JP2010129780A - 本発明は、干渉計システム、ステージ装置、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

本発明は、干渉計システム、ステージ装置、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の正確な速度を取得可能とする干渉計システム、ステージ装置、露光装置及びデバイス製造方法を提供すること。
【解決手段】移動体に固定され、第1光屈折率を有する第1導波部と、前記移動体に固定され、前記第1光屈折率とは異なる第2光屈折率を有する第2導波部と、前記第1導波部を通過した第1電磁波と、当該第1電磁波と同一波長を有し前記第2導波部を通過した第2電磁波とを干渉させる干渉部と、前記干渉部で生じる干渉波を用いて前記第1電磁波と前記第2電磁波との位相差を検出する検出装置と、検出された前記位相差を用いて前記移動体の移動速度に関する情報を取得する速度取得装置とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、干渉計システム、ステージ装置、露光装置及びデバイス製造方法に関する。
リソグラフィ工程で用いられる露光装置は、露光光が照射される感光性の基板や当該観光性の基板に投影されるパターンを有するマスクを保持しながら移動するステージを備えている。ステージの位置情報は、干渉計システムによって計測される場合が多い。下記特許文献には、干渉計システムに関する技術の一例が開示されている。
特開2005−233966号公報 国際公開第2007/001017号パンフレット
従来の干渉計システムでは、ステージに設置された反射面に測定光(ビーム)を照射し、その反射面で反射した測定光と、所定の参照光とを干渉させ、この干渉結果に基づいてステージの位置に関する情報を取得している。
そのため、光が進行する空間の環境(例えば、温度、圧力等)が変動すると、その光の屈折率等が変化して位置情報の計測精度が劣化する可能性がある。ステージの位置情報の計測精度が劣化すると、例えばパターンの像と基板との位置関係を所望状態にすることが困難となり、その結果、露光不良が発生する可能性がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、移動体の正確な速度を取得可能とする干渉計システム、ステージ装置、露光装置及びデバイス製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、実施の形態に示す各図に対応付けした以下の構成を採用している。ただし、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
本発明に係る干渉計システム(100、200、300)は、移動体(A)に固定され、第1光屈折率を有する第1導波部(112、212、301)と、前記移動体に固定され、前記第1光屈折率とは異なる第2光屈折率を有する第2導波部(113、702)と、前記第1導波部を通過した第1電磁波(Bp)と、当該第1電磁波と同一波長を有し前記第2導波部を通過した第2電磁波(Bs)とを干渉させる干渉部(111)と、前記干渉部で生じる干渉波(Bi)を用いて前記第1電磁波と前記第2電磁波との位相差を検出する検出装置(120)と、検出された前記位相差を用いて前記移動体の移動速度に関する情報を取得する速度取得装置(130)とを備える。
本発明によれば、第1導波部(112)を通過した第1電磁波(Bp)と、第2導波部(113)を通過した第2電磁波(Bs)とが干渉し、その干渉波(Bi)から第1電磁波(Bp)と第2電磁波(Bs)との位相差が検出され、当該位相差に基づいて移動体(A)の移動速度が検出される。
本発明に係るステージ装置(1、2)は、移動体(A)として所定面(15G、17G)に沿って移動可能なステージ本体(1a、2a)と、前記ステージ本体の移動速度に関する情報を取得する上記の干渉計システム(100、200、300)とを備える。
本発明によれば、上記干渉計システムによって少なくともステージの移動速度に関する情報が取得される。
本発明に係る露光装置(EX)は、基板(P)を用いて露光処理を行う露光装置であって、所定面(15G、17G)に沿って移動可能に設けられ、前記基板を保持するステージ装置(1、2)を備え、前記ステージ装置として、上記のステージ装置が用いられる。
本発明によれば、基板を保持するステージ装置の移動速度に関する情報が取得される。
本発明に係るデバイス製造方法は、上記の露光装置(EX)を用いて基板(P)を露光することと、前記露光された基板を現像することとを含む。
本発明によれば、露光装置を用いて基板が露光されるため、マスクステージ装置及び基板ステージ装置の少なくとも一方のステージの移動速度に関する情報が取得される。
本発明によれば、移動体に固定される第1導波部を少なくとも通過した第1電磁波と、同じく移動体に固定されると共に第1導波部と異なる屈折率を有する第2導波部を少なくとも通過した第2電磁波との位相差に基づいて移動体(ステージ)の速度に関する情報を取得することができる。このため、移動体の正確な速度を取得することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る干渉計システム、ステージ装置、露光装置、及びデバイス製造方法の一実施形態について説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。また、以下の説明においては、XY直交座標系あるいはXYZ直交座標系を設定し、XY直交座標系あるいはXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する場合がある。そして、水平面内の所定方向をX方向、水平面内においてX方向と直交する方向をY方向、X方向及びY方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ方向とする。
図1は、本実施形態の干渉計システム100の全体構成を示した模式図である。
この図に示すように、本実施形態の干渉計システム100は、移動体A上に固定される導光部110と、移動体Aの外部に固定される光源部121、検出部122及び制御装置130とを備えている。本実施形態の干渉計システム100は、移動体AのX方向の速度を計測するものとして用いられている。本実施形態では、移動体AはX方向にのみ移動するものとする。また、少なくとも導光部110と光源部121と検出部122とが同一のXY平面に沿って配置されているものとする。
導光部110は、分岐結合プリズム111と、第1導光プリズム112と、第2導光プリズム113とを備えている。これら分岐結合プリズム111、第1導光プリズム112及び第2導光プリズム113は、光源部121から射出されるビームBを透過可能な材料、例えばガラスや水晶等によって形成されている。
分岐結合プリズム111は、平面視で台形状に形成されたプリズムである。分岐結合プリズム111は、偏光ビームスプリッタ(PBS)面111aと、光反射面111bとを有している。PBS面111aは、分岐結合プリズム111の内部に配置され、X軸方向に対して反時計回りに45°傾けられている。PBS面111aは、−X方向(干渉計120の方向)から入射されるビーム(電磁波)を+X方向と+Y方向とに分岐して射出すると共に、+X方向から入射される光と+Y方向から入射される光とを結合して−X方向へ射出する。PBS面111aでは、−X方向から入射されたビームBのうちP偏光成分Bpを+X方向に透過させると共に、入射されたビームのうちS偏光成分Bsを+Y方向に反射させる。光反射面111bは、分岐されたS偏光成分Bsを+X方向へ反射する。
第1導光プリズム112は、分岐結合プリズム111の+X側に配置されたプリズムである。第1導光プリズム112は、X方向(移動体Aの移動方向)に長手となるように形成されており、第1屈折率n1を有する導光体である。第1導光プリズム112の−X側の端部は、Y軸方向に沿って平坦に形成されており、分岐結合プリズム111の+X側の面にほぼ隙間無く当接した状態で接合されている。第1導光プリズム112の+X側の端部には、X軸に対して時計回りに45°傾けられた光反射面112aと、X軸に対して反時計回りに45°傾けられた光反射面112bとが形成されている。
第2導光プリズム113は、分岐結合プリズム111の+X側であって第1導光プリズム112の+Y側に配置され、例えば第1導光プリズム112と同一形状、同一寸法に形成されたプリズムである。第2導光プリズム113は、第2屈折率n2を有する導光体である。第1導光プリズム112と同様、第2導光プリズム113の−X側の端部は、Y軸方向に沿って平坦に形成されており、分岐結合プリズム111の+X側の面にほぼ隙間無く当接した状態で接合されている。第2導光プリズム112の+X側の端部には、X軸に対して時計回りに45°傾けられた光反射面113aと、X軸に対して反時計回りに45°傾けられた光反射面113bとが形成されている。
本実施形態では、分岐結合プリズム111、第1導光プリズム112及び第2導光プリズム113が接合されて一体化された構成になっている。3つのプリズムが一体化されていることにより、各プリズム間でビームを直接入射させることができるようになっている。勿論、これら3つのプリズムは必ずしも一体化させる必要は無く、分離された構成であっても構わない。
光源部121は、例えばレーザ光源(不図示)を有している。レーザ光源は、所定の周波数のビームB(レーザビーム)を+X方向(導光部110の方向)に射出する。検出部122は、例えば、位相差検出装置(不図示)を有している。位相差検出装置は、検出部122に+X方向から入射される干渉光に基づいて、当該干渉光に含まれる光の位相差を検出する。光源部122から射出するビームBとしては、可視光に限定されるものではなく、可視光を含む全ての電磁波を用いることができる。光源部121から射出するビームBとして可視光の範囲から逸脱する電磁波を用いる場合には、本実施形態の説明において、光を電磁波と読み替えるものとする。
制御装置130は、光源部121、検出部122を制御すると共に検出部122にて検出された位相差に基づいて移動体Aの移動速度に関する情報を取得する。移動速度に関する情報とは、移動体Aの移動速度そのものを示す情報や移動体Aの移動速度を有する情報を含むものである。例えば、制御装置130は、検出部122にて検出される位相差と、移動体Aの移動速度に関する情報とを関連付けたデータベースを予め記憶し、当該データベースを用いて移動体Aの移動速度に関する情報を取得することができる。また、制御装置130は、検出部122にて検出される位相差をパラメータとして移動体Aの移動速度に関する情報を算出するための演算式を予め記憶しておき、当該演算式を用いて移動体Aの移動速度に関する情報を取得するように設定することもできる。
次に、このように構成された干渉計システム100の動作を説明する。
制御装置130は、光源部121を制御してビームBを射出させる。射出されたビームBは、光源部121から+X方向に進行し、X軸方向に移動する移動体Aに固定された導光部110の分岐結合プリズム111に入射する。
分岐結合プリズム111に入射したビームBは、分岐結合プリズム111のPBS面111aにおいてP偏光成分BpとS偏光成分Bsとに分岐される。分岐されたP偏光成分Bpは+X方向へ射出され、分岐されたS偏光成分Bsは+Y方向へ射出される。
PBS面111aから射出されたP偏光成分Bpは、そのまま+X方向に進行し、第1導光プリズム112に入射する。P偏光成分Bpは、そのまま第1導光プリズム112内を+X方向に進行し、光反射面112aによって−Y方向に反射され、光反射面112bによって−X方向に反射される。2つの光反射面112a及び112bによって反射されたP偏光成分Bpは、第1導光プリズム112内を−X方向に進行し、分岐結合プリズム111に入射する。入射したP偏光成分Bpは、そのまま−X方向に進行し、PBS面111aの所定位置111cに入射する。
一方、PBS面111aから射出されたS偏光成分Bsは、光反射面111bによって+X方向へ反射され、第2導光プリズム113に入射する。S偏光成分Bsは、第2導光プリズム113内を+X方向に進行し、光反射面113aによって−Y方向に反射され、光反射面113bによって−X方向に反射される。2つの光反射面113a及び113bによって反射されたS偏光成分Bsは、第2導光プリズム113内を−X方向に進行し、分岐結合プリズム111に入射する。入射したS偏光成分Bsは、光反射面111bによって−Y方向へ反射され、PBS面111aの所定位置111cに入射する。
このように、第1導光プリズム112及び第2導光プリズム113においては、それぞれP偏光成分Bp及びS偏光成分Bsが同一方向に往復するように進行する。なお、光源部121からビームBを射出する際、制御装置130は、第1導光プリズム112を往復したP偏光成分Bpと、第2導光プリズム113を往復したS偏光成分BsとがPBS面111aの同一の所定位置111cに入射するように、干渉計120からビームBを射出する際に当該ビームBの入射位置を調整する。
所定位置111cに入射するP偏光成分BpとS偏光成分Bsとの間には、位相差が形成されている。以下、P偏光成分BpとS偏光成分Bsとの間で位相差が形成される原理を説明する。本実施形態では、光の随伴効果と呼ばれる現象によってP偏光成分BpとS偏光成分Bsとの間に位相差が形成される。
光の随伴効果は、運動物体中の光線がその運動体の速度(観測座標系からの速度)と屈折率とを関数にして運動体に引きずられるように観察される現象である。図2は、停止しているプリズム140Aに光Lを透過させた場合と、光Lの進行方向に運動しているプリズム140Bに光Lを透過させた場合とを比較したときの図である。同図に示すように、観測座標系から見た場合、光Lは、停止しているプリズム140Aを透過する場合よりも、当該光Lの進行方向に運動しているプリズム140Bを透過する場合の方が、速度が大きくなって観察される。
以下、図3〜図10を参照して、光の随伴効果によってP偏光成分BpとS偏光成分Bsとの間に位相差が形成される理論を説明する。ここでは、図1で示すXY座標系について、観察者に固定の固定座標系(上記の観測座標系に相当)S及び当該固定座標系Sに対して等速度vでX軸方向に相対移動している移動座標系S’を想定する。
このとき、固定座標系Sの任意の座標を(x,y,z)とし、時間をtとすると、移動座標系S’についての(x’,y’,z’)及びt’は、ローレンツ変換にしたがって[数1]のように表される。
Figure 2010129780
これをもとにすると、固定座標系Sで長さlの物体が速度vで移動していると長さはlとして観測され、当該lは下記[数2]によって表される。
Figure 2010129780
ここで、移動座標系S’に屈折率nのプリズムが固定されているものとし、真空での光速をcとすると、移動座標系S’における光の位相速度は全ての方向に対して下記[数3]によって表される。
Figure 2010129780
この場合において、時刻t=t’=0の時に、x=0、y=0で発光した図3に示すxy平面内の素元波は、時刻t+Δtにおいては楕円として表される。この場合、楕円の中心点は(aΔt,0)であり、楕円の半長軸の長さはbw’Δtであり、楕円の半短軸はb1/2w’Δtである。ただし、a、bについては、下記[数4]によって表される。
Figure 2010129780
以上を踏まえ、図4に示すように、移動座標系S’に上記の第1導光プリズム112及び第2導光プリズム113が固定されているものとする。図4において、第1導光プリズム112と第2導光プリズム113との間の図中上下方向の位置関係は、図1に示す同方向の位置関係とは逆になって示されている。ここで、固定座標系Sで測定した第1導光プリズム112及び第2導光プリズム113のX方向の寸法をLとし、移動座標系S’で測定した当該寸法をL’とすると、LとL’との間には、下記[数5]の関係が成立する。
Figure 2010129780
ここで、図5に示すように、固定座標系Sにおける時刻t及び移動座標系S’における時刻t’が共に0である場合、両座標系の原点が一致するものとする。このとき、図5に示すように、x=0の点P、Qにおいて発光があるものとする。このとき、第1導光プリズム112内の素元波速度w1’及び第2導光プリズム113内の素元波速度w2’は、下記[数6]で表される。また、[数6]において素元波面が形成する楕円形状の中心点と長軸、短軸を求めるための係数は下記[数7]で表される。
Figure 2010129780
Figure 2010129780
また、図6に示すように、時刻t=t1において、第1導光プリズム112内の光波面が第1導光プリズム112の右端面に達したとすると、光波面等の寸法関係は、下記[数8]で表される。
Figure 2010129780
また、図7に示すように、時刻t=t2において、第2導光プリズム113内の光波面が第2導光プリズム113の右端面に達したとすると、光波面等の寸法関係は、下記[数9]で表される。
Figure 2010129780
また、図8に示すように、時刻t=t3において、第1導光プリズム112内の光波面が第1導光プリズム112の左端面に達したとすると、光波面等の寸法関係は、下記[数10]で表される。
Figure 2010129780
また、図9に示すように、時刻t=t4において、第2導光プリズム113内の光波面が第2導光プリズム113の左端面に達したとすると、光波面等の寸法関係は、下記[数11]で表される。
Figure 2010129780
一方、t=t4のとき、第1導光プリズム112内を進行していた光波面は既に第1導光プリズム112の外に出ている。このときの光波面の位置は、下記[数12]で表される。また、光波面の光路長差は、下記[数13]で表される。
Figure 2010129780
Figure 2010129780
一方、図10に示すように、固定座標系Sにおける光路長差は、下記[数14]で表される。
Figure 2010129780
したがって、第1導光プリズム112及び第2導光プリズム113が+X方向に速度vで移動している場合の光路長差と速度0である場合の光路長差の差は、下記[数15]及び[数16]で表される。なお、[数16]は、[数15]についてvを用いた式で表したものである。
Figure 2010129780
Figure 2010129780
上記[数15]及び[数16]で表された光路長差δが固定座標系Sにおいて測定される光路長差であり、この値が位相差δとなる。このようにして、P偏光成分BpとS偏光成分Bsとの間には、位相差δが生じることとなる。
図1に戻って、分岐結合プリズム111のPBS面111aの所定位置111cに入射したP偏光成分Bpは、PBS面111aによって−X方向に反射される。PBS面111aの所定位置111cに入射したS偏光成分Bsは、−X方向に透過される。反射されたP偏光成分Bp及び透過されたS偏光成分Bsは、重ね合わされて結合される。
P偏光成分Bp及びS偏光成分Bsは、単一のビームBの成分であるため同一周波数を有している。加えて、P偏光成分Bp及びS偏光成分Bsとの間には上述したように位相差δが形成されている。したがって、P偏光成分BpとS偏光成分Bsとが所定位置111cにおいて干渉し、−X方向に進行する干渉光Biが生成される。このように所定位置111cは本実施形態においてP偏光成分BpとS偏光成分Bsとが干渉する干渉部となる。干渉光Biは、分岐結合プリズム111から−X方向に射出される。この干渉光Biは、P偏光成分BpとS偏光成分Bsとが結合されることによって生じる光であり、P偏光成分Bpの光路長とS偏光成分Bsの光路長との差、すなわちP偏光成分BpとS偏光成分Bsとの位相差に関する情報を含む光である。
分岐結合プリズム111から−X方向に射出された干渉光Biは、検出部122に入射する。検出部122は、不図示の位相差検出装置によって、干渉光BiからP偏光成分BpとS偏光成分Bsとの位相差を検出する。検出部122における位相差の検出方法は、上記[図16]によって表された式に基づいてvの値を求めるものであり、従来の干渉計における位相差の検出方法と同じ方法を用いることができるため、詳しい説明は省略する。
検出部122は、P偏光成分BpとS偏光成分Bsとの間の位相差を含む情報を制御装置130へ出力する。制御装置130は、当該位相差を含む情報に基づいて移動体Aの移動速度に関する情報を取得する。本実施形態においては、移動体Aの移動速度に関する情報として、移動体Aの移動速度そのものを取得する。
また、上記[数16]に示すように、移動速度vを取得するために必要なパラメータは、位相差のみである。このため、移動速度vは、位相差が決定すれば一義的に決定する。したがって、制御装置130に移動速度vと位相差とを関連付けしたデータベースを記憶させておき、制御装置130は、当該データベースに基づいて移動速度vを取得しても良い。
本実施形態によれば、分岐結合プリズム111、第1導光プリズム112及び第2導光プリズム113が導光部110として一体的に形成されており、P偏光成分BpとS偏光成分Bsとを導光部110内で干渉させた後に干渉光Biを空気中に射出することになる。そのため、空気中において干渉光Biの光路上で空気揺らぎが生じた場合であっても、干渉光Biを構成するP偏光成分BpとS偏光成分Bsとの間の位相差には影響を及ぼさずに済む。これにより、空気揺らぎの影響を受けることなく移動体Aの速度をより正確に取得することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一または同等の構成部分については、同一の符号を付し、その説明を省略あるいは簡略化する。
図11は、本実施形態の干渉計システム200の全体構成を示した模式図である。
この図に示すように、本実施形態の干渉計システム200は、第1導光プリズム212のX方向の寸法が上記第1実施形態の場合に比べて短く形成された構成となっている。具体的には、第1導光プリズム212は、−X側の端面から光反射面212a及び光反射面212bが形成された構成になっている。
このように、第1導光プリズム212と第2導光プリズム113との間でX方向の寸法が異なる場合であっても、P偏光成分BpとS偏光成分Bsとの間に位相差δを生じさせることが可能である。
[第3実施形態]
次に、本発明の干渉計システムの第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同様または同等の構成部分については、同一の符号を付し、その説明を省略あるいは簡略化する。
本発明の干渉計システム300においては、P偏光成分Bp及びS偏光成分Bsの光路長が長い程、移動体Aの移動速度を精度高く取得することができる。そこで、本実施形態では、図12に示すように、第1実施形態における第1導光プリズム112と同様の屈折率n1を有する光ファイバ部材301及び第1実施形態における第2導光プリズム113と同様の屈折率n2を有する光ファイバ部材302を用いた構成となっている。
光ファイバ部材302は、一端302aが分岐結合プリズム111のP偏光成分Bpの光射出部に接続されていると共に、他端302bが分岐結合プリズム111のP偏光成分Bpの光入射部に接続されている。光ファイバ部材301は、一端301aが分岐結合プリズム111のS偏光成分Bsの光射出部に接続されていると共に、他端301bが分岐結合プリズム111のS偏光成分Bsの光入射部に接続されている。光ファイバ部材301及び302は、それぞれ巻回されながら積層されて移動体Aに固定された構成になっている。
このような構成を有する本実施形態の干渉計システムによれば、光ファイバ部材301及び302を巻回させて積層させることによって、P偏光成分Bpの光路長及びS偏光成分Bsの光路長をそれぞれ長く確保することができる。このため、移動体Aの移動速度をより高い精度で取得することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態として、露光装置について説明する。図13は、本実施形態に係る露光装置EXの一例を示す概略構成図である。図13において、露光装置EXは、パターンを有するマスクMを保持しながら移動可能なマスクステージ装置1と、基板Pを保持しながら移動可能な基板ステージ装置2と、マスクステージ装置1を移動可能な第1駆動システム18と、基板ステージ装置2を移動可能な第2駆動システム21と、マスクステージ装置1及び基板ステージ装置2の位置情報を計測するレーザ干渉計を含む計測システム3と、マスクMを露光光ELで照明する照明系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する投影光学系PLと、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置4とを備えている。
本実施形態においては、露光装置EXが、液体LQを介して露光光ELで基板Pを露光する液浸露光装置である場合を例にして説明する。本実施形態においては、投影光学系PLの複数の光学素子のうち、投影光学系PLの像面に最も近い終端光学素子5の像面側の露光光ELの光路空間を液体LQで満たすように液浸空間LSが形成される。
露光装置EXは、液浸空間LSを形成するための液浸部材6を備えている。液浸部材6は、終端光学素子5の近傍に配置されている。液浸部材6としては、例えば国際公開第2006/106907号パンフレット等に開示されているものを用いることができる。液浸空間LSは、終端光学素子5及び液浸部材6と、終端光学素子5及び液浸部材6と対向する位置に配置された物体との間に形成される。
本実施形態においては、露光装置EXは、投影光学系PLの投影領域PRを含む基板P上の一部の領域が液体LQで覆われるように液浸空間LSを形成する局所液浸方式を採用する。
本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しつつ、マスクMのパターンの像を基板Pに投影する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)である。基板Pの露光時において、マスクM及び基板Pは、Z方向とほぼ平行な投影光学系PLの光軸AX1(露光光ELの光路)と交差するXY平面内の所定の走査方向に移動される。本実施形態においては、基板Pの走査方向(同期移動方向)をY方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もY方向とする。露光装置EXは、基板Pを投影光学系PLの投影領域PRに対してY方向に移動するとともに、その基板PのY方向への移動と同期して、照明系ILの照明領域IRに対してマスクMをY方向に移動しつつ、投影光学系PLと基板P上の液浸空間LSの液体LQとを介して基板Pに露光光ELを照射する。これにより、マスクMのパターンの像が基板Pに投影され、基板Pは露光光ELで露光される。
露光装置EXは、床面FL上に設けられた第1コラム7、及び第1コラム7上に設けられた第2コラム8を含むボディ9を備えている。第1コラム7は、床面FL上に設けられた複数の第1支柱10と、それら第1支柱10に第1防振装置11を介して支持された第1定盤12とを備えている。第2コラム8は、第1定盤12上に設けられた複数の第2支柱13と、それら第2支柱13に第2防振装置14を介して支持された第2定盤15とを備えている。また、露光装置EXは、床面FL上に第3防振装置16を介して支持されている第3定盤17を備えている。第1防振装置11、第2防振装置14、及び第3防振装置16のそれぞれは、所定のアクチュエータ及びダンパ機構を備えたアクティブ防振装置を含む。
照明系ILは、マスクM上の所定の照明領域IRを均一な照度分布の露光光ELで照明する。照明系ILから射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びF2レーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)等が用いられる。本実施形態においては、露光光ELとして、紫外光(真空紫外光)であるArFエキシマレーザ光が用いられる。
マスクステージ装置1は、リニアモータ等のアクチュエータを含む第1駆動システム18により、マスクMを保持しながら移動可能なマスクステージ1aを有する。マスクステージ1aは、第2定盤15上を移動する。第2定盤15は、マスクステージ1aを移動可能に支持するガイド面15Gを有する。ガイド面15Gは、XY平面とほぼ平行である。マスクステージ1aは、照明系ILからの露光光ELが照射される位置を含むXY平面内を移動可能である。本実施形態においては、照明系ILからの露光光ELが照射される位置は、投影光学系PLの光軸AX1と交わる位置を含む。また、マスクステージ1aに保持されているマスクMも、照明系ILからの露光光ELが照射される位置を含むXY平面内を移動可能である。本実施形態においては、マスクステージ1aは、X方向、Y方向、及びθZ方向に移動可能である。
投影光学系PLは、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で基板Pに投影する。投影光学系PLの複数の光学素子は、鏡筒19に保持されている。鏡筒19はフランジ20を有しており、投影光学系PLはフランジ20を介して第1定盤12に支持されている。第1定盤12とフランジ20(鏡筒19)との間に防振装置を設けることができる。
本実施形態の投影光学系PLは、その投影倍率が例えば1/4、1/5、又は1/8等の縮小系である。なお、投影光学系PLは等倍系及び拡大系のいずれでもよい。本実施形態においては、投影光学系PLの光軸AX1はZ方向と平行である。また、投影光学系PLは、反射光学素子を含まない屈折系、屈折光学素子を含まない反射系、反射光学素子と屈折光学素子とを含む反射屈折系のいずれであってもよい。また、投影光学系PLは、倒立像と正立像とのいずれを形成してもよい。
基板ステージ装置2は、リニアモータ等のアクチュエータを含む第2駆動システム21により、基板Pを保持しながら移動可能な基板ステージ2aを有する。基板ステージ2aは、第3定盤17上を移動する。第3定盤17は、基板ステージ2aを移動可能に支持するガイド面17Gを有する。ガイド面17Gは、XY平面とほぼ平行である。基板ステージ2aは、終端光学素子5(投影光学系PL)からの露光光ELが照射される位置を含むXY平面内を移動可能である。本実施形態においては、終端光学素子5からの露光光ELが照射される位置は、終端光学素子5の射出面5Kと対向する位置を含み、終端光学素子5の光軸(投影光学系PLの光軸AX1)と交わる位置を含む。また、基板ステージ2aに保持されている基板Pも、終端光学素子5(投影光学系PL)からの露光光ELが照射される位置を含むXY平面内を移動可能である。本実施形態においては、基板ステージ2aは、X方向、Y方向、Z方向、θX方向、θY方向、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。
基板ステージ2aは、基板Pを保持する基板ホルダ2Hと、基板ホルダ2Hの周囲に配置された上面2Tとを有する。基板ステージ2aの上面2Tは、XY平面とほぼ平行な平坦面である。基板ホルダ2Hは、基板ステージ2a上に設けられた凹部2Cに配置されている。基板ホルダ2Hは、基板Pの表面とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持する。基板ホルダ2Hに保持された基板Pの表面と基板ステージ2aの上面2Tとは、ほぼ同一平面内に配置され、ほぼ面一である。
本実施形態の露光装置EXは、基板P上のショット領域の位置情報を求めるための第1検出装置23を備えている。第1検出装置23は、基板P上のアライメントマークと、基板ステージ2aに設けられている第1基準マークとを検出可能である。本実施形態においては、第1検出装置23は、投影光学系PL(終端光学素子5)の−Y側に隣接して配置されている。本実施形態においては、第1検出装置23は、第1定盤12に支持されている。
また、本実施形態の露光装置EXは、投影光学系PLの像面側に投影されるマスクMのパターンの像の位置情報を求めるための第2検出装置24を備えている。第2検出装置24は、マスクM上の一対のアライメントマークと、それらアライメントマークに対応するように基板ステージ装置2に設けられている第2基準マークの投影光学系PLを介した共役像とを同時に観察可能である。
計測システム3は、マスクステージ1aの位置情報及び移動速度を計測するマスクステージ用干渉計システム3Mと、基板ステージ2aの位置情報及び移動速度を計測する基板ステージ用干渉計システム3Pとを含む。
本実施形態の露光装置EXにおいては、図14に示すように、マスクステージ用干渉計システム3Mとして、例えば上記第1実施形態の干渉計システム100を3つ(100A〜100C)備えている。より詳細には、マスクステージ1a(移動体A)のX方向への移動を検出する干渉計システム100A,100BがY方向に配列されて備えられており、マスクステージ1aのY方向への移動を計測する干渉計システム100Cが備えられている。干渉計システム100Aは、マスクステージ1aのY方向の一端部の移動を検出する。干渉計システム100Bは、マスクステージ1aのY方向の他端部の移動を計測する。これらの干渉計システム100A,100Bの計測結果に基づいてマスクステージ1aのθZ方向の移動を計測することができる。なお、各干渉計システム100A〜100Cの制御装置130は、例えば図13に示す制御装置4に全て集約させることができる。
なお、マスクステージ1aの上記Y方向の一端部に干渉計システムを複数配置し、これら複数の干渉計システムによって移動速度に関する情報をそれぞれ取得する構成であっても構わない。この場合、複数の干渉計システムによって得られる値の平均値を求め、当該平均値をステージ本体の移動速度とする速度管理装置を設けるようにすることが好ましい。なお、この速度管理装置は、上記同様、例えば図13に示す制御装置4に集約された構成とすることができる。
また、本実施形態の露光装置EXにおいては、基板ステージ用干渉計システム3Pとして、上記マスクステージ用干渉計システム3Mと同様に、上記第1実施形態の干渉計システム100を3つ備えている。すなわち、基板ステージ2a(移動体A)のX方向への移動を検出する干渉計システムがY方向に2つ配列されて備えられており、基板ステージ2aのY方向への移動を検出する干渉計システムが備えられている。
制御装置4は、上記第3実施形態の制御装置130の機能を含むと共に、露光装置EX全体の制御を行う。より詳細には、制御装置4は、上記マスクステージ用干渉計システム3Mを用いてマスクステージ1aの位置情報及び移動速度を取得し、この取得した情報及び第2検出装置24が取得する情報に基づいてマスクステージ1aのアライメントを行う。また、制御装置4は、上記基板ステージ用干渉計システム3Pを用いて基板ステージ2aの位置情報及び移動速度を取得し、この取得した情報及び第1検出装置23が取得する情報に基づいて基板ステージ2aのアライメントを行う。そして、制御装置4は、上記アライメントを行いながら、基板Pの露光を行う。
本発明のステージ装置は、マスクステージ1a、第2定盤15、第1駆動システム18、マスクステージ用干渉計システム3M及び制御装置4を備えるマスクステージ装置1である。また、本発明のステージ装置は、基板ステージ2a、第3定盤17、第2駆動システム21、基板ステージ用干渉計システム3P及び制御装置4を備える基板ステージ装置2である。
以下に、上述の露光装置EXを用いて基板Pを露光する方法の一例について、図15のフローチャート図を参照しながら説明する。露光シーケンスが開始され、マスクMがマスクステージ1aに搬入され、基板Pが基板ステージ2aに搬入されると、制御装置4は、所定の計測処理を開始する。本実施形態においては、計測処理は、第1、第2検出装置23、24を用いた検出動作を含む。
制御装置4は、第2駆動システム21を用いて、基板Pを保持した基板ステージ2aをXY方向に移動し、第1検出装置23の検出領域に、基板ステージ2a上の第1基準マークを配置するために、第1検出装置23の下面と対向する位置に第1基準マークを配置する。そして、制御装置4は、計測システム3(基板ステージ用干渉計システム3P)を用いて、基板ステージ2aのX方向及びY方向の位置情報及び移動速度を計測しつつ、第1検出装置23を用いて、基板ステージ2a上に設けられた基準マークを検出する(ステップSP1)。これにより、制御装置4は、計測システム3によって規定される座標系内における基板ステージ2a上の基準マークのX方向及びY方向に関する位置情報を、空気揺らぎの影響を受けることなく正確に求めることができる。
また、制御装置4は、第2駆動システム21を用いて、基板Pを保持した基板ステージ2aをXY方向に移動し、第1検出装置23の検出領域に、基板Pのアライメントマークを配置するために、第1検出装置23の下面と対向する位置にアライメントマークを配置する。そして、制御装置4は、計測システム3(基板ステージ用干渉計システム3P)を用いて、基板Pを保持した基板ステージ2aのX方向及びY方向の位置情報及び移動速度を計測しつつ、第1検出装置23を用いて、基板P上に設けられた所定数のアライメントマークを検出する(ステップSP2)。これにより、制御装置4は、計測システム3によって規定される座標系内における各アライメントマークのX方向及びY方向に関する位置情報を、空気揺らぎの影響を受けることなく正確に求めることができる。
制御装置4は、基板P上の各アライメントマークの位置情報に基づいて、第1検出装置23の検出基準に対する、基板P上の複数のショット領域のそれぞれの位置情報を演算処理によって求める(ステップSP3)。基板P上の複数のショット領域のそれぞれの位置情報を演算処理によって求める際には、例えば特開昭61−44429号公報に開示されているような、いわゆるEGA(エンハンスド・グローバル・アライメント)方式を用いて求めることができる。これにより、制御装置4は、計測システム3で規定されるXY座標系内において、第1検出装置23の検出基準に対する、基板P上の各ショット領域の位置(位置関係)を求めることができる。すなわち、制御装置4は、計測システム3で規定されるXY座標系内における基板P上の複数のショット領域それぞれの位置座標(配列座標)を決定することができる。
また、制御装置4は、計測システム3(マスクステージ用干渉計システム3M)を用いて、マスクステージ1aに保持されたマスクMの位置情報を検出するとともに、計測システム3(基板ステージ用干渉計システム3P)を用いて、基板Pを保持した基板ステージ2aの位置情報を計測しつつ、第2検出装置24を用いて、マスクMに設けられているアライメントマーク及び基板ステージ2a上に設けられた第2基準マークの投影光学系PLを介した共役像を検出する(ステップSP4)。これにより、制御装置4は、計測システム3によって規定される座標系内における投影光学系PLの空間像(投影像)のX方向及びY方向の位置を求めることができる。
マスクMのパターンとマスクMに形成されているアライメントマークとは、所定の位置関係で形成されている。また、基板ステージ2a上の第1基準マークと第2基準マークとの位置関係は既知である。したがって、制御装置4は、計測システム3によって規定される座標系内での第1検出装置23の検出基準とマスクMのパターンの像の投影位置との関係(ベースライン情報)を導出することができる(ステップSP5)。
制御装置4は、計測システム3によって規定される座標系内での第1検出装置23の検出基準と基板P上の各ショット領域との位置関係(検出基準に対するショット領域の配列情報)、及び計測システム3によって規定される座標系内での第1検出装置23の検出基準とマスクMのパターンの像の投影位置との関係(ベースライン情報)に基づいて、計測システム3によって規定される座標系内でのマスクMのパターンの像の投影位置と、基板P上の各ショット領域との関係を導出する(ステップSP6)。
制御装置4は、基板P上のショット領域の露光を開始するために、計測システム3を用いて、基板Pを保持した基板ステージ2aの位置情報(基板P上のショット領域の位置情報)を計測しつつ、第2駆動システム21を用いて、基板ステージ2aに保持されている基板Pを最初の露光開始位置へ移動する。
また、制御装置4は、基板Pの露光を開始するために、計測システム3を用いて、マスクステージ1aに保持されたマスクMの位置情報(マスクMのパターンの位置情報)を計測しつつ、第1駆動システム18を用いて、マスクステージ1aに保持されているマスクMを露光開始位置へ移動する。
そして、制御装置4は、計測システム3を用いて、マスクステージ1a及び基板ステージ2aの位置情報及び移動速度を計測しつつ、マスクM及び基板Pを移動しながら、ショット領域に対する露光を実行する(ステップSP7)。すなわち、制御装置4は、マスクステージ用干渉計システム3Mの計測結果に基づいて第1駆動システム18を駆動し、マスクステージ1aに保持されているマスクMの位置制御を行うとともに、基板ステージ用干渉計システム3Pの計測結果に基づいて第2駆動システム21を駆動し、基板ステージ2aに保持されている基板Pの位置制御を行いながら、基板Pを露光する。
制御装置4は、基板Pのショット領域を投影光学系PLの投影領域PRに対してY方向に移動するとともに、その基板PのY方向への移動と同期して、照明系ILの照明領域IRに対してマスクMをY方向に移動しつつ、露光光ELを照射することによって、投影領域PRに形成されるパターンの像で基板P上のショット領域を露光する。制御装置4は、複数のショット領域を順次露光する。
以上説明したように、本実施形態の露光装置EXによれば、上記実施形態の干渉計システムによって、マスクステージ1aの移動速度及び基板ステージ2aの移動速度が計測され、当該計測結果に基づいてマスクステージ1a及び基板ステージ2aの位置制御を行うことができる。
さらに、本実施形態の露光装置EXによれば、上記第1実施形態の干渉計システム100を備えるため、マスクステージ1aの正確な位置情報及び基板ステージ2aの正確な位置情報を取得することができる。したがって、本実施形態の露光装置EXによれば、空気揺らぎの存在に関わらずマスクステージ1a及び基板ステージ2aを所望の位置に精度よく移動させることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、図16に示すように、光源部121から射出射されたビームBの光軸と検出器122に入射する干渉光Biの光軸とがほぼ直交するような構成としてもよい。この場合、PBS面111aの所定位置111c部分においては、−X方向に入射するP偏光成分Bpを−Y方向へ反射させ、−Y方向に入射するS偏光成分Bsを透過させる構成となる。このような構成としては、光源部121から射出されたビームBがPBS面111aに入射する位置の偏光膜の構成を、所定位置111c部分とは逆の関係となるようにしてもよいし、各成分の光を1/4波長板等を通過させることで、PBS面111aに−X側から入射する際の偏光方向とPBS面111aに+X側から入射する際の偏光方向が90度回転するように構成してもよい。
また、図17に示すように、導光部110のうち分岐結合プリズム111のみを移動体Aの外部に配置する構成であっても構わない。図17では、分岐結合プリズム111を第1導光プリズム112の−X方向に配置した構成となっている。このような構成を採用することによって、検出器122に入射する干渉光Biの光軸が移動することを防止することができる。
また、第1導波プリズムと第2導波プリズムの一方を固体とし、他方を気体としてもよい。気体の種類は、固体(ガラスや水晶等のビーム透過部材)側の屈折率と異なる屈折率を有するものであれば特に限定されるものではなく、適宜選択が可能である。なお、ビームが進行する気体空間の環境が空気ゆらぎ等で変動すると、前述のように位置情報の計測精度が劣化する可能性があるので、気体中を進行するビーム光路を短くする(例えば、図11のような構成)などしてその影響を受けないように構成するとよい。
また、図18に示すように、上記第1実施形態の干渉計システム100に加え、移動体Aの位置に関する情報を取得するための第2干渉計601及び反射鏡602を備えた構成としても構わない。第2干渉計601は、移動体Aに固定されると共に+X方向に配置される反射鏡602に向けてビームB2(測定光)を照射し、反射鏡602で反射したビームB2と、所定の参照光とを干渉させ、この干渉結果に基づいて移動体Aの位置情報(位置に関する情報)を取得する。この場合、第2干渉計601において取得される位置情報に基づいて、干渉計120において取得される移動体Aの速度に関する情報を、制御装置(補正装置)130が補正する構成であっても構わない。これらの第2干渉計601と反射鏡602は、従来の干渉計システムであり、例えばマイケルソン・モーレー型の干渉計システムを用いることができるため、ここでの詳細な説明は省略する。
なお、例えば特開平11−135400号公報(対応国際公開第1999/23692号パンフレット)、米国特許第6,897,963号等に開示されているように、基板を保持する基板ステージと基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも、本発明を適用することができる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置にも適用することができる。
また、本発明は、米国特許第6,341,007号、米国特許第6,400,441号、米国特許第6,549,269号、米国特許第6,590,634号、米国特許第6,208,407号、米国特許第6,262,796号などに開示されているような複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。
なお、上述の各実施形態の基板Pとしては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスク又はレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。
さらに、ステップ・アンド・リピート方式の露光において、第1パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第1パターンの縮小像を基板P上に転写した後、第2パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第2パターンの縮小像を第1パターンと部分的に重ねて基板P上に一括露光してもよい(スティッチ方式の一括露光装置)。また、スティッチ方式の露光装置としては、基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写し、基板Pを順次移動させるステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
また、例えば米国特許第6,611,316号に開示されているように、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回の走査露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置などにも本発明を適用することができる。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
上述の各実施形態においては、投影光学系PLを備えた露光装置を例に挙げて説明してきたが、投影光学系PLを用いない露光装置及び露光方法に本発明を適用することができる。このように投影光学系PLを用いない場合であっても、露光光ELはレンズ等の光学部材を介して基板に照射される。
以上のように、本願実施形態の露光装置EXは、本願請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図19に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態に従って、マスクのパターンの像で基板に露光し、露光した基板を現像する基板処理(露光処理)を含む基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
なお、法令で許容される限りにおいて、上述の各実施形態及び変形例で引用した露光装置等に関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
なお、上述のように本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した全ての構成要素を適宜組み合わせて用いる事が可能であり、また、一部の構成要素を用いない場合もある。
第1実施形態の干渉計システムの概略構成を示す模式図。 光の随伴効果を説明するための模式図。 干渉光に位相差が生じる過程を示す模式図。 干渉光に位相差が生じる過程を示す模式図。 干渉光に位相差が生じる過程を示す模式図。 干渉光に位相差が生じる過程を示す模式図。 干渉光に位相差が生じる過程を示す模式図。 干渉光に位相差が生じる過程を示す模式図。 干渉光に位相差が生じる過程を示す模式図。 干渉光に位相差が生じる過程を示す模式図。 第2実施形態の干渉計システムの概略構成を示す模式図。 第3実施形態の干渉計システムの概略構成を示す模式図。 露光装置の一例を示す模式図。 マスクステージを平面視した模式図。 露光装置の動作の一例を説明するためのフローチャート。 本発明に係る干渉計システムの他の構成を示す模式図。 本発明に係る干渉計システムの他の構成を示す模式図。 本発明に係る干渉計システムの他の構成を示す模式図。 マイクロデバイスの製造工程の一例を示すフローチャート。
符号の説明
EX…露光装置 1…マスクステージ装置 1a…マスクステージ 2…基板ステージ装置 2a…基板ステージ 3…計測システム 3M…マスクステージ用干渉計システム 3P…基板ステージ用干渉計システム 4…制御装置 100(100A〜100C)、200、300…干渉計システム 110…導光部 111…分岐結合プリズム 111a…偏光ビームスプリッタ(PBS)面 111b…光反射面 111c…所定位置 112、212…第1導光プリズム 113…第2導光プリズム 120…干渉計 121…光源 122…検出器 130…制御装置 301、302…光ファイバ部材

Claims (17)

  1. 移動体に固定され、第1光屈折率を有する第1導波部と、
    前記移動体に固定され、前記第1光屈折率とは異なる第2光屈折率を有する第2導波部と、
    前記第1導波部を通過した第1電磁波と、当該第1電磁波と同一波長を有し前記第2導波部を通過した第2電磁波とを干渉させる干渉部と、
    前記干渉部で生じる干渉波を用いて前記第1電磁波と前記第2電磁波との位相差を検出する検出装置と、
    検出された前記位相差を用いて前記移動体の移動速度に関する情報を取得する速度取得装置と
    を備える干渉計システム。
  2. 前記第1電磁波及び前記第2電磁波は、前記移動体の移動方向と平行な方向に進行する請求項1に記載の干渉計システム。
  3. 前記第1電磁波及び前記第2電磁波は、同一方向に進行する請求項1又は請求項2に記載の干渉計システム。
  4. 前記第1導波部及び前記第2導波部は、前記移動体の移動方向と平行な方向に長手になっている請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の干渉計システム。
  5. 前記第1電磁波は、前記第1導波部内を往復し、前記第2電磁波は、前記第2導波部内を往復する請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の干渉計システム。
  6. 単一の電磁波から前記第1電磁波及び前記第2電磁波を分波する分波部を更に備える請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の干渉計システム。
  7. 前記第1導波部及び前記第2導波部は、一体的に形成されている請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の干渉計システム。
  8. 前記移動体の位置に関する情報を取得する位置取得装置と、
    前記速度取得装置で取得された前記移動体の移動速度に関する情報を用いて前記位置に関する情報を補正する補正装置と
    を更に備える請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の干渉計システム。
  9. 前記第1導波部及び前記第2導波部は、光ファイバである請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載の干渉計システム。
  10. 前記第1導波部と前記第2導波部の一方は固体であり他方は気体である請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載の干渉計システム。
  11. 移動体として所定面に沿って移動可能なステージ本体と、
    前記ステージ本体の移動速度に関する情報を取得する請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載の干渉計システムと
    を備えるステージ装置。
  12. 前記干渉計システムは、複数設けられている請求項11に記載のステージ装置。
  13. 複数の前記干渉計システムは、前記所定面における第1方向についての前記ステージ本体の移動速度に関する情報を取得する第1干渉計システムを有する請求項12に記載のステージ装置。
  14. 複数の前記干渉計システムは、前記所定面における前記第1方向とは異なる第2方向についての前記ステージ本体の移動速度に関する情報を取得する第2干渉計システムを有する請求項13に記載のステージ装置。
  15. 複数の前記干渉計システムによって取得された前記移動速度に関する情報の平均値を求め、前記平均値を前記ステージ本体の移動速度とする速度管理装置を更に備える請求項11から請求項14のうちいずれか一項に記載のステージ装置。
  16. 基板を用いて露光処理を行う露光装置であって、
    所定面に沿って移動可能に設けられ、前記基板を保持するステージ装置を備え、
    前記ステージ装置として、請求項10から請求項15のうちいずれか一項に記載のステージ装置が用いられる露光装置。
  17. 請求項16に記載の露光装置を用いて基板を露光することと、
    前記露光された基板を現像することと
    を含むデバイス製造方法。
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