JP2010125942A - 側突用乗員頭部肩部拘束装置 - Google Patents

側突用乗員頭部肩部拘束装置 Download PDF

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    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/885Head-rests provided with side-rests

Abstract

【課題】乗員の頭部および肩部の移動量差を低減できる側突用乗員拘束装置の提供。
【解決手段】側突用乗員頭部肩部拘束装置10は、非膨張型の側方拘束部材20と、繰り出し装置30とを、備える。非膨張型の側方拘束部材20は、通常時にはヘッドレスト11および/またはシートバック12に格納または付設され、側突時または側突予知時に、着座乗員の頭部側方に繰り出される頭部拘束部材21と着座乗員の肩部側方に繰り出される肩部拘束部材22とを有する。繰り出し装置30は、側突センサまたは側突予知センサからの信号を受けて、頭部拘束部材21を着座乗員の頭部側方に、肩部拘束部材11を着座乗員の肩部側方に、それぞれ、繰り出す。頭部拘束部材21が肩部拘束部材22よりも先に繰り出されてもよい。側方拘束部材20は、乗員Jの頭部、肩部の片側に設けられてもよいし、両側に設けられてもよい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、側突時の衝突形態による乗員の挙動の違いに対応して乗員の頭部および肩部を拘束でき、乗員の頭部および肩部の移動量差を低減できる側突用乗員頭部肩部拘束装置に関する。
特許文献1は、ルーフサイドレールに格納された側突用頭部保護カーテンエアバッグを開示している。
また、特許文献2は、頭部エアバッグと胸部エアバッグとを有するシート付けサイドエアバッグ(TH(トルソアンドヘッド)エアバッグ)を開示している。
GB2297950号公報 特開平11−278195号公報
側突における乗員の頭部拘束では、首の伸びを軽減するために頭部と肩部の移動量差を少なくしたいという要求がある。しかし、側突の形態によって、すなわち、CTC側突(カーツーカー側突)かポール側突(車両のスピンを伴う電柱や立木への衝突)かによって、乗員の乗員拘束装置に対する挙動が異なるので、従来技術では、頭部と肩部の移動量差を少なくすることとを、CTC側突とポール側突の両方において、成立させることは難しい。
たとえば、特許文献1のカーテンエアバッグでは、CTC側突において、被衝突車両のドアが車室内側に変形してシートが押され、乗員の胴体がシートと共に反衝突側に移動するが、慣性で元の位置に停まろうとする乗員頭部が、シートと共に移動する胴体によって反衝突側に引かれて、頭部側方に展開したエアバッグから反衝突側に離れる。そのため、衝突後期における衝突側からのエアバッグによる頭部の拘束が弱まり、頭部と肩部との移動量の差を十分に低減することが難しい。また、ポール衝突では、乗員が慣性でドア内装材に向かって寄ってくるので、従来のカーテンエアバッグでとくに問題は生じない。
また、特許文献2のシート付けサイドエアバッグでは、エアバッグがシート付けのため、CTC側突において、エアバッグがシートの移動とともに反衝突側に移動するが、衝突によりドアガラスが割れた場合、頭部エアバッグがドアガラスによって支持されないので、頭部エアバッグが乗員頭部でドア側に押された時に、頭部エアバッグがドア側に変形して逃げるおそれがある。その場合は、頭部エアバッグによる衝突側からの頭部の拘束が弱まり、頭部と肩部との移動量の差を十分に低減することが難しい。また、ポール側突では、乗員が慣性でドア内装材に向かって寄ってくるので、従来のTHエアバッグでとくに問題は生じない。
本発明の目的は、乗員の頭部および肩部の移動量差を従来エアバッグに比べて低減でき、しかも側突時の衝突形態による乗員の挙動の違いに対応できる(すなわち、CTC側突にもポール側突にも対応できる)側突用乗員頭部肩部拘束装置を提供することにある。
(1) 上記課題を解決する、または上記目的を達成する本発明の側突用乗員頭部肩部拘束装置は、
通常時にはヘッドレストおよび/またはシートバックの側部に格納または付設され、側突時または側突予知時に、着座乗員の頭部側方に繰り出される頭部拘束部材と着座乗員の頭部側方に繰り出される肩部拘束部材とを有する、非膨張型の側方拘束部材と、
側突センサまたは側突予知センサからの信号を受けて、頭部拘束部材を着座乗員の頭部側方に、肩部拘束部材を着座乗員の肩部側方に、それぞれ、繰り出す繰り出し装置と、
を備えている。
(2) 頭部拘束部材がヘッドレストに水平方向に回動可能に支持されており、肩部拘束部材が頭部拘束部材に上下方向に回動可能に支持されている。
(3) 頭部拘束部材が肩部拘束部材よりも先に繰り出される。
(4) 側方拘束部材が繰り出されるヘッドレストおよび/またはシートバックの側方は、着座乗員のドア側側方、または着座乗員のドア側と反ドア側との両側方である。
上記(1)の側突用乗員頭部肩部拘束装置によれば、つぎの効果が得られる。
まず、側方拘束部材がヘッドレストおよび/またはシート付けのため、CTC側突時に、側方拘束部材がシートと共に反衝突側に移動して頭部を拘束することができる。そのため、従来のカーテンエアバッグにおける、CTC側突時の衝突後期に頭部がエアバッグからの離れ、頭部の拘束の弱まり、頭部と肩部との移動量の差を十分に低減できなくなるという課題を解決できる。また、側方拘束部材が非膨張型のため、従来のTHエアバッグにおいても、CTC側突時に頭部エアバッグが乗員頭部に押されて変形し、頭部の拘束が弱まり、頭部と肩部との移動量の差を十分に低減できなくなるという課題を解決できる。その結果、CTC側突において、乗員の頭部および肩部の移動量差を従来エアバッグに比べて低減できる。
また、本発明において、もしも側方拘束部材が頭部拘束部材のみからなる場合には、ポール衝突において、頭部ドア内装材に近づいてくる乗員の頭部のみを反衝突側に過度に押すという問題が出るおそれがあるが、本発明では、側方拘束部材が、頭部拘束部材と肩部拘束部材とを有するため、頭部拘束部材による頭部の反衝突側への押し過ぎの問題も生じない。したがって、CTC側突のみでなく、ポール側突にも対応でき、側突時の衝突形態による乗員の挙動の違いに対応できる。
また、側方拘束部材が、通常時には、ヘッドレストおよび/またはシートバックの側部に格納または付設されるので、側方拘束部材が、乗降の邪魔にならず、シートベルトとも干渉せず、乗降性と、ベルト装着性とを両立できる。
また、側方拘束部材がヘッドレストおよび/またはシート付けのため、側方拘束部材が従来のカーテンエアバッグに比べて乗員頭部に近い位置にあり、頭部拘束が早期化され、頭部衝突速度が低減される。
上記(2)の側突用乗員頭部肩部拘束装置によれば、頭部拘束部材がヘッドレストに水平方向に回動可能に支持されるので、頭部に衝突側(ドア側)から頭部拘束部材を回動させて近づけることにより、回動中に頭部拘束部材が頭部をはね飛ばすことを防ぐことができる。また、肩部拘束部材が頭部拘束部材に上下方向に回動可能に支持されているので、肩部拘束部材を肩部の後方から下回りに肩部側方に回動させることにより、肩部拘束部材が肩部を下方に押すことを防ぐことができる。
上記(3)の側突用乗員頭部肩部拘束装置によれば、頭部拘束部材が肩部拘束部材よりも先に繰り出される場合、頭部拘束部材を肩部拘束部材よりも後にした場合に比べて、頭部拘束をより早期化でき、頭部衝突速度をさらに低減することができる。
上記(4)の側突用乗員頭部肩部拘束装置によれば、側方拘束部材が繰り出されるヘッドレストおよび/またはシートバックの側方を着座乗員のドア側側方とした場合は、ニアサイド側突における乗員拘束に対応できる。また、側方拘束部材が繰り出されるヘッドレストおよび/またはシートバックの側方を着座乗員のドア側と反ドア側の側方とした場合は、ニアサイド側突とファーサイド側突との両方における、乗員拘束に対応できる。
以下に、本発明の側突用乗員頭部肩部拘束装置を、図面を参照して説明する。
図1〜図8は本発明の実施例1(2つ以上のアクチュエータで側方拘束部材を繰り出す場合)を示し、図9〜図15は本発明の実施例2(1つのアクチュエータで側方拘束部材を繰り出す場合)を示し、図16及び図17は本発明の実施例3(側方拘束部材を乗員の衝突側にも反衝突側にも設ける場合)を示す。図1は本発明の全実施例に適用される。
本発明の実施例1〜3に共通する構成部分には、本発明の実施例1〜3にわたって同じ符号を付してある。
〔実施例1〕
まず、本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置を、図1〜図8を参照して、説明する。
本発明の側突用乗員頭部肩部拘束装置10は、側方拘束部材20と、側方拘束部材20を繰り出す繰り出し装置40とを備えている(図5)。
側方拘束部材20は、エアバッグのように膨張されるものではなく、非膨張型の部材である。側方拘束部材20は、通常時(非側突時)にはヘッドレスト11および/またはシートバック12に格納または付設される。側方拘束部材20は、車両側突時または側突予知時に、乗員Jの頭部Aの側方に繰り出される頭部拘束部材21と、肩部Bの側方に繰り出される肩部拘束部材22とを有する。頭部拘束部材21と肩部拘束部材22は、乗員側方への繰り出し後の側面視(図4)で、角部が弧で面取りされた四辺形状の、ある厚みをもった(ほぼヘッドレストと同じかそれ以下の厚み)、部材である。頭部拘束部材21と肩部拘束部材22は、互いに別体である。
側方拘束部材20の、ヘッドレスト11および/またはシートバック12への格納または付設において、頭部拘束部材21がヘッドレスト11に取り付けられてもよいし、肩部拘束部材22が頭部拘束部材21に(またはシートバック12に)取付けられてもよい。平面視(図4)において、乗員側方に繰り出された頭部拘束部材21は、車両左右方向に延びるヘッドレスト11またはその延長に対してほぼ直交していてもよいし、あるいは斜めに交差していてもよい。同様に、乗員側方に繰り出された肩部拘束部材22は、車両左右方向に延びるヘッドレスト11またはその延長に対してほぼ直交していてもよいし、あるいは斜めに交差していてもよい。
繰り出し装置40は、アクチュエータ41と、アクチュエータ41の作動を側方拘束部材20に伝達する手段を有する。アクチュエータ41は、側突センサまたは側突予知センサからの信号を受けた時に、側方拘束部材20を乗員Jの頭部Aおよび肩部Bの側方に繰り出す(図3、図4)。アクチュエータ41には、たとえば、インフレータを有し、側突センサまたは側突予知センサからの信号を受けた時に、燃焼ガスで、シリンダ内のピストン(または、ロッド)を所定ストローク押し出す構造のものを用いることができる。あるいは、アクチュエータは、モータとモータの回転をボールスクリュウによって直線動に変換してストロークされるロッドとしてもよい。側突センサまたは側突予知センサには、車両にもともと設置されるものを使用できる。
側方拘束部材20の繰り出しエリアCは、図1に示すように、上下方向には、平均成人男性(AM50)の頭部重心GMの高さ位置Dより若干上で平均成人男性(AM50)の頭部頂点より下にある水平線H1と、平均またはそれより小柄の成人女性(FM50以下)の肩部高さ位置Eかそれより若干下にある水平線H2との間にある。また、側方拘束部材20の繰り出しエリアCは、車両前後方向には、平均または小柄の成人女性の頭部重心GFの位置Fより若干前方にある鉛直線V1と、ヘッドレスト11の前面とシートバック12の上部の前面にほぼ接する斜線V2との間にある。すなわち、側方拘束部材20の繰り出しエリアCは、H1、H2、V1、V2で囲まれた領域にある。側方拘束部材20は、側突時または側突予知時に、乗員Jの側方に繰り出され、乗員Jを繰り出しエリアCにおいて側方から拘束する。
側方拘束部材20は、乗員Jの頭部Aを拘束するだけでなく、乗員Jの肩部Bまで拘束する。側面視において、繰り出しエリアCが乗員Jの頭部重心を含むのは、乗員Jの頭部Aを側方から支持する場合、頭部Aを重心(GM、GF)で支持するのが、頭部Aにモーメントを加えず、安定するからである。乗員Jの肩部Bを拘束するのは、肩部Bは肩甲骨や鎖骨があって、胸部や上腕部に比べてより大きな側方力に耐えて乗員を支持できるからである。
側方拘束部材20は、非膨張型の部材であり、カーテンエアバッグやTHサイドエアバッグ等の、従来のエアバッグを含まない。側方拘束部材20を非膨張型の部材とする理由は、乗員Jの頭部Aや肩部Bが当たって押された時に、エアバッグのように変形して衝突側に逃げないようにするためである。側方拘束部材20は、表面がヘッドレスト11やシートバック12の表面と同じ硬さか、または同程度の固さを有するものであることが望ましい。これは、乗員Jの頭部Aと肩部Bが当たった時に、固いもので支持するより、乗員Aを安全に支持するためである。
また、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22は、外形を維持したまま、乗員Jの側方に繰り出される。
頭部拘束部材21は、ヘッドレスト11またはシートバック12(図示例では、ヘッドレスト11)に水平方向に回動可能に連結されており、肩部拘束部材22は、頭部拘束部材21に、またはヘッドレスト11またはシートバック12に、上下方向に回動可能に連結されている。
頭部拘束部材21がヘッドレスト11に対して設けられる場合、頭部拘束部材21は、通常時において、ヘッドレスト11の左右方向の一端部を、左右方向外側に延長させた位置に設けられる。この状態では、頭部拘束部材21とヘッドレスト11とを合わせたものは、シートバック12の左右方向中心線に対して左右方向に非対称である(図4)。
頭部拘束部材21は、上下方向に延びる回動軸23まわりに水平方向に回動可能であり、回動軸23で、ヘッドレスト11と回動可能に連結されている。側突時、頭部拘束部材21が回動軸23まわりに水平方向に回動した後では、頭部拘束部材21の前部24は、乗員Jの頭部Aの側方に位置する(図3、図4)。頭部拘束部材21が回動軸23まわりに水平方向に回動した後では、頭部拘束部材21は、平面視で、ヘッドレスト11の延長方向に対して斜め方向(たとえば、約45度斜め方向)に延びるか(図4)、またはほぼ直交する。
肩部拘束部材22は、水平方向に延びる回動軸25まわりに上下方向に回動可能であり、回動軸25で、頭部拘束部材21と回動可能に連結されている(図3、図4)。肩部拘束部材22は、肩部拘束部材22の、回動軸25と反対側の端部26が、回動軸25より前方にくるように回動する。肩部拘束部材22が上下方向に回動した後では、肩部拘束部材22の端部26は、乗員Jの肩部Bの側方に位置する(図3、図4)。肩部拘束部材22が上下方向に回動した後では、肩部拘束部材22は、平面視で、ほぼ車両前後方向に延びる(図4)。
頭部拘束部材21と肩部拘束部材22の何れか一方が他方よりも先に繰り出されるようにしてもよいし(図8、図15)、あるいは、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22の繰り出しは、互いに、同時であってもよい。頭部拘束部材21と肩部拘束部材22の繰り出し開始は、衝突前、後の何れであってもよい。
側方拘束部材20が繰り出されるヘッドレスト11および/またはシートバック12の側方は、着座乗員のドア側側方であってもよいし(図2)、あるいは着座乗員のドア側と反ドア側との両側方であってもよい(図16)。
以上の構成は、本発明の全実施例に適用可能である。
つぎに、本発明の実施例1の特有な構成を、説明する。
本発明の実施例1では、図5、図6に示すように、側方拘束部材20を繰り出すのに、2つ以上のアクチュエータ41が設けられている。たとえば、頭部拘束部材21の回動に1つのアクチュエータ41Aが設けられ、肩部拘束部材22の回動にもう一つ1つのアクチュエータ41Bが設けられる。
アクチュエータ41Aは、たとえば、インフレータタイプであり、シリンダとピストン(または、ロッド)をもつ。アクチュエータ41Aは、アクチュエータ41Aのシリンダがヘッドレスト11のフレーム(または、ステー)13に固定され、あるいは、回動可能に連結され、シリンダから突出されるピストン(またはロッド)の先端で頭部拘束部材21の一部を押して、頭部拘束部材21を回動軸23(ヘッドレスト11を固定するステーまたはロッドと同軸心であってもよい)まわりに水平方向に回動させる(図6)。頭部拘束部材21はヘッドレスト11に対して斜め(約45度)になり、着座乗員Jの頭部Aを側方から拘束できる姿勢となる。
アクチュエータ41Bは、アクチュエータ41Bのシリンダが頭部拘束部材21のフレーム27に固定され、あるいは、回動可能に連結され、シリンダから突出するピストン(またはロッド)の先端で肩部拘束部材22の一部(たとえば、フレーム27)を押して、肩部拘束部材22を回動軸25まわりに上下方向に回動させる(図5、図6)。肩部拘束部材22はヘッドレスト11に対してほぼ直交し、着座乗員Jの肩部Bを側方から拘束できる姿勢となる。
通常時には、頭部拘束部材21は、頭部拘束部材21の中心線とヘッドレスト11の中心線とが一致する姿勢をとり、その姿勢でヘッドレスト11にロックされる。このロックのために、図7に示すように、頭部拘束部材21には、水平方向に頭部拘束部材21に対して移動可能なピン29が設けられおり、ピン29は回動軸23に設けられた溝28にスライド可能に係合している。ピン29が溝28に係合している状態では、頭部拘束部材21はヘッドレスト11に対して回動が拘束され、頭部拘束部材21のヘッドレスト11に対する姿勢を固定し、安定させる。側突時には、アクチュエータ41Aは、ピストンがシリンダから突出する時にピストン(または、ロッド)の一部38がピン29をバネ30の付勢に抗して押し、ピン29を溝28から外し、ロックを解除する。ロックが解除した状態では、頭部拘束部材21はヘッドレスト11に対して回動可能となる。
このロックとロック解除機構は、肩部拘束部材22に対しても準用される。
実施例1では、図8に示すように、側突時に、頭部拘束部材21が肩部拘束部材22より先に回動を開始する。乗員Jの肩部Bがドアトリムと接触する迄に、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22の回動は終了するようにする。頭部拘束部材21と肩部拘束部材22の繰り出し開始は、衝突前、後どちらでもよい。
つぎに、本発明の実施例1の作用を説明する。
衝突検知センサまたはプリクラッシュセンサ(衝突予知センサ)により、衝突が検知または予知される。
衝突検知センサまたはプリクラッシュセンサからの信号を受けて、アクチュエータ41(2つのアクチュエータがある場合は、41A、41B)が作動する。
アクチュエータ41の作動により、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22が、それぞれ、ヘッドレスト11またはシートバック12から、乗員Jの頭部Aのドア側側方、肩部Bのドア側側方に繰り出される。繰り出しにおいて、頭部拘束部材21は水平方向に回動し、肩部拘束部材22は上下方向に回動する。
図8に示すように、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22が無ければ乗員の肩がドアトリムに接触するであろう時よりも早く、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22の繰り出しが完了する。そのため、乗員Jの頭部Aと肩部Bは、それぞれ、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22によって拘束され、保護される。
つぎに、本発明の実施例1の効果を説明する。
まず、側方拘束部材20がヘッドレスト11および/またはシートバック12付けのため、CTC側突時に、側方拘束部材20がシート12およびヘッドレスト11と共に反衝突側に移動して側方拘束部材20に近づいてくる着座乗員の頭部Aを拘束することができる。そのため、従来のカーテンエアバッグにおける、CTC側突時の衝突後期に頭部がエアバッグからの離れ、衝突側からの頭部の拘束が弱まり、頭部と肩部との移動量の差を十分に低減できなくなるという課題を解決できる。また、側方拘束部材20が非膨張型のため(エアバッグでないため)、従来の(ドアガラスによってバックアップされない)THエアバッグにおいても、CTC側突時に頭部エアバッグが乗員頭部に押されて衝突側に変形し、衝突側からの頭部の拘束が弱まり、頭部と肩部との移動量の差を十分に低減できなくなるという課題を解決できる。その結果、CTC側突において、乗員Jの頭部Aおよび肩部Bの移動量差を従来エアバッグに比べて低減できる。
また、本発明において、もしも側方拘束部材20が頭部拘束部材21のみからなる場合は、ポール側突において、頭部ドア内装材に近づいてくる乗員の頭部のみを反衝突側に過度に押すという問題が出るおそれがあるが、本発明では、側方拘束部材20が、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22からなるため、頭部拘束部材21による頭部Aの反衝突側への押し過ぎの問題も生じない。したがって、本発明では、CTC側突のみでなく、ポール側突にも対応できる。すなわち、側突時の衝突形態による乗員の挙動の違いに対応できる。
また、側方拘束部材20が、通常時には、ヘッドレスト11および/またはシートバック12の側部に格納または付設されるので、側方拘束部材20が、乗員Jの乗降の邪魔にならず、シートベルトとも干渉せず、乗降性、ベルト装着性を阻害しない。
また、側方拘束部材20がヘッドレスト11および/またはシートバック12付けのため、側方拘束部材20が従来のカーテンエアバッグに比べて着座乗員Jの頭部Aに近い位置にあり、頭部拘束が早期化され、拘束部材への頭部衝突速度が低減される。
また、頭部拘束部材21がヘッドレスト11に水平方向に回動可能に支持された場合は、頭部Aに衝突側(ドア側)から頭部拘束部材21を回動させて近づけることができ、回動中に頭部拘束部材21が頭部と干渉することを防ぐことができる。また、肩部拘束部材22が頭部拘束部材21に(または、シートバック12の上端部に)、上下方向に回動可能に支持された場合は、肩部拘束部材22を肩部Bの後方から下回りに肩部側方に回動させることにより、(万一、肩部Bが肩部拘束部材22の回動軌跡内に進入しても、)肩部拘束部材22が肩部Bを上方から下方に向かって押しつけることを防ぐことができる。
また、頭部拘束部材21が肩部拘束部材22よりも先に繰り出される場合(図8)、頭部拘束部材21を肩部拘束部材22よりも後に繰り出した場合(図15)に比べて、頭部拘束をより早期化でき、頭部Aがドア側に向かって慣性で大きく加速する前に頭部Aを拘束でき、頭部Aの頭部拘束部材21への衝突速度を低減することができる。頭部拘束部材21はエアバッグでないため、エアバッグよりは固いが(ただし、シートやヘッドレストと同程度の固さ)、衝突速度が小さいため、頭部Aの頭部拘束部材21との衝突の衝撃は小さい。
また、側方拘束部材20が繰り出されるヘッドレスト11および/またはシートバック12の側方を着座乗員のドア側側方とした場合は、ニアサイド側突における乗員Jの衝突側からの拘束に対応できる。また、側方拘束部材20が繰り出されるヘッドレスト11および/またはシートバック12の側方を着座乗員のドア側と反ドア側の両方の側方とした場合は、ニアサイド側突とファーサイド側突とにおける、乗員拘束に対応できる。
以上の作用、効果は、本発明の全実施例に適用できる。
本発明の実施例1では、さらに次の作用、効果がある。
本発明の実施例1では、頭部拘束部材21の回動に1つのアクチュエータ41Aが設けられ、肩部拘束部材22の回動にもう一つ1つのアクチュエータ41Bが設けられるので、頭部拘束部材21の繰り出しと肩部拘束部材22の繰り出しを互いに独立させることができる。その結果、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22の取付け場所を、自由に選択できる。また、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22の繰り出し作動の開始、完了の時期を、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22とで自在に異ならせることができる。これによって、設計の自由度が高まる。
アクチュエータ41Aがインフレータタイプのシリンダ−ピストン(または、ロッド)からなるため、その作動速度(繰り出し速度)は早い。また、シリンダから突出するピストン(または、ロッド)の先端で頭部拘束部材21の一部を押す構造のため、ピストン(または、ロッド)のストロークは小さくてよい。また、頭部拘束部材21は、繰り出し完了時に、ヘッドレスト11に対して斜め(約45度)であるため、頭部Aが頭部拘束部材21に当たった時に頭部Aを頭部拘束部材21の前面に沿って若干量前方に逃がすことができ、頭部Aへの衝撃は小さい。
アクチュエータ41Bもインフレータタイプのシリンダ−ピストン(または、ロッド)からなるため、その作動速度(繰り出し速度)は早く、ピストンのストロークは小さくてよい。また、肩部拘束部材22は繰り出し完了時に、ヘッドレスト11に対してほぼ直交するため、肩部Bから比較的大きな荷重が作用しても肩部Bを拘束することができる。肩部Bは耐性が大きいので、肩部Bに荷重が作用しても、問題が生じにくい。
通常時において、頭部拘束部材21が、ピン29と溝28で回動軸23に固定されている場合は、頭部拘束部材21がヘッドレスト11に安定的に固定される。側突時には、ピストン(または、ロッド)の一部38がピン29を溝28から外すので、頭部拘束部材21はヘッドレスト11に対して回動でき、頭部拘束部材21の、乗員頭部Aへの繰り出しに問題は生じない。
実施例1では、図8に示すように、側突時に、頭部拘束部材21が肩部拘束部材22より先に回動を開始し、先に回動を完了する。これによって、頭部拘束を早期化でき、頭部と胴体との動きの差を少なくすることができる。
つぎに、本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置10の構成を、図9〜図15を参照して、説明する。
前述の本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置10の構成のうち、本発明の全実施例に適用できるとした部分は、本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置10にも適用できる。以下では、本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置10に特有な構成を説明する。
本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置10では、単一のアクチュエータ41Cと、ワイヤ42(アクチュエータ41Cの作動を側方拘束部材20に伝達する手段)で頭部拘束部材21と肩部拘束部材22を作動させる。側方拘束部材20は、着座乗員Jのドア側(衝突側)のみに設けられる。アクチュエータ41Cはシートバック12内に配置されている。ワイヤ42はアクチュエータ41Cに連結されている。
頭部拘束部材21は、鉛直方向に延びる回転軸23(ヘッドレスト11のステーと同軸であってもよいし、ヘッドレスト11のステーと同軸でなくてもよい)まわりに水平方向に回動可能であり、肩部拘束部材22は、水平方向に延びる回転軸25まわりに上下方向に回動可能である。肩部拘束部材22には、ワイヤ42の端部が連結されており、ワイヤ42が引っ張られた時に、肩部拘束部材22を上下方向に回動させる。肩部拘束部材22の回動方向は、頭部後方から下回りに、乗員Jの肩部Bの側方に繰り出される方向である。
回動軸23と同心状に、かつ、頭部拘束部材21に対して上下動可能に、ねじ棒31が設けられており、ねじ棒31は頭部拘束部材21のフレーム27に固定されたねじ孔部材32に回動可能に螺合している。ねじ棒31はワイヤ42に連結されている。ねじ棒31がワイヤ42で引っ張られると、頭部拘束部材21が乗員頭部Aの側方に向かって水平方向に回転する。
ねじ棒31には押出しコマ33が連結されており、押出しコマ33はねじ棒31と共に上下動する。また、頭部拘束部材21には水平方向に移動可能にコマ36が設けられており、コマ36の一部36aは、通常時には、頭部拘束部材21に形成された溝37に係合している。コマ36は、バネ39によって押出しコマ33側に付勢されている。この状態で、頭部拘束部材21はヘッドレスト11に対して水平方向に回動が拘束される。ねじ棒31がワイヤ42で引っ張られて下がり押出しコマ33が下がった時に、押出しコマ33がコマ36を、押出しコマ33の斜面35で押してバネ39の付勢に抗して水平方向に移動させ、コマ36の一部36aを溝37から外す。この状態で、頭部拘束部材21は水平方向に回動可能となる。
つぎに、本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置10の作用、効果を説明する。
前述の本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置10の作用、効果のうち、本発明の全実施例に適用できるとした部分は、本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置10にも適用できる。以下では、本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置10に特有な作用、効果を説明する。
本発明の実施例2では、頭部拘束部材21の繰り出しと肩部拘束部材22の繰り出しを1つのアクチュエータ41Cとワイヤ42で行うので、2つ以上のアクチュエータで行う場合に比べて、アクチュエータの数を少なくすることができ、取付けスペース上、また、コスト的に有利である。
本発明の実施例2では、図15に示すように、肩部拘束部材22の繰り出しが頭部拘束部材21の繰り出しと同時か、あるいは先行して行われる。
つぎに、本発明の実施例3の側突用乗員頭部肩部拘束装置10の構成を、図16、図17を参照して、説明する。
前述の本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置10の構成のうち、本発明の全実施例に適用できるとした部分は、本発明の実施例3の側突用乗員頭部肩部拘束装置10にも適用できる。以下では、本発明の実施例3の側突用乗員頭部肩部拘束装置10に特有な構成を説明する。
本発明の実施例3の側突用乗員頭部肩部拘束装置10では、側方拘束部材20が、着座乗員Jのドア側と反ドア側との両側方に設けられる。そして、衝突センサまたは衝突予知センサからの信号を受けると、着座乗員Jのドア側と反ドア側との両方の側方拘束部材20が、それぞれ、着座乗員Jのドア側と反ドア側の側方に繰り出される。着座乗員Jのドア側と反ドア側との両方の側方拘束部材20は、共に、頭部拘束部材21と肩部拘束部材22を有する。頭部拘束部材21と肩部拘束部材22の繰り出しは、実施例1のように2つ以上のアクチュエータを用いてもよいし、実施例2のように1つのアクチュエータとワイヤを用いてもよい。図17は、1つのアクチュエータ41Cとワイヤ42を用いた場合を示している。左右の側方拘束部材20に対して、それぞれ、アクチュエータを設けた場合を示したが、左右の側方拘束部材20に共通に1つのアクチュエータを設けるようにしてもよい。
つぎに、前述の本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置10の作用、効果のうち、本発明の全実施例に適用できるとした部分は、本発明の実施例3の側突用乗員頭部肩部拘束装置10にも適用できる。以下では、本発明の実施例3の側突用乗員頭部肩部拘束装置10に特有な作用、効果を説明する。
本発明の実施例3の側突用乗員頭部肩部拘束装置10では、側方拘束部材20が、着座乗員Jのドア側と反ドア側との両側方に設けられているので、ニアサイド(乗員に近い側)の側突にもファーサイド(乗員から遠い側)の側突にも対応でき、さらにロールオーバにも対応できる。着座乗員Jのドア側に設けられた側方拘束部材20が、ニアサイド側突対応の側方拘束部材20であり、着座乗員Jの反ドア側に設けられた側方拘束部材20が、ファーサイド側突対応の側方拘束部材20である。
本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、側方拘束部材の繰り出しエリアを示す側面図である。本発明の実施例2にも、実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、側方拘束部材の繰り出し状態での、斜視図である。本発明の実施例2にも、実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、一部の拡大図を含む、側方拘束部材の繰り出し状態での、側面図である。本発明の実施例2にも、実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、側方拘束部材の繰り出し状態での(ただし、破線は格納状態を示す)、平面図である。本発明の実施例2にも、実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、側方拘束部材の格納状態での、正面視方向での断面図である。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、側方拘束部材の繰り出し状態での(ただし、破線は格納状態を示す)、平面視方向での断面図である。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、ロック部近傍部位の、側方拘束部材の格納状態での、平面視方向での断面図である。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例1の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、頭部拘束部材と肩部拘束部材の繰り出し量対時間の関係を示すチャートである。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、側方拘束部材の格納状態での、正面視方向での断面図である。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、側方拘束部材の繰り出し状態での、および、格納状態での、平面視方向での断面図である。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、ロック部近傍部位の、側方拘束部材の繰り出し状態での(ただし、破線は格納状態を示す)、側面視方向での断面図である。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、ロック部近傍部位の、側方拘束部材の繰り出し状態での(ただし、破線は格納状態を示す)、平面視方向での断面図である。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、肩部拘束部材の繰り出し状態での(ただし、破線は格納状態を示す)、側面視方向での断面図である。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 図13の一部の、肩部拘束部材の繰り出し状態での(ただし、破線は格納状態を示す)、側面視方向での拡大断面図である。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例2の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、頭部拘束部材と肩部拘束部材の繰り出し量対時間の関係を示すチャートである。本発明の実施例3の片側部分にも、適用可能である。 本発明の実施例3の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、側方拘束部材の繰り出し状態での、斜視図である。 本発明の実施例3の側突用乗員頭部肩部拘束装置の、側方拘束部材の格納状態での、正面視方向での断面図である。
符号の説明
10 側突用乗員頭部肩部拘束装置
11 ヘッドレスト
12 シートバック
13 ヘッドレストのフレーム
20 側方拘束部材
21 頭部拘束部材
22 肩部拘束部材
23 回動軸
24 頭部拘束部材の前部
25 回動軸
26 肩部拘束部材の、回動軸25と反対側の端部
27 フレーム
28 溝
29 ピン
30 バネ
31 ねじ棒
32 ねじ孔部材
33 押出しコマ
34 頭部拘束部材に形成された孔
35 斜面
36 コマ
36a コマの一部
37 溝
38 ピストン(または、ロッド)の一部
39 バネ
40 繰り出し装置
41(41A、41B、41C) アクチュエータ
42 ワイヤ
J 乗員
A 頭部
B 肩部
C 繰り出しエリア
D 平均成人男性(AM50)の頭部重心GMの高さ位置
E 平均またはそれより小柄の成人女性(FM50以下)の肩部高さ位置
F 平均または小柄の成人女性の頭部重心GFの位置
GM 平均成人男性(AM50)の頭部重心
GF 平均または小柄の成人女性の頭部重心
H1、H2、V1、V2 繰り出しエリアCの辺

Claims (4)

  1. 通常時にはヘッドレストおよび/またはシートバックの側部に格納または付設され、側突時または側突予知時に、着座乗員の頭部側方に繰り出される頭部拘束部材と着座乗員の頭部側方に繰り出される肩部拘束部材とを有する、非膨張型の側方拘束部材と、
    側突センサまたは側突予知センサからの信号を受けて、前記頭部拘束部材を着座乗員の頭部側方に、前記肩部拘束部材を着座乗員の肩部側方に、それぞれ、繰り出す繰り出し装置と、
    を備えた側突用乗員頭部肩部拘束装置。
  2. 前記頭部拘束部材が前記ヘッドレストに水平方向に回動可能に支持されており、前記肩部拘束部材が前記頭部拘束部材に上下方向に回動可能に支持されている請求項1記載の側突用乗員頭部肩部拘束装置。
  3. 前記頭部拘束部材が前記肩部拘束部材よりも先に繰り出される請求項1または請求項2記載の側突用乗員頭部肩部拘束装置。
  4. 前記側方拘束部材が繰り出されるヘッドレストおよび/またはシートバックの側部は、着座乗員のドア側側部、または着座乗員のドア側と反ドア側との両側部である請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の側突用乗員頭部肩部拘束装置。
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