JP2011256814A - 建設機械のポンプ吐出量制御回路 - Google Patents

建設機械のポンプ吐出量制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの油圧ポンプを有する油圧回路の場合に対しても簡単に適用することができ、かつ、電気系に不具合が発生した場合でも、簡単な制御で油圧ポンプ駆動用のエンジンをより適切な特性で運転することができる建設機械のポンプ吐出量制御回路を提供する。
【解決手段】パイロットポート30Aを有し、該パイロットポート30Aには油圧ポンプ12の吐出圧が入力され、油圧ポンプ12の吐出圧に応じて2次圧を出力するパイロット式油圧比例弁30を備え、電磁比例弁22にコントローラ16からの電気信号が送られていないときには、パイロット式油圧比例弁30の2次圧がレギュレータ14に入力されて、油圧ポンプ12の吐出圧に応じて該油圧ポンプ12の吐出量が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械のポンプ吐出量制御回路に関する。
油圧ショベル等の建設機械のポンプ吐出量制御システムには、ネガコンシステム、ポジコンシステム、ロードセンシングシステム等があるが、これらのシステムでは電気制御によりポンプ吐出量の制御が実行されることが多い。
図15は、特許文献1に開示されている図で、ネガコンシステムで用いられる従来のポンプ吐出量制御回路の代表的な構成を示す図である。このポンプ吐出量制御回路100では、ネガコン圧に基づいてポンプ吐出量が電気制御される。
レギュレータ102内には、サーボ切換弁104およびサーボシリンダ106が含まれ、可変容量形油圧ポンプ108の斜板108Aの傾転角を変化させて、ポンプ吐出量を変化させることができる。サーボ切換弁104は、スプール104Aとスリーブ104Bとを含む。スプール104Aは、ばね104Cによって可変容量形油圧ポンプ108の吐出量が増加する方向に付勢され、電磁比例弁110からの2次圧(パイロット油圧ポンプ120からのパイロット圧)を受ける制御側ピストン112によって可変容量形油圧ポンプ108の吐出量が減少する方向に付勢される。スリーブ104Bは連結ロッド114を介してサーボシリンダ106内のサーボピストン106Aに機械的に連結される。
制御側ピストン112によってサーボ切換弁104のスプール104Aが図10の右方向に押圧されて移動させられると、斜板108Aの傾転角が小さくなり可変容量形油圧ポンプ108の吐出量が減少する。制御側ピストン112によってスプール104Aが押圧される力が小さく、ばね104Cによる付勢力が上回ると、スプール104Aが図10の左方向に移動し、斜板108Aの傾転角が大きくなり可変容量形油圧ポンプ108の吐出量は増大する。
しかしながら、電磁比例弁やコントローラの故障、信号系の断線等の際には電気信号が電磁比例弁110に到達しなくなり、前記したような制御が不可能になってしまうおそれがある。
これに対して、ポンプ吐出量制御システムの電気系に不具合が発生した際でも、適切な制御を引き続き可能とするための冗長回路が特許文献1に提案されている。この従来の冗長回路を備えたポンプ吐出量制御回路の代表的な構成を図16に示す。図15に示すポンプ吐出量制御回路100と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
この従来の冗長回路を備えたポンプ吐出量制御回路200には、レギュレータ202と、電磁比例弁110と、冗長用切換弁204と、が備えられている。冗長用切換弁204は手動で切り換えられる。
レギュレータ202には、サーボ切換弁104のスプール104Aをポンプ吐出量を減少させる方向に付勢するために設けられた馬力制御側レバー206と、制御側ピストン212からポンプ吐出量減少方向に力を受ける流量制御側レバー214と、が備えられている。馬力制御側レバー206は、馬力制御用ピストン208からポンプ吐出量減少方向に力を受け、ばね210からポンプ吐出量増加方向に力を受ける。
冗長用切換弁204が通常側(X)のとき、制御側ピストン212の受圧部には、電磁比例弁110からの2次圧が与えられ、ネガコン形の流量制御を行うことができる。
冗長用切換弁204が冗長側(Y)に切換えられると、馬力制御用ピストン208には、ポンプ吐出量を減少させる方向にパイロット油圧ポンプ120からパイロット圧が与えられる。また、制御側ピストン212の受圧部へは、電磁比例弁110からの2次圧ではなくネガコン圧Pnが与えられ、スプール104Aをポンプ吐出量を減少させる方向に押圧する。
このため、電気系に不具合が生じても、冗長用切換弁204を冗長側(Y)に切り換えることにより、可変容量形油圧ポンプ108が限界を超えて動作して駆動用のエンジンがストールすることを防止することができる。
特許3080597号公報
しかしながら、ポンプ吐出量制御回路200において、冗長時にレギュレータ202を制御するために用いられる信号は、パイロット油圧ポンプ120からのパイロット圧およびネガコン圧Pnであり、単一の信号ではないため制御が複雑になってしまう。また、パイロット油圧ポンプ120からのパイロット圧およびネガコン圧Pnは、可変容量形油圧ポンプ108の動作状況を直接的に検出する信号ではなく、不具合発生時の油圧ポンプ駆動用のエンジンの運転特性が必ずしも適切であるとは言えない面があった。
また、建設機械の場合、2ポンプ形式の油圧回路が多用されているが、制御が複雑なポンプ吐出量制御回路200を2ポンプ形式の油圧回路に適用することは簡単ではない。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、電気制御がなされる建設機械のポンプ吐出量制御回路において、単一の油圧ポンプを有する油圧回路の場合はもちろん、建設機械に多い2つの油圧ポンプを有する油圧回路の場合に対しても簡単に適用することができ、かつ、電気系に不具合が発生した場合でも、簡単な制御で油圧ポンプ駆動用のエンジンをより適切な特性で運転することができる建設機械のポンプ吐出量制御回路を提供することを課題とする。
本発明は、可変容量型の油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出量を制御するレギュレータと、該レギュレータを制御する2次圧を出力する電磁比例弁と、該電磁比例弁に電気信号を送って該電磁比例弁が出力する2次圧を制御するコントローラと、を備えた建設機械のポンプ吐出量制御回路において、パイロットポートを有し、該パイロットポートには前記油圧ポンプの吐出圧が入力され、前記油圧ポンプの吐出圧に応じて2次圧を出力するパイロット式油圧比例弁を備え、前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記レギュレータに入力されて、前記油圧ポンプの吐出圧に応じて該油圧ポンプの吐出量が制御されることにより、前記課題を解決したものである。
本発明では、冗長時のレギュレータ制御に用いられる信号は、可変容量型の油圧ポンプの吐出圧のみで単一の信号であり、冗長時の制御が簡単なシステムによってなされるので、本発明は、建設機械に多い2つの油圧ポンプを有する油圧回路に対しても簡単に適用可能である。また、冗長時のレギュレータ制御に用いる信号が油圧ポンプの吐出圧であり、油圧ポンプの動作状況を直接的に検出する信号であるため、より適切な特性で油圧ポンプ駆動用のエンジンを運転することができ、特に、エンジンがストールしてしまうことを確実に防止することができる。
前記ポンプ吐出量制御回路において、更に、前記電磁比例弁の2次圧および前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が入力されるとともに、入力されるこれらの2次圧のうちのいずれか一方を前記レギュレータに出力するように切り替えがなされる冗長用切換弁を備えさせ、前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記レギュレータに出力されるように前記冗長用切換弁が切り換えられるようにしてもよい。
また、前記ポンプ吐出量制御回路において、更に、前記レギュレータと前記電磁比例弁との間の油路に介在され、一方の入力ポートには前記電磁比例弁からの2次圧が入力され、他方の入力ポートには前記パイロット式油圧比例弁からの2次圧が入力され、出力ポートからの出力は前記レギュレータに入力されるシャトル弁と、前記パイロット式油圧比例弁と前記シャトル弁との間の油路に介在され、該油路の連通と遮断を切り替える冗長用切換弁と、を備えさせ、前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記油路が連通するように前記冗長用切換弁が切り換えられ、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記冗長用切換弁および前記シャトル弁を介して前記レギュレータに出力されるようにしてもよい。
また、前記ポンプ吐出量制御回路において、更に、前記レギュレータと前記電磁比例弁との間の油路に介在され、一方の入力ポートには前記電磁比例弁からの2次圧が入力され、他方の入力ポートには前記パイロット式油圧比例弁からの2次圧が入力され、出力ポートからの出力は前記レギュレータに入力されるシャトル弁と、前記パイロット式油圧比例弁の前記パイロットポートと前記油圧ポンプとの間の油路に介在され、該油路の連通と遮断を切り替える冗長用切換弁と、を備えさせ、前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記油路が連通するように前記冗長用切換弁が切り換えられ、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記シャトル弁を介して前記レギュレータに出力されるようにしてもよい。
また、前記ポンプ吐出量制御回路において、更に、前記油圧ポンプの吐出圧が入力されて2次圧を出力する方向に付勢する第1のパイロットポート、および前記電磁比例弁の2次圧が入力されて2次圧を出力しない方向に付勢する第2のパイロットポートを、付勢する方向が対抗するように備え、前記第2のパイロットポートに入力される前記電磁比例弁の2次圧が所定の値以下の時には前記第1のパイロットポートに入力される前記油圧ポンプの吐出圧に応じて2次圧を出力するパイロット式油圧比例弁と、前記電磁比例弁の2次圧および前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が入力されるとともに、入力されるこれらの2次圧のうちのいずれか一方を前記レギュレータに出力するように切り替えがなされる冗長用切換弁と、を備えさせ、前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記レギュレータに出力されるように前記冗長用切換弁が切り換えられるようにしてもよい。
前記冗長用切換弁は、前記コントローラからの電気的な指令に応じて切り換えられるものであってもよく、また、前記電磁比例弁の2次圧に応じて切り換えられるものであってもよい。
また、前記ポンプ吐出量制御回路において、冗長用切換弁は設けずに、前記レギュレータと前記電磁比例弁との間の油路に介在され、一方の入力ポートには前記電磁比例弁からの2次圧が入力され、出力ポートからの出力は前記レギュレータに入力されるシャトル弁と、前記油圧ポンプの吐出圧が入力されて2次圧を出力する方向に付勢する第1のパイロットポート、および前記電磁比例弁の2次圧が入力されて2次圧を出力しない方向に付勢する第2のパイロットポートを、付勢する方向が対抗するように備え、前記第2のパイロットポートに入力される前記電磁比例弁の2次圧が所定の値以下の時には前記第1のパイロットポートに入力される前記油圧ポンプの吐出圧に応じて2次圧を、前記シャトル弁の他方の入力ポートに出力するパイロット式油圧比例弁と、を備えさせてもよい。
また、本発明は、可変容量型の油圧ポンプが2つある油圧回路に適用することができるが、この場合には、2つの可変容量型の油圧ポンプと、該2つの可変容量型の油圧ポンプの吐出量を制御する2つのレギュレータと、該2つのレギュレータを制御する2次圧を出力する2つの電磁比例弁と、該2つの電磁比例弁に電気信号を送って該2つの電磁比例弁が出力する2次圧を制御するコントローラと、を備えた建設機械のポンプ吐出量制御回路において、前記2つの可変容量型の油圧ポンプのうちの一方の吐出圧が入力される第1のパイロットポートと、前記2つの可変容量型の油圧ポンプのうちの他方の吐出圧が入力される第2のパイロットポートとを有し、該第1、第2のパイロットポートに入力される吐出圧の合計に応じて2次圧を出力するパイロット式油圧比例弁を備えさせ、前記2つの電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記2つのレギュレータに入力されて、前記2つの可変容量型の油圧ポンプの吐出圧に応じて該2つの可変容量型の油圧ポンプの吐出量が制御されるようにすればよい。
本発明は、電気制御がなされる建設機械のポンプ吐出量制御回路に適用することができるが、単一の油圧ポンプを有する油圧回路の場合はもちろん、建設機械に多い2つの油圧ポンプを有する油圧回路の場合においても簡単に適用可能である。また、電気系に不具合が発生した場合でも、簡単な制御で油圧ポンプ駆動用のエンジンをより適切な特性で運転することができる。
本発明の第1実施形態に係るポンプ吐出量制御回路10の構成を示す図 ポンプ吐出量制御回路10をネガコンシステムの油圧回路に適用した場合の一例を示す図 ネガコン圧−ポンプ吐出量曲線を示す図 馬力一定のポンプ吐出圧−ポンプ吐出量曲線を示す図 ポンプ吐出量制御回路10のパイロット式油圧比例弁30を拡大して示す図 第1実施形態の冗長時におけるポンプ吐出圧とポンプ吐出量の関係を示す図 本発明の第2実施形態に係るポンプ吐出量制御回路11の構成を示す図 本発明の第3実施形態に係るポンプ吐出量制御回路70の構成を示す図 本発明の第4実施形態に係るポンプ吐出量制御回路75の構成を示す図 本発明の第5実施形態に係るポンプ吐出量制御回路80の構成を示す図 本発明の第6実施形態に係るポンプ吐出量制御回路82の構成を示す図 本発明の第7実施形態に係るポンプ吐出量制御回路84の構成を示す図 本発明の第8実施形態に係るポンプ吐出量制御回路90の構成を示す図 本発明の第9実施形態に係るポンプ吐出量制御回路94の構成を示す図 ネガコンシステムで用いられる従来のポンプ吐出量制御回路の代表的な構成を示す図 従来の冗長回路を備えたポンプ吐出量制御回路の代表的な構成を示す図
以下図面に基づいて、本発明に係る建設機械のポンプ吐出量制御回路の好適な実施形態の例について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るポンプ吐出量制御回路10の構成を示す図である。
このポンプ吐出量制御回路10は、レギュレータ14と、コントローラ16と、電磁比例弁22と、冗長用電磁式切換弁28と、パイロット式油圧比例弁30と、パイロット油圧ポンプ34と、を備え、可変容量型の油圧ポンプ12のポンプ吐出量を制御する。
レギュレータ14は、サーボ切換弁18と、サーボシリンダ20と、制御側ピストン24と、を備え、制御側ピストン24に入力されるパイロット圧に応じて油圧ポンプ12の斜板12Aの傾転角を変化させて、油圧ポンプ12のポンプ吐出量を制御する。
サーボ切換弁18は、スプール18Aと、スリーブ18Bとを有してなり、スプール18Aの一端には制御側ピストン24が取り付けられ、スプール18Aの他端にはばね18Cが取り付けられている。サーボ切換弁18は、3つの切換位置(a)、(b)、(c)を備えており、切換位置(a)側に切り換わると油圧ポンプ12の吐出量が減少し、切換位置(b)、(c)側に切り換わると油圧ポンプ12の吐出量が増加する。
制御側ピストン24は、シャトル弁26を介して電磁比例弁22からの2次圧(パイロット圧)またはパイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)を受けると、油圧ポンプ12の吐出量が減少する方向にスプール18Aを付勢する。電磁比例弁22からの2次圧(パイロット圧)を受ける場合は通常の電気制御がなされるときであり、パイロット式油圧比例弁30からの2次圧を受ける場合は故障等により電気制御ができず冗長時制御がなされるときである。ばね18Cは、油圧ポンプ12の吐出量が増加する方向にスプール18Aを付勢する。スリーブ18Bは、連結ロッド32を介してサーボシリンダ20内のサーボピストン20Aに機械的に連結されており、スプール18Aの移動に追従して移動する。
サーボシリンダ20は、内部にサーボピストン20Aを備える。サーボピストン20Aは油圧ポンプ12の斜板12Aと連結されており、斜板12Aの傾転角を変化させる。サーボピストン20Aの断面積は、図1において左端が大きくなっており、右端が小さくなっている。サーボピストン20Aの右端には常に油圧ポンプ12の吐出圧が加わっているが、サーボピストン20Aの左端にはサーボ切換弁18が切換位置(a)側に切り換わっているときに油圧ポンプ12の吐出圧が加わる。サーボピストン20Aの断面積は左端の方が右端よりも大きいので、サーボ切換弁18が切換位置(a)側に切り換わるとサーボピストン20Aは図1において右方に移動し、油圧ポンプ12の吐出量は減少する。
電磁比例弁22は、スプールの一端にソレノイド部22Aを備え、コントローラ16からソレノイド部22Aに電気信号が送られると、ソレノイド部22Aは電気信号の内容に応じて開度(連通の程度)を大きくするようにスプールに対する付勢力を調整し、電磁比例弁22の開度が切り換えられる。また、スプールの他端にはばね22Bが備えられており、開度を小さくする方向にスプールを付勢している。通常の電気制御時は、電磁比例弁22は、コントローラ16からの指令(ソレノイド部22Aに送られる電気信号)に応じて開度を切り換えて制御側ピストン24に伝達する2次圧(パイロット油圧ポンプ34からのパイロット圧)を制御し、サーボ切換弁18、サーボシリンダ20を介して油圧ポンプ12の吐出量を制御する。
冗長用電磁式切換弁28は、電磁比例弁22とレギュレータ14との間であって、かつ、パイロット式油圧比例弁30とレギュレータ14との間となる位置に配置され、冗長用電磁式切換弁28には、電磁比例弁22の2次圧およびパイロット式油圧比例弁30の2次圧が入力される。
冗長用電磁式切換弁28には、2つの切換位置(イ)、(ロ)が備えられている。また、切換位置(イ)にスプールを付勢するようにソレノイド部28Aが設けられ、切換位置(ロ)にスプールを付勢するようにばね28Bが設けられている。通常の電気制御時は、コントローラ16からの指令(電気信号)によりソレノイド部28Aが冗長用電磁式切換弁28のスプールを付勢して、冗長用電磁式切換弁28は切換位置(イ)になっている。切換位置(イ)ではパイロット式油圧比例弁30からのパイロット圧(2次圧)はブロックされており、冗長用電磁式切換弁28を介して制御側ピストン24に加えられるパイロット圧は電磁比例弁22からの2次圧であり、また、電磁比例弁22の開度はコントローラ16により電気制御されるので、油圧ポンプ12の吐出量はコントローラ16により電気制御される。
電気系に不具合が生じて、コントローラ16からソレノイド部22A、ソレノイド部28Aへ指令(電気信号)が到達しないときは、電磁比例弁22はばね22Bの付勢力により連通を遮断し、また、冗長用電磁式切換弁28はばね28Bによる付勢力により切換位置(ロ)に切り換わる。このため、電磁比例弁22からの2次圧(パイロット圧)は下流側へ伝達されず、また、冗長用電磁式切換弁28は切換位置(ロ)に切り換わるので、パイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)が下流側へ伝達される。したがって、電気系に不具合が生じたときは、冗長用電磁式切換弁28を介して制御側ピストン24にパイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)が加えられ、これにより油圧ポンプ12の吐出量が制御される。このため、電気系に不具合が生じてコントローラ16による電気制御がなされなくなっても問題は生じない(詳細は後述する)。
パイロット式油圧比例弁30は、スプールの一端にパイロットポート30Aを備え、パイロットポート30Aには油路36を介して油圧ポンプ12の吐出圧がパイロット圧として作用し、油圧ポンプ12の吐出圧が作用すると開度が大きくなる方向(制御側ピストン24に伝達する2次圧(パイロット油圧ポンプ34からのパイロット圧)が大きくなる方向)に油圧ポンプ12の吐出圧に応じて比例的に切り換わる。スプールの他端にはばね30Bが備えられ、開度が小さくなる方向にスプールを付勢する。
ばね30Bには、ばね定数、初期設定の異なる2種類のばねが組み込まれており、パイロットポート30Aに作用する油圧ポンプ12の吐出圧とパイロット式油圧比例弁30の開度との関係が調整されている(詳細は後述する)。
ここで、ポンプ吐出量制御回路10をネガコンシステムの油圧回路50に適用した場合について説明する。図2は、ポンプ吐出量制御回路10をネガコンシステムの油圧回路に適用した場合の一例を示す図である。
センタバイパス油路52の最下流のネガコン絞り54の手前の地点56には圧力センサ58が連結されている。圧力センサ58は地点56の圧力(ネガコン圧)を測定し、測定結果は電気信号線58aを介してコントローラ16に送られる。また、センタバイパス油路52における切換弁60、62、64よりも上流の地点66に圧力センサ68が連結されている。圧力センサ68は地点66の圧力(油圧ポンプ12の吐出圧)を測定し、測定結果は電気信号線68aを介してコントローラ16に送られる。
コントローラ16は、圧力センサ58から送られた測定結果に基づき、図3に示されるネガコン圧−ポンプ吐出量曲線からポンプ吐出量を算出する。また、圧力センサ68から送られた測定結果に基づき、図4に示されるポンプ吐出圧−ポンプ吐出量曲線(馬力一定曲線)からポンプ吐出量を算出する。そして、コントローラ16は、算出したポンプ吐出量のうちの少ない方を指定ポンプ吐出量とし、ポンプ吐出量を指定ポンプ吐出量に制御するべく電気信号線16a、16bを介して電磁比例弁22および冗長用電磁式切換弁28に電気信号を送る。コントローラ16がこのように作動するのは通常の電気制御時である。
次に、第1実施形態に係るポンプ吐出量制御回路10の動作および作用について説明する。
通常の電気制御時は、前述したように、コントローラ16は電気信号線16a、16bを介して電磁比例弁22および冗長用電磁式切換弁28に電気信号を送り、ポンプ吐出量を指定ポンプ吐出量に制御する。電気信号線16aを介しての電気信号は電磁比例弁22のソレノイド部22Aに作用して、電磁比例弁22の開度を調整する。これにより、電磁比例弁22から制御側ピストン24に伝達されるパイロット圧が制御され、サーボ切換弁18の切換位置が制御される。サーボ切換弁18が切換位置(a)側に切り換わると、サーボピストン20Aは図1において右方に移動し、油圧ポンプ12の吐出量は減少する。サーボ切換弁18が切換位置(b)、(c)側に切り換わると、サーボピストン20Aは図1において左方に移動し、油圧ポンプ12の吐出量は増加する。通常の電気制御時は、このようにして油圧ポンプ12の吐出量が制御される。また、通常の電気制御時は、電気信号線16bを介してコントローラ16から冗長用電磁式切換弁28のソレノイド部28Aに電気信号が送られる。これにより、冗長用電磁式切換弁28は切換位置(イ)に切り換えられて電磁比例弁22からの2次圧(パイロット圧)が制御側ピストン24に伝達され、パイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)は制御側ピストン24に伝達されない。通常の電気制御時は、このようにコントローラ16からの指令(電気信号)に基づいて制御(電気制御)がなされ、電磁比例弁22から制御側ピストン24に伝達される2次圧(パイロット圧)により油圧ポンプ12の吐出量が制御される。
電気系に不具合が生じて、コントローラ16からソレノイド部22A、ソレノイド部28Aへ指令(電気信号)が到達しないときは、電磁比例弁22はばね22Bの付勢力により連通を遮断し、冗長用電磁式切換弁28はばね28Bによる付勢力により切換位置(ロ)に切り換わる。このため、電磁比例弁22からの2次圧(パイロット圧)は下流側へ伝達されず、パイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)が下流側へ伝達される。したがって、電気系に不具合が生じたときは、冗長用電磁式切換弁28を介して制御側ピストン24にパイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)が加えられ、これにより油圧ポンプ12の吐出量が制御される。このため、電気系に不具合が生じてコントローラ16による電気制御がなされなくても問題は生じない。
ここで、冗長時の制御についてさらに説明する。
前述したように、パイロット式油圧比例弁30において、ばね30Bには、ばね定数、初期設定の異なる2種類のばねが組み込まれている。具体的には、例えば図5に示すように2種類のばねが組み込まれている。ばね30B1はばね定数が小さく、ばね30B2はばね定数が大きくなっている。また、ばね30B2の長さはばね30B1の長さよりも短くなっている。
このため、パイロット式油圧比例弁30の開度が大きくなる方向(以下、増大方向と記すことがある)へのスプールの移動の初期段階はばね30B1の付勢力のみが働きばね30B2の付勢力は働かないので、パイロットポート30Aからの付勢力が作用した際のスプールの増大方向への移動量増加速度は大きく、開度の増加速度も大きくなる。スプールが所定量増大方向へ移動してばね30B2の付勢力が働き始めると、パイロットポート30Aからの付勢力に対するスプールの増大方向への移動量増加速度は小さくなり、開度の増加速度も小さくなる。
一方、冗長用電磁式切換弁28が切換位置(ロ)に切り換わっていると、パイロットポート30Aに油圧ポンプ12の吐出圧が作用してパイロット式油圧比例弁30の開度が大きくなると、パイロット式油圧比例弁30の2次圧(下流側へ伝達されるパイロット圧)が大きくなり、制御側ピストン24の付勢力が大きくなり、サーボ切換弁18は切換位置(a)側に切り換わり、サーボシリンダ20のサーボピストン20Aは図1において右方に移動し、斜板12Aの傾転角が小さくなり、油圧ポンプ12の吐出量は小さくなる。
したがって、パイロット式油圧比例弁30において図3に示すような2種類のばねを組み込んでばね定数や長さを調整した場合、冗長時のポンプ吐出圧とポンプ吐出量の関係は図6に実線で示すように、電気制御時(正常時)よりも減馬力された形でポンプ吐出量の制御を行うことができる。
これにより、電気系に不具合が生じた時(冗長時)において、本実施形態では次のように制御される。即ち、未操作時(建設機械による作業を行っていないとき)はポンプ吐出圧が低くパイロットポート30Aに作用する圧力が小さいためパイロット式油圧比例弁30の開度は小さく、パイロット式油圧比例弁30の2次圧(パイロット圧)が低圧となる。このため、制御側ピストン24に作用するパイロット圧が小さくなりポンプ吐出量は増大する。一方、建設機械による作業を行うための操作がなされて負荷圧が上昇するとパイロットポート30Aに作用する圧力が大きくなり、パイロット式油圧比例弁30の開度が大きくなり、パイロット式油圧比例弁30の2次圧(パイロット圧)が高圧となる。このため、制御側ピストン24に作用するパイロット圧が大きくなりポンプ吐出量は減少する。このときのポンプ吐出圧とポンプ吐出量との関係を図示すると、図6の実線で示す曲線のようになり、馬力一定曲線よりも減馬力された制御がなされる。したがって、本実施形態では電気系に不具合が生じた時でも、エンジンがラグダウンすることなく通常時とほぼ変わらぬ作業をすることができる。
本実施形態のポンプ吐出量制御回路は、従来の油圧回路に、冗長用電磁式切換弁28およびパイロット式油圧比例弁30を追加すれば実現することができ、特許文献1に記載の回路(図11)と比べて簡素な構成となっており、油圧ポンプが2つある油圧回路に適用することも容易である。また、本実施形態のポンプ吐出量制御回路では、電気系に不具合が生じた時には、冗長用電磁式切換弁28が自動で切換位置(ロ)に切り換わり、自動で冗長時制御がなされるので、電気系に不具合が生じた時でも手動操作をすることなく、エンジンをラグダウンさせずに通常時とほぼ変わらぬ作業をすることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るポンプ吐出量制御回路11について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るポンプ吐出量制御回路11の構成を示す図である。第1実施形態に係るポンプ吐出量制御回路10と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
第2実施形態に係るポンプ吐出量制御回路11では、電磁比例弁22と制御側ピストン24との間の油路にシャトル弁26が設けられ、電磁比例弁22からの2次圧はシャトル弁26の入力ポート26aに入力され、出力ポート26bからの出力が制御側ピストン24に入力されるように連結されている。また、シャトル弁26のもう1つの入力ポート26cにはパイロット式油圧比例弁30からの2次圧が入力されるように連結されている。
さらに、パイロット式油圧比例弁30とシャトル弁26との間の油路に冗長用電磁式切換弁29が設けられている。
冗長用電磁式切換弁29には、2つの切換位置(ハ)、(ニ)が備えられている。また、切換位置(ハ)にスプールを付勢するようにソレノイド部29Aが設けられ、切換位置(ニ)にスプールを付勢するようにばね29Bが設けられている。通常の電気制御時は、コントローラ17からの指令(電気信号)によりソレノイド部29Aが冗長用電磁式切換弁29のスプールを付勢して、冗長用電磁式切換弁29は切換位置(ハ)になっている。切換位置(ハ)ではパイロット式油圧比例弁30からのパイロット圧(2次圧)はブロックされており、シャトル弁26を介して制御側ピストン24に加えられるパイロット圧は電磁比例弁22からの2次圧であり、また、電磁比例弁22の開度はコントローラ17により電気制御されるので、油圧ポンプ12の吐出量はコントローラ17により電気制御される。
電気系に不具合が生じて、コントローラ17からソレノイド部22A、ソレノイド部28Aへ指令(電気信号)が到達しないときは、電磁比例弁22はばね22Bの付勢力により連通を遮断し、また、冗長用電磁式切換弁29はばね29Bによる付勢力により切換位置(ニ)に切り換わる。このため、電磁比例弁22からの2次圧(パイロット圧)は下流側へ伝達されず、また、冗長用電磁式切換弁29は切換位置(ニ)に切り換わるので、パイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)が下流側へ伝達される。したがって、電気系に不具合が生じたときは、シャトル弁26を介して制御側ピストン24にパイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)が加えられ、これにより油圧ポンプ12の吐出量が制御される。即ち、コントローラ17の指示によらずに第1実施形態と同様に油圧ポンプ12の吐出量が制御される。このため、電気系に不具合が生じてコントローラ17による電気制御がなされなくなっても、エンジンがラグダウンすることなく通常時とほぼ変わらぬ作業をすることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るポンプ吐出量制御回路70について説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係るポンプ吐出量制御回路70の構成を示す図である。第1実施形態に係るポンプ吐出量制御回路10と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
第3実施形態に係るポンプ吐出量制御回路70では、第1実施形態に係るポンプ吐出量制御回路10の冗長用電磁式切換弁28を冗長用パイロット式切換弁72に置き換え、そのパイロットポート72Aに油路74を介して電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)が作用するように構成している。
正常時(電気制御時)、電磁比例弁22は完全には遮断されることはなく、電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)は冗長用パイロット式切換弁72のパイロットポート72Aに作用しており、冗長用パイロット式切換弁72は切換位置(ホ)に切り換わって、パイロット式油圧比例弁30の2次圧(パイロット圧)は制御側ピストン24に作用せず、電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)が制御側ピストン24に作用して、コントローラ71の指示に従って油圧ポンプ12の吐出量が制御される(電気制御)。
一方、電気系に不具合が生じるとコントローラ71からの電気信号は電磁比例弁22に到達せず、電磁比例弁22の連通は遮断され、油路74はタンク圧となり、冗長用パイロット式切換弁72はばね72Bの付勢力により切換位置(ヘ)に切り換わる。これにより、パイロット式油圧比例弁30の2次圧(パイロット圧)が制御側ピストン24に作用して、コントローラ71の指示によらずに第1実施形態と同様に油圧ポンプ12の吐出量が制御される。したがって、電気系に不具合が生じた時でも、エンジンがラグダウンすることなく通常時とほぼ変わらぬ作業をすることができる。
なお、切換位置(ホ)に切り換わる際の油路74の油圧はばね72Bを調整して適宜定めてよく、所定の値以下のときに切換位置(ホ)に切り換わるようにしてもよい。
次に、本発明の第4実施形態に係るポンプ吐出量制御回路75について説明する。
図9は、本発明の第4実施形態に係るポンプ吐出量制御回路75の構成を示す図である。第2実施形態に係るポンプ吐出量制御回路11と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
第4実施形態に係るポンプ吐出量制御回路75では、第2実施形態に係るポンプ吐出量制御回路11の冗長用電磁式切換弁29を冗長用パイロット式切換弁76に置き換え、そのパイロットポート76Aに油路77を介して電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)が作用するように構成している。
正常時(電気制御時)、電磁比例弁22は完全には遮断されることはなく、電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)は冗長用パイロット式切換弁76のパイロットポート76Aに作用しており、冗長用パイロット式切換弁76は切換位置(ト)に切り換わって、パイロット式油圧比例弁30とシャトル弁26との間の油路は遮断されており、パイロット式油圧比例弁30の2次圧(パイロット圧)は制御側ピストン24に作用せず、電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)が制御側ピストン24に作用して、コントローラ78の指示に従って油圧ポンプ12の吐出量が制御される(電気制御)。
一方、電気系に不具合が生じるとコントローラ78からの電気信号は電磁比例弁22に到達せず、電磁比例弁22の連通は遮断され、油路77はタンク圧となり、冗長用パイロット式切換弁76はばね76Bの付勢力により切換位置(チ)に切り換わる。これにより、パイロット式油圧比例弁30とシャトル弁26との間の油路は連通し、パイロット式油圧比例弁30の2次圧(パイロット圧)が制御側ピストン24に作用して、コントローラ78の指示によらずに第2実施形態と同様に油圧ポンプ12の吐出量が制御される。したがって、電気系に不具合が生じた時でも、エンジンがラグダウンすることなく通常時とほぼ変わらぬ作業をすることができる。
なお、切換位置(チ)に切り換わる際の油路77の油圧はばね76Bを調整して適宜定めてよく、所定の値以下のときに切換位置(チ)に切り換わるようにしてもよい。
次に、本発明の第5実施形態に係るポンプ吐出量制御回路80について説明する。
図10は、本発明の第5実施形態に係るポンプ吐出量制御回路80の構成を示す図である。第1実施形態に係るポンプ吐出量制御回路10と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
第5実施形態に係るポンプ吐出量制御回路80は、油圧ポンプが2つある油圧回路(油圧ポンプ12に油圧ポンプ13を加えた油圧回路)に第1実施形態のポンプ吐出量制御回路10を適用したものである。油圧ポンプが2つある油圧回路は油圧ショベル等の油圧回路として多く見られる油圧回路である。
第5実施形態では、パイロット式油圧比例弁30のパイロットポート30Aの側に油圧ポンプ13の吐出圧が入力されるパイロットポート30Dを追加してパイロットポートを2つにし、油圧ポンプ12、13の吐出圧の和がばね30Bに作用するように構成している。このため、電気系に不具合が生じたとき、油圧ポンプ12、13の合計馬力が図4の実線の冗長時の曲線となるように2つの油圧ポンプ12、13の吐出量が同時に制御され、馬力一定曲線よりも減馬力されるように制御される。本実施形態は、回路構成を簡素にする効果がより大きい。
次に、本発明の第6実施形態に係るポンプ吐出量制御回路82について説明する。
図11は、本発明の第6実施形態に係るポンプ吐出量制御回路82の構成を示す図である。第2実施形態に係るポンプ吐出量制御回路11と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
第6実施形態に係るポンプ吐出量制御回路82は、油圧ポンプが2つある油圧回路(油圧ポンプ12に油圧ポンプ13を加えた油圧回路)に第2実施形態のポンプ吐出量制御回路11を適用したものである。油圧ポンプが2つある油圧回路は油圧ショベル等の油圧回路として多く見られる油圧回路である。
第6実施形態では、パイロット式油圧比例弁30のパイロットポート30Aの側に油圧ポンプ13の吐出圧が入力されるパイロットポート30Dを追加してパイロットポートを2つにし、油圧ポンプ12、13の吐出圧の和がばね30Bに作用するように構成している。このため、電気系に不具合が生じたとき、油圧ポンプ12、13の合計馬力が図4の実線の冗長時の曲線となるように2つの油圧ポンプ12、13の吐出量が同時に制御され、馬力一定曲線よりも減馬力されるように制御される。本実施形態は、回路構成を簡素にする効果がより大きい。
次に、本発明の第7実施形態に係るポンプ吐出量制御回路84について説明する。
図12は、本発明の第7実施形態に係るポンプ吐出量制御回路84の構成を示す図である。第2実施形態に係るポンプ吐出量制御回路11と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
第7実施形態に係るポンプ吐出量制御回路84では、第2実施形態における冗長用電磁式切換弁29に替えて、冗長用電磁式切換弁86が、油圧ポンプ12とパイロット式油圧比例弁30との間に設けられており、冗長用電磁式切換弁86には油圧ポンプ12の吐出圧が入力され、出力がパイロット式油圧比例弁30のパイロットポート30Aに入力される。
冗長用電磁式切換弁86には、2つの切換位置(リ)、(ヌ)が備えられている。また、切換位置(リ)にスプールを付勢するようにソレノイド部86Aが設けられ、切換位置(ヌ)にスプールを付勢するようにばね86Bが設けられている。通常の電気制御時は、コントローラ87からの指令(電気信号)によりソレノイド部86Aが冗長用電磁式切換弁86のスプールを付勢して、冗長用電磁式切換弁86は切換位置(リ)になっている。切換位置(リ)では油圧ポンプ12の吐出圧はブロックされており、パイロット式油圧比例弁30の2次圧はタンク圧となっており、シャトル弁26を介して制御側ピストン24に加えられるパイロット圧は電磁比例弁22からの2次圧であり、また、電磁比例弁22の開度はコントローラ87により電気制御されるので、油圧ポンプ12の吐出量はコントローラ87により電気制御される。
電気系に不具合が生じて、コントローラ87からソレノイド部22A、ソレノイド部86Aへ指令(電気信号)が到達しないときは、電磁比例弁22はばね22Bの付勢力により連通を遮断し、また、冗長用電磁式切換弁86はばね86Bによる付勢力により切換位置(ヌ)に切り換わる。このため、電磁比例弁22からの2次圧(パイロット圧)は下流側へ伝達されず、また、冗長用電磁式切換弁86は切換位置(ヌ)に切り換わるので、パイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)が下流側へ伝達される。したがって、電気系に不具合が生じたときは、シャトル弁26を介して制御側ピストン24にパイロット式油圧比例弁30からの2次圧(パイロット圧)が加えられ、これにより油圧ポンプ12の吐出量が制御される。即ち、コントローラ87の指示によらずに第2実施形態と同様に油圧ポンプ12の吐出量が制御される。このため、電気系に不具合が生じてコントローラ87による電気制御がなされなくなっても、エンジンがラグダウンすることなく通常時とほぼ変わらぬ作業をすることができる。
なお、冗長用電磁式切換弁86に替えて、電磁比例弁22の2次圧に応じて切り換えられる冗長用パイロット式切換弁を冗長用電磁式切換弁86と同じ位置に配設してポンプ吐出量制御回路を構成することも可能である。
次に、本発明の第8実施形態に係るポンプ吐出量制御回路90について説明する。
図13は、本発明の第8実施形態に係るポンプ吐出量制御回路90の構成を示す図である。第3実施形態に係るポンプ吐出量制御回路70と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
第8実施形態に係るポンプ吐出量制御回路90では、第3実施形態に係るポンプ吐出量制御回路70のパイロット式油圧比例弁30のばね30Bの側にパイロットポート30Cを追加し、該パイロットポート30Cに油路92を介して電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)が作用するように構成している。また、パイロットポート30Cは、その断面積がパイロットポート30Aの断面積よりも十分に大きくなるように構成されている。
正常時、電磁比例弁22は完全には遮断されることはなく、電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)はパイロット式油圧比例弁30のパイロットポート30Cに作用している。また、パイロットポート30Cは、その断面積がパイロットポート30Aの断面積よりも十分に大きくなるように構成されているので、パイロットポート30Aに大きなパイロット圧が作用してもパイロット式油圧比例弁30は遮断された切換位置を常に保ち、パイロット式油圧比例弁30の2次圧(パイロット圧)は制御側ピストン24に作用せず、電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)が制御側ピストン24に作用して、コントローラ93の指示に従って油圧ポンプ12の吐出量が制御される(電気制御)。
一方、電気系に不具合が生じるとコントローラ93からの電気信号は電磁比例弁22に到達せず、電磁比例弁22の連通は遮断され、油路92はタンク圧となり、パイロット式油圧比例弁30はパイロットポート30Aに入力される圧力に応じた切り換えをなすようになり、油圧ポンプ12の吐出圧に見合った2次圧(パイロット圧)を出力する。該2次圧(パイロット圧)は制御側ピストン24に作用して、油圧ポンプ12の吐出量が第1実施形態と同様に制御される。したがって、電気系に不具合が生じた時でも、エンジンがラグダウンすることなく通常時とほぼ変わらぬ作業をすることができる。
なお、パイロット式油圧比例弁30がパイロットポート30Aに入力される圧力に応じた切り換えをなすようになる際の油路92の油圧は、パイロットポート30A、30Cの断面積やばね30Bを調整して適宜定めてよく、所定の値以下のときにパイロット式油圧比例弁30の通常の作動(パイロットポート30Aに入力される圧力に応じた切り換え)が可能となるようにしてもよい。
また、冗長用パイロット式切換弁72に替えて、コントローラ93からの電気的な信号に応じて切り換えられる冗長用電磁式切換弁を冗長用パイロット式切換弁72と同じ位置に配設してポンプ吐出量制御回路を構成することも可能である。
次に、本発明の第9実施形態に係るポンプ吐出量制御回路94について説明する。
図14は、本発明の第9実施形態に係るポンプ吐出量制御回路94の構成を示す図である。第4実施形態に係るポンプ吐出量制御回路75または第8実施形態に係るポンプ吐出量制御回路90と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
第9実施形態に係るポンプ吐出量制御回路94では、第4実施形態の冗長用パイロット式切換弁76を廃止し、パイロット式油圧比例弁30のばね30Bの側にパイロットポート30Cを追加し、該パイロットポート30Cに油路96を介して電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)が作用するように構成している。また、パイロットポート30Cは、その断面積がパイロットポート30Aの断面積よりも十分に大きくなるように構成されている。
正常時、電磁比例弁22は完全には遮断されることはなく、電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)はパイロット式油圧比例弁30のパイロットポート30Cに作用している。また、パイロットポート30Cは、その断面積がパイロットポート30Aの断面積よりも十分に大きくなるように構成されているので、パイロットポート30Aに大きなパイロット圧が作用してもパイロット式油圧比例弁30は遮断された切換位置を常に保ち、パイロット式油圧比例弁30の2次圧(パイロット圧)は制御側ピストン24に作用せず、電磁比例弁22の2次圧(パイロット圧)が制御側ピストン24に作用して、コントローラ97の指示に従って油圧ポンプ12の吐出量が制御される(電気制御)。
一方、電気系に不具合が生じるとコントローラ97からの電気信号は電磁比例弁22に到達せず、電磁比例弁22の連通は遮断され、油路96はタンク圧となり、パイロット式油圧比例弁30はパイロットポート30Aに入力される圧力に応じた切り換えをなすようになり、油圧ポンプ12の吐出圧に見合った2次圧(パイロット圧)を出力する。該2次圧(パイロット圧)は制御側ピストン24に作用して、油圧ポンプ12の吐出量が第1実施形態と同様に制御される。したがって、電気系に不具合が生じた時でも、エンジンがラグダウンすることなく通常時とほぼ変わらぬ作業をすることができる。
なお、パイロット式油圧比例弁30がパイロットポート30Aに入力される圧力に応じた切り換えをなすようになる際の油路96の油圧は、パイロットポート30A、30Cの断面積やばね30Bを調整して適宜定めてよく、所定の値以下のときにパイロット式油圧比例弁30の通常の作動(パイロットポート30Aに入力される圧力に応じた切り換え)が可能となるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明した。第1、2実施形態に係るポンプ吐出量制御回路10、11を油圧ポンプが2つある油圧回路に適用した具体例として、第5、6実施形態を示したが、第3、4、7、8、9実施形態に係るポンプ吐出量制御回路70、75、84、90、94についても、油圧ポンプが2つある油圧回路に適用することが可能である。さらに、本発明は、油圧ポンプが3つ以上ある油圧回路に適用することも可能である。
また、本発明は、ネガコンシステムだけでなく、ポジコンシステム、ロードセンシングシステム等にも適用可能である。
例えば、油圧ショベルの油圧回路で、電気制御がなされるポンプ吐出量制御システムを有する油圧回路に好適に用いることができ、特に油圧ポンプを複数有する油圧回路に好適に用いることができる。
10、11、70、75、80、82、84、90、94…ポンプ吐出量制御回路
12、13…油圧ポンプ
14…レギュレータ
16、17、71、78、87、93、97…コントローラ
18…サーボ切換弁
20…サーボシリンダ
22…電磁比例弁
24…制御側ピストン
26…シャトル弁
28、29、86…冗長用電磁式切換弁
30…パイロット式油圧比例弁
32…連結ロッド
34…パイロット油圧ポンプ
36、74、77、92、96…油路
72、76…冗長用パイロット式切換弁

Claims (9)

  1. 可変容量型の油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出量を制御するレギュレータと、該レギュレータを制御する2次圧を出力する電磁比例弁と、該電磁比例弁に電気信号を送って該電磁比例弁が出力する2次圧を制御するコントローラと、を備えた建設機械のポンプ吐出量制御回路において、
    パイロットポートを有し、該パイロットポートには前記油圧ポンプの吐出圧が入力され、前記油圧ポンプの吐出圧に応じて2次圧を出力するパイロット式油圧比例弁を備え、
    前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記レギュレータに入力されて、前記油圧ポンプの吐出圧に応じて該油圧ポンプの吐出量が制御されることを特徴とする建設機械のポンプ吐出量制御回路。
  2. 請求項1において、更に、
    前記電磁比例弁の2次圧および前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が入力されるとともに、入力されるこれらの2次圧のうちのいずれか一方を前記レギュレータに出力するように切り替えがなされる冗長用切換弁を備え、
    前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記レギュレータに出力されるように前記冗長用切換弁が切り換えられることを特徴とする建設機械のポンプ吐出量制御回路。
  3. 請求項1において、更に、
    前記レギュレータと前記電磁比例弁との間の油路に介在され、一方の入力ポートには前記電磁比例弁からの2次圧が入力され、他方の入力ポートには前記パイロット式油圧比例弁からの2次圧が入力され、出力ポートからの出力は前記レギュレータに入力されるシャトル弁と、
    前記パイロット式油圧比例弁と前記シャトル弁との間の油路に介在され、該油路の連通と遮断を切り替える冗長用切換弁と、
    を備え、
    前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記油路が連通するように前記冗長用切換弁が切り換えられ、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記冗長用切換弁および前記シャトル弁を介して前記レギュレータに出力されることを特徴とする建設機械のポンプ吐出量制御回路。
  4. 請求項1において、更に、
    前記レギュレータと前記電磁比例弁との間の油路に介在され、一方の入力ポートには前記電磁比例弁からの2次圧が入力され、他方の入力ポートには前記パイロット式油圧比例弁からの2次圧が入力され、出力ポートからの出力は前記レギュレータに入力されるシャトル弁と、
    前記パイロット式油圧比例弁の前記パイロットポートと前記油圧ポンプとの間の油路に介在され、該油路の連通と遮断を切り替える冗長用切換弁と、
    を備え、
    前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記油路が連通するように前記冗長用切換弁が切り換えられ、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記シャトル弁を介して前記レギュレータに出力されることを特徴とする建設機械のポンプ吐出量制御回路。
  5. 請求項1において、更に、
    前記油圧ポンプの吐出圧が入力されて2次圧を出力する方向に付勢する第1のパイロットポート、および前記電磁比例弁の2次圧が入力されて2次圧を出力しない方向に付勢する第2のパイロットポートを、付勢する方向が対抗するように備え、前記第2のパイロットポートに入力される前記電磁比例弁の2次圧が所定の値以下の時には前記第1のパイロットポートに入力される前記油圧ポンプの吐出圧に応じて2次圧を出力するパイロット式油圧比例弁と、
    前記電磁比例弁の2次圧および前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が入力されるとともに、入力されるこれらの2次圧のうちのいずれか一方を前記レギュレータに出力するように切り替えがなされる冗長用切換弁と、
    を備え、
    前記電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記レギュレータに出力されるように前記冗長用切換弁が切り換えられることを特徴とする建設機械のポンプ吐出量制御回路。
  6. 請求項2〜5のいずれかにおいて、
    前記冗長用切換弁は、前記コントローラからの電気的な指令に応じて切り換えられることを特徴とする建設機械のポンプ吐出量制御回路。
  7. 請求項2〜5のいずれかにおいて、
    前記冗長用切換弁は、前記電磁比例弁の2次圧に応じて切り換えられることを特徴とする建設機械のポンプ吐出量制御回路。
  8. 請求項1において、更に、
    前記レギュレータと前記電磁比例弁との間の油路に介在され、一方の入力ポートには前記電磁比例弁からの2次圧が入力され、出力ポートからの出力は前記レギュレータに入力されるシャトル弁と、
    前記油圧ポンプの吐出圧が入力されて2次圧を出力する方向に付勢する第1のパイロットポート、および前記電磁比例弁の2次圧が入力されて2次圧を出力しない方向に付勢する第2のパイロットポートを、付勢する方向が対抗するように備え、前記第2のパイロットポートに入力される前記電磁比例弁の2次圧が所定の値以下の時には前記第1のパイロットポートに入力される前記油圧ポンプの吐出圧に応じて2次圧を、前記シャトル弁の他方の入力ポートに出力するパイロット式油圧比例弁と、
    を備えることを特徴とする建設機械のポンプ吐出量制御回路。
  9. 2つの可変容量型の油圧ポンプと、該2つの可変容量型の油圧ポンプの吐出量を制御する2つのレギュレータと、該2つのレギュレータを制御する2次圧を出力する2つの電磁比例弁と、該2つの電磁比例弁に電気信号を送って該2つの電磁比例弁が出力する2次圧を制御するコントローラと、を備えた建設機械のポンプ吐出量制御回路において、
    前記2つの可変容量型の油圧ポンプのうちの一方の吐出圧が入力される第1のパイロットポートと、前記2つの可変容量型の油圧ポンプのうちの他方の吐出圧が入力される第2のパイロットポートとを有し、該第1、第2のパイロットポートに入力される吐出圧の合計に応じて2次圧を出力するパイロット式油圧比例弁を備え、
    前記2つの電磁比例弁に前記コントローラからの前記電気信号が送られていないときには、前記パイロット式油圧比例弁の2次圧が前記2つのレギュレータに入力されて、前記2つの可変容量型の油圧ポンプの吐出圧に応じて該2つの可変容量型の油圧ポンプの吐出量が制御されることを特徴とする建設機械のポンプ吐出量制御回路。
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