JP2010127883A - Memsセンサパッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂接着剤の厚み及び面積を容易に制御でき、MEMSセンサの温度特性を改善できるMEMSセンサパッケージを得る。
【解決手段】平坦な支持基板の上にMEMSセンサを樹脂接着剤で接着固定し、該MEMSセンサを封止してなるMEMSセンサパッケージにおいて、MEMSセンサの支持基板と接着する側の端面に、樹脂接着剤の最大厚みを規制する底面と樹脂接着剤の支持基板平面方向への拡がりを規制する壁面とを有する凹部を設けた。
【選択図】図3
【解決手段】平坦な支持基板の上にMEMSセンサを樹脂接着剤で接着固定し、該MEMSセンサを封止してなるMEMSセンサパッケージにおいて、MEMSセンサの支持基板と接着する側の端面に、樹脂接着剤の最大厚みを規制する底面と樹脂接着剤の支持基板平面方向への拡がりを規制する壁面とを有する凹部を設けた。
【選択図】図3
Description
本発明は、微小電気機械システム(MEMS)を利用したMEMSセンサを封止してなるMEMSセンサパッケージに関する。
近年では、加速度計、光通信、生物医学システムなど多くの技術分野で、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を利用したMEMSセンサが注目されている。通常、MEMSセンサは、支持基板上に接着固定された状態で樹脂材料により封止されてMEMSセンサパッケージとなり、このMEMSセンサパッケージの状態で回路基板に実装される。
このようなMEMSセンサパッケージでは、支持基板とMEMSセンサとを接着する樹脂接着剤の厚み及び該樹脂接着剤のMEMSセンサとの密着面積(支持基板平面方向の拡がり)に応じて、MEMSセンサの温度特性が変動する。従来では、MEMSセンサの温度特性変動を抑えるため、例えば特許文献1に記載されているように樹脂接着剤の厚みや密着面積を制御しているが、それらのばらつきを抑えることが難しかった。
特開2002−330261号公報
本発明は、樹脂接着剤の厚み及び面積を容易に制御でき、MEMSセンサの温度特性を改善できるMEMSセンサパッケージを得ることを目的とする。
本発明は、MEMSセンサの接着面に凹部を設ければ、この凹部を介して接着樹脂剤の厚み及び密着面積(支持基板平面方向の拡がり)を容易に制御できること、接着樹脂剤の厚み及び密着面積が支持基板とのアライメントによらないこと、及び、MEMSセンサの接着面を平坦面とした場合よりも接着樹脂剤の厚み及び密着面積が増大することに着目して完成されたものである。
すなわち、本発明は、平坦な支持基板の上にMEMSセンサを樹脂接着剤で接着固定し、該MEMSセンサを封止してなるMEMSセンサパッケージにおいて、前記MEMSセンサの支持基板と接着する側の端面に、前記樹脂接着剤の浸入を許容する凹部を設け、この凹部に、前記樹脂接着剤の最大厚みを規制する底面と前記樹脂接着剤の支持基板平面方向への拡がりを規定する壁面とを設けたことを特徴としている。
前記凹部の壁面は、前記底面に対して直交する垂直面であるか、または、前記底面に連続するテーパー面であることが好ましい。凹部の平面形状は任意である。
本発明によれば、センサ接着面の凹部を介して樹脂接着剤の厚み及び密着面積が一定に制御され、また、センサ接着面が平坦な場合よりも樹脂接着剤の厚み及び密着面積が増大するので、MEMSセンサの温度による特性変化を低減できる。これにより、MEMSセンサの温度特性を改善できるMEMSセンサパッケージが得られる。
図1及び図2は、本発明によるMEMSセンサパッケージ10の封止前及び封止後の外観斜視図を示している。MEMSセンサパッケージ10は、基板表面に巨視的な凹凸や反り、欠けのない平坦な支持基板11と、この支持基板11上の略中央位置に樹脂接着剤12により接着固定されたMEMSセンサ13と、このMEMSセンサ13を封止する封止樹脂14とにより構成されている。樹脂接着剤12には例えばエポキシ系ダイボンド樹脂、シリコン系ダイボンド樹脂、フッ素系ダイボンド樹脂などが用いられ、封止樹脂14には例えばエポキシ系ダイボンド樹脂が用いられている。
図3はMEMSセンサ13の断面図、図4はMEMSセンサ13の平面図である。MEMSセンサ13は、センサ部品を一つの基材(シリコン基板、ガラス基板または有機材料など)の上に集積化したデバイスであって、例えば圧力センサ、加速度センサ、角速度センサなどが挙げられる。
MEMSセンサ13には、例えば基材であるシリコンやガラスを加工して、支持基板11と接着する側の端面(センサ接着面)13aに、凹部15が形成されている。図4において、凹部15はハッチングを付して示した。
凹部15は、図4に示されるように平面視矩形状をなし、MEMSセンサ13の端面13aと平行な底面15Aと、この底面15Aの外周に沿って設けられ該凹部15の輪郭を定める壁面15Bとで形成されている。底面15Aは、MEMSセンサ13の端面13aを一定深さだけ掘り込んで形成された平坦面である。壁面15Bは、底面15AとMEMSセンサ13の端面13aに連続し、接着固定時に支持基板11との距離間隔をセンサ中央より周縁側で小さくするテーパー面である。この凹部15は、MEMSセンサ13の端面13aをウエットエッチングにより一部除去することで形成できる。凹部15の平面形状は任意であり、円形であっても所定のパターン形状であってもよい。本実施形態のMEMSセンサ13の厚さ寸法は500〜700μm程度であり、凹部15の深さ寸法は30〜50μm程度である。
上記構成のMEMSセンサパッケージ10は、凹部15を有するMEMSセンサ13の端面13aに樹脂接着剤12を塗布し、このMEMSセンサ13を支持基板11に接着固定した後、封止樹脂14によって支持基板11を全体的に覆ってMEMSセンサ13を封止することにより、完成する。MEMSセンサ13の端面13aに塗布された樹脂接着剤12は、凹部15の底面15Aにあたることでその最大厚み寸法が制限され、壁面15Bにあたることで支持基板平面方向への拡がり、すなわち、MEMSセンサ13との密着面積が制限される。そして、この状態で支持基板11とMEMSセンサ13の間に介在して固化する。このように凹部15を介して樹脂接着剤12の厚さと密着面積(平面的なおおきさ)が定まれば、パッケージ個体毎のばらつきを低減できる。また凹部15を設けることで、凹部を具備しない場合よりも樹脂接着剤12の厚さ及び密着面積が増大するので、支持基板11とMEMSセンサ13の接着が強固になって温度によるMEMSセンサ13の形状変化が抑えられ、優れた温度特性を得られる。さらに樹脂接着剤12をMEMSセンサ13に塗布しているので、MEMSセンサ13を支持基板11に対してどの位置に設けても同じように樹脂接着剤12の厚さと密着面積を規定でき、支持基板11とのアライメントによるばらつきをなくすことができる。
図5は、別態様による凹部25を示す断面図である。この実施形態では、凹部25の壁面25Bを、底面25A及びMEMSセンサ13の端面13aから垂直に起立させ、該底面25A及びMEMSセンサ13の端面13aに対して直交する垂直面で形成した。この垂直面からなる壁面25Bにより、凹部25を有するMEMSセンサ13の端面13aに塗布された樹脂接着剤12は、支持基板平面方向への拡がりが規制される。底面25Aは、図3及び図4の底面15Aと実質的に同一である。凹部25は、MEMSセンサ13の端面13aをドライエッチングにより一部除去することで形成できる。
図6は、温度によるMEMSセンサの反り量を測定した結果を示すグラフである。グラフの縦軸は、プラス方向が上側に凸となる反り量を示し、マイナス方向が下側に凸となる反り量を示している。
測定は、図3に示される本実施例と、図7に示される第1比較例と、図8に示される第2比較例について実施した。本実施例は、端面13aに凹部15を形成したMEMSセンサ13を、平坦な支持基板11上に樹脂接着剤12で接着固定したMEMSセンサパッケージ10である。第1比較例は、平坦な端面113aを有するMEMSセンサ113を、平坦な支持基板11上に樹脂接着剤12で接着固定したMEMSセンサパッケージである。第2比較例は、平坦な端面113aを有するMEMSセンサ113を、凹部111aが形成された支持基板111に樹脂接着剤12で接着固定したMEMSセンサパッケージである。
図6において、第1実施例と第2実施例の測定結果は重複しており、温度によるMEMSセンサの113の形状変化は同等である。この図6から明らかなように、本実施例は、第1比較例及び第2比較例に比べて、温度によるMEMSセンサ13の形状変化が少なく、温度特性に優れていることがわかる。
10 MEMSセンサパッケージ
11 支持基板
12 樹脂接着剤
13 MEMSセンサ
13a 端面(センサ接着面)
14 封止樹脂
15 凹部
15A 底面
15B 壁面
11 支持基板
12 樹脂接着剤
13 MEMSセンサ
13a 端面(センサ接着面)
14 封止樹脂
15 凹部
15A 底面
15B 壁面
Claims (3)
- 平坦な支持基板の上にMEMSセンサを樹脂接着剤で接着固定し、該MEMSセンサを封止してなるMEMSセンサパッケージにおいて、
前記MEMSセンサの支持基板と接着する側の端面に、前記樹脂接着剤の浸入を許容する凹部を設け、この凹部に、前記樹脂接着剤の最大厚みを規制する底面と前記樹脂接着剤の上記支持基板平面方向への拡がりを規制する壁面とを設けたことを特徴とするMEMSセンサパッケージ。 - 請求項1記載のMEMSセンサパッケージにおいて、前記凹部の壁面は、前記底面に対して直交する垂直面であるMEMSセンサパッケージ。
- 請求項1記載のMEMSセンサパッケージにおいて、前記凹部の壁面は、前記底面に連続するテーパー面であるMEMSセンサパッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008306074A JP2010127883A (ja) | 2008-12-01 | 2008-12-01 | Memsセンサパッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008306074A JP2010127883A (ja) | 2008-12-01 | 2008-12-01 | Memsセンサパッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010127883A true JP2010127883A (ja) | 2010-06-10 |
Family
ID=42328382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008306074A Withdrawn JP2010127883A (ja) | 2008-12-01 | 2008-12-01 | Memsセンサパッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010127883A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013537967A (ja) * | 2010-09-01 | 2013-10-07 | キストラー ホールディング アクチエンゲゼルシャフト | ピエゾ抵抗センサ・チップ素子を有する圧力センサ |
-
2008
- 2008-12-01 JP JP2008306074A patent/JP2010127883A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013537967A (ja) * | 2010-09-01 | 2013-10-07 | キストラー ホールディング アクチエンゲゼルシャフト | ピエゾ抵抗センサ・チップ素子を有する圧力センサ |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120207 |