JP2010126240A - ブロー成形容器 - Google Patents

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Masashi Yoneyama
正史 米山
Kazunori Hashimoto
和紀 橋本
Takao Kurosawa
孝雄 黒澤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】口部の強度を向上させる。
【解決手段】押出ブロー成形で形成され、外周面に雄ねじ部13が形成された口部12を有するブロー成形容器10であって、雄ねじ部13には、ねじ山13aを周方向に分断する分断溝14が複数形成されており、これらの分断溝14のうち、容器軸O方向で互いに隣接するねじ山13aに形成された分断溝14は、容器軸O方向でねじ山13aと対向している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブロー成形容器に関するものである。
ブロー成形容器は、まず押出機からチューブ体(筒状のパリソン)を押出成形した後に、このチューブ体を成形金型のキャビティ内に位置させ、その後、このチューブ体の内側にエアを吹き込んで膨らませ、該チューブ体の外周面を成形金型の内周面に密接させることで形成される。
ここで、ブロー成形容器の口部として、例えば下記特許文献1に示されるような十分な肉厚を有するものや、あるいは前述のエア吹き込みと同時に形成する、つまりブロー成形することで雄ねじ部を含む口部の全体で内面形状を外面形状に沿わせることによりその全域にわたってほぼ同等の肉厚を有するものが知られている。
特許第3645428号公報
これらのうち、後者のブロー成形容器では、一般に口部の肉厚が雄ねじ部を含めた全体でほぼ同等で薄肉になっているので、例えば内容物の充填時やキャップの装着時等に加えられる容器軸方向の圧縮力によって、雄ねじ部のねじ山が容器軸方向に潰れることで口部が座屈し易くなるおそれがあった。
また、キャップを雄ねじ部に螺着したときに口部に加えられた径方向内側に向けた圧縮力によって、ねじ山が径方向内側に圧潰され易くなるおそれもあった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ブロー成形容器の口部における強度を向上させることができるブロー成形容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のブロー成形容器は、押出ブロー成形で形成され、外周面に雄ねじ部が形成された口部を有するブロー成形容器であって、前記雄ねじ部には、ねじ山を周方向に分断する分断溝が複数形成されており、これらの分断溝のうち、容器軸方向で互いに隣接するねじ山に形成された分断溝は、容器軸方向でねじ山と対向していることを特徴とする。
この発明では、雄ねじ部に形成された複数の分断溝によりねじ山が周方向で分断されているので、このねじ山を、雄ねじ部における全域にわたって連続して延びるねじ山と比べて、容器軸方向に潰され難くすることが可能になり、口部の座屈強度を向上させることができる。
またこのように、ねじ山が周方向で分断されているので、ねじ山の径方向における剛性も高められることとなり、キャップを雄ねじ部に螺着したときに口部に加えられた径方向内側に向けた圧縮力によって、ねじ山が径方向内側に圧潰するのを抑制することができる。
さらに、雄ねじ部に、ねじ山を周方向に分断する分断溝が複数形成されており、これらの分断溝のうち、容器軸方向で互いに隣接するねじ山に形成された分断溝が、容器軸方向でねじ山と対向しているので、容器軸方向で互いに隣接するねじ山に形成された各分断溝が、同じ周方向位置に配置された構成の口部と比べて、例えばキャップを雄ねじ部に螺着したときに口部に加えられた径方向内側に向けた圧縮力によって、口部が分断溝を起点としてその径方向内側に向けて折曲変形するのを抑制することが可能になる。
以上より、ブロー成形容器の口部における強度を向上させることができる。
ここで、前記雄ねじ部の谷部および分断溝は段差無く連なっていてもよい。
この場合、谷部および分断溝が段差無く連なっているので、分断溝を形成したことで雄ねじ部に応力が集中し易くなる箇所が生じてしまうのを防ぐことが可能になり、口部の強度を確実に向上させることができる。
この発明に係るブロー成形容器によれば、口部の強度を向上させることができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
本実施形態に係るブロー成形容器10は、押出ブロー成形により有底筒状に形成され、図1に示されるように、共通軸上に配設された胴部11と口部12とを備えている。なお、このブロー成形容器10は、例えばポリエチレン若しくはポリプロピレン等のポリオレフィン、またはポリエステル等の合成樹脂材料で一体に形成されている。
以下、前記共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿って口部12側を上側、底部側を下側といい、容器軸Oに直交する方向を径方向という。
胴部11は、横断面視長方形状に形成されるとともに、この長方形状をなす短辺部分は径方向外側に向けて凸曲面状に膨出している。
口部12の外周面には、図示されないキャップが螺着される雄ねじ部13が形成されている。ここで、このブロー成形容器10は、押出ブロー成形により形成されており、図2(b)に示されるように、口部12は雄ねじ部13を含む全体で内面形状が外面形状に沿っていて、この口部12の肉厚はその全域にわたってほぼ同等になっている。なお、口部12の下端部には、前記キャップの下端縁が支持されるフランジ部12aが径方向外側に向けて突設されている。
そして、本実施形態では、雄ねじ部13に、ねじ山13aを周方向に分断する分断溝14が、互いに異なる周方向位置に複数形成されている。なお、周方向で互いに隣り合う分断溝14同士の容器軸Oを中心とした間隔は例えば約10°〜15°となっている。また、分断溝14の深さは、ねじ山13aの突出高さ、つまり谷部13bの深さと同等とされ、この谷部13bおよび分断溝14は段差無く連なっている。なお、分断溝14の周方向における大きさは、分断されたねじ山13aの周方向における各大きさの例えば4分の1程度となっている。また、複数の分断溝14それぞれの周方向における大きさは互いに同等になっている。
さらに、これらの分断溝14のうち、容器軸O方向で互いに隣接するねじ山13aに形成された分断溝14は、その周方向における全域で、他の分断溝14ではなくねじ山13aと容器軸O方向で対向している。
以上説明したように本実施形態に係るブロー成形容器10によれば、雄ねじ部13に形成された複数の分断溝14によりねじ山13aが周方向で分断されているので、このねじ山13aを、雄ねじ部13における全域にわたって連続して延びるねじ山と比べて、容器軸O方向に潰され難くすることが可能になり、口部12の座屈強度を向上させることができる。
またこのように、ねじ山13aが周方向で分断されているので、ねじ山13aの径方向における剛性も高められることとなり、キャップを雄ねじ部13に螺着したときに口部12に加えられた径方向内側に向けた圧縮力によって、ねじ山13aが径方向内側に圧潰するのを抑制することができる。
さらに、雄ねじ部13に、ねじ山13aを周方向に分断する分断溝14が複数形成されており、これらの分断溝14のうち、容器軸O方向で互いに隣接するねじ山13aに形成された分断溝14が、容器軸O方向でねじ山と対向しているので、容器軸O方向で互いに隣接するねじ山13aに形成された各分断溝14が、同じ周方向位置に配置された構成の口部と比べて、例えばキャップを雄ねじ部13に螺着したときに口部12に加えられた径方向内側に向けた圧縮力によって、口部12が分断溝14を起点としてその径方向内側に向けて折曲変形するのを抑制することが可能になる。
以上より、ブロー成形容器10の口部12における強度を向上させることができる。
また本実施形態では、谷部13bおよび分断溝14が段差無く連なっているので、分断溝14を形成したことで雄ねじ部13に応力が集中し易くなる箇所が生じてしまうのを防ぐことが可能になり、口部12の強度を確実に向上させることができる。
さらに、例えば毛染め液等のガスを発生させる内容物が、ブロー成形容器10内に収納された場合には、分断溝14および谷部13bを前記ガスの放出路として使用することも可能になる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば前記実施形態では、雄ねじ部13として容器軸O方向で互いに隣接するねじ山13aを全周に有しない構成を示したが、全周に有する雄ねじ部13を採用してもよい。
また、ねじ山13aが容器軸O方向で3箇所以上配置された場合には、少なくとも1つのねじ山13aに形成された分断溝14の周方向位置を、他のねじ山13aに形成された分断溝14の周方向位置と異ならせればよい。
さらに、前記実施形態では、ブロー成形容器10として有底筒状体を示したが、これに代えて例えばチューブ容器にも適用可能である。
さらにまた、ねじ山13aは図示の形態に限らず例えば多条ねじを採用してもよい。
また、前記実施形態では、複数の分断溝14のうち、容器軸O方向で互いに隣接するねじ山13aに形成された分断溝14を、その周方向における全域にわたって容器軸O方向でねじ山13aと対向させたが、これに代えて例えば、分断溝14の周方向における一部は、他の分断溝14と容器軸O方向で対向させてもよい。
ブロー成形容器の口部における強度を向上させることができる。
本発明に係る一実施形態として示したブロー成形容器の斜視図である。 図1に示すブロー成形容器の口部の側面図および縦断面図である。
符号の説明
10 ブロー成形容器
12 口部
13 雄ねじ部
13a ねじ山
13b 谷部
14 分断溝
O 容器軸

Claims (2)

  1. 押出ブロー成形で形成され、外周面に雄ねじ部が形成された口部を有するブロー成形容器であって、
    前記雄ねじ部には、ねじ山を周方向に分断する分断溝が複数形成されており、これらの分断溝のうち、容器軸方向で互いに隣接するねじ山に形成された分断溝は、容器軸方向でねじ山と対向していることを特徴とするブロー成形容器。
  2. 請求項1記載のブロー成形容器であって、
    前記雄ねじ部の谷部および分断溝は段差無く連なっていることを特徴とするブロー成形容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017065761A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社吉野工業所 扁平容器

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