PLの水平サイズが拡大される。
図14は、水平変換部204Hにおいて、水平サイズを縮小する変換処理で生成される、あるラインの画素信号の画素位置の一例を示している。この図14に示す例では、画素クロックCLK毎に、絶対値が順次線形的に大きくなっていく正の補正値CHs0,CHs1,CHs2,CHs3・・・が、Hカウンタ221aのカウント値に加算されて、カウント値の補正が行われる。ただし、CHs0=0である。
上述したように、H制御部221は、Hカウンタ221aのカウント値に基づいて、垂直変換部204VにおいてV制御部211により選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスを設定する。上述したようにHカウンタ211aのカウント値が画素クロックCLK毎に補正されることで、図14に「×」で示すように、各ラインの画素間隔が広くなり、水平方向の画素数が少なくなる。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QL、従ってスクリーン400上の左目画像PLの水平サイズが縮小される。
ユーザ操作によって、左目画像PLの水平サイズの拡大あるいは縮小が指示される場合、水平サイズの変化量(拡大量、縮小量)に応じて、水平サイズレジスタ221bに保持すべき補正値が設定される。そのため、上述したように、水平変換部204Hにおいて、水平サイズの変化量に応じた水平サイズ調整処理が行われ、画像の水平サイズの拡大あるいは縮小が行われる。
次に、垂直変換部204Vにおける垂直弓形歪補正処理について、図15、図16を用いて説明する。上述したように、Vボウレジスタ211bには、垂直弓形歪補正のための変換処理を行う場合に、画素クロックCLK毎にVカウンタ211aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。この補正値は、左目画像PLの垂直弓形歪の補正量に応じたものとされる。
垂直変換部204Vで垂直弓形歪を補正するための変換処理が行われる場合、Vカウンタ211aのカウント値に、Vボウレジスタ211bに保持されている補正値が、画素クロックCLK毎に加算される。この補正値は、画素クロックCLK毎にその絶対値が弓形に変化していく正または負の値とされる。
図15は、垂直変換部204Vにおいて、下方に凸の垂直弓形歪を補正する変換処理で生成される、あるラインの画素信号の画素位置の一例を示している。この図15に示す例では、画素クロックCLK毎に、絶対値が垂直弓形形状に変化していく正の補正値CVb0,CVb1,CVb2,CVb3・・・が、Vカウンタ211aのカウント値(この例ではV=2)に加算されて、カウント値の補正が行われる。ただし、CVb0=0である。
上述したように、V制御部211は、Vカウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。そのため、あるラインの画素信号の画素位置は、図15に「×」で示すように、下方に凸の垂直弓形形状に変化していく。この場合、液晶パネル201に表示される左目画像QLには、上方に凸の垂直弓形歪が発生される。これにより、スクリーン400上の左目画像PLにおける下方に凸の垂直弓形歪が補正される。
図16は、垂直変換部204Vにおいて、上方に凸の垂直弓形歪を補正する変換処理で生成される、あるラインの画素信号の画素位置の一例を示している。この図16に示す例では、画素クロックCLK毎に、絶対値が垂直弓形形状に変化していく負の補正値CVb0,CVb1,CVb2,CVb3・・・が、Vカウンタ211aのカウント値(この例ではV=2)に加算されて、カウント値の補正が行われる。ただし、CVb0=0である。
上述したように、V制御部211は、Vカウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。そのため、あるラインの画素信号の画素位置は、図16に「×」で示すように、上方に凸の垂直弓形形状に変化していく。この場合、液晶パネル201に表示される左目画像QLには、下方に凸の垂直弓形歪が発生される。これにより、スクリーン400上の左目画像PLにおける上方に凸の垂直弓形歪が補正される。
ユーザ操作によって、左目画像PLの垂直弓形歪の補正が指示される場合、補正方向、補正量に応じて、Vボウレジスタ211bに保持すべき補正値が設定される。そのため、上述したように、垂直変換部204Vにおいて、垂直弓形歪の補正方向、補正量に応じた垂直弓形歪の補正処理が行われ、左目画像PLの垂直弓形歪が減少される。
図17は、左目画像信号SLに対する解像度変換部204LAであって、垂直サイズ調整のための変換処理および垂直弓形歪の補正のための変換処理が可能とされている場合の構成例を示している。この図17において、図8と対応する部分には同一符号を付して示している。
この解像度変換部204LAは、垂直変換部204VAと、水平変換部204HAとから構成されている。
解像度変換に関して、垂直変換部204VAは垂直方向の画素数を調整する垂直解像度変換処理を行い、水平変換部204HAは水平方向の画素数を調整する水平解像度変換処理を行う。また、垂直サイズ調整に関して、垂直変換部204VAは、垂直サイズを調整するための変換処理を行う。垂直弓形歪補正に関して、垂直変換部204VAは、垂直弓形歪を補正するための変換処理を行う。
垂直変換部204VAは、V制御部211Aと、複数本のラインメモリ212-1〜212-Nと、Vデジタルフィルタ213を有している。複数本のラインメモリ212-1〜212-Nは、直列的に接続されており、ラインメモリ212-1に入力された左目画像信号SLの各ラインの画像信号は、処理の進行に合わせて、順次後段のラインメモリに移動していく。
V制御部211Aは、Vカウンタ211a、Vボウレジスタ211bおよびVサイズ(Size)レジスタ211cを備えている。Vカウンタ211aは、垂直同期信号Vsyncでリセットされ、水平同期信号Hsyncでインクリメントされていく。Vボウレジスタ211bには、垂直弓形歪補正のための変換処理を行う場合に、画素クロックCLK毎にVカウンタ211aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。Vサイズレジスタ211cには、垂直サイズ調整のための変換処理を行う場合に、水平同期信号Hsync毎にVカウンタ211aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。
V制御部211Aは、Vカウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。また、V制御部211Aは、選択された複数のラインメモリから読み出された画素信号にそれぞれ乗算すべき係数(重み付け係数)を、Vデジタルフィルタ213に設定する。
Vデジタルフィルタ213は、選択された複数のラインメモリから読み出された画素信号に、設定された係数を乗算した後に加算して、処理後の画素信号を出力する。なお、選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスの設定は、後述するように、水平変換部204HAにより行われる。
また、水平変換部204HAは、H制御部221Aと、複数個の画素遅延回路222-1〜222-Mと、Hデジタルフィルタ223を有している。複数個の画素遅延回路222-1〜222-Mは、直列的に接続されており、Vデジタルフィルタ213から画素遅延回路222-1に入力された各画素信号は、処理の進行に合わせて、順次後段の画素遅延回路に移動していく。H制御部221Aは、Hカウンタ221aを備えている。Hカウンタ221aは、水平同期信号Hsyncでリセットされ、画素クロックCLKでインクリメントされていく。
H制御部221Aは、Hカウンタ221aのカウント値に基づいて、上述したように垂直変換部204VAにおいてV制御部211Aにより選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスを設定する。また、H制御部221Aは、画素遅延回路222-1〜222-Mから出力される各画素信号にそれぞれ乗算すべき係数(重み付け係数)を、Hデジタルフィルタ223に設定する。
Hデジタルフィルタ223は、画素遅延回路222-1〜222-Mから出力される各画素信号に、設定された係数を乗算した後に加算して、処理後の画素信号を出力する。このHデジタルフィルタ223の出力信号が、処理後の左画像信号SL′となる。
次に、図17に示す解像度変換部204LAの動作を説明する。垂直変換部204VAにおける垂直解像度変換処理、水平変換部204HAにおける水平解像度変換処理、および垂直変換部204VAにおける垂直弓形歪補正処理の動作については、上述の図8に示す解像度変換部204Lの動作と同様であるので、その説明は省略する。
垂直変換部204VAにおける垂直サイズ調整処理について、図18、図19を用いて説明する。上述したように、Vサイズレジスタ211cには、垂直サイズ調整のための変換処理を行う場合に、水平同期信号Hsync毎にVカウンタ211aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。この補正値は、垂直サイズの変化量(拡大量、縮小量)に応じたものとされる。
垂直変換部204VAで垂直サイズを調整するための変換処理が行われる場合、Vカウンタ211aのカウント値に、Vサイズレジスタ211bに保持されている補正値が、水平同期信号Hsync毎に加算される。この補正値は、水平同期信号Hsync毎にその絶対値が順次線形的に大きくなっていく正または負の値とされる。
図18は、垂直変換部204VAにおいて、垂直サイズを拡大する変換処理で生成される、ある垂直列の画素信号の画素位置の一例を示している。この図18に示す例では、水平同期信号Hsync毎に、絶対値が順次線形的に大きくなっていく負の補正値CVs0,CVs1,CVs2,CVs3・・・が、垂直カウンタ211aのカウント値に加算されて、カウント値の補正が行われる。ただし、CVs0=0である。
上述したように、V制御部211Aは、垂直カウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。上述したようにVカウンタ211aのカウント値が水平同期信号Hsync毎に補正されることで、「×」で示すように、各垂直列の画素信号の画素位置間隔が狭くなり、垂直方向の画素数が多くなる。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QL、従ってスクリーン400上の左目画像PLの垂直サイズが拡大される。
図19は、垂直変換部204VAにおいて、垂直サイズを縮小する変換処理で生成される、ある垂直列の画素信号の画素位置の一例を示している。この図19に示す例では、水平同期信号Hsync毎に、絶対値が順次線形的に大きくなっていく正の補正値CVs0,CVs1,CVs2,CVs3・・・が、垂直カウンタ211aのカウント値に加算されて、カウント値の補正が行われる。ただし、CVs0=0である。
上述したように、V制御部211Aは、垂直カウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。上述したようにVカウンタ211aのカウント値が水平同期信号Hsync毎に補正されることで、「×」で示すように、各垂直列の画素信号の画素位置間隔が広くなり、垂直方向の画素数が少なくなる。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QL、従ってスクリーン400上の左目画像PLの垂直サイズが縮小される。
垂直変換部204VAでは、この垂直サイズ調整処理の他に、上述したように垂直弓形歪補正処理が行われる。詳細説明は省略するが、垂直変換部204VAで垂直弓形歪を補正するための変換処理が行われる場合、Vカウンタ211aのカウント値に、Vボウレジスタ211bに保持されている補正値が、画素クロックCLK毎に加算される。したがって、垂直変換部204VAのVカウンタ211aのカウント値には、画素クロックCLK毎に垂直弓形歪補正のための補正値が加算されると共に、水平同期信号Hsync毎に垂直サイズ調整のための補正値が加算される。そのため、垂直変換部204VAでは、垂直サイズ調整処理と垂直弓形歪補正処理が並行して行われる。
例えば、図20は、垂直変換部204VAにおいて、垂直サイズを拡大する変換処理および下方に凸の垂直弓形歪を補正する変換処理で生成される、各ラインおよび各垂直列の画素信号の画素位置の一例を示している。この図20に示す例では、水平同期信号Hsync毎に、絶対値が順次線形的に大きくなっていく負の補正値CVs0,CVs1,CVs2,CVs3・・・が、垂直カウンタ211aのカウント値に加算されて、カウント値の補正が行われる。また、この図20に示す例では、画素クロックCLK毎に、絶対値が垂直弓形形状に変化していく正の補正値CVb0,CVb1,CVb2,CVb3・・・が、Vカウンタ211aのカウント値に加算されて、カウント値の補正が行われる。
上述したように、V制御部211Aは、垂直カウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。上述したようにVカウンタ211aのカウント値が、水平同期信号Hsync毎に補正されることで、各垂直列の画素信号の画素位置間隔は、図20に「×」で示すように狭くなり、垂直方向の画素数が多くなる。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QL、従ってスクリーン400上の左目画像PLの垂直サイズが拡大される。
また、上述したようにVカウンタ211aのカウント値が、画素クロックCLK毎に補正されることで、各ラインの画素信号の画素位置は、図20に「×」で示すように、下方に凸の垂直弓形形状に変化していく。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QLには、上方に凸の垂直弓形歪が発生され、従ってスクリーン400上の左目画像PLにおける下方に凸の垂直弓形歪が補正される。
ユーザ操作によって、左目画像PLの垂直サイズの拡大あるいは縮小が指示される場合、垂直サイズの変化量(拡大量、縮小量)に応じて、垂直サイズレジスタ211cに保持すべき補正値が設定される。そのため、上述したように、垂直変換部204VAにおいて、垂直サイズの変化量に応じた垂直サイズ調整処理が行われ、画像の垂直サイズの拡大あるいは縮小が行われる。
以上説明したように、図1に示す立体画像投射装置10において、プロジェクタ200は、解像度変換部204で、スクリーン400上の画像PL,PRの水平または垂直サイズを調整すると共に垂直弓形歪を補正するための変換処理が可能とされている。そのため、表示パネル201に垂直方向に並べて表示された画像PL,PRを3D用の投射光学系300によりスクリーン400に重ねて表示する際に発生する双方の画像のずれを良好に補正できる。
<2.変形例>
なお、上述したように、スクリーン400に表示される左目画像PLおよび右目画像PRには、(1)アスペクト比の違いによるずれ、(2)垂直弓形歪みの違いによるずれの他に、(3)水平方向および垂直方向へのシフトによるずれがある。上述実施の形態においては、この水平方向および垂直方向へのシフトによる画像PL,PRのずれに関しては、例えばレンズシフトにより補正できる旨を説明した。しかし、画像PL,PRの水平方向および垂直方向へのシフトによるずれが、レンズシフトにより補正し得る範囲を超える場合も考えられる。
そこで、プロジェクタ200の解像度変換部204において、水平または垂直のサイズの調整のための変換処理、垂直弓形歪の補正のための変換処理の他に、さらに、水平/垂直のシフトのための変換処理を可能とすることが考えられる。以下、解像度変換部204において、水平/垂直のシフトのための変換処理を可能とされる場合について説明する。この場合、解像度変換部204では以下の動作が行われる。
ユーザ操作に基づいて、画像PL,PRの水平シフトが指示される場合、解像度変換部204では、画像信号SL,SRに対して、液晶パネル201に表示される画像QL,QRを水平方向にシフトさせるための変換処理が行われる。そのため、液晶パネル201に表示される画像QL,QRは水平方向にシフトし、従ってスクリーン400に表示される画像PL,PRも水平方向にシフトする。
このように、ユーザ操作に基づいて、スクリーン400に表示される画像PL,PRの水平方向へのシフトが可能であることから、画像PL,PRに水平方向のシフトによるずれがある場合には、そのずれを無くすることができる。例えば、図21(a1)に示すように、スクリーン400に表示されている画像PL,PRに水平シフトによるずれがある場合、図21(a2)に示すように、画像PL,PRの一方あるいは双方を水平方向にシフトして、ずれを解消できる。なお、図21(a1)には、左目画像PLが左側にあり、右目画像PRが右側にある例を示しているが、この逆の状態もあり得る。
また、ユーザ操作に基づいて、画像PL,PRの垂直シフトが指示される場合、解像度変換部204では、画像信号SL,SRに対して、液晶パネル201に表示される画像QL,QRを垂直方向にシフトさせるための変換処理が行われる。そのため、液晶パネル201に表示される画像QL,QRは垂直方向にシフトし、従ってスクリーン400に表示される画像PL,PRも垂直方向にシフトする。
このように、ユーザ操作に基づいて、スクリーン400に表示される画像PL,PRの垂直方向へのシフトが可能であることから、画像PL,PRに垂直方向のシフトによるずれがある場合には、そのずれを無くすることができる。例えば、図21(b1)に示すように、スクリーン400に表示されている画像PL,PRに垂直シフトによるずれがある場合、図21(b2)に示すように、画像PL,PRの一方あるいは双方を垂直方向にシフトして、ずれを解消できる。なお、図21(b1)には、左目画像PLが上側にあり、右目画像PRが下側にある例を示しているが、この逆の状態もあり得る。
この場合、ユーザは、画像PL,PRの水平/垂直シフトの操作モードとして、独立モードあるいは連動モードを選択可能とされる。独立モードのユーザ操作が行われるとき、解像度変換部204では、以下の変換処理が行われる。すなわち、解像度変換部204では、画像PL,PRのうち、ユーザが水平/垂直シフトを指示した側の画像のみをシフトするように、当該画像に対応した画像信号に対して水平/垂直シフトのための変換処理が行われる。
連動モードのユーザ操作が行われるとき、解像度変換部204では、以下の変換処理が行われる。すなわち、解像度変換部204では、画像PL,PRのうち、ユーザが水平/垂直シフトを指示した側の画像だけではなく、双方の画像をシフトするように、画像信号SL,SRに対して水平/垂直シフトのための変換処理が行われる。この場合、ユーザが水平/垂直シフトを指示した側の画像のシフト方向が一の方向であるとき、他方の画像のシフト方向は一の方向とは逆の他の方向とされる。
この連動モードにおいては、スクリーン400に表示される画像PL,PRの水平/垂直シフトによるずれは、双方の画像が近づくようにして補正される。そのため。ユーザは、左目画像PL、右目画像PRをいずれの方向にシフトするかを個々に決めてシフト調整を行う必要がなく、シフト調整操作が容易となる。
図22は、左目画像信号SLに対する解像度変換部204LBであって、水平サイズ調整のための変換処理、垂直弓形歪の補正のための変換処理および水平/垂直のシフトのための変換処理が可能とされている場合の構成例を示している。この解像度変換部204LBは、垂直変換部204VBと、水平変換部204HBとから構成されている。この図22において、図8と対応する部分には同一符号を付して示している。
解像度変換に関して、垂直変換部204VBは垂直方向の画素数を調整する垂直解像度変換処理を行い、水平変換部204HBは水平方向の画素数を調整する水平解像度変換処理を行う。また、水平サイズ調整に関して、水平変換部204HBは、水平サイズを調整するための変換処理を行う。垂直弓形歪補正に関して、垂直変換部204VBは、垂直弓形歪を補正するための変換処理を行う。水平/垂直シフトに関して、水平変換部204HBは水平方向にシフトするための変換処理を行い、垂直変換部204VBは垂直方向にシフトするための変換処理を行う。
垂直変換部204VBは、V制御部211Bと、複数本のラインメモリ212-1〜212-Nと、Vデジタルフィルタ213を有している。複数本のラインメモリ212-1〜212-Nは、直列的に接続されており、ラインメモリ212-1に入力された左目画像信号SLの各ラインの画像信号は、処理の進行に合わせて、順次後段のラインメモリに移動していく。
V制御部211Bは、Vカウンタ211a、Vボウレジスタ211bおよびVシフト(Shift)レジスタ211dを備えている。Vカウンタ211aは、垂直同期信号Vsyncでリセットされ、水平同期信号Hsyncでインクリメントされていく。Vボウレジスタ211bには、垂直弓形歪補正のための変換処理を行う場合に、画素クロックCLK毎にVカウンタ211aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。Vシフトレジスタ211dには、垂直方向にシフトするための変換処理を行う場合に、垂直同期信号VsyncでリセットされるVカウンタ211aに反映する初期値が保持される。
V制御部211Bは、Vカウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。また、V制御部211Bは、選択された複数のラインメモリから読み出された画素信号にそれぞれ乗算すべき係数(重み付け係数)を、Vデジタルフィルタ213に設定する。
Vデジタルフィルタ213は、選択された複数のラインメモリから読み出された画素信号に、設定された係数を乗算した後に加算して、処理後の画素信号を出力する。なお、選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスの設定は、後述するように、水平変換部204HBにより行われる。
また、水平変換部204HBは、H制御部221Bと、複数個の画素遅延回路222-1〜222-Mと、Hデジタルフィルタ223を有している。複数個の画素遅延回路222-1〜222-Mは、直列的に接続されており、Vデジタルフィルタ213から画素遅延回路222-1に入力された各画素信号は、処理の進行に合わせて、順次後段の画素遅延回路に移動していく。
H制御部221Bは、Hカウンタ221a、Hサイズレジスタ221bおよびHシフト(Shift)レジスタ221cを備えている。Hカウンタ221aは、水平同期信号Hsyncでリセットされ、画素クロックCLKでインクリメントされていく。Hサイズレジスタ221bには、水平サイズ調整のための変換処理を行う場合に、画素クロックCLK毎にHカウンタ221aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。Hシフトレジスタ221cには、水平方向にシフトするための変換処理を行う場合に、水平同期信号HsyncでリセットされるHカウンタ211aに反映する初期値が保持される。
H制御部221Bは、Hカウンタ221aのカウント値に基づいて、上述したように垂直変換部204VBにおいてV制御部211Bにより選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスを設定する。また、H制御部221Bは、画素遅延回路222-1〜222-Mから出力される各画素信号にそれぞれ乗算すべき係数(重み付け係数)を、Hデジタルフィルタ223に設定する。
Hデジタルフィルタ223は、画素遅延回路222-1〜222-Mから出力される各画素信号に、設定された係数を乗算した後に加算して、処理後の画素信号を出力する。このHデジタルフィルタ223の出力信号が、処理後の左画像信号SL′となる。
次に、図22に示す解像度変換部204LBの動作を説明する。垂直変換部204VBにおける垂直解像度変換処理、垂直弓形歪補正処理、水平変換部204HAにおける水平解像度変換処理、水平サイズ調整処理の動作については、上述の図8に示す解像度変換部204Lの動作と同様であるので、その説明は省略する。
垂直変換部204VBにおける垂直方向のシフト処理について説明する。上述したように、Vシフトレジスタ211dには、垂直方向にシフトするための変換処理を行う場合に、垂直同期信号VsyncでリセットされるVカウンタ211aに反映する初期値が保持される。この初期値は、シフト量に応じた正または負の値とされる。垂直変換部204VBで垂直方向にシフトするための変換処理が行われる場合、Vカウンタ211aが垂直同期信号Vsyncでリセットされるとき、Vシフトレジスタ211dに保持されている初期値が反映される。
図23は、垂直変換部204VBにおいて、上方向にシフトする変換処理で生成される、ある垂直列の画素信号の画素位置の一例を示している。この図23に示す例では、正の初期値CV0が垂直同期信号VsyncでリセットされるVカウンタ211aに反映される。上述したように、V制御部211Bは、垂直カウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。Vカウンタ211aの初期値がCV0とされることで、図23に「×」で示すように、各垂直列の画素信号の画素位置は全体的に下方向にシフトされる。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QL、従ってスクリーン400上の左目画像PLは初期値CV0だけ上方向にシフトされる。
図24は、垂直変換部204VBにおいて、下方向にシフトする変換処理で生成される、ある垂直列の画素信号の画素位置の一例を示している。この図24に示す例では、負の初期値CV0が垂直同期信号VsyncでリセットされるVカウンタ211aに反映される。上述したように、V制御部211Bは、垂直カウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。Vカウンタ211aの初期値がCV0とされることで、図24に「×」で示すように、各垂直列の画素信号の画素位置は全体的に上方向にシフトされる。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QL、従ってスクリーン400上の左目画像PLは初期値CV0だけ下方向にシフトされる。
水平変換部204HBにおける垂直方向のシフト処理について説明する。上述したように、Hシフトレジスタ221cには、水平方向にシフトするための変換処理を行う場合に、水平同期信号HsyncでリセットされるHカウンタ221aに反映する初期値が保持される。この初期値は、シフト量に応じた正または負の値とされる。水平変換部204HBで水平方向にシフトするための変換処理が行われる場合、Hカウンタ221aが水平同期信号Hsyncでリセットされるとき、Hシフトレジスタ221cに保持されている初期値が反映される。
図25は、水平変換部204HBにおいて、左方向にシフトする変換処理で生成される、あるラインの画素信号の画素位置の一例を示している。この図25に示す例では、正の初期値CH0が水平同期信号HsyncでリセットされるHカウンタ221aに反映される。H制御部221Bは、水平カウンタ221aのカウント値に基づいて、上述したように垂直変換部204VBにおいてV制御部211Bにより選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスを設定する。Hカウンタ211aの初期値がCH0とされることで、図25に「×」で示すように、各ラインの画素信号の画素位置は全体的に右方向にシフトされる。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QL、従ってスクリーン400上の左目画像PLは初期値CH0だけ左方向にシフトされる。
図26は、水平変換部204HBにおいて、右方向にシフトする変換処理で生成される、ある垂直列の画素信号の画素位置の一例を示している。この図26に示す例では、負の初期値CH0が水平同期信号HsyncでリセットされるHカウンタ221aに反映される。H制御部221Bは、水平カウンタ221aのカウント値に基づいて、上述したように垂直変換部204VBにおいてV制御部211Bにより選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスを設定する。Hカウンタ211aの初期値がCH0とされることで、図26に「×」で示すように、各ラインの画素信号の画素位置は全体的に左方向にシフトされる。そのため、液晶パネル201に表示される左目画像QL、従ってスクリーン400上の左目画像PLは初期値CH0だけ右方向にシフトされる。
ユーザ操作によって、左目画像PLの水平/垂直シフトが指示される場合、シフト量に応じて、水平シフトレジスタ221cおよび垂直シフトレジスタ211dに保持すべき初期値が設定される。そのため、上述したように、水平変換部204HBおよび垂直変換部204VBにおいて、シフト量に応じた水平/垂直シフト処理が行われ、画像が水平および垂直にシフトされる。
図27は、左目画像信号SLに対する解像度変換部204LCであって、垂直サイズ調整のための変換処理、垂直弓形歪の補正のための変換処理および水平/垂直のシフトのための変換処理が可能とされている場合の構成例を示している。この解像度変換部204LCは、垂直変換部204VCと、水平変換部204HCとから構成されている。この図27において、図17、図22と対応する部分には同一符号を付して示している。
解像度変換に関して、垂直変換部204VCは垂直方向の画素数を調整する垂直解像度変換処理を行い、水平変換部204HCは水平方向の画素数を調整する水平解像度変換処理を行う。また、垂直サイズ調整に関して、垂直変換部204VCは、垂直サイズを調整するための変換処理を行う。垂直弓形歪補正に関して、垂直変換部204VCは、垂直弓形歪を補正するための変換処理を行う。水平/垂直シフトに関して、水平変換部204HCは水平方向にシフトするための変換処理を行い、垂直変換部204VCは垂直方向にシフトするための変換処理を行う。
垂直変換部204VCは、V制御部211Cと、複数本のラインメモリ212-1〜212-Nと、Vデジタルフィルタ213を有している。複数本のラインメモリ212-1〜212-Nは、直列的に接続されており、ラインメモリ212-1に入力された左目画像信号SLの各ラインの画像信号は、処理の進行に合わせて、順次後段のラインメモリに移動していく。
V制御部211Cは、Vカウンタ211a、Vボウレジスタ211b、Vサイズレジスタ211cおよびVシフトレジスタ211dを備えている。Vカウンタ211aは、垂直同期信号Vsyncでリセットされ、水平同期信号Hsyncでインクリメントされていく。Vボウレジスタ211bには、垂直弓形歪補正のための変換処理を行う場合に、画素クロックCLK毎にVカウンタ211aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。Vサイズレジスタ211cには、垂直サイズ調整のための変換処理を行う場合に、水平同期信号Hsync毎にVカウンタ211aのカウント値に加算すべき補正値が保持される。Vシフトレジスタ211dには、垂直方向にシフトするための変換処理を行う場合に、垂直同期信号VsyncでリセットされるVカウンタ211aに反映する初期値が保持される。
V制御部211Cは、Vカウンタ211aのカウント値に基づいて、ラインメモリ212-1〜212-Nのうち、画素信号を読み出すべき複数のラインメモリを選択する。また、V制御部211Cは、選択された複数のラインメモリから読み出された画素信号にそれぞれ乗算すべき係数(重み付け係数)を、Vデジタルフィルタ213に設定する。
Vデジタルフィルタ213は、選択された複数のラインメモリから読み出された画素信号に、設定された係数を乗算した後に加算して、処理後の画素信号を出力する。なお、選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスの設定は、後述するように、水平変換部204HCにより行われる。
また、水平変換部204HCは、H制御部221Cと、複数個の画素遅延回路222-1〜222-Mと、Hデジタルフィルタ223を有している。複数個の画素遅延回路222-1〜222-Mは、直列的に接続されており、Vデジタルフィルタ213から画素遅延回路222-1に入力された各画素信号は、処理の進行に合わせて、順次後段の画素遅延回路に移動していく。
H制御部221Cは、Hカウンタ221aおよびHシフトレジスタ221cを備えている。Hカウンタ221aは、水平同期信号Hsyncでリセットされ、画素クロックCLKでインクリメントされていく。Hシフトレジスタ221cには、水平方向にシフトするための変換処理を行う場合に、水平同期信号HsyncでリセットされるHカウンタ211aに反映する初期値が保持される。
H制御部221Cは、Hカウンタ221aのカウント値に基づいて、上述したように垂直変換部204VCにおいてV制御部211Cにより選択された複数のラインメモリの読み出しアドレスを設定する。また、H制御部221Cは、画素遅延回路222-1〜222-Mから出力される各画素信号にそれぞれ乗算すべき係数(重み付け係数)を、Hデジタルフィルタ223に設定する。
Hデジタルフィルタ223は、画素遅延回路222-1〜222-Mから出力される各画素信号に、設定された係数を乗算した後に加算して、処理後の画素信号を出力する。このHデジタルフィルタ223の出力信号が、処理後の左画像信号SL′となる。
図27に示す解像度変換部204LCにおいて、各動作は、図17、図22に示す解像度変換部204LA,204LBと同様である。すなわち、垂直変換部204VCにおける垂直解像度変換処理、垂直弓形歪補正処理、垂直サイズ調整処理および水平変換部204HAにおける水平解像度変換処理の動作は、上述の図17に示す解像度変換部204LAの動作と同様である。また、垂直変換部204VCにおける垂直方向のシフト処理、水平変換部204HCにおける水平シフト処理の動作は、上述の図22に示す解像度変換部204LBの動作と同様である。
なお、上述実施の形態において、プロジェクタ200では、垂直、水平のサイズ調整処理、垂直弓形歪補正処理、水平/垂直シフト処理等の処理を解像度変換部204により行っている。しかし、これらの処理の一部あるいは全部を、解像度変換部204とは異なる処理部を設けて行う構成としてもよい。
また、上述実施の形態において、プロジェクタ200の解像度変換部204では、垂直および水平の一方のサイズ調整処理を行う構成としているが、垂直および水平の双方のサイズ調整処理を行う構成とすることもできる。この場合、左目画像PLおよび右目画像PRのアスペクト比の違いによるずれを、光学ズームによる水平または垂直のサイズを合わせる操作を行うことなく、解像度変換部204における変換処理のみで補正できる。
この発明は、例えば、液晶パネルに左目画像および右目画像を垂直方向に並べて表示し、これらの画像を投射光学系によりスクリーンに重ねて表示する立体画像投射装置等に適用できる。
この発明の実施の形態としての立体画像投射装置の構成例を示すブロック図である。 立体画像表示時におけるスクリーンへの左目画像および右目画像の投射状態を説明するための図である。 プロジェクタの液晶パネルの表示画面における左目画像および右目画像の表示例を示す図である。 スクリーン上の左目画像と右目画像の垂直サイズを光学ズームで合わせた場合において、最終的に残る画像ずれの成分を示す図である。 スクリーン上の左目画像と右目画像の水平サイズを光学ズームで合わせた場合において、最終的に残る画像ずれの成分を示す図である。 プロジェクタの構成例を示すブロック図である。 解像度変換部における水平サイズ調整、垂直弓形歪補正、垂直サイズ調整を説明するための図である。 左目画像信号に対する解像度変換部(水平サイズ調整、垂直弓形歪補正)の構成例を示すブロック図である。 解像度変換部の垂直変換部における垂直解像度変換処理(画素数増加、画像拡大)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の垂直変換部における垂直解像度変換処理(画素数減少、画像縮小)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の水平変換部における水平解像度変換処理(画素数増加、画像拡大)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の水平変換部における水平解像度変換処理(画素数減少、画像縮小)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の水平変換部における水平サイズ調整処理(サイズ拡大)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の水平変換部における水平サイズ調整処理(サイズ縮小)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の垂直変換部における垂直弓形歪補正処理(下方凸補正)を説明するための図である。 解像度変換部の垂直変換部における垂直弓形歪補正処理(上方凸補正)を説明するための図である。 左目画像信号に対する解像度変換部(垂直サイズ調整、垂直弓形歪補正)の構成例を示すブロック図である。 解像度変換部の垂直変換部における垂直サイズ調整処理(サイズ拡大)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の垂直変換部における垂直サイズ調整処理(サイズ縮小)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の垂直変換部における垂直サイズ調整処理(サイズ拡大)および垂直弓形歪補正処理(下方凸補正)の動作を説明するための図である。 解像度変換部における水平シフトズ調整、垂直シフト調整を説明するための図である。 左目画像信号に対する解像度変換部(水平サイズ調整、垂直弓形歪補正、水平/垂直シフト)の構成例を示すブロック図である。 解像度変換部の垂直変換部における垂直シフト処理(上方向シフト)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の垂直変換部における垂直シフト処理(下方向シフト)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の水平変換部における水平シフト処理(左方向シフト)の動作を説明するための図である。 解像度変換部の水平変換部における水平シフト処理(右方向シフト)の動作を説明するための図である。 左目画像信号に対する解像度変換部(垂直サイズ調整、垂直弓形歪補正、水平/垂直シフト)の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10・・・立体画像投射装置、100・・・サーバ、200・・・プロジェクタ、201・・・液晶パネル、201a・・・表示画面、202・・・制御部、203・・・ユーザ操作部、204・・・解像度変換部、204L,204LA,204LB,204LC・・・左目画像信号に対する解像度変換部、204V,204VA,204VB,204VC・・・垂直変換部、204H,204HA,204HB,204HC・・・水平変換部、205・・・画像合成部、206・・・パネルドライバ、211,211A,211B,211C・・・V制御部、211a・・・Vカウンタ、211b・・・Vボウレジスタ、211c・・・Vサイズレジスタ、211d・・・Vシフトレジスタ、212-1〜212-N・・・ラインメモリ、213・・・Vデジタルフィルタ、221,221A,221B,221C・・・H制御部、221a・・・Hカウンタ、221b・・・Hサイズレジスタ、221c・・・Hシフトレジスタ、222-1〜222-M・・・画素遅延回路、223・・・Hデジタルフィルタ、300・・・3D用の投射光学系、301・・・リレーレンズ、302・・・プリズムブロック、302L・・・左目画像用のプリズムブロック、302R・・・右目画像用のプリズムブロック、303L・・・左目画像用の投射レンズ、303R・・・右目画像用の投射レンズ、304L・・・左目画像用の偏光制御フィルタ、304R・・・右目画像用の偏光制御フィルタ、400・・・スクリーン

Claims (10)

  1. 左目画像を表示するための左目画像信号に対して、該左目画像の水平または垂直のサイズの調整と該左目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第1の変換処理部と、
    右目画像を表示するための右目画像信号に対して、該右目画像の水平または垂直のサイズの調整と該右目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第2の変換処理部と、
    上記第1の変換処理部で変換処理されて得られた左目画像信号と上記第2の変換処理部で変換処理されて得られた右目画像信号を合成して出力画像信号を得る合成部
    を備える画像信号処理装置。
  2. 上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部は、それぞれ、
    入力画像信号に対して、上記垂直弓形歪みの補正のための変換処理を行う垂直変換部と、
    上記垂直変換部で得られた画像信号に対して、上記水平サイズの調整のための変換処理を行う水平変換部を有する
    請求項1に記載の画像信号処理装置。
  3. 上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部は、それぞれ、
    入力画像信号に対して、上記垂直サイズの調整と上記垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う垂直変換部を有する
    請求項1に記載の画像信号処理装置。
  4. 上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部は連動して動作し、
    上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部の一方が画像の水平または垂直のサイズを大きくするための変換処理を行うとき、上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部の他方は画像の水平または垂直のサイズを小さくするための変換処理を行い、
    上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部の一方が画像の上方および下方の一方に凸の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行うとき、上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部の他方は画像の上方および下方の他方に凸の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う
    請求項1に記載の画像信号処理装置。
  5. 上記第1の変換処理部は、上記左目画像を水平方向および垂直方向にシフトするための変換処理をさらに行い、
    上記第2の変換処理部は、上記右目画像を水平方向および垂直方向にシフトするための変換処理をさらに行う
    請求項1に記載の画像信号処理装置。
  6. 上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部は、それぞれ、
    入力画像信号に対して、上記垂直方向にシフトするための変換処理を行う垂直変換部と、
    上記垂直変換部で得られた画像信号に対して、上記水平方向にシフトするための変換処理を行う水平変換部を有する
    請求項5に記載の画像信号処理装置。
  7. 上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部は連動して動作し、
    上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部の一方が画像を一の方向にシフトする変換処理を行うとき、上記第1の変換処理部および上記第2の変換処理部の他方は画像を上記一の方向とは逆の他の方向にシフトする変換処理を行う
    請求項5に記載の画像信号処理装置。
  8. 左目画像を表示するための左目画像信号に対して、該左目画像の水平または垂直のサイズの調整と該左目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第1の変換処理ステップと、
    右目画像を表示するための右目画像信号に対して、該右目画像の水平または垂直のサイズの調整と該右目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第2の変換処理ステップと、
    上記第1の変換処理ステップで変換処理されて得られた左目画像信号と上記第2の変換処理ステップで変換処理されて得られた右目画像信号を合成して出力画像信号を得る合成ステップ
    を備える画像信号処理方法。
  9. 表示パネルに左目画像と右目画像を垂直方向に並べて表示する画像表示部と、
    上記表示パネルに表示された左目画像および右目画像をスクリーンに重ねて投射する投射光学系を備える画像投射装置であって、
    上記画像表示部は、
    左目画像を表示するための左目画像信号に対して、該左目画像の水平または垂直のサイズの調整と該左目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第1の変換処理部と、
    右目画像を表示するための右目画像信号に対して、該右目画像の水平または垂直のサイズの調整と該右目画像の垂直弓形歪の補正のための変換処理を行う第2の変換処理部と、
    上記第1の変換処理部で変換処理されて得られた左目画像信号と上記第2の変換処理部で変換処理されて得られた右目画像信号を合成して表示用画像信号を得る合成部を有する
    画像投射装置。
  10. 上記投射光学系は、
    上記表示パネルに表示された上記左目画像からの光線および上記表示パネルに表示された上記右目画像からの光線が入射され、互いに分離された左目画像の実像および右目画像の実像を結像するリレーレンズと、
    上記リレーレンズにより結像された上記左目画像の実像と上記リレーレンズにより結像された上記右目画像の実像を別々に導く導光部と、
    上記導光部によって導かれた上記左目画像の実像を上記スクリーンに投射する第1の投射レンズと、
    上記導光部によって導かれた上記右目画像の実像を上記スクリーンに投射する第2の投射レンズを有する
    請求項9に記載の画像投射装置。
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