JP2008291731A - ポンプ吐出量制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動源の回転数のばらつきを吸収するポンプ吐出量制御装置を提供する。
【解決手段】ポンプ吐出量制御装置において、第1のポンプ10と連動する第2のポンプ12と、第2のポンプの吐出回路に介装したリリーフ機構付きのオリフィス68と、オリフィスの前後差圧の上昇に応じて第2のレギュレータ42により調整される制御圧を減じるように駆動するアクチュエータ64と、を備え、ポンプ12の所定回転数以上では前記前後差圧がリリーフ機能により略同一に維持され、第1のポンプの吐出量がそれ以上には増加しないようにしたポンプ吐出量制御装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプ吐出量制御装置の改良に関するものである。
従来より、馬力(即ち出力)が略一定となるような等馬力特性で吐出圧と吐出流量を制御する馬力制御レギュレータを備える斜板式ピストンポンプが知られている(特許文献1参照)。この斜板式ピストンポンプは、ミニショベル等の油圧機械に使用され、斜板式ピストンポンプは油圧機械のエンジンからの出力により駆動されている。
このような従来の油圧機械の油圧回路において、斜板式ピストンポンプと同軸に配置されたパイロット圧用ギアポンプが設けられ、このパイロット圧の作動油が流通する流路にオリフィスを設け、その前後差圧を用いて斜板の傾転角度を制御する傾転レギュレータに作用する信号圧を調整し、斜板式ピストンポンプの回転数に応じて吐出流量が可変となるように制御することが行われる。
特開2002−202063号公報
しかしながら、傾転レギュレータの目標差圧は、ピストンポンプの定格回転数での運転時に設定するが、例えばピストンポンプの定格回転数が低い側にばらついた場合には、吐出流量が減少し、油圧機械に備えられたアクチュエータの動作速度が低下する虞が生じる。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、ピストンポンプの定格回転数がばらついても所定の吐出流量を維持するポンプ吐出量制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、斜板の傾転角度に応じて油圧回路に供給するポンプ吐出量が可変となる第1のポンプと、供給される制御圧力の上昇に応じて前記斜板の傾転角度を減少させる傾転アクチュエータと、前記傾転アクチュエータに供給する前記制御圧を前記ポンプ吐出圧に応じて変化させる第1のレギュレータと、前記第1のレギュレータから前記傾転アクチュエータに供給される制御圧を前記油圧回路の負荷圧に応じて調整する第2のレギュレータと、とを備えたポンプ吐出量制御装置において、前記第1のポンプと連動する第2のポンプと、前記第2のポンプの吐出回路に介装したリリーフ機構付きのオリフィスと、前記オリフィスの前後差圧の上昇に応じて前記第2のレギュレータにより調整される前記制御圧を減じるように駆動するアクチュエータと、を備え、前記ポンプの所定回転数以上では前記前後差圧がリリーフ機能により略同一に維持され、前記第1のポンプ吐出量がそれ以上には増加しないようにしたことを特徴とするポンプ吐出量制御装置である。
本発明によれば、駆動源の回転数が所定回転数以上の場合にオリフィスがリリーフ機能を作用して差圧を所定差圧に維持するともに、第1ポンプの吐出流量を所定回転数での吐出流量に維持するようにレギュレータが第1ポンプへ供給する油圧を制御するため、駆動源の回転数のばらつきにより第1ポンプの定格回転数がばらついても所定の吐出流量を維持することができる。
図1は、本発明の油圧回路のオリフィス構造を適用する油圧回路図である。
本油圧回路には同軸上に配置され、エンジン1により駆動される2個のポンプが備えられる。第1ポンプ10は、吐出流量可変可能な斜板式2連ピストンポンプであり、第2ポンプ12はエンジン1の回転数に応じて吐出流量が規定される、例えば、ギアポンプで構成される。
第1ポンプ10は吐出口16を備え、吐出口16に第1メイン流路20が連通し、その第1ポート24から作動油が、不図示の流路を通じて、例えばショベルのバケットを駆動するバケットシリンダに供給される。第2ポンプ12の吐出口28に第2メイン流路36が連通し、第2ポート32から低圧(いわゆるパイロット圧)の作動油が供給される。
油圧回路には、第1ポンプ10の駆動馬力が略一定となるように吐出圧に応じて吐出流量を制御するため、第1ポンプ10の斜板を傾転する馬力制御レギュレータ40を備える。
馬力制御レギュレータ40は、3ポート2位置切換弁であって、スプールの一端にはポジションa、bで切り換わるように第1ポンプ10の吐出圧が第1元圧流路50から第1信号圧流路58を介して信号圧として供給される。スプールの他端には、供給される油圧に抗する馬力制御スプリング44の付勢力が作用する。
馬力制御レギュレータ40は、スプールの一端に作用する第1ポンプ10の吐出圧に基づく信号圧と、他端に作用する馬力制御スプリング44の付勢力との大小関係によりポジションa、bが規定される。
馬力制御レギュレータ40は、第1ポンプ10の吐出圧に基づく信号圧が馬力制御スプリング44の付勢力より小さい場合にはポジションbに切り換わり、サーボ弁であるロードセンシングバルブ42に繋がる第3元圧流路75と、ドレン流路59を介して各ポンプの吸入側へ繋がる吸入側流路56が連通状態となる。
一方、第1ポンプ10の吐出圧に基づく信号圧が馬力制御スプリング44の付勢力より大きい場合には、ポジションaに切り換わり、第1メイン流路20の作動油が導かれる第1元圧流路50と第3元圧流路75とが連通状態となる。
馬力制御レギュレータ40によって切り換えられる第3元圧流路75の圧力を第1ポンプ10の斜板の傾転角を変える大径アクチュエータ76に伝達する第4元圧流路74の途中にロードセンシングレギュレータとしてのロードセンシングバルブ42が設けられる。ロードセンシングバルブ42は、第1、第2ポート24、32等に作用する油圧回路負荷圧を検知して切り換わり、このため、ロードセンシングバルブ42のスプールの両端には、スプールの位置決めのための信号圧がそれぞれ加わる。1つは第3ポート60からの油圧であり、この第3ポート60は、第1、第2ポート24、26下流に設置された不図示のコントロールバルブの上流側の圧力の基づく圧力が供給される。ここで、コントロールバルブは、油圧機械、例えばパワーショベルのバケットを操作するバケットシリンダを制御するためのバルブである。
また、第3ポート60の油圧に基づく信号圧に抗して第4ポート62からの油圧が2つ目の信号圧としてスプールの反対端に作用する。この第4ポート62にはコントロールバルブ下流の流路が接続し、したがって、第4ポート62からスプールに供給される油圧は、例えばバケットシリンダに供給される負荷圧に基づく圧力となる。
さらに第3ポート60からの信号圧に抗する作用力として、油圧アクチュエータ64の作用力がスプールに作用するように構成される。
油圧アクチュエータ64には、第2ポンプ12からのパイロット作動油がピストンを挟んだ左右の油室に差圧流路70、第2メイン流路36を通じてそれぞれ供給されるが、図中右側の油室に接続する第2メイン流路36途中にはオリフィス68が設置され、差圧流路70がオリフィス68の上流から分岐しており、このため、ロードセンシングバルブ42のスプールに接続する油圧アクチュエータ64はオリフィス68の前後差圧に応じてロッドを図中右側、すなわち、スプールを右側へ移動する作用力を生じる。
したがって、ロードセンシングバルブ42の位置は、スプールに作用する第3ポート60からの作動油の油圧(信号圧)に対して、第4ポート62からの作動油の油圧(信号圧)と油圧アクチュエータ64の作用力との合計の作用力の大小関係により規定される。
ロードセンシングバルブ42は3つのポートを備え、第3ポート60からの信号圧が第4ポート62等からの合算信号圧より大きいときにはスプールが図中左側へ移動し、ポジションdの位置となり、第1メイン流路20に接続して高圧の作動油が流通する第2元圧流路73と第1ポンプ10の斜板を傾転する大径アクチュエータ76に接続する第4元圧流路74とが連通する。
一方、第3ポート60からの信号圧が第4ポート62等の合算信号圧より小さいときには、スプールが図中右側へ移動してポジションcの位置となり、馬力制御レギュレータ40に連通する第3元圧流路75と第4元圧流路74とが連通する。
ロードセンシングバルブ42から大径アクチュエータ76に供給される作動油圧が上昇すると、大径アクチュエータ76は斜板の傾転角度を少なくする方向、つまり第1ポンプ10の吐出流量が少なくなる方向へ斜板を傾転させる。この大径アクチュエータ76による作用力に抗する作用力を生じる小径アクチュエータ78が設けられ、この小径アクチュエータ78は大径アクチュエータ76よりピストンの受圧面積が小さく構成される。小径アクチュエータ78には第1メイン流路20から分岐する第5元圧流路61から油圧が供給される。したがって、仮に同一の油圧が作用したとしても大径アクチュエータ76の受圧面積と小径アクチュエータ78の受圧面積との大小関係により斜板の傾転角度が規定される。
油圧アクチュエータ64には、第2ポンプ12のパイロット圧の作動油が油室内に供給される。油圧アクチュエータ64のピストンを挟み、右側(ロードセンシングバルブ42側)の油室には第2メイン流路36を通じて、左側の油室には第2メイン流路36から分岐した差圧流路70からそれぞれ油圧が供給される。また、図中右側の油室に接続する第2メイン流路36と差圧流路70との分岐点と油圧アクチュエータ64との間にオリフィス68が設置され、オリフィス68の前後の圧力差が油圧アクチュエータ64のピストンに作用し、この差圧に応じてロードセンシングバルブ42のスプールに接続する油圧アクチュエータ64のロッドが伸張して図中右側、すなわち、スプールを右側へ移動する作用力を生じる。オリフィス68と並列にリリーフ弁69が設けられ、オリフィス前後差圧が所定値を越えるとリリーフ弁69が開き、このため、オリフィス68の前後間の差圧は、第2ポンプ12の所定の吐出圧以上、言い換えるとエンジン1の所定の回転数以上では所定差圧に維持される。
次に、馬力制御レギュレータ40の作用を説明する。
このように構成された油圧回路において、油圧回路に負荷圧が作用しているとき、つまり、ロードセンシングバルブ42が負荷を検出しているときには、ロードセンシングバルブ42のスプールは作用する前記信号圧等の差に応じて図中右側へと移動し、所定負荷圧以上でポジションcに切り換わる。この状態において、第1ポンプ10の吐出圧が上昇すると、馬力制御スプリング44の付勢力に抗して、馬力制御レギュレータ40のスプールが図中右側へ移動し、ポジションaに切り換わり、第1ポンプ10の吐出圧の作動油が調圧されて第1元圧流路50、第3元圧流路75を通じてロードセンシングバルブ42へ送られる。ロードセンシングバルブ42はポジションcの位置にあるため、第3元圧流路75からの作動油が第4元圧流路74を通じて大径アクチュエータ76に供給され、大径アクチュエータ76は供給される油圧の上昇に応じて第1ポンプ10の斜板の傾転角度を小さくするようにストロークする。
したがって、第1ポンプ10の吐出圧が上昇すると、第1ポンプ10の斜板の傾転角度を変化させ、吐出流量が低減する。
これに対して、第1ポンプ10の吐出圧が低下すると、馬力制御スプリング44の付勢力で馬力制御レギュレータ40のスプールが図中左側へ移動してポジションbに切り換わり、第3元圧流路75とドレン流路59を介して吸入側流路56とが連通する。第3元圧流路75は、ロードセンシングバルブ42のポジションcを介して、第4元圧流路74と連通する。したがって大径アクチュエータ76の作動油が第4元圧流路74、第3元圧流路75を通じて吸入側流路56に排出され、第1ポンプ10の斜板の傾転角度を規定する大径アクチュエータ76に作用する油圧が小さくなり、小径アクチュエータ78により第1ポンプ10の斜板の傾転角度を大きくする。これにより、第1ポンプ10の吐出流量が増加する方向へと変化する。
ここで、馬力制御レギュレータ40の馬力制御スプリング44には第1ポンプ10の斜板の傾転角がフィードバックされ、ポンプ吐出圧とバランスした位置で斜板を停止させる。つまり、馬力制御スプリング44は、一端を第1ポンプ10の斜板に連結されており、斜板が傾転して、吐出流量が減少する方向へ変化すると、馬力制御スプリング44は付勢力が増大し、その反対側に斜板が傾転すると付勢力が減少する。このため、第1ポンプ10の吐出圧に対応する斜板傾転角となると馬力制御スプリング44とのバランスにより馬力制御レギュレータ40のポジションが交互に切り換わり、大径アクチュエータ76に供給される油圧が維持され、結局ポンプ吐出圧に応じて定まる吐出流量となる。
このように、第1ポンプ10の吐出圧が上昇するとその吐出流量を減少させ、一方、吐出圧が低下すると吐出流量を増大させるように制御することで、吐出圧と吐出流量とに応じて定まる第1ポンプ10の駆動馬力を略一定に制御する等馬力制御とすることができる。
次に、スプール両端に作用する信号圧のバランスに応じて変位するロードセンシングバルブ42の作用について説明する。
例えばバケットシリンダに供給される負荷圧が無負荷であるような低負荷の場合には、低い負荷圧に応じてロードセンシングバルブ42がポジションdに切り換わり、第1ポンプ10の吐出圧に基づく油圧を、第2元圧流路73、第4元圧流路74を通じて大径アクチュエータ76に供給する。したがって、大径アクチュエータ76と小径アクチュエータ78とに同圧の油圧が供給され、第1ポンプ10の斜板の傾転角は、これらアクチュエータ76、78の受圧面積の比に応じて最小になる。
このように、負荷圧が無負荷状態のような低圧の場合には、等馬力制御を実施せずに第1ポンプ10の吐出圧が低くても吐出流量を最小値まで減少させるようにする。
この状態から負荷が増加して、第3ポート60からの信号圧と第4ポート62、油圧アクチュエータ64等からの合算信号圧との差圧が変化して、差圧に応じてスプールが図中右側に移動する。スプールの位置が、ポジションcとポジションdとの間の中間位置に設定される場合には、第2元圧流路73と第3元圧流路75とが第4元圧流路74に連通する。
このため、大径アクチュエータ76には第2元圧流路73と第3元圧流路75とからロードセンシングバルブ42の開度に応じて作動油が供給される。ここで、ロードセンシングバルブ42に供給される油圧は、第1メイン流路20に接続する第2元圧流路73の油圧のほうが馬力制御レギュレータ40に接続する第3元圧流路75からの油圧より高く設定される。このため、ロードセンシングバルブ42がポジションcとdの中間開度では、調圧された油圧は、第2元圧流路73からの影響で相対的に高圧の油圧が第4元圧流路74から大径アクチュエータ76に供給される。これにより、第1ポンプ10の傾転角は相対的に小さく、すなわち吐出流量も前記馬力制御時よりも相対的に小さくなる。
次にエンジン回転数によるポンプ吐出流量制御について説明する。
したがって、エンジン1の回転数が低くオリフィス68の差圧が所定差圧より十分に小さい場合には、馬力制御レギュレータ40のポジションd側の開度が大きく、大径アクチュエータ76に作用する油圧が第2元圧流路73からの高圧側の油圧に近く、第1ポンプ10の吐出流量が制限される。
そして、エンジン1の回転数が上昇してオリフィス68での差圧が大きくなるほど、大径アクチュエータ76に供給される調圧された油圧は、第3元圧流路75からの低圧側の油圧の分担率が高くなるため低下し、結果として第1ポンプ10の吐出流量はエンジン1の回転数の上昇とともに増加する。
このように、オリフィス68が生じる差圧が所定差圧に達するまでは、第1ポンプ10の吐出流量はエンジン1の回転数の上昇に比例して増加するように制御される。
オリフィス68は第1ポンプ10の所定の回転数以上ではリリーフ弁69が開いて、差圧を所定値に維持するリリーフ機構を備えており、第1ポンプ10(≒エンジン1)の所定回転数以上で、ロードセンシングバルブ42は回転数による調圧制御により一定に保持される。したがって、所定差圧を生じるエンジン1の回転数以上では、ロードセンシングバルブ42が同一開度であっても回転数の上昇による大径アクチュエータ76に供給されるポンプ吐出圧の上昇に応じて、第1ポンプ10の斜板の傾転角度は吐出流量を減少させる方向へと変化する。よって、全体の第1ポンプ10の吐出流量としては、エンジン1の回転数の増加による吐出流量の増加分と斜板の傾転角度の変化による吐出流量の減少分とがキャンセルされ、所定差圧を生じるエンジン1の回転数以上では第1ポンプ10の吐出流量は略一定に制御される。
次にリリーフ機構付きオリフィス68を設けた効果について図2を用いて説明する。
図2において、破線は従来の第1ポンプ回転数(≒エンジン1の回転数)に対する吐出流量の特性を示し、回転数の上昇に比例して吐出流量が増加する。そして定格回転数で所定の吐出流量となるように設定され、定格回転数以上でも吐出流量は回転数に比例して増加している。しかしながら、例えば、エンジン1の回転数のばらつきにより第1ポンプ10の定格回転数が低下する場合には、吐出流量がAだけ減少することになり、作動油が供給されるアクチュエータの動作速度が低下することになる。
本発明では、所定差圧を生じるエンジン1の所定回転数以上で差圧を一定に維持するリリーフ機能を備えたオリフィス68をロードセンシングバルブ42に信号圧を供給する流路に設けた。このため、所定回転数以上ではオリフィス68のリリーフ機能により差圧は所定差圧に維持され、エンジン1の回転数の上昇に伴って、斜板の傾転角度を吐出流量が減少するように変化させることで、第1ポンプ10のの吐出流量を一定とする。そして、所定差圧が生じる定格回転数の下限値での吐出流量を第1ポンプ10の定格回転数の吐出流量と同じとなるように斜板の傾転角度を設定する。
このような構成とすることで、エンジンの定格回転数がばらついても第1ポンプ10から吐出される吐出流量を定格回転数での規定の吐出流量として、作動油が供給される、例えばアクチュエータの動作速度を一定に維持することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、油圧機械に用いられる油圧回路に適用することができる。
本発明を適用する油圧回路図である。 本発明の流量特性を説明する図である。
符号の説明
1 エンジン
10 第1ポンプ
12 第2ポンプ
20 第1メイン流路
24 第1ポート
28 吐出口
32 第2ポート
36 第2メイン流路
40 馬力制御レギュレータ(第1のレギュレータ)
42 ロードセンシングバルブ(第2のレギュレータ)
44 馬力制御スプリング
50 第1元圧流路
56 吸入側流路
58 第1信号圧流路
59 ドレン流路
64 油圧アクチュエータ
68 オリフィス
69 リリーフ弁
70 差圧流路
73 第2元圧流路
74 第4元圧流路
75 第3元圧流路
76 大径アクチュエータ
78 小径アクチュエータ

Claims (3)

  1. 斜板の傾転角度に応じて油圧回路に供給するポンプ吐出量が可変となる第1のポンプと、
    供給される制御圧力の上昇に応じて前記斜板の傾転角度を減少させる傾転アクチュエータと、
    前記傾転アクチュエータに供給する前記制御圧を前記ポンプ吐出圧に応じて変化させる第1のレギュレータと、
    前記第1のレギュレータから前記傾転アクチュエータに供給される制御圧を前記油圧回路の負荷圧に応じて調整する第2のレギュレータと、
    とを備えたポンプ吐出量制御装置において、
    前記第1のポンプと連動する第2のポンプと、
    前記第2のポンプの吐出回路に介装したリリーフ機構付きのオリフィスと、
    前記オリフィスの前後差圧の上昇に応じて前記第2のレギュレータにより調整される前記制御圧を減じるように駆動するアクチュエータと、
    を備え、
    前記ポンプの所定回転数以上では前記前後差圧がリリーフ機能により略同一に維持され、前記第1のポンプ吐出量がそれ以上には増加しないようにしたことを特徴とするポンプ吐出量制御装置。
  2. 所定回転数は、前記第1ポンプの定格回転数のばらつきの下限値であることを特徴とする請求項1に記載のポンプ吐出量制御装置。
  3. 所定回転数の吐出流量は、前記第1ポンプの定格回転数の吐出流量とすることを特徴とする請求項1または2に記載のポンプ吐出量制御装置。
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