JP2010128029A - ブレ補正装置、レンズ鏡筒および光学機器 - Google Patents

ブレ補正装置、レンズ鏡筒および光学機器 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の振動を短時間で収束させること、および、光軸方向に直交する方向での固定体による移動体の保持力を上げることが可能で、かつ、固定体による移動体の保持力と移動体の駆動力とのバランス調整が容易なブレ補正装置を提供すること。
【解決手段】光学像のブレを補正するブレ補正装置5は、光学要素7を保持し光軸方向に直交する直交方向へ移動する移動体8と、移動体8を相対移動可能に保持する固定体9と、移動体8を移動させる駆動磁石12および駆動コイル13と、固定体9に対して移動体8を光軸方向へ付勢する複数の付勢部材16と、直交方向における所定の基準位置に配置されるときの移動体8を固定体9に向かって光軸方向へ吸引するための磁気的吸引手段17とを備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ブレ補正装置、レンズ鏡筒および光学機器に関する。
従来、手ブレ等に起因する光学像のブレを補正するためのブレ補正装置が知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。特許文献1に記載のブレ補正装置は、補正レンズを保持するとともに補正レンズの光軸方向に直交する方向へ移動可能な可動枠と、可動枠を移動可能に支持する支持枠と、可動枠を移動させる駆動磁石および駆動コイルとを備えている。また、このブレ補正装置は、可動枠に一端が取り付けられるとともに支持枠に他端が取り付けられる2個の引張りコイルバネを備えている。
特許文献1に記載のブレ補正装置では、引張りコイルバネによって、可動枠が支持枠に向かって光軸方向に付勢されており、この引張りコイルバネによって、支持枠に対する可動枠の光軸回りの回転が防止されている。また、このブレ補正装置では、引張りコイルバネの復元力によって、レンズ鏡筒の光軸と補正レンズの光軸とが略一致する位置で可動枠が支持枠に保持されている。
特許文献2に記載のブレ補正装置は、シフトレンズを保持するとともにシフトレンズの光軸方向に直交する方向へ移動可能なシフト枠と、シフト枠を移動可能に支持するシフトベースと、シフト枠を移動させる駆動磁石および駆動コイルとを備えている。このブレ補正装置では、駆動磁石はバックヨークとともにシフトベースに固定され、駆動コイルはヨークとともにシフト枠に固定されている。
特許文献2に記載のブレ補正装置では、シフト枠に固定されるヨークに形成された突出部と駆動磁石との間に生じる磁気的吸引作用によって、レンズ鏡筒の光軸とシフトレンズの光軸とが略一致する位置でシフト枠がシフトベースに保持されている。
特開平10−319465号公報 特開2002−196382号公報
特許文献1に記載のブレ補正装置では、上述のように、引張りコイルバネの復元力によって、レンズ鏡筒の光軸と補正レンズの光軸とが略一致する位置で可動枠が支持枠に保持されている。そのため、このブレ補正装置では、レンズ鏡筒の光軸と補正レンズの光軸とが略一致する位置で支持枠が可動枠を保持する保持力は小さい。また、このブレ補正装置は、駆動磁石および駆動コイルの駆動力で移動する可動枠に生じる振動を収束させる機能を備えていない。
一方、特許文献2に記載のブレ補正装置では、ヨークの突出部と駆動磁石との間に生じる磁気的吸引作用によって、レンズ鏡筒の光軸とシフトレンズの光軸とが略一致する位置でシフト枠がシフトベースに保持されている。そのため、このブレ補正装置では、ヨークの突出部と駆動磁石との間の磁気吸引力を大きくすることで、レンズ鏡筒の光軸とシフトレンズの光軸とが略一致する位置でシフトベースがシフト枠を保持する保持力を大きくすることが可能である。また、このブレ補正装置では、ヨークの突出部と駆動磁石との間の磁気吸引力を利用して、駆動磁石および駆動コイルの駆動力で移動するシフト枠に生じる振動を短時間で収束させることが可能である。
しかしながら、特許文献2に記載のブレ補正装置では、駆動磁石を用いてシフトベースにシフト枠を保持させているため、シフトベースによるシフト枠の保持力とシフト枠の駆動力とのバランス調整が困難である。たとえば、シフト枠の駆動力を上げようとして、駆動磁石の磁力を大きくしたにもかかわらず、シフトベースによるシフト枠の保持力が大きくなって、シフト枠の駆動力が上がらないといったことが起こりうる。また、たとえば、シフトベースによるシフト枠の保持力を上げようとして、駆動磁石とヨークとの隙間を小さくすると、シフトベースによるシフト枠の保持力に対してシフト枠の駆動力が相対的に低下して、シフト枠の応答性が低下してしまうといったことが起こりうる。また、逆に、シフトベースによるシフト枠の保持力を下げようとして、駆動磁石とヨークとの隙間を大きくすると、それに伴って駆動磁石と駆動コイルとの隙間も大きくなるため、シフト枠の駆動力が低下するといったことも起こりうる。
そこで、本発明の課題は、移動体の振動を短時間で収束させること、および、光軸方向に直交する方向での固定体による移動体の保持力を上げることが可能で、かつ、固定体による移動体の保持力と移動体の駆動力とのバランス調整が容易なブレ補正装置を提供することにある。また、本発明の課題は、かかるブレ補正装置を備えるレンズ鏡筒および光学機器を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、光学像のブレを補正するブレ補正装置において、光学要素を保持し、光軸方向に直交する直交方向へ移動する移動体と、移動体を相対移動可能に保持する固定体と、光軸方向において互いに対向配置され、移動体を移動させる駆動磁石および駆動コイルと、固定体に対して移動体を光軸方向へ付勢するとともに、固定体に対する移動体の回動を抑える複数の付勢部材と、直交方向における所定の基準位置に配置されるときの移動体を固定体に向かって光軸方向へ吸引するための磁気的吸引手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のブレ補正装置は、直交方向における所定の基準位置に配置されるときの移動体を固定体に向かって光軸方向へ吸引するための磁気的吸引手段を備えている。そのため、本発明では、駆動磁石および駆動コイルの駆動力で移動する移動体に生じる振動を、磁気的吸引手段の磁気吸引力によって、短時間で収束させることが可能になる。また、本発明では、磁気的吸引手段の磁気吸引力によって、直交方向での固定体による移動体の保持力を上げることが可能になる。
また、本発明のブレ補正装置は、移動体を移動させる駆動磁石および駆動コイルに加え、磁気的吸引手段を備えている。そのため、磁気的吸引手段の磁気吸引力を調整することで、固定体による移動体の保持力を調整することができ、かつ、駆動磁石と駆動コイルとの間に生じる駆動力を調整することで、移動体の駆動力を調整することができる。すなわち、固定体による移動体の保持力と移動体の駆動力とを個別に調整することが可能になる。したがって、本発明では、固定体による移動体の保持力と移動体の駆動力とのバランス調整が容易になる。
本発明において、付勢部材は、たとえば、固定体に一端が取り付けられるとともに移動体に他端が取り付けられる引張りコイルバネである。
本発明において、ブレ補正装置は、駆動磁石および駆動コイルとして、光軸方向に直交する第1方向へ移動体を移動させる第1駆動磁石および第1駆動コイルと、光軸方向と第1方向とに直交する第2方向へ移動体を移動させる第2駆動磁石および第2駆動コイルとを備え、磁気的吸引手段として、第1磁気的吸引手段と第2磁気的吸引手段とを備え、第1駆動磁石および第1駆動コイルと、第2駆動磁石および第2駆動コイルとは、光軸方向から見たときに光学要素の光軸を中心にして略90°ピッチで配置され、第1駆動磁石および第1駆動コイルと第1磁気的吸引手段とは、光軸方向から見たときに第1方向において光学要素を挟んだ状態で配置され、第2駆動磁石および第2駆動コイルと第2磁気的吸引手段とは、光軸方向から見たときに第2方向において光学要素を挟んだ状態で配置されていることが好ましい。
このように構成すると、第1駆動磁石が発生させる磁界および第2駆動磁石が発生させる磁界と、第1磁気的吸引手段が発生させる磁界および第2磁気的吸引手段が発生させる磁界との干渉を抑制することができる。したがって、固定体による移動体の保持力と移動体の駆動力とのバランス調整がより容易になる。また、このように構成すると、光軸方向に直交する方向において、第1駆動磁石および第1駆動コイルによる移動体の駆動力の方向と正反対の方向の力を、第1磁気的吸引手段による吸引力に基づいて移動体に作用させることが可能になり、かつ、第2駆動磁石および第2駆動コイルによる移動体の駆動力の方向と正反対の方向の力を、第2磁気的吸引手段による吸引力に基づいて移動体に作用させることが可能になる。したがって、駆動磁石および駆動コイルの駆動力で移動する移動体に生じる振動を効果的に収束させることが可能になる。
本発明において、磁気的吸引手段は、たとえば、移動体または固定体のいずれか一方に固定される吸引用磁石と、移動体または固定体のいずれか他方に固定される吸引用磁性片とを備えている。この場合には、磁気的吸引手段が、移動体に固定される吸引用磁石と固定体に固定される吸引用磁石とを備えている場合と比較して、磁気的吸引手段のコストを低減することができる。
本発明において、ブレ補正装置は、直交方向での固定体に対する移動体の位置を検出するための磁気センサおよび検出用磁石を備え、磁気センサは、固定体に固定され、吸引用磁石と検出用磁石とは、その間に磁性部材を挟んだ状態で移動体に固定されていることが好ましい。このように構成すると、ブレ補正装置が磁気センサおよび検出用磁石を備えている場合であっても、吸引用磁石が発生させる磁界と検出用磁石が発生させる磁界との干渉を抑制することができる。
本発明のブレ補正装置は、レンズ鏡筒に用いることができる。また、本発明のブレ補正装置は、光学機器に用いることができる。このレンズ鏡筒および光学機器では、移動体の振動を短時間で収束させること、および、光軸方向に直交する方向での固定体による移動体の保持力を上げることが可能になる。また、このレンズ鏡筒および光学機器では、固定体による移動体の保持力と移動体の駆動力とのバランス調整が容易になる。
以上のように、本発明のブレ補正装置、レンズ鏡筒および光学機器では、移動体の振動を短時間で収束させること、および、光軸方向に直交する方向での固定体による移動体の保持力を上げることが可能になるとともに、固定体による移動体の保持力と移動体の駆動力とのバランス調整が容易になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(光学機器の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる光学機器1の正面図である。
本形態の光学機器1は、たとえば、撮像素子(図示省略)を有するデジタルカメラである。この光学機器(カメラ)1は、図1に示すように、レンズ鏡筒2と本体部3とを備えている。また、カメラ1は、本体部3の内部に光学機器1の種々の制御を行う制御部等(図示省略)を備えている。
レンズ鏡筒2の内部には、後述の補正レンズ7(図5等参照)を含む複数のレンズが配置されている。レンズ鏡筒2は、撮影が行われないときには、本体部3の中に収納されている。一方、被写体の撮影時には、レンズ鏡筒2は、本体部3から被写体側に向かって伸びる。すなわち、本形態のレンズ鏡筒2は、いわゆるズームレンズ鏡筒である。
撮像素子は、本体部3の内部に配置されている。この撮像素子は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)やC−MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)である。なお、撮像素子の代わりに本体部3の内部に感光フィルムが配置されても良い。
また、本形態のカメラ1は、撮像素子の撮像面に結像される光学像のブレを補正するためのブレ補正装置5(図2等参照)をレンズ鏡筒2の内部に備えている。以下、このブレ補正装置5の構成について説明する。
(ブレ補正装置の構成)
図2は、本発明の実施の形態にかかるブレ補正装置5の斜視図である。図3は、図2に示すブレ補正装置5を一方向から示す分解斜視図である。図4は、図2に示すブレ補正装置5を他方向から示す分解斜視図である。図5は、図2に示すブレ補正装置5の断面図であり、(A)は図2のE−E断面の断面図、(B)は図2のF−F断面の断面図である。図6は、図3に示す第1駆動磁石12、第2駆動磁石14、第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18の光軸方向から見たときの位置関係を説明するための図である。なお、図4では、図3に示す構成の一部の図示を省略している。
以下の説明では、レンズ鏡筒2の光軸方向をZ方向、Z方向に直交する図2の上下方向をY方向、Z方向およびY方向に直交する方向をX方向とする。また、以下の説明では、Z1方向を前、Z2方向を後(後ろ)、Y1方向を上、Y2方向を下、X1方向を左、X2方向を右とする。
本形態のブレ補正装置5は、光学要素としての補正レンズ7をX方向およびY方向へ移動させて、手ブレ等に起因する光学像のブレを補正するための装置である。このブレ補正装置5は、レンズ鏡筒2の内部に配置されている。
図2〜図5に示すように、ブレ補正装置5は、補正レンズ7を保持しX方向およびY方向へ移動可能な移動体8と、移動体8を相対移動可能に保持する固定体9を備えている。また、ブレ補正装置5は、移動体8をX方向へ移動させる第1駆動磁石12および第1駆動コイル13と、移動体8をY方向へ移動させる第2駆動磁石14および第2駆動コイル15と、固定体9に対して移動体8を光軸方向(Z方向)に付勢する付勢部材としての2個の引張りコイルバネ16とを備えている。
さらに、ブレ補正装置5は、補正レンズ7の光軸L1がレンズ鏡筒2の光軸L2と略一致する位置に配置されるときの移動体8を固定体9に向かってZ方向へ吸引するための第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18を備えている。また、ブレ補正装置5は、X方向およびY方向での固定体9に対する移動体8の位置を検出するための2個の磁気センサ19、20および2個の検出用磁石21、22と、Z方向において移動体8と固定体9との間に配置される3個のボール23とを備えている。本形態では、X方向が第1方向となり、Y方向が第2方向となっている。
移動体8は、樹脂によって略平板状に形成されている。移動体8の中心部には、Z方向に貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔に補正レンズ7が固定されている。また、移動体8には、第1磁気的吸引手段17を構成する後述の第1吸引用磁石31および検出用磁石21が配置される第1磁石配置孔8aと、第2磁気的吸引手段18を構成する後述の第2吸引用磁石33および検出用磁石22が配置される第2磁石配置孔8bと、第1駆動コイル13が固定される第1コイル固定部8cと、第2駆動コイル15が固定される第2コイル固定部8dと、引張りコイルバネ16の端部が係合する2個のバネ係合部8eとが形成されている。
第1磁石配置孔8aおよび第2磁石配置孔8bは、Z方向に貫通するように形成されている。また、第1磁石配置孔8aは、補正レンズ7の左方に形成され、第2磁石配置孔8bは、補正レンズ7の上方に形成されている。すなわち、第1磁石配置孔8aと第2磁石配置孔8bとは、Z方向から見ると、補正レンズ7の光軸L1を中心にして略90°ピッチで形成されている。
第1コイル固定部8cは、補正レンズ7の右方に形成され、第2コイル固定部8dは、補正レンズ7の下方に形成されている。すなわち、第1コイル固定部8cと第2コイル固定部8dとは、Z方向から見ると、補正レンズ7の光軸L1を中心にして略90°ピッチで形成されている。また、2個のバネ係合部8eのうちの一方のバネ係合部8eは、補正レンズ7の右斜め上方に形成され、他方のバネ係合部8eは、補正レンズ7の左斜め下方に形成されている。
固定体9は、レンズ鏡筒2内の所定の部材に取り付けられている。この固定体9は、ベース部材24とカバー部材25とから構成されている。ベース部材24およびカバー部材25は、樹脂によって形成されている。また、ベース部材24は、底部24aおよび筒部24bを有する底付きの略円筒状に形成され、カバー部材25は、略平板状に形成されている。
ベース部材24の底部24aは、ブレ補正装置5の前端に配置され、カバー部材25は、筒部24bの後端側の内部に嵌め込まれている。また、Z方向における底部24aとカバー部材25との間には、移動体8が配置されている。具体的には、固定体9の内部においてX方向およびY方向へ所定量の移動が可能となるように、底部24aとカバー部材25との間に、移動体8が配置されている。
底部24aの中心には、レンズ鏡筒2の光軸L2が通過する貫通孔24cがZ方向に貫通するように形成されている。また、底部24aには、第1駆動コイル13の前方に配置される駆動用磁性片(ヨーク)26が固定される第1ヨーク固定部24dと、第2駆動コイル15の前方に配置される駆動用磁性片(ヨーク)27が固定される第2ヨーク固定部24eと、引張りコイルバネ16の端部が係合する2個のバネ係合部24fと、磁気センサ19、20が配置される2個のセンサ配置孔24gとが形成されている。
図3に示すように、第1ヨーク固定部24dおよび第2ヨーク固定部24eは、前側に向かって窪むように底部24aの後面に形成されている。また、第1ヨーク固定部24dは、貫通孔24cの右方に形成され、第2ヨーク固定部24eは、貫通孔24cの下方に形成されている。
図4に示すように、2個のバネ係合部24fの一方は、補正レンズ7の右斜め上方にZ方向に貫通するように形成された貫通孔の中に形成されている。また、他方のバネ係合部24fは、補正レンズ7の左斜め下方にZ方向に貫通するように形成された貫通孔の中に形成されている。2個のセンサ配置孔24gは、Z方向に貫通するように形成されている。また、2個のセンサ配置孔24gの一方は、貫通孔24cの左方に形成され、他方の配置孔24gは、貫通孔24cの上方に形成されている。
カバー部材25の中心には、レンズ鏡筒2の光軸L2が通過する貫通孔25aがZ方向に貫通するように形成されている。また、カバー部材25には、第1磁気的吸引手段17を構成する後述の第1吸引用磁性片(ヨーク)32が固定される第1ヨーク固定部25bと、第2磁気的吸引手段18を構成する後述の第2吸引用磁性片34が固定される第2ヨーク固定部25cと、第1駆動磁石12が配置される第1磁石配置孔25dと、第2駆動磁石14が配置される第2磁石配置孔25eとが形成されている。
第1ヨーク固定部25bおよび第2ヨーク固定部25cは、後ろ側に向かって窪むようにカバー部材25の前面に形成されている。また、第1ヨーク固定部25bは、貫通孔25aの左方に形成され、第2ヨーク固定部25cは、貫通孔25aの上方に形成されている。すなわち、第1ヨーク固定部25bと第2ヨーク固定部25cとは、Z方向から見ると、レンズ鏡筒2の光軸L2を中心にして略90°ピッチで形成されている。
第1磁石配置孔25dおよび第2磁石配置孔25eは、Z方向に貫通するように形成されている。また、第1磁石配置孔25dは、貫通孔25aの右方に形成され、第2磁石配置孔25eは、貫通孔25aの下方に形成されている。すなわち、第1磁石配置孔25dと第2磁石配置孔25eとは、Z方向から見ると、レンズ鏡筒2の光軸L2を中心にして略90°ピッチで形成されている。
第1駆動磁石12は、扁平な略直方体状に形成され、カバー部材25の第1磁石配置孔25dの中に固定されている。また、第1駆動磁石12の後面側には、扁平な略直方体状の駆動用磁性片28が配置されている。駆動用磁性片28は、第1駆動磁石12とともに第1磁石配置孔25dの中に固定されている。同様に、第2駆動磁石14は、扁平な略直方体状に形成され、第2磁石配置孔25eの中に固定されている。また、第2駆動磁石14の後面側には、扁平な略直方体状の駆動用磁性片29が配置されており、駆動用磁性片29は、第2駆動磁石14とともに第2磁石配置孔25eの中に固定されている。
第1駆動コイル13は、移動体8の第1コイル固定部8cの前面に固定されており、Z方向において、第1駆動磁石12と対向配置されている。第2駆動コイル15は、移動体8の第2コイル固定部8dの前面に固定されており、Z方向において、第2駆動磁石14と対向配置されている。
第1磁気的吸引手段17は、第1吸引用磁石31と、第1吸引用磁性片32とを備えている。また、第2磁気的吸引手段18は、第2吸引用磁石33と、第2吸引用磁性片34とを備えている。第1吸引用磁石31、第1吸引用磁性片32、第2吸引用磁石33および第2吸引用磁性片34は扁平な直方体状に形成されている。
第1吸引用磁石31は、検出用磁石21とともに移動体8の第1磁石配置孔8aの中に固定されている。具体的には、扁平な直方体状に形成された磁性片35を第1吸引用磁石31と検出用磁石21との間に挟んだ状態で、第1吸引用磁石31および検出用磁石21が第1磁石配置孔8aの中に固定されている。また、第1吸引用磁石31が後面側に配置され、検出用磁石21が前面側に配置されている。第1吸引用磁性片32は、カバー部材25の第1ヨーク固定部25bに固定されている。
第2吸引用磁石33は、検出用磁石22とともに移動体8の第2磁石配置孔8bの中に固定されている。具体的には、扁平な直方体状に形成された磁性片36を第2吸引用磁石33と検出用磁石22との間に挟んだ状態で、第2吸引用磁石33および検出用磁石22が第2磁石配置孔8bの中に固定されている。また、第2吸引用磁石33が後面側に配置され、検出用磁石22が前面側に配置されている。第2吸引用磁性片34は、カバー部材25の第2ヨーク固定部25cに固定されている。
図5(A)に示すように、第1吸引用磁石31と第1吸引用磁性片32とはZ方向で対向しており、第1吸引用磁石31と第1吸引用磁性片32との間には磁気吸引力が生じている。同様に、第2吸引用磁石33と第2吸引用磁性片34とはZ方向で対向しており、第2吸引用磁石33と第2吸引用磁性片34との間には磁気吸引力が生じている。
本形態では、図5(A)に示すように、補正レンズ7の光軸L1がレンズ鏡筒2の光軸L2と略一致しているときに、第1吸引用磁石31と第1吸引用磁性片32との間の磁気吸引力が最も大きくなるように、第1吸引用磁石31と第1吸引用磁性片32とが配置されている。また、同様に、補正レンズ7の光軸L1がレンズ鏡筒2の光軸L2と略一致しているときに、第2吸引用磁石33と第2吸引用磁性片34との間の磁気吸引力が最も大きくなるように、第2吸引用磁石33と第2吸引用磁性片34とが配置されている。すなわち、本形態の第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18は、補正レンズ7の光軸L1とレンズ鏡筒2の光軸L2とが略一致する基準位置で移動体8を保持する機能を果たしている。
引張りコイルバネ16の前端は、ベース部材24のバネ係合部24fに係合し、引張りコイルバネ16の後端は、移動体8のバネ係合部8eに係合している。すなわち、引張りコイルバネ16は、Z方向においてベース部材24に向かって移動体8を付勢している。また、引張りコイルバネ16は、その復元力によって、補正レンズ7の光軸L1とレンズ鏡筒2の光軸L2とが略一致する位置で移動体8を保持するとともに移動体8が光軸方向へ移動しないように移動体8を保持する機能、および、ベース部材24に対して移動体8が光軸方向を軸方向として回動するのを抑える機能を果たしている。
磁気センサ19、20は、カバー部材24の前面に固定されたフレキシブルプリント基板(FPC)37に実装されている。すなわち、磁気センサ19、20は、FPC37を介してカバー部材24に固定されている。磁気センサ19、20は、カバー部材24のセンサ配置孔24gの中に配置されている。本形態では、Z方向において、磁気センサ19と検出用磁石21とが対向し、磁気センサ20と検出用磁石22とが対向している。
3個のボール23は、移動体8とベース部材24との間に配置されている。このボール23は、移動体8がX方向やY方向へ移動するときに回転する。
上述のように、Z方向から見ると、第1磁石配置孔25dと第2磁石配置孔25eとは、レンズ鏡筒2の光軸L2を中心にして略90°ピッチで形成され、第1コイル固定部8cと第2コイル固定部8dとは、補正レンズ7の光軸L1を中心にして略90°ピッチで形成されている。すなわち、本形態では、第1駆動磁石12および第1駆動コイル13と、第2駆動磁石14および第2駆動コイル15とは、補正レンズ7の光軸L1を中心にして略90°ピッチで配置されている。
また、本形態では、図6に示すように、光軸方向から見たときに、第1駆動磁石12と第1磁気的吸引手段17とは、X方向において補正レンズ7を挟んだ状態で配置されている。具体的には、補正レンズ7の光軸L1とレンズ鏡筒2の光軸L2とが略一致している状態において、補正レンズ7の光軸L1を通過するX方向に平行な直線上に、第1駆動磁石12と補正レンズ7と第1磁気的吸引手段17とが並ぶように、第1駆動磁石12と第1磁気的吸引手段17とが配置されている。
同様に、第2駆動磁石14と第2磁気的吸引手段18とは、光軸方向から見たときに、Y方向において補正レンズ7を挟んだ状態で配置されている。具体的には、補正レンズ7の光軸L1とレンズ鏡筒2の光軸L2とが略一致している状態において、補正レンズ7の光軸L1を通過するY方向に平行な直線上に、第2駆動磁石14と補正レンズ7と第2磁気的吸引手段18とが並ぶように、第2駆動磁石14と第2磁気的吸引手段18とが配置されている。
(ブレ補正装置の概略動作)
図7は、図2に示すブレ補正装置5の動作時の状態の一例を示す断面図であり、(A)は図2のE−E断面の断面図、(B)は図2のF−F断面の断面図である。
以上のように構成されたブレ補正装置5は、手ブレ等に起因する光学像のブレが生じると、補正レンズ7をX方向および/またはY方向へ移動させて、そのブレを補正する。たとえば、カメラ1の本体部3に設けられたブレ検出器(図示省略)によって、X方向のブレが検出されると、カメラ1の制御部からの制御指令によって、第1駆動コイル13に電流が供給されて、図7に示すように、移動体8が固定体9に対してX方向へ相対移動する。すなわち、X方向において、補正レンズ7の光軸L1とレンズ鏡筒2の光軸L2とがずれる。同様に、ブレ検出器によって、Y方向のブレが検出されると、制御部からの制御指令で、第2駆動コイル15に電流が供給されて、移動体8が固定体9に対してY方向へ相対移動する。
ここで、固定体9に対してX方向やY方向へ移動体8が相対移動すると、移動体8に生じる慣性力の影響で、固定体9に対して移動体8が振動する。本形態では、第1吸引用磁石31と第1吸引用磁性片32との間、および、第2吸引用磁石33と第2吸引用磁性片34との間には磁気吸引力が生じているため、固定体9に対して移動体8が振動しても、その振動は減衰しやすい。すなわち、本形態では、固定体9に対する移動体8の振動は、比較的短時間で収束する。
また、上述のように、本形態では、補正レンズ7の光軸L1がレンズ鏡筒2の光軸L2と略一致しているときに、第1吸引用磁石31と第1吸引用磁性片32との間の磁気吸引力、および、第2吸引用磁石33と第2吸引用磁性片34との間の磁気吸引力が最も大きくなっている。すなわち、図7に示すように、補正レンズ7の光軸L1とレンズ鏡筒2の光軸L2とがずれると、そのずれ量が大きくなるにつれて、第1吸引用磁石31と第1吸引用磁性片32との間の磁気吸引力、および、第2吸引用磁石33と第2吸引用磁性片34との間の磁気吸引力が小さくなる。そのため、第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18の磁気吸引力が、第1駆動磁石12および第1駆動コイル13による移動体8の駆動力、および、第2駆動磁石14および第2駆動コイル15による移動体8の駆動力に与える影響はほとんどない。
なお、本形態では、補正レンズ7の光軸L1とレンズ鏡筒2の光軸L2が一致している場合であっても、第1駆動磁石12および第1駆動コイル13による移動体8の駆動力、および、第2駆動磁石14および第2駆動コイル15による移動体8の駆動力に影響を与えない程度に、第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18の磁気吸引力が設定されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のブレ補正装置5は、第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18を備えている。そのため、本形態では、第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18の磁気吸引力によって、固定体9に対して相対移動する移動体8に生じる振動を比較的短時間で収束させることができる。また、本形態では、第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18の磁気吸引力によって、補正レンズ7の光軸L1とレンズ鏡筒2の光軸L2とが略一致する位置での固定体9に対する移動体8の保持力を上げることができる。
また、本形態のブレ補正装置5は、第1駆動磁石12、第1駆動コイル13、第2駆動磁石14および第2駆動コイル15に加え、第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18を備えている。そのため、第1磁気的吸引手段17および第2磁気的吸引手段18の磁気吸引力を調整することで、固定体9による移動体8の保持力を調整することができ、かつ、第1駆動磁石12と第1駆動コイル13との間に生じる駆動力および第2駆動磁石14と第2駆動コイル15との間に生じる駆動力を調整することで、移動体8の駆動力を調整することができる。すなわち、固定体9による移動体8の保持力と移動体8の駆動力とを個別に調整することができる。したがって、本形態では、固定体9による移動体8の保持力と移動体8の駆動力とのバランス調整を容易に行うことができる。
本形態では、第1駆動磁石12および第1駆動コイル13と、第2駆動磁石14および第2駆動コイル15とは、補正レンズ7の光軸L1を中心にして略90°ピッチで配置されている。また、光軸方向から見たときに、第1駆動磁石12と第1磁気的吸引手段17とがX方向において補正レンズ7を挟んだ状態で配置され、第2駆動磁石14と第2磁気的吸引手段18とがY方向において補正レンズ7を挟んだ状態で配置されている。そのため、第1駆動磁石12が発生させる磁界および第2駆動磁石14が発生させる磁界と、第1磁気的吸引手段17が発生させる磁界および第2磁気的吸引手段18が発生させる磁界との干渉を抑制することができる。したがって、固定体9による移動体8の保持力と移動体8の駆動力とのバランス調整をより容易に行うことができる。
本形態では、第1駆動磁石12と第1磁気的吸引手段17とがX方向において補正レンズ7を挟んだ状態で配置されているため、X方向において、第1駆動磁石12および第1駆動コイル13による駆動力の方向と正反対の方向の力を、第1磁気的吸引手段17による吸引力に基づいて移動体8に作用させることができる。また、第2駆動磁石14と第2磁気的吸引手段18とがY方向において補正レンズ7を挟んだ状態で配置されているため、Y方向において、第2駆動磁石14および第2駆動コイル15による駆動力の方向と正反対の方向の力を、第2磁気的吸引手段18による吸引力に基づいて移動体8に作用させることができる。したがって、固定体9に対して相対移動する移動体8に生じる振動を効果的に収束させることができる。
本形態では、第1吸引用磁石31は、検出用磁石21との間に磁性片35を挟んだ状態で第1磁石配置孔8aに固定され、第2吸引用磁石33は、検出用磁石22との間に磁性片36を挟んだ状態で第2磁石配置孔8bに固定されている。そのため、ブレ補正装置5が、固定体9に対する移動体8の位置を検出するための磁気センサ19、20および検出用磁石21、22を備える場合であっても、第1吸引用磁石31が発生させる磁界と検出用磁石21が発生させる磁界との干渉、および、第2吸引用磁石33が発生させる磁界と検出用磁石22が発生させる磁界との干渉を抑制することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、第1吸引用磁石31および第2吸引用磁石33は移動体8に固定され、第1吸引用磁性片32および第2吸引用磁性片34はカバー部材25に固定されている。この他にもたとえば、第1吸引用磁石31および第2吸引用磁石33がカバー部材25に固定され、第1吸引用磁性片32および第2吸引用磁性片34が移動体8に固定されても良い。また、第1吸引用磁石31および第2吸引用磁石33が移動体8に固定されるとともに、第1吸引用磁性片32および第2吸引用磁性片34に代えて2個の磁石がカバー部材25に固定されても良い。
上述した形態では、第1吸引用磁石31と検出用磁石21とは、その間に磁性片35を挟んだ状態で、第1磁石配置孔8aの中に固定されている。この他にもたとえば、磁性片35を配置せずに、第1吸引用磁石31の機能と検出用磁石21の機能とを備える1個の磁石を第1磁石配置孔8aの中に固定しても良い。同様に、磁性片36を配置せずに、第2吸引用磁石33の機能と検出用磁石22の機能とを備える1個の磁石を第2磁石配置孔8bの中に固定しても良い。
上述した形態では、補正レンズ7の光軸L1を通過するX方向に平行な直線上に第1磁気的吸引手段17が配置されている。この他にもたとえば、補正レンズ7の光軸L1を通過するX方向に平行な直線上からずれた位置に第1磁気的吸引手段17が配置されても良い。同様に、上述した形態では、補正レンズ7の光軸L1を通過するY方向に平行な直線上に第2磁気的吸引手段18が配置されているが、補正レンズ7の光軸L1を通過するY方向に平行な直線上からずれた位置に第2磁気的吸引手段18が配置されても良い。
上述した形態では、ブレ補正装置5は、第1磁気的吸引手段17と第2磁気的吸引手段18との2個の磁気的吸引手段を備えているが、ブレ補正装置5は、3個以上の磁気的吸引手段を備えていても良い。また、ブレ補正装置5が備える磁気的吸引手段は1個でも良い。
上述した形態では、引張りコイルバネ16によって、ベース部材24に向かって移動体8が付勢されている。この他にもたとえば、圧縮コイルバネ等の他のバネ部材によって、ベース部材24に向かって移動体8が付勢されても良い。また、ゴム等の弾性部材によって、ベース部材24に向かって移動体8が付勢されても良い。
上述した形態では、ブレ補正装置5は、補正レンズ7をX方向およびY方向へ移動させている。この他にもたとえば、ブレ補正装置5は、撮像素子をX方向およびY方向へ移動させても良い。また、ブレ補正装置5は、屈折ガラス等をX方向およびY方向へ移動させても良い。すなわち、移動体8には、補正レンズ7以外の光学要素が保持されても良い。
上述した形態では、カメラ1を例に本発明の実施の形態にかかるブレ補正装置5を説明したが、ブレ補正装置5が適用される光学機器は、カメラ1には限定されない。たとえば、ビデオカメラ等の動画撮影装置や、双眼鏡、望遠鏡等の観察装置等のその他の光学機器に、ブレ補正装置5が適用されても良い。
本発明の実施の形態にかかる光学機器の正面図である。 本発明の実施の形態にかかるブレ補正装置の斜視図である。 図2に示すブレ補正装置を一方向から示す分解斜視図である。 図2に示すブレ補正装置を他方向から示す分解斜視図である。 図2に示すブレ補正装置の断面図であり、(A)は図2のE−E断面の断面図、(B)は図2のF−F断面の断面図である。 図3に示す第1駆動磁石、第2駆動磁石、第1磁気的吸引手段および第2磁気的吸引手段の光軸方向から見たときの位置関係を説明するための図である。 図2に示すブレ補正装置の動作時の状態の一例を示す断面図であり、(A)は図2のE−E断面の断面図、(B)は図2のF−F断面の断面図である。
符号の説明
1 カメラ(光学機器)
2 レンズ鏡筒
5 ブレ補正装置
7 補正レンズ(光学要素)
8 移動体
9 固定体
12 第1駆動磁石(駆動磁石)
13 第1駆動コイル(駆動コイル)
14 第2駆動磁石(駆動磁石)
15 第2駆動コイル(駆動コイル)
16 引張りコイルバネ(付勢部材)
17 第1磁気的吸引手段(磁気的吸引手段)
18 第2磁気的吸引手段(磁気的吸引手段)
19、20 磁気センサ
21、22 検出用磁石
31 第1吸引用磁石(吸引用磁石)
32 第1吸引用磁性片(吸引用磁性片)
33 第2吸引用磁石(吸引用磁石)
34 第2吸引用磁性片(吸引用磁性片)
35、36 磁性片(磁性部材)
L1 補正レンズの光軸(光学要素の光軸)
X 第1方向
Y 第2方向

Claims (7)

  1. 光学像のブレを補正するブレ補正装置において、
    光学要素を保持し、光軸方向に直交する直交方向へ移動する移動体と、
    前記移動体を相対移動可能に保持する固定体と、
    前記光軸方向において互いに対向配置され、前記移動体を移動させる駆動磁石および駆動コイルと、
    前記固定体に対して前記移動体を前記光軸方向へ付勢するとともに、前記固定体に対する前記移動体の回動を抑える複数の付勢部材と、
    前記直交方向における所定の基準位置に配置されるときの前記移動体を前記固定体に向かって前記光軸方向へ吸引するための磁気的吸引手段と、を備えることを特徴とするブレ補正装置。
  2. 前記付勢部材は、前記固定体に一端が取り付けられるとともに前記移動体に他端が取り付けられる引張りコイルバネであることを特徴とする請求項1記載のブレ補正装置。
  3. 前記駆動磁石および前記駆動コイルとして、前記光軸方向に直交する第1方向へ前記移動体を移動させる第1駆動磁石および第1駆動コイルと、前記光軸方向と前記第1方向とに直交する第2方向へ前記移動体を移動させる第2駆動磁石および第2駆動コイルとを備え、
    前記磁気的吸引手段として、第1磁気的吸引手段と第2磁気的吸引手段とを備え、
    前記第1駆動磁石および前記第1駆動コイルと、前記第2駆動磁石および前記第2駆動コイルとは、前記光軸方向から見たときに前記光学要素の光軸を中心にして略90°ピッチで配置され、
    前記第1駆動磁石および前記第1駆動コイルと前記第1磁気的吸引手段とは、前記光軸方向から見たときに前記第1方向において前記光学要素を挟んだ状態で配置され、
    前記第2駆動磁石および前記第2駆動コイルと前記第2磁気的吸引手段とは、前記光軸方向から見たときに前記第2方向において前記光学要素を挟んだ状態で配置されていることを特徴とする請求項1または2記載のブレ補正装置。
  4. 前記磁気的吸引手段は、前記移動体または前記固定体のいずれか一方に固定される吸引用磁石と、前記移動体または前記固定体のいずれか他方に固定される吸引用磁性片とを備えることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載のブレ補正装置。
  5. 前記直交方向での前記固定体に対する前記移動体の位置を検出するための磁気センサおよび検出用磁石を備え、
    前記磁気センサは、前記固定体に固定され、
    前記吸引用磁石と前記検出用磁石とは、その間に磁性部材を挟んだ状態で前記移動体に固定されていることを特徴とする請求項4記載のブレ補正装置。
  6. 請求項1から5いずれかに記載のブレ補正装置を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項1から5いずれかに記載のブレ補正装置を備えることを特徴とする光学機器。
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