JP2010127392A - 作業機械の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーを急速に中立位置に戻した場合であっても、油圧ポンプの吐出量を短時間で減少させる作業機械の制御装置を提供する。
【解決手段】制御弁22のセンタバイパス油路26の最下流に設けられたネガコン絞り28によって発生するネガコン圧をレギュレータ40に伝達するネガコンライン30と、ネガコンライン30に該ネガコン圧よりも大きい圧力を印加可能な圧力印加手段36と、制御弁22を操作する操作手段34aと、操作手段34aの中立位置への急戻しかどうかを判断する判断手段48a、48bと、を備え、判断手段48a、48bによって操作手段34aの中立位置への急戻しと判断されたときに、圧力印加手段36がネガコンライン30に前記ネガコン圧よりも大きい圧力を印加して、該圧力をレギュレータ40に印加し、油圧ポンプ12の吐出量を減少させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業機械の制御装置に関し、詳しくはネガコン圧により油圧ポンプの吐出量を制御する作業機械の制御装置に関する。
特許文献1に、図6に示すネガコンシステムの油圧回路図が記載されている。このネガコンシステム100では、センタバイパス油路102を有する制御弁104、106、108のセンタバイパス油路102の出口にネガコン絞り110が設けられており、該ネガコン絞り110の上流側圧力であるネガコン圧が可変容量型の油圧ポンプ112のレギュレータ114へネガコンライン116を介して信号圧力として作用するように構成されている。且つ、レギュレータ114は、作用するネガコン圧の低下に応じて油圧ポンプ112の吐出量が増加するように(作用するネガコン圧の上昇に応じて油圧ポンプ112の吐出量が低下するように)構成されている。
このため、図示せぬ操作レバーにより制御弁104、106、108が中立位置にもどされて、油圧アクチュエータ(図示せず)への作動油の供給が停止し、センタバイパス油路102の出口(ネガコン絞り110の上流側)に達する作動油が多くなると、レギュレータ114に作用するネガコン圧は上昇し、油圧ポンプ112の吐出量は低下する。これにより、油圧アクチュエータによる作業がなされていないとき、油圧ポンプ112の吐出量は低下し、油圧アクチュエータの作動に用いられない作動油を無駄に吐出することが抑えられ、エネルギの消費を抑えることができる。
特許第4128482号公報
しかしながら、操作レバーを急速に中立位置に戻した場合、ネガコン圧がすぐに上昇してレギュレータ114に作用するわけではない。制御弁104、106、108にパイロット圧を加えるラインに設けられたクッションバルブ(図示せず)によって、制御弁104、106、108に供給されるパイロット圧の急激な変動が緩和されるため、制御弁104、106、108の中立位置への復帰は、操作レバーの中立位置への戻しよりも遅れるからであり、また、ネガコンライン114において圧損等が存在するからである。
このため、操作レバーを急速に中立位置に戻した場合、油圧ポンプ112の吐出量は遅れをもって減少するので、油圧アクチュエータの作動に利用されない作動油が無駄に吐出されることとなる。また、操作レバーを急速に中立位置に戻すと、吐出量が低下していない油圧ポンプ112からの多量の作動油がネガコン絞りを通過して、瞬間的に油圧ポンプ112の吐出圧が急上昇し、エンジンの作動不良(エンジンダウン)を起こすおそれもある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、操作レバー(操作手段)を急速に中立位置に戻した場合であっても、油圧ポンプの吐出量を短時間で減少させる作業機械の制御装置を提供することを課題とする。
本発明は、油圧ポンプから吐出される作動油によって作動する油圧アクチュエータと、前記油圧ポンプの作動油の吐出量を制御するレギュレータと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの作動油の供給を制御する制御弁と、を備えた作業機械の油圧制御装置において、前記制御弁のセンタバイパス油路の最下流に設けられたネガコン絞りによって発生するネガコン圧を前記レギュレータに伝達するネガコンラインと、該ネガコンラインに該ネガコン圧よりも大きい圧力を印加可能な圧力印加手段と、前記制御弁を操作する操作手段と、該操作手段の中立位置への急戻しかどうかを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段によって前記操作手段の中立位置への急戻しと判断されたときに、前記圧力印加手段が前記ネガコンラインに前記ネガコン圧よりも大きい圧力を印加して、該圧力を前記レギュレータに印加し、前記油圧ポンプの吐出量を減少させることにより、上記課題を解決したものである。
本発明では、前記判断手段によって前記操作手段の中立位置への急戻しと判断されると、前記圧力印加手段が前記ネガコンラインに前記ネガコン圧よりも大きい圧力を印加して、該圧力を前記レギュレータに印加し、前記油圧ポンプの吐出量を減少させるので、操作手段が急速に中立位置に戻され、ネガコン圧が応答遅れにより増大していない場合でも、また、ネガコン圧の急増の初期段階(ネガコン圧が十分に大きくなっていない段階)でも、レギュレータにはネガコン圧よりも大きい圧力を印加することができる。このため、操作手段を中立位置にもどす際、たとえ急速に戻した場合であっても、短時間に油圧ポンプの吐出量を減少させることができる。
前記操作手段が前記制御弁に供給されるパイロット圧を介して前記制御弁を操作する場合、前記判断手段は、例えば、該パイロット圧の減少速度が所定の値以上となったときに、前記操作手段の中立位置への急戻しと判断することができる。
また、前記判断手段がネガコン圧に基づいて判断する場合、前記ネガコン圧の増加速度が所定の値以上となったときに、前記操作手段の中立位置への急戻しと判断することができる。
前記圧力印加手段が前記ネガコンラインに印加する圧力は、例えば、前記パイロット圧を供給するパイロットポンプから供給される圧力とすることもできる。
なお、本発明において操作手段とは、運転者が作業機械に所定の動作を行わせるための手段であり、操作レバー、操作ボタン、操作ペダル等の概念を含む。
本発明によれば、操作レバー(操作手段)を急速に中立位置に戻した場合であっても、油圧ポンプの吐出量を短時間で減少させることができる。これにより、油圧ポンプを駆動するために用いられるエネルギ消費を抑えることができる。また、油圧ポンプの吐出圧が急上昇することが防止され、油圧ポンプを駆動するエンジンの作動不良(エンジンダウン)も防止することができる。
以下図面に基づいて、本発明に係る作業機械の制御装置の好適な実施形態の例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る作業機械の制御装置10を示すブロック構成図である。
この制御装置10では、図1に示すように、可変容量型の油圧ポンプであるメインポンプ12から油圧アクチュエータ(油圧モータ14、油圧シリンダ16、18)への作動油の供給経路であって制御弁22の中立位置を貫通するセンタバイパス油路26の最下流に、ネガコン絞り28が設けられている。このネガコン絞り28によって発生したネガコン圧Pnがネガコンライン30およびシャトル弁32を介してレギュレータ40に伝達される。
以下では、油圧シリンダ16の動作を制御する構成を代表して取り上げて説明するが、油圧モータ14、油圧シリンダ18の動作を制御する構成も同様の構成とすることができる。ただし、図1では図示の都合上、油圧モータ14、油圧シリンダ18に対する作動油の給排を行う油路は記載を一部省略している。
ネガコンライン30は、センタバイパス油路26におけるネガコン絞り28の上流側のネガコン圧伝達用の位置A1とレギュレータ40を結ぶ油路である。ネガコン圧Pnは、ネガコンライン30におけるシャトル弁32の上流側のネガコン圧計測用の位置A2での油圧である。ネガコン圧計測用の位置A2には油路を介してネガコン圧計測センサ58が連結されており、ネガコン圧計測センサ58によるネガコン圧についての計測データは電気信号線60を介してコントローラ48に送られる。
シャトル弁32は、入力ポート32a、32bと出力ポート32cを備える。入力ポート32aにはネガコンライン30を介してネガコン圧Pnが入力され、入力ポート32bにはパイロットポンプ吐出圧伝達ライン36及びパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38を介してパイロットポンプ34dの吐出圧Ppを減圧調整した後の圧力Ppd(以下、減圧調整後吐出圧Ppdと記す)が入力される。シャトル弁32は、入力されたネガコン圧Pnおよびパイロットポンプ34dの減圧調整後吐出圧Ppdのうち、大きい方の圧力を出力ポート32cからレギュレータ40に出力する。
レギュレータ40は、出力ポート32cから伝達された圧力(シャトル弁32に伝達されたネガコン圧Pnおよびパイロットポンプ34dの減圧調整後吐出圧Ppdのうちの大きい方の圧力)Pに応じてメインポンプ12の吐出量を制御する。図2は、レギュレータ40に伝達される圧力Pとメインポンプ12の吐出量との関係を示すグラフ図であり、伝達される圧力Pが所定の値P1以下のときメインポンプ12の吐出量は最大となり、伝達される圧力Pが所定の値P1よりも大きくなるにつれてメインポンプ12の吐出量は減少し、伝達される圧力Pが所定の値P2に達すると、メインポンプ12の吐出量は最小となる。
制御弁22は3位置6ポートの切換弁であり、3つの切り換え位置A、B、Cを備えており、メインポンプ12から油圧シリンダ16へ向かう作動油の流れる方向と流量を制御する。制御弁22のスプールの両端には、それぞれパイロットポート22a、22bが設けられている。また、制御弁22のスプールの両端は、ばね22c、22dで付勢されている。
制御弁22のスプールの位置の切り換えは、リモコンレバー装置34を操作して、制御弁22のパイロットポート22a、22bに供給される制御用圧力Pia、Pibを制御することにより行う。パイロットポート22a、22bには、パイロット油路42a、42bを介してこの制御用圧力PiaまたはPibが供給される。本実施形態では、制御弁22のパイロットポート22a、22bに供給される制御用圧力Pia、Pibのうち、大きい方の圧力をパイロット圧Piとして検出し、1か所での検出で、いずれの側からの急戻しであっても検出できるように構成している。
リモコンレバー装置34は、操作レバー(操作手段)34aと、リモコン弁34b、34cと、パイロットポンプ34dとを有してなる。リモコンレバー装置34の操作レバー34aを操作することにより、パイロット油路42a、42bを介して、制御弁22のパイロットポート22a、22bに制御用圧力PiaまたはPibが供給される。パイロット油路42a、42bには、クッションバルブ50a、50bが設けられており、制御弁22のパイロットポート22a、22bに伝達される制御用圧力の急激な変動が緩和されるようになっている。
パイロット油路42a、42bにおいて、クッションバルブ50a、50bとリモコン弁34b、34cとの間にパイロット圧計測用ポート52a、52bが設けられており、該パイロット圧計測用ポート52a、52bにパイロット圧計測用シャトル弁54の2つの入力ポート54a、54bがそれぞれ油路を介して連結されている。したがって、パイロット油路42a、42bの制御用圧力のうちの大きい方の制御用圧力が、パイロット圧計測用シャトル弁54の出力ポート54cから出力され、結果的に、この出力される圧力(パイロット圧計測用シャトル弁54の出力ポート54cにおける油圧)Piは、そのとき現に機能している方の制御用圧力PiaまたはPibと等しくなる。パイロット圧計測用シャトル弁54の出力ポート54cとパイロット圧計測センサ44とが油路を介して連結されているので、パイロット圧計測センサ44がパイロット圧Piを計測する。パイロット圧計測センサ44が計測したパイロット圧Piについてのデータは、電気信号線46を介してコントローラ48に送られる。
パイロット圧計測用ポート52a、52bは、パイロット油路42a、42bにおいてクッションバルブ50a、50bよりもパイロットポンプ34d側に位置するので、パイロット圧計測センサ44に入力されるパイロット圧Piはクッションバルブ50a、50bの影響を受けない。このため、パイロット圧計測センサ44は、操作レバー34aの操作によるパイロット圧Piの変動をリアルタイムに正確に計測することができる。
また、リモコンレバー装置34に関連して、パイロットポンプ吐出圧伝達用の位置A3(パイロットポンプ34dの吐出側とリモコン弁34b、34cとの間の油路34eの中途の位置)と、シャトル弁32の入力ポート32bとを連結するパイロットポンプ吐出圧伝達ライン36が設けられており、パイロットポンプ34dの吐出圧Ppがシャトル弁32の入力ポート32bに伝達可能なようになっている。
パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36の中途には、電磁比例弁であるパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38が設けられている。パイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38は、3つのポートP1、P2、P3を備え、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36の連通の程度を調整することができる。ポートP1とポートP2が連通すると、ポートP3はブロックされ、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36は遮断されて、シャトル弁32の入力ポート32bに伝達されるパイロットポンプ34dの吐出圧は零(シャトル弁32の入力ポート32bに作用する圧力は最低(タンク圧))となる。ポートP1とポートP3が連通するとパイロットポンプ吐出圧伝達ライン36は連通し、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36における作動油の流通は自由な状態となり、パイロットポンプ34dの吐出圧Ppは減圧されずにシャトル弁32の入力ポート32bに伝達される。
パイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のスプールの一端には、該スプールの位置を、ポートP1とポートP2が連通した状態から、ポートP1とポートP3が連通した状態へと切り換えるためのソレノイド部38aが設けられている。また、パイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のスプールの他端はばね38bで付勢されており、ソレノイド部38aが作動していないとき、パイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のスプールは、ポートP1とポートP2が連通してポートP3がブロックされた状態(パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36は遮断されて、シャトル弁32の入力ポート32bに伝達されるパイロットポンプ34dの吐出圧が零となる状態)となる。
ここで、電磁比例弁であるパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38においては、ポートP1とポートP2が連通した状態(ポートP3がブロックされてパイロットポンプ吐出圧伝達ライン36が遮断された状態)から、ポートP1とポートP3が連通した状態(パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36が連通された状態)へとステップ状に切り換わるのではなく、コントローラ48が電気信号線62を介してソレノイド部38aへ流す電流値に応じて、ポートP1とポートP2が連通した状態から、ポートP1とポートP3が連通した状態へと、滑らかに切換可能である。すなわち、パイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38は、コントローラ48から供給される電流値に応じてスプールの位置を調整してパイロットポンプ吐出圧伝達ライン36の連通の程度を調整することができ、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36を介してシャトル弁32の入力ポート32bに伝達されるパイロットポンプ34dの吐出圧Ppを任意に減圧調整することができる。したがって、本実施形態に係る制御装置10は、パイロットポンプ34dの吐出圧Ppを任意に減圧調整した減圧調整後吐出圧Ppdをレギュレータ40に伝達することができ、メインポンプ12の吐出量を任意に減少させることができる。
コントローラ48は、パイロット圧判断部(判断手段)48aおよびネガコン圧判断部(判断手段)48bを備えるとともに、前述のようにパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38を制御して、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36の連通の程度を制御して、レギュレータ40に伝達する減圧調整後吐出圧Ppdを制御し、メインポンプ12の吐出量を任意に減少させることができる。
ここで、リモコンレバー装置34の操作レバー34aが急速に中立位置に戻されると、制御弁22に供給される制御用圧力PiaまたはPib(パイロット圧Pi)は急減し、ネガコン圧Pnは急増する。そこで、操作レバー34aが急速に中立位置に戻されているかどうかを、制御弁22に供給されるパイロット圧Piが急減しているか、あるいはネガコン圧Pnが急増しているかどうかで判断することができる。
コントローラ48のパイロット圧判断部48aは、パイロット圧Piの減少速度ΔPi/Δt(図3(A)参照)が所定の値α以上となっているとき、パイロット圧Piが急減していると判断する。所定の値αは、パイロット油路42a、42bにおける圧損等を考慮して、適宜定めることができる。コントローラ48のネガコン圧判断部48bは、ネガコン圧Pnの増加速度ΔPn/Δt(図3(B)参照)が所定の値β以上となっているとき、ネガコン圧Pnが急増していると判断する。所定の値βは、ネガコンライン30における圧損等を考慮して、適宜定めることができる。
パイロット圧判断部48aがリモコンレバー装置34におけるパイロット圧が急減していると判断するか、あるいはネガコン圧判断部48bがネガコン圧Pnが急増していると判断すると、コントローラ48は、操作レバー急戻しとの電気信号を、所定時間Δt1の間、電気信号線62を介して電磁比例弁38のソレノイド部38aに送る。操作レバー急戻しとの電気信号がソレノイド部38aに送られている時間Δt1の間、ソレノイド部38aは、ばね38bを押し縮めるようにパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のスプールを押して、ポートP1とポートP3とを連通させる。ポートP1とポートP3とが連通すると、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36を介してパイロットポンプ34dの吐出圧Ppがシャトル弁32の入力ポート32bに入力される。
ここで、操作レバー34aを中立位置に急戻ししたとき、前述したように、クッションバルブ50a、50bの影響によって、制御弁22の中立位置への復帰に遅れがあり、また、ネガコンライン30において圧損等があるため、操作レバー34aを中立位置に急戻ししても、シャトル弁32の入力ポート32aに入力されるネガコン圧Pnが増大するまでには応答の遅れがある。
一方、パイロット圧計測センサ44により計測されるパイロット圧は、前述のようにクッションバルブ50a、50bの影響を受けない。このため、パイロット圧計測センサ44により計測されるパイロット圧は、操作レバー34aの操作によるパイロット圧の変動をリアルタイムに正確に反映する。
このため、パイロット圧計測センサ44による計測データにより、パイロット圧が急減しているとパイロット圧判断部48aが判断したら、即座にコントローラ48が電気信号線62を介して操作レバー急戻しとの電気信号をパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のソレノイド部38aに時間Δt1の間入力して、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36を連通する。ネガコン圧計測用の位置A2でのネガコン圧Pnより減圧調整後吐出圧Ppdの方が大きければ、チェックボール32dが入力ポート32a側に移動して、減圧調整後吐出圧Ppdがレギュレータ40に伝達される。この結果、たとえ操作レバー34aが中立位置に急戻しされたときであっても、レギュレータ40にネガコン圧Pnよりも大きい減圧調整後吐出圧Ppdを伝達することができ、短時間でメインポンプ12の吐出量を減少させることができる。これにより、メインポンプ12を駆動するために用いられるエネルギ消費を抑えることができる。また、メインポンプ12の吐出圧が急上昇することが防止され、メインポンプ12を駆動するエンジン(図示せず)の作動不良(エンジンダウン)も防止することができる。
また、ネガコン圧計測センサ58により計測されたデータに基づき、コントローラ48のネガコン圧判断部48bがネガコン圧Pnが急増していると判断したら、コントローラ48が電気信号線62を介して操作レバー急戻しとの電気信号をパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のソレノイド部38aに時間Δt1の間入力して、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36を連通する。ネガコン圧計測用の位置A2でのネガコン圧Pnより減圧調整後吐出圧Ppdの方が大きければ、チェックボール32dが入力ポート32a側に移動して、減圧調整後吐出圧Ppdがレギュレータ40に伝達される。この結果、たとえ操作レバー34aが中立位置に急戻しされたときであっても、レギュレータ40にネガコン圧Pnよりも大きいパイロットポンプ34dの吐出圧Ppを伝達することができる。このため、操作レバー34aの中立位置への急戻し後におけるネガコン圧Pnの急増の初期段階(ネガコン圧Pnが十分に大きくなっていない段階)において、レギュレータ40にネガコン圧Pnよりも大きいパイロットポンプ34dの減圧調整後吐出圧Ppdを伝達することができ、ネガコン圧Pnが十分に大きくなっていなくてもメインポンプ12の吐出量を抑えることができる。このため、操作レバー34aが急速に中立位置にもどされたときであっても、短時間でメインポンプ12の吐出量を減少させることができる。これにより、メインポンプ12を駆動するために用いられるエネルギ消費を抑えることができる。また、メインポンプ12の吐出圧が急上昇することが防止され、メインポンプ12を駆動するエンジン(図示せず)の作動不良(エンジンダウン)も防止することができる。
なお、コントローラ48が操作レバー急戻しとの電気信号をパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のソレノイド部38aに入力する時間Δt1は、ネガコン圧Pn上昇についての応答遅れ(パイロット圧が減少を開始してからネガコン圧Pnが上昇するまでの時間)Δtd2を考慮するとともに、操作レバー急戻しとの電気信号が、パイロット圧判断部48aがパイロット圧が急減していると判断してソレノイド部38aに入力されたのか、あるいは、ネガコン圧判断部48bがネガコン圧Pnが急増していると判断してソレノイド部38aに入力されたのかに応じて、適宜定めることができる。ネガコン圧Pnの上昇は、パイロット圧Piの減少よりも応答に遅れがあるので、操作レバー急戻しとの電気信号が、パイロット圧判断部48aがパイロット圧が急減していると判断してソレノイド部38aに入力された場合は、ネガコン圧判断部48bがネガコン圧Pnが急増していると判断してソレノイド部38aに入力された場合よりも、時間Δt1の長さは長くなる。
なお、以上説明したように、本実施形態では、シャトル弁32、パイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38、およびパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38を制御するコントローラ48によってネガコンライン30に減圧調整後吐出圧Ppdが印加されており、これらによって圧力印加手段が構成されていることになる。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る作業機械の制御装置10の作用を、メインポンプ12の吐出量を短時間で減少させるコントローラ48の動作とともに説明する。
図3(A)はパイロット圧計測センサ44により計測されるパイロット圧Piのタイムチャートの一例であり、図3(B)は図3(A)に示すパイロット圧Piに対応するネガコン圧Pnのタイムチャートの一例である。図4は、操作レバー34aが急速に中立位置にもどされたときに、短時間でメインポンプ12の吐出量を減少させるコントローラ48の動作のフローチャートである。まず、図3における各状態(図3(A)の状態(a)〜(e)、図3(B)の状態(f)〜(j))について説明する。
図3(A)の状態(a)は、リモコンレバー装置34の操作レバー34aが中立位置にあって制御弁22に供給されるパイロット圧Piが零の状態である。このため、制御弁22のスプールは切り換え位置Bの中立位置の状態にあり、油圧シリンダ16へ作動油は供給されていない。その結果、メインポンプ12から吐出された作動油は、センタバイパス油路26の最下流のネガコン絞り28の手前に達し、ネガコン圧Pnは増大し(図3(B)の状態(f))、メインポンプ12の吐出量は減少する。
図3(A)の状態(b)は、リモコンレバー装置34の操作レバー34aのL方向またはR方向への操作がなされ始め、制御弁22に供給されるパイロット圧Piが上昇している状態である。このため、制御弁22のスプールは切り換え位置Aまたは切り換え位置Cの状態に切り換わりつつあり、油圧シリンダ16への作動油の供給量が増加している状態である。油圧シリンダ16への作動油の供給量が増加するにつれてセンタバイパス油路26の最下流のネガコン絞り28の手前(ネガコン圧伝達用の位置A1)に達する作動油の量は減少し、ネガコン圧Pnもそれにつれて減少していく(図3(B)の状態(g))。ただし、クッションバルブ50a、50bの影響によって、制御弁22のスプールの動きは操作レバー34aの動きよりも時間的に遅れるとともに、ネガコンライン30において圧損等があるため、操作レバー34aをL方向またはR方向へ操作してパイロット圧Piを上昇させても、シャトル弁32の入力ポート32aに入力されるネガコン圧Pnが減少するまでには応答遅れΔtd1が存在する。
図3(A)の状態(c)は、リモコンレバー装置34の操作レバー34aのL方向またはR方向への操作量が最大(フルレバー)となり、制御弁22に供給されるパイロット圧が最大となっている状態である。このため、前述した理由による応答遅れ経過後は、制御弁22のスプールは切り換え位置Aまたは切り換え位置Cの状態に切り換わっており、メインポンプ12から吐出された作動油は、油圧シリンダ16に達してその駆動に使われ、ネガコン圧Pnは減少し(図3(B)の状態(h))、メインポンプ12の吐出量は増大する。なお、制御弁22のスプールは切り換え位置Aまたは切り換え位置Cの状態に切り換わっているので、メインポンプ12の吐出量が増大しても、センタバイパス油路26の最下流のネガコン絞り28の手前(ネガコン圧伝達用の位置A1)に達する作動油の量は増えない。
図3(A)の状態(d)は、リモコンレバー装置34の操作レバー34aがフルレバー状態から中立位置へ戻され始め、制御弁22に供給されるパイロット圧が下降している状態である。このため、制御弁22のスプールは切り換え位置Aまたは切り換え位置Cの状態から中立位置である切り換え位置Bに切り換わりつつあり、油圧シリンダ16への作動油の供給量が減少している状態であり、油圧シリンダ16の減速がなされている状態である。本実施形態では、コントローラ48のパイロット圧判断部48aがパイロット圧Piが急減しているかどうかを判断するとともに、ネガコン圧判断部48bがネガコン圧Pnが急増しているかどうかを判断し、どちらかに該当していれば、コントローラ48は、操作レバー急戻しとの電気信号を、電気信号線62を介してパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のソレノイド部38aに時間Δt1の間だけ送り、ポートP1とポートP3とを連通させ、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36を介してパイロットポンプ34dの吐出圧をレギュレータ40に伝達し、メインポンプ12の吐出量を短時間で減少させる。
なお、前述したように、操作レバー34aを中立位置に急戻ししたとき、クッションバルブ50a、50bの影響によって、制御弁22の中立位置への復帰に遅れがあり、また、ネガコンライン30において圧損等があるため、操作レバー34aを中立位置に急戻ししても、シャトル弁32の入力ポート32aに入力されるネガコン圧Pnが増大するまでには応答遅れΔtd2が存在する。このため、パイロット油路42a、42bに供給されるパイロット圧が下降を開始してから応答遅れΔtd2経過後、シャトル弁32の入力ポート32aに入力されるネガコン圧Pnは増加を開始する(図3(B)の状態(i))。
図3(A)の状態(e)は、リモコンレバー装置34の操作レバー34aが中立位置にもどされて、制御弁22に供給されるパイロット圧Piが零の状態である。このため、応答遅れ経過後、制御弁22のスプールは切り換え位置Bの中立位置の状態となり、油圧シリンダ16へ作動油が供給されない状態となる。その結果、メインポンプ12から吐出された作動油は、センタバイパス油路26の最下流のネガコン絞り28の手前に達し、応答遅れΔtd2経過後、シャトル弁32の入力ポート32aに入力されるネガコン圧Pnは最大となり(図3(B)の状態(j))、メインポンプ12の吐出量は最小となる。
次に、図4のフローチャートを用いて、メインポンプ12の吐出量を短時間で減少させるコントローラ48の動作を説明するとともに、本実施形態に係る制御装置10の作用を説明する。
コントローラ48のパイロット圧判断部48aは、パイロット圧Piの減少速度ΔPi/Δtが所定の値α以上となっているかどうかを判断し、コントローラ48のネガコン圧判断部48bは、ネガコン圧Pnの増加速度ΔPn/Δtが所定の値β以上となっているかどうかを判断する(ステップS1)。
どちらかに該当していれば、コントローラ48は、操作レバー急戻しとの電気信号を、電気信号線62を介してパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のソレノイド部38aに送り(ステップS2)、パイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のソレノイド部38aを作動させる(ステップS3)。この電気信号がソレノイド部38aに送られている時間Δt1の間、ソレノイド部38aは作動し、ポートP1とポートP3とが連通し、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36が連通する(ステップS4)。パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36が連通すると、レギュレータ40にはネガコン圧Pnではなくパイロットポンプ34dの減圧調整後吐出圧Ppdが伝達されるので(ステップS5)、ネガコン圧Pnが応答遅れにより増大していなくても、あるいは、ネガコン圧Pnの急増の初期段階(ネガコン圧Pnが十分に大きくなっていない段階)であっても、メインポンプ12の吐出量が短時間で減少する(ステップS6)。
このため、本実施形態に係る制御装置10によれば、操作レバー34aが急速に中立位置にもどされたときであっても、短時間でメインポンプ12の吐出量を減少させることができる。これにより、メインポンプ12を駆動するために用いられるエネルギ消費を抑えることができる。また、メインポンプ12の吐出圧が急上昇することが防止され、メインポンプ12を駆動するエンジン(図示せず)の作動不良(エンジンダウン)も防止することができる。
時間Δt1が経過したら(ステップS7)、コントローラ48は操作レバー急戻しとの電気信号をソレノイド部38aに送ることを中止し(ステップS8)、ソレノイド部38aの作動を停止させる(ステップS9)。ソレノイド部38aの作動が停止すると、ばね38bの付勢力によりパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38のポートP1とポートP2とが連通し、ポートP3はブロックされ、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36は遮断され(ステップS10)、レギュレータ40にパイロットポンプ34dの減圧調整後吐出圧Ppdは伝達されなくなり、ネガコンライン30を介してネガコン圧Pnがレギュレータ40に伝達され、メインポンプ12の吐出量は、図2に示す関係に基づき、レギュレータ40に伝達されるネガコン圧Pnによって再び制御される。
なお、図4のフローチャートは、メインポンプ12の吐出量を短時間で減少させるコントローラ48の動作の一例を示すもので、図4のフローチャートに示す動作に限定されず、例えば、頻繁に油圧シリンダ16の動作を切り換えるような作業を行う場合、ステップS7で所定時間Δt1経過前(ステップS7でNoの場合)にステップS1に戻るようにしてもよい(図4に破線で示す)。このようにすると、所定時間Δt1経過前にステップS1の条件を満たさなくなった場合、レギュレータ40にパイロットポンプ34dの吐出圧は伝達されず、メインポンプ12の吐出量は減少しない。このため、操作レバー34aの中立位置(切り換え位置B)への急戻しを行った後、すぐに操作レバー34aを切り換え位置AまたはCに切り換えてメインポンプ12の吐出量を大きくする必要がある場合でも良好に作業を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る制御装置10は、リモコンレバー装置のパイロット圧に基づいても、ネガコン絞り28によるネガコン圧Pnに基づいても、操作レバーの中立位置への急戻しかどうかを判断することができるが、ネガコン圧Pnに基づいて判断するときは、特に油圧アクチュエータおよび制御弁がそれぞれ複数あるときに、総合的に作動油の供給状況を反映するという意味で有効性を発揮する。即ち、ネガコン圧Pnに基づき判断する場合、メインポンプ12に要求される吐出量を、各油圧アクチュエータへの総合的な作動油の供給状況から判断することができるので、操作レバーの中立位置への急戻しかどうかを実際の作業状況に即してより適切に判断することができることがある。
したがって、油圧アクチュエータおよび制御弁がそれぞれ複数あるときは、例えば、パイロット圧Piの条件(パイロット圧Piの減少速度が所定の値以上)と、ネガコン圧Pnの条件(ネガコン圧Pnの増加速度が所定の値以上)とを同時に満たしたときに、操作レバーの中立位置への急戻しと判断することにより、メインポンプ12の吐出量を必要なときのみ減少させることができる場合がある。
以上説明した本実施形態に係る制御装置10では、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36の中途に電磁比例弁であるパイロットポンプ吐出圧伝達切換弁38を設けたが、パイロットポンプ吐出圧伝達ライン36の中途に設ける弁は電磁比例弁でなくてもよく、例えば図5に示す本実施形態の変形例に係る制御装置80のように、電磁切換弁82としてもよい。
ネガコン圧により油圧ポンプの吐出量を制御する作業機械(例えば油圧ショベル)に有効に適用可能である。
本発明の実施形態に係る作業機械の制御装置10を示すブロック構成図 前記制御装置10において、レギュレータ40に伝達される圧力とメインポンプ12の吐出量との関係を示すグラフ図 (A)前記制御装置10におけるパイロット圧のタイムチャートの一例、(B)このパイロット圧に対応するネガコン圧のタイムチャートの一例 前記制御装置10において、メインポンプ12の吐出量を減少させるコントローラ48の動作を示すフローチャート 本実施形態の変形例に係る作業機械の制御装置80の要部回路図 特許文献1に記載のネガコンシステムの油圧回路図
符号の説明
10、80…制御装置
12…メインポンプ(油圧ポンプ)
14…油圧モータ
16、18…油圧シリンダ
20、22、24…制御弁
26…センタバイパス油路
28…ネガコン絞り
30…ネガコンライン
32…シャトル弁
34…リモコンレバー装置
34a…操作レバー(操作手段)
34d…パイロットポンプ
36…パイロットポンプ吐出圧伝達ライン
38…パイロットポンプ吐出圧伝達切換弁
40…レギュレータ
42a、42b…パイロット油路
44…パイロット圧計測センサ
46、60、62、80、82…電気信号線
48…コントローラ
48a…パイロット圧判断部(判断手段)
48b…ネガコン圧判断部(判断手段)
54…パイロット圧計測用シャトル弁
58…ネガコン圧計測センサ
82…電磁切換弁
Pi…パイロット圧
Pn…ネガコン圧
α…所定の値(パイロット圧Piの減少速度)
β…所定の値(ネガコン圧Pnの増加速度)
Δt1…所定時間

Claims (4)

  1. 油圧ポンプから吐出される作動油によって作動する油圧アクチュエータと、前記油圧ポンプの作動油の吐出量を制御するレギュレータと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの作動油の供給を制御する制御弁と、を備えた作業機械の油圧制御装置において、
    前記制御弁のセンタバイパス油路の最下流に設けられたネガコン絞りによって発生するネガコン圧を前記レギュレータに伝達するネガコンラインと、
    該ネガコンラインに該ネガコン圧よりも大きい圧力を印加可能な圧力印加手段と、
    前記制御弁を操作する操作手段と、
    該操作手段の中立位置への急戻しかどうかを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記判断手段によって前記操作手段の中立位置への急戻しと判断されたときに、前記圧力印加手段が前記ネガコンラインに前記ネガコン圧よりも大きい圧力を印加して、該圧力を前記レギュレータに印加し、前記油圧ポンプの吐出量を減少させることを特徴とする作業機械の油圧制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記操作手段は前記制御弁に供給されるパイロット圧を介して前記制御弁を操作し、
    前記判断手段は、該パイロット圧の減少速度が所定の値以上となったときに、前記操作手段の中立位置への急戻しと判断することを特徴とする作業機械の油圧制御装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記判断手段は、前記ネガコン圧の増加速度が所定の値以上となったときに、前記操作手段の中立位置への急戻しと判断することを特徴とする作業機械の油圧制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記操作手段は前記制御弁に供給されるパイロット圧を介して前記制御弁を操作し、
    前記圧力印加手段が前記ネガコンラインに印加する圧力が、前記パイロット圧を供給するパイロットポンプから供給される圧力であることを特徴とする作業機械の油圧制御装置。
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