JP2010129151A - 周波数制御装置および記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーボマークの検出ミスが発生した場合であっても、処理負荷少なく周波数補正量を算出する。
【解決手段】サーボフレームごとに計測されたクロック信号数を離散フーリエ変換して算出された偏心成分を予め記憶部に記憶しておく。さらに、記憶部に記憶されている偏心成分を用いてサーボフレームに対応するクロック信号数を算出し、算出したクロック信号数を用いて、サーボフレームに対応する周波数補正量を算出する。そして、算出した周波数補正量に応じて、周波数発振器においてクロック信号の発振に用いられる周波数が調整されるように周波数発振器の動作を制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、DSW(Disk Synchronous Write)方式を用いて周波数制御を行う周波数制御装置および記憶装置に関する。
従来、ハードディスク装置など、円盤状の記録媒体(メディア)に対してユーザデータの読み書きを行う記憶装置がある(例えば、特許文献1参照)。この記憶装置は、記録媒体上に等間隔で書き込まれたサーボフレームの検出と、サーボフレーム間にあるデータ領域へのデータアクセスとを交互に行う。そのため、サーボフレームを検出するためのサーボゲートを開く時間を短くし、データアクセスを行う時間を長くすることは、フォーマット効率の向上にとって重要である。
ところで、記憶装置が製造された時点で、記録媒体の中心位置と、記録媒体のスピンドル回転の中心位置との間でズレ(いわゆる、偏心)が発生することがある。この記憶装置は、サーボフレーム間にあるデータ領域の長さに伸縮が発生し、サーボフレームを検出してから隣接する次のサーボフレームを検出するまでの時間が不均一になる。そのため、サーボフレーム間の長さが均一な記憶装置よりもサーボゲートを開く時間を長くする必要があり、フォーマット効率が低下する。このような記憶装置における、偏心によるフォーマット効率の低下を抑制するための技術として、DSW(Disk Synchronous Write)方式がある。
DSW方式を適用した記憶装置による処理を説明すると、DSW方式を適用した記憶装置は、各データ領域へのデータアクセスを行う時間の長さに伸縮が発生していた場合であっても、データアクセス中に一定の数のクロック信号を発振するように、周波数発振器の動作を制御する。そして、DSW方式を適用した記憶装置は、サーボフレームを検出してから一定数のクロック信号をカウントした後に、サーボゲートを開く。
ところで、DSW方式を適用した記憶装置では、サーボフレームを検出するごとに、サーボフレーム検出時に計測されたクロック信号数を用いて、周波数発振器に対して指示する周波数補正量を算出する必要がある。そのため、仮に、サーボフレームの検出ミスが発生したときには、周波数補正量を算出することができず、結果として、周波数発振器に対して周波数指示を行うことができない。このようなサーボフレーム検出ミスに対する対処を行うための技術として、例えば、特許文献2では、サーボフレームの検出ミスが発生した際に、直線補完を行って周波数補正量を算出する技術が開示されている。
特開2008−34067号公報 特開2006−252731号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術では、サーボフレームの検出ミスが発生した際に、直線補完を行う必要であるので、周波数補正量を算出する処理負荷が大きいという課題があった。
そこで、周波数制御装置および記憶装置は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、サーボフレームの検出ミスが発生した場合であっても、処理負荷少なく周波数補正量を算出することが可能な周波数制御装置および記憶装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示の周波数制御装置および記憶装置は、サーボフレームごとに計測されたクロック信号数を離散フーリエ変換して算出された偏心成分を予め記憶する偏心成分記憶部と、前記偏心成分記憶部に記憶されている偏心成分を用いてサーボフレームに対応するクロック信号数を算出し、算出したクロック信号数を用いて、サーボフレームに対応する周波数補正量を算出する周波数補正量算出部と、前記周波数補正量算出部によって算出された周波数補正量に応じて、周波数発振器においてクロック信号の発振に用いられる周波数が調整されるように周波数発振器の動作を制御する発振器制御部とを有することを要する。
開示の周波数制御装置および記憶装置によれば、サーボフレームの検出ミスが発生した場合であっても、処理負荷少なく周波数補正量を算出することが可能である。
以下に添付図面を参照して、周波数制御装置および記憶装置の一実施の形態を詳細に説明する。
[実施例1で用いる主要な用語]
サーボフレームとは、記録媒体の中心位置を中心として同心円を描くように、等間隔で書き込まれた情報である。サーボ番号とは、各サーボフレームに付与されている番号(例えば、SF0〜7)である。サーボフレーム時間とは、所定のサーボフレームを検出してから隣接する次のサーボフレームを検出するまでに要する時間の長さである。
理想周波数とは、周波数発振器に予め設定されている周波数である。周波数補正量とは、各サーボフレーム時間の間に一定の数のクロック信号を発振するように、周波数発振器に設定する数値である。基準値とは、各サーボフレーム時間に、周波数発振器が発振すべきクロック信号の数である。
[実施例1に係るディスク装置の概要]
図1は、実施例1に係るディスク装置の概要を説明するための図である。実施例1に係るディスク装置は、サーボフレームごとに計測されたクロック信号数を用いて周波数補正量を算出し、算出した周波数補正量を用いて、クロック信号を発振する周波数発振器の動作を制御することを概要とする。そして、実施例1に係るディスク装置は、サーボフレームの検出ミスが発生した場合であっても、処理負荷少なく周波数補正量を算出する。
すなわち、実施例1に係るディスク装置は、サーボフレームを検出できたときには、図1の(1)に示すように、サーボフレーム検出時に計測されたクロック信号数を用いて周波数補正量を算出し、算出された周波数補正量を周波数発振器に指示して、周波数発振器の動作を制御する。そして、実施例1に係るディスク装置は、サーボフレームごとに計測されたクロック信号数を離散フーリエ変換して偏心成分を算出し、算出した偏心成分を記憶部に記憶する。ここで偏心成分は、サーボフレーム間にある各データ領域の伸縮の大きさを意味する数値である。
また、実施例1に係るディスク装置は、サーボフレームを検出できなかったときには、図1の(2)に示すように、記憶部に記憶されている偏心成分を用いて検出できなかったサーボフレームに対応するクロック信号数を算出する。ここで算出するクロック信号数は、検出できなかったサーボフレームの次にあるデータ領域の伸縮の大きさを意味するクロック信号数である。
続いて、実施例1に係るディスク装置は、算出したクロック信号数を用いて、検出できなかったサーボフレームに対応する周波数補正量を算出する。そして、実施例1に係るディスク装置は、算出した周波数補正量に応じて、周波数発振器においてクロック信号の発振に用いられる周波数が調整されるように周波数発振器の動作を制御する。
このようなことから、実施例1に係るディスク装置は、サーボフレームの検出ミスが発生した場合であっても、予め記憶部に記憶された偏心成分を用いて容易に周波数補正量を算出できる。
[ディスク装置の構成]
図2は、ディスク装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ディスク装置10は、記録媒体11と、ディスクヘッドIC(Integrated Circuit)12と、RDC(リードチャネル)20と、MPU(Micro Processing Unit)30とを有する。
図3は、記録媒体の一例を示した図である。記録媒体11は、記録媒体の中心位置を中心として同心円を描くように、複数のサーボフレームを等間隔で有する。そして、記録媒体11は、各サーボフレーム間にデータ領域を有する。なお、記録媒体の中心位置と、記録媒体のスピンドル回転の中心位置との間でズレ(いわゆる、偏心)が発生しており、図3に示すように、各データ領域の長さに伸縮が発生しているものとする。
ディスクヘッドIC12は、記録媒体11上のサーボマークを検出し、ユーザデータの読み書きを行う。
RDC20は、周波数発振器21と、カウンタ22と、サーボフレーム検出部23と、カウンタ値出力部24とを有する。なお、周波数発振器はRDCの外部に配置しても良い。
周波数発振器21は、クロック信号を発振する。具体的には、周波数発振器21は、周波数補正量を記憶するための16ビットレジスタを有し、レジスタに記憶した周波数補正量を用いて理想周波数を補正し、補正後の周波数で発振したクロック信号をカウンタ22に対して出力する。
カウンタ22は、周波数発振器21が発振したクロック信号の信号数を計測する。具体的には、カウンタ22は、周波数発振器21が発振したクロック信号の総数を示すカウンタ値を、周波数発振器21からクロック信号を受け付けるたびに加算して、周波数発振器21が発振したクロック信号の信号数を計測する。なお、以下では、クロック信号の信号数のことをカウンタ値と記載する。
サーボフレーム検出部23は、ディスクヘッドIC12がサーボフレームを検出するたびに、カウンタ値出力部24に対してサーボフレーム検出信号を出力する。
カウンタ値出力部24は、サーボフレーム検出部23からサーボフレーム検出信号を受け付けるたびに、カウンタ22によって計測されているカウンタ値(例えば、100、110、121、・・・)をMPU30に対して出力する。
MPU30は、カウンタ値取得部31、ローパスフィルタ32、積分器33、偏心成分記憶部34、離散フーリエ変換部35、加算学習部36、偏心成分取得部37、加算器38および周波数制御部39を有する。
カウンタ値取得部31は、カウンタ値出力部24からカウンタ値を受け付けると、前回受け付けたカウンタ値と、今回受け付けたカウンタ値との間の差分のカウンタ値(例えば、10、11、9、・・・)を算出する。そして、カウンタ値取得部31は、差分のカウンタ値と、基準値(例えば、10)との間の差分であるズレ量(例えば、0、1、−1、・・・)を算出する。ここで、差分のカウンタ値は、各サーボフレーム時間の間に周波数発振器21が発振したクロック信号の数に相当する。なお、時間の経過とともに、差分のカウンタ値は基準値に収束し、ズレ量は0に収束するようになる。
ローパスフィルタ32は、カウンタ値取得部31によって算出されたズレ量から高周波成分を取り除く。また、積分器33は、ローパスフィルタ32により高周波成分が取り除かれた後のズレ量を積分処理して、DC成分を算出する。ここで、DC成分は、記憶媒体11を回転させるモータの回転変動量に相当するカウンタ値である。例えば、単位時間あたりのモータの回転数が目標回転数よりも少なくなると、DC成分は0以上になる。また、単位時間あたりのモータの回転数が目標回転数よりも多くなると、DC成分は0以下になる。
偏心成分記憶部34は、サーボフレームごとに計測されたクロック信号数を離散フーリエ変換して算出された偏心成分を予め記憶する。具体的には、偏心成分記憶部34は、偏心成分の偏心成分の正弦成分(Sum−X)と、偏心成分の余弦成分(Sum−Y)とを記憶する。
図4は、離散フーリエ変換部および加算学習部による処理を説明するための図である。離散フーリエ変換部35は、サーボフレームごとに計測されたクロック信号数を離散フーリエ変換して偏心成分を算出する。加算学習部36は、離散フーリエ変換部35によって算出された偏心成分と、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分とを足し合わせて、偏心成分を学習する。
具体的には、離散フーリエ変換部35は、図4に示すように、記憶媒体が1回転すると、各サーボフレームに対応するズレ量(Xi)をカウンタ値取得部31から取得する。続いて、離散フーリエ変換部35は、取得したズレ量を離散フーリエ変換して、偏心成分の正弦成分(ΣXi*sin(sector))および偏心成分の余弦成分(ΣXi*cos(sector))を算出する。なお、「*」は、積算を意味する。ここで算出される偏心成分は、前回記憶媒体が1回転したときに算出した偏心成分を補正するための成分である。
加算学習部36は、離散フーリエ変換部35によって算出された偏心成分の正弦成分と、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分の正弦成分とを足し合わせて、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分の正弦成分を更新する。また、加算学習部36は、離散フーリエ変換部35によって算出された偏心成分の余弦成分と、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分の余弦成分とを足し合わせて、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分の余弦成分を更新する。なお、時間の経過とともに、偏心成分の正弦成分(Sum−Y)および偏心成分の余弦成分(Sum−X)は、所定の値に収束するようになる。
図5は、偏心成分取得部による処理を説明するための図である。偏心成分取得部37は、周波数補正量算出部ともいう。偏心成分取得部37は、サーボフレームを検出できなかった場合に、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分を用いて、検出できなかったサーボフレームに対応するクロック信号数を算出する。
具体的には、偏心成分取得部37は、図5に示すように、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分を用いて、検出できなかったサーボフレームに対応するカウンタ値を算出する。なお、「sector」とは、インデックス(SF0)に対応するサーボフレームと、検出できなかったサーボフレームとの間の仰角の大きさを意味する。
また、ここで算出されるカウンタ値は、検出できなかったサーボフレームの次にあるデータ領域の伸び(縮み)に相当するカウンタ値である。例えば、検出できなかったサーボフレームの次にあるデータ領域に伸びが発生しているときには、ここで算出されるカウンタ値は、0以上になる。また、検出できなかったサーボフレームの次にあるデータ領域に縮みが発生しているときには、ここで算出されるカウンタ値は、0以下になる。
加算器38は、積分器33によって算出されたDC成分と、偏心成分取得部37によって算出されたカウンタ値とを足し合わせる。周波数制御部39は、発振器制御部とも言う。周波数制御部39は、加算器38によって算出された成分を用いて、検出できなかったサーボフレームに対応する周波数補正量を算出する。そして、周波数制御部39は、算出した周波数補正量に応じて、周波数発振器21においてクロック信号の発振に用いられる周波数が調整されるように周波数発振器21の動作を制御する。
[ディスク装置による処理]
図6および図7は、実施例1に係るディスク装置による処理の流れを示す図である。まず、図6を用いて、カウンタ値を受け付けてから偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分を更新するまでのMPU30による処理の流れを説明する。図6に示すように、カウンタ値取得部31は、カウンタ値出力部24からカウンタ値を受け付けると(ステップS101肯定)、ズレ量を算出する(ステップS102)。続いて、ローパスフィルタ32は、ズレ量から高周波成分を取り除き、積分器33は、高周波成分が取り除かれた後のズレ量を積分処理して、DC成分を算出する(ステップS103)。
続いて、離散フーリエ変換部35は、各サーボフレームに対応するズレ量をフーリエ変換して、偏心成分の正弦成分および偏心成分の余弦成分を算出する(ステップS104)。次に、加算学習部36は、算出した各偏心成分を、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分に足し合わせて、偏心成分を更新する(ステップS105)。そして、カウンタ値取得部31は、カウンタ値の受付を待機する(ステップS101)。
次に、図7を用いて、サーボフレームの検出ミスが発生してから周波数発振器21が発振するクロック信号の周波数を制御するまでのMPU30による処理の流れを説明する。図7に示すように、サーボフレームの検出ミスが発生すると(ステップS201肯定)、偏心成分取得部37は、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分を用いて、検出できなかったサーボフレームに対応するカウンタ値を算出する(ステップS202)。
続いて、加算器38は、積分器33によって算出されたDC成分と、偏心成分取得部37によって算出されたカウンタ値とを足し合わせ(ステップS203)、周波数制御部39は、検出できなかったサーボフレームに対応する周波数補正量を算出する(ステップS204)。そして、周波数制御部39は、算出した周波数補正量を周波数発振器21に指示して、周波数発振器21が発振するクロック信号の周波数を制御する(ステップS205)。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、サーボフレームの検出ミスが発生した場合であっても、処理負荷少なく周波数補正量を算出することが可能である。
上記の実施例1において、離散フーリエ変換部35は、各ズレ量が予め設定されている許可範囲内であるか否かを判定し、許可範囲内であると判定した場合にだけ、ズレ量を離散フーリエ変換するようにしてもよい。このようにすることで、仮に、サーボフレームを1つ飛ばして検出したとしても、適正な偏心成分を維持することが可能である。
また、上記の実施例1では、サーボフレームの検出ミスが発生した場合にだけ、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分を用いて、周波数発振器21が発振するクロック信号の周波数を制御する場合を説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、常時、偏心成分記憶部34に記憶されている偏心成分を用いて、周波数発振器21が発振するクロック信号の周波数を制御するようにしてもよい。
ところで、表と裏の両面にデータ領域がある記録媒体や、複数の記録媒体を有するディスク装置では、データアクセスを行うディスクヘッドを切り替える、いわゆる、ヘッドチェンジ動作が行われる。このヘッドチェンジ動作を行う際に、直前にサーボフレームを検出した時点から、ヘッドチェンジを行った後に最初のサーボフレームを検出する時点までの時間間隔であるスキュー時間を予め算出する必要がある。以下では、実施例2として、偏心成分を用いてスキュー時間を算出するディスク装置を説明する。
[実施例2に係るディスク装置の構成]
図8は、実施例2に係るディスク装置の構成を示すブロック図である。ディスク装置10は、図8に示すように、サーボCPU40をさらに有する他は、実施例1に係るディスク装置10と以下に説明する点が異なる。
偏心成分記憶部34は、ディスクヘッドごとに偏心成分を記憶する。ここで、偏心成分は、対応するディスクヘッドを介したデータアクセスの実行中に離散フーリエ変換部35および加算学習部36により更新される。
サーボCPU40は、ヘッドチェンジ制御部ともいう。サーボCPU40は、ディスクヘッドIC12に対して所望のヘッド番号を送信して、データアクセスを行うディスクヘッドを切り替える。そして、サーボCPU40は、スキュー時間を算出し、直前にサーボフレームを検出した時点からの経過時間がスキュー時間に到達するまでにサーボゲートを開くようにRDC20を制御する。
図9は、サーボCPUによる処理を説明するための図である。以下では、図9を用いて、ヘッド番号(HD0)に対応するディスクヘッドでサーボ番号(SF1)に対応するサーボフレームを検出した時点から、ヘッド番号(HD1)に対応するディスクヘッドでサーボ番号(SF3)に対応するサーボフレームを検出する時点までのスキュー時間を算出する場合のサーボCPU40による処理を説明する。
サーボCPU40は、偏心成分記憶部34からHD0に対応する偏心成分を取得し、取得した偏心成分を用いて、サーボフレーム(SF0)に対応するカウンタ値を算出する。続いて、サーボCPU40は、算出したカウンタ値および基準値を用いて、サーボフレーム(SF0)を検出してから、サーボフレーム(SF1)を検出するまでに要する時間(図9の「T1」)を算出する。
また、サーボCPU40は、偏心成分記憶部34からHD1に対応する偏心成分を取得し、取得した偏心成分を用いて、サーボフレーム(SF0、1および2)に対応する各カウンタ値を算出する。続いて、サーボCPU40は、算出した各カウンタ値および基準値を用いて、各サーボフレームを検出してから次のサーボフレームを検出するまでに要する時間を算出して、サーボフレーム(SF0)を検出してから、サーボフレーム(SF3)を検出するまでに要する時間(図9の「T2」)を算出する。
そして、サーボCPU40は、予め導出されているHD0と、HD1との間のオフセット時間(図9の「TH01」)、「T1」および「T2」を用いて、スキュー時間を算出する。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2によれば、スキュー時間を偏心成分を用いて容易に算出することができるので、ヘッドチェンジ動作にかかる処理負荷を軽減することが可能である。また、実施例2によれば、スキュー時間を算出するための専用テーブルを作成することなくヘッドチェンジ動作を実現することができる。
ところで、周波数発振器が発振するクロック信号の周波数(F)と、サーボフレーム時間(T)との間の関係は、「T=1/F」である。ここで、周波数発振器が発振するクロック周波数と、理想周波数との間の差分の周波数が理想周波数に対して微小(例えば、0.5%程度)であると仮定すると、「T(1+Δ)=1/{F(1+Δ)}≒(1−Δ)/F」となる。
言い換えると、図10に示すように、周波数補正量(ΔF)と、サーボフレーム時間の伸縮の大きさ(ΔT)とは、位相が180度異なるような関係となる。なお、周波数補正量を示す正弦波の1周期が記憶媒体の1回転に相当する。
ここで、T1やT2における伸縮の大きさ(ΣΔT)は、ΔTを積分したものになる。そして、ΔTの性質が正弦波状であることから、T1やT2における伸縮の大きさ(ΣΔT)は、ΔTに対して90度位相がずれた形となる。結果として、ΔFと、ΔTと、ΣΔTの位相関係は、図11に示すようになる。この性質を利用するとスキュー時間を一度に算出することができる。
すなわち、サーボCPU40は、式「α*Sum−X*sin(sector+π/2)+α*Sum−Y*cos(sector+π/2)」を用いて、スキュー時間を算出する。ここで、αは、偏心成分を面積に換算するための積分係数である。また、「sector」は、インデックス(SF0)に対応するサーボフレームと、所定のサーボフレームとの間の仰角の大きさに相当する(例えば、T2を算出する際には、インデックス(SF0)に対応するサーボフレームおよびSF3に対応するサーボフレームの間の仰角の大きさに相当する)。
実施例3によれば、除算を用いずにスキュー時間を算出することができる、計算処理を短時間で行うことができる、計算精度を維持することができるという効果を奏する。
以下に、ディスク装置10の他の実施形態を説明する。
(装置構成等)
図2や図8に示したディスク装置10の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、ディスク装置10の分散・統合の具体的形態は図2や図8に示すものに限られず、例えば、記憶媒体11の表裏それぞれに対応するディスクヘッドを設けるなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、ディスク装置10にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
実施例1に係るディスク装置の概要を説明するための図である。 ディスク装置の構成を示すブロック図である。 記録媒体の一例を示した図である。 離散フーリエ変換部および加算学習部による処理を説明するための図である。 偏心成分取得部による処理を説明するための図である。 実施例1に係るディスク装置による処理の流れを示す図である。 実施例1に係るディスク装置による処理の流れを示す図である。 実施例2に係るディスク装置の構成を示すブロック図である。 サーボCPUによる処理を説明するための図である。 実施例3に係るディスク装置を説明するための図である。 実施例3に係るディスク装置を説明するための図である。
符号の説明
10 ディスク装置
11 記録媒体
12 ディスクヘッドIC
20 RDC
21 周波数発振器
22 カウンタ
23 サーボフレーム検出部
24 カウンタ値出力部
30 MPU
31 カウンタ値取得部
32 ローパスフィルタ
33 積分器
34 偏心成分記憶部
35 離散フーリエ変換部
36 加算学習部
37 偏心成分取得部
38 加算器
39 周波数制御部
40 サーボCPU

Claims (5)

  1. サーボフレームごとに計測されたクロック信号数を離散フーリエ変換して算出された偏心成分を予め記憶する偏心成分記憶部と、
    前記偏心成分記憶部に記憶されている偏心成分を用いてサーボフレームに対応するクロック信号数を算出し、算出したクロック信号数を用いて、サーボフレームに対応する周波数補正量を算出する周波数補正量算出部と、
    前記周波数補正量算出部によって算出された周波数補正量に応じて、周波数発振器においてクロック信号の発振に用いられる周波数が調整されるように周波数発振器の動作を制御する発振器制御部と、
    を有する周波数制御装置。
  2. 前記偏心成分記憶部に記憶されている偏心成分を用いて、直前にサーボフレームを検出した時点から、ヘッドチェンジを行った後に最初のサーボフレームを検出する時点までの時間間隔であるスキュー時間を算出し、算出されたスキュー時間に基づいてヘッドチェンジを実行するヘッドチェンジ制御部をさらに有する請求項1に記載の周波数制御装置。
  3. 前記ヘッドチェンジ制御部は、前記偏心成分記憶部に記憶されている偏心成分と、前記偏心成分を面積に換算するための積分係数とを用いて前記スキュー時間を算出し、算出されたスキュー時間に基づいてヘッドチェンジを実行する請求項2に記載の周波数制御装置。
  4. クロック信号数を計測するごとに、当該クロック信号数が予め設定されている許可範囲内にある否かを判定し、前記許可範囲内にあると判定したクロック信号数を離散フーリエ変換して偏心成分を算出する偏心成分算出部をさらに有する請求項1〜3のいずれか1つに記載の周波数制御装置。
  5. サーボフレームごとに計測されたクロック信号数を離散フーリエ変換して算出された偏心成分を予め記憶する偏心成分記憶部と、
    前記偏心成分記憶部に記憶されている偏心成分を用いてサーボフレームに対応するクロック信号数を算出し、算出したクロック信号数を用いて、サーボフレームに対応する周波数補正量を算出する周波数補正量算出部と、
    前記周波数補正量算出部によって算出された周波数補正量に応じて、周波数発振器においてクロック信号の発振に用いられる周波数が調整されるように周波数発振器の動作を制御する発振器制御部と、
    を有する記憶装置。
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