JP2010125995A - フィンスタビライザ - Google Patents

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JP2010125995A JP2008303006A JP2008303006A JP2010125995A JP 2010125995 A JP2010125995 A JP 2010125995A JP 2008303006 A JP2008303006 A JP 2008303006A JP 2008303006 A JP2008303006 A JP 2008303006A JP 2010125995 A JP2010125995 A JP 2010125995A
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Shintaro Yoshida
慎太郎 吉田
Hiromi Kano
比呂見 鹿野
Shuji Dobashi
修司 土橋
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Abstract

【課題】耐久性や信頼性の高いメンテナンスフリーのフィン角度検出部を備えたフィンスタビライザを提供する。
【解決手段】油圧シリンダ10によりフィン角度を所望のフィン角度設定値に変化させて船体の揺動を低減するフィンスタビライザにおいて、油圧シリンダ10の動作位置を非接触式位置センサ30により検出し、動作位置の検出値を換算して得られるフィン角度換算値がフィン角度設定値と一致するようにフィードバック制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶における船体揺動を抑制するためのフィンスタビライザに関する。
従来、船舶の横揺れ運動を抑制する装置として、フィンスタビライザが知られている。フィンスタビライザは、船体外板に突設されたフィンを備えており、このフィンの傾き(フィン角度)を制御することにより、揚力を発生させて船体の横揺れなどを抑制するものである。このようなフィン角度の制御には、実際のフィン角度を検出することが必要となる。(たとえば、特許文献1参照)
また、高精度で船体の揺動を抑制するため、油圧シリンダの圧力に基づいてフィンのトルクを算出し、海水の流れに対するフィンの迎角を推定して目標フィン角度に一致させる制御を行うものがある。(たとえば、特許文献2参照)
また、従来のフィンスタビライザにおいては、フィンが油圧シリンダを駆動源として回動するので、フィンに連結されている油圧シリンダのロッド端部からリンク機構を介して回転型ポテンショメータを動作させることにより、変化するフィン角度を検出する構造が採用したものもある。すなわち、フィンを回動させる油圧シリンダのロッド端部位置に応じて変化するポテンショメータの角度を検出し、この角度をフィン角度に換算した値により制御を行うものである。
図3は、ポテンショメータを用いた従来のフィン角度検出部を示しており、図中の符号1はフィン、2はフィン駆動軸、3は連結部材、10は油圧シリンダ、20はポテンショメータである。
ポテンショメータ20は、油圧シリンダ10の周辺適所にブラケット4を設け、このブラケット4に固定して所定位置に支持されている。このため、油圧シリンダ10が動作してフィン1の角度をノーズアップまたはノーズダウンの方向に変化させると、フィン角度に応じて油圧シリンダ10のピストンロッド11も軸方向(矢印5を参照)に移動するので、ロッド端部12に接触しているポテンショメータ20の検出アーム部21は所定位置で矢印6の方向に回動する。従って、ロッド端部12の位置に応じて検出アーム部21の角度(ポテンショメータの角度)が変化するので、この角度から換算したフィン角度を得ることができる。
特開平8−324485号公報(図1及び図2) 特開2006−297999号公報
ところで、従来のフィンスタビライザは、ロッド端部12の面上をポテンショメータ20の検出アーム部21が摺動して角度を変化させるので、摺動部に経年摩耗を生じることとなる。また、ポテンショメータ20や検出アーム部21においても、回動により角度を検出する構造となっているので、軸受等の摺動部が存在している。
このように、上述したポテンショメータによるフィン角度の検出は、検出アーム部21等のリンク機構やポテンショメータ20等に摺動部が存在しているので、経年摩耗の発生による部品交換が必要になり、さらに、部品点数が多いことから、耐久性や信頼性に欠けるという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、耐久性や信頼性の高いメンテナンスフリーのフィン角度検出部を備えたフィンスタビライザを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係るフィンスタビライザは、油圧シリンダによりフィン角度を所望のフィン角度設定値に変化させて船体の揺動を低減するフィンスタビライザにおいて、前記油圧シリンダの動作位置を非接触式位置センサにより検出し、前記動作位置の検出値を換算して得られるフィン角度換算値が前記フィン角度設定値と一致するようにフィードバック制御されることを特徴とするものである。
このようなフィンスタビライザによれば、油圧シリンダの動作位置を非接触式位置センサにより検出し、動作位置の検出値を換算して得られるフィン角度換算値がフィン角度設定値と一致するようにフィードバック制御されるので、摺動部のないフィン角度検出部の構造を備えたものとなる。
上記の発明において、前記非接触式位置センサを磁歪式変位センサとし、該磁歪式変位センサのマグネットは、前記油圧シリンダのピストンロッドと平行に固定支持された直線状のプローブに沿って、前記ピストンロッドと一体に前記プローブと非接触の動作をするように取り付けられていることが好ましく、これにより、磁歪式変位センサを油圧シリンダに直結して油圧シリンダの動作位置(ピストンロッドのストローク量)を検出し、この動作位置から換算してフィン角度を求めることができる。
上述した本発明によれば、油圧シリンダの動作位置を摺動部のない非接触式位置センサにより検出できるので、フィン角度検出部における経年摩耗の問題を解消したフィンスタビライザとなる。従って、耐久性や信頼性が高く、しかも、メンテナンスフリーのフィン角度検出部を備えたフィンスタビライザを提供することができる。
以下、本発明に係るフィンスタビライザについて、その一実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。なお、図1はフィンスタビライザのフィン角度検出部を示し、図2は油圧シリンダの動作位置からフィン角度換算値を得る説明図である。
フィンスタビライザは、駆動源の油圧シリンダ10を動作させることにより、船体の側面外板から突設したフィン1の角度(フィン角度θ)を所望のフィン角度設定値に変化させて船体の揺動を低減する装置である。
船体側に固定支持された油圧シリンダ10は、油圧の供給を制御することにより、ピストンロッド11が矢印5で示す軸方向(上下方向)に移動する。
ピストンロッド11の下端部側には、連結部材3を介してフィン駆動軸2が連結されている。この場合、連結部材3の両端はピン結合とされ、さらに、フィン駆動軸2と連結部材3との連結点3aは、フィン駆動軸2の回動中心2aから偏心しているので、ピストンロッド11の直線運動はフィン駆動軸2の回転運動に変換される。
ピストンロッド11の上端部側には、油圧シリンダ10の動作位置を非接触式位置センサ30により検出するため、キャップ13が取り付けられている。このキャップ13は、ピストンロッド11と一体に矢印5で示す軸方向(上下方向)へ移動する。
図示の構成例では、非接触式位置センサ30として、磁歪式変位センサが採用されている。すなわち、磁歪式変位センサとした非接触式位置センサ30は、直線状のプローブ31とマグネット32とにより構成され、油圧シリンダ10に取り付けられている。
一方のプローブ31は、油圧シリンダ10の外周適所に設けたブラケット7に支持されており、マグネット32は、キャップ13から伸びる支持部材14の先端部に固定されている。なお、プローブ31は、マグネット32の中心部を非接触に貫通するような位置関係にあり、支持部材14には、プローブ31や油圧シリンダ10の構成部品等との干渉を避けるため、適宜折曲部が設けられている。
従って、磁歪式変位センサを採用した非接触式位置センサ30は、マグネット32が、キャップ13及び支持部材14を介してピストンロッド11と一体に、油圧シリンダ10のピストンロッド11と平行に固定支持されている直線状のプローブ31に沿って、プローブ31と非接触の動作(上下方向のスライド)をする。このため、プローブ31がピストンロッド11の位置に相当するマグネット32の位置を検知することにより、ピストンロッド11の動作位置を検出することができる。すなわち、マグネット32とピストンロッド11との位置関係を予め把握しておくことにより、油圧シリンダ10の動作によるピストンロッド11の動作位置や移動量(ストローク量S)を、摺動部のない非接触の構成により正確に検出することができる。換言すれば、磁歪式変位センサを採用した非接触式位置センサ30は、摺動部のないフィン角度検出部の構造を可能にしている。
このようにして、非接触式位置センサ30は、磁歪式変位センサのマグネット32が油圧シリンダ10に直結され、非接触式位置センサ30が油圧シリンダ10の動作位置(ピストンロッド11のストローク量S)を検出し、この動作位置から換算してフィン角度θを求めることができる。
ここで、フィン角度θは、たとえば図2に示すように、ピストンロッド11のストローク量Sと、フィン駆動軸2の回動中心2aから連結部材3の軸中心線との交点3bに至る水平距離L1とにより、下記の数式により算出される。すなわち、この場合の水平距離L1は、回転中心2aから連結点3aまでの距離Lではなく、ピン結合のため油圧シリンダ10の動作に応じて角度を変化させる連結部材3の軸中心線の延長線が、回転中心2aを通る水平線と交差する交点3bから、回転中心2aまでの距離となる。
Figure 2010125995
上述したように、油圧シリンダ10の動作位置を検出し、すなわち、ピストンロッド11のストローク量Sを検出し、この検出値を換算して得られる(算出される)フィン角度θはフィン角度換算値となる。そして、フィンスタビライザにおいては、フィン角度換算値(フィン角度θ)が船舶の諸条件に応じて定まる所望のフィン角度設定値と一致するように、フィードバック制御により油圧シリンダ10の油圧を制御する。
このように、上述した本発明のフィンスタビライザは、油圧シリンダ10の動作位置を摺動部のない非接触式位置センサ30により検出できるので、フィン角度検出部における経年摩耗の問題を解消することができる。従って、耐久性や信頼性が高く、しかも、メンテナンスフリーのフィン角度検出部を備えたフィンスタビライザとなる。
ところで、上述した実施形態では、非接触式位置センサ30として磁歪式変位センサを採用したが、本発明はこれに限定されることはなく、たとえば差動トランス等の他のセンサを採用してもよいし、あるいは、位置検出機構を内蔵した油圧シリンダを採用することも可能である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明に係るフィンスタビライザの一実施形態として、フィンスタビライザのフィン角度検出部を示す正面図である。 図1に示すフィン角度検出部において、非接触式位置センサにより検出した油圧シリンダの動作位置からフィン角度換算値を得る説明図である。 フィンスタビライザのフィン角度検出部について、従来構造を示す正面図である。
符号の説明
1 フィン
2 フィン駆動軸
3 連結部材
10 油圧シリンダ
11 ピストンロッド
13 キャップ
14 支持部材
30 非接触式位置センサ(磁歪式変位センサ)
31 プローブ
32 マグネット

Claims (2)

  1. 油圧シリンダによりフィン角度を所望のフィン角度設定値に変化させて船体の揺動を低減するフィンスタビライザにおいて、
    前記油圧シリンダの動作位置を非接触式位置センサにより検出し、前記動作位置の検出値を換算して得られるフィン角度換算値が前記フィン角度設定値と一致するようにフィードバック制御されることを特徴とするフィンスタビライザ。
  2. 前記非接触式位置センサが磁歪式変位センサとされ、該磁歪式変位センサのマグネットが、前記油圧シリンダのピストンロッドと平行に固定支持された直線状のプローブに沿って、前記ピストンロッドと一体に前記プローブと非接触の動作をするように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のフィンスタビライザ。
JP2008303006A 2008-11-27 2008-11-27 フィンスタビライザ Withdrawn JP2010125995A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103287552A (zh) * 2013-06-27 2013-09-11 无锡市东舟船舶附件有限公司 船用可收放式减摇鳍的活塞杆耳环结构

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