JP2010127985A - カラーフィルター基板の製造方法およびカラー情報表示用パネルの製造方法 - Google Patents

カラーフィルター基板の製造方法およびカラー情報表示用パネルの製造方法 Download PDF

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寛治 田中
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櫻井  良
Shingo Ono
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Mitsuhiro Nishida
三博 西田
Masayuki Nishii
雅之 西井
Yoshitomo Masuda
善友 増田
Hirotaka Yamazaki
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Abstract

【課題】カラーフィルターと遮光材とを同層に形成でき、カラーフィルターと遮光材との境界部および各色カラーフィルターの境界部の任意の位置に隙間を容易に設けることができ、さらには、インクジェット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷等の生産性に優れた印刷技術によって、観察側の透明パネル基板の外側面に、画素の面積よりも小さい面積の各色カラーフィルターを精度よく配置することができるカラーフィルター基板の製造方法およびカラー情報表示用パネルの製造方法を提供する。
【解決手段】一方の面に透明な無機酸化物膜11が形成された無色透明フィルム12の透明な無機酸化物膜の上に、カラーフィルター14R、14G、14BLおよび遮光材13を形成後、カラーフィルターとカラーフィルターとの間およびカラーフィルターと遮光材との間の任意の部分をドライエッチング法にてエッチングして隙間を形成して作製したカラーフィルターフィルムを、透明基板に貼り合わせて、カラーフィルター基板を得る。
【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間空間に封入した表示媒体が移動することによって表示されたモノトーンの情報画像を、観察側基板に設けた各色のカラーフィルターでカラー認識するカラー情報表示用パネルに関するものであり、特に、前記カラー情報表示用パネルにおいて観察側のパネル基板となるカラーフィルター基板の製造方法およびそれを用いたカラー情報表示用パネルの製造方法に関するものである。
従来の液晶表示装置(LCD)に代わる情報表示装置を構成する表示パネルとして、帯電粒子電気泳動方式(気体中移動方式および液体中移動方式)表示パネル、表面を半分ずつ2色配置した粒子を回転させる方式の表示パネル等、表示媒体とする粒子からの反射光にて視認する技術を用いて紙に描かれたものを見るような視認性が得られる表示パネルが提案されている。これらの表示パネルは、液晶表示パネルと比較すると、通常の印刷物に近い広い視野角が得られる、消費電力が小さい、メモリー機能を有している等のメリットがあることから、電子ペーパーと呼ばれる次世代の情報表示装置への展開が期待されている。最近では、帯電粒子を分散粒子として分散液とともにマイクロカプセルに封入し、これを対向する基板間に配置した構成の液体中電気泳動方式や、帯電性粒子を含んだ粒子群として構成した表示媒体を対向する基板間の気体中空間に配置した構成の帯電粒子気体中移動方式が提案され、期待が寄せられている。
上述したような情報表示用パネルの一例として、従来、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に形成された気体中空間に、少なくとも光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成した、互いに帯電特性が異なる白色表示媒体および黒色表示媒体を封入し、観察側基板に配置したカラーフィルターを介して、白色表示媒体と黒色表示媒体に電界を付与することによって互いに反転移動させて画像等の情報をカラー表示するカラー情報表示用パネルが知られている。そして、このようなカラー情報表示用パネルにおいて、カラーフィルターを観察側基板の外側に形成して、従来必要としていたカラーフィルターを平坦化する工数をなくすと共に、各画素に対応して配置するカラーフィルターの面積を画素の面積よりも小さくして、斜めから見た時でも混色が起こらないようにすることも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−83521号公報
従来のカラー情報表示用パネルでは、画像を鮮明にする目的で遮光材(ブラックマトリックスまたはホワイトマトリックス)を設ける場合は、観察側の透明パネル基板の内側面にリブ状の遮光材を格子状に形成し、遮光材リブの隙間にカラーフィルターをインクジェット印刷で形成する方法がとられている。遮光材リブが、インクの流動を抑制するバンクとして働きカラーフィルター用インクの混色を防止しているとともに、カラーフィルターと遮光材とを同層に形成していた。その後、形成したカラーフィルターと遮光材とを平坦化した上に画素用電極とする透明な導電膜を形成してカラーフィルター基板としていたので、平坦化のための工数を要していた。
また、各色カラーフィルターの周囲を遮光材で囲んだ構成のため、表示媒体からの反射光を視認する方式のカラー情報表示用パネルでは光量が不足するためか、画面が暗いといった問題もあった。この問題を解消するために、組み合せて用いる1組のカラーフィルターの周囲にリブ状遮光材を格子状に形成し、その内側に組み合せて用いる1組の各色カラーフィルター用インクをインクジェット印刷しようとすると各色カラーフィルター用インクを配置した境界部で混色が発生してしまう問題があった。
一方、観察側の透明パネル基板の外側面にカラーフィルターを、画素の面積よりも小さくして配置する場合には、各色カラーフィルターを精度よく配置することが要求されるためインクジェット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷等の印刷技術が適用できず、手間の掛かる露光・現像工程を用いるフォトリソ法を用いなければならず、生産性の面で問題があるとともに、カラーフィルターと遮光材とを同層に形成できない問題もあった。
本発明の目的は上記問題点を解消して、カラーフィルターと遮光材とを同層に形成でき、カラーフィルターと遮光材との境界部および各色カラーフィルターの境界部の任意の位置に隙間を容易に設けることができ、さらには、インクジェット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷等の生産性に優れた印刷技術によって、観察側の透明パネル基板の外側面に、画素の面積よりも小さい面積の各色カラーフィルターを精度よく配置することができるカラーフィルター基板の製造方法およびカラー情報表示用パネルの製造方法を提供しようとするものである。
本発明のカラーフィルター基板の製造方法は、透明基板にカラーフィルターおよび遮光材が同層になるように形成したカラーフィルター基板である観察側透明パネル基板と、透明であることを要しない背面側パネル基板とを対向配置して形成したパネル空間に封止した表示媒体を駆動して、情報をカラー画像として表示するカラー情報表示用パネルに用いるカラーフィルター基板の製造方法であって、一方の面に透明な無機酸化物膜が形成された無色透明フィルムの前記透明な無機酸化物膜の上に、カラーフィルターおよび遮光材を形成後、カラーフィルターとカラーフィルターとの間およびカラーフィルターと遮光材との間の任意の部分をドライエッチング法にてエッチングして隙間を形成して作製したカラーフィルターフィルムを、透明基板に貼り合わせて得ることを特徴とするものである。
また、本発明のカラーフィルター基板の製造方法の好適例としては、一方の面に透明な無機酸化物膜が形成された無色透明フィルムのもう一方の面には透明導電膜が形成されている無色透明フィルムを用いたこと、ドライエッチング法にてエッチングする部分を、複数色配置した各カラーフィルターの境界部およびカラーフィルターと遮光材との境界部とし、複数色配置した各カラーフィルターの間およびカラーフィルターと遮光材との間に隙間を形成したこと、遮光材を、三原色カラーフィルターの3色を1セットとする領域の周囲に、あるいは、三原色カラーフィルターと無色透明なカラーフィルターとの4色を1セットとする領域の周囲に設け、各隣接カラーフィルター間の隙間には遮光材を設けないこと、透明な無機酸化物膜が、二酸化珪素(SiO)または酸化インジウム錫(ITO)であること、ドライエッチング法が、酸素リアクティブイオンエッチング法であること、透明な無機酸化物膜の上に、フォトリソ法でリブ状遮光材を形成後、前記遮光材で挟まれた領域にインクジェット印刷でカラーフィルターを形成すること、透明な無機酸化物膜の上に、フォトリソ法でリブ状遮光材を形成後、前記遮光材で挟まれた領域にフレキソ印刷でカラーフィルターを形成すること、透明な無機酸化物膜の上に、複数色のカラーフィルターを形成後、各カラーフィルター境界部分および各カラーフィルター部分をドライエッチング法にてエッチングして複数色のカラーフィルターをマトリックス配置し、エッチングで形成された格子状の隙間部分の所定位置にインクジェット印刷で遮光材を形成すること、がある。
さらに、本発明のカラー情報表示用パネルの製造方法は、透明基板にカラーフィルターおよび遮光材が同層になるように形成したカラーフィルター基板である観察側透明パネル基板と、透明であることを要しない背面側パネル基板とを対向配置して形成したパネル空間に封止した表示媒体を駆動して、情報をカラー画像として表示するカラー情報表示用パネルの製造方法であって、一方の面に透明な無機酸化物膜が形成された無色透明フィルムの前記透明な無機酸化物膜の上に、カラーフィルターおよび遮光材を形成後、カラーフィルターとカラーフィルターとの間およびカラーフィルターと遮光材との間の任意の部分をドライエッチング法にてエッチングして隙間を形成して作製したカラーフィルターフィルムを、モノトーンの画像として情報表示できる情報表示用パネルの観察側透明パネル基板の外側に貼り合わせてカラー情報表示用パネルを得ることを特徴とするものである。
本発明によれば、一方の面に透明な無機酸化物膜が形成された無色透明フィルムの前記透明な無機酸化物膜の上に、カラーフィルターおよび遮光材を形成後、カラーフィルターとカラーフィルターとの間およびカラーフィルターと遮光材との間の任意の部分をドライエッチング法にてエッチングして隙間を形成して作製したカラーフィルターフィルムを、透明基板に貼り合わせてカラーフィルター基板を得ることで、カラーフィルターと遮光材とを同層に形成でき、カラーフィルターと遮光材との境界部および各色カラーフィルターの境界部の任意の位置に隙間を容易に設けることができ、さらには、インクジェット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷等の生産性に優れた印刷技術によって、観察側の透明パネル基板の外側面に、画素の面積よりも小さい面積の各色カラーフィルターを精度よく配置することができるカラーフィルター基板の製造方法およびカラー情報表示用パネルの製造方法を得ることができる。
すなわち、本発明では、カラーフィルターフィルムにてカラーフィルターを配置するため、従来必要であった平坦化工程が不要となる。また、カラーフィルターフィルム上の無機酸化物膜の上に、遮光材、カラーフィルターの順で同層になるように作製した後にドライエッチングしたり、カラーフィルター作製、ドライエッチング、遮光材作製の順で遮光材およびカラーフィルターを作製したりするので、インクジェット印刷でも精度よくカラーフィルターを配置できる。
さらに、組み合せて用いる1組のカラーフィルターの周囲にのみリブ状遮光材を格子状に形成したり、各色カラーフィルターの周囲に隙間を持ってリブ状遮光材を形成したりすることができ、明るくて混色がない表示画像を得ることができる。
まず、本発明のカラー情報表示用パネルにおける表示媒体の駆動原理について説明する。本発明の対象となるカラー情報表示用パネルでは、対向する2枚の基板間に封入した帯電性粒子を含んだ粒子群として構成した表示媒体に電界が付与される。付与された電界方向に沿って、表示媒体が電界による力やクーロン力などによって引き寄せられ、表示媒体が電界方向の変化によって移動することにより、観察側に配置したカラーフィルターと協働して情報画像がカラー表示される。従って、表示媒体が、均一に移動し、かつ、繰り返し表示情報を書き換える時あるいは表示情報を継続して表示する時の安定性を維持できるように、情報表示用パネルを設計する必要がある。ここで、表示媒体を構成する粒子にかかる力は、粒子同士のクーロン力により引き付けあう力の他に、電極や基板との電気鏡像力、分子間力、液架橋力、重力などが考えられる。
本発明のカラー情報表示用パネルを構成するモノトーンの画像で情報を表示できる情報表示用パネルの例を、図1(a)、(b)〜図2(a)、(b)に基づき説明する。
図1(a)、(b)に示す例では、少なくとも光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成した光学的反射率および帯電特性が異なる少なくとも2種類の表示媒体(ここでは負帯電性白色粒子3Waを含んだ粒子群として構成した白色表示媒体3Wと正帯電性黒色粒子3Baを含んだ粒子群として構成した黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた電極5(TFT付き画素電極)と基板2に設けた電極6(共通電極)とが対向して形成する画素電極対に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図1(a)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色表示を、あるいは、図1(b)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色表示を、白黒ドットでマトリックス表示している。ここでは、画素(ドット)とセルとを対応させているが、対応させなくてもよい。なお、図1(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図2(a)、(b)に示す例では、少なくとも光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成した光学的反射率および帯電特性が異なる少なくとも2種類の表示媒体(ここでは負帯電性白色粒子3Waを含んだ粒子群として構成した白色表示媒体3Wと正帯電性黒色粒子3Baを含んだ粒子群として構成した黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板2に設けたライン電極6と基板1に設けたライン電極5とが対向直交交差して形成する画素電極対に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図2(a)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色表示を、あるいは、図2(b)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色表示を、白黒ドットマトリックス表示している。ここでは、画素(ドット)とセルとを対応させているが、対応させなくてもよい。なお、図2(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
本発明の特徴は、カラー情報表示用パネルの観察側基板であるカラーフィルター基板を、透明フィルム基材の上にカラーフィルターおよびリブ状遮光材が形成されたカラーフィルターフィルムを、観察側透明パネル基板に貼り合せて形成した点、および、前記カラーフィルターフィルムを、少なくとも一方の面が無機酸化物膜で被覆された透明フィルム基材の無機酸化物膜上にカラーフィルターおよびリブ状遮光材を同層に形成した後、隣接する各色カラーフィルター同士の境界部およびカラーフィルターとリブ状遮光材との境界部の任意の箇所をドライエッチング法にてエッチングして隙間を形成したカラーフィルターフィルムとした点にある。そして、このカラーフィルターフィルムを、無色透明な接着剤を介して観察側透明パネル基板に貼り合せてカラーフィルター基板を得たり、モノトーンの情報画像を表示できる情報表示用パネルの観察側透明パネル基板の外側に貼り合せてカラー情報表示用パネルを得たりする。この無機酸化物膜はドライエッチングされにくく防湿性もあるため、ガラス基板に比べて湿分透湿性の大きい樹脂製パネル基板に配置することで、ドライエッチング加工を容易にするとともに情報表示用パネルにおける防湿性を高めるのに効果的である。
以下、遮光材およびカラーフィルターを備えるカラーフィルターフィルムの製造方法の一例として4つの方法を示すが、以下の説明は概念的な説明であって、後に、図面とともに具体的なカラーフィルターフィルムの製造方法およびカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの例を説明する。
(1)第1の方法:透明な無機酸化物膜の上に、例えばフォトリソ法で遮光材をパターニング形成した後、遮光材リブの間に、例えばインクジェット法でカラーフィルターを印刷する。このときカラーフィルターのサイズは遮光材のリブ内側一杯に特に制御しないで作製する。次に、例えば酸素リアクティブイオンエッチング(酸素RIE)でカラーフィルターの周囲をエッチングして、所定サイズで隣接カラーフィルターとの間およびカラーフィルターと遮光材リブとの間に隙間を有するリブ状遮光材付きカラーフィルターフィルムを得る。
(2)第2の方法:透明な無機酸化物膜の上に、遮光材およびカラーフィルターを、例えばフレキソ印刷法で順次パターニング形成する。このときカラーフィルターのサイズは遮光材のリブ内側一杯に特に制御しないで作製する。次に、例えば酸素リアクティブイオンエッチングでカラーフィルターの周囲をエッチングして、所定サイズで隣接カラーフィルターとの間およびカラーフィルターと遮光材リブとの間に隙間を有するリブ状遮光材付きカラーフィルターフィルムを得る。
(3)第3の方法:透明な無機酸化物膜の上に、例えばフォトリソ法で各色カラーフィルターを1組とする周囲を囲むように遮光材を格子状にパターニング形成した後、遮光材リブの間に、カラーフィルターを、例えばフレキソ印刷法で順次パターニング形成する。このときカラーフィルターは互いに重なってもよく、特に制御しないで作製する。次に、例えば酸素リアクティブイオンエッチングでカラーフィルターの重なった部分をエッチングして、所定サイズで隣接カラーフィルターとの間に隙間を有するリブ状遮光材付きカラーフィルターフィルムを得る。
(4)第4の方法:無色透明な無機酸化物膜の上に、例えばフレキソ印刷法で三原色カラーフィルターをストライプ状に形成した後、隣接する各色カラーフィルター同士の境界部を例えば酸素リアクティブイオンエッチングでエッチングして隙間を形成し、この隙間に、例えばインクジェット印刷で遮光材形成用インクを印刷配置してリブ状遮光材を設けて、所定サイズで隣接カラーフィルターとの間に隙間を有するリブ状遮光材付きカラーフィルターフィルムを得る。
次に、上述したカラーフィルターフィルムの構成についてさらに説明する。
本発明に係る遮光材付きカラーフィルターフィルムのフィルム基材の厚さは25μm〜200μm、好ましくは、25μm〜100μmである。25μmよりも薄いと、遮光材およびカラーフィルターを形成する際に取り扱いにくくなる不都合がある場合があり、200μmよりも厚いと、光透過性低下による白色表示時の反射率低下に影響を及ぼす不都合がある場合がある。
カラーフィルター層は、三原色のカラーフィルターまたは三原色および無色透明のカラーフィルターで構成され、少なくとも色の異なるカラーフィルター間には隙間が設けられる。印刷インクが流れて重なり合った混色部分を、酸素RIE等のドライエッチング手法でエッチング除去して隙間を形成する。
カラーフィルターフィルムにおける各カラーフィルター間に設ける隙間には、黒色遮光材あるいは白色遮光材を設けたり、または遮光材を設けたりしないことがあるが、少なくともカラーフィルター1セットごとには黒色遮光材あるいは白色遮光材を設ける。黒色遮光材あるいは白色遮光材と各カラーフィルターとの間には隙間を設けてもよいし、隙間を設けなくてもよい。リブ状遮光材は格子状に形成したり、ストライプ状に形成したりする。
遮光材付きカラーフィルターフィルムを、パネル構造体としたときの観察側パネル基板の内側に貼り合せる場合は、カラーフィルターフィルムをフィルム基材の両面にそれぞれ透明な無機酸化物膜と透明導電膜(べた導電膜、または、パターニングされた導電膜)とが形成されたものとして準備し、透明な無機酸化物膜の上にカラーフィルターおよび遮光材を形成した遮光材付きカラーフィルターフィルムとし、観察側パネル基板の内側に貼り合せる。
このとき、導電膜が形成されている面をパネル構造体の内側になるように貼り合せる場合のカラーフィルターフィルムのフィルム基材の厚さは、25μm〜150μmとすると、正面から観察した場合と、斜めから観察した場合とで生じる視差を小さくできるので好ましい。
遮光材付きカラーフィルターフィルムをパネル構造体としたときの観察側パネル基板の外側に貼り合せる場合は、観察側パネル基板の厚さを、25μm〜200μmとし、画素よりも小面積のカラーフィルターとすることが好ましい。さらに、各色のカラーフィルターを、画素と重なる画素中央よりの位置に、観察側パネル基板の厚さt1に対して、少なくとも色の異なるカラーフィルター間であって四角形ドット画素領域外周との間に隙間t0を設け、隙間t0と設けた隙間の位置と直角な位置に対応する四角形ドット画素辺の長さLと透明基板の厚さt1との関係が、0.3×L≧t0≧0.02×t1、かつ、200μm≧t1≧25μmとなるように画素より小面積のカラーフィルターとする。これによって、表示画面を斜め方向から見た場合でも混色のない表示状態が得られる。
次に、本発明で製造するカラーフィルターフィルムに用いる遮光材(ホワイトマトリックスおよびブラックマトリックス)について説明する。
遮光材の形状としては、リブ状遮光材を格子状に配置したり、ストライプ状に配置したりする。
遮光材を構成する硬化型樹脂として、熱硬化型樹脂や光硬化型樹脂を用いることができる。熱硬化型の樹脂組成物としては、公知の樹脂と架橋剤の組み合わせが使用でき、具体的には、メラミン樹脂、水酸基或いはカルボキシル基含有ポリマーとメラミン、水酸基或いはカルボキシル基含有ポリマーと多官能エポキシ化合物、水酸基或いはカルボキシル基含有ポリマーと繊維素反応型化合物、エポキシ樹脂とレゾール型樹脂、エポキシ樹脂とアミン類、エポキシ樹脂とカルボン酸または酸無水物、エポキシ化合物などが挙げられる。光硬化型樹脂組成物としては、市販のネガ型レジストが好適に用いられる。2個以上のグリシジル基を有する多官能エポキシドと該エポキシドによって架橋される化合物とを含む熱硬化型樹脂組成物が好ましく用いられる。
この多官能エポキシドは水酸基、カルボキシル基、アミノ基等、活性水素を持つ反応基と架橋反応を示す。また、酸無水物等とも反応する。具体的には、例えば、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、アジピン酸ジグリシジルエーテル等を挙げることができる。
これらの多官能エポキシドは硬化型樹脂中に0.01〜10重量%含有させるのが好ましい。また、これらの多官能エポキシドは1種或いは2種以上混合して用いられる。
また、上記多官能エポキシドによって架橋される化合物としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等活性水素を持つ反応基を含有し、熱処理によって硬化する樹脂である。具体的には、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリヒドロキシエチルメタクリレート等のアクリル系樹脂;シリコーン樹脂;エポキシ樹脂;ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体或いはその変性物;ポリビニルピロリドン等が挙げられ、これらの高分子化合物は1種或いは2種以上を混合して用いられ、硬化型樹脂中の含有量は0.05〜20重量%が好ましい。
樹脂成分としては、天然樹脂、あるいはアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニール系樹脂、アミノ系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエーテル系樹脂等が用いられ、特にアクリル系樹脂が好ましく用いられる。
その他の樹脂の例としては、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、アクリルフッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ、2種以上混合することもできる。特に、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、アクリルフッ素樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂のうち透明なものが好適である。
白色遮光材(ホワイトマトリックス)を構成する微粒子としては、酸化チタン(TiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)、アンチモン錫酸化物(ATO)、酸化インジウム錫(ITO)、酸化錫(SnO)等の比較的屈折率が高いものが好適に用いられる。特に、屈折率が1.65以上となる酸化チタン(TiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)の微粒子を用いることが好ましい。樹脂に含有させてホワイトマトリックスを構成するその他の微粒子を例示すれば、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト、酸化アンチモン、炭酸カルシウム、鉛白、ケイ酸カルシウム等の微粒子があり、これらの微粒子は、単独であるいは複数組み合せて用いることができる。200nm〜300nmの範囲の粒子径を有する微粒子を用いる。これは、隠蔽性、遮光性、反射性の点で、ホワイトマトリックスに期待する効果が発現できる粒子径であることを経験的に掴んでいることからによる。ホワイトマトリックスは、LCD、PDP、CRT等の表示装置で用いられるブラックマトリックスと同程度の厚さに製膜して用いることができる。通常、1μm〜3μmの厚さで好適に用いられる。
黒色遮光材(ブラックマトリックス)は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、CRT等のディスプレイパネルで用いられるブラックマトリックスと同様のものを、同程度の厚さに製膜して用いることができる。通常、1μm〜3μmの厚さで好適に用いられる。黒色遮光材(ブラックマトリックス)には、上述した熱硬化型樹脂や光硬化型樹脂をバインダーとして黒色顔料やカーボンブラックなど、黒色を呈する色材を混合したものが用いられる。
次に、図3(a)〜(c)、図4、図5(a)、(b)、図6(a)〜(c)、図7(a)〜(c)、図8(a)〜(c)、図9(a)〜(c)、図10および図11(a)、(b)を参考にして、本発明のカラーフィルターフィルムの製造方法およびカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの具体例について説明する。
図3(a)〜(c)はそれぞれ本発明のカラーフィルターフィルムの製造方法の第1実施例の一例を説明するための図である。本例では、まず、図3(a)に示すように、防湿バリア性のある透明な無機酸化物膜11(例えばSiO膜やITO膜)が一方の面に形成された透明なフィルム基材(例えばポリエチレンテレフタレートフィルム:PETフィルム)12を準備する。次に、図3(b)に示すように、黒色遮光材13(ブラックマトリックス)と、赤色カラーフィルター14R、緑色カラーフィルター14G、青色カラーフィルター14BLからなるカラーフィルターとを、フィルム基材12上に設けた無機酸化物膜11上に形成して、カラーフィルターフィルム15を作製する。次に、図3(c)に示すように、黒色遮光材13と各色のカラーフィルター14R、14G、14BLとの間を、ドライエッチング(好ましくは酸素リアクティブエッチング)して、画素よりも小面積の各色カラーフィルター14R、14G、14BLを有する本発明に係るカラーフィルターフィルム15を得ている。
図4は図3(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの一例を説明するための図である。本例では、まず、図3(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルム15を、観察側の透明パネル基板2の外側に、無色透明な接着剤16を介して貼り合わせることで、カラーフィルター基板17を作製する。その際、カラーフィルターフィルム15と、観察側の透明パネル基板2の裏側の画素電極6とをアライメントして貼り合わせる。透明接着剤16としては、アクリル樹脂やメタクリル樹脂を主成分とした無色透明なものが好ましく、気泡がない状態で用いる。次に、背面側の画素電極5上の隔壁4により形成されたセル内に黒色表示媒体3Bおよび白色表示媒体3Wが配置された背面側のパネル基板1と、準備したカラーフィルター基板17とを貼り合わせて、カラー情報表示用パネルを得ている。本例では、フィルム基材12(例えば透明PETフィルム)が最表面となり、無機酸化物膜11とともに保護層になる。カラーフィルターおよび遮光材の上に接着剤を配置して貼り合わせるので、カラーフィルターおよび遮光材の平坦化処理は要らない。
図5(a)、(b)はそれぞれ図3(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの他の例を説明するための図である。本例では、図3(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルム15を、白黒の情報画像を表示できる情報表示用パネル構造体の観察側の透明基板2の外側に、無色透明な接着剤16を介して貼り合わせることで、カラー情報表示用パネルを得ている。図5(a)に示す例では、セルの空間内に黒色表示媒体3Bと白色表示媒体3Wとを配置するとともに対向ライン電極5、6を交差させたドットマトリックス型の情報表示用パネル構造体を用いている。図5(b)に示す例では、絶縁液体8とともに黒色表示媒体3Bと白色表示媒体3Wとを封止したマイクロカプセル7を配置させるとともに導電膜6と対向するTFT付き画素電極5によるドットマトリックス型の情報表示用パネル構造体を用いている。
図6(a)〜(c)はそれぞれ本発明のカラーフィルターフィルムの製造方法の第2実施例の一例を説明するための図である。本例では、まず、図6(a)に示すように、透明な無機酸化物膜11(例えばSiO膜やITO膜)と画素電極6用の透明導電膜とがそれぞれの面に形成された透明なフィルム基材12を準備する。次に、図6(b)に示すように、黒色遮光材13(ブラックマトリックス)と、赤色カラーフィルター14R、緑色カラーフィルター14G、青色カラーフィルター14BLからなるカラーフィルターとを、フィルム基材12上に設けた無機酸化物膜11上に形成して、カラーフィルターフィルム15を作製する。次に、図6(c)に示すように、黒色遮光材13と各色のカラーフィルター14R、14G、14BLとの間を、ドライエッチング(好ましくは酸素リアクティブエッチング)して、画素よりも小面積の各色カラーフィルター14R、14G、14BLを有する本発明のカラーフィルターフィルム15を得ている。
図7(a)〜(c)はそれぞれ図6(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの一例を説明するための図である。本例では、まず、図7(a)に示すように、図6(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルム15を、観察側の透明パネル基板2の内側に、カラーフィルターフィルム15の黒色遮光材13およびカラーフィルター14R、14G、14BLの存在する面が透明パネル基板2と対向するように、無色透明な接着剤16を介して貼り合わせることで、カラーフィルター基板17を作製する。透明接着剤16としては、アクリル樹脂やメタクリル樹脂を主成分とした無色透明なものが好ましく、気泡がない状態で用いる。次に、図7(b)に示すように、カラーフィルターフィルム15を貼り合わせたカラーフィルター基板17に隔壁4を形成し、セル内に黒色表示媒体3Bおよび白色表示媒体3Wを配置後、もう一方の電極5を設けた背面側基板1をカラーフィルター基板17の隔壁と貼り合わせて、図7(c)に示すように、カラー情報表示用パネルを得ている。
図8(a)〜(c)はそれぞれ図6(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの他の例を説明するための図である。本例では、まず、図8(a)に示すように、図6(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルム15を、観察側の透明パネル基板2の内側に、カラーフィルターフィルム15の画素電極6の存在する面が透明パネル基板2と対向するように、無色透明な接着剤16を介して貼り合わせることで、カラーフィルター基板17を作製する。透明接着剤16としては、アクリル樹脂やメタクリル樹脂を主成分とした無色透明なものが好ましく、気泡がない状態で用いる。次に、図8(b)に示すように、背面側基板1の電極5上に設けた隔壁4により形成されたセル内に黒色表示媒体3Bおよび白色表示媒体3Wを配置後、背面側基板1の隔壁とカラーフィルター基板17とを貼り合わせて、図8(c)に示すように、カラー情報表示用パネルを得ている。
図9は図6(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルのさらに他の例を説明するための図である。本例では、図6(a)〜(c)に従って製造した、フィルム基材12の両面に導電膜6と無機酸化物11とが形成され、さらに、無機酸化物11上に黒色遮光材13およびカラーフィルター14R、14G、14BLからなるカラーフィルターを形成した、カラーフィルターフィルム15を観察側の透明基板に、カラーフィルター側に透明接着剤を配置して貼り合わせてカラーフィルター基板とし、絶縁液体8とともに黒色表示媒体3Bと白色表示媒体3Wとを、封止したマイクロカプセル7を基板間ギャップスペーサを配置した背面側基板上に配置させるとともに、導電膜6と対向するTFT付き画素電極5によるドットマトリックス型のカラー情報表示用パネルを得ている。
図10(a)〜(c)はそれぞれ本発明のカラーフィルターフィルムの製造方法の第3実施例の一例を説明するための図である。本例では、まず、図10(a)に示すように、防湿バリア性のある透明な無機酸化物膜11(例えばSiO膜やITO膜)が一方の面に形成された透明なフィルム基材12を準備する。次に、図10(b)に示すように、赤色カラーフィルター14R、緑色カラーフィルター14G、青色カラーフィルター14BLからなるカラーフィルターを、フィルム基材12上に設けた無機酸化物膜11上に印刷で形成する。この時境界部分が混色を起こしていても構わない。次に、図10(c)に示すように、各色のカラーフィルター14R、14G、14BLとの間を、ドライエッチング(好ましくは酸素リアクティブエッチング)して、画素よりも小面積の各色カラーフィルター14R、14G、14BLを形成するとともに、黒色遮光材13(ブラックマトリックス)を各色カラーフィルターの1組とする周囲にのみインクジェット印刷で形成して、本発明のカラーフィルターフィルム15を得ている。
図11は図10(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの一例を説明するための図である。本例では、まず、図10(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルム15を、観察側の透明パネル基板2に、無色透明な接着剤16を介して貼り合わせることで、カラーフィルター基板17を作製する。その際、カラーフィルターフィルム15と、観察側の透明パネル基板2の裏側の画素電極6とをアライメントして貼り合わせる。透明接着剤16としては、アクリル樹脂やメタクリル樹脂を主成分とした無色透明なものが好ましく、気泡がない状態で用いる。次に、背面側の画素電極5上の隔壁4により形成されたセル内に黒色表示媒体3Bおよび白色表示媒体3Wが配置された背面側のパネル基板1と、準備したカラーフィルター基板17とを貼り合わせて、カラー情報表示用パネルを得ている。本例では、フィルム基材12(例えば透明PETフィルム)が最表面となり、無機酸化物膜11とともに保護層になる。
図12(a)、(b)はそれぞれ図10(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの他の例を説明するための図である。本例では、図10(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルム15を、白黒の画像で情報を表示できる情報表示用パネル構造体の観察側の透明基板2の外側に、無色透明な接着剤16を介して貼り合わせることで、カラー情報表示用パネルを得ている。図12(a)に示す例では、セルの空間内に黒色表示媒体3Bと白色表示媒体3Wとを配置するとともに対向ライン電極5、6を交差させたドットマトリックス型の情報表示用パネル構造体を用いている。図12(b)に示す例では、絶縁液体8とともに黒色表示媒体3Bと白色表示媒体3Wとを封止したマイクロカプセル7を配置させるとともに、導電膜6と対向するTFT付き画素電極5によるドットマトリックス型の情報表示用パネル構造体を用いている。
次に、図13(a)〜(c)、図14(a)〜(c)、図15(a)、(b)および図16(a)、(b)を参考にして、カラーフィルターフィルムにおけるカラーフィルターと遮光材との配置構成例を説明する。
図13(a)〜(c)に示す例において、図13(a)は情報表示用パネルにおける1表示単位の平面を示し、図13(b)は図13(a)におけるA−A線に沿った断面を示し、図13(c)は図13(a)におけるB−B線に沿った断面を示している。本例では、1表示単位を4個の正方形セル(2×2配列)で構成し、この1表示単位の周囲を黒色遮光材13で囲むとともに、各セルと、赤色カラーフィルター14R、緑色カラーフィルター14G、青色カラーフィルター14BLおよび無色透明フィルター14Tとを対応させている。図14(a)〜(c)に示す例において、図14(a)は情報表示用パネルにおける1表示単位の平面を示し、図14(b)は図14(a)におけるA−A線に沿った断面を示し、図14(c)は図14(a)におけるB−B線に沿った断面を示している。図14(a)〜(c)に示す例において、図13(a)〜(c)に示す例と異なる点は、各セルの周囲に黒色遮光材13を設けた点である。
図15(a)、(b)に示す例において、図15(a)は情報表示用パネルにおける1表示単位の平面を示し、図15(b)は図15(a)におけるA−A線に沿った断面を示している。本例では、1表示単位を3個の長方形セル(3×1配列)で構成し、この1表示単位の周囲を黒色遮光材13で囲むとともに、各セルと、赤色カラーフィルター14R、緑色カラーフィルター14Gおよび青色カラーフィルター14BLとを対応させている。図16(a)、(b)に示す例において、図16(a)の破線で囲んだ部分は情報表示用パネルにおける1表示単位の平面を示し、図16(b)は図16(a)におけるA−A線に沿った断面を示している。図16(a)〜(c)に示す例において、図15(a)〜(c)に示す例と異なる点は、ストライプ状に配置した三原色カラーフィルターの各間にリブ状黒色遮光材13をストライプ状に設けた点である。
なお、上述した実施例においては、遮光材として黒色遮光材13を設けた例を説明したが、本発明では、黒色遮光材13の代わりに白色遮光材(ホワイトマトリックス)を用いることができ、黒色遮光材に代えて白色遮光材とすることで得られる効果以外には同様の効果を得ることができる。
以下、本発明のカラー情報表示用パネルを構成する各部材について説明する。
基板については、少なくとも一方の基板は情報表示用パネル外側から表示媒体の色が確認できる透明な基板2であり、可視光の透過率が高くかつ耐熱性の良い材料が好適である。基板1は透明でも不透明でもかまわない。基板材料を例示すると、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリイミド、アクリルなどのポリマーシートや、前記ポリマーシートによって被覆された金属シートのように可とう性のあるもの、および、ガラス、石英などの可とう性のない無機シートが挙げられる。基板の厚みは、2〜2000μmが好ましく、さらに5〜1000μmが好適であり、薄すぎると、強度、基板間の間隔均一性を保ちにくくなり、2000μmより厚いと、薄型情報表示用パネルとする場合に不都合がある。
電極形成材料としては、アルミニウム、銀、ニッケル、銅、金等の金属類や酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、酸化インジウム、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、導電性酸化錫、アンチモン錫酸化物(ATO)、導電性酸化亜鉛等の導電金属酸化物類、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの導電性高分子類が例示され適宜選択して用いられる。電極の形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD(化学蒸着)法、塗布法等で薄膜状に形成する方法や、金属箔をラミネートする方法(例えば、圧延銅箔などがある)、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布したりする方法が用いられる。視認側であり透明である必要のある表示面側基板2に設ける電極は透明である必要があるが、背面側基板1に設ける電極は透明である必要はない。いずれの場合もパターン形成可能で導電性である上記材料を好適に用いることができる。なお、電極厚みは、導電性が確保でき光透過性に支障がなければ良く、0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmで設けられる。背面側基板1に設ける電極の材質や厚みなどは上述した表示面側基板に設ける電極と同様であるが、透明である必要はない。
基板に隔壁を設ける場合の隔壁4については、その形状は表示にかかわる表示媒体の種類や、配置する電極の形状、配置により適宜最適設定され、一概には限定されないが、隔壁の幅は2〜100μm、好ましくは3〜50μmに、隔壁の高さは10〜100μm、好ましくは10〜50μmに調整される。基板間ギャップ確保用として設ける隔壁の高さは、本発明の情報表示用パネル外縁部に配置する基板間ギャップ確保用部材の高さと同じとし、10〜500μmにする。セル形成用の隔壁はこの10〜500μmの範囲内で形成されれば、基板間ギャップよりも低い隔壁としてもよい。
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1、2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示画像の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明の情報表示用パネルに好適に用いることができるが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
本発明のカラー情報表示用パネルは、ノートパソコン、電子手帳、PDA(Personal Digital Assistants)と呼ばれる携帯型情報機器、携帯電話、ハンディターミナル等のモバイル機器の表示部、電子書籍、電子新聞等の電子ペーパー、看板、ポスター、黒板(ホワイトボード)等の掲示板、電子卓上計算機、家電製品、自動車用品等の表示部、ポイントカード、ICカード等のカード表示部、電子広告、情報ボード、電子POP(Point Of Presence, Point Of Purchase advertising)、電子値札、電子棚札、電子楽譜、RF−ID機器の表示部のほか、POS端末、カーナビゲーション装置、時計など様々な電子機器の表示部に好適に用いられるほか、外部書換え手段に接続して表示書換えを行う表示部(リライタブルペーパー)としても好適に用いられる
本発明のカラー情報表示用パネルに用いる表示媒体については、帯電性粒子を含んだ粒子群や導電性粒子を含んだ粒子群、半導体性粒子を含んだ粒子群の他、液晶、エレクトロクロミックなど、パッシブ駆動やアクティブ駆動が可能な種々のタイプの表示媒体を用いることができる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明のカラー情報表示用パネルを構成するモノトーンの画像で情報表示できる帯電粒子移動表示方式の情報表示用パネルの駆動原理の一例を示す図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明のカラー情報表示用パネルを構成するモノトーンの画像で情報表示できる帯電粒子移動表示方式の情報表示用パネルの駆動原理の他の例を示す図である。 (a)〜(c)はそれぞれ本発明のカラーフィルターフィルムの製造方法の第1実施例の一例を説明するための図である。 図3(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの一例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ図3(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの他の例を説明するための図である。 (a)〜(c)はそれぞれ本発明のカラーフィルターフィルムの製造方法の第2実施例の一例を説明するための図である。 (a)〜(c)はそれぞれ図6(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの一例を説明するための図である。 (a)〜(c)はそれぞれ図6(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの他の例を説明するための図である。 図6(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルのさらに他の例を説明するための図である。 (a)〜(c)はそれぞれ本発明のカラーフィルターフィルムの製造方法の第3実施例の一例を説明するための図である。 図10(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの一例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ図10(a)〜(c)に従って製造したカラーフィルターフィルムを用いたカラー情報表示用パネルの他の例を説明するための図である。 (a)〜(c)はそれぞれカラーフィルターフィルムにおけるカラーフィルターと遮光材との配置構成の一例を説明するための図である。 (a)〜(c)はそれぞれカラーフィルターフィルムにおけるカラーフィルターと遮光材との配置構成の他の例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれカラーフィルターフィルムにおけるカラーフィルターと遮光材との配置構成のさらに他の例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれカラーフィルターフィルムにおけるカラーフィルターと遮光材との配置構成のさらに他の例を説明するための図である。
符号の説明
1、2 基板
3W 白色表示媒体
3Wa 負帯電性白色粒子
3B 黒色表示媒体
3Ba 正帯電性黒色粒子
4 隔壁
5、6 電極
7 マイクロカプセル
8 絶縁液体
11 無機酸化物膜
12 フィルム基材
13 黒色遮光材
14R 赤色カラーフィルター
14G 緑色カラーフィルター
14BL 青色カラーフィルター
15 カラーフィルターフィルム
16 接着剤
17 カラーフィルター基板

Claims (10)

  1. 透明基板にカラーフィルターおよび遮光材が同層になるように形成したカラーフィルター基板である観察側透明パネル基板と、透明であることを要しない背面側パネル基板とを対向配置して形成したパネル空間に封止した表示媒体を駆動して、情報をカラー画像として表示するカラー情報表示用パネルに用いるカラーフィルター基板の製造方法であって、
    一方の面に透明な無機酸化物膜が形成された無色透明フィルムの前記透明な無機酸化物膜の上に、カラーフィルターおよび遮光材を形成後、カラーフィルターとカラーフィルターとの間およびカラーフィルターと遮光材との間の任意の部分をドライエッチング法にてエッチングして隙間を形成して作製したカラーフィルターフィルムを、透明基板に貼り合わせて得ることを特徴とするカラーフィルター基板の製造方法。
  2. 一方の面に透明な無機酸化物膜が形成された前記無色透明フィルムのもう一方の面には透明導電膜が形成されている無色透明フィルムを用いたことを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルター基板の製造方法。
  3. 前記ドライエッチング法にてエッチングする部分を、複数色配置した各カラーフィルターの境界部およびカラーフィルターと遮光材との境界部とし、複数色配置した各カラーフィルターの間およびカラーフィルターと遮光材との間に隙間を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のカラーフィルター基板の製造方法。
  4. 前記遮光材を、三原色カラーフィルターの3色を1セットとする領域の周囲に、あるいは、三原色カラーフィルターと無色透明なカラーフィルターとの4色を1セットとする領域の周囲に設け、各隣接カラーフィルター間の隙間には遮光材を設けないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカラーフィルター基板の製造方法。
  5. 前記透明な無機酸化物膜が、二酸化珪素(SiO)または酸化インジウム錫(ITO)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカラーフィルター基板の製造方法。
  6. 前記ドライエッチング法が、酸素リアクティブイオンエッチング法であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカラーフィルター基板の製造方法。
  7. 前記透明な無機酸化物膜の上に、フォトリソ法でリブ状遮光材を形成後、前記遮光材で挟まれた領域にインクジェット印刷でカラーフィルターを形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のカラーフィルター基板の製造方法。
  8. 前記透明な無機酸化物膜の上に、フォトリソ法でリブ状遮光材を形成後、前記遮光材で挟まれた領域にフレキソ印刷でカラーフィルターを形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のカラーフィルター基板の製造方法。
  9. 前記透明な無機酸化物膜の上に、複数色のカラーフィルターを形成後、各カラーフィルター境界部分および各カラーフィルター部分をドライエッチング法にてエッチングして複数色のカラーフィルターをマトリックス配置し、エッチングで形成された格子状の隙間部分の所定位置にインクジェット印刷で遮光材を形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のカラーフィルター基板の製造方法。
  10. 透明基板にカラーフィルターおよび遮光材が同層になるように形成したカラーフィルター基板である観察側透明パネル基板と、透明であることを要しない背面側パネル基板とを対向配置して形成したパネル空間に封止した表示媒体を駆動して、情報をカラー画像として表示するカラー情報表示用パネルの製造方法であって、
    一方の面に透明な無機酸化物膜が形成された無色透明フィルムの前記透明な無機酸化物膜の上に、カラーフィルターおよび遮光材を形成後、カラーフィルターとカラーフィルターとの間およびカラーフィルターと遮光材との間の任意の部分をドライエッチング法にてエッチングして隙間を形成して作製したカラーフィルターフィルムを、モノトーンの画像として情報表示できる情報表示用パネルの観察側透明パネル基板の外側に貼り合わせてカラー情報表示用パネルを得ることを特徴とするカラー情報表示用パネルの製造方法。
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