JP2010128210A - 液晶表示パネルの検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検査時に偏光板を液晶表示パネルに接近させて配置し、且つ保持板からの液晶表示パネルの取外しを容易にする。
【解決手段】液晶表示パネル1の表示領域Dにバックライト50の光を照射するための開口部16が形成され、開口部16の周縁で非表示領域Fを支持して液晶表示パネル1を保持する保持板10と、保持板10に保持された液晶表示パネル1の表示領域Dに対向するようにバックライト50側に設けられた偏光板31とを備え、偏光板31の周縁部を保持し、保持板10に対して接近又は離間するように移動可能に構成された可動部材32と、可動部材32を保持板10側に付勢する付勢手段37,38とを有し、保持板10には、付勢手段37,38の付勢力に抗して可動部材32を該保持板10から離間させて液晶表示パネル1を保持板10から取り外すための取外し孔18が形成されている。
【選択図】図3
【解決手段】液晶表示パネル1の表示領域Dにバックライト50の光を照射するための開口部16が形成され、開口部16の周縁で非表示領域Fを支持して液晶表示パネル1を保持する保持板10と、保持板10に保持された液晶表示パネル1の表示領域Dに対向するようにバックライト50側に設けられた偏光板31とを備え、偏光板31の周縁部を保持し、保持板10に対して接近又は離間するように移動可能に構成された可動部材32と、可動部材32を保持板10側に付勢する付勢手段37,38とを有し、保持板10には、付勢手段37,38の付勢力に抗して可動部材32を該保持板10から離間させて液晶表示パネル1を保持板10から取り外すための取外し孔18が形成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、液晶表示パネルの検査装置に関するものである。
従来から、液晶表示装置の製造において、液晶表示パネルに対し、偏光板の貼り付け、フレキシブルプリント配線基板や駆動用ICチップの実装、及びバックライトの取り付け等を行う前に、その液晶表示パネルの断線や短絡、及び薄膜トランジスタの不良等の検査を行っている。
例えば特許文献1には、液晶パネルを脱着自在に保持し、液晶パネルの表示部にバックライトからの光を取り込む開口を有する枠体からなる保持プレートを備え、保持プレートの開口の周縁部に下方向に所定の深さの窪みを設けて嵌着部とし、この嵌着部に液晶パネルの下面に積層して配置される拡散板、レンズシート及び偏光板の周縁部を嵌着して載置する液晶パネルの検査用治具が開示されている。そして、これによれば、保持プレートに保持された液晶パネルの下面に偏光板、レンズシート及び拡散板が設けられるので、液晶パネルを含むこれら積層体の撓みが少なくなるとともに、特にレンズシートと拡散板の併用によってバックライトの効率が向上し、液晶パネルの検査精度を高めることができ、しかも、液晶パネルと偏光板との間に隙間がないので、液晶パネルと下側の偏光板との間にできる空間が原因で生じていた液晶パネルの検査時の誤検出、即ち、液晶表示パネルの検査時に液晶パネルを通り越して下側の偏光板やバックライトの傷、埃等が見え、小さい絵素欠陥やCF基板内の傷を見落とす等の誤検出をなくすことができる、と記載されている。
特開2003−75792号公報
ところで、液晶表示パネルは比較的薄いので、検査後において作業者が液晶表示パネルを保持板から取り外し難い。そこで、保持板における液晶表示パネルを配置する領域の両側にその液晶表示パネルの非表示領域の一部に重なるように凹む一対の取外し凹部を設けることにより、この一対の取外し凹部に指先を入れて作業者が液晶表示パネルを容易に狭持することを可能にし、液晶表示パネルを取り外しやすくすることが提案されている。
図8は、従来の検査装置100を概略的に示す断面図である。尚、図8は、保持板101に液晶表示パネル110を保持した状態を示し、図中の液晶表示パネル110における領域110dは表示領域、領域110fは非表示領域をそれぞれ示している。
検査装置100は、図8に示すように、液晶表示パネル110を保持する保持板101と、保持板101に保持された液晶表示パネル110側に光を照射するバックライト106とを備えている。保持板101には、液晶表示パネル110の表示領域110dに光を照射するための照射用開口部102が形成され、さらにこの照射用開口部102の周縁に全周に亘って凹む嵌着凹部103が形成されている。嵌着凹部103は、上述の特許文献1の嵌着部に対応する。この嵌着凹部103にはバックライト106側の偏光板105の周縁部が嵌着されてその偏光板105が保持板101に取り付けられている。そして、保持板101における液晶表示パネル110を配置する領域の両側に非表示領域110fの一部に重なるように一対の取外し凹部104が設けられている。
このように照射用開口部102の周縁に嵌着凹部103が形成された保持板101に一対の取外し凹部104を設ける場合には、偏光板105を介して各取外し凹部104からバックライト106の光が漏れることを防止するために、嵌着凹部103と各取外し凹部104との間に遮光部分107を設けておく必要がある。
しかし、近年、液晶表示パネルの非表示領域の縮小化が進められ、非表示領域の幅が比較的狭くなっていることから、保持板の嵌着凹部の外側に液晶表示パネルの非表示領域を配置させる領域を確保することが難しいため、一対の取外し凹部を設けることでは液晶表示パネルの取外しを容易にできない。仮に、保持板の嵌着凹部の外側に液晶表示パネルの非表示領域を配置する領域を確保できたとしても、その非表示領域を配置する領域の幅は非常に狭く、液晶表示パネルの非表示領域に重なるように嵌着凹部の外側に遮光部分を介して各取外し凹部を設けることが難しい。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、検査時に偏光板を液晶表示パネルに接近させて配置し、且つ保持板からの液晶表示パネルの取外しを容易にすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、バックライト側の偏光板の周縁部を保持して保持板に接近又は離間するように移動可能に構成された可動部材と、可動部材を保持板側に付勢する付勢手段とを有し、保持板に、付勢手段の付勢力に抗して可動部材を保持板から離間させて液晶表示パネルを保持板から取り外すための取外し孔が形成されているようにした。
具体的に、本発明に係る液晶表示パネルの検査装置は、画像表示を行う表示領域及び該表示領域の外側に非表示領域を有する液晶表示パネルの表示領域にバックライトの光を照射するための開口部が形成され、該開口部の周縁で上記非表示領域を支持して上記液晶表示パネルを保持する保持板と、上記保持板に保持された液晶表示パネルの表示領域に対向するように上記バックライト側に設けられた偏光板とを備えた液晶表示パネルの検査装置であって、上記偏光板の周縁部を保持し、上記保持板に対して接近又は離間するように移動可能に構成された可動部材と、上記可動部材を上記保持板側に付勢する付勢手段とを有し、上記保持板には、上記付勢手段の付勢力に抗して上記可動部材を該保持板から離間させて上記液晶表示パネルを該保持板から取り外すための取外し孔が形成されていることを特徴とする。
この構成によると、付勢手段によって可動部材が保持板側に付勢されているため、液晶表示パネルを検査するときには、偏光板が液晶表示パネルに接近した状態に配置されている。さらに、検査後に液晶表示パネルを保持板から取り外すときには、作業者が指先で取外し孔を介して可動部材をバックライト側に押圧し、その可動部材を付勢手段の付勢力に抗して保持板から離間させることにより、取外し孔上に配置された液晶表示パネルの非表示領域のバックライト側に十分な隙間ができ、液晶表示パネルを保持板から容易に取り外すことが可能になる。したがって、検査時に偏光板が液晶表示パネルに接近して配置され、且つ保持板からの液晶表示パネルの取外しが容易になる。そして、偏光板が液晶表示パネルに接近して配置されることにより、液晶表示パネルとバックライト側の偏光板との距離が長くなるに連れて低下する検査における液晶表示パネルのコントラストの低下が抑制されて液晶表示パネルの表示欠陥を精度良く検査することが可能になり、且つ保持板からの液晶表示パネルの取外しが容易になることにより、液晶表示パネルの検査を効率良く連続して行うことが可能になる。
上記取外し孔は、上記保持板の上記液晶表示パネルを配置する領域の両側に一対に形成されていることが好ましい。
この構成によると、液晶表示パネルを保持板から取り外すときには、一対の取外し孔を介して指先で可動部材をバックライト側に押圧することで作業者が液晶表示パネルを容易に挟持することが可能になり、偏光板からの液晶表示パネルの取外しがさらに容易になる。
上記付勢手段は、上記可動部材に設けられた第1磁石と、上記バックライト側に設けられ、上記第1磁石と反発し合う第2磁石とを有していることが好ましい。
ところで、検査作業等によって偏光板が損傷又は破損した場合には偏光板を取り替える必要がある。仮に、コイルバネ等の付勢手段によって可動部材が保持板側に付勢されている場合には、可動部材がコイルバネを介して検査装置の他部に繋がれるため、偏光板を取り替え難い。これに対して、上記構成によると、第1磁石と第2磁石との反発力によって可動部材が保持板側に付勢されており、可動部材が検査装置の他部に繋がれていないため、偏光板を取り替えやすい。
上記偏光板は、上記取外し孔に対応する位置にも配置され、上記可動部材には、上記偏光板における取外し孔に対応する部分に重なるように上記バックライトの光を遮光する遮光部が設けられていることが好ましい。
この構成によると、偏光板を介して取外し孔からバックライトの光が漏れることが抑制されるため、検査において液晶表示パネルの周囲から漏れるバックライトの光によって液晶表示パネルの表示欠陥を作業者が見落とすことが抑制され、液晶表示パネルの検査をより精度良く行うことが可能になる。
本発明によれば、バックライト側の偏光板の周縁部を保持して保持板に接近又は離間するように移動可能に構成された可動部材と、可動部材を保持板側に付勢する付勢手段とを有し、保持板に、付勢手段の付勢力に抗して可動部材を保持板から離間させて液晶表示パネルを保持板から取り外すための取外し孔が形成されているので、検査時に偏光板を液晶表示パネルに接近させて配置でき、且つ保持板からの液晶表示パネルの取外しを容易にできる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図7は、本発明の実施形態1を示している。図1は、本実施形態の液晶表示パネル1の検査装置Sを概略的に示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿って検査装置Sを概略的に示す断面図である。図3は、裏側偏光ユニット30を押し下げた状態の検査装置Sを概略的に示す断面図である。図4は、検査装置Sによって検査される液晶表示パネル1を概略的に示す斜視図である。
図1〜図7は、本発明の実施形態1を示している。図1は、本実施形態の液晶表示パネル1の検査装置Sを概略的に示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿って検査装置Sを概略的に示す断面図である。図3は、裏側偏光ユニット30を押し下げた状態の検査装置Sを概略的に示す断面図である。図4は、検査装置Sによって検査される液晶表示パネル1を概略的に示す斜視図である。
検査装置Sは、液晶表示装置の製造において、液晶表示装置を構成する液晶表示パネル1に点灯検査を行うための装置である。
この検査装置Sを用いて検査する液晶表示パネル1は、図4に示すように、一対の基板2,3が枠状のシール材4を介して互いに貼り合わされ、シール材4の内側に液晶層5が封入されて構成されている。この液晶表示パネル1は、一対の基板2,3が液晶層5を介して対向する部分に画像表示を行う表示領域D、その表示領域Dの外側に非表示領域Fをそれぞれ有している。そして、液晶表示パネル1は、一方の基板2が他方の基板3よりも外側に突出した部分に端子部1aが設けられており、この端子部1aに画像表示のための信号が外部回路から入力される。
検査装置Sは、図1及び図2に示すように、液晶表示パネル1を保持するための保持板10と、保持板10に保持された液晶表示パネル1の表示面側(図中上側)に配置される表側偏光板21を有する表側偏光ユニット20、及びその液晶表示パネル1の表示面とは反対側(図中下側)に配置される裏側偏光板31を有する裏側偏光ユニット30と、液晶表示パネル1に検査信号を入力するための信号入力部40と、バックライト50とを備えている。
保持板10は、アルミニウム製のベース板11と、液晶表示パネル1が載置される部分に設けられたステンレス製のパネル載置板12とで構成されている。このように保持板10の液晶表示パネル1を載置する部分を耐摩耗性が比較的高いステンレス製のパネル載置板12で構成することにより、保持板10への液晶表示パネル1の載置及び取外し作業によって保持板10が摩耗することが抑制される。
ベース板11の両側部は、手前側(図1中左斜め下側)から奥側(図1中右斜め上側)に向かって互いに平行に延びるように設けられたゴム製の一対の支持部13によってバックライト50上に支持されている。これにより、ベース板11は、バックライト50に対して間隔をおいて配置されている。このベース板11には、図2に示すように、液晶表示パネル1よりも大きく且つ裏側偏光ユニット30が嵌るように開口する開口部14が形成され、さらにこの開口部14の上側の周縁に全周に亘ってパネル載置板12の外形を象るように凹む嵌着凹部15が形成されている。そして、この嵌着凹部15にはパネル載置板12の周縁部が嵌め込まれて、パネル載置板12がベース板11に取り付けられている。
パネル載置板12は、図1に示すように、液晶表示パネル1の表示領域Dに対してバックライト50の光を照射するための照射用開口部16が中央部分に形成され、その照射用開口部16の周縁で液晶表示パネル1の非表示領域Fを支持して液晶表示パネル1を保持する。このパネル載置板12の照射用開口部16の上側の周縁には、液晶表示パネル1を位置決めするための複数の位置決め凸部17が設けられている。これら複数の位置決め凸部17は、パネル載置板12の所定の位置に配置された液晶表示パネル1の側辺の所定の箇所、例えば端子部1a側の辺の両端部分、及びその端子部1a側の辺に直交する一方の辺の中央部分に当接する位置にそれぞれ配置されている。
そして、パネル載置板12には、図1及び図2に示すように、液晶表示パネル1をそのパネル載置板12から取り外すための取外し孔18が形成されている。この取外し孔18はパネル載置板12の液晶表示パネル1を配置する領域の両側に一対に形成されており、これら一対の取外し孔18はパネル載置板12の所定の位置に液晶表示パネル1を配置させたときに各取外し孔18上に非表示領域Fの一部が配置されるようにそれぞれ形成されている。
表側偏光ユニット20は、図1に示すように、ベース板11の両側部に設けられた一対の支持部22と、各支持部22に支持されて互いに平行に設けられた柱状の一対の板保持部23とを有し、表側偏光板21は一対の板保持部23に両側部が保持されている。各支持部22は、ベース板11上に設けられ、パネル載置板12の奥側に配置されている。これら各支持部22は、パネル載置板12の側方に沿って延びる支持軸24を有し、その支持軸24に各板保持部23を回動可能に支持している。図1中の矢印は一対の板保持部23が回動する方向を示している。そして、表側偏光板ユニット20は、一対の板保持部23を回動させて保持板10側に移動させることにより、保持板11に保持された液晶表示パネル1に対して平行に表側偏光板21を重ねて配置するように構成されている。
裏側偏光ユニット30は、図2に示すように、照射用開口部16に対応する位置にその照射用開口部16よりも大きな開口部33を有する矩形状の枠体からなる可動部材32を有し、この可動部材32に裏側偏光板31の周縁部が保持され、開口部33上に裏側偏光板31が配置されて構成されている。具体的に、可動部材32には、開口部33の上側の周縁に裏側偏光板31の外形を象るように凹む嵌着凹部34が形成されている。この嵌着凹部34には、ガラス板35に貼り付けられた裏側偏光板31の周縁部がパネル載置板12側にガラス板35が配置するように嵌め込まれて、裏側偏光板31が可動部材32に取り付けられている。この嵌着凹部34はパネル載置板12の各取外し孔18に対応する位置にまで設けられており、裏側偏光板31は各取外し孔18に対応する位置にも配置されている。そして、可動部材32には、裏側偏光板31における各取外し孔18に対応する部分の全体に重なるように、バックライト50の光を遮光する遮光部であるステンレス製の遮光板36が設けられている。この可動部材32は、検査装置Sの他部に繋がれておらず、保持板10に対して接近又は離間するように移動可能に構成されている。そして、裏側偏光ユニット30自体も保持板10に対して接近又は離間するようになっている。
さらに、図1に示すように、可動部材32には四隅の下面に第1磁石37がそれぞれ設けられ、バックライト50上には各第1磁石37に対応する位置に各第1磁石37と反発し合う第2磁石38がそれぞれ設けられている。これら対応する各第1磁石37及び第2磁石38は本実施形態の付勢手段を構成している。可動部材32は対応する各第1磁石37と第2磁石38との反発力によってパネル載置板12側に付勢されており、そのことによって、図2に示すように、裏側偏光ユニット30はバックライト50から浮いた状態でベース板11の開口部14に嵌ってパネル載置板12に当接し、裏側偏光板31が液晶表示パネル1に接近して配置されている。そして、裏側偏光ユニット30は、図3に示すように、一対の取外し孔18を介して可動部材32をバックライト50側に押圧することにより、対応する各第1磁石37及び第2磁石38の付勢力に抗して押し下げることが可能に構成されている。図3中の矢印は、裏側偏光ユニット30を押圧する方向を示している。
また、裏側偏光ユニット30は、ベース板11を支持する一対の支持部13の間に手前側から奥側へスライドさせて挿入することによりベース板10の開口部14に嵌めて検査装置Sに取り付けられ、また一対の取外し孔18を介してバックライト50側に押圧した状態で手前側にスライドさせて一対の支持部13の間から外部へ取り出せるようになっている。
信号入力部40は、図1に示すように、液晶表示パネル1の端子部1aに接続するための入力端子部41を先端部分に有し、液晶表示パネル1に入力端子部41を介して検査信号を供給するための検査用回路(図示省略)に電気的に接続されている。バックライト50は、保持板10に保持された液晶表示パネル1側に均一な面状の光を照射するように構成されている。
−検査方法−
次に、上記検査装置Sを用いて液晶表示パネル1を検査する方法について、図5〜図7を参照しながら説明する。図5は、液晶表示パネル1を保持板10に保持させた状態の検査装置Sを概略的に示す斜視図である。図6は、液晶表示パネル1上に表側偏光板21を配置させた状態の検査装置Sを概略的に示す断面図である。図7は、保持板10から液晶表示パネル1を取り外している状態を概略的に示す断面図である。
次に、上記検査装置Sを用いて液晶表示パネル1を検査する方法について、図5〜図7を参照しながら説明する。図5は、液晶表示パネル1を保持板10に保持させた状態の検査装置Sを概略的に示す斜視図である。図6は、液晶表示パネル1上に表側偏光板21を配置させた状態の検査装置Sを概略的に示す断面図である。図7は、保持板10から液晶表示パネル1を取り外している状態を概略的に示す断面図である。
検査装置Sを用いて液晶表示パネル1を検査するには、まず、図5に示すように、液晶表示パネル1の側辺の所定の箇所を各位置決め凸部17に当接させてパネル載置板12に液晶表示パネル1を載置することにより、液晶表示パネル1を保持板10に位置決めして保持させる。
次に、作業者が手動により一対の板保持部23を回動させて、図6に示すように、液晶表示パネル1上に表側偏光板21を重ねて配置させる。そして、バックライト50の光を液晶表示パネル1の表示領域Dに照射した状態において、液晶表示パネル1の端子部1aに信号入力部40の入力端子部41を接続してその信号入力部40から検査信号を液晶表示パネル1に入力することにより、液晶表示パネル1に画像表示を行わせ、作業者が目視によって液晶表示パネル1の表示欠陥を検査する。
その後、図7に示すように、一対の取外し孔18を介して作業者が指先60で裏側偏光ユニット30を可動部材32と共にバックライト50側に押圧して移動させ、液晶表示パネル1を狭持して持ち上げることにより、液晶表示パネル1を保持板10から取り外す。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、対応する各第1磁石37及び第2磁石38の反発力によって可動部材32が保持板10側に付勢されているため、液晶表示パネル1を検査するときには、裏側偏光板31を液晶表示パネル1に接近した状態に配置できる。さらに、検査後に液晶表示パネル1を保持板11から取り外すときには、作業者が指先60で一対の取外し孔18を介して可動部材32をバックライト50側に押圧し、可動部材32を対応する各第1磁石37及び第2磁石38の反発力に抗して保持板10から離間させることにより、各取外し孔18上に配置された液晶表示パネル1の非表示領域Fと裏側偏光ユニット30との間に十分な隙間ができ、作業者が液晶表示パネル1を挟持して保持板10から容易に取り外すことができる。したがって、検査時に裏側偏光板31を液晶表示パネル1に接近させて配置でき、且つ保持板10からの液晶表示パネル1の取外しを容易にできる。そして、裏側偏光板31を液晶表示パネル1に接近させて配置できることにより、液晶表示パネル1と裏側偏光板31との距離が長くなるに連れて低下する検査における液晶表示パネル1のコントラストの低下を抑制できて液晶表示パネル1の表示欠陥を精度良く検査でき、且つ保持板10からの液晶表示パネル1の取外しを容易にできることにより、液晶表示パネル1の検査を効率良く連続して行うことができる。
したがって、この実施形態1によると、対応する各第1磁石37及び第2磁石38の反発力によって可動部材32が保持板10側に付勢されているため、液晶表示パネル1を検査するときには、裏側偏光板31を液晶表示パネル1に接近した状態に配置できる。さらに、検査後に液晶表示パネル1を保持板11から取り外すときには、作業者が指先60で一対の取外し孔18を介して可動部材32をバックライト50側に押圧し、可動部材32を対応する各第1磁石37及び第2磁石38の反発力に抗して保持板10から離間させることにより、各取外し孔18上に配置された液晶表示パネル1の非表示領域Fと裏側偏光ユニット30との間に十分な隙間ができ、作業者が液晶表示パネル1を挟持して保持板10から容易に取り外すことができる。したがって、検査時に裏側偏光板31を液晶表示パネル1に接近させて配置でき、且つ保持板10からの液晶表示パネル1の取外しを容易にできる。そして、裏側偏光板31を液晶表示パネル1に接近させて配置できることにより、液晶表示パネル1と裏側偏光板31との距離が長くなるに連れて低下する検査における液晶表示パネル1のコントラストの低下を抑制できて液晶表示パネル1の表示欠陥を精度良く検査でき、且つ保持板10からの液晶表示パネル1の取外しを容易にできることにより、液晶表示パネル1の検査を効率良く連続して行うことができる。
ところで、検査作業等によって裏側偏光板31が損傷又は破損した場合には裏側偏光板31を取り替える必要がある。仮に、コイルバネ等の付勢手段によって可動部材が保持板側に付勢されている場合には可動部材がコイルバネを介して検査装置の他部に繋がれているために裏側偏光板を取り替え難い。これに対して、本実施形態の検査装置Sによると、対応する各第1磁石37と第2磁石38との反発力によって可動部材32が保持板10側に付勢されており、可動部材32は検査装置Sの他部に繋がれていないため、裏側偏光板31の取り替えを容易にできる。
また、可動部材32には裏側偏光板31における各取外し孔18に対応する部分の全体に重なるように遮光部36が設けられているため、裏側偏光板31を介して各取外し孔18からバックライト50の光が漏れることを抑制できる。そのことにより、検査において液晶表示パネル1の周囲から漏れるバックライト50の光によって液晶表示パネル1の表示欠陥を作業者が見落とすことを抑制でき、液晶表示パネル1の検査をより精度良く行うことができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1では、可動部材32に設けられた各第1磁石37とバックライト50上の各第2磁石38との反発力によって可動部材32が保持板10側に付勢されているとしたが、本発明はこれに限られず、可動部材32は、可動部材32とバックライト50との間で伸縮するように設けられたコイルバネ等の他の付勢手段によって保持板10側に付勢されていてもよい。
上記実施形態1では、可動部材32に設けられた各第1磁石37とバックライト50上の各第2磁石38との反発力によって可動部材32が保持板10側に付勢されているとしたが、本発明はこれに限られず、可動部材32は、可動部材32とバックライト50との間で伸縮するように設けられたコイルバネ等の他の付勢手段によって保持板10側に付勢されていてもよい。
上記実施形態1では、取外し孔18がパネル載置板12の液晶表示パネル1を配置する領域の両側に一対に形成されているとしたが、本発明はこれに限られず、取外し孔18は、パネル載置板12の液晶表示パネル1を配置する領域の側方に1つだけ形成されていてもよい。
以上説明したように、本発明は、液晶表示パネルの検査装置について有用であり、特に、検査時に偏光板を液晶表示パネルに接近させて配置し、且つ保持板からの液晶表示パネルの取外しを容易にすることが要望される液晶表示パネルの検査装置に適している。
D 表示領域
F 非表示領域
S 検査装置
1 液晶表示パネル
10 保持板
16 照射用開口部
18 取外し孔
31 裏側偏光板
32 可動部材
36 遮光板(遮光部)
37 第1磁石(付勢手段)
38 第2磁石(付勢手段)
50 バックライト
F 非表示領域
S 検査装置
1 液晶表示パネル
10 保持板
16 照射用開口部
18 取外し孔
31 裏側偏光板
32 可動部材
36 遮光板(遮光部)
37 第1磁石(付勢手段)
38 第2磁石(付勢手段)
50 バックライト
Claims (4)
- 画像表示を行う表示領域及び該表示領域の外側に非表示領域を有する液晶表示パネルの表示領域にバックライトの光を照射するための開口部が形成され、該開口部の周縁で上記非表示領域を支持して上記液晶表示パネルを保持する保持板と、
上記保持板に保持された液晶表示パネルの表示領域に対向するように上記バックライト側に設けられた偏光板とを備えた液晶表示パネルの検査装置であって、
上記偏光板の周縁部を保持し、上記保持板に対して接近又は離間するように移動可能に構成された可動部材と、
上記可動部材を上記保持板側に付勢する付勢手段とを有し、
上記保持板には、上記付勢手段の付勢力に抗して上記可動部材を該保持板から離間させて上記液晶表示パネルを該保持板から取り外すための取外し孔が形成されている
ことを特徴とする液晶表示パネルの検査装置。 - 請求項1に記載の液晶表示パネルの検査装置において、
上記取外し孔は、上記保持板の上記液晶表示パネルを配置する領域の両側に一対に形成されている
ことを特徴とする液晶表示パネルの検査装置。 - 請求項1に記載の液晶表示パネルの検査装置において、
上記付勢手段は、上記可動部材に設けられた第1磁石と、上記バックライト側に設けられ、上記第1磁石と反発し合う第2磁石とを有している
ことを特徴とする液晶表示パネルの検査装置。 - 請求項1に記載の液晶表示パネルの検査装置において、
上記偏光板は、上記取外し孔に対応する位置にも配置され、
上記可動部材には、上記偏光板における取外し孔に対応する部分に重なるように上記バックライトの光を遮光する遮光部が設けられている
ことを特徴とする液晶表示パネルの検査装置。
Priority Applications (1)
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WO2016107074A1 (zh) * | 2014-12-30 | 2016-07-07 | 京东方科技集团股份有限公司 | 背光源点灯治具 |
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2008
- 2008-11-27 JP JP2008303045A patent/JP2010128210A/ja active Pending
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